JP3011814B2 - 入出力割付可変プログラマブルコントローラ - Google Patents

入出力割付可変プログラマブルコントローラ

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JP3011814B2
JP3011814B2 JP4066798A JP6679892A JP3011814B2 JP 3011814 B2 JP3011814 B2 JP 3011814B2 JP 4066798 A JP4066798 A JP 4066798A JP 6679892 A JP6679892 A JP 6679892A JP 3011814 B2 JP3011814 B2 JP 3011814B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プログラマブルコント
ローラに関し、さらに詳しくは、入出力装置に対するメ
モリ入出力領域のアドレス割付が変更可能な入出力割付
可変プログラマブルコントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プログラマブルコントローラ
(以下、PCと称する)の構成は、図6に示すように、
演算及び制御を行うCPU(Central Processing Unit)
部401と、そのCPU部401の制御に基づいて複数
の被制御装置に対して入出力データを入出力するI/O
部420とに分かれている。そのI/O部420とCP
U部401とはバス410を介して接続されている。
【0003】CPU部401は、ユーザプログラムによ
り動作する演算部404、その演算部404とI/O部
420間で入出力されるデータを記憶するI/Oメモリ
402、及びそのI/Oメモリ402が入出力するデー
タを一時的に蓄えるI/Oバッファ403から成ってい
る。
【0004】I/O部420は、複数の被制御装置に対
して入出力データを入出力するI/O装置(インタフェ
ース)420−1、420−2・・・420−nから成
る。それらのI/O装置420−i(i=1、2・・・
n)は、それぞれ局番設定器430−i(i=1、2・
・・n)を備え、その局番設定器430−iには各I/
O装置430−iに付与される2桁の装置番号(局番)
が設定される。
【0005】上記CPU部401は、バス410を介し
てI/O部420の各I/O装置420−iから入力す
るデータを、I/Oバッファ403及びI/Oメモリ4
02を介して演算部404に入力し、その入力データを
用いて演算をなし、その演算結果をI/Oメモリ40
2、I/Oバッファ403、及びバス410を介してI
/O部420のI/O装置420−iに出力することに
より、それらのI/O装置420−iに接続される被制
御装置を制御するようになっている。
【0006】上記のデータ入出力においては、I/Oメ
モリ402のアドレスが予め上記各I/O装置430−
iに付与される局番に対応するように設定されており、
その設定に基づいて、I/Oメモリ402のアドレス
と、そのアドレスに対応するI/O装置430−i間で
データの入出力が行われる。
【0007】上記I/O装置420−i(i=1、2・
・・n)は、PCの運用分野に応じて、分野毎に異なる
被制御装置に対応して、様々に異なる組合せをもって構
成される。したがって、I/O装置420−iに対して
I/Oメモリ402のアドレスを対応付けるI/O割付
の仕様も、PCの運用分野により様々に異なったものと
なる。
【0008】図7は、従来のI/O割付の仕様の一例で
ある。同図に示すI/Oメモリ402′には、「00」
〜「99」の2桁で表わされる合計100個のメモリ局
番が設定されている。1つのメモリ局番のデータ境界
(バウンダリ)は1ワードに設定され、アドレスはI/
Oメモリ402′の先頭から1ワード毎に昇順して対応
する。
【0009】同図において、I/O装置420−1は、
入出力データが2ワードであり、装置局番が「00」に
設定されている。I/O装置420−1には、その装置
局番「00」に対応するI/Oメモリ402′のメモリ
局番「00」と、それに続くメモリ局番「01」の2つ
のメモリ局番(2ワード分)が割付けられている。
【0010】次のI/O装置420−2には、上記のよ
うにメモリ局番「01」がメモリ局番「00」と共にI
/O装置420−1に割付け済みであるため、次のメモ
リ局番「02」に対応する装置局番「02」が付与され
ている。そしてI/O装置420−2の入出力データが
1ワードであるので、メモリ局番「02」(1ワード
分)のみが割付けられている。
【0011】また、I/O装置420−nは、装置局番
が「31」に設定され、入出力データが8ワードとなっ
ている。してがって、その装置局番「31」に対応する
I/Oメモリ402′のメモリ局番「31」から「3
8」までの8つのメモリ局番(8ワード分)が割付けら
れている。
【0012】同図の割付け例では、例えば全てのI/O
装置420−iの入出力データが16ワードであれば、
上記I/Oメモリ402′に割付け可能なI/O装置の
個数は、100メモリ局番(=100ワード)÷16ワ
ード=6.25、即ち6個である。また、全てのI/O
装置420−iの入出力データが1ワードであるとすれ
ば、上記I/Oメモリ402′に割付け可能なI/O装
置の個数は、100メモリ局番(=100ワード)÷1
ワード=100、即ち100個である。
【0013】次に、図8は、従来のI/O割付仕様の他
の例である。I/Oメモリ402″の記憶領域は、例え
ば製品個数の仕分け等を制御するディジタルI/Oメモ
リ領域402″−Dと、例えば動力用の電圧等を制御す
るアナログI/Oメモリ領域402″−Aに2分割され
ている。その2分割された記憶領域はそれぞれ「00」
から「31」まで32のメモリ局番が設定されている。
ディジタルI/Oメモリ領域402″−Dのメモリ局番
のデータ境界(バウンダリ)はそれぞれ4ワード、アナ
ログI/Oメモリ領域402″−Aのメモリ局番のバウ
ンダリはそれぞれ16ワードに設定されている。この場
合も、アドレスはI/Oメモリ402″の先頭から1ワ
ード毎に昇順して対応する。
【0014】同図において、I/O装置420−1はデ
ィジタルI/O装置であり、前述同様に装置局番が「0
0」に設定され、入出力データが2ワードとなってい
る。その装置局番「00」に対応してI/Oメモリ40
2″のディジタルI/Oメモリ領域402″−Dのメモ
リ局番「00」が割付けられている。
【0015】また、I/O装置420−2もディジタル
I/O装置であり、やはり前述同様に装置局番が「0
2」に設定され、入出力データが1ワードとなってれ
ば、その装置局番「02」に対応してI/Oメモリ40
2″のディジタルI/Oメモリ領域402″−Dのメモ
リ局番「02」が割付られる。この例では、ディジタル
I/Oメモリ領域402″−Dのメモリ局番「01」が
未使用となる。もちろん、I/O装置420−2の装置
局番を「01」に設定して、メモリ局番「01」を割付
けることもできる。
【0016】そして、I/O装置420−nはアナログ
I/O装置であり、これも前述同様に装置局番が「3
1」に設定され、入出力データが8ワードとなってい
る。この場合は、I/Oメモリ402″のアナログI/
Oメモリ領域402″−Aのメモリ局番「31」に割付
けられる。
【0017】なお、ディジタルI/O装置とアナログI
/O装置に同一の装置局番を設定することはできないの
で、上記の場合、ディジタルI/O装置とアナログI/
O装置合わせて最大32個のI/O装置が割付け可能と
なる。
【0018】図6のCPU部401とI/O部420間
のデータの入出力は、I/O装置420−iがディジタ
ルI/O装置であるか又はアナログI/O装置であるか
を示す区分データ、先頭アドレス、バウンダリ値、及び
装置局番に基づいてI/Oメモリ402′(又は40
2″)のアドレスを算出することにより当該I/O装置
に割付けられたメモリ局番を対応させて、データ入出力
を行う。
【0019】このように、従来は、それぞれのPCの用
途に合わせて異なるI/O割付が設定されて運用されて
いた。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記図7に
示した1番目のメモリ割付の例では、I/O装置の入出
力データのワード数が大きくなると、図8に示した2番
目のメモリ割付の例に比較して、I/O装置の接続可能
個数が極端に少なくなるという問題が発生する。例え
ば、全てのI/O装置の入出力データが16ワードにな
った場合、2番目のメモリ割付の例では、16ワードの
メモリ領域が32局設定されているのでI/O装置32
個が接続可能であるのに対して、1番目のメモリ割付の
例では、100メモリ局番(=100ワード)÷16ワ
ード=6.25、即ち接続可能なI/O装置は6個のみ
である。したがって、ワード数の大きなI/O装置を6
個より多数接続する必要が生じた場合は当該PCの運用
ができないという欠点がある。
【0021】一方、上記2番目のメモリ割付の例では、
I/O装置の入出力ワード数の多少にかかわらず、I/
O装置の接続可能個数が限定されるという問題が生ず
る。例えば、全てのI/O装置の入出力データが1ワー
ドになった場合、1番目のメモリ割付の例では、100
メモリ局番(=100ワード)÷1ワード=100であ
って、接続可能なI/O装置は100個となるのに対し
て、2番目のメモリ割付の例では、4ワード32局及び
16ワード32局の中のいずれかの局へ局番が重複しな
いように割り付けるので接続可能なI/O装置は32個
のみとなる。したがって、この場合は、32個より多数
のI/O装置を接続する必要が生ずると、やはり当該P
Cの運用が不可能になるという不都合が生じ、種々問題
があった。
【0022】本発明の目的は、I/O装置に対するI/
Oメモリの入出力割付を随時変更して設定できる入出力
割付可変プログラマブルコントローラを提供することで
ある。
【0023】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の手段
および作用は次の通りである。請求項1記載の発明で
は、ディジタル境界値設定手段1は、それぞれが装置番
号を有する複数のディジタル入出力装置に対して入出力
されるデータのメモリ入出力領域における境界値を設定
する。
【0024】ディジタルアドレス設定手段2は、上記複
数のディジタル入出力装置に対する入出力データの先頭
アドレスを設定する。ディジタルテーブル生成手段3
は、上記複数のディジタル入出力装置のそれぞれの装置
番号と、ディジタル境界値設定手段1により設定される
境界値と、ディジタルアドレス設定手段2により設定さ
れる先頭アドレスとに基づいて、上記複数のディジタル
入出力装置のそれぞれの装置番号とメモリ入出力領域の
アドレスとが対応するディジタル入出力データ割付テー
ブルを生成する。
【0025】ディジタル入出力手段4は、ディジタルテ
ーブル生成手段3により生成されたディジタル入出力デ
ータ割付テーブルに基づいて上記複数のディジタル入出
力装置に対するデータの入出力を行う。
【0026】これにより、それぞれのディジタル入出力
装置に対する入出力メモリの割付けを随時変更でき、そ
の変更した入出力割付によりディジタル入出力データの
入出力を行うことができるようになる。
【0027】請求項2記載の発明では、アナログ境界値
設定手段5は、それぞれが装置番号を有するアナログ入
出力装置に対して入出力されるデータのメモリ入出力領
域における境界値を設定する。
【0028】アナログアドレス設定手段6は、上記複数
のアナログ入出力装置に対する入出力データの先頭アド
レスを設定する。アナログテーブル生成手段7は、上記
複数のアナログ入出力装置のそれぞれの装置番号と、ア
ナログ境界値設定手段7により設定される境界値と、ア
ナログアドレス設定手段6により設定される先頭アドレ
スとに基づいて、上記複数のアナログ入出力装置のそれ
ぞれの装置番号とメモリ入出力領域のアドレスとが対応
するアナログ入出力データ割付テーブルを生成する。
【0029】アナログ入出力手段8は、アナログテーブ
ル生成手段7により生成されたアナログ入出力データ割
付テーブルに基づいて上記複数のアナログ入出力装置に
対するデータの入出力を行う。
【0030】これにより、それぞれのアナログ入出力装
置に対する入出力メモリの割付けを随時変更でき、その
変更した入出力割付によりアナログ入出力データの入出
力を行うことができるようになる。
【0031】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。図2は、第1の実施例に係わるプログ
ラマブルコントローラの構成を示すブロック図である。
【0032】同図において、プログラマブルコントロー
ラ10は、演算及び制御を行うCPU(Central Process
ing Unit) 100と、そのCPU部100の制御に基づ
いて複数の入出力被制御装置に対してデータを入出力す
るI/O部120とに分かれている。そのI/O部12
0とCPU部100とはバス110を介して接続されて
いる。
【0033】CPU部100は、ユーザプログラムによ
り動作する演算部101、システムのセットアップ時に
オン又はオフに設定されるフラグレジスタ部102、そ
のフラグレジスタ部102のオン/オフの状態に対応し
て所定のメモリ条件を設定するメモリ条件設定部10
3、そのメモリ条件設定部103に設定されるメモリ条
件に基づいてデータ入出力テーブルを作成して記憶する
データテーブル部104、そのデータテーブル部104
に記憶されるデータ入出力テーブルに基づいて上記演算
部101とI/O部120間で入出力されるデータを、
I/O装置とそのI/O装置に割付けられたメモリ記憶
領域に対応付けて記憶するI/Oメモリ105、及びそ
の入出力データを一時的に蓄え、バス110を介してI
/O部120とデータの入出力を行うI/Oバッファ1
06からなっている。
【0034】I/O部120は、複数の入出力被制御装
置とデータを入出力するI/O装置(インタフェース)
120−1、120−2・・・120−nから成る。そ
れらのI/O装置120−i(i=1、2・・・n)
は、それぞれ装置局番設定器130−i(i=1、2・
・・n)を有しており、それらの装置局番設定器130
−iには2桁の装置局番が設定される。
【0035】図3(a),(b),(c) に、上記CPU部100
のフラグレジスタ部102、メモリ条件設定部103、
及びデータテーブル部104のデータ構成を示す。ま
ず、同図(a) に示すフラグレジスタ部102は、システ
ムのセットアップ時に設定されるオン又はオフ情報を記
憶する。
【0036】つぎに、同図(b) に示すメモリ条件設定部
103は、メモリDB103−1、メモリDT103−
2、メモリAB103−3、及びメモリAT103−4
の4つのメモリ領域からなる。上記メモリDB103−
1はディジタルI/O入出力データのバウンダリ値を記
憶し、メモリDT103−2はディジタルI/O入出力
データの先頭アドレスを記憶する。また、メモリAB1
03−3はアナログI/O入出力データのバウンダリ値
を記憶し、メモリAT103−4はアナログI/O入出
力データの先頭アドレスを記憶する。
【0037】上記バウンダリ値は、ハーフワードやダブ
ルワード等固定長フィールドに対応して主記憶装置(I
/Oメモリ105)の中で与えられる情報単位のメモリ
規定境界を表し、例えば、従来例における図7の場合で
あれば、データバウンダリ値は「1」である。また、従
来例の図8の場合においては、ディジタル入出力データ
領域のデータバウンダリ値は「4」であり、アナログ入
出力データ領域のデータのバウンダリ値は「16」であ
る。
【0038】本実施例においては、上記フラグレジスタ
部102がオンの時は、メモリDB103−1には
「1」、メモリDT103−2には「0」、メモリAB
103−3には「1」、及びメモリAT103−4には
「0」が記憶される。一方、フラグレジスタ部102が
オフの時は、メモリDB103−1には「4」、メモリ
DT103−2には「0」、メモリAB103−3には
「16」、そしてメモリAT103−4には「128」
が記憶される。
【0039】続いて、図3(c) に示すデータテーブル部
104について説明する。データテーブル部104は、
「0」から「99」まで100個の装置局番とその装置
局番に割付けられるI/Oメモリのアドレスとで構成さ
れるデータ入出力テーブルを有する。このデータ入出力
テーブルを構成するI/Oメモリのアドレスは、次に説
明する演算により算出され、それぞれの装置局番に対応
して割付けられる。
【0040】すなわち、ディジタルI/O装置について
は、数式DT+DB×PN=AD、アナログI/O装置
については、数式AT+AB×PN=ADにより、それ
ぞれの装置局番に対応するメモリアドレスが算出され
る。ここで、DTはメモリDT103−2に設定される
ディジタル入出力データ領域の先頭アドレス、DBはメ
モリDB103−1に設定されるディジタル入出力デー
タのバウンダリ値、PNはI/O装置120−iの装置
局番設定器130−iに設定される局番、ATはメモリ
AT103−3に設定されるアナログ入出力データ領域
の先頭アドレス、ABはメモリAB103−4に設定さ
れるアナログ入出力データのバウンダリ値、及びADは
演算により算出されるメモリアドレスである。
【0041】次に、上記構成の実施例の動作について、
説明する。まず、システム立ち上がり時において、フラ
グレジスタ部102がオンに設定された場合について説
明する。フラグレジスタ部102がオンの時には、メモ
リDB103−1は「1」(以下、DB=1のごとくに
記載)、DT=0、AB=1及びAT=0に設定され
る。
【0042】したがって、例えばI/O装置120−1
がディジタルI/O装置であり、装置局番が「00」で
あるとすれば、上記数式DT+DB×PN=ADによ
り、0(DT)+1(DB)×00(PN)=0が算出
される。すなわち、装置局番「00」のI/O装置12
0−1に割付けられるメモリアドレスADは「00」と
算出され、図3(c) に示すデータ入出力テーブルの装置
局番「00」に対応してアドレス「00」が設定され
る。
【0043】また、I/O装置120−2もディジタル
I/O装置であり、装置局番が「02」であるとすれ
ば、同じく数式DT+DB×PN=ADにより、0(D
T)+1(DB)×02(PN)=2が算出される。す
なわち、装置局番「02」のI/O装置120−2に割
付けられるメモリアドレスADは「02」と算出され
る。そして、データ入出力テーブルには、装置局番「0
2」に対応してアドレス「02」が設定される。
【0044】さらに、I/O装置120−nがアナログ
I/O装置であり、装置局番が「31」であるとすれ
ば、この場合は上記数式AT+AB×PN=ADが用い
られる。そして、0(AT)+1(AB)×31(P
N)=31が算出され、装置局番「31」のI/O装置
120−nに割付けられるメモリアドレスADは「3
1」となって、データ入出力テーブルの装置局番「3
1」に対応してアドレス「31」が設定される。
【0045】図2に示すCPU部100が、データを入
出力する毎に上記設定されたデータテーブル部104の
データ入出力テーブルが参照され、入出力データが格納
されるメモリ領域がデータ入出力テーブル上のアドレス
と当該I/O装置のワード数により判別され、そのアド
レスと対応するI/O装置120−iが同じくデータ入
出力テーブルの装置局番により判別されて、I/O装置
とメモリ領域との割付けが行われる。すなわち、上述し
たように、アドレス「00」にはI/O装置局番「0
0」が、アドレス「02」にはI/O装置局番「02」
が、アドレス「31」にはI/O装置局番「31」が、
それぞれ割り付けられる。
【0046】このように、本実施例においては、図7の
従来例と同様に、バウンダリ値が「1」で且つディジタ
ル、アナログ共に入出力データのメモリ先頭アドレスが
「00」のときは、I/O装置120−iに対して、図
7の従来例と全く同様なI/O割付けが実現できる。
【0047】次に、システム立ち上がり時において、フ
ラグレジスタ部102がオフに設定された場合の動作を
説明する。フラグレジスタ部102がオフの時には、D
B=4、DT=0、AB=16及びAT=128に設定
される。
【0048】この場合も、I/O装置120−1がディ
ジタルI/O装置であり、装置局番が「00」であると
すれば、数式DT+DB×PN=ADにより、0(D
T)+4(DB)×00(PN)=0が算出される。す
なわち、装置局番「00」のI/O装置120−1に割
付けられるメモリアドレスADは「00」と算出され
る。そして、図3(c) に示すデータ入出力テーブルの装
置局番「00」に対応してアドレス「00」が設定され
る。
【0049】また、I/O装置120−2もディジタル
I/O装置であり、装置局番が「02」であるとすれ
ば、同じく数式DT+DB×PN=ADにより、0(D
T)+4(DB)×02(PN)=8が算出される。す
なわち、装置局番「02」のI/O装置120−2に割
付けられるメモリアドレスADは「08」と算出され、
データ入出力テーブルの装置局番「02」に対応してア
ドレス「08」が設定される。
【0050】さらに、I/O装置120−nがアナログ
I/O装置であり、装置局番が「31」であるとすれ
ば、この場合は数式AT+AB×PN=ADにより、1
28(AT)+16(AB)×31(PN)=624が
算出される。すなわち、装置局番「31」のI/O装置
120−nに割付けられるメモリアドレスADは「62
4」と算出され、データ入出力テーブルの装置局番「3
1」に対応してアドレス「624」が設定される。
【0051】したがって、この場合は、CPU部100
がデータを入出力する毎に、上記データ入出力テーブル
に基づいて、I/O装置局番「00」にはアドレス「0
0」が、I/O装置局番「02」にはアドレス「08」
が、I/O装置局番「31」にはアドレス「128」
が、それぞれ割付けられる。
【0052】このように、本実施例においては、図8の
従来例のように、バウンダリ値がディジタル入出力デー
タについては「4」、アナログ入出力データについては
「16」、ディジタル入出力データのメモリ先頭アドレ
スが「00」、アナログ入出力データのメモリ先頭アド
レスが「128」の場合にも、I/O装置120−iに
対して、図8の従来例と全く同様のI/O割付けが実現
できる。
【0053】上記実施例においては、ディジタル入出力
データ及びアナログ入出力データのバウンダリ値及び先
頭アドレスについて、それぞれ2組の設定値を予め定め
ておき、フラグレジスタ102のオン/オフに基づいて
上記2組の設定値から1組の設定値を選択するようにし
ているが、設定値を予め決めることなく、任意に設定す
るようにしてもよい。これを、他の実施例として以下に
説明する。
【0054】図4は、第2の実施例に係わるプログラマ
ブルコントローラの構成を示すブロック図である。同図
において、図2に示す第1の実施例と同一構成部分につ
いては同一番号を付与して示す。CPU部101には、
第1の実施例に示したフラグレジスタ部102が除か
れ、設定値設定部107が設けられる。その設定値設定
部107には、外部に設けられる例えば液晶パネルから
なる表示部140が接続される。その他の構成は、第1
の実施例と同一である。
【0055】図5に、上記表示部140に表示される表
示画面の一例を示す。この表示は、システム立ち上がり
時において、設定値設定部107により、例えばメモリ
105の他のデータ領域に予め記憶されている表示デー
タが読み出されて表示される。
【0056】同図において、表示部140の画面上方に
は、この表示がI/Oメモリの割り付け設定のための表
示画面であることを示す「I/O割付設定画面」が表示
され、その下方、1段目には、入力すべき設定値がなん
であるかを示す「ディジタルI/Oメモリバウンダリ設
定値」と、入力された設定値を表示するための囲い枠
と、設定値が記憶されるメモリ領域を示す「DB」が表
示されている。2段目には、同じく入力すべき設定値が
なんであるかを示す「ディジタルI/Oメモリ先頭アド
レス設定値」と、入力された設定値を表示するための囲
い枠と、設定値が記憶されるメモリ領域を示す「DT」
が表示されている。同様に、3段目には、「アナログI
/Oメモリバウンダリ設定値」、囲い枠、及び「AB」
が表示され、4段目には「アナログI/Oメモリ先頭ア
ドレス設定値」、囲い枠、及び「AT」が表示されてい
る。
【0057】設定値設定部107には、特には図示しな
いが、テンキー、カーソルキー等を有するキーボードが
接続されており、カーソルキーによって上記囲い枠の1
つが選択され、テンキーによってその選択された囲い枠
表示部分に対応する設定値が入力される。これらの入力
された設定値は、メモリ条件設定部103により各メモ
リ領域(メモリDB103−1、DT103−2、AB
103−3、及びAT103−4)に記憶されるように
なっている。
【0058】これにより、ディジタル入出力データ及び
アナログ入出力データそれぞれについて任意のバウンダ
リ値及び先頭アドレスを設定することができる。これら
の設定されたバウンダリ値及び先頭アドレスに基づい
て、前述した演算により装置局番に対応するI/Oメモ
リのアドレスが算出され、それらの算出されたアドレス
がデータテーブル部104のデータ入出力テーブル上
で、それぞれの装置局番に対応して設定される。
【0059】そして、第1の実施例と同様に、図2に示
すCPU部100が、データを入出力する毎に上記設定
されたデータテーブル部104のデータ入出力テーブル
が参照され、I/O装置に対するメモリ領域の割付けが
行われて、データの入出力が実行される。
【0060】このように、上記第2の実施例によれば、
随時にI/O割付を変更して運用することができる。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、I/O装置に対するI
/Oメモリの入出力割付を随時変更して設定できるの
で、接続されるI/O装置のワード数に変更があった
り、I/O装置の個数に変更があっても、それらの変更
に応じて随意に入出力割付を変更できるため、PCの用
途によってメモリの設計を変更する必要がなくPCの運
用効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】第1の実施例のプログラマブルコントローラの
構成を示すブロック図である。
【図3】(a) はフラグレジスタ部のデータ構成、(b) は
メモリ条件設定部のデータ構成、(c) はデータテーブル
部のデータ構成を示す図である。
【図4】第2の実施例のプログラマブルコントローラの
構成を示すブロック図である。
【図5】表示画面により任意に入力される設定値につい
て説明する図である。
【図6】従来のプログラマブルコントローラの構成を示
す図である。
【図7】従来のI/O割付の一例を示す図である。
【図8】従来のI/O割付の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 ディジタル境界値設定手段 2 ディジタルアドレス設定手段 3 ディジタルテーブル生成手段 4 ディジタル入出力手段 5 アナログ境界値設定手段 6 アナログアドレス設定手段 7 アナログテーブル生成手段 8 アナログ入出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/05 G06F 13/38 330

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが装置番号を有する複数のディ
    ジタル入出力装置に対して入出力されるデータのメモリ
    入出力領域における境界値を入出力装置毎に任意設定す
    るディジタル境界値設定手段(1) と、 前記複数のディジタル入出力装置に対する入出力データ
    の先頭アドレスを設定するディジタルアドレス設定手段
    (2) と、 前記複数のディジタル入出力装置のそれぞれの装置番号
    と、前記ディジタル境界値設定手段(1) により設定され
    る境界値と、前記ディジタルアドレス設定手段(2) によ
    り設定される先頭アドレスとに基づいて、前記複数のデ
    ィジタル入出力装置のそれぞれの装置番号とメモリ入出
    力領域のアドレスとが対応するディジタル入出力データ
    割付テーブルを生成するディジタルテーブル生成手段
    (3) と、 該ディジタルテーブル生成手段(3) により生成されたデ
    ィジタル入出力データ割付テーブルに基づいて前記複数
    のディジタル入出力装置に対するデータの入出力を行う
    ディジタル入出力手段(4) と を有することを特徴とする入出力割付可変プログラマブ
    ルコントローラ。
  2. 【請求項2】 それぞれが装置番号を有するアナログ入
    出力装置に対して入出力されるデータのメモリ入出力領
    域における境界値を入出力装置毎に任意設定するアナロ
    グ境界値設定手段(5) と、 前記複数のアナログ入出力装置に対する入出力データの
    先頭アドレスを設定するアナログアドレス設定手段(6)
    と、 前記複数のアナログ入出力装置のそれぞれの装置番号
    と、前記アナログ境界値設定手段(5) により設定される
    境界値と、前記アナログアドレス設定手段(6) により設
    定される先頭アドレスとに基づいて、前記複数のアナロ
    グ入出力装置のそれぞれの装置番号とメモリ入出力領域
    のアドレスとが対応するアナログ入出力データ割付テー
    ブルを生成するアナログテーブル生成手段(7) と、 該アナログテーブル生成手段(7) により生成されたアナ
    ログ入出力データ割付テーブルに基づいて前記複数のア
    ナログ入出力装置に対するデータの入出力を行うアナロ
    グ入出力手段(8) とを有することを特徴とする入出力割
    付可変プログラマブルコントローラ。
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