JPH09267721A - ワイパー装置 - Google Patents

ワイパー装置

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JPH09267721A
JPH09267721A JP8106114A JP10611496A JPH09267721A JP H09267721 A JPH09267721 A JP H09267721A JP 8106114 A JP8106114 A JP 8106114A JP 10611496 A JP10611496 A JP 10611496A JP H09267721 A JPH09267721 A JP H09267721A
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JP
Japan
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liquid
blade
wiper
window
washer
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Application number
JP8106114A
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English (en)
Inventor
Masakatsu Ito
正勝 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウォッシャー液の無駄をなくすると共に、ウ
ォッシャー液によって視界を悪化させることがないワイ
パーブレードを備えたワイパー装置を提供する。 【解決手段】 ワイパーブレードが、可撓性パイプ内を
送られてくるウォッシャー液を導入する流路を備えると
共に、該ウインドウと接する先端縁はウインドウに沿っ
てワイピング動作する際に進行方向と逆方向に弾性変形
する変形部を有しており、該変形部の基部の両側には上
記流路と連通した液吐出口が夫々開口しており、各液吐
出口にはこれらを開閉する為の弁が設けられており、変
形部が変形していない時には、各弁が各液吐出口を閉止
している一方で、ワイピング動作によって変形部が進行
方向と反対側に変形した時には、進行方向側の液吐出口
が同側の弁から退避して開口し、液を吐出可能な状態と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のフロントウ
インドウやリアウインドウ等に用いられるワイパーの改
良に関し、特にボンネット側等に設けたノズルからウォ
ッシャー液をウインドウ面に飛翔させるようにした従来
のウォッシャー液吹き付け構造の欠点を解消する様にし
たワイパー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車には降雨、降雪時等における視界
の悪化を防止する為に、フロントウインドウやリヤウイ
ンドウにワイパーを設けている。また、ボンネットその
他の車体内部適所には、ウインドウォッシャー液を充填
したタンクが装備されており、運転席に備えたスイッチ
を操作することによって、ポンプを作動させてタンク内
の液をウインドウに吹き付けた上でのワイピング動作が
行われる様になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のワイパ
ー及びウォッシャー液の吐出構造にあっては、吐出口が
ウインドウの近傍位置とは言え、ウインドウ直下のボン
ネットや、直上のルーフエッジ部等に設けられている
為、ウォッシャー液を吐出口からワイパーブレードの移
動経路となるウインドウガラス面にまで届かせるために
は、比較的長い距離を飛翔させる必要がある。この為、
高速走行中の風圧や、強風によって、吐出口から吐出さ
れたウォッシャー液の多くが目標位置に達する前に飛散
して無駄となる。また、ワイピング動作を行っているワ
イパーブレードが通過した直後のガラス面にウォッシャ
ー液が吹き付けられると、ワイパーブレードが戻ってく
るまでの間視界が悪化するという不具合もある。このた
め、運転者は、走行中にウォッシャー液がワイパーブレ
ードの進行方向前方のガラス面に吹き付けられる様に、
吐出用の操作スイッチを操作してウォッシャー液の吐出
タイミングを調整する必要が発生するため、運転中の危
険性が増大する。本発明は上記に鑑みてなされたもので
あり、ウォッシャー液の無駄をなくすると共に、ウォッ
シャー液によって視界を悪化させることがないワイパー
ブレードを備えたワイパー装置を提供することを目的と
している。
【0004】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成するため、
本発明は、自動車内部のウォッシャタンク内のウォッシ
ャ液を自動車外部に導く管体と、該管体の外側端部に連
結された可撓性パイプと、該可撓性パイプに接続された
ワイパーブレードと、該ワイパーブレードを着脱自在に
支持して該ワイパーブレードの先端縁を自動車のウイン
ドウに圧接させつつワイピング動作を行う回動アームと
を備え、上記ワイパーブレードは、上記可撓性パイプ内
を送られてくるウォッシャー液を導入する流路を備える
と共に、該ウインドウと接する先端縁はウインドウに沿
ってワイピング動作する際に進行方向と逆方向に弾性変
形する変形部を有しており、該変形部の基部の両側には
上記流路と連通した液吐出口が夫々開口しており、各液
吐出口にはこれらを開閉する為の弁が設けられており、
上記変形部が変形していない時には、上記各弁が各液吐
出口を閉止している一方で、ワイピング動作によって変
形部が進行方向と反対側に変形した時には、進行方向側
の液吐出口が同側の弁から退避して開口し、液を吐出可
能な状態となることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示した
形態例により詳細に説明する。図1は本発明のワイパー
装置を備えた自動車の要部構成を示す略図であり、自動
車1のフロントウインドウ2の下部にはワイパー装置3
が配置されている。ワイパー装置3に対してはボンネッ
ト4内に位置するウォッシャー液タンク5から管体6を
用いてウォッシャー液が供給される。図2は管体6から
ワイパー装置3のワイパーブレードに液を供給する構造
例を示す図であり、ボンネット4内に位置する管体6に
は例えばT字継手10が接続されており、このT字継手
10の吐出部10aは、可撓性を有した可撓性パイプ1
1の一端に接続される。可撓性パイプ11は、ワイパー
ブレード25内部に設けた流路と接続されるべく、ワイ
パーブレード25の端部に接続固定される。可撓性パイ
プ11は、例えばコイル状にしておき、ワイパーブレー
ドの移動に追随して伸縮変形し得るように構成する。ワ
イパー装置3は、図示しないモータ等の駆動源によって
回動する回動軸20に連結された回動アーム21と、回
動アーム21の先端の着脱部22に着脱されるワイパー
本体23とを有する。ワイパー本体23は、ブレードホ
ルダ24と、ブレード25とを有する。
【0006】図3(a) 及び(b) は補強材の構成図、及び
ブレード本体の端面図であり、各図に示す様に、ブレー
ド25は、ステンレス等の補強材26と、ブレード本体
27とを有する。図4(a) (b) 及び(c) はブレード本体
の斜視図、側面図、及びA−A断面図であり、このブレ
ード25は、補強材26を嵌合する凹所30を外周面に
有した一端部31と、一端部31から延びた基部32
と、基部32の先端部に位置する変形部33と、金属の
補強剤26がウインドウガラスに接触して傷つけること
を防止する為の張出し部34と、基部32内を長手方向
に貫通して配設されてウォッシャー液の流路35と、流
路35の長手方向に所定の間隔を隔てて形成された2つ
の吐出路(吐出口)36a,36bと、各張出し部34
の下部に夫々一体化されて各吐出路36a,36bの吐
出口を開閉する弁37a,37bとを有する。各吐出路
の吐出口は、変形部の上部外面で開口している。各吐出
口対は、ブレードの長手方向に沿って所定の間隔で複数
対配置されているので、ウインドウガラス全体をカバー
することができる。
【0007】変形部33は、ワイパーブレードがウイン
ドウガラスに圧接した状態でワイピング動作を行う際
に、ガラスとの摺接によって弾性変形するように、材
質、形状、寸法を設定されている。変形部33は、吐出
口が開口している部分から先端部までであり、ワイパー
ブレード25の先端部がガラス面を移動することによっ
て先端が移動方向と反対側に変形すると、移動方向側の
吐出口36bと弁37bとの間にギャップが形成され
て、吐出口36bが開口する(図5)。回動軸20が逆
転してブレード25が逆方向に戻り始めると、今度は変
形部33は図5とは逆方向に変形するので、逆方向の吐
出口26aが弁37aから離れて開口状態となり、逆方
向に液を吐出する。従って、この時点で図示しないポン
プによってウインドウウォッシャー液に圧力が加えられ
ている場合には、開口状態にある進行方向側の吐出口3
6bから液が吐出されて、ブレードの進行方向前方側の
ガラス面だけがぬれることとなる。このとき吐出口はガ
ラスの目標面に常に近接しているので、高速走行時の風
圧、強風等によっても液が飛散することがなくなる。ま
た、ブレードはぬれた直後のガラス面をワイピングする
ので、液の無駄なくクリーニングすることができる。ま
た、ブレードの進行方向と逆側に位置するガラス面には
液は塗布されないので、ブレードを境目として進行方向
の逆側のガラス面の視界は液によって妨げられることが
なくなる。なお、ウォッシャー液を吐出させる場合に
は、吐出スイッチを操作することは勿論であるが、本発
明では吐出スイッチを操作することによりポンプが作動
してブレードの流路内に液を送り込むと同時に圧力をか
けておき、ワイパーがワイピング動作を開始して初めて
液が吐出されることとなる。
【0008】次に、図6は本発明の他の形態例であり、
この形態例は家庭用或は業務用のハンディータイプのワ
イパーのブレードに上記形態例と同様の液吐出構造を適
用したものである。ブレードの構造は上記形態例と同様
であるが、液の供給構造が多少異なっている。即ち、使
用者が把持するアーム40先端のホルダ41にブレード
25を着脱自在に保持すると共に、アーム40に沿って
配設した管体42によってブレード内の流路に液を供給
する様にしている。この形態例では、アーム40の端部
にハンドポンプ43を取付けてこのハンドポンプを使用
者が握ることによって液圧を高めてブレードに設けた吐
出口から吐出させるように構成する。ポンプには図示し
ないパイプを介して液タンクを接続し、液タンクから液
を供給する様にする。或は、ハンドポンプの代わりに小
型ポンプを用いてもよい。小型ポンプは、アームに取付
けてもよいし、使用者が携帯するようにしてもよい。
【0009】
【発明の効果】以上のように本発明は、自動車内部のウ
ォッシャタンク内のウォッシャ液をワイパー装置のワイ
パーブレードに供給し、ワイパーブレード内の流路を経
て、ブレードの側面に形成された吐出口対から吐出可能
に構成するとともに、該吐出口を常時(非ワイピング動
作時)に於ては閉止し、ブレード先端の変形部がウイン
ドウガラスとの摺接時に進行方向と逆方向に変形した時
に、進行方向側の弁から吐出口が離間することにより、
該吐出口だけから液をガラス面に吐出させるようにした
ので、ウォッシャー液の無駄をなくすると共に、ウォッ
シャー液によって視界を悪化させることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワイパー装置を備えた自動車の一例の
要部断面図。
【図2】本発明のワイパー装置の外観拡大図。
【図3】(a) 及び(b) は補強材の構成図、及びブレード
本体の端面図。
【図4】(a) (b) 及び(c) はワイパーブレードの斜視
図、側面図、及び断面図。
【図5】ワイパーブレードの動作説明図。
【図6】本発明の他の形態例のワイパー装置の斜視図。
【符号の説明】
1 自動車、2 フロントウインドウ、3 ワイパー装
置、4 ボンネット、5ウォッシャー液タンク、6 管
体、10 T字継手、10a 吐出部,11可撓性パイ
プ,20 回動軸,21 回動アーム,22 着脱部,
23 ワイパー本体,24 ブレードホルダ,25 ブ
レード,26 補強材,27 ブレード本体,30 凹
所,31 一端部,32 基部,33 変形部,34
張出し部,36a,36b 吐出路(吐出口),37
a,37b 弁、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車内部のウォッシャタンク内のウォ
    ッシャ液を自動車外部に導く管体と、該管体の外側端部
    に連結された可撓性パイプと、該可撓性パイプに接続さ
    れたワイパーブレードと、該ワイパーブレードを着脱自
    在に支持して該ワイパーブレードの先端縁を自動車のウ
    インドウに圧接させつつワイピング動作を行う回動アー
    ムとを備え、 上記ワイパーブレードは、上記可撓性パイプ内を送られ
    てくるウォッシャー液を導入する流路を備えると共に、
    該ウインドウと接する先端縁はウインドウに沿ってワイ
    ピング動作する際に進行方向と逆方向に弾性変形する変
    形部を有しており、該変形部の基部の両側には上記流路
    と連通した液吐出口が夫々開口しており、各液吐出口に
    はこれらを開閉する為の弁が設けられており、 上記変形部が変形していない時には、上記各弁が各液吐
    出口を閉止している一方で、ワイピング動作によって変
    形部が進行方向と反対側に変形した時には、進行方向側
    の液吐出口が同側の弁から退避して開口し、液を吐出可
    能な状態となることを特徴とするワイパー装置。
JP8106114A 1996-04-01 1996-04-01 ワイパー装置 Pending JPH09267721A (ja)

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JP8106114A JPH09267721A (ja) 1996-04-01 1996-04-01 ワイパー装置

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JP8106114A JPH09267721A (ja) 1996-04-01 1996-04-01 ワイパー装置

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ID=14425441

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JP8106114A Pending JPH09267721A (ja) 1996-04-01 1996-04-01 ワイパー装置

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JP (1) JPH09267721A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101241032B1 (ko) * 2006-11-29 2013-03-18 현대자동차주식회사 세정액 분사 구조의 와이퍼 블레이드를 가진 와이퍼 장치
JP2015523279A (ja) * 2012-08-02 2015-08-13 フェデラル−モグル エス.エー.Federal−Mogul.S.A. ワイドスクリーンワイパー装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4818748U (ja) * 1971-07-09 1973-03-02
JP4134775B2 (ja) * 2003-03-20 2008-08-20 Jfeスチール株式会社 高周波誘導加熱による塗膜の焼付け方法

Patent Citations (2)

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