JP2017132401A - ワイパー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄効果を高める上で有利なワイパー装置を提供する。【解決手段】制御部42Aがモータ18を制御してワイパーアーム16を揺動させ、同時にエアー制御弁38、第1、第2洗浄液制御弁40A、40Bの開閉制御を行なう。ワイパーラバー26の進行方向の前方のエアーノズル部48から被払拭面1202に対してエアーを、被払拭面1202に接触するワイパーラバー26の箇所から離れる方向に吹き付ける。これにより被払拭面1202に付着していた塵埃を除去する。また、第1洗浄液ノズル部56Aあるいは第2洗浄液ノズル部56Bのうちワイパーラバー26の進行方向の前方の洗浄液ノズル部から被払拭面1202に接触するワイパーラバー26の箇所に洗浄液を噴射する。【選択図】図6

Description

本発明はワイパー装置に関する。
車両のワイパー装置として、ワイパーブレードに、ウインドシールドガラスの表面に洗浄液を供給するウォッシャノズルを設けたものが提案されている(特許文献1参照)。
また、ワイパーブレードに、ウインドシールドガラスの表面にエアーを噴出するエアー噴出口を設け、エアーでウインドシールドガラスの表面に付着している塵埃を除去するものが提案されている(特許文献2参照)。
特開2007−112392号公報 特開2003−118546号公報
しかしながら、上述した従来技術では、ウインドシールドガラスの表面の塵埃を除去する上で一定の効果があるものの、ウインドシールドガラスの表面を払拭するワイパーラバーにいったん付着した汚れが再びウインドシールドガラスの表面に戻されて汚れが広がってしまう場合がある。このような場合、汚れを落とすのに時間がかかってしまうため、ウインドシールドガラスの洗浄効果を高める上で改善の余地がある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、洗浄効果を高める上で有利なワイパー装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、揺動可能に設けられたワイパーアームと、前記ワイパーアームに取着され、前記ワイパーアームの揺動に連動して揺動されて被払拭面を払拭するワイパーラバーを有するワイパーブレードと、を備えたワイパー装置であって、前記ワイパーブレードは、前記ワイパーラバーの長手方向と直交する方向の前記ワイパーラバーの両側のうちの少なくとも一側に配置され、前記被払拭面に接触する前記ワイパーラバーの先端部の箇所に洗浄液を噴射する洗浄液ノズル部と、前記被払拭面に対してエアーを吹き付けるエアーノズル部とを備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記エアーノズル部は、前記被払拭面に対してエアーを、前記ワイパーラバーの長手方向と交差する方向でかつ前記ワイパーラバーから離れる方向に吹き付ける向きに構成されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記洗浄液ノズル部と前記エアーノズル部は、前記ワイパーラバーの両側にそれぞれ配置され、前記ワイパーラバーの進行方向の前方および後方に位置する前記エアーノズル部からエアーを噴射させると同時に、前記ワイパーラバーの進行方向の前方に位置する前記洗浄液ノズル部から洗浄液を噴射させる制御部が設けられていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記ワイパーブレードは、前記ワイパーアームに連結されるレバー部材を備え、前記ワイパーラバーは、前記レバー部材に周囲を囲まれた状態で同レバー部材に支持されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記ワイパーブレードは、前記レバー部材に支持され、前記エアーノズル部にエアーを供給するエアー通路が内部に形成されたダクト部材を備え、前記ダクト部材は、前記レバー部材の内面に沿って前記被払拭面側に向かって延設される側壁を有し、前記エアーノズル部が前記ダクト部材の前記側壁の端縁部に形成されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記ワイパーブレードは、前記ダクト部材の前記側壁に支持されて前記洗浄液ノズル部へ洗浄液を供給する洗浄液配管を備え、前記洗浄液配管が前記ワイパーラバーの長手方向に沿って延設され、前記洗浄液配管に前記洗浄液ノズル部が前記洗浄液配管の長手方向に沿って複数並んで設けられていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、エアーにより被払拭面の塵埃を除去するとともに洗浄液を噴射しつつワイパーラバーにより被払拭面を払拭することが可能となるので、被払拭面の塵埃等の汚れを確実に除去することができ、洗浄効果を高める上で有利となる。
また、洗浄液が被払拭面に接触するワイパーラバーの先端部の箇所に向けて噴射されるため、被払拭面の払拭時に、ワイパーラバーに汚れが付着しにくく、ワイパーラバーに付着した汚れが被払拭面に広げられることを抑制する上で有利となる。
請求項2記載の発明によれば、被払拭面の塵埃をより広範囲でかつワイパーラバーから遠ざかる方向へ除去することが出来るので、ワイパーラバーに汚れが付着することを抑制する上で有利となる。
請求項3記載の発明によれば、エアーによりワイパーラバーの進行方向の前方および後方の被払拭面の塵埃を除去したのち、洗浄液で被払拭面を洗浄することができるので、被払拭面の洗浄効果を高める上でより有利となる。
また、事前にエアーによって塵埃が除去されるので、砂粒などがワイパーラバーとウインドシールドガラスとの間に噛み込むことを抑制でき、ワイパーラバーやウインドシールドガラスの表面の細かな傷を抑制する上で有利となる。
また、ワイパーラバーの進行方向の後方の被払拭面に残る洗浄液を吹き飛ばすことで汚れをより効率よく被払拭面から排除するとともに同時に被払拭面を乾燥させることができるので、被払拭面に残る洗浄液によって塵埃が付着することを抑制する上で有利となるとともに被払拭面の洗浄時間の短縮化を図る上で有利となる。
請求項4記載の発明によれば、ワイパーラバーの周囲をレバー部材で囲んで保護することができるので、ワイパーラバーの劣化を抑制する上で有利となる上、ワイパーラバーに塵埃等の汚れが付着することを抑制する上でより有利となる。
請求項5記載の発明によれば、ワイパーラバーの外側(周囲)で確実に被払拭面にエアーを吹き付けることができ、被払拭面の洗浄効果を高める上でより有利となる。
請求項6記載の発明によれば、洗浄液を周囲に飛散させることなく確実にワイパーラバーの先端部を洗浄することができ、洗浄効果を高める上でより有利となる。また、走行時および駐車時に、塵埃が堆積して洗浄液ノズル部を詰まらせるなどの不具合を抑制する上で有利となる。
ワイパー装置のワイパーブレードの正面図である。 図1のA−A線断面図である。 (A)はレバー部材の正面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(A)のC−C線断面図である。 (A)はダクト部材の正面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(A)のC−C線断面図である。 ワイパー装置の制御系の構成を示すブロック図である。 ワイパー装置の動作説明図であり、(A)はワイパーブレードが第1方向に進行する状態を示す動作説明図、(B)はワイパーブレードが第2方向に進行する状態を示す動作説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施の形態では、ワイパー装置が車両のウインドシールドガラスの表面を払拭するものである場合について説明する。
図1、図2、図5に示すように、ワイパー装置10は、ウインドシールドガラス12の表面を払拭するワイパーブレード14と、ワイパーブレード14に連結されるワイパーアーム16と、ワイパーアーム16に連結された不図示のリンク機構と、リンク機構を駆動するモータ18(図5参照)と、ワイパーブレード14にエアーを供給するエアー供給部34(図5参照)と、ワイパーブレード14に洗浄液を供給する洗浄液供給部36(図5参照)と、モータ18とエアー供給部34および洗浄液供給部36を制御するECU42(図5参照)とを含んで構成されている。
リンク機構とモータ18は、ウインドシールドガラス12の下方の不図示の車体パネル内に配設され、ワイパーブレード14はワイパーアーム16と共に、モータ18が駆動することによりリンク機構を介して揺動される。なお、ワイパーブレード14は、ワイパーアーム16(アームヘッド)の揺動に連動してワイパーブレード14の長手方向と交差する方向に揺動されることで、ウインドシールドガラス12の表面を払拭するよう構成されている。
図1に示すように、ワイパーアーム16は、不図示のアームヘッドと、リテーナー20と、アームピース22とを含んで構成され、ワイパーアーム16は細長形状を呈している。
車体パネルには、リンク機構に結合されたピボット軸が回動可能に支持されており、アームヘッドは、その基端部がピボット軸に取着され、アームヘッドは、ピボット軸を中心としてリンク機構により所定の角度の範囲でピボット軸と一体に往復揺動される。
リテーナー20は、その基端部がアームヘッドの先端部に支軸を介して連結され、アームヘッドと一体に揺動可能に、かつ、ウインドシールドガラス12から離れる方向に揺動可能に結合されている。
アームピース22は、帯板状を呈し、その基端部2202がリテーナー20の先端部2002に支持されている。
アームピース22の先端部には、U字状のフック部2204が形成されている。
図1、図2、図5に示すように、ワイパーブレード14は、ワイパーアーム16が連結されるレバー部材24と、ウインドシールドガラス12に接触されて表面(被払拭面1202)を払拭するワイパーラバー26と、エアーが流通されるダクト部材28と、洗浄液が流通される洗浄液配管44と、被払拭面1202にエアーを吹き付けるエアーノズル部48と、被払拭面1202に洗浄液を噴射する洗浄液ノズル部56とを含んで構成されている。
図3(A)、(B)、(C)に示すように、レバー部材24は細長形状を呈し、底板2402と、一対の側板2404と、一対の端板2406とを備えている。
底板2402は、帯状に延在している。
一対の側板2404は、底板2402の延在方向と直交する幅方向の両側からウインドシールドガラス12(被払拭面1202)側へ向かって起立している。
一対の端板2406は、底板2402の延在方向の両側からウインドシールドガラス12(被払拭面1202)側へ向かって起立している。
図1、図2に示すように、レバー部材24は、底板2402、一対の側板2404および一対の端板2406によって囲まれる空間の内側に、ワイパーラバー26、ダクト部材28、洗浄液配管44が設けられている。つまり、レバー部材24は、ワイパーラバー26、ダクト部材28、洗浄液配管44の周囲を底板2402と一対の側板2404および一対の端板2406によって囲むように、それらワイパーラバー26、ダクト部材28、洗浄液配管44を支持している。
図1に示すように、底板2402の中央部に底板2402の長手方向と直交する方向に延在する結合軸2410が設けられている。
ワイパーアーム16のアームピース22のフック部2204が不図示の係止部材を介して結合軸2410に対して着脱可能に結合される。
図1、図2に示すように、ダクト部材28は半中空で細長形状を呈し、レバー部材24の内面に取着されている。
図4(A)、(B)、(C)に示すように、ダクト部材28は、底壁2802と、一対の側壁2804と、一対の端壁2806とを備えている。
底壁2802は、帯状に延在しレバー部材24の底板2402に重ね合わされている。
一対の側壁2804は、底壁2802の長手方向と直交する幅方向の両側から起立しレバー部材24の一対の側板2404に沿って重ね合わされてウインドシールドガラス12(被払拭面1202)側に向かって延設されている。
一対の端壁2806は、側壁2804の長手方向の両側から起立しレバー部材24の一対の端板2406に沿って重ね合わされてウインドシールドガラス12(被払拭面1202)側に向かって延設されている。
つまり、ダクト部材28は、その外周面がレバー部材24の内周面と重ね合わされた状態で設けられている。
底壁2802、一対の側壁2804、一対の端壁2806の内側は、細長の収容空間46が形成されると共に、一対の側壁2804、一対の端壁2806の縁部により、収容空間46の開口4602が細長に形成されている。
収容空間46には、ワイパーラバー26と、洗浄液配管44を構成する第1洗浄液配管44A、第2洗浄液配管44Bが収容されている。
底壁2802と一対の側壁2804内に、エアーが流通されるエアー通路32が設けられ、開口4602の周囲に位置する一対の側壁2804の端縁部2804Aに、エアー通路32に連通するエアーノズル部48が設けられている。
なお、本実施形態では、図2に示すように、一対の側壁2804の端縁部2804Aは、レバー部材24の一対の側板2404の高さ方向に沿って側板2404の端縁部2404Aの位置まで延在されている。
エアー通路32は、第1エアー通路32Aと第2エアー通路32Bとを含んで構成されている。
第1エアー通路32Aは、底壁2802の内部で底壁2802の延在方向に沿って延在している。すなわち、第1エアー通路32Aは、ワイパーラバー26の長手方向に沿って延在している。
第1エアー通路32Aの長手方向の中間部には、後述するエアー供給部34(図5参照)に接続されたエアー供給ホース50が接続されており、ダクト部材28内(エアー通路32)にエアー供給部34からエアーが供給可能となっている。
第2エアー通路32Bは、第1エアー通路32Aの長手方向に間隔をおいた複数箇所から一対の側壁2804の高さ方向に沿って側壁2804の端縁部2804Aまで延在している。そして第2エアー通路32Bは、一対の側壁2804の端縁部2804Aにおいて細長形状の開口3202を介してダクト部材28の外部に開放され、この開口3202によりエアーノズル部48が構成されている。つまり、ダクト部材28は、エアー供給部34から供給されたエアーを一対の側壁2804の端縁部2804Aのエアーノズル部48からウインドシールドガラス12に向けて吹き出し可能とされており、エアーノズル部48は、第2エアー通路32Bの数に対応して複数設けられている。
図4(A)に示すように、第2エアー通路32Bは、一対の側壁2804内において、第1エアー通路32Aから一対の側壁2804の縁部に至るにつれてワイパーラバー26の長手方向に沿った幅が次第に大きくなるように形成されている。つまり、エアーノズル部48から吹き出されるエアーがワイパーブレード14(ワイパーラバー26)の長手方向に拡がる仕組みとなっている。
また、図4(C)に示すように、第2エアー通路32Bは、一対の側壁2804内において、第1エアー通路32Aから一対の側壁2804の縁部に至るにつれて、ダクト部材28の幅方向の中心から次第に離れる方向に変位して形成されている。言い換えると、第2エアー通路32Bは、第1エアー通路32Aから一対の側壁2804の縁部に至るにつれて、ワイパーラバー26の長手方向と直交する方向において次第にワイパーラバー26から離れる方向に変位するように傾斜して形成されており、エアーノズル部48(開口3202)の向きが収容空間46の外側へ向くよう構成されている。つまり、エアーノズル部48から吹き出されるエアーが、ワイパーラバー26から離れる方向となる収容空間46の外側へ向けて吹き付けられる仕組みとなっている。
なお、本実施形態では、第2エアー通路32Bは、一対の側壁2804の端縁部2804A近傍で収容空間46の外側へ湾曲されており、エアーノズル部48(開口3202)の向きがより収容空間46の外側へ向くよう形成されている。
このように、本実施の形態では、エアーノズル部48がワイパーラバー26を挟んでワイパーラバー26の長手方向と直交する方向の両側にそれぞれ配置され、ウインドシールドガラス12の表面である被払拭面1202に対してエアーノズル部48から吹き出されるエアーを、ワイパーラバー26の長手方向に拡散させつつ被払拭面1202に接触するワイパーラバー26の箇所から離れる方向に向けて吹き付けるようダクト部材28が構成されている。
ワイパーラバー26は、細長形状を呈しウインドシールドガラス12の表面を被払拭面1202として払拭するものである。
ワイパーラバー26は、図1に示すように、ダクト部材28の収容空間46の長さに対応した長さと、図2に示すように、長さと直交する方向の高さとを有している。
ワイパーラバー26は、その長手方向をレバー部材24の長手方向に沿わせて収容空間46に収容され、ワイパーラバー26の高さ方向の基端部2602が、ダクト部材28の底壁2802に取り付け金具52を介して支持され、高さ方向の先端部2604がウインドシールドガラス12の表面に接触するよう構成されている。なお、ワイパーラバー26は、その長手方向と交差する方向に揺動(移動)されることでウインドシールドガラス12の表面を払拭する。
図1、図2に示すように、洗浄液配管44は、洗浄液が流通される洗浄液通路30を構成しており、洗浄液ノズル部56に洗浄液を供給するものである。
洗浄液配管44は、ワイパーラバー26を挟んでワイパーラバー26の長手方向と直交する方向の両側に設けられている。本実施の形態では、洗浄液通路30は、ダクト部材28の一対の側壁2804の内側にそれぞれ取着された第1洗浄液配管44Aと第2洗浄液配管44Bで構成されている。つまり、ワイパーラバー26の払拭方向(移動方向)の両側に第1洗浄液配管44Aと第2洗浄液配管44Bが設けられている。
第1、第2洗浄液配管44A、44Bは、ワイパーラバー26の長手方向に沿って延在している。第1、第2洗浄液配管44A、44Bの中間部には、後述する洗浄液供給部36に接続された洗浄液供給ホース54がそれぞれ接続されており、第1、第2洗浄液配管44A、44B内(洗浄液通路30)に洗浄液供給部36から洗浄液が供給可能となっている。
第1、第2洗浄液配管44A、44Bには、その長手方向に間隔をおいて噴射孔4402が複数並んで設けられている。この各噴射孔4402は、被払拭面1202に接触するワイパーラバー26の先端部2604の箇所に向けて洗浄液を噴射するように形成されており、これら各噴射孔4402によって洗浄液ノズル部56が構成されている。
本実施の形態では、第1洗浄液配管44Aの各噴射孔4402により第1洗浄液ノズル部56Aが構成され、第2洗浄液配管44Bの各噴射孔4402により第2洗浄液ノズル部56Bが構成されている。
このように、本実施の形態では、ワイパーラバー26側へ向けて洗浄液を噴射する第1、第2洗浄液ノズル部56A、56Bが、ワイパーラバー26の払拭方向(移動方向)の両側にそれぞれワイパーラバー26の長手方向に沿って複数並んで配置され、ウインドシールドガラス12の被払拭面1202とともにワイパーラバー26の先端部2604が洗浄されるよう構成されている。
図5に示すように、エアー供給部34は、エアー供給ホース50を介してワイパーブレード14のダクト部材28(各エアーノズル部48)にエアーを供給するものである。
エアー供給部34は、ダクト部材28へのエアーの供給と停止を切り換えるエアー制御弁38を有している。
洗浄液供給部36は、洗浄液を洗浄液供給ホース54を介してワイパーブレード14の第1、第2洗浄液配管44A、44B(第1、第2洗浄液ノズル部56A、56B)に供給するものである。
洗浄液供給ホース54は、第1洗浄液配管44A(第1洗浄液ノズル部56A)に接続された第1洗浄液供給ホース54Aと、第2洗浄液配管44B(第2洗浄液ノズル部56B)に接続された第2洗浄液供給ホース54Bとで構成されている。
洗浄液供給部36は、第1洗浄液供給ホース54Aへの洗浄液の供給と停止を切り換える第1洗浄液制御弁40Aと、第2洗浄液供給ホース54Bへの洗浄液の供給と停止を切り換える第2洗浄液制御弁40Bとを有している。
ECU42は、CPU、制御プログラムなどを格納・記憶するROM、制御プログラムの作動領域としてのRAM、各種データを書き換え可能に保持するEEPROM、周辺回路等とのインターフェースをとるインターフェース部などを含んで構成される。
ECU42には、モータ18、エアー供給部34のエアー制御弁38、洗浄液供給部36の第1、第2洗浄液制御弁40A、40Bが接続されており、CPUが上記制御プログラムを実行することにより、ワイパー装置10のモータ18を制御すると共に、エアー制御弁38、第1、第2洗浄液制御弁40A、40Bの開閉制御を行なうものであり、制御部42Aを構成している。
制御部42Aは、モータ18を制御することにより、リンク機構を介してワイパーブレード14を上下の反転位置の間で揺動(移動)させる。
したがって、制御部42Aは、モータ18の回転方向に基いて、ワイパーブレード14の進行方向が下反転位置(レスト位置)から上反転位置に向かう第1方向か、ワイパーブレード14の進行方向が上反転位置から下反転位置に向かう第2方向かを認識しており、言い換えると、制御部42Aは、ワイパーラバー26の進行方向を認識している。
制御部42Aは、ワイパーラバー26の進行方向の前方および後方に位置するエアーノズル部48からエアーを噴射させると同時に、ワイパーラバー26の進行方向の前方に位置する洗浄液ノズル部から洗浄液を噴射させるように、エアー制御弁38、第1、第2洗浄液制御弁40A、40Bの開閉制御を行なう。
なお、エアー供給部34と、洗浄液供給部36と、ECU42は、不図示の車体パネル内の適宜箇所に設けられている。
次に作用効果について説明する。
制御部42Aがモータ18を制御してワイパーアーム16を揺動させ、同時にエアー制御弁38、第1、第2洗浄液制御弁40A、40Bの開閉制御を行なう。
すなわち、ワイパーブレード14(ワイパーラバー26)の進行方向の前方および後方にエアーノズル部48から被払拭面1202に対してエアーを、被払拭面1202に接触するワイパーラバー26の箇所から離れる方向に吹き付ける。これにより、ワイパーブレード14(ワイパーラバー26)の周囲の被払拭面1202に付着していた塵埃を除去する。
また、同時に第1洗浄液ノズル部56Aあるいは第2洗浄液ノズル部56Bのうちワイパーラバー26の進行方向の前方の洗浄液ノズル部から被払拭面1202に接触するワイパーラバー26の先端部2604の箇所に洗浄液を噴射する。
具体的に説明すると、制御部42Aはエアー制御弁38、第1、第2洗浄液制御弁40A、40Bの開閉制御を行ない、図6(A)に示すように、ワイパーブレード14の進行方向が第1方向である場合、第1方向の前方および後方に位置するエアーノズル部48からエアーAを噴射させる。同時に、第1方向の前方に位置する第1洗浄液ノズル部56Aから洗浄液Wを噴射させる。
また、図6(B)に示すように、ワイパーブレード14の進行方向が第2方向である場合、第2方向の前方および後方に位置するエアーノズル部48からエアーAを噴射させる。同時に、第2方向の前方に位置する第2洗浄液ノズル部56Bから洗浄液Wを噴射させる。
したがって、エアーAにより被払拭面1202の塵埃を除去したのち、洗浄液Wを噴射しつつワイパーラバー26により被払拭面1202を払拭するため、被払拭面1202の洗浄効果を高める上で有利となる。
また、ワイパーラバー26の払拭前にエアーAにより塵埃が除去されるため、ワイパーラバー26によって塵埃が被払拭面1202に擦り付けられ、被払拭面1202が傷付くことを抑制できる。
また従来では、例えば、予め洗浄液Wが噴射された被払拭面1202をワイパーラバー26で払拭しており、ワイパーラバー26に汚れが付着し、この付着した汚れがワイパーラバー26の払拭によって再び被払拭面1202に戻されて広げられてしまう場合があり、ワイパーの払拭回数や洗浄液Wの量が増えてしまう傾向にあった。
これに対して本実施の形態では、ワイパーラバー26による払拭前にある程度の塵埃がエアーAにより除去される上、第1洗浄液ノズル部56Aあるいは第2洗浄液ノズル部56Bから噴射された洗浄液Wが被払拭面1202に接触するワイパーラバー26の箇所に噴射されて、ワイパーラバー26によって払拭した汚れが確実に洗い流される。
そのため、被払拭面1202の払拭時に、ワイパーラバー26に汚れが付着しにくく、ワイパーラバー26に付着した汚れがワイパーラバー26の払拭によって被払拭面1202に広げられることを抑制する上で有利となる。
しかも、被払拭面1202に対してエアーAを、ワイパーラバー26の箇所から離れる方向に吹き付けるようにすることで、より広範囲において被払拭面1202の塵埃をワイパーラバー26から遠ざかる方向へ吹き飛ばして除去することができる。そのため、塵埃を確実に除去できるとともに、エアーAによって飛散した塵埃が収容空間46内に入り込むことを抑制でき、ワイパーラバー26に汚れが付着するのを抑制する上で有利となる。
また、ワイパーラバー26の進行方向の後方のエアーノズル部48から被払拭面1202に対してエアーAを吹き付けることにより、ワイパーラバー26の進行方向の後方の被払拭面1202に残る汚れた洗浄液Wを吹き飛ばすことで被払拭面1202上の汚れをより効率よく排除すると同時に被払拭面1202を乾燥させることができる。したがって、被払拭面1202に残る洗浄液Wによって塵埃が付着することを抑制する上で有利となるとともに被払拭面1202の洗浄時間の短縮化を図る上で有利となる。
また、本実施の形態では、レバー部材24がワイパーラバー26の周囲を囲むよう構成されている。
したがって、ワイパーラバー26を保護してワイパーラバー26の劣化を抑制する上で有利となるとともに直接ワイパーラバー26へ塵埃が付着するのを抑制する上で有利となる。
また、第2エアー通路32Bが形成されたダクト部材28の側壁2804がレバー部材24の側板2404に沿って側板2404の端縁部2404Aまで延ばされるとともに側壁2804の端縁部2804Aにエアーノズル部48が設けられている。つまりエアーノズル部48がレバー部材24の側板2404の端縁部2404A近傍に設けられるので、ワイパーラバー26の外側(周囲)で確実に被払拭面1202にエアーAを吹き付けることができ、被払拭面1202の洗浄効果を高める上でより有利となる。
また、第1、第2洗浄液ノズル部56A、56Bは、ダクト部材28の底壁2802、側壁2804、端壁2806で覆われる収容空間46内でダクト部材28の側壁2804に支持されるとともにワイパーラバー26の長手方向に延びる第1、第2洗浄液配管44A、44Bに、それぞれワイパーラバー26の長手方向に間隔を開けて複数並んで設けられている。
これにより、洗浄液Wを周囲に飛散させることなく確実にワイパーラバー26の先端部2604を洗浄することができ、洗浄効果を高める上でより有利となる。また、走行時および駐車時に、塵埃が堆積してそれら第1、第2洗浄液ノズル部56A、56Bを詰まらせるなどの不具合を抑制する上で有利となる。
なお、本実施の形態では、第1、第2洗浄液ノズル部56A、56Bとエアーノズル部48がワイパーラバー26の払拭(移動)方向の両側にそれぞれ配置され、ワイパーラバー26の進行方向の前方および後方に位置するエアーノズル部48からエアーAを噴射させると同時に、第1、第2洗浄液ノズル部56A、56Bのうちワイパーラバー26の進行方向の前方に位置する洗浄液ノズル部56から洗浄液Wを噴射させるようにした場合について説明した。
しかしながら、洗浄液ノズル部56とエアーノズル部48を、ワイパーラバー26の長手方向と直交する方向のワイパーラバー26の両側のうちの少なくとも一側に配置してもよい。
10 ワイパー装置
12 ウインドシールドガラス
1202 被払拭面
14 ワイパーブレード
16 ワイパーアーム
24 レバー部材
26 ワイパーラバー
28 ダクト部材
2804A 端縁部
30 洗浄液通路
32 エアー通路
32A 第1エアー通路
32B 第2エアー通路
34 エアー供給部
36 洗浄液供給部
38 エアー制御弁
40A 第1洗浄液制御弁
40B 第2洗浄液制御弁
42 ECU
42A 制御部
44 洗浄液配管
44A 第1洗浄液配管
44B 第2洗浄液配管
4402 噴射孔
48 エアーノズル部
56 洗浄液ノズル部
56A 第1洗浄液ノズル部
56B 第2洗浄液ノズル部

Claims (6)

  1. 揺動可能に設けられたワイパーアームと、
    前記ワイパーアームに取着され、前記ワイパーアームの揺動に連動して揺動されて被払拭面を払拭するワイパーラバーを有するワイパーブレードと、
    を備えたワイパー装置であって、
    前記ワイパーブレードは、前記ワイパーラバーの長手方向と直交する方向の前記ワイパーラバーの両側のうちの少なくとも一側に配置され、前記被払拭面に接触する前記ワイパーラバーの先端部の箇所に洗浄液を噴射する洗浄液ノズル部と、前記被払拭面に対してエアーを吹き付けるエアーノズル部と、
    を備えることを特徴とするワイパー装置。
  2. 前記エアーノズル部は、前記被払拭面に対してエアーを、前記ワイパーラバーの長手方向と交差する方向でかつ前記ワイパーラバーから離れる方向に吹き付ける向きに構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のワイパー装置。
  3. 前記洗浄液ノズル部と前記エアーノズル部は、前記ワイパーラバーの両側にそれぞれ配置され、
    前記ワイパーラバーの進行方向の前方および後方に位置する前記エアーノズル部からエアーを噴射させると同時に、前記ワイパーラバーの進行方向の前方に位置する前記洗浄液ノズル部から洗浄液を噴射させる制御部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1または2記載のワイパー装置。
  4. 前記ワイパーブレードは、前記ワイパーアームに連結されるレバー部材を備え、
    前記ワイパーラバーは、前記レバー部材に周囲を囲まれた状態で同レバー部材に支持されている、
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載のワイパー装置。
  5. 前記ワイパーブレードは、前記レバー部材に支持され、前記エアーノズル部にエアーを供給するエアー通路が内部に形成されたダクト部材を備え、
    前記ダクト部材は、前記レバー部材の内面に沿って前記被払拭面側に向かって延設される側壁を有し、
    前記エアーノズル部が前記ダクト部材の前記側壁の端縁部に形成されている
    ことを特徴とする請求項4記載のワイパー装置。
  6. 前記ワイパーブレードは、前記ダクト部材の前記側壁に支持されて前記洗浄液ノズル部へ洗浄液を供給する洗浄液配管を備え、
    前記洗浄液配管が前記ワイパーラバーの長手方向に沿って延設され、
    前記洗浄液配管に前記洗浄液ノズル部が前記洗浄液配管の長手方向に沿って複数並んで設けられている
    ことを特徴とする請求項5記載のワイパー装置。
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