JP2999388B2 - 基板洗浄システム - Google Patents

基板洗浄システム

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JP2999388B2 JP7373095A JP7373095A JP2999388B2 JP 2999388 B2 JP2999388 B2 JP 2999388B2 JP 7373095 A JP7373095 A JP 7373095A JP 7373095 A JP7373095 A JP 7373095A JP 2999388 B2 JP2999388 B2 JP 2999388B2
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淳 六車
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウエハ等の基板
を微凍結粒等の洗浄剤を噴射させることにより洗浄する
基板洗浄システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の基板洗浄システムにあ
っては、洗浄槽内に配設した基板洗浄装置により、基板
にこれを水平回転させた状態で洗浄剤を噴射させるよう
になっており、また洗浄槽に排気口を形成して、洗浄槽
内のガス(洗浄剤を噴射させるためのドライブガス等)
を排気口から吸引排出させることによって、洗浄槽内に
基板から排気口に向かうガス流を形成するようになって
いる。すなわち、洗浄剤を基板に噴射させると、洗浄剤
の衝突により基板に付着した汚染物が除去され、基板が
洗浄される。一方、基板から除去された汚染物を含む洗
浄残渣は、新たに噴射されてくる洗浄剤及びドライブガ
スの噴出力並びにガス流の作用によって基板外へと飛散
され、ガス流に乗って排気口から洗浄槽外へと排出され
る。また、基板から飛散して洗浄槽の周壁に衝突した洗
浄残渣は、周壁を伝って流下し、洗浄槽の底壁に形成さ
れた排気口から排出される。なお、洗浄剤としては、基
板の性状や洗浄条件等に応じて種々のものが使用される
が、通常、超純水を主成分として調整した微細な氷粒子
を窒素ガス等のドライブガスにより基板に向けて噴射さ
せるか、更にこれに加えて超純水を噴射させるようにす
るのが最適である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ガス流
は、その全てが直接排気口に向かう訳ではなく、その一
部は当該ガス流の流れ方向に対向する洗浄槽の周壁部分
に衝突することになる。そして、この周壁部分に衝突し
たガス流は、衝突後、当該周壁部分に沿って上昇する上
昇ガス流と下降する下降ガス流とに分離する。また、上
記流れ方向に平行する洗浄槽の周壁部分についても、洗
浄剤と共に噴射されたドライブガスの一部が基板に衝突
して舞い上がり、上記ガス流に吸収されることなく、当
該周壁部分に沿って上昇することになる。
【0004】而して、このように周壁部分に沿って上昇
する上昇ガス流の多くは、排気口から排出されずに、洗
浄槽の天井壁に到達したり基板洗浄装置の上方空間に拡
散することになる。したがって、上昇ガス流に含まれて
いる洗浄残渣が、基板から排気口に向かうガス流によっ
ては排気口から速やかに排出されずに、基板洗浄装置上
に浮遊したり、天井壁に付着したりする虞れがある。そ
の結果、このように洗浄槽内に残存する残渣が、洗浄済
の基板上に落下して、当該基板を再汚染する虞れがあ
り、基板を良好に洗浄できないといった問題が生じる。
【0005】なお、このような問題は、排気口からの吸
引力を強力としておくこと、或いは洗浄槽の周壁と基板
洗浄装置との距離を充分にとって、周壁に衝突するガス
流の発生を防止するようにしておくことによって解決す
ることができる。しかし、前者のようにすると、基板上
におけるガス流が必要以上に強力となって、洗浄剤の噴
射による洗浄作用を妨げることになり、当然に良好な洗
浄作用を期待できない。また、後者のようにすると、洗
浄槽が基板洗浄装置に比して極めて大型化することにな
り、洗浄槽がクリーンルーム等の限られたスペースに設
置されるものであることとも相俟って、設置スペースや
設備費等の面からも到底実用できない。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、洗浄槽を可及的に小型化しながらも、洗浄槽の
周壁に衝突するガス流による悪影響を排除して、良好な
基板洗浄作用を行いうる基板洗浄システムを提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、洗浄槽内に、
基板にこれを水平回転させた状態で洗浄剤を噴射させる
ようにした基板洗浄装置が配置されており且つ該基板か
ら洗浄槽の底壁に形成せる排気口へと向かうガス流が形
成されるように構成された基板洗浄システムにおいて、
上記の目的を達成すべく、特に、洗浄槽の周壁における
適所であって当該周壁に沿って上昇する上昇ガス流が生
じる箇所に、この上昇ガス流を下降流に方向転換させる
べくガイドするガイド部材を取付けて、当該下降流が上
記排気口へと向かうガス流と共に排気口から排出される
ように構成しておくことを提案するものである。
【0008】
【作用】洗浄槽の周壁に沿って上昇する上昇ガス流が生
じた場合、この上昇ガス流はガイド部材により下向きに
方向変換されることから、洗浄槽の天井壁に到達したり
基板洗浄装置の上方空間に拡散することなく、基板から
排気口に向かうガス流に吸収され、そのまま排気口から
排出されることになる。したがって、上昇ガス流に含ま
れている洗浄残渣が、基板洗浄装置上に浮遊したり、洗
浄槽の天井壁に付着したりすることがない。その結果、
洗浄槽を必要以上に大型化したり、排気口からの吸引力
を必要以上に強力なものとせずとも、洗浄残渣が洗浄済
の基板上に落下して当該基板を再汚染させることがな
く、基板の洗浄を良好に行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の構成を図1〜図4に示す実施
例に基づいて具体的に説明する。なお、以下の説明にお
いては、便宜上、前後とは図1上における左右を意味す
るものとする。
【0010】この実施例の基板洗浄システムは、図1に
示す如く、基板洗浄装置1とこれを内装する洗浄槽2と
を具備してなる。
【0011】基板洗浄装置1は、図1に示す如く、洗浄
槽1内を前後方向に移動自在な架台3と、架台3上に水
平回転自在に支持された環状の回転盤4と、回転盤4上
に設けられており、基板3を回転盤4と同心の水平状態
に保持する複数の保持体5…と、架台3と回転盤4との
間に介装されており、回転盤4を所定速度で水平回転駆
動させる駆動手段(図示せず)と、洗浄槽1内の適所に
固定配置されており、洗浄剤7aを基板3の表面及び裏
面に向けて斜め後方に噴射させる上下一対の噴射ガン6
a,6bとを具備する。架台3は、洗浄開始位置(図1
実線位置)と洗浄終了位置(同図鎖線位置)との間に亘
って前後方向に水平移動されるようになっている。すな
わち、架台3を洗浄開始位置に位置させた状態では、図
1に実線で示す如く、噴射ガン6a,6bが相対的に基
板8の前方に位置することとなって、基板8を搬入ロボ
ット(図示せず)により噴射ガン6a,6bに邪魔され
ることなく回転盤4上に搬入させることができるように
なっており、且つ噴射ガン6a,6bから洗浄剤7aを
噴射させると、洗浄剤7aが基板8の前端箇所(最前位
に位置する基板周縁部箇所)に衝突されるようになって
いる。また、架台3を洗浄終了位置に位置させた状態で
は、図1に鎖線で示す如く、噴射ガン6a,6bが相対
的に基板8の後方に位置することとなって、基板8を搬
出ロボット(図示せず)により噴射ガン6a,6bに邪
魔されることなく回転盤4上から搬出させることができ
るようになっている。したがって、架台3を洗浄開始位
置から洗浄終了位置へと適当速度で水平移動させること
によって、噴射ガン6a,6bから噴射された洗浄剤7
aの衝突箇所が相対的に基板8の前端箇所から後端箇所
(最後位に位置する基板周縁部箇所)へと漸次移行し
て、基板8が回転されていることとも相俟って、基板8
の表裏面全体が洗浄されることになる。各噴射ガン6
a,6bは、微細な氷粒子をドライブガス(窒素ガス)
により洗浄剤7aとして基板8に向けて噴射させるもの
であり、この洗浄剤たる氷粒子7aは、クリーンルーム
外に設置された各製氷容器9から供給管10を介して各
噴射ガン6a,6bに供給されるようになっている。す
なわち、各製氷容器9は、図1に示す如く、底部に供給
管10を接続した断熱容器であり、上部から超純水7及
び液化窒素11を噴霧して、超純水の噴霧微粒子を液化
窒素との熱交換により凍結させることにより、微細な氷
粒子7aを得るようになっている。
【0012】洗浄槽2は、クリーンルーム内に配置され
ており、洗浄槽2の上面領域の後半部分を覆う天井壁2
aと、排気口12を後端部位に形成した底壁2bと、上
記した架台3の前後移動領域を囲繞するに必要最小限の
大きさとされた矩形状の周壁つまり前後壁2c,2d及
び左右側壁2e,2eとからなる。天井壁2aは後壁2
dの上端部から前上方へと傾斜するもので、後壁2dの
上端部との接合部分2´aは円弧状をなしている。ま
た、洗浄槽2の上面領域の前半部分は、クリーンルーム
内に開口する吸気口2fとされており、この吸気口2f
の後端部と天井壁1aの前端部との間にはフィルタ2g
が張設されている。なお、洗浄槽2の周壁の適所には、
図示していないが、前記搬入ロボット及び搬出ロボット
による基板8の回転盤4上への搬入及び搬出を行うため
の開閉自在な搬入口及び搬出口が形成されている。
【0013】また、排気口12には、図1に示す如く、
排気管13が接続されている。この排気管13には排気
ブロワ14が設けられていて、洗浄槽2内のガス(噴射
ガン6a,6bから噴射されたドライブガス及び吸気口
2fから吸気されるクリーンエア)を排気口12へと吸
引させ、吸気口2fから基板8に沿って後方へと流れ更
に基板8を通過して排気口12に向かうガス流18を形
成するようになっている。また、排気管13における排
気ブロワ14の上流側には、気液分離トラップ15が設
けられていて、排気口12から排気管13へと排出され
てくる排ガスに含まれる水分(主として噴射ガン6a,
6bから噴射された氷粒子7aの融解水分)及び固形分
(主として汚染物)をガス分から分離除去するようにな
っている。
【0014】而して、洗浄槽2の周壁の適所であって当
該周壁に沿って上昇する上昇ガス流が生じる箇所には、
本発明に従って、この上昇ガス流を下降流に方向転換さ
せるべくガイドするガイド部材16,17,17が取付
けられている。
【0015】すなわち、この実施例では、図1及び図2
に示す如く、基板洗浄装置1の上方位に配して、洗浄槽
2の後壁2d及び両側壁2eの後半部分(以下「側壁部
分」という)2´e,2´eに夫々第1ガイド部材16
及び同一形状の第2ガイド部材16及び17,17を取
付けてある。第1ガイド部材16は、図2及び図3に示
す如く、長尺矩形板を、後壁2dから前方に突出する略
倒立U字状の導入ガイド部16aとその先端から後壁2
dに向かって傾斜状に垂下する直線状の導出ガイド部1
6bとを備えた形状に、折曲してなる断面一様のもので
あり、後壁2dに沿って上昇してくる上昇ガス流18a
が、導入ガイド部16aに沿って導出ガイド部16bへ
と導かれ、更に導出ガイド部16bに沿って下方へと導
かれるように、つまり後壁2dに向けて下降する下降流
18´aに方向転換されるようにガイドしうるようにな
っている。なお、第1ガイド部材16の両端部は側壁部
分2´e,2´eに当接されている(図2参照)。ま
た、各第2ガイド部材17は、図2及び図4に示す如
く、長尺矩形板を、側壁部分2´eから前方に突出する
略横転C字状の導入ガイド部17aとその先端から側壁
部分2´eと平行に垂下する直線状の導出ガイド部17
bとを備えた形状に、折曲してなる断面一様のものであ
り、側壁部分2´eに沿って上昇してくる上昇ガス流1
8bが、導入ガイド部17aに沿って導出ガイド部17
bへと導かれ、更に導出ガイド部17bに沿って下方へ
と導かれるように、つまり側壁部分2´eと平行に下降
する下降流18´bに方向転換されるようにガイドしう
るようになっている。なお、各第2ガイド部材17の後
壁側の端部は、第1ガイド部材16に当接されている
(図2参照)。
【0016】以上のように構成された基板洗浄システム
によれば、基板8の表裏面を次のようにして良好に洗浄
させることができる。
【0017】すなわち、洗浄開始に当たっては、架台3
を洗浄開始位置に位置させた上、基板8を搬入ロボット
により回転盤4上にセットする。しかる後、回転盤4を
回転駆動させると共に、噴射ガン6a,6bからドライ
ブガスにより基板8に向けて氷粒子7aを噴射させた状
態で、架台3を洗浄終了位置に向けて所定速度で前進さ
せていく。架台3の前進に伴って、噴射ガン6a,6b
から噴射された氷粒子7aの基板8への衝突箇所が、基
板8の前端箇所から後端箇所へと漸次移行していき、基
板8が回転されていることとも相俟って、基板8の表裏
面が全面的に洗浄される。そして、架台3が洗浄終了位
置で停止すると、洗浄済の基板8を搬出ロボットにより
回転盤4から洗浄槽2外に搬出して、基板洗浄を終了す
る。
【0018】このとき、排気ブロワ14により、噴射ガ
ン6a,6bから放出されたドライブガス及び吸気口2
fから吸気されたクリーンガスは排気口12に吸引さ
れ、洗浄槽2内には基板8を通過して排気口12に向か
うガス流18が形成される。したがって、氷粒子7aの
衝突による一種のサンドブラスト作用に基板8に付着し
ている汚染物が除去され、この汚染物を含む洗浄残渣は
ドライブガスの噴出力並びに基板8に沿って後方に向か
うガス流18の作用によって基板8から飛散され、ガス
流18と共に排気口12から排気管13に排出される。
この排ガス中に含まれる水分及び固形分は気液分離トラ
ップ15によりガス分から分離除去される。
【0019】ところで、上記ガス流18の一部は、洗浄
槽2の後壁2dに衝突して上昇ガス流18aと下降ガス
流とに分流されるが、下降ガス流は後壁2dに沿って下
降し、基板8から排気口12に向かうガス流18と共
に、排気口12から排出される。一方、上昇ガス流18
aは後壁2aに沿って上昇するが、図3に示す如く、天
井壁2aに達したり天井壁2a下の空間に拡散したりす
る前に、第1ガイド部材16により方向転換されて下降
流18´aとなり、上記ガス流18と共に排気口12か
ら排出されることになる。また、噴射ガン6a,6bか
ら噴射されたドライブガスの一部は、基板2に衝突して
舞い上がり、基板2上を通過するガス流18に吸収され
ることなく、側壁部分2´eに沿って上昇するが、この
上昇ガス流18bも、後壁2dに沿って上昇する上昇ガ
ス流18aと同様に、図4に示す如く、天井壁2aに達
したり天井壁2a下の空間に拡散したりする前に、第2
ガイド部材17により方向転換されて下降流18´bと
なり、上記ガス流18と共に排気口12から排出される
ことになる。したがって、各上昇ガス流18a,18b
に含まれる洗浄残渣が基板8上に浮遊したり落下したり
することがなく、洗浄済の基板8が再汚染したりする虞
れはない。なお、万一、天井壁2aに洗浄残渣が付着し
た場合にも、天井壁2aが後壁2dに向かって下り傾斜
しており且つ両壁2a,2dの接合部分2´aが円弧状
とされていることから、この洗浄残渣は天井壁2aを伝
って後方に流下して後壁2dへと移動せしめられること
から、基板8上に落下するような虞れはない。
【0020】このように、洗浄槽2の周壁に沿って上昇
する上昇ガス流18a,18bが生じた場合にも、それ
が基板8上に浮遊,落下するようなことがないから、洗
浄槽2を必要最小限の大きさとしながら基板8の再汚染
を確実に防止して、基板洗浄を良好に行うことができ
る。
【0021】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではなく、本発明の基本原理を逸脱しない範囲にお
いて、適宜に変更,改良することができる。すなわち、
各ガイド部材16,17の形状,設置場所,設置数は、
基板8の再汚染を生じる虞れのある上昇ガス流18a,
18bを、かかる虞れを生じない下降流18´a,18
´bに方向転換できる限りにおいて、任意である。
【0022】また、基板洗浄装置1及び洗浄槽2の構成
も任意である。例えば、上記実施例では、微細な氷粒子
7aを基板8に噴射させるようにしたが、かかる氷粒子
7aの噴射と同時に超純水等の洗浄液を基板8に噴射さ
せるようにしてもよい。また、上記実施例では、クリー
ンルーム内のクリーンエアを洗浄槽2内に吸気させるよ
うにしたが、洗浄槽2を吸気口2fを有しない完全密閉
構造として、ドライブガスのみにより基板8から排気口
12に向かうガス流18を形成するようにすることも可
能である。また、排気口12の形成位置は任意であり、
洗浄作用を効果的に行うガス流18を形成できる箇所で
あればよく、例えば後壁2dに形成するようにしてもよ
い。また、上記実施例においては、噴射ガン6a,6b
を固定して、基板8を水平移動させるようにしたが、逆
に基板8を一定位置で回転させ、噴射ガン6a,6bを
基板8に沿って移動させるようにすることも可能であ
る。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解されるよう
に、本発明の基板洗浄システムによれば、洗浄槽を必要
最小限の大きさとしながらも、洗浄残渣の基板上への浮
遊,落下を確実に防止することができ、洗浄残渣による
基板の再汚染を回避して、基板の洗浄を良好に行うこと
ができる。しかも、かかる効果が、洗浄槽の周壁の一部
にガイド部材を取付けておくだけの極めて簡単な手段に
より奏せられることから、その実用的価値極めて大なる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板洗浄システムの一実施例を示
す縦断側面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う横断平面図である。
【図3】図1の要部を拡大して示す詳細図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う縦断正面図である。
【符号の説明】
1…基板洗浄装置、2…洗浄槽、2d…前壁(周壁に沿
って上昇する上昇ガス流が生じる箇所)、2´e…側壁
部分(周壁に沿って上昇する上昇ガス流が生じる箇
所)、3…架台、4…回転盤、5…保持体、6a,6b
…噴射ガン、7a…氷粒子(洗浄剤)、8…基板、12
…排気口、13…排気管、14…排気ブロワ、15…気
液トラップ、16…第1ガイド部材(ガイド部材)、1
7…第2ガイド部材(ガイド部材)、18…基板から排
気口に向かうガス流、18a,18b…上昇ガス流(周
壁に沿って上昇する上昇ガス流)、18´a,18´b
…下降流。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304 643 B08B 3/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽内に、基板にこれを水平回転させ
    た状態で洗浄剤を噴射させるようにした基板洗浄装置が
    配置されており且つ該基板から洗浄槽の底壁に形成せる
    排気口へと向かうガス流が形成されるように構成された
    基板洗浄システムにおいて、洗浄槽の周壁における適所
    であって当該周壁に沿って上昇する上昇ガス流が生じる
    箇所に、この上昇ガス流を下降流に方向転換させるべく
    ガイドするガイド部材を取付けて、当該下降流が上記排
    気口へと向かうガス流と共に排気口から排出されるよう
    に構成したことを特徴とする基板洗浄システム。
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