JP3011111U

JP3011111U - 簡易台車

Info

Publication number: JP3011111U
Application number: JP1994014007U
Authority: JP
Inventors: 中山武久
Original assignee: 中山武久
Priority date: 1994-11-14
Filing date: 1994-11-14
Publication date: 1995-05-16
Anticipated expiration: 2000-11-14

Abstract

(57)【要約】【目的】ビール瓶用ケースなどの箱状積荷を一時的に
積載しておくに好適な台車を提供する。【構成】平面視方形輪郭状の荷台Ａ１の周端に、該荷
台に載置する、ビール瓶用ケースなどの箱状積荷の、脱
落防止用の規制片８を立設する。荷台Ａ１の下面に規制
片８の内側面に対向する位置に対応させて車輪７を取付
ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ビール瓶用ケース或いは箱詰め品などの箱状積荷を一時的に積載するために用いる簡易台車に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

具体例を挙げるまでもなく、下面に車輪を装置し、平面状の上面に積荷を載置するようにした荷台の一側に門構え状の把手杆を立設した構造のものがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来例は、要するに、専ら積荷を運搬するために用いるもので、把手杆を備えているなど構造上、箱状積荷を一時的に積載しておくような構造になっていない。

【０００４】本考案は、ビール瓶用ケースなどの箱状積荷を一時的に積載しておくに好適な台車を提供することを目的として案出したものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

平面視方形輪郭状の荷台の周端に、該荷台に載置する、ビール瓶用ケースなどの箱状積荷の、脱落防止用の規制片を立設し、荷台の下面に規制片の内側面に対向する位置に対応させて車輪を取付けた構成とし、殊に、荷台の４隅に規制片と車輪を設けて尚一層実用性を図り、隅部構成材と辺部構成材を伸縮自在に組付けて荷台として箱状積荷の大きさに対応させ、隅部構成材と辺部構成材のそれぞれに補強リブを設け、該補強リブを互いに係合して堅牢な製品を提供するようにしたものである。

【０００６】

【実施例】

図面は本考案に係る簡易台車の一実施例を示し、図１は平面図、図２は正面図、図３は図１のａ−ａ線に沿う断面図である。

【０００７】実施例の簡易台車Ａは、隅部構成材１，１間に辺部構成材２又は２′を介在させ、これらをボルト３とナット４によって互いに締付けて構成したもので、隅部構成材１は、角部を丸くした平面視ややＬ字形の主体片５の両端に２条の補強リブ６，６を設け、該補強リブ６，６間の主体片中央部下面に自在車輪７を装置すると共に、周端に規制片８を立設し、該規制片８の上端両端側を屈曲して補強兼用の係合片９としたもので、主体片５は、他の簡易台車Ａの自在車輪７を載置できる程度の面積を備え、自在車輪７は前記規制片８の内側面８′に対向する位置に対応するようにして前記の通り主体片５の下面に装置してある。

【０００８】辺部構成材２，２′は、長方形状の主体片１０に、隅部構成材１に設けた前記補強リブ６，６に対応して係合する一対の補強リブ１１，１１を長手方向に沿わせて設け、外端には長手方向に沿う規制片１２を立設し、該規制片１２の上端を屈曲して隅部構成材１の前記補強兼用の係合片９と互いに係合する係合片１３を設けてある。

【０００９】また、辺部構成材２，２′の主体片１０の補強リブ１１，１１間に調節孔１４，１４，…を列設し、適宜の調節孔１４と一致させて前記ボルト３を挿通する透孔１５を隅部構成材１の主体片５の補強リブ６，６間に設けてある。

【００１０】実施例の簡易台車Ａは、隅部構成材１の主体片５の下側に辺部構成材２，２′ の主体片１０を重ねるようにして補強リブ６に補強リブ１１を、また、係合片９に係合片１３をそれぞれ係合し、適宜の調節孔１４を透孔１５に一致させてこれらにボルト３を貫通させてナット４を螺合締付けることによって得られる。

【００１１】そして、各主体片５，１０で構成する荷台Ａ１にビール瓶用ケースなどの箱状積荷を積載して用い、箱状積荷は規制片８，１２の存在により荷台Ａ１より脱落することがない。

【００１２】また、簡易台車Ａの不用時には、図２で示す通り、互いに積層しておき、このとき、上位側の台車Ａの車輪７は下位側の台車Ａの規制片８の内側面８ａに対向する対応するようにして荷台Ａ１の下面４隅に装置してあるので荷台Ａ１より脱落することがない。

【００１３】なお、実施例では車輪を自在車輪としてあるが固定車輪でも良い。また、規制片は荷台周端の全域に配置しなくても良い。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は前記の通りの構成であるから、箱状積荷が脱落するおそれがなく箱状積荷を一時的に積載しておくに好適な台車を提供することができ、また、不用時には互いに積層しておけ、保管上都合が良い。

【図面の簡単な説明】

【図１】平面図。

【図２】正面図。

【図３】図１のａ−ａ線に沿う断面図。

【符号の説明】

Ａ１荷台１隅部構成材２，２′ 辺部構成材６補強リブ７自在車輪８規制片１１補強リブ１２規制片

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】平面視方形輪郭状の荷台の周端に、該荷
台に載置する、ビール瓶用ケースなどの箱状積荷の、脱
落防止用の規制片を立設し、荷台の下面に規制片の内側
面に対向する位置に対応させて車輪を取付けた簡易台
車。
【請求項２】荷台の４隅に規制片と車輪を設けた請求
項１記載の簡易台車。
【請求項３】隅部構成材と辺部構成材を伸縮自在に組
付けて荷台とした請求項１又は２記載の簡易台車。
【請求項４】隅部構成材と辺部構成材のそれぞれに補
強リブを設け、該補強リブを互いに係合した、請求項３
記載の簡易台車。