JP2015131526A - 洗車機 - Google Patents
洗車機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015131526A JP2015131526A JP2014002957A JP2014002957A JP2015131526A JP 2015131526 A JP2015131526 A JP 2015131526A JP 2014002957 A JP2014002957 A JP 2014002957A JP 2014002957 A JP2014002957 A JP 2014002957A JP 2015131526 A JP2015131526 A JP 2015131526A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- vehicle
- cleaned
- car wash
- brush
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
Abstract
【課題】洗車機の本体部の移動方向に関して必要設置スペースをできる限り小さくして、設置スペースが比較的狭い場所にも設置することが可能な洗車機を提供する。【解決手段】洗車機WAは被洗浄車両CAに対して前後方向に移動する外側本体部1Aと、被洗浄車両CAに対して前後方向に移動するとともに外側本体部1Aの内側を通過可能な内側本体部1Bと、被洗浄車両CAの上面を洗浄するトップブラシ4と、被洗浄車両CAの側面を洗浄するサイドブラシ5と、被洗浄車両CAの上面に空気を吹き付けるトップ送風ノズル21と、被洗浄車両CAの側面に空気を吹き付けるサイド送風ノズル22と、を備える。そして、トップブラシ4、サイドブラシ5、トップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22のうちサイドブラシ5を外側本体部1Aに設置するとともに、残りを内側本体部1Bに設置し、洗車開始前に外側本体部1Aの内側に内側本体部1Bを配置する。【選択図】図1
Description
本発明は洗車機に関する。
給油所等に設置される従来の洗車機が特許文献1に開示されている。特許文献1に記載された洗車機は被洗浄車両を跨ぐ門型に形成された本体部を備える。洗車機の本体部はその底面に車輪を備え、レール上を走行して被洗浄車両に対して前後方向に相対移動する。洗車機の本体部には洗浄に使用するトップブラシ及びサイドブラシと、乾燥に使用するトップ送風ノズル及びサイド送風ノズルとが設けられている。
トップブラシは水平な回転軸周りに回転して被洗浄車両の上面を洗浄する。サイドブラシは略垂直な回転軸周りに回転して被洗浄車両の側面を洗浄する。トップ送風ノズルは被洗浄車両の上面に空気を吹き付けて乾燥させる。サイド送風ノズルは被洗浄車両の側面に空気を吹き付けて乾燥させる。洗車機の利用者が所望の洗車条件を設定すると、洗車機の本体部は被洗浄車両の方へ移動し、続いて被洗浄車両に対して洗浄工程、乾燥工程等を実行して洗車を行う。
しかしながら、上記従来の洗車機はトップブラシ、サイドブラシ、トップ送風ノズル及びサイド送風ノズルのうち複数を平面視において重ねて配置することができない場合があり、被洗浄車両に対する前後方向(本体部の移動方向)に位置をずらして配置する必要がある。特に、例えば上記特許文献1に記載された洗車機のように、サイドブラシがトップブラシに対して本体部の被洗浄車両の出口側に配置される。これにより、洗車機の必要設置スペースが被洗浄車両に対する前後方向(本体部の移動方向)に比較的大きくなり、設置スペースが比較的狭い場所には設置できないことが懸念されていた。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、洗車機の本体部の移動方向に関して必要設置スペースをできる限り小さくして、設置スペースが比較的狭い場所にも設置することが可能な洗車機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の洗車機は、被洗浄車両に対して前後方向に移動する外側本体部と、被洗浄車両に対して前後方向に移動するとともに前記外側本体部の内側を通過可能な内側本体部と、被洗浄車両の上面を洗浄するトップブラシと、被洗浄車両の側面を洗浄するサイドブラシと、被洗浄車両の上面に空気を吹き付けるトップ送風ノズルと、被洗浄車両の側面に空気を吹き付けるサイド送風ノズルと、を備え、前記トップブラシ、前記サイドブラシ、前記トップ送風ノズル及び前記サイド送風ノズルの少なくとも一を前記外側本体部に設置するとともに、残りを前記内側本体部に設置し、洗車開始前に前記外側本体部の内側に前記内側本体部が配置されることを特徴としている。
また、上記構成の洗車機において、前記トップブラシ及び前記サイドブラシの一方を前記外側本体部に設置するとともに、他方を前記内側本体部に設置したことを特徴としている。
また、上記構成の洗車機において、前記トップブラシを前記内側本体部に設置し、前記サイドブラシを前記外側本体部に設置したことを特徴としている。
また、上記構成の洗車機において、前記トップ送風ノズル及び前記サイド送風ノズルを前記内側本体部に設置したことを特徴としている。
また、上記構成の洗車機において、前記トップ送風ノズル及び前記サイド送風ノズルを前記外側本体部に設置し、前記サイドブラシよりも前記外側本体部の出口側に配置したことを特徴としている。
また、上記構成の洗車機において、前記トップブラシ及び前記サイドブラシを前記内側本体部に設置し、前記トップ送風ノズル及び前記サイド送風ノズルを前記外側本体部に設置したことを特徴としている。
また、上記構成の洗車機において、洗車開始時に前記内側本体部が前記外側本体部よりも先に移動することを特徴としている。
本発明の構成によれば、トップブラシ、サイドブラシ、トップ送風ノズル及びサイド送風ノズルを外側本体部または内側本体部に分けて設置し、内側本体部を外側本体部の内側に配置することで、被洗浄車両に対する前後方向(本体部の移動方向)に関して本体部のサイズを比較的小さくすることが可能である。したがって、洗車機の本体部の移動方向に関して必要設置スペースをできる限り小さくして、設置スペースが比較的狭い場所にも設置することが可能な洗車機を提供することができる。
また、内側本体部が外側本体部の内側を通過可能であるので、トップブラシによる上面洗浄、サイドブラシによる側面洗浄、トップ送風ノズルによる上面乾燥及びサイド送風ノズルによる側面乾燥のうち複数の工程を重複させて実行することが可能となる。したがって、洗車時間の短縮化が図られた洗車機を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図20に基づき説明する。
<第1実施形態>
最初に、本発明の第1実施形態に係る洗車機について、図1〜図4を用いてその全体構造を説明する。図1は洗車機の側面図である。図2〜図4は洗車機の本体部の正面図、上面図及び斜視図である。
最初に、本発明の第1実施形態に係る洗車機について、図1〜図4を用いてその全体構造を説明する。図1は洗車機の側面図である。図2〜図4は洗車機の本体部の正面図、上面図及び斜視図である。
なお、図1〜図3に係る以下の説明において、洗車機及び被洗浄車両の前後方向は図1の左右横方向、図2の紙面奥行き方向、図3の左右横方向を表し、洗車機及び被洗浄車両の左右横方向(幅方向)は図1の紙面奥行き方向、図2の左右横方向、図3の上下方向を表す。
洗車機WAは、図1〜図4に示すように本体部1、レール2及びリモートパネル7Aを備える。本体部1は外側本体部1A及び内側本体部1Bからなる。外側本体部1A及び内側本体部1Bはともに、上下方向に延びて対向し合う左右の側壁部と、左右横方向に延びて左右の側壁部の上端を連結する天井部とを有して門型に形成される。
レール2は左右1本ずつで対をなす2組、計4本が地面に設けられ、互いに平行に延びる。外側本体部1Aはその底面に設けた車輪3が4本のレール2のうち外側で左右一対をなすレール2の上に配置される。一方、内側本体部1Bはその底面に設けた車輪3が4本のレール2のうち内側で左右一対をなすレール2の上に配置される。
外側本体部1A及び内側本体部1B各々はレール2の上に立てた状態で設置され、走行モータ(不図示)の駆動によりレール2上を走行して被洗浄車両CAに対して前後方向に相対移動する。そして、外側本体部1A及び内側本体部1B各々は、図2及び図4に示すように内側本体部1Bが外側本体部1Aの内側を通過可能となるよう形成される。
本体部1は、図1及び図3における右側の面であって図2における正面を入口側1eとして被洗浄車両CAを本体部1の内側に進入させ、図1及び図3における左側の面を出口側1xとして被洗浄車両CAを本体部1の内側から退出させる。
ここで、本体部1の入口側1eと対向する被洗浄車両CAの面(図1における被洗浄車両CAの左端)を被洗浄車両CAの前面CAfとし、その反対側の面(図1における被洗浄車両CAの右端)を被洗浄車両CAの後面CAbとする。
リモートパネル7Aは本体部1の進入経路に沿って設置される。被洗浄車両CAの運転者は被洗浄車両CAをリモートパネル7Aの面前で停車させ、被洗浄車両CAの内部からリモートパネル7Aを操作して洗車条件の設定を行う。
リモートパネル7Aの操作部(不図示)に設けたボタンにより、シャンプー、ワックス掛け、撥水コート等に使用する液剤を用いた洗車条件を設定することができる。また、フロントガード有り、フェンダーポール有り、サイドミラー有り、リヤワイパー有り、ルーフキャリア有り等の装備品の設定もすることができる。
内側本体部1Bの側方には洗剤やワックス等の各種液剤を貯液した複数の貯液タンクを収納するタンク収納部17が配置される。タンク収納部17の上方には市水及び各貯液タンクからの液剤を分配する分配配管部18が設けられる。分配配管部18には第1浄水ノズル11及び第1洗剤ノズル12と、以下不図示の第2浄水ノズル、第2洗剤ノズル、撥水コートノズル及びワックスノズルとがそれぞれ電磁バルブを介して接続される。
第1浄水ノズル11及び第2浄水ノズルは内側本体部1Bの、被洗浄車両CAの入口側1e及び出口側1xに各々配置され、被洗浄車両CAに対して市水を噴射する。第1洗剤ノズル12及び第2洗剤ノズルは内側本体部1Bの、被洗浄車両CAの入口側1e及び出口側1xに各々配置され、被洗浄車両CAに対してシャンプーなどの洗浄液を噴射する。
撥水コートノズル及びワックスノズルは内側本体部1Bの後部に配置される。撥水コートノズルは被洗浄車両CAに対して撥水コートの液剤を噴射する。ワックスノズルは被洗浄車両CAに対してワックスの液剤を噴射する。
また、内側本体部1Bには気流を発生して被洗浄車両CAを乾燥させるブロア20が設けられる。ブロア20にはトップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22が接続される。トップ送風ノズル21は内側本体部1Bの上部に設けられ被洗浄車両CAの上面に向けて送風する。サイド送風ノズル22は内側本体部1Bの左右両側部に設けられ、被洗浄車両CAの側面に向けて送風する。トップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22の送風によって洗浄後の被洗浄車両CAの表面を乾燥させる。
内側本体部1Bの前側上部、側部には車両形状センサ8、9が設けられる。車両形状センサ8、9は光電センサや超音波センサ等からなり、本体部1に進入する被洗浄車両CAの外面形状を検知する。これにより、各回転ブラシの初期位置や本体部1の走行範囲が決定される。
内側本体部1Bの一方の側壁部の前面には操作パネル7が配置される。操作パネル7はリモートパネル7Aと同様に洗車条件を設定する操作部(不図示)を備え、被洗浄車両CAから降車した利用者等の操作で洗車の受け付けや洗車条件の設定を行うことができる。
本体部1には被洗浄車両CAの表面上を滑らせてブラッシングする複数の回転ブラシが設けられる。回転ブラシはトップブラシ4、サイドブラシ5及びロッカーブラシ6からなる。トップブラシ4は内側本体部1Bの上部に1本配置され、内側本体部1Bにおいて上下方向に移動して被洗浄車両CAの上面を洗浄する。サイドブラシ5は外側本体部1Aに1本配置され、外側本体部1Aの移動により被洗浄車両CAの側面を洗浄するとともに、外側本体部1Aにおいて左右方向に移動して被洗浄車両CAの前面CAf及び後面CAbを洗浄する。ロッカーブラシ6は内側本体部1Bに左右一対が配置され、被洗浄車両CAの側面の下部を洗浄する。
なお、サイドブラシ5は、図1〜図3に破線及び二点鎖線で示したように回転時(破線)と回転停止時(二点鎖線)とでその回転軸周りの直径が異なり、回転停止時は回転時より回転軸周りの直径が小さくなる。したがって、サイドブラシ5の回転を停止することにより、内側本体部1Bが外側本体部1Aの内側を容易に通過することが可能である。
このようにして、洗車機WAはトップブラシ4、サイドブラシ5、トップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22の少なくとも一つ、すなわちサイドブラシ5を外側本体部1Aに設置し、残りを内側本体部1Bに設置している。
上記構成の洗車機WAに対して、利用者は被洗浄車両CAを運転してリモートパネル7Aの面前で停車させ、被洗浄車両CAの内部から所望する洗車条件の設定を行う。このとき、利用者はまずリモートパネル7Aに対して金銭を投入したり、カードを挿入したりすることにより洗車に係る料金の支払いを行う。続いて、利用者は所望する洗車条件の設定を行って、釣り銭やカード、レシート等を受け取る。そして、利用者は所定の洗車開始位置まで被洗浄車両CAを移動させる。その後、洗車機WAは設定された洗車条件に基づいて被洗浄車両CAの洗車を実行する。
続いて、洗車機WAの本体部1の動作について、図5〜図16を用いて説明する。図5〜図16は本体部1の動作を説明するための上面図である。なおここでは、洗車機WAが被洗浄車両CAに対して洗車工程、ワックス工程及び乾燥工程を順次実行するものとして説明する。そして、図5〜図16では、レール2を含む洗車機WAの構成要素の一部の描画を省略している。また、図5〜図16では、外側本体部1A及び内側本体部1Bの移動を白抜き矢印で示し、サイドブラシ5の移動を実線矢印で示している。
また、図5〜図16に係る以下の説明において、洗車機及び被洗浄車両の前後方向は図の左右横方向を表し、洗車機及び被洗浄車両の左右横方向(幅方向)は図の上下方向を表す。
洗車開始前、本体部1は、図5に示すように被洗浄車両CAの前面CAf側に配置され、外側本体部1Aの内側に内側本体部1Bが配置される。
次に、洗車機WAはトップブラシ4及びサイドブラシ5を用いた洗浄工程を開始する。図6に示すように、トップブラシ4は内側本体部1Bにおいて上下方向に移動するとともに、内側本体部1Bの被洗浄車両CAの後面CAb側への移動により被洗浄車両CAの上面を洗浄する。また、ロッカーブラシ6は内側本体部1Bの被洗浄車両CAの後面CAb側への移動により被洗浄車両CAの側面の下部を洗浄する。外側本体部1Aは被洗浄車両CAの前面CAf側に留まって停止し、サイドブラシ5が外側本体部1Aにおいて左右方向に移動して被洗浄車両CAの前面CAfを洗浄する。
サイドブラシ5による被洗浄車両CAの前面CAfの洗浄が終了すると、洗車機WAはサイドブラシ5による被洗浄車両CAの側面の洗浄を開始する。図7に示すように、サイドブラシ5は外側本体部1Aにおいて左右方向に、被洗浄車両CAの左右の側面に対応する箇所に移動し、外側本体部1Aの被洗浄車両CAの後面CAb側への移動により被洗浄車両CAの左右の側面を洗浄する。内側本体部1Bは被洗浄車両CAの後面CAb側に到達すると、トップブラシ4による被洗浄車両CAの上面の洗浄を終了する。
トップブラシ4による被洗浄車両CAの上面の洗浄が終了すると、図8に示すように内側本体部1Bは被洗浄車両CAの前面CAf側に向かって移動する。このとき、内側本体部1Bは洗浄工程等のいずれの工程も実行せず、移動する。一方、外側本体部1Aでは、サイドブラシ5による被洗浄車両CAの側面の洗浄を一旦休止し、サイドブラシ5が回転を止めて外側本体部1Aの左右両外側に向かって移動する。
次に、図9に示すように内側本体部1Bが外側本体部1Aの内側を通過する。内側本体部1Bが外側本体部1Aの内側を通過すると、外側本体部1Aではサイドブラシ5が外側本体部1Aにおいて左右方向に、被洗浄車両CAの左右の側面に対応する箇所に移動する。そして、外側本体部1Aは被洗浄車両CAの後面CAb側への移動を再開し、サイドブラシ5も被洗浄車両CAの左右の側面の洗浄を再開する。
内側本体部1Bが被洗浄車両CAの前面CAf側に到達すると、洗車機WAはワックスノズルを用いたワックス工程を開始する。図10に示すように、内側本体部1Bは被洗浄車両CAの後面CAb側に向かって移動し、その内側本体部1Bの移動に伴ってワックスノズルが被洗浄車両CAに対してワックスの液剤を噴射する。
図11に示すように、外側本体部1Aは被洗浄車両CAの後面CAb側に到達すると、サイドブラシ5による被洗浄車両CAの左右の側面の洗浄を終了する。そして、外側本体部1Aは被洗浄車両CAの後面CAb側に留まって停止し、図12に示すようにサイドブラシ5が外側本体部1Aにおいて左右方向に移動して被洗浄車両CAの後面CAbを洗浄する。内側本体部1Bは引き続き被洗浄車両CAの後面CAb側へ移動してワックス工程を実行する。
サイドブラシ5による被洗浄車両CAの後面CAbの洗浄が終了すると、図13に示すようにサイドブラシ5は回転を止めて外側本体部1Aの左右両外側に向かって移動する。内側本体部1Bは引き続き被洗浄車両CAの後面CAb側へ移動してワックス工程を実行する。
次に、外側本体部1Aは、図14に示すようにその内側に内側本体部1Bを通して被洗浄車両CAの前面CAf側に向かって移動する。このとき、外側本体部1Aは洗浄工程等のいずれの工程も実行せず、移動する。内側本体部1Bは被洗浄車両CAの後面CAb側に到達すると、ワックスノズルを用いた被洗浄車両CAに対するワックス工程を終了する。
次に、洗車機WAはトップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22を用いた乾燥工程を開始する。図15に示すように、内側本体部1Bは被洗浄車両CAの前面CAf側に向かって移動し、その内側本体部1Bの移動に伴ってトップ送風ノズル21が被洗浄車両CAの上面に向けて送風し、サイド送風ノズル22が被洗浄車両CAの側面に向けて送風して被洗浄車両CAの表面を乾燥させる。外側本体部1Aは被洗浄車両CAの前面CAf側に到達して停止する。
図16に示すように、内側本体部1Bは被洗浄車両CAの前面CAf側に到達すると、トップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22を用いた被洗浄車両CAに対する乾燥工程を終了する。乾燥工程が終了したことですべての工程が終了し、本体部1は被洗浄車両CAの前面CAf側に配置され、外側本体部1Aの内側に内側本体部1Bが配置される。
このようにして、トップブラシ4、サイドブラシ5、トップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22を外側本体部1Aまたは内側本体部1Bに分けて設置し、内側本体部1Bを外側本体部1Aの内側に配置することで、被洗浄車両CAに対する前後方向(本体部1の移動方向)に関して本体部1のサイズが比較的小さくなる。また、本体部1がこのような構成であれば、洗車機WAは被洗浄車両CAに対して洗車工程、ワックス工程及び乾燥工程のうち複数の工程を重複させて実行することができ、さらに各々の工程をスムーズに実行することが可能である。
なおここでは、洗車機WAが洗車工程、ワックス工程及び乾燥工程を実行することとして説明したが、洗車機WAは洗車工程、ワックス工程、撥水コート工程及び乾燥工程の各々の工程を単独で実行することも可能であり、他の組合せで実行することも可能である。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る洗車機について、図17及び図18を用いて説明する。図17は洗車機の側面図であり、図18は洗車機の本体部の上面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略することがある。
次に、本発明の第2実施形態に係る洗車機について、図17及び図18を用いて説明する。図17は洗車機の側面図であり、図18は洗車機の本体部の上面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略することがある。
第2実施形態の洗車機WAでは、図17及び図18に示すようにトップブラシ4が内側本体部1Bに設置され、サイドブラシ5が外側本体部1Aに設置される。そして、トップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22は外側本体部1Aに設置される。さらに、トップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22はサイドブラシ5よりも外側本体部1Aの出口側1xに配置される。
このような構成により、被洗浄車両CAに対して上面洗浄工程、側面洗浄工程、乾燥工程の順に進めると、サイドブラシ5による側面洗浄工程に続けて直ぐにトップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22による乾燥工程を実行することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る洗車機について、図19及び図20を用いて説明する。図19は洗車機の側面図であり、図20は洗車機の本体部の上面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略することがある。
次に、本発明の第3実施形態に係る洗車機について、図19及び図20を用いて説明する。図19は洗車機の側面図であり、図20は洗車機の本体部の上面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略することがある。
第3実施形態の洗車機WAでは、図19及び図20に示すようにトップブラシ4及びサイドブラシ5が内側本体部1Bに設置される。そして、トップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22は外側本体部1Aに設置される。
このような構成により、被洗浄車両CAに対して洗浄工程、乾燥工程の順に進めると、トップブラシ4及びサイドブラシ5による洗浄工程に続けて直ぐにトップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22による乾燥工程を実行することができる。
上記のように、例えば第1実施形態の洗車機WAは、被洗浄車両CAに対して前後方向に移動する外側本体部1Aと、被洗浄車両CAに対して前後方向に移動するとともに外側本体部1Aの内側を通過可能な内側本体部1Bと、を備える。そして、被洗浄車両CAの上面を洗浄するトップブラシ4、被洗浄車両CAの側面を洗浄するサイドブラシ5、被洗浄車両CAの上面に空気を吹き付けるトップ送風ノズル21及び被洗浄車両CAの側面に空気を吹き付けるサイド送風ノズル22のうちサイドブラシ5を外側本体部1Aに設置するとともに、残りを内側本体部1Bに設置し、洗車開始前に外側本体部1Aの内側に内側本体部1Bを配置している。
この構成によれば、本体部1が被洗浄車両CAに対する前後方向の端部までレール2上を移動するとき、外側本体部1Aの内側に内側本体部1Bを配置し、本体部1の左右横方向にトップブラシ4及びサイドブラシ5を並べることができる。すなわち、被洗浄車両CAに対する前後方向(本体部1の移動方向)にトップブラシ4及びサイドブラシ5が並ばないようにすることが可能になり、本体部1はその移動方向に関するサイズを比較的小さくすることができる。したがって、洗車機WAは本体部1の移動方向に関して必要設置スペースをできる限り小さくして、設置スペースが比較的狭い場所にも設置することが可能になる。
また、第1実施形態及び第2実施形態の洗車機WAはトップブラシ4及びサイドブラシ5の一方を外側本体部1Aに設置するとともに、他方を内側本体部1Bに設置している。
ここで、トップブラシ4及びサイドブラシ5は効果的な洗浄を行うために、直径が比較的大きい構成をなしている。これに対して、トップブラシ4と、サイドブラシ5と、を外側本体部1Aまたは内側本体部1Bに別々に設置することにより、本体部1はその移動方向に関するサイズを比較的小さくすることができる。
そして、第1実施形態及び第2実施形態の洗車機WAはトップブラシ4を内側本体部1Bに設置し、サイドブラシ5を外側本体部1Aに設置している。
この構成によれば、トップブラシ4による上面洗浄、サイドブラシ5による側面洗浄の順に実行するとき、被洗浄車両CAの上面側から側面側から流れ落ちた洗浄液もサイドブラシ5できれいに洗い流すことができる。したがって、本体部1の移動方向に関するサイズを比較的小さくすることができることに加えて、効果的な洗浄を実行することが可能になる。
さらに、第1実施形態の洗車機WAはトップブラシ4を内側本体部1Bに設置し、サイドブラシ5を外側本体部1Aに設置したうえで、トップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22を内側本体部1Bに設置している。
ここで、サイドブラシ5は被洗浄車両CAとの接触により被洗浄車両CAに対する前後方向(本体部1の移動方向)に揺動することがある。これに対して、サイドブラシ5と、トップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22と、を外側本体部1Aまたは内側本体部1Bに別々に設置することにより、揺動するサイドブラシ5と、トップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22との接触を防止することができる。サイドブラシ5と、トップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22との接触防止のためのスペースを予め設ける必要がないので、本体部1はその移動方向に関するサイズを比較的小さくすることができる。
また、第2実施形態の洗車機WAはトップブラシ4を内側本体部1Bに設置し、サイドブラシ5を外側本体部1Aに設置したうえで、トップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22を外側本体部1Aに設置し、サイドブラシ5よりも外側本体部1Aの出口側1xに配置している。
この構成によれば、被洗浄車両CAに対して上面洗浄工程、側面洗浄工程、乾燥工程の順に進めると、サイドブラシ5による側面洗浄工程に続けて直ぐにトップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22による乾燥工程を実行することができる。すなわち、被洗浄車両CAの表面を乾燥させるトップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22が側面を洗浄するサイドブラシ5に追随し、それらの移動が例えば被洗浄車両CAの前面CAf側から後面CAb側への片道で済む。したがって、洗車機WAは効率良く洗車を行うことができ、洗車時間を短縮することが可能である。
また、第3実施形態の洗車機WAはトップブラシ4及びサイドブラシ5を内側本体部1Bに設置し、トップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22を外側本体部1Aに設置している。
この構成によれば、被洗浄車両CAに対して洗浄工程、乾燥工程の順に進めると、トップブラシ4及びサイドブラシ5による洗浄工程に続けて直ぐにトップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22による乾燥工程を実行することができる。すなわち、被洗浄車両CAの表面を乾燥させるトップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22が洗浄を行うトップブラシ4及びサイドブラシ5に追随し、それらの移動が例えば被洗浄車両CAの前面CAf側から後面CAb側への片道で済む。したがって、洗車機WAは効率良く洗車を行うことができ、洗車時間を短縮することが可能である。
そして、洗車機WAは洗車開始時に内側本体部1Bが外側本体部1Aよりも先に移動する。
この構成によれば、内側本体部1Bが先に移動して洗浄工程等を実行している間に、外側本体部1Aの洗浄、乾燥等に係る部材を被洗浄車両CAに対して接近、離隔させることができる。したがって、洗車機WAはさらに効率良く洗車を行うことができ、洗車時間をより一層短縮することが可能である。
このようにして、本発明の上記実施形態の構成によれば、洗車機WAの本体部1の移動方向に関して必要設置スペースをできる限り小さくして、設置スペースが比較的狭い場所にも設置することが可能な洗車機WAを提供することができる。
また、内側本体部1Bが外側本体部1Aの内側を通過可能であるので、トップブラシ4による上面洗浄、サイドブラシ5による側面洗浄、トップ送風ノズル21による上面乾燥及びサイド送風ノズル22による側面乾燥のうち複数の工程を重複させて実行することが可能となる。したがって、洗車時間の短縮化が図られた洗車機WAを提供することができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、上記実施形態では、第1浄水ノズル11及び第1洗剤ノズル12と、以下不図示の第2浄水ノズル、第2洗剤ノズル、撥水コートノズル及びワックスノズルとが内側本体部1Bに配置されることとしたが、それらのいずれかを外側本体部1Aに配置しても良い。この場合、タンク収納部17及び分配配管部18も外側本体部1Aに配置されることがある。
本発明は洗車機において利用可能である。
1 本体部
1A 外側本体部
1B 内側本体部
1e 入口側
1x 出口側
2 レール
3 車輪
4 トップブラシ
5 サイドブラシ
21 トップ送風ノズル
22 サイド送風ノズル
WA 洗車機
CA 被洗浄車両
CAf 前面
CAb 後面
1A 外側本体部
1B 内側本体部
1e 入口側
1x 出口側
2 レール
3 車輪
4 トップブラシ
5 サイドブラシ
21 トップ送風ノズル
22 サイド送風ノズル
WA 洗車機
CA 被洗浄車両
CAf 前面
CAb 後面
Claims (7)
- 被洗浄車両に対して前後方向に移動する外側本体部と、被洗浄車両に対して前後方向に移動するとともに前記外側本体部の内側を通過可能な内側本体部と、被洗浄車両の上面を洗浄するトップブラシと、被洗浄車両の側面を洗浄するサイドブラシと、被洗浄車両の上面に空気を吹き付けるトップ送風ノズルと、被洗浄車両の側面に空気を吹き付けるサイド送風ノズルと、を備え、前記トップブラシ、前記サイドブラシ、前記トップ送風ノズル及び前記サイド送風ノズルの少なくとも一を前記外側本体部に設置するとともに、残りを前記内側本体部に設置し、洗車開始前に前記外側本体部の内側に前記内側本体部が配置されることを特徴とする洗車機。
- 前記トップブラシ及び前記サイドブラシの一方を前記外側本体部に設置するとともに、他方を前記内側本体部に設置したことを特徴とする請求項1に記載の洗車機。
- 前記トップブラシを前記内側本体部に設置し、前記サイドブラシを前記外側本体部に設置したことを特徴とする請求項2に記載の洗車機。
- 前記トップ送風ノズル及び前記サイド送風ノズルを前記内側本体部に設置したことを特徴とする請求項3に記載の洗車機。
- 前記トップ送風ノズル及び前記サイド送風ノズルを前記外側本体部に設置し、前記サイドブラシよりも前記外側本体部の出口側に配置したことを特徴とする請求項3に記載の洗車機。
- 前記トップブラシ及び前記サイドブラシを前記内側本体部に設置し、前記トップ送風ノズル及び前記サイド送風ノズルを前記外側本体部に設置したことを特徴とする請求項1に記載の洗車機。
- 洗車開始時に前記内側本体部が前記外側本体部よりも先に移動することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の洗車機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014002957A JP2015131526A (ja) | 2014-01-10 | 2014-01-10 | 洗車機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014002957A JP2015131526A (ja) | 2014-01-10 | 2014-01-10 | 洗車機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015131526A true JP2015131526A (ja) | 2015-07-23 |
Family
ID=53899154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014002957A Pending JP2015131526A (ja) | 2014-01-10 | 2014-01-10 | 洗車機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015131526A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017065393A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | 株式会社ダイフク | 洗車機及び洗車方法 |
-
2014
- 2014-01-10 JP JP2014002957A patent/JP2015131526A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017065393A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | 株式会社ダイフク | 洗車機及び洗車方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6269395B2 (ja) | 洗車機 | |
JP2015131526A (ja) | 洗車機 | |
JP5783102B2 (ja) | 洗車機 | |
JP6119596B2 (ja) | 洗車機 | |
JP6064925B2 (ja) | 洗車機 | |
JP2019182047A (ja) | 洗車機 | |
JP6112030B2 (ja) | 洗車機 | |
JP7247576B2 (ja) | 洗車機 | |
JP5724882B2 (ja) | 洗車機 | |
JP5895885B2 (ja) | 洗車機 | |
JP6265159B2 (ja) | 洗車機 | |
JP6493139B2 (ja) | 洗車機 | |
JP5772602B2 (ja) | 洗車機 | |
JP5626193B2 (ja) | 洗車システム | |
JP6638833B2 (ja) | 洗車機及び洗車方法 | |
JP6582886B2 (ja) | 洗車機及び洗車方法 | |
JP2019182049A (ja) | 洗車機 | |
JP2014210469A (ja) | 洗車機 | |
JP5861585B2 (ja) | 洗車機 | |
JP6493122B2 (ja) | 洗車機及び洗車方法 | |
JP4380474B2 (ja) | 洗車機の洗車方法 | |
JP6519527B2 (ja) | 洗車機及び洗車方法 | |
JP6287689B2 (ja) | 洗車機 | |
JP6493134B2 (ja) | 洗車機及び検知方法 | |
JP2015016804A (ja) | 洗車機及び洗車場 |