JP3011274U - 雨樋の抜けはずれ防止付雨樋金具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】軒先に横架された内側に引掛段を有する雨樋金
具において先端部に鉤形状を設け雨樋の浮き上がりによ
る抜けはずれを防止する。 【構成】金具本体１に接続する先端部に鉤形状の係止部
１１を有し雨樋の挿入を容易にするさそい部とはずれに
くくする反り返り部を具備する弾性金属体３と掛止板５
が対向する様に配され、下方に向かって押え板２が伸び
固定部４には安定度向上の為凹部を設けている。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 【産業上の利用分野】 本考案は、軒先に横架された内側に引掛段を有する雨樋を 保持する雨樋金具に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】 従来の雨樋金具では、雨樋を保持する事は出来たが、風圧 や降雪の作用により、雨樋が浮き上がった場合、雨樋との係止が解除される恐れ があった。 【０００３】 【考案が解決しようとする課題】 ところが、本考案では雨樋縁部に設けられた凹部と係止す る事が出来る金具先端部に鉤形状を有し、雨樋の浮き上がりによる、金具からの 抜けはずれを防止する事が出来る。 【０００４】 また、本考案では下方に向かって押え板が伸びており雨樋 内側と板の側面で接する様に設定されている。 【０００５】 固定部には鋲の突起による安定不良を防ぐ為凹部を設け、 相手物軒面と全面で接する様にして安定度を向上させている。 【０００６】 金具の本体には、固定部に向かって弾性を有する金属板を 設け、該金属板には、雨樋の縁部が挿入し易い様に角度を持たせ更に、はずれに くくなる様、掛止板と対向する位置に反り返り部を設けている。 【０００７】 上記押え板や金属板は金具本体と張り出し突起カシメを使 用する事により、鋲などの他の部材を必要とせず重量低減、工数低減を図ってお り機械的に確実な締結を可能としている。 【０００８】 【作用】 上記の様に軒先に横架された雨樋の縁部を金具の鉤形状に よって保持する事により風圧や雪の作用で浮き上がりによる雨樋の抜けはずれを 防止でき、また押え板により浮き上がり量も制限できる。押え板は雨樋となだら かな面で接し、雨樋を傷つける恐れも無い。固定部は軒面に全面で接する事によ り釘打ち作業を容易にし、安定度を向上させている。更に、金具本体には金属板 が設けられ雨樋の縁部の挿入が簡単になる様、該金属体には角度を持たせ先端に 反り返り部を設け、雨樋をはずれにくくする事が出来る。本考案によれば、雨樋 装着後、雨樋をスライドさせる事により雨樋の位置も調整する事が可能である。 また本考案の金具本体に付設されている押え板と金属板の締結に、張り出し突起 （バーリング）カシメを採用する事により鋲等の余分な部品を必要とせず、重量 低減、工数低減を達成している。 【０００９】 【実施例】 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。下面が 開口する断面コ字状に形成された雨樋吊金具の先端部にコの字の鉤形状▲１１▼ を持ち下方には雨樋内側と接する押え板が設けられている。本体の固定部方向 には弾性を有する金属体が付設され該金属板には雨樋をさそう為に角度が付け られており、先端には雨樋の抜けるのを防止する為に反り返り部が成形されて いる。また固定部の鋲カシメ部には鋲の突起が出ず、固定部と軒面とが全面で 接する様に凹部を設けている。更に該押え板と金属板は雨樋金具本体と 張り出し突起（バーリング）を利用する事によって機械的にかしめる事が可能 となり重量低減、工数低減を図っている。

【図面の簡単な説明】 【図１】本願考案の全体斜視図を示す。 【図２】雨樋金具先端鉤形状拡大図 【図３】先端部の他鉤形状 【図４】弾性を有する金属板の斜視図 【図５】固定部の背面から見た図である。 【図６】本考案の取付状態側面図である。 【符号の説明】 雨樋金具本体 さそい部 押え板 張り出し突起かしめ 弾性金属体 凹部 固定部 ▲１０▼ 相手物樋 掛止板 ▲１１▼ 鉤形状 反り返り部

【手続補正書】 【提出日】平成６年１１月２１日 【手続補正１】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】請求項 ２ 【補正方法】変更 【補正内容】 【請求項 ２】また、この雨樋金具には風雪による雨樋
の浮き上がりを防止する為、下方に向かって押え板が延
びて雨樋内側と接する様に装着されていることを特徴と
する請求項１記載の雨樋金具。 【手続補正２】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】請求項 ３ 【補正方法】変更 【補正内容】 【請求項 ３】金具の固定には鋲の突起による不安定さ
を無くす為、凹部を設け固定部の安定度を向上させてい
ることを特徴とする請求項１記載の雨樋金具。 【手続補正３】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】請求項 ４ 【補正方法】変更 【補正内容】 【請求項 ４】弾性を有する金属体を雨樋と係止する部
分に付設し該金属体には、さそいの目的で角度を持たせ
る事で雨樋の挿入を容易にし、掛止板と対向するその先
端部に反り返りを配する事により雨樋のはずれを防止し
ていることを特徴とする請求項１記載の雨樋金具。 【手続補正４】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】請求項 ５ 【補正方法】変更 【補正内容】 【請求項 ５】また上記押え部と、弾性金属体は雨樋金
具本体と、張り出し突起により、かしめられ固定されて
おり、重量低減、工数低減となり、結果的にコスト低減
を図っていることを特徴とする請求項１記載の雨樋金
貝。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求頁１】 軒先に横架された内側に引掛段を有す
   る雨樋を保持する金具であって、先端部に風圧による雨
   樋の抜けはずれを防止する鉤形状を有する事を特徴とす
   る雨樋金具である。 【請求頁２】 また、この雨樋金具には風雪による雨
   樋の浮き上がりを防止する為、下方に向って押え板が伸
   びて雨樋内側と接する様に装着されている。 【請求頁３】 金具の固定部には鋲の突起による不安
   定さを無くす為、凹部を設け固定部の安定度を向上させ
   ている。 【請求頁４】 弾性を有する金属体を雨樋と係止する
   部分に付設し該金属体には、さそいの目的で角度を持た
   せる事で雨樋の挿入を容易にし、掛止板と対向するその
   先端部に反り返りを配する事により雨樋のはずれを防止
   している。 【請求頁５】 また上記押え部と、弾性金属体は雨樋
   金具本体と、張り出し突起により、かしめられ固定され
   ており、重量低減、工数低減となり、結果的にコスト低
   減を図っている。