JP3013528B2 - 2−ニトロ−4,6− ジクロロ−5− メチルフェノールの精製方法 - Google Patents
2−ニトロ−4,6− ジクロロ−5− メチルフェノールの精製方法Info
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C201/00—Preparation of esters of nitric or nitrous acid or of compounds containing nitro or nitroso groups bound to a carbon skeleton
- C07C201/06—Preparation of nitro compounds
- C07C201/16—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2-ニトロ-4,6- ジクロ
ロ-5- メチルフェノールの精製方法に関し、詳しくは、
粗2-ニトロ-4,6- ジクロロ-5- メチルフェノールを含水
低級アルコール類より再結晶せしめることを特徴とする
2-ニトロ-4,6- ジクロロ-5- メチルフェノールの精製方
法に関するものである。
ロ-5- メチルフェノールの精製方法に関し、詳しくは、
粗2-ニトロ-4,6- ジクロロ-5- メチルフェノールを含水
低級アルコール類より再結晶せしめることを特徴とする
2-ニトロ-4,6- ジクロロ-5- メチルフェノールの精製方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術、発明が解決しようとする課題】2-ニトロ
-4,6- ジクロロ-5- アルキルフェノールは、写真用カッ
プラー等の重要な中間体として知られ、その合成方法に
ついても2,4−ジクロロ−3−アルキル−6−スルホ
フェノールのスルホン基を硝酸等を用いてニトロ基に変
換する方法(例えば、特開昭47−34326号公
報)、3−アルキル−6−ニトロフェノールを塩素化す
る方法、2,3,6−トクロロ−4−ニトロアルキルベ
ンゼンをアルカリを用いて加水分解する方法(例えば、
特開昭61−60634号公報)、4,6−ジクロロ−
5−アルキルフェノールをニトロ化する方法(例えば、
特開昭63−303958号公報)等の種々の方法が知
られている。
-4,6- ジクロロ-5- アルキルフェノールは、写真用カッ
プラー等の重要な中間体として知られ、その合成方法に
ついても2,4−ジクロロ−3−アルキル−6−スルホ
フェノールのスルホン基を硝酸等を用いてニトロ基に変
換する方法(例えば、特開昭47−34326号公
報)、3−アルキル−6−ニトロフェノールを塩素化す
る方法、2,3,6−トクロロ−4−ニトロアルキルベ
ンゼンをアルカリを用いて加水分解する方法(例えば、
特開昭61−60634号公報)、4,6−ジクロロ−
5−アルキルフェノールをニトロ化する方法(例えば、
特開昭63−303958号公報)等の種々の方法が知
られている。
【0003】しかし、このようにして得られる粗ニトロ
フェノール類は、各種の不純物を含有しており純度を向
上せしめることが必要である。 本発明者らは、高純度
のニトロフェノール類を製造すべく、その精製方法につ
いて鋭意検討を重ねた結果、再結晶方法が有効であり、
その溶媒として、特定の含水率を有する含水低級アルコ
ール類を用いれば、目的物が高純度で得られるのみなら
ず収率も高位に維持し得ることを見出すとともに、さら
に種々の検討を加えて本発明を完成した。
フェノール類は、各種の不純物を含有しており純度を向
上せしめることが必要である。 本発明者らは、高純度
のニトロフェノール類を製造すべく、その精製方法につ
いて鋭意検討を重ねた結果、再結晶方法が有効であり、
その溶媒として、特定の含水率を有する含水低級アルコ
ール類を用いれば、目的物が高純度で得られるのみなら
ず収率も高位に維持し得ることを見出すとともに、さら
に種々の検討を加えて本発明を完成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、粗2-
ニトロ-4,6- ジクロロ-5- メチルフェノールを含水率2
〜50%の含水低級アルコール類より再結晶せしめること
を特徴とする工業的に優れた2-ニトロ-4,6- ジクロロ-5
- メチルフェノールの精製方法を提供するものである。
ニトロ-4,6- ジクロロ-5- メチルフェノールを含水率2
〜50%の含水低級アルコール類より再結晶せしめること
を特徴とする工業的に優れた2-ニトロ-4,6- ジクロロ-5
- メチルフェノールの精製方法を提供するものである。
【0005】本発明で使用される粗ニトロフェノールと
しては、例えば2,4−ジクロロ−3−メチル−6−ス
ルホフェノールのスルホン基を硝酸等を用いてニトロ基
に変換する方法、3−メチル−6−ニトロフェノールを
塩素化する方法、1,3,4−トリクロロ−2−メチル
−4−ニトロベンゼンをアルカリを用いて加水分解する
方法、4,6−ジクロロ−5−メチルフェノールをニト
ロ化する方法等で得られた粗生成物が挙げられる。4,
6−ジクロロ−5−メチルフェノールをニトロ化する方
法で得られた粗生成物が好ましく用いられる。これらの
方法においては、不純物の混入は避けられず、例えば副
反応によるもの、使用原料中の不純物に起因するもの
等、各種の不純物が混入する。
しては、例えば2,4−ジクロロ−3−メチル−6−ス
ルホフェノールのスルホン基を硝酸等を用いてニトロ基
に変換する方法、3−メチル−6−ニトロフェノールを
塩素化する方法、1,3,4−トリクロロ−2−メチル
−4−ニトロベンゼンをアルカリを用いて加水分解する
方法、4,6−ジクロロ−5−メチルフェノールをニト
ロ化する方法等で得られた粗生成物が挙げられる。4,
6−ジクロロ−5−メチルフェノールをニトロ化する方
法で得られた粗生成物が好ましく用いられる。これらの
方法においては、不純物の混入は避けられず、例えば副
反応によるもの、使用原料中の不純物に起因するもの
等、各種の不純物が混入する。
【0006】本発明は、このような不純物を含有する粗
ニトロフェノールを含水率2〜50%の含水低級アルコー
ル類という特定の溶媒より再結晶せしめものであるが、
低級アルコール類としては、例えばメタノール、エタノ
ール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタ
ノール、イソブタノール、tert- ブタノール等の低級ア
ルコール類が挙げられる。
ニトロフェノールを含水率2〜50%の含水低級アルコー
ル類という特定の溶媒より再結晶せしめものであるが、
低級アルコール類としては、例えばメタノール、エタノ
ール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタ
ノール、イソブタノール、tert- ブタノール等の低級ア
ルコール類が挙げられる。
【0007】再結晶は、粗ニトロフェノールが溶媒に溶
解するまで加熱した後、冷却することにより実施され
る。含水率は通常、再結晶前に溶媒を所定量の水で希釈
することにより調製されるが、粗ニトロフェノールが溶
解した後に水を加える事により調製することもできる
し、冷却後に水を加えて調製することもできる。粗ニト
ロフェノールが水分を含んでいる場合は、この水の量も
加味して調製される。
解するまで加熱した後、冷却することにより実施され
る。含水率は通常、再結晶前に溶媒を所定量の水で希釈
することにより調製されるが、粗ニトロフェノールが溶
解した後に水を加える事により調製することもできる
し、冷却後に水を加えて調製することもできる。粗ニト
ロフェノールが水分を含んでいる場合は、この水の量も
加味して調製される。
【0008】溶媒の含水率は重要であり、2〜50%の範
囲になるように調製される。2%未満の場合は、純度面
では良好であるが収率が著しく低下し、逆に、50%を超
えると収率面では良好であるが純度が著しく低下する。
好ましくは、5〜40%である。溶媒の使用量は、粗生成
物中のニトロフェノールに対して通常1〜5重量倍、好
ましくは2〜4重量倍である。
囲になるように調製される。2%未満の場合は、純度面
では良好であるが収率が著しく低下し、逆に、50%を超
えると収率面では良好であるが純度が著しく低下する。
好ましくは、5〜40%である。溶媒の使用量は、粗生成
物中のニトロフェノールに対して通常1〜5重量倍、好
ましくは2〜4重量倍である。
【0009】冷却温度は通常、室温〜−20℃程度であ
り、必要に応じ種晶を添加することもできる。析出した
結晶は、例えば濾過等の手段により溶媒と分離され、必
要に応じて洗浄、乾燥される。
り、必要に応じ種晶を添加することもできる。析出した
結晶は、例えば濾過等の手段により溶媒と分離され、必
要に応じて洗浄、乾燥される。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、99%以上の高純度2-ニ
トロ-4,6- ジクロロ-5- メチルフェノールが得られるの
みならず収率も高位に維持し得る。
トロ-4,6- ジクロロ-5- メチルフェノールが得られるの
みならず収率も高位に維持し得る。
【0011】
【実施例】次に、実施例に基づき本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらのみ限定されるものではない。
るが、本発明はこれらのみ限定されるものではない。
【0012】参考例1 6-t-ブチル- 3-メチルフェノール500g (純度99%) とト
ルエン102gとをフラスコに入れ、攪拌下、液温を25℃に
保ちながら、塩素ガス199gを3時間かけて吹き込んだ
後、窒素ガスを吹き込んで残存する塩素ガスを除去する
ことにより、805gの6-t-ブチル-2,4- ジクロロ- 3-メチ
ルフェノールのトルエン溶液を得た(含量85.4%)。
ルエン102gとをフラスコに入れ、攪拌下、液温を25℃に
保ちながら、塩素ガス199gを3時間かけて吹き込んだ
後、窒素ガスを吹き込んで残存する塩素ガスを除去する
ことにより、805gの6-t-ブチル-2,4- ジクロロ- 3-メチ
ルフェノールのトルエン溶液を得た(含量85.4%)。
【0013】次いで、これにトルエン208g、塩化アルミ
ニウム156gを加え、攪拌下、45℃で4時間保温しトラン
スアルキル化反応を行った後、30℃に冷却して水510gを
添加することにより、塩化アルミニウムを分解した。次
いで、有機層を分液し、これを水 150gで洗浄した後、
20%苛性ソーダ水溶液560gを加えて30℃で1時間攪拌し
た。水層を分液し、これにトルエン1235g 、20%硫酸水
溶液830gを加えて30℃で0.5 時間攪拌した。次いで、有
機層を分液し、これを30%硫酸ソーダ水 870gで洗浄す
ることにより、1746g の2,4-ジクロロ- 3-メチルフェノ
ールのトルエン溶液を得た(含量 29.1%)。
ニウム156gを加え、攪拌下、45℃で4時間保温しトラン
スアルキル化反応を行った後、30℃に冷却して水510gを
添加することにより、塩化アルミニウムを分解した。次
いで、有機層を分液し、これを水 150gで洗浄した後、
20%苛性ソーダ水溶液560gを加えて30℃で1時間攪拌し
た。水層を分液し、これにトルエン1235g 、20%硫酸水
溶液830gを加えて30℃で0.5 時間攪拌した。次いで、有
機層を分液し、これを30%硫酸ソーダ水 870gで洗浄す
ることにより、1746g の2,4-ジクロロ- 3-メチルフェノ
ールのトルエン溶液を得た(含量 29.1%)。
【0014】次いで、これにトルエン540gを加えた後、
50℃に保ちながら攪拌下に68%硝酸水溶液305gを3時間
かけて滴下し、更に同温度で1時間保温した。次いで、
有機層を分液した後これを水洗、減圧濃縮することによ
り、2,4-ジクロロ-3- メチル-6- ニトロフェノール694.
3gを得た。ガスクロマトグラフィーで分析したところ、
トルエンのニトロ化物は認められなかった。純度は 90
%であった。
50℃に保ちながら攪拌下に68%硝酸水溶液305gを3時間
かけて滴下し、更に同温度で1時間保温した。次いで、
有機層を分液した後これを水洗、減圧濃縮することによ
り、2,4-ジクロロ-3- メチル-6- ニトロフェノール694.
3gを得た。ガスクロマトグラフィーで分析したところ、
トルエンのニトロ化物は認められなかった。純度は 90
%であった。
【0015】実施例1 参考例1で得られた粗2-ニトロ-4,6- ジクロロ-5- メチ
ルフェノール100 gに5%含水イソプロピルアルコール
350 gを加えて70℃まで昇温した後、10℃まで冷却し、
生成した結晶を濾過し、10℃の50%含水イソプロピルア
ルコール90gで洗浄後、乾燥することにより、精2-ニト
ロ-4,6- ジクロロ-5- メチルフェノール83.4gを得た。
ガスクロマトグラフィーで純度を求めたところ99.9%で
あり、精製収率は92.6%であった。
ルフェノール100 gに5%含水イソプロピルアルコール
350 gを加えて70℃まで昇温した後、10℃まで冷却し、
生成した結晶を濾過し、10℃の50%含水イソプロピルア
ルコール90gで洗浄後、乾燥することにより、精2-ニト
ロ-4,6- ジクロロ-5- メチルフェノール83.4gを得た。
ガスクロマトグラフィーで純度を求めたところ99.9%で
あり、精製収率は92.6%であった。
【0016】実施例2 参考例1で得られた粗2-ニトロ-4,6- ジクロロ-5- メチ
ルフェノール100 gに15%含水イソプロピルアルコール
350 gを加えて70℃まで昇温した後、10℃まで冷却し、
生成した結晶を濾過し、10℃の50%含水イソプロピルア
ルコール90gで洗浄後、乾燥することにより、精2-ニト
ロ-4,6- ジクロロ-5- メチルフェノール85.5gを得た。
ガスクロマトグラフィーで純度を求めたところ99.9%で
あり、精製収率は94.9%であった。
ルフェノール100 gに15%含水イソプロピルアルコール
350 gを加えて70℃まで昇温した後、10℃まで冷却し、
生成した結晶を濾過し、10℃の50%含水イソプロピルア
ルコール90gで洗浄後、乾燥することにより、精2-ニト
ロ-4,6- ジクロロ-5- メチルフェノール85.5gを得た。
ガスクロマトグラフィーで純度を求めたところ99.9%で
あり、精製収率は94.9%であった。
【0017】実施例3 参考例1で得られた粗2-ニトロ-4,6- ジクロロ-5- メチ
ルフェノール100 gに50%含水イソプロピルアルコール
400 gを加えて70℃まで昇温した後、10℃まで冷却し、
生成した結晶を濾過し、10℃の50%含水イソプロピルア
ルコール90gで洗浄後、乾燥することにより、精2-ニト
ロ-4,6- ジクロロ-5- メチルフェノール86.6gを得た。
ガスクロマトグラフィーで純度を求めたところ99.9%で
あり、精製収率は96.2%であった。
ルフェノール100 gに50%含水イソプロピルアルコール
400 gを加えて70℃まで昇温した後、10℃まで冷却し、
生成した結晶を濾過し、10℃の50%含水イソプロピルア
ルコール90gで洗浄後、乾燥することにより、精2-ニト
ロ-4,6- ジクロロ-5- メチルフェノール86.6gを得た。
ガスクロマトグラフィーで純度を求めたところ99.9%で
あり、精製収率は96.2%であった。
【0018】比較例1 参考例1で得られた粗2-ニトロ-4,6- ジクロロ-5- メチ
ルフェノール100 gに0.1 %含水イソプロピルアルコー
ル350 gを加えて70℃まで昇温した後、10℃まで冷却
し、生成した結晶を濾過し、10℃の50%含水イソプロピ
ルアルコール90gで洗浄後、乾燥することにより、精2-
ニトロ-4,6- ジクロロ-5- メチルフェノール71.6gを得
た。ガスクロマトグラフィーで純度を求めたところ99.9
%であり、精製収率は79.5%であった。
ルフェノール100 gに0.1 %含水イソプロピルアルコー
ル350 gを加えて70℃まで昇温した後、10℃まで冷却
し、生成した結晶を濾過し、10℃の50%含水イソプロピ
ルアルコール90gで洗浄後、乾燥することにより、精2-
ニトロ-4,6- ジクロロ-5- メチルフェノール71.6gを得
た。ガスクロマトグラフィーで純度を求めたところ99.9
%であり、精製収率は79.5%であった。
【0019】比較例2 参考例1で得られた粗2-ニトロ-4,6- ジクロロ-5- メチ
ルフェノール100 gに70%含水イソプロピルアルコール
480 gを加えて70℃まで昇温した後、10℃まで冷却し、
生成した結晶を濾過し、10℃の50%含水イソプロピルア
ルコール90gで洗浄後、乾燥することにより、精2-ニト
ロ-4,6- ジクロロ-5- メチルフェノール88.1gを得た。
ガスクロマトグラフィーで純度を求めたところ98.0%で
あり、精製収率は97.9%であった。
ルフェノール100 gに70%含水イソプロピルアルコール
480 gを加えて70℃まで昇温した後、10℃まで冷却し、
生成した結晶を濾過し、10℃の50%含水イソプロピルア
ルコール90gで洗浄後、乾燥することにより、精2-ニト
ロ-4,6- ジクロロ-5- メチルフェノール88.1gを得た。
ガスクロマトグラフィーで純度を求めたところ98.0%で
あり、精製収率は97.9%であった。
【0020】実施例4 粗2-ニトロ-4,6- ジクロロ-5- メチルフェノール100 g
( 純度 70 %) に15%含水イソプロピルアルコール275
gを加えて70℃まで昇温した後、10℃まで冷却し、生成
した結晶を濾過し、10℃の15%含水イソプロピルアルコ
ール50gで洗浄後、乾燥することにより、精2-ニトロ-
4,6- ジクロロ-5- メチルフェノール66.4gを得た。ガ
スクロマトグラフィーで純度を求めたところ98.8%であ
り、精製収率は94.7%であった。
( 純度 70 %) に15%含水イソプロピルアルコール275
gを加えて70℃まで昇温した後、10℃まで冷却し、生成
した結晶を濾過し、10℃の15%含水イソプロピルアルコ
ール50gで洗浄後、乾燥することにより、精2-ニトロ-
4,6- ジクロロ-5- メチルフェノール66.4gを得た。ガ
スクロマトグラフィーで純度を求めたところ98.8%であ
り、精製収率は94.7%であった。
【0021】実施例5 参考例1で得られた粗2-ニトロ-4,6- ジクロロ-5- メチ
ルフェノール100 gに5%含水メタノール350 gを加え
て60℃まで昇温した後、10℃まで冷却し、生成した結晶
を濾過し、10℃の50%含水メタノール90gで洗浄後、乾
燥することにより、精2-ニトロ-4,6- ジクロロ-5- メチ
ルフェノール82.7gを得た。 ガスクロマトグラフィー
で純度を求めたところ99.9%であり、精製収率は91.8%
であった。
ルフェノール100 gに5%含水メタノール350 gを加え
て60℃まで昇温した後、10℃まで冷却し、生成した結晶
を濾過し、10℃の50%含水メタノール90gで洗浄後、乾
燥することにより、精2-ニトロ-4,6- ジクロロ-5- メチ
ルフェノール82.7gを得た。 ガスクロマトグラフィー
で純度を求めたところ99.9%であり、精製収率は91.8%
であった。
【0022】実施例6 参考例1で得られた粗2-ニトロ-4,6- ジクロロ-5- メチ
ルフェノール100 gに30%含水メタノール350 gを加え
て60℃まで昇温した後、10℃まで冷却し、生成した結晶
を濾過し、10℃の50%含水メタノール90gで洗浄後、乾
燥することにより、精2-ニトロ-4,6- ジクロロ-5- メチ
ルフェノール85.8gを得た。 ガスクロマトグラフィー
で純度を求めたところ99.7%であり、精製収率は95.1%
であった。
ルフェノール100 gに30%含水メタノール350 gを加え
て60℃まで昇温した後、10℃まで冷却し、生成した結晶
を濾過し、10℃の50%含水メタノール90gで洗浄後、乾
燥することにより、精2-ニトロ-4,6- ジクロロ-5- メチ
ルフェノール85.8gを得た。 ガスクロマトグラフィー
で純度を求めたところ99.7%であり、精製収率は95.1%
であった。
【0023】比較例3 参考例1で得られた粗2-ニトロ-4,6- ジクロロ-5- メチ
ルフェノール100 gに0.1 %含水メタノール350 gを加
えて60℃まで昇温した後、10℃まで冷却し、生成した結
晶を濾過し、10℃の50%含水メタノール90gで洗浄後、
乾燥することにより、精2-ニトロ-4,6- ジクロロ-5- メ
チルフェノール75.0gを得た。 ガスクロマトグラフィ
ーで純度を求めたところ99.9%であり、精製収率は83.2
%であった。
ルフェノール100 gに0.1 %含水メタノール350 gを加
えて60℃まで昇温した後、10℃まで冷却し、生成した結
晶を濾過し、10℃の50%含水メタノール90gで洗浄後、
乾燥することにより、精2-ニトロ-4,6- ジクロロ-5- メ
チルフェノール75.0gを得た。 ガスクロマトグラフィ
ーで純度を求めたところ99.9%であり、精製収率は83.2
%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 間 資雄 大分県大分市大字鶴崎2200番地 住友化 学工業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 205/26 C07C 201/16
Claims (1)
- 【請求項1】粗2-ニトロ-4,6- ジクロロ-5- メチルフェ
ノールを含水率2〜50%の含水低級アルコール類より再
結晶せしめることを特徴とする2-ニトロ-4,6- ジクロロ
-5- メチルフェノールの精製方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20933591A JP3013528B2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 2−ニトロ−4,6− ジクロロ−5− メチルフェノールの精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20933591A JP3013528B2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 2−ニトロ−4,6− ジクロロ−5− メチルフェノールの精製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05208938A JPH05208938A (ja) | 1993-08-20 |
JP3013528B2 true JP3013528B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=16571249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20933591A Expired - Lifetime JP3013528B2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 2−ニトロ−4,6− ジクロロ−5− メチルフェノールの精製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3013528B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11100356A (ja) * | 1997-08-01 | 1999-04-13 | Nippon Kayaku Co Ltd | ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)類の精製方法 |
-
1991
- 1991-08-21 JP JP20933591A patent/JP3013528B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05208938A (ja) | 1993-08-20 |
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