JP3013043B1 - 洗浄方法および装置 - Google Patents

洗浄方法および装置

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JP3013043B1
JP3013043B1 JP5311399A JP5311399A JP3013043B1 JP 3013043 B1 JP3013043 B1 JP 3013043B1 JP 5311399 A JP5311399 A JP 5311399A JP 5311399 A JP5311399 A JP 5311399A JP 3013043 B1 JP3013043 B1 JP 3013043B1
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昌弘 椿野
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Abstract

【要約】 【課題】 被洗浄部と機械的には非接触で、高速且つ構
成の簡単な洗浄方法を実現する。 【解決手段】 移動体の前側に前記被洗浄部に洗剤を噴
霧する洗剤噴霧手段が備えられ、後側に洗剤が噴霧され
た前記被洗浄部に対して高圧で液体を噴射する高圧噴射
手段が備えられ、洗剤の噴霧後、当該部位に液体を高圧
で噴射することによって、洗剤を被洗浄部に付着してい
る汚損物質と共に除去し、前記被洗浄部を洗浄する洗浄
方法において、前記被洗浄部に対して、前記噴霧手段に
よって洗剤を噴霧後3秒ないし20秒経過後に高圧噴射
手段によって液体を高圧で噴射することを特徴とする洗
浄方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路や、トンネル
内の側壁などを洗浄する方法および装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、トンネル内の側壁を洗浄するに
は、特殊な洗浄車の側部に、洗車等に使用すると同様の
大型の回転ブラシを装備し、洗剤と水を噴霧しつつ前記
回転ブラシでトンネル内の側壁を擦過して汚損物質を除
去していた。
【0003】また、回転ブラシを使用せず、相互に接近
配置されている洗剤ノズルと高圧噴射ノズルとの間で、
スポンジを微振動させつつ被洗浄部に当接させるものと
して、特開平9−38562号公報に掲載されているも
のが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
洗浄車では、回転ブラシでトンネル内の側壁を擦過する
ものであるため、化粧板を洗浄する場合には当該化粧板
に微細な傷をつけるおそれがあった。
【0005】また、洗浄中の洗浄車の走行速度を極端に
低速(0.2m/秒未満)にする必要があったが、洗浄
車の走行速度が低速であるということは、当該洗浄車が
トンネルに滞在する時間がそれだけ長時間にわたること
になり、作業時間が長期化し、洗浄費用が高額化すると
共に、少なくとも一車線は長時間一般車両の通行が規制
され、交通渋滞や事故の原因になりかねない。
【0006】コンクリートの打放し面は凹凸があるが、
回転ブラシでは、ブラシの線材が凹部の底面まで届き難
く、確実に洗浄をすることができず、また構造が複雑に
なり、専用の車両を開発する必要があるので、必然的に
高価格化は免れなかった。
【0007】更に、特開平9−38562号公報に掲載
されているものでは、洗剤ノズルと高圧噴射ノズルとが
相互に接近配置されているため、装置が低速で移動して
いても、被洗浄部に洗剤が噴霧された後、当該被洗浄部
の汚損物質が充分溶解して浮き上がるまでに高圧噴射ノ
ズルから水を噴射させることになり、洗剤ノズルと高圧
噴射ノズルにみでは当該汚損物質を被洗浄部から完全に
除去することができない。
【0008】従って、洗剤ノズルと高圧噴射ノズルとの
間にスポンジを設け、当該スポンジに微振動を与えつつ
被洗浄部に当接させねばならず、被洗浄部の凹凸に対応
できないだけでなく、被洗浄部に突起がある場合、その
都度に装置仝体を待避させねばならなかった。
【0009】従って、この場合にも、凹凸面の洗浄が不
充分となり、構造が複雑で高価になると共に、洗浄速度
はより一層低くならざるを得ない。
【0010】本発明は、かかる従来の技術の有する課題
を一挙に解決するもので、回転ブラシや被洗浄部に当接
するスポンジ等を使用せず、被洗浄部に対し、洗剤や液
体以外は非接触で、安価、高能率、確実性の高い洗浄方
法および装置を実現せんとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、被洗浄部
の延在方向に沿って移動する移動体の、進行方向の前側
に前記被洗浄部に洗剤を噴霧する洗剤噴霧手段が備えら
れ、進行方向の後側に洗剤が噴霧された前記被洗浄部に
対して高圧で液体を噴射する高圧噴射手段が備えられ、
洗剤の噴霧後、当該部位に液体を高圧で噴射することに
よって、洗剤を被洗浄部に付着している汚損物質と共に
除去し、前記被洗浄部を洗浄する洗浄方法において、前
記移動体は、前記噴霧手段によって洗剤が噴霧され当該
被洗浄部の汚損物質が溶解後、当該被洗浄部の洗剤が凝
固するまでの間に、当該被洗浄部に高圧噴射手段によっ
て液体を高圧で噴射するような速度で移動することを特
徴とする洗浄方法である。
【0012】本発明では、本発明では、被洗浄部に付着
している汚損物質は、噴霧手段によって洗剤が噴霧さ
れ、当該洗剤の作用で溶解して被洗浄部から浮き上が
り、浮き上がった汚損物質は、凝固するまでに、高圧噴
射手段で液体が高圧噴射されることによって洗剤と共に
前記被洗浄部から完全に除去される。
【0013】なお、移動体の速度が高速過ぎると、噴霧
手段によって洗剤が噴霧されても、被洗浄部での汚損物
質は充分浮き上がらないうちに高圧噴射手段で液体が高
圧噴射されるので、汚損物質が被洗浄部から充分除去さ
れず、一方、移動体の速度が低速過ぎると噴霧手段によ
って噴霧された洗剤の作用で汚損物質は充分溶解し、汚
損物質は充分浮き上がるものの、今度は洗剤が乾燥して
凝固し、液体を高圧で噴射しても汚損物質が含まれてい
る洗剤が被洗浄部から充分除去されないことになる。
【0014】第2の発明は、被洗浄部の延在方向に沿っ
て移動する移動体の、進行方向の前側に前記被洗浄部に
洗剤を噴霧する洗剤噴霧手段が備えられ、進行方向の後
側に洗剤が噴霧された前記被洗浄部に対して高圧で液体
を噴射する高圧噴射手段が備えられ、洗剤の噴霧後、当
該部位に液体を高圧で噴射することによって、洗剤を被
洗浄部に付着している汚損物質と共に除去し、前記被洗
浄部を洗浄する洗浄方法において、前記被洗浄部に対し
て、前記噴霧手段によって洗剤を噴霧後3秒ないし20
秒経過後に高圧噴射手段によって液体を高圧で噴射する
ことを特徴とする洗浄方法である。
【0015】本発明では、被洗浄部に付着している汚損
物質は、噴霧手段によって洗剤が噴霧され、その後3秒
ないし20秒程度経過することによって当該洗剤の作用
で溶解して被洗浄部から浮き上がり、浮き上がった汚損
物質は、高圧噴射手段で液体が高圧噴射されることによ
って前記被洗浄部から完全に除去される。
【0016】なお、噴霧手段によって洗剤が噴霧された
後3秒未満では、被洗浄部での汚損物質は充分浮き上が
らないので、汚損物質が被洗浄部から充分除去されず、
一方、噴霧手段によって洗剤が噴霧された後20秒を超
えると、汚損物質は充分浮き上がるものの、今度は洗剤
が乾燥して凝固し、液体を高圧で噴射しても汚損物質が
含まれている洗剤が被洗浄部から充分除去されないこと
になる。
【0017】第3の発明は前記第2の発明を前提とし、
被洗浄部に対して、噴霧手段によって洗剤を噴霧後5秒
ないし12秒経過後に高圧噴射手段によって液体を高圧
で噴射する洗浄方法である。
【0018】本発明では、被洗浄部に対して、噴霧手段
によって洗剤を噴霧後5秒ないし12秒経過後に高圧噴
射手段によって液体を高圧で噴射されるので、被洗浄部
に付着している汚損物質はより確実に浮き上がり、また
洗剤が全く凝固しない前に液体が高圧で噴射されるの
で、前記汚損物質は確実に除去される。
【0019】第4の発明は、前記第2もしくは第3の発
明を前提とし、噴霧手段と高圧噴射手段との距離は2m
ないし12mである洗浄方法である。
【0020】本発明では、噴霧手段と高圧噴射手段との
距離は2mないし12mであるので、移動体の速度に対
応させて、前記噴霧手段によって洗剤を噴霧後、高圧噴
射手段によって液体を高圧で噴射するまでの時間を適宜
選択することができる。
【0021】第5の発明は、前記第2ないし第4のいず
れかの発明を前提とし、移動体は0.2m/秒ないし
2.2m/秒で移動する洗浄方法である。
【0022】本発明では、移動体が0.2m/秒ないし
2.2m/秒で移動するので、噴霧手段から高圧噴射手
段までの距離に対応させて、前記噴霧手段によって洗剤
を噴霧後、高圧噴射手段によって液体を高圧で噴射する
までの時間を適宜選択することができる。
【0023】第6の発明は、被洗浄部の延在方向に沿っ
て移動する車両の、進行方向の前側に前記被洗浄部に洗
剤を噴霧する洗剤ノズルが備えられ、進行方向の後側に
洗剤が噴霧された前記被洗浄部に対して高圧で液体を噴
射する高圧噴射ノズルが備えられ、洗剤の噴霧後、当該
部位に液体を高圧で噴射することによって、洗剤を被洗
浄部に付着している汚損物質と共に除去し、前記被洗浄
部を洗浄する洗浄装置において、前記車両は、前記洗剤
ノズルによって洗剤を噴霧後3秒ないし20秒経過後に
高圧噴射ノズルによって液体を高圧で噴射する速度で移
動することを特徴とする洗浄装置である。
【0024】本発明では、車両が、前記洗剤ノズルから
洗剤を噴霧後3秒ないし20秒経過後に高圧噴射ノズル
から液体を高圧で噴射するような速度で移動するので、
被洗浄部に付着している汚損物質は、洗剤ノズルから洗
剤が噴霧され、その後3秒ないし20秒程度経過するこ
とによって当該洗剤の作用で溶解して被洗浄部から浮き
上がり、浮き上がった汚損物質は、高圧噴射ノズルから
高圧噴射される液体によって前記被洗浄部から完全に除
去される。
【0025】第7の発明は、第6の発明を前提とし、車
両は、洗剤ノズルによって洗剤を噴霧後5秒ないし12
秒経過後に高圧噴射ノズルによって液体を高圧で噴射す
る速度で移動する洗浄装置である。
【0026】本発明では、被洗浄部に対して、洗剤ノズ
ルから洗剤を噴霧後5秒ないし12秒経過後に高圧噴射
ノズルから液体を高圧で噴射されるので、被洗浄部に付
着している汚損物質はより確実に浮き上がり、また洗剤
が全く凝固しない前に液体が高圧で噴射されるので、前
記汚損物質は確実に除去される。
【0027】第8の発明は、第6もしくは第7の発明を
前提とし、洗剤ノズルと高圧噴射ノズルとの距離は2m
ないし12mである洗浄装置である。
【0028】本発明では、洗剤ノズルと高圧噴射ノズル
との距離は2mないし12mであるので、車両の速度に
対応させて、前記洗剤ノズルから洗剤を噴霧後、高圧噴
射ノズルから液体を高圧で噴射するまでの時間を、適宜
選択することができる。
【0029】第9の発明は、第6ないし第8のいずれか
の発明を前提とし、車両は0.2m/秒ないし2.2m
/秒で移動する洗浄装置である。
【0030】本発明では、車両は0.2m/秒ないし
2.2m/秒で移動するので、洗剤ノズルから高圧噴射
ノズルまでの距離に対応させて、前記洗剤ノズルから洗
剤を噴霧後、高圧噴射ノズルから液体を高圧で噴射する
までの時間を、適宜選択することができる。
【0031】第10の発明は、第6ないし第9の発明を
前提とし、洗剤はアルカリ性洗剤である洗浄装置であ
る。
【0032】本発明ではアルカリ性洗剤が採用されてい
るので、自動車の排気ガス中に含まれている油煙、カー
ボン等の汚損物質を容易に除去することができる。
【0033】第11の発明は、第10の発明を前提と
し、洗剤の濃度が5%ないし25%である洗浄装置であ
る。
【0034】本発明では洗剤の濃度が5%ないし25%
であるので、車両の移動の速度や、洗剤ノズルから洗剤
を噴霧後、高圧噴射ノズルから液体を高圧で噴射するま
での時間、更には洗剤ノズルから高圧噴射ノズルまでの
距離に対応させて、効率よく洗浄することが可能とな
る。
【0035】
【発明の実施の形態】図面はいずれも本発明の実施の形
態を表す。
【0036】図1は本発明にかかる高圧噴射ノズルとブ
ラシ列を示す斜視図、図2は本発明にかかる高圧噴射ノ
ズルとブラシ列を示す縦断面図、図3は本発明にかかる
洗剤ノズルとブラシ列を示す斜視図、図4は本発明にか
かる洗剤ノズルとブラシ列を示す縦断面図、図5は本発
明にかかる高圧噴射ノズルとブラシ列を示す水平断面
図、図6は本発明にかかる洗剤ノズルとブラシ列を示す
水平断面図、図7は本発明にかかる自動車(散水車)の
側面図、図8は洗剤を噴霧してから水を高圧噴射するま
での時間と除去効果を明らかにする表の図、そして図9
は本発明にかかる自動車(散水車)の背面図である。
【0037】先ず、図1、図2および図5に従い高圧噴
射ノズルとブラシ列について説明すると、1は幅が60
cmで長さが170cm(図1では上下方向の長さが短
く表示されている)程度の鉛直方向に延在する基板であ
り、その内壁面に、35cm程度の間隔をおいて2本の
水供給パイプ2、3が平行に並設されている。
【0038】前記水供給パイプ2、3には、夫々10c
m間隔で高圧噴射ノズル4…、5…が設けられており、
図示しない高圧ポンプを介して、容量が10kl程度の
水タンク17(図7参照)に接続されている。
【0039】前記基板1の側縁部および上縁部には、毛
足の長さが30cmで、断面の直径が1.0mmのポリ
プロピレン製の線状体が、一定方向に多数本密接配列さ
れてなるブラシ列6、7、8の基端部が固着されてい
る。
【0040】そして、前記基板1は、前記ブラシ列6、
7、8の自由端部が、被洗浄部としての、例えばトンネ
ル内側壁9に装着されている化粧板10と、軽く接触す
るよう、位置決めされる。
【0041】なお、水供給パイプ2、3の両側のブラシ
列6、7は2重もしくは3重構造に形成されている。
【0042】また、前記ブラシ列6、7、8の各線状体
は、断面の直径が0.5mmないし1.5mmの円形の
ものが適当であるが、もっと異なる断面積のものでもよ
く、円形以外の断面形状を有するものでもよいし、また
ポリプロピレン以外の金属やゴム等にて形成することも
可能である。
【0043】更に、ブラシ列の毛足の長さは、高圧噴射
ノズル4…、5…と化粧板10との距離を規定する長さ
となるもので、10cmないし50cmが適当である
が、図2に点線で示すように、トンネル内側壁9の断面
形状等に合致させて毛足の長さを適宜変更できる構成と
なっている。
【0044】前記高圧噴射ノズル4…、5…は、図1お
よび図5に2点鎖線で示すように、噴射水が相互に干渉
する方向に、即ち若干内方に向けられている。
【0045】このように構成することにより、一方の高
圧噴射ノズル4・・・から噴射されて化粧板10の表面
にて反射し跳ねた水は、他方の高圧噴射ノズル5…から
噴射される水によって制御され、また、他方の高圧噴射
ノズル5…から噴射され化粧板10の表面にて反射し跳
ねた水は、一方の高圧噴射ノズル4…から噴射される水
によって制御され、前記ブラシ列6、7とあいまって外
方に飛散することが阻止される。
【0046】また、高圧噴射ノズル4…、5…は、図
1、図2に示すように、その設置方向と平行な方向、即
ち鉛直方向に扇状に噴射するように形成されており、そ
の扇状の開角度α(図2参照)は、扇の両端部が夫々上
下の扇の端部と若干干渉する角度、即ち15°程度が適
当であるが、5°ないし30°の範囲でも充分実用に供
し得る。
【0047】なお、この開角度αがあまり小であると、
高圧の水が化粧板10に均一に噴射されず、大であり過
ぎると、噴射力が低下して化粧板10に強力に噴射され
ず、化粧板10に付着している汚損物質を充分除去する
ことができなくなる。
【0048】前記高圧噴射ノズル4…、5…から噴射さ
れる水の圧力は50kg/cmが適当であるが、30
kg/cmないし80kg/cmの範囲、更にはも
っと他の圧力でも実用に供し得る。
【0049】なお、流量は2.8l/秒程度で、約1時
間で満水の前記水タンク17内の水が殆ど流出すること
になる。
【0050】本実施の形態のによると、高圧の水が化粧
板10に均一に噴射され、後述のように、当該化粧板1
0上で洗剤の作用によって溶解して浮き上がった汚損物
質が、当該洗剤と共に流され除去される。
【0051】また、高圧噴射ノズル4…、5…の少なく
とも両側にブラシ列6、7が設けられているので、高圧
噴射ノズル4…、5…から噴射した水や、化粧板10に
噴射され汚損物質を含有した水が飛散することが阻止さ
れ、外部環境を汚染することはない。
【0052】なお、水の飛散を防止するための手段とし
てブラシ列6、7が設けらているので、可繞性を有し、
ブラシ列6、7が移動した場合、前記ブラシ列6、7は
化粧板10の凹凸等に柔軟に対応することになる。
【0053】次に、図3、図4および図6に従い、洗剤
ノズル13…とブラシ列について説明すると、11は幅
が40cmで長さが170cm程度(図3では上下方向
の長さが短く表示されている)の鉛直方向に延在する基
板であり、その内壁面に、洗剤供給パイプ12が鉛直方
向に装着されている。
【0054】前記洗剤供給パイプ12には、約10cm
間隔で洗剤ノズル13…が設けられており、図示しない
ポンプを介して、容量が200l程度の洗剤タンク18
(図7参照)に接続されている。
【0055】ここで使用される洗剤はアルカリ性洗剤
(例えばニーズ科研製のスタークリーン)で、その濃度
は、前記化粧板10の汚損の程度が高い場合には25%
程度で、余り汚損されていない場合には5%程度に設定
され、その汚損の程度によって洗剤の濃度は種々選定さ
れることになるが、一般的には8%ないし15%の濃度
が適当である。
【0056】前記基板11の側縁部および上縁部には、
前記実施の態様と同様の、毛足の長さが30cmで、断
面の直径が1.0mmのポリプロピレン製の線状体が多
数本密接配列されてなるブラシ列14、15、16の基
端部が固着されている。
【0057】そして、前述と同様に、前記基板11は、
前記ブラシ列14、15、16の自由端部が、トンネル
内側壁9に装着されている化粧板10と軽く接触するよ
う、位置決めされる。
【0058】このブラシ列14、15、16の線状体
も、前述と同様に、断面の直径が0.5mmないし1.
5mmの円形のものが適当であるが、もっと異なる断面
積のものでもよく、円形以外の断面形状を有するもので
もよいし、またポリプロピレン以外の金属やゴム等にて
形成することも可能である。
【0059】更に、ブラシ列の毛足の長さは、洗剤ノズ
ル13・・・と化粧板10との距離を規定する長さとな
るもので、10cmないし50cmが適当であるが、図
4に点線で示すように、トンネル内側壁9の断面形状等
に合致させて長さを適宜変更できる構成となっている。
【0060】また、洗剤ノズル13…も、図3、図4に
示すように、その設置方向と平行な方向、即ち延直方向
に扇状に噴射するように形成されており、その扇状の開
角度β(図4参照)は、洗剤が霧状になる角度、即ち1
00°程度が適当であるが、45°ないし135°の範
囲でも充分実用に供し得る。
【0061】なお、この開角度βがあまり小であると、
洗剤が充分霧状にならず、化粧板10に均一に塗布され
なくなる恐れがある。
【0062】前記洗剤ノズル13…から粉霧される洗剤
の圧力は概ね2.5kg/cmが適当であるが、1k
g/cmないし5kg/cmの範囲、更にはもっと
他の圧力でも実用に供し得る。
【0063】なお、流量は0.06l/秒程度で、約1
時間で満水の前記洗剤タンク18内の洗剤が殆ど流出す
ることになる。
【0064】本実施の形態のによると、洗剤が噴霧され
ることにより、洗剤が化粧板10に均一に塗布され、当
該化粧板10に付着している汚損物質が洗剤の作用によ
って溶解し浮き上がる。
【0065】また、洗剤ノズル13…の少なくとも両側
にブラシ列14、16が設けられているので、洗剤ノズ
ル13…から噴霧された洗剤が、外部の空気によって乱
されることがないので、飛散が防止され、外部環境を汚
染することはない。
【0066】なお、水の飛散を防止するための手段とし
て、前述と同様のブラシ列14、16が設けらているの
で、可繞性を有し、ブラシ列14、16が移動した場
合、前記ブラシ列14、16は化粧板10の凹凸等に柔
軟に対応することになる。
【0067】ここで、噴霧手段としての洗剤ノズル13
…から洗剤を噴霧後どの程度時間が経過すると、汚損物
質が当該洗剤の作用によって浮き上がり除去しやすくな
るかの実験をした結果について図8の図表に従い説明す
る。
【0068】この図表において「時間」は、噴霧手段と
しての洗剤ノズル13…で洗剤を噴霧してから、高圧噴
射手段としての高圧噴射ノズルで4…、5…水を高圧噴
射するまでの時間を表わし、「汚損除去状況」は洗剤ノ
ズル13…で洗剤を噴霧してから、当該時間経過後に、
高圧噴射ノズルで4…、5…水を高圧噴射した場合の、
汚損物質の除去の状況を表わしたものである。
【0069】この図表から明らかなように、「時間」が
3秒未満では、洗剤の作用によっては汚損物質が充分浮
き上がらず、そのままで水を高圧噴射しても汚損物質は
充分除去できないことが明らかである。
【0070】また、「時間」が3秒ないし4秒では、洗
剤の作用で汚損物質がある程度溶解して浮き上がり、そ
のままで水を高圧噴射すると実用に供し得る程度の汚損
物質が除去されることになる。
【0071】そして、「時間」が5秒ないし12秒で
は、洗剤の作用によって汚損物質が溶解して充分浮き上
がり、そのままで水を高圧噴射すると確実に汚損物質が
除去されることになる。
【0072】更に、「時間」が13秒ないし20秒で
は、洗剤の作用によって汚損物質が溶解し充分浮き上が
るものの、洗剤自体が若干凝固し、水を高圧噴射しても
完全に洗剤を除去できなくなるが実用に供し得る程度に
汚損物質が除去されることになる。
【0073】一方、「時間」が20秒を超えると、洗剤
の作用によって汚損物質が充分溶解して浮き上がるもの
の、洗剤自体が凝固し、水を高圧噴射しても洗剤を除去
できなくなり、汚損物質の除去が不充分となる。
【0074】次に、図7ないし図9に従い、車両として
の散水車の進行方向の前側に洗剤ノズル13…等が装着
れ、後側に高圧噴射ノズル4…、5…等が装着されてな
る実施の態様について説明する。
【0075】なお、図7および図9においては、概要の
み図示されている。
【0076】前述のように、散水車には、10Klの水
が収納される水タンク17と、200lの液状の洗剤が
収納されている洗剤タンク18が搭載されると共に、図
示せぬそれらのポンプも装着されている。
【0077】散水車の進行方向の後端近傍には、図9に
示すような鉛直支柱20が左右方向に移動可能に装着さ
れており、当該鉛直支柱20に、水平腕21の基端が、
当該鉛直支柱20の周囲を水平方向に旋回可能に装着さ
れている。
【0078】前記水平腕21の自由端部に、前記実施の
態様にかかる基板1が鉛直方向に旋回可能に装着され、
当該基板1に、前記水供給パイプ2、3に装着されてい
る高圧噴射ノズル4…、5…およびブラシ列6、7、8
等が設けられている。
【0079】また、散水車の後側の左右の側の下方に
は、下部側壁を洗浄するための、前述と同様で上下方向
の長さが短い基板1、水供給パイプ2、3に装着されて
いる高圧噴射ノズル4…、5…およびブラシ列6、7、
8等が夫々設けられている。
【0080】前記散水車の移動速度Vは、後方の両水供
給パイプ2、3の中間位置から前方の洗剤供給パイプ1
2までの距離(寸法)Lと前記「時間」との関係で設定
されるものである。
【0081】即ち、化粧板10の同一の被洗浄部を、洗
剤ノズル13…が通過してから高圧噴射ノズル4…、5
…が通過するまでの時間を、5秒ないし12秒となるよ
うに設定される。
【0082】ここで、上部の両水供給パイプ2、3の中
間位置から前方の洗剤供給パイプ12までの距離をL2
とし、下部の両水供給パイプ2、3の中間位置から前方
の洗剤供給パイプ12までの距離をL1とすると、L1
はL2より50cm程度短くなっている。
【0083】具体的には、L1=6.5m、L2=7m
に設定されると、L2を例えば7秒で通過するなら、散
水車は速度V=1m/秒(時速3.6km)で進行すれ
ばよく、この場合L1は6.5秒で通過することにな
り、かなり高速で且ついずれも図8に示す最適条件で汚
損物質を除去することができる。
【0084】なお、小型の散水車を使用せざるを得ない
ときは、例えばL1=2mとなる場合、速度V=0.1
3m/秒程度(時速468m)で進行すれば、L1を1
5秒程度で通過することになり、実用に供し得る。
【0085】また、大型の散水車が使用でき、例えばL
1=12mとなる場合は、速度V=2m/秒程度(時速
7.2km)で進行しても、L1を6秒程度で通過する
ことになり、極めて高速で汚損物質を確実に除去するこ
とができる。
【0086】かように、洗剤ノズル13…から高圧噴射
ノズル4…、5…までの距離Lは2mないし12mで、
車両の速度Vは0.2m/秒ないし2.2m/秒が適当
となる。
【0087】そして、高圧噴射ノズル4…、5…は、高
圧ポンプおよび連結パイプ(図示せず)を介して前記水
タンク17に接続されている。
【0088】なお、本実施の態様では、高圧の水で洗浄
する手段は、散水車の後側の左右の下方に夫々固設され
ているが、上部側壁を洗浄する手段は1基しか設けられ
ていない。
【0089】しかし、上部側壁を洗浄する手段も、散水
車の左右の側の上部に2基装着することも可能である。
【0090】図9は、左側の側壁を高圧の水で洗浄する
状態を示しているが、右側の上部側壁を高圧の水で洗浄
する場合には、先ず、前記鉛直支柱20を右方向に移動
させて、前記水平腕21を右方向に旋回させると、前記
高圧噴射ノズル4、5は右側の上部側壁に対向すること
になり、右側の上部側壁を高圧の水で洗浄する事が可能
のなる。
【0091】散水車の進行方向の前側である運転室19
と水タンク17の間に、前述の高圧の水で洗浄する手段
と類似の構成の、前述の実施の態様の、洗剤で洗浄する
手段が設けられている。
【0092】この際、前記洗剤ノズル13は、ポンプお
よび連結パイプ(図示せず)を介して前記洗剤タンク1
8に接続されている。
【0093】従って、散水車が移動すると、化粧板10
に付着している汚損物質は、先ず洗剤にて溶解され、化
粧板10から浮き上がり、次いで高圧の水の噴射力によ
って化粧板10から完全に除去される。
【0094】本実施の態様では、洗剤で洗浄する手段も
高圧の水で洗浄する手段も、夫々上下に分割されている
のはトンネルの構造によるものである。
【0095】トンネルの構造には種々のものがあるが、
最も洗浄し難いものは、図9に示すような、トンネル内
の側壁に歩行通路22が段状に形成されているものであ
る。
【0096】右側壁のように比較的平坦は側壁の場合に
は、そのまま容易に化粧板10を洗浄できるが、左側壁
のように歩行通路22が段状に形成されている場合は、
上部側壁の化粧板10を洗浄するためには、上部側壁を
洗浄する手段を、図9に示すようにトンネルの内壁に接
近させる必要がある。
【0097】また、歩行通路22の縁部には手摺23が
設けられているので、上部側壁を洗浄する手段をトンネ
ルの内壁に接近させるには、先ず、前記鉛直支柱20を
左方向に移動させ、前記基板1を水平腕21の周りに鉛
直方向に旋回させて水平状態として、手摺23の上方を
左方向に通過させ、次いで、再度前記基板1を水平腕2
2の周りに鉛直方向に旋回させて、鉛直状態に戻すこと
によって、図9に示すように上部側壁を洗浄することが
可能になる。
【0098】なお、歩行通路22の下部側壁の化粧板1
0を洗浄する場合には、散水車の下側に装着されている
洗浄手段でそのまま洗浄することが可能となる。
【0099】
【発明の効果】第1の発明では、被洗浄部に付着してい
る汚損物質は、噴霧手段によって洗剤が噴霧され、当該
洗剤の作用で溶解して被洗浄部から浮き上がり、浮き上
がった汚損物質は、凝固するまでに、高圧噴射手段で液
体が高圧噴射されることによって洗剤と共に前記被洗浄
部から完全に除去される。
【0100】従って、回転ブラシやスポンジを被洗浄部
に接触させることなく、被洗浄部に凹凸があっても確実
に洗浄できると共に、被洗浄部に対して機械的には非接
触であるので、当該被洗浄部に突起が存在していても装
置を待避させる必要はなく従来装置に比べ格段の高速度
で洗浄することができる。
【0101】また、機械的可動部分が少ないので構造が
簡単となり安価に実現することができる。
【0102】第2の発明では、被洗浄部に付着している
汚損物質は、噴霧手段によって洗剤が噴霧され、その後
3秒ないし20秒程度経過することによって当該洗剤の
作用で溶解して被洗浄部から浮き上がり、浮き上がった
汚損物質は、高圧噴射手段で液体が高圧噴射されること
によって前記被洗浄部から完全に除去される。
【0103】従って、回転ブラシやスポンジを被洗浄部
に接触させることなく、被洗浄部に凹凸があっても確実
に洗浄できると共に、被洗浄部に対して機械的には非接
触であるので、当該被洗浄部に突起が存在していても装
置を待避させる必要はなく従来装置に比べ格段の高速度
で洗浄することができる。
【0104】また、機械的可動部分が少ないので構造が
簡単となり安価に実現することができる。
【0105】第3の発明では、被洗浄部に対して、噴霧
手段によって洗剤を噴霧後5秒ないし12秒経過後に高
圧噴射手段によって液体を高圧で噴射されるので、被洗
浄部に付着している汚損物質はより確実に浮き上がり、
また洗剤が全く凝固しない前に液体が高圧で噴射される
ので、前記汚損物質は確実に除去される。
【0106】第4の発明では、噴霧手段と高圧噴射手段
との距離は2mないし12mであるので、移動体の速度
に対応させて、前記噴霧手段によって洗剤を噴霧後、高
圧噴射手段によって液体を高圧で噴射するまでの時間を
適宜選択することができる。
【0107】第5の発明では、移動体が0.2m/秒な
いし2.2m/秒で移動するので、噴霧手段から高圧噴
射手段までの距離に対応させて、前記噴霧手段によって
洗剤を噴霧後、高圧噴射手段によって液体を高圧で噴射
するまでの時間を適宜選択することができる。
【0108】第6の発明では、車両が、前記洗剤ノズル
から洗剤を噴霧後3秒ないし20秒経過後に高圧噴射ノ
ズルから液体を高圧で噴射するような速度で移動するの
で、被洗浄部に付着している汚損物質は、洗剤ノズルか
ら洗剤が噴霧され、その後3秒ないし20秒程度経過す
ることによって当該洗剤の作用で溶解して被洗浄部から
浮き上がり、浮き上がった汚損物質は、高圧噴射ノズル
から高圧噴射される液体によって前記被洗浄部から完全
に除去される。
【0109】従って、回転ブラシやスポンジを被洗浄部
に接触させることなく、被洗浄部に凹凸があっても確実
に洗浄できると共に、被洗浄部に対して機械的には非接
触であるので、当該被洗浄部に突起が存在していても装
置を待避させる必要はなく従来装置に比べ格段の高速度
で洗浄することができる。
【0110】また、機械的可動部分が少ないので構造が
簡単となり安価に実現することができる。
【0111】第7の発明では、被洗浄部に対して、洗剤
ノズルから洗剤を噴霧後5秒ないし12秒経過後に高圧
噴射ノズルから液体を高圧で噴射されるので、被洗浄部
に付着している汚損物質はより確実に浮き上がり、また
洗剤が仝く凝固しない前に液体が高圧で噴射されるの
で、前記汚損物質は確実に除去される。
【0112】第8の発明では、洗剤ノズルと高圧噴射ノ
ズルとの距離は2mないし12mであるので、車両の速
度に対応させて、前記洗剤ノズルから洗剤を噴霧後、高
圧噴射ノズルから液体を高圧で噴射するまでの時間を、
適宜選択することができる。
【0113】第9の発明では、車両は0.2m/秒ない
し2.2m/秒で移動するので、洗剤ノズルから高圧噴
射ノズルまでの距離に対応させて、前記洗剤ノズルから
洗剤を噴霧後、高圧噴射ノズルから液体を高圧で噴射す
るまでの時間を、適宜選択することができる。
【0114】第10の発明ではアルカリ性洗剤が採用さ
れているので、自動車の排気ガス中に含まれている油
煙、カーボン等の汚損物質を容易に除去することができ
る。
【0115】第11の発明では洗剤の濃度が5%ないし
25%であるので、車両の移動の速度や、洗剤ノズルか
ら洗剤を噴霧後、高圧噴射ノズルから液体を高圧で噴射
するまでの時間、更には洗剤ノズルから高圧噴射ノズル
までの距離に対応させて、効率よく洗浄することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の高圧噴射ノズルとブラシ
列を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態の高圧噴射ノズルとブラシ
列を示す縦断面図である。
【図3】本発明の実施の形態の洗剤ノズルとブラシ列を
示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態の洗剤ノズルとブラシ列を
示す縦断面図である。
【図5】本発明の実施の形態の高圧噴射ノズルとブラシ
列を示す水平断面図である。
【図6】本発明の実施の形態の洗剤ノズルとブラシ列を
示す水平断面図である。
【図7】本発明の実施の形態の自動車(散水車)の側面
図である。
【図8】洗剤を噴霧してから水を高圧噴射するまでの時
間と除去効果を明らかにする表の図である。
【図9】本発明の実施の形態の自動車(散水車)の背面
図である。
【符号の説明】
1 基板 2 水供給パイプ 3 水供給パイプ 4 高圧噴射ノズル 5 高圧噴射ノズル 6 ブラシ列 7 ブラシ列 8 ブラシ列 9 トンネル内側壁 10 化粧板 11 基板 12 洗剤供給パイプ 13 洗剤ノズル 14 ブラシ列 15 ブラシ列 16 ブラシ列 17 水タンク 18 洗剤タンク 19 運転室 20 鉛直支柱 21 水平腕 22 歩行通路 23 手摺

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄部の延在方向に沿って移動する移
    動体の、進行方向の前側に前記被洗浄部に洗剤を噴霧す
    る洗剤噴霧手段が備えられ、進行方向の後側に洗剤が噴
    霧された前記被洗浄部に対して高圧で液体を噴射する高
    圧噴射手段が備えられ、洗剤の噴霧後、当該部位に液体
    を高圧で噴射することによって、洗剤を被洗浄部に付着
    している汚損物質と共に除去し、前記被洗浄部を洗浄す
    る洗浄方法において、 前記移動体は、前記噴霧手段によって洗剤が噴霧され当
    該被洗浄部の汚損物質が溶解後、当該被洗浄部の洗剤が
    凝固するまでの間に、当該被洗浄部に高圧噴射手段によ
    って液体を高圧で噴射するような速度で移動することを
    特徴とする洗浄方法。
  2. 【請求項2】 被洗浄部の延在方向に沿って移動する移
    動体の、進行方向の前側に前記被洗浄部に洗剤を噴霧す
    る洗剤噴霧手段が備えられ、進行方向の後側に洗剤が噴
    霧された前記被洗浄部に対して高圧で液体を噴射する高
    圧噴射手段が備えられ、洗剤の噴霧後、当該部位に液体
    を高圧で噴射することによって、洗剤を被洗浄部に付着
    している汚損物質と共に除去し、前記被洗浄部を洗浄す
    る洗浄方法において、 前記被洗浄部に対して、前記噴霧手段によって洗剤を噴
    霧後3秒ないし20秒経過後に高圧噴射手段によって液
    体を高圧で噴射することを特徴とする洗浄方法。
  3. 【請求項3】 被洗浄部に対して、噴霧手段によって洗
    剤を噴霧後5秒ないし12秒経過後に高圧噴射手段によ
    って液体を高圧で噴射することを特徴とする請求項2記
    載の洗浄方法。
  4. 【請求項4】 噴霧手段と高圧噴射手段との距離は2m
    ないし12mである請求項2もしくは請求項3記載の洗
    浄方法。
  5. 【請求項5】 移動体は0.2m/秒ないし2.2m/
    秒で移動する請求項2ないし請求項4のいずれかに記載
    の洗浄方法。
  6. 【請求項6】 被洗浄部の延在方向に沿って移動する車
    両の、進行方向の前側に前記被洗浄部に洗剤を噴霧する
    洗剤ノズルが備えられ、進行方向の後側に洗剤が噴霧さ
    れた前記被洗浄部に対して高圧で液体を噴射する高圧噴
    射ノズルが備えられ、洗剤の噴霧後、当該部位に液体を
    高圧で噴射することによって、洗剤を被洗浄部に付着し
    ている汚損物質と共に除去し、前記被洗浄部を洗浄する
    洗浄装置において、 前記車両は、前記洗剤ノズルによって洗剤を噴霧後3秒
    ないし20秒経過後に高圧噴射ノズルによって液体を高
    圧で噴射する速度で移動することを特徴とする洗浄装
    置。
  7. 【請求項7】 車両は、洗剤ノズルによって洗剤を噴霧
    後5秒ないし12秒経過後に高圧噴射ノズルによって液
    体を高圧で噴射する速度で移動することを特徴とする請
    求項6記載の洗浄装置
  8. 【請求項8】 洗剤ノズルと高圧噴射ノズルとの距離は
    2mないし12mである請求項6もしくは請求項7記載
    の洗浄装置。
  9. 【請求項9】 車両は0.2m/秒ないし2.2m/秒
    で移動する請求項6ないし請求項8のいずれかに記載の
    洗浄装置。
  10. 【請求項10】 洗剤はアルカリ性洗剤である請求項6
    ないし請求項9のいずれかに記載の洗浄装置。
  11. 【請求項11】 洗剤の濃度は5%ないし25%である
    請求項10記載の洗浄装置。
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