JP3013278B2 - 車載用冷凍冷蔵庫の制御装置 - Google Patents

車載用冷凍冷蔵庫の制御装置

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JP3013278B2
JP3013278B2 JP4355037A JP35503792A JP3013278B2 JP 3013278 B2 JP3013278 B2 JP 3013278B2 JP 4355037 A JP4355037 A JP 4355037A JP 35503792 A JP35503792 A JP 35503792A JP 3013278 B2 JP3013278 B2 JP 3013278B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍車両に搭載された複
数の冷凍冷蔵庫を制御するための制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に関連する従来技術のひとつとし
て、特開昭59−160095号公報に記載の複数送風
機の起動回路がある。これは、前段の送風機の電磁接触
器の補助接点を次段の送風機の電磁接触器に直列接続し
た直列回路を複数個並列に接続し、初段の送風機の電磁
接触器に直列接続した送風機回転指令用接点に起動信号
を与え、補助接点を順次タイミングをずらせてオンさせ
ることによって、複数個の送風機を初段の送風機から順
番に起動するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術に
よれば、起動時において各送風機を順番に起動するだけ
であるので、夫々がオン/オフ制御される複数の車載用
冷凍冷蔵庫の制御に適用した場合、起動時にタイミング
をずらすことが可能になるとしても、起動された後のオ
ン/オフ制御中に生ずるオフからオンへの再起動時にお
いては、2台以上の冷凍冷蔵庫が同時に再起動に入るこ
とを許容することとなる。そのため、複数の冷凍冷蔵庫
が同時に再起動に入る場合を考慮して、大容量の発電機
を車両に搭載しなければならなくなるなどの問題が生ず
る。
【0004】本発明は上記観点に基づいてなされたもの
で、その目的は、オン/オフ制御される複数の車載用冷
凍冷蔵庫の夫々の起動/再起動時に各冷凍冷蔵庫の突入
電流が重畳しないように各冷凍冷蔵庫を起動/再起動す
ることができ、より小型かつ軽量の小容量発電機の使用
を可能にする車載用冷凍冷蔵庫の制御装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、図1
に示す、オン/オフ制御される複数の車載用冷凍冷蔵庫
の夫々の起動/再起動時に各冷凍冷蔵庫の突入電流が重
畳しないように各冷凍冷蔵庫を起動/再起動するための
制御装置であって、各冷凍冷蔵庫の起動/再起動の必要
性に応答して対応する冷凍冷蔵庫の起動/再起動要求を
与える起動/再起動要求手段と、前記起動/再起動要求
手段に応答し、起動/再起動要求のある冷凍冷蔵庫のう
ち予め定められた順位に従って先の順位の冷凍冷蔵庫の
起動/再起動要求を優先して順番に与える起動/再起動
要求優先手段と、各冷凍冷蔵庫に対応する複数の起動/
再起動制御中フラグを有し、各冷凍冷蔵庫の起動/再起
動の開始で対応する起動/再起動制御中フラグをセット
し、冷凍冷蔵庫に流れる突入電流が定常値になるまでの
時間に基づいて定められた所定時間が経過することで対
応する起動/再起動制御中フラグをリセットする起動/
再起動制御中フラグセット/リセット手段と、前記起動
/再起動要求優先手段および前記起動/再起動制御中フ
ラグセット/リセット手段に応答し、起動/再起動要求
が与えられた順番に従って、起動/再起動要求のある各
冷凍冷蔵庫に関し、起動/再起動要求のある冷凍冷蔵庫
以外の他の冷凍冷蔵庫の起動/再起動制御中フラグがセ
ットされているか否かを判断し、他の冷凍冷蔵庫の起動
/再起動制御中フラグがセットされていない場合に起動
/再起動要求のある冷凍冷蔵庫の起動/再起動を開始
し、他の冷凍冷蔵庫の起動/再起動制御中フラグがセッ
トされている場合には他の冷凍冷蔵庫の起動/再起動制
御中フラグがリセットされるまで起動/再起動要求のあ
る冷凍冷蔵庫を待機状態におき、他の冷凍冷蔵庫の起動
/再起動制御中フラグがリセットされることで起動/再
起動要求のある冷凍冷蔵庫の起動/再起動を開始する作
動制御手段とを有する車載用冷凍冷蔵庫の制御装置によ
って、上記目的を達成する。
【0006】
【作用】2台以上の冷凍冷蔵庫に同時に起動/再起動の
必要性が生ずると、起動/再起動要求手段から対応する
各冷凍冷蔵庫の起動/再起動要求が起動/再起動要求優
先手段に与えられ、起動/再起動要求優先手段によって
先の順位の冷凍冷蔵庫の起動/再起動要求から順番に各
冷凍冷蔵庫の起動/再起動要求が作動制御手段に与えれ
る。作動制御手段は、先ず、最初に与えられた冷凍冷蔵
庫の起動/再起動要求に対する制御を開始し、この冷凍
冷蔵庫以外の他の冷凍冷蔵庫の起動/再起動制御中フラ
グがセットされているか否かを起動/再起動制御中フラ
グセット/リセット手段から判断し、他の冷凍冷蔵庫の
起動/再起動制御中フラグがセットされていなければそ
の冷凍冷蔵庫の起動/再起動を開始し、他の冷凍冷蔵庫
の起動/再起動制御中フラグがセットされている場合に
は他の冷凍冷蔵庫の起動/再起動制御中フラグがリセッ
トされるまでその冷凍冷蔵庫を待機状態におき、他の冷
凍冷蔵庫の起動/再起動制御中フラグがリセットされる
ことでその冷凍冷蔵庫の起動/再起動を開始する。冷凍
冷蔵庫の起動/再起動が開始されると、起動/再起動制
御中フラグセット/リセット手段によって、冷凍冷蔵庫
に流れる負荷電流が定常値になるまでの時間に基づいて
定められた所定時間が経過するまでの間その冷凍冷蔵庫
に対応する起動/再起動制御中フラグがセット状態にお
かれる。作動制御手段は、次に与えられた冷凍冷蔵庫の
起動/再起動要求に対する処理を開始するが、先の冷凍
冷蔵庫の起動/再起動制御中フラグがセット状態になっ
ている間はその冷凍冷蔵庫の起動/再起動を行なわず、
所定時間が経過して先の冷凍冷蔵庫の起動/再起動制御
中フラグがリセットされることで起動/再起動を開始す
る。所定時間は冷凍冷蔵庫に流れる負荷電流が定常値に
なるまでの時間に基づいて定められているので、2台以
上の冷凍冷蔵庫に同時に起動/再起動の必要性が生じた
場合、各冷凍冷蔵庫の突入電流が重畳することはない。
【0007】
【実施例】図2は本発明の一実施例を示す構成図であ
る。本例では、第1から第4の4台の車載用冷凍冷蔵庫
1,2,3,4をマイクロコンピュータ5によって制御
する場合を示している。
【0008】マイクロコンピュータ5には、起動スイッ
チ6から起動信号が与えられるようになっていると共
に、温度設定器7から各冷凍冷蔵庫1〜4の設定温度T
S が与えられるようになっている。設定温度TS は各冷
凍冷蔵庫1〜4ごとに任意の温度を設定することができ
る。マイクロコンピュータ5は、各冷凍冷蔵庫1〜4の
庫内温度を取込み、各冷凍冷蔵庫1〜4の庫内温度が各
冷凍冷蔵庫1〜4の設定温度TS になるように、各冷凍
冷蔵庫1〜4をオン/オフ制御する。図3はマイクロコ
ンピュータ5による各冷凍冷蔵庫1〜4のオン/オフ制
御の説明図で、庫内温度>設定温度TS +Δで冷凍冷蔵
庫を作動し、庫内温度<設定温度TS −Δで冷凍冷蔵庫
を停止するヒステリシスによって、各冷凍冷蔵庫1〜4
をオン/オフ制御する。このようなオン/オフ制御は周
知であるので、これ以上は言及しない。
【0009】マイクロコンピュータ5は、更に、図4,
図5および図6のフローチャートに従って、第1から第
4の冷凍冷蔵庫1〜4の夫々の起動/再起動時に各冷凍
冷蔵庫1〜4の突入電流が重畳しないように第1から第
4の冷凍冷蔵庫1〜4を起動/再起動する機能を有して
いる。なお、8は第1から第4の冷凍冷蔵庫1〜4に電
源を供給する発電機である。
【0010】図4,図5および図6は図2の構成のマイ
クロコンピュータ5のフローチャートで、図4はメイン
フローチャートを示し、図5および図6は図4のメイン
フローチャートにおける各冷凍冷蔵庫1〜4の制御処理
を示している。図5の端子a,b,c,d,eは図6の
同符号の端子a,b,c,d,eに接続される。以下、
図4,図5および図6を併用して図2の構成の動作を説
明する。
【0011】起動スイッチ6から起動信号が与えられる
ことで、マイクロコンピュータ5は、図4の制御を開始
し、ステップ10で、各冷凍冷蔵庫1〜4の起動/再起
動要求フラグのリセット,各冷凍冷蔵庫1〜4の起動/
再起動制御中フラグのリセット,各冷凍冷蔵庫1〜4の
冷凍制御中フラグのリセットおよび各冷凍冷蔵庫1〜4
の降温/昇温フラグのリセットを含む初期化を行なう。
各冷凍冷蔵庫1〜4の起動/再起動要求フラグは、セッ
トされることで、それに対応する冷凍冷蔵庫の起動/再
起動要求を表わす。各冷凍冷蔵庫1〜4の起動/再起動
制御中フラグは、セットされることで、それに対応する
冷凍冷蔵庫が起動/再起動制御中であること、すなわ
ち、突入電流がまだ定常値に落ち着いていないことを表
わす。各冷凍冷蔵庫1〜4の冷凍制御中フラグは、セッ
トされることで、それに対応する冷凍冷蔵庫が冷凍制御
中であることを表わす。各冷凍冷蔵庫1〜4の降温/昇
温フラグは、庫内温度が設定温度TS −Δ<庫内温度<
設定温度TS +Δの場合に冷凍冷蔵庫を作動状態におく
か停止状態におくかを判断するためのフラグで、庫内温
度が設定温度TS −Δ以下から設定温度TS −Δ以上に
上昇したときにセットされ、設定温度TS +Δ以上から
設定温度TS +Δ以下に下降したときにリセットされ
る。ステップ10の初期化の後、ステップ11,12,
13,14で第1から第4の冷凍冷蔵庫1〜4の制御処
理を順番に行ない、ステップ14の第4の冷凍冷蔵庫4
の制御処理の後にステップ11の第1の冷凍冷蔵庫1の
制御処理に戻って同様に順番に制御処理を実行する。
【0012】第1から第4の冷凍冷蔵庫1〜4の起動を
以下に説明する。
【0013】マイクロコンピュータ5は、先ず、第1の
冷凍冷蔵庫1の制御処理を開始する。起動時であるので
第1の冷凍冷蔵庫1の各フラグはリセット状態であり、
ステップ20および21を経てステップ22に入り、第
1の冷凍冷蔵庫1の庫内温度が庫内温度>設定温度TS
+Δであるか否かを判断する。庫内温度>設定温度TS
+Δであればステップ23で第1の冷凍冷蔵庫1の起動
/再起動要求フラグをセットし、庫内温度>設定温度T
S +Δでなければセットすることなく、ステップ24の
第1の冷凍冷蔵庫1の停止処理を経て、第2の冷凍冷蔵
庫2の制御処理を開始する。第2の冷凍冷蔵庫2の制御
処理では、同様に、ステップ20,21を経てステップ
22に入り、庫内温度>設定温度TS +Δであればステ
ップ23で第2の冷凍冷蔵庫2の起動/再起動要求フラ
グをセットし、庫内温度>設定温度TS +Δでなければ
セットすることなく、ステップ24の第2の冷凍冷蔵庫
2の停止処理を経て、第3の冷凍冷蔵庫3の制御処理を
開始し、以下同様に第3および第4の冷凍冷蔵庫3,4
の起動/再起動要求フラグの処理が行なわれる。各冷凍
冷蔵庫の設定温度などによっては起動時において起動/
再起動要求フラグがセットされないことが起こりえる
が、本例では、各冷凍冷蔵庫1〜4の起動/再起動要求
フラグは全てセットされたとする。
【0014】マイクロコンピュータ5は、第4の冷凍冷
蔵庫4の後第1の冷凍冷蔵庫1の制御処理に戻り、ステ
ップ20を経てステップ21に入り、第1の冷凍冷蔵庫
1の起動/再起動要求フラグがセットされていること
で、ステップ25に入る。ステップ25では、第1の冷
凍冷蔵庫1以外の他の冷凍冷蔵庫2〜4の起動/再起動
制御中フラグがセットされているか否かを判断する。起
動時においては他の冷凍冷蔵庫2〜4の起動/再起動制
御中フラグがこの段階でセットされていることはないの
で、ステップ26に入り、ステップ26の第1の冷凍冷
蔵庫1の起動/再起動要求フラグのリセット,ステップ
27の第1の冷凍冷蔵庫1の起動/再起動制御中フラグ
のセット,ステップ28の第1の冷凍冷蔵庫1の冷凍制
御中フラグのセット,ステップ29の内部タイマへの所
定時間のセットおよび内部タイマのスタート,ステップ
30の第1の冷凍冷蔵庫1の停止処理を経て、第2の冷
凍冷蔵庫2の制御処理を開始する。ステップ29の所定
時間は、冷凍冷蔵庫に流れる突入電流が定常値になるま
での時間に基づいて、この時間よりも少し長く設定され
ている。第2の冷凍冷蔵庫2の制御処理では、ステップ
20を経てステップ21に入り、第2の冷凍冷蔵庫2の
起動/再起動要求フラグがセットされていることで、ス
テップ25に入る。ステップ25では、第2の冷凍冷蔵
庫2以外の他の冷凍冷蔵庫1,3,4の起動/再起動制
御中フラグがセットされているか否かを判断する。この
段階では既に第1の冷凍冷蔵庫1の起動/再起動制御中
フラグがセットされているので、マイクロコンピュータ
5は、第2の冷凍冷蔵庫2に対してステップ26〜29
の処理を行なうことなく、ステップ30に入り、第2の
冷凍冷蔵庫2の停止処理を経て、第3の冷凍冷蔵庫3の
制御処理を開始し、以下同様に、第3および第4の冷凍
冷蔵庫3,4対しても、ステップ26〜29の処理を行
なうことなく、ステップ30の第3および第4の冷凍冷
蔵庫3,4の停止処理を経て、第1の冷凍冷蔵庫1の制
御処理に戻る。
【0015】マイクロコンピュータ5は、第1の冷凍冷
蔵庫1の制御処理に戻ると、第1の冷凍冷蔵庫1の冷凍
制御中フラグがセットされていることで、ステップ20
からステップ30の第1の冷凍冷蔵庫1の起動/再起動
制御中フラグがセットされているか否かの判断に入る。
第1の冷凍冷蔵庫1の起動/再起動制御中フラグはセッ
ト状態にあるので、ステップ31で内部タイマにセット
された所定時間が経過したか否かを判断する。この段階
では所定時間がまだ経過しておらず且つ第1の冷凍冷蔵
庫1の庫内温度が庫内温度>設定温度TS +Δであると
すると、マイクロコンピュータ5は、ステップ31から
ステップ32に入り、ステップ32の第1の冷凍冷蔵庫
1の庫内温度が庫内温度<設定温度TS −Δであるか否
かの判断、および、次のステップ33の第1の冷凍冷蔵
庫1の庫内温度が庫内温度>設定温度TS +Δであるか
否かの判断を経て、ステップ34の第1の冷凍冷蔵庫1
の作動処理に入り、第1の冷凍冷蔵庫1を起動した後、
第2,第3および第4の冷凍冷蔵庫2,3,4の制御処
理に入る。第1の冷凍冷蔵庫1の起動/再起動制御中フ
ラグはまだリセットされていないので、第2,第3およ
び第4の冷凍冷蔵庫2,3,4はステップ20,21,
25,30を通る処理により停止状態におかれる。マイ
クロコンピュータ5は、第2,第3および第4の冷凍冷
蔵庫2,3,4の制御処理の後、第1の冷凍冷蔵庫1の
制御処理に戻る。
【0016】ここで内部タイマにセットされた所定時間
が経過したとすると、第1の冷凍冷蔵庫1の制御処理に
おいて、マイクロコンピュータ5は、ステップ20,3
0,31を経てステップ35に入り、ステップ35で第
1の冷凍冷蔵庫1の起動/再起動制御中フラグをリセッ
トして、ステップ32に入る。第1の冷凍冷蔵庫1の庫
内温度がまだ庫内温度>設定温度TS +Δであるとする
と、マイクロコンピュータ5は、ステップ32,33,
34を経て、第2の冷凍冷蔵庫2の制御処理に入る。
【0017】第1の冷凍冷蔵庫1の起動/再起動制御中
フラグがリセットされることで、マイクロコンピュータ
5は、第2の冷凍冷蔵庫2に対してステップ26の起動
/再起動要求フラグのリセット,ステップ27の起動/
再起動制御中フラグのセット,ステップ28の冷凍制御
中フラグのセット,ステップ29の内部タイマへの所定
時間のセットおよび内部タイマのスタートの各処理を実
行し、第3および第4の冷凍冷蔵庫3,4を待機状態に
おいて、上述したように、第2の冷凍冷蔵庫2を起動
し、所定時間が経過することで第2の冷凍冷蔵庫2の起
動/再起動制御中フラグをリセットする。以下同様に、
第3および第4の冷凍冷蔵庫3,4を起動する。従っ
て、各冷凍冷蔵庫1〜4は、冷凍冷蔵庫に流れる突入電
流が定常値になるまでの時間に基づいてこの時間よりも
少し長く設定された所定時間をおいて、順番に起動され
ることとなり、起動時において各冷凍冷蔵庫1〜4の突
入電流が重畳することはない。
【0018】第1〜第4の冷凍冷蔵庫1〜4のオン/オ
フ制御中の停止制御を以下に説明する。
【0019】各冷凍冷蔵庫1〜4の庫内温度が庫内温度
<設定温度TS −Δになると、ステップ32からステッ
プ36に入り、それに対応する冷凍冷蔵庫の冷凍制御中
フラグをリセットし、次のステップ37で対応する冷凍
冷蔵庫を停止する。また、各冷凍冷蔵庫1〜4の庫内温
度が設定温度TS −Δと設定温度TS +Δとの間にある
場合に、ステップ33からステップ38に入り、降温/
昇温フラグがセットされているか否かを判断し、降温/
昇温フラグがセットされている場合すなわち庫内温度が
上昇状態にある場合にステップ36を経てステップ37
に入り、対応する冷凍冷蔵庫を停止する。なお、降温/
昇温フラグがセットされていない場合すなわち庫内温度
がが下降状態にある場合には、ステップ34に入り、対
応する冷凍冷蔵庫は作動状態におかれる。
【0020】次に、第1から第4の冷凍冷蔵庫1〜4の
オン/オフ制御中の再起動を以下に説明する。
【0021】今、停止状態になっていた第1および第2
の冷凍冷蔵庫1,2の庫内温度が庫内温度>設定温度T
S +Δとなり、ステップ22および23の処理により、
第1の冷凍冷蔵庫1の起動/再起動要求フラグがセット
され、相次いで第2の冷凍冷蔵庫2の夫々の起動/再起
動要求フラグがセットされたとし、第3および第4の冷
凍冷蔵庫3,4は冷凍制御中フラグのみがセットされて
いる冷凍運転状態であるとする。
【0022】マイクロコンピュータ5は、第1の冷凍冷
蔵庫1の制御処理において、ステップ20の第1の冷凍
冷蔵庫1の冷凍制御中フラグがセットされているか否か
の判断,ステップ21の第1の冷凍冷蔵庫1の起動/再
起動要求フラグがセットされているか否かの判断,ステ
ップ25の第1の冷凍冷蔵庫1以外の他の冷凍冷蔵庫2
〜4の起動/再起動制御中フラグがセットされているか
否かの判断,ステップ26の第1の冷凍冷蔵庫1の起動
/再起動要求フラグのリセット,ステップ27の第1の
冷凍冷蔵庫1の起動/再起動制御中フラグのセット,ス
テップ28の第1の冷凍冷蔵庫1の冷凍制御中フラグの
セット,ステップ29の内部タイマへの所定時間のセッ
トおよび内部タイマのスタート,ステップ30の第1の
冷凍冷蔵庫1の停止の各処理を行ない、第2の冷凍冷蔵
庫2の制御処理に入る。第2の冷凍冷蔵庫2の制御処理
では、第1の冷凍冷蔵庫1の起動/再起動制御中フラグ
がセットされているので、第2の冷凍冷蔵庫2について
はステップ26,27,28,29の各処理を行なうこ
となく、ステップ25から直ちにステップ30に入り、
第2の冷凍冷蔵庫2を停止状態において、第3の冷凍冷
蔵庫3の制御処理を開始する。第3の冷凍冷蔵庫3につ
いては冷凍制御中フラグがセットされているだけである
ので、マイクロコンピュータ5は、ステップ20の第3
の冷凍冷蔵庫3の冷凍制御中フラグがセットされている
か否かの判断,ステップ30の第3の冷凍冷蔵庫3の起
動/再起動制御中フラグがセットされているか否かの判
断を経てステップ32に入り、ステップ32,33,3
8によって第3の冷凍冷蔵庫3をオン/オフ制御する。
第4の冷凍冷蔵庫4についても、冷凍制御中フラグがセ
ットされているだけであるので、第3の冷凍冷蔵庫4と
同様の制御が行ない、第1の冷凍冷蔵庫1の制御処理も
戻る。
【0023】マイクロコンピュータ5は、第1の冷凍冷
蔵庫1の制御処理に戻ると、ステップ20の第1の冷凍
冷蔵庫1の冷凍制御中フラグがセットされているか否か
の判断,ステップ30の第1の冷凍冷蔵庫1の起動/再
起動制御中フラグがセットされているか否かの判断,ス
テップ31の所定時間が経過したか否かの判断,ステッ
プ32の第1の冷凍冷蔵庫1の庫内温度が庫内温度<設
定温度TS −Δであるか否かの判断,ステップ33の第
1の冷凍冷蔵庫1の庫内温度が庫内温度>設定温度TS
+Δであるか否かの判断を経てステップ34に入り、第
1の冷凍冷蔵庫1を再起動し、第2の冷凍冷蔵庫2の制
御処理に入る。第2の冷凍冷蔵庫2の制御処理では、第
1の冷凍冷蔵庫1の起動/再起動制御中フラグがまだリ
セットされていないので、ステップ20,21,25,
30の各処理により、第2の冷凍冷蔵庫2を停止状態に
おく。冷凍制御中の第3および第4の冷凍冷蔵庫3,4
については上述した制御が行なわれる。
【0024】所定時間が経過すると、マイクロコンピュ
ータ5は、第1の冷凍冷蔵庫1の制御処理において、ス
テップ35で第1の冷凍冷蔵庫1の起動/再起動制御中
フラグをリセットする。第2の冷凍冷蔵庫2の制御処理
において、第2の冷凍冷蔵庫2に対してステップ26〜
29の処理が行なわれ、ステップ20,30,31,3
2,33,34を通る処理によって、第2の冷凍冷蔵庫
2の再起動が行なわれる。従って、2台以上の冷凍冷蔵
庫の再起動が同時に生じた場合でも、冷凍冷蔵庫に流れ
る突入電流が定常値になるまでの時間に基づいてこの時
間よりも少し長く設定された所定時間をおいて、再起動
されることとなり、再起動時においても各冷凍冷蔵庫1
〜4の突入電流が重畳することはない。
【0025】以上述べた実施例では、複数の車載用冷凍
冷蔵庫の起動/再起動のタイミングをずらすようにした
が、これに加えて、各車載用冷凍冷蔵庫の起動/再起動
時に冷凍冷蔵庫内のコンプレッサ,電磁弁,ファンモー
タ等の負荷への通電を同時に開始せずに、順次タイミン
グをずらせて通電することも可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、オ
ン/オフ制御される複数の車載用冷凍冷蔵庫の起動/再
起動の双方において各冷凍冷蔵庫の起動/再起動が重な
らないように構成したので、各冷凍冷蔵庫の突入電流が
重畳しないように各冷凍冷蔵庫を起動/再起動すること
ができ、より小型かつ軽量の小容量発電機の使用が可能
な車載用冷凍冷蔵庫の制御装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の構成図である。
【図2】図2は本発明の一実施例を示す構成図である。
【図3】図3は図2のマイクロコンピュータによる各冷
凍冷蔵庫のオン/オフ制御の説明図である。
【図4】図4は図2の構成のマイクロコンピュータのフ
ローチャートで、メインフローチャートを示す。
【図5】図5は図2の構成のマイクロコンピュータのフ
ローチャートで、図4のメインフローチャートにおける
各冷凍冷蔵庫の制御処理を示している。
【図6】図6は図2の構成のマイクロコンピュータのフ
ローチャートで、図4のメインフローチャートにおける
各冷凍冷蔵庫の制御処理を示し、図5の同符号の端子に
に接続される。
【符号の説明】
1,2,3,4 車載用冷凍冷蔵庫 5 マイクロコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/32 611 F25B 1/00 397 F25D 11/00 101

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オン/オフ制御される複数の車載用冷凍
    冷蔵庫の夫々の起動/再起動時に各冷凍冷蔵庫の突入電
    流が重畳しないように各冷凍冷蔵庫を起動/再起動する
    ための制御装置であって、 各冷凍冷蔵庫の起動/再起動の必要性に応答して対応す
    る冷凍冷蔵庫の起動/再起動要求を与える起動/再起動
    要求手段と、 前記起動/再起動要求手段に応答し、起動/再起動要求
    のある冷凍冷蔵庫のうち予め定められた順位に従って先
    の順位の冷凍冷蔵庫の起動/再起動要求を優先して順番
    に与える起動/再起動要求優先手段と、 各冷凍冷蔵庫に対応する複数の起動/再起動制御中フラ
    グを有し、各冷凍冷蔵庫の起動/再起動の開始で対応す
    る起動/再起動制御中フラグをセットし、冷凍冷蔵庫に
    流れる突入電流が定常値になるまでの時間に基づいて定
    められた所定時間が経過することで対応する起動/再起
    動制御中フラグをリセットする起動/再起動制御中フラ
    グセット/リセット手段と、 前記起動/再起動要求優先手段および前記起動/再起動
    制御中フラグセット/リセット手段に応答し、起動/再
    起動要求が与えられた順番に従って、起動/再起動要求
    のある各冷凍冷蔵庫に関し、起動/再起動要求のある冷
    凍冷蔵庫以外の他の冷凍冷蔵庫の起動/再起動制御中フ
    ラグがセットされているか否かを判断し、他の冷凍冷蔵
    庫の起動/再起動制御中フラグがセットされていない場
    合に起動/再起動要求のある冷凍冷蔵庫の起動/再起動
    を開始し、他の冷凍冷蔵庫の起動/再起動制御中フラグ
    がセットされている場合には他の冷凍冷蔵庫の起動/再
    起動制御中フラグがリセットされるまで起動/再起動要
    求のある冷凍冷蔵庫を待機状態におき、他の冷凍冷蔵庫
    の起動/再起動制御中フラグがリセットされることで起
    動/再起動要求のある冷凍冷蔵庫の起動/再起動を開始
    する作動制御手段とを有する車載用冷凍冷蔵庫の制御装
    置。
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