JP2573466Y2 - 配管用の吊り金具 - Google Patents

配管用の吊り金具

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JP2573466Y2
JP2573466Y2 JP1990109185U JP10918590U JP2573466Y2 JP 2573466 Y2 JP2573466 Y2 JP 2573466Y2 JP 1990109185 U JP1990109185 U JP 1990109185U JP 10918590 U JP10918590 U JP 10918590U JP 2573466 Y2 JP2573466 Y2 JP 2573466Y2
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JP
Japan
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hook
band
hanging
piping
hook member
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JP1990109185U
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清寿 渋谷
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株式会社 アカギ
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Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、配管用の吊り金具に関し、特に、配管作業
時の取り扱いが容易であり、作業能率が著しく改善され
た配管用の吊り下げ金具に関する。
［従来の技術］ 天井などから電気・ガス等の配管を吊り下げて支持す
るのに用いられる配管用の吊り金具としては、既に各種
のものが知られているが、中でも実公昭63−42230号公
報の第４図に示されているタイプ、即ち、ヒンジ機構で
開閉する環状のバンド部分の上端を、天井に固定したボ
ルトの下端に取り付けられている支持金具に対してボル
トナットにより固定する方式のものが普及している。
［考案が解決しようとする課題］ 上記した普及品の吊り金具では、環状のバンド部分を
支持金具に取り付け、ボルトナットで締め付ける作業が
必要であり、この作業は、脚立の上に乗って両手で行わ
ねばならないので、繁雑であり、作業能率も悪いもので
あった。
また、上記普及品は、環状のバンド部分にヒンジ機構
が付いており、しかも、ボルトナットも必要であるの
で、安価な提供が困難であった。
本願考案は、上記に鑑み、簡単な片手作業で取り付け
ることができ、しかも、安価な提供が可能である改良さ
れた配管用の吊り金具を明らかにすることを目的とする
ものである。
［課題を解決するための手段］ 本考案に係る配管用の吊り金具は、天井などに固定さ
れるボルトと、このボルトにフック部材を介して高さ調
節可能な状態で取り付けられる環状の吊りバンドとから
成り、該吊りバンドは解放方向への弾性を有する構成で
あり、該フック部材と該吊りバンドとを係合する係合手
段が、該フック部材に設けられたフック又はフック孔と
該吊りバンドに設けられたフック孔又はフックの係合に
よるものであり、この係合が該吊りバンドの持つ解放方
向への弾力性により維持される構成であること、を特徴
とする。
［実施例］ 第１図は、本願考案の１実施例を示すものであり、図
中、１はボルトであり、その上端は図示しない天井のス
ラブコンクリートなどに埋め込み固定されるものであ
り、その下端は、フック部材２のナット３に係合され、
高さ調整が可能になっている。
フック部材２は、プレス加工により形成され、上部に
は前述したナット３が溶接により、又は、カシメ止めの
方法で固定されており、下部にはフック４が用意されて
いる。
他方、配管５に取り付けられる吊りバンド６の開放端
の立上がり部には、前述したフック部材２のフック４に
係合するフック孔７が用意されている。
そこで、吊りバンド６は環状に形成されているので、
開放方向に弾性を持っており、図示の如くに配管５に取
り付けた上で、フック部材２のフック４の内側に差し込
めば、立上がり部がフック４の方向に弾性により広が
り、フック４がフック孔７に係合して固着することにな
る。
取りはずすには、吊りバンド６の立上がり部をせばめ
るだけでフック孔７がフック４から離脱されるので容易
に取りはずすことができる。
なお、吊りバンド６は、予め配管５の端部から必要個
数を図示のように取り付けておくのが好ましいが、開放
端を広げて配管５の側面から図示のように取り付けるよ
うにしてもよい。
第２図に示す第２の実施例では、フック部材２のフッ
ク４の構成が第１図に示すものと異なり、コ状に押し出
された切片を略々Ｌ状に形成してフック４とし、吊りバ
ンド６のフック孔７に係合させるものである。なお、こ
の実施例において、フック孔７の形状は、図示のものに
限定されず、横長のスリット状のものであってもよい。
第３図に示す実施例は、第１図及び第２図に示した実
施例のもののフック４及びフック７とを逆に配置する態
様である。フック４を内側にする態様もこの実施例に包
含される。
［考案の効果］ 本考案の配管用の吊り金具によれば、片手作業で取り
付けることができ、しかも、安価に製造できるので、頭
記した課題が解決される。
【図面の簡単な説明】
第１図〜第３図はそれぞれ実施例を示す斜視図である。 １…ボルト ２…フック部材 ３…ナット ４…フック ５…配管 ６…吊りバンド ７…フック孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】天井などに固定されるボルトと、このボル
    トにフック部材を介して高さ調節可能な状態で取り付け
    られる環状の吊りバンドとから成り、該吊りバンドは解
    放方向への弾性を有する構成であり、該フック部材と該
    吊りバンドとを係合する係合手段が、該フック部材に設
    けられたフック又はフック孔と該吊りバンドに設けられ
    たフック孔又はフックの係合によるものであり、この係
    合が該吊りバンドの持つ解放方向への弾力性により維持
    される構成であることを特徴とする配管用の吊り金具。
JP1990109185U 1990-10-17 1990-10-17 配管用の吊り金具 Expired - Lifetime JP2573466Y2 (ja)

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