JP3012233U - プリント基板間の接続構造 - Google Patents

プリント基板間の接続構造

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JP3012233U
JP3012233U JP1994015163U JP1516394U JP3012233U JP 3012233 U JP3012233 U JP 3012233U JP 1994015163 U JP1994015163 U JP 1994015163U JP 1516394 U JP1516394 U JP 1516394U JP 3012233 U JP3012233 U JP 3012233U
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printed circuit
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浩和 岩田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上下に所定間隔をおいて配設された複数のプ
リント基板間の接続構造に関し、該プリント基板間を簡
単に接続できるとともに、接続後にも容易にプリント基
板相互を分離できる構成を提供することを目的とする。 【構成】 複数のプリント基板21に各々形成されたス
ルーホール31の内周面に、導通ピン1の側面において
弾性的に膨出させた接続部2を圧接するように該導通ピ
ン1を挿入するだけで、上記プリント基板21間を接続
できるようにした。また、上記接続部2に対応する位置
で弦月形に湾曲形成された左右一対の半裁材1a,1b
を接合するようにして導通ピン1を構成したり、あるい
は上記複数のうちのいずれかのプリント基板21に導通
ピン1を予め立設固定する構成でもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はプリント基板間の接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子機器には、所定の接続手段によって相互に接続された複数のプリント基板 が搭載されることがある。
【0003】 図4は上記複数のプリント基板間の接続構造の構成図であり、図示の例では上 下に所定間隔をおいて配設された一対のプリント基板を接続するようにしている 。
【0004】 まず、図4(a) に示す例では、上記接続手段としては最も簡便な構成であり、 リード線51の両端部をそれぞれ各プリント基板71,72の接続箇所に半田S で接続している。
【0005】 また、図4(b) に示す例では、プリント基板71,72の両スルーホール61 ,61にわたって挿入された導通ピン52を各々のスルーホール61,61に半 田付けするようにして上記両プリント基板71,72を接続している。
【0006】 尚、上記図4(a),(b) に示すプリント基板71,72は、図示しない支持手段 によって所定間隔に保持される必要がある。 さらに、図4(c) に示す例では、一方の(図示の例では下側の)プリント基板 71に上に開口したスロット53aを備える雌コネクタ53を固着する一方、他 方(上側)のプリント基板72に導電層54aを備える平板状の雄コネクタ54 を下向きに突設し、上記スロット53aに雄コネクタ54を挿入するようにして 両プリント基板71,72間を接続するようにしている。
【0007】 また、上記雌雄両コネクタ53,54を用いた構成では、上記図4(a),(b) に おいてプリント基板71,72を所定間隔に支持する支持手段を別途設ける必要 がなくなる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記図4(a),(b) に記載の構成では、電子機器の筐体へプリン ト基板71,72を組付ける際に、上記リード線51もしくは導通ピン52を各 接続箇所において半田付けしなければならない。通常このような半田付けは自動 化が難しく、多くの場合は手作業によって行わざるをえず、このための上記組付 け作業が複雑となる欠点がある。
【0009】 しかも、上記組付け後にプリント基板毎の動作チェックを行う場合や不良部品 の付け替え・修理等を行う場合には、上記接続箇所の半田を再度溶融させた後に 、上記プリント基板71,72を分離しなければならず、作業効率が極めて低い という不都合もある。
【0010】 また、上記図4(c) に示す構成では上記組付けの際には半田付けを行う必要が ないので作業が簡単であり、また両プリント基板71,72を上下方向に相対的 に移動させることで容易に分離できる利点がある反面、雌雄コネクタ53,54 自体の価格が嵩み、上記図4(a),(b) に記載の構成よりもコスト高となる欠点が ある。さらに、プリント基板71,72上での占有スペースも大きくなり、小型 の基板には適用し難い。
【0011】 そもそも、図4(c) に示す例は、3極以上を一括して接続する構成に適してお り、上記図4(a),(b) に示すような1箇所、もしくはせいぜい二箇所を接続する れば足りるような用途には不向きであるという背景がある。
【0012】 本考案は上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、上下に所定間隔をお いて配設された複数のプリント基板間を簡単に接続できるとともに、該接続後に も容易にプリント基板相互を分離できるようにしたプリント基板間の接続構造を 提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本考案は以下のような手段を提供する。すなわち 、図1乃至図3に示すように、所定の間隔をおいて平行に配設された複数のプリ ント基板21(21a,21b)に各々形成されたスルーホール31に導通ピン 1を挿入するようにしたプリント基板間の接続構造において、上記スルーホール 31内周面に対応する導通ピン1の側面に、弾性的に膨出する接続部2を設け、 該接続部2が上記スルーホール31内周面に圧接するようにプリント基板21が 配設されたプリント基板間の接続構造である。
【0014】 また、上記導通ピン1が、上記接続部2に対応する位置で弦月形に湾曲形成さ れた左右一対の半裁材1a,1bを接合してなる構成や、さらに上記複数のうち のいずれかのプリント基板21(21a)に導通ピン1を予め立設固定する構成 も望ましい。
【0015】
【作用】
上記の構成において、上記各スルーホール31に導通ピン1を挿入するだけで 上記接続部2によってスルーホール31の内周面と接続することになり、該導通 ピン1とプリント基板21とを半田付けする必要がなくなる。
【0016】 また、左右一対の半裁材1a,1bを接合した構成の導通ピン1では、上記接 続部2が各半裁材1a,1bの所定箇所を弦月形に湾曲させるだけで形成される ことになる。
【0017】 上記導通ピン1を上記複数のうちのいずれかのプリント基板21aに予め立設 固定しておくと、該立設対象となるプリント基板21aを例えば電子機器の筐体 に組付けておき、その後、他のプリント基板21bのスルーホール31に上記導 通ピン1の先端部を挿入するようにして組付けるだけで、両プリント基板21a ,21bの組付け作業と相互の接続作業とを同時に完了させることができる。
【0018】
【実施例】
図1は本考案に係る一実施例の縦断側面図であり、図2はその作用説明図であ る。尚、この実施例は上下に所定間隔をおいて配設された2枚のプリント基板2 1(21a,21b)間の接続構造に本考案を適用したものであり、これらプリ ント基板21は、例えば組付け対象となる筐体側に突設された支持手段(図示し ない)によって上記間隔に支持されることを前提としている。
【0019】 図1に示すように、導電材料で構成した導通ピン1の中間位置に、該導通ピン 1より外方に向かって弾性的に膨出する接続部2が形成されるとともに、さらに 該導通ピン1の下端部寄りの位置には板状の保持部材3が該導通ピン1の長さ方 向に位置決めされ、かつその面方向が導通ピン1の軸心と垂直になるようにして 挿通されている。
【0020】 尚、上記保持部材3は後述するように下側のプリント基板21a表面に面接触 するところから、導通ピン1とプリント基板21aにおける他の導体パターンと の短絡を防止するとともに、通電に伴う導通ピン1の発熱にも耐え得るように、 例えばシリコーンゴムや硬質の合成樹脂のような所定の絶縁性と耐熱性とを兼ね 備える材質で構成するようにしている。
【0021】 また、この実施例では特に上記導通ピン1が左右一対の半裁材1a,1bで構 成している。各半裁材1a,1bは上記接続部2に対応する位置において弦月形 に湾曲形成され、該弦月形の湾曲した接続部2以外では分離不能に接合されてい る。さらに接続部2の導通ピン1の長さ方向にわたる寸法は、後述するような理 由から、上記プリント基板21の板厚よりもやや長くしている。
【0022】 上記構成の導通ピン1は、図2(a) に示すように、その下端部より第1(下側 )のプリント基板21aに形成されたスルーホール31に挿入され、該プリント 基板21aの下面側に突出した下端部をスルーホール31に半田Sによって半田 付けすることにより該プリント基板21aに導通ピン1を立設固定している。こ のとき、上記保持部材3はプリント基板21aの表面と面接触するところから、 上記導通ピン1の挿入深さが規定されるとともに、該導通ピン1がプリント基板 21a表面に対して垂直となるように保持される。
【0023】 尚、上記導通ピン1はプリント基板21aのスルーホール31に挿入した上で 半田Sで固定するようにしているが、例えばプリント基板に設けた端子にネジ止 めする等、該導通ピン1とプリント基板21aとが電気的に接続するように立設 固定さえできればよい。
【0024】 さらにこの後、図2(b) に示すように、第2(上側)のプリント基板21bの スルーホール31に上記プリント基板21a上に立設された導通ピン1の上端部 側を挿入するように組付け、該スルーホール31内に上記接続部2を収めるよう にしている。
【0025】 これによって、導通ピン1の全長が上側のプリント基板21bの配設前よりも ΔHだけ伸長するとともに、接続部2が弾性付勢力に抗してスルーホール31の 内径に応じて内側に圧縮され、該接続部2がスルーホール31の内周面に圧接す るようにして該導通ピン1とプリント基板21bとが電気的に接続される。
【0026】 以上の構成によれば、上記導通ピン1は下側のプリント基板21aに対しての み半田付けを行うだけで、両プリント基板21a,21bが相互に接続されるこ とになる。これによって、上記プリント基板21a,21bの筐体への組付け作 業が大幅に簡略化されることになる。しかも、上記導通ピン1の下端部を下側の プリント基板21aに半田Sで立設固定するようにしているので、該プリント基 板21aを電子機器の筐体等の組付けた後、上側のプリント基板21bのスルー ホール31に上記導通ピン1の先端部を挿入するようにして組付けるだけで、両 プリント基板21a,21bの組付け作業と相互の接続作業とを同時に完了させ ることができる。
【0027】 また上記実施例は安価な材料でのみ構成することができ、コストダウンを図る ことができるとともに、上側のプリント基板21bを上に引き抜くだけで双方の プリント基板を簡単に分離することができる。
【0028】 さらに、上記実施例では導通ピン1の長さ方向にわたる接続部2の寸法をプリ ント基板21の板厚よりも大きくしているので、例えば仕様変更等の事情から図 1中二点鎖線で示すように、上記プリント基板21a,21bの間隔を変更した 場合でも、該接続部2はスルーホール31の内周面に圧接することになり、上記 プリント基板の間隔の自由度を高めることができる。
【0029】 図3は本考案に係る他の実施例の縦断側面図である。 この実施例では、上下のプリント基板21a,21bにそれぞれ対応する位置 に導通ピン1より外側に向かって弾性的に膨出する接続部2を形成するようにし ている。またこの接続部2は、図示のように湾曲形成された金属片2Aの一端部 を導通ピン1に固着する一方、該金属片2Aの他端部は上記一端部を支点に自在 に揺動するように構成されている。
【0030】 従って、上記構成によれば、導通ピン1に2箇所の接続部2を形成するように しているので、上記図1,図2に示す実施例と同様の効果に加え、下側のプリン ト基板21aに対する半田付けさえも不要となり、上記組付け時の作業がさらに 簡略化されることになる。
【0031】 上記いずれの実施例も2枚のプリント基板間の接続構造に本考案を適用してい るが、3枚以上のプリント基板間を接続するにはさらに長い導通ピンを使用する とともに該プリント基板の枚数だけの接続部を形成すればよい。さらに上記導通 ピンの使用本数は全くの任意であり、例えば複数の導通ピンに対して単一の保持 部材を装着した構成とし、プリント基板間の多極接続を可能とした構成も採用す ることができる。
【0032】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば所定の間隔をおいて平行に配設された複数のプ リント基板間の接続構造を安価な材料で構成することができるので低コスト化を 実現できるとともに、該導通ピンと全てのプリント基板とを半田付けする必要が なくなるので、電子機器へのプリント基板の組付け作業が大幅に簡略化されると ともに、分解作業も容易となる効果がある。
【0033】 また、導通ピンを一対の半裁材で構成することにより上記接続部を形成するた めには各半裁材を所定位置において弦月形に湾曲させるだけで済み、該導通ピン の製造が簡単となる効果がある。
【0034】 さらに上記導通ピンを複数のうちのいずれかのプリント基板に予め立設するこ とにより、複数のプリント基板の組付け作業と相互の接続作業が同時に完了する ことになり、作業効率が大幅に改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る一実施例の縦断側面図である。
【図2】本考案に係る一実施例の作用説明図である。
【図3】本考案に係る他の実施例の縦断側面図である。
【図4】従来例の構成図である。
【符号の説明】
1 導通ピン 2 接続部 1a,1b 半裁材 21(21a,21b) プリント基板 31 スルーホール

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔をおいて平行に配設された複
    数のプリント基板に各々形成されたスルーホールに導通
    ピンを挿入するようにしたプリント基板間の接続構造に
    おいて、 上記スルーホール内周面に対応する導通ピンの側面に、
    弾性的に膨出する接続部を設け、該接続部が上記スルー
    ホール内周面に圧接するようにプリント基板が配設され
    たことを特徴とするプリント基板間の接続構造。
  2. 【請求項2】 上記導通ピンが、上記接続部に対応する
    位置で弦月形に湾曲形成された左右一対の半裁材を接合
    してなる請求項1に記載のプリント基板の接続構造。
  3. 【請求項3】 上記複数のうちのいずれかのプリント基
    板に導通ピンを予め立設固定するようにした請求項1に
    記載のプリント基板の接続構造。
JP1994015163U 1994-12-08 1994-12-08 プリント基板間の接続構造 Expired - Lifetime JP3012233U (ja)

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