JP3010509B2 - 免疫測定用容器、免疫測定方法及び免疫測定装置 - Google Patents

免疫測定用容器、免疫測定方法及び免疫測定装置

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JP3010509B2
JP3010509B2 JP8722891A JP8722891A JP3010509B2 JP 3010509 B2 JP3010509 B2 JP 3010509B2 JP 8722891 A JP8722891 A JP 8722891A JP 8722891 A JP8722891 A JP 8722891A JP 3010509 B2 JP3010509 B2 JP 3010509B2
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antigen
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義弘 芦原
功 西薗
英孝 皆川
政久 岡田
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Fujirebio Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上部に少なくとも二つ
の開口部を有し、下方に筒状部を有する容器を用いてな
る免疫測定法に関する。更には、血液あるいは体液中の
微量成分の定量により臨床検査に用いる免疫測定法に関
する。
【0002】
【従来の技術】放射免疫測定法(以下RIAと省略す
る)及び酵素免疫測定法(以下EIAと省略する)は、
検体中の測定対象物を検出する高感度な測定法ではある
が、検体中に存在する測定対象物以外の物質の影響を受
けやすいため、これを除く方法として、バインド/フリ
ー(B/F)分離操作が測定中に用いられている。この
操作を効率よく行うため、抗原又は抗体を結合した固相
を用いる固相法がある。一般に、固相法によるRIA及
びEIAは、測定中に反応、洗浄、検出等の工程を含ん
でおり、この工程を実施するために、分注、希釈、撹
拌、B/F分離、固相の移動等の複雑な操作を繰り返し
行っており、その操作に対し、いくつかの改良技術が知
られている。その一つに測定のために用いられる容器の
改良がある。容器の改良の例として、磁性粒子を入れる
ための専用容器であるマイクロプレート及びこのプレー
トに合う磁石の入った磁気分離デバイスを用いる方法が
報告されている(特開平1−201156号参照)。さ
らに他の例としては、自動化を目指し、繊維状マトリク
スを有する反応ウエル、試料ウエル等の複数のウエルを
有する容器を用いる方法が知られている(特開昭63−
281053号参照)。
【0003】一方、RIA及びEIAにおいて、多量の
検体の測定のため自動化された測定機器が開発されてい
る。この機器は、測定の際使用する固相及び標識物の種
類により各種知られている(「酵素免疫測定法」石川栄
治著、医学書院180〜207ぺージ(1987)参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に固相を用いるR
IA及びEIAは、測定操作中に繁雑な分注、希釈、撹
拌、B/F分離、固相の移動等の操作を必要としてい
る。これを解決する手段として、前記したマイクロプレ
ート及び磁気分離デバイスを用いる方法、さらには複数
のウエルを有する容器を用いる方法等が知られているも
のの、測定時間が1〜18時間と長く、緊急の検査がで
きないこと、大量の検体の測定が迅速に行えないこと、
抗原検出系又は抗体検出系等の異なった検出系に対し同
一の容器による測定が簡単にできないこと等の欠点を有
していた。さらに前記した改良された容器を用いた場合
でも、測定機器は、未だ複雑な測定操作を必要としてい
た。
【0005】そこで本発明は、これらの問題点を解決し
た免疫測定用容器、免疫測定方法及び免疫測定装置を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、発明による免疫測定用容器は、例えば図1に示す
ように、上部にそれぞれ開口部1、2、3を有する少な
くとも2つの筒状部8、9、10を有し(図1には3つ
の筒状部を有する場合を示してあり、例えば図2には2
つの筒状部11、12を有する場合を示してある);筒
状部8、9、10のうち少なくとも1つの筒状部8は、
他の1つの筒状部9(又は10)よりも下方に長いこと
を特徴とする。
【0007】このように構成すると、少なくとも1つの
筒状部は、他の1つの筒状部よりも下方に長いので、そ
の長い筒状部は容量が大きく、例えば抗体結合固相を入
れ、さらに反応液を入れることができ、また外部からの
検出が容易である。
【0008】この免疫測定用容器では、下方に長い筒状
部8の内壁に抗原または抗体を結合して、他の1つの筒
状部10(又は9)に試薬を入れた構成としてもよい。
試薬とは、抗原の結合した固相または抗体の結合した固
相も含む概念であるが、ここで前記他の1つの筒状部1
0に入れるのは、典型的には酵素標識抗体溶液または酵
素標識抗原溶液や血清又は希釈液等である。
【0009】このように構成すると、試薬を入れた筒状
部からその試薬を分取し、下方に長い筒状部に注入し
て、内壁に結合した抗原または抗体と試薬とを反応させ
て測定することができる。
【0010】また、前記免疫測定用容器では、開口部
1、2、3をシールしてもよい。
【0011】このように構成すると、開口部をシールす
るので、筒状部に入れた試薬等が封入され、免疫測定容
器の取扱が容易になる。また、試薬を入れた容器は、使
用時まで安定性よく保存することができる。試薬を吸引
分注するためには、シールを例えばシールブレーカーに
より破ればよい。
【0012】また、下方に長い筒状部8に抗原結合固相
または抗体結合固相を入れて、他の1つの筒状部10
(又は9)に試薬を入れてもよいし、さらに開口部1、
2、3をシールしてもよい。
【0013】ここで、前記免疫測定用容器では、固相が
磁性粒子であってもよいし、また、固相がビーズであっ
てもよい。
【0014】このように構成すると、磁性粒子を用いた
場合は、例えば外部磁力によりB/F分離操作を容易に
行うことができるため測定に好適に用いることができ
る。このとき、B/F分離操作は、他の筒状部より下方
に長い筒状部で行うことにより、外部よりの磁力を磁性
粒子の近くに置くことができ、測定を効率よく実施する
ことができる。またビーズの場合は、下方に長い筒状部
の容量が大きいため、免疫反応、B/F分離操作等に好
適に用いることができる。
【0015】ここで、前記免疫測定用容器では、試薬が
標識抗体または標識抗原であってもよい。
【0016】さらに上記目的を達成するために、発明
による免疫測定方法は、前記いずれかの免疫測定用容器
を用いて行うことを特徴とする。
【0017】このようにすると、少なくとも1つの筒状
部が他の1つの筒状部よりも下方に長い容器を用いるの
で、その容量の大きい長い筒状部に、例えば抗体結合固
相を入れ、さらに反応液を入れることができ、その長い
筒状部の内部の様子は外部から容易に検出ができる。ま
た、開口部をシールした容器を用いる場合は、容器の筒
状部に入れた試薬等が封入されるため、免疫測定容器の
取扱が容易になるし、試薬を吸引分注するためには、シ
ールを例えばシールブレーカーにより破ればよい。
【0018】また、発明による別の免疫測定方法で
は、前記いずれかの免疫測定用容器を提供し;例えば図
1に示される容器の場合、下方に長い筒状部8に、検体
と、前記他の1つの筒状部10中の試薬とを注入して免
疫複合体を形成させ;下方に長い筒状部8中に形成され
た前記免疫複合体を測定する。
【0019】さらに、以上の免疫測定用容器では、上部
にそれぞれ開口部を有する少なくとも3つの筒状部を有
することとしてもよい。
【0020】このように構成すると、例えば図1に示さ
れるような3つの筒状部を有する容器の場合、他の2本
の筒状部よりも下方に長い筒状部8には、抗原結合固相
または抗体結合固相を入れ、筒状部9には検体又は希釈
液を入れ、筒状部10には標識抗体又は標識抗原を入
れ、筒状部8では反応、B/F分離及び検出を行い、筒
状部9では、反応又は希釈を行うというような用い方が
できる。
【0021】また、前記免疫測定用容器では、試薬が標
識抗体または標識抗原であってもよいし、さらに、前記
下方に長い筒状部及び前記他の1つの筒状部とは別の第
3の筒状部に血清または希釈液を入れた構成としてもよ
いし、さらに前記免疫測定用容器では、前記開口部をシ
ールした構成としてもよい。
【0022】また、本発明の別の免疫測定方法では、
いずれかの免疫測定用容器を用いて測定を行う。
【0023】また、本発明のさらに別の免疫測定方法で
は、前記いずれかの免疫測定用容器を提供し;前記下方
に長い筒状部に、検体と前記他の1つの筒状部中の標識
抗体または標識抗原と前記第3の筒状部中の血清または
希釈液とを注入して免疫複合体を形成させ;前記下方に
長い筒状部中に形成された前記免疫複合体を測定する。
【0024】また、前記いずれかの免疫測定用容器で
は、前記標識抗体または標識抗原がそれぞれ酵素標識抗
体または酵素標識抗原であるものとしてもよい。
【0025】また、さらに前記標識抗体または標識抗原
がそれぞれ酵素標識抗体または酵素標識抗原である免疫
測定方法としてもよい。
【0026】さらに前記目的を達成するために、発明
による免疫測定装置は、前記いずれかの免疫測定方法に
用いる免疫測定装置において;図7に示されるように、
前記免疫測定用容器を供給する供給部130と;前記検
体と前記試薬とを混合し、かつ前記測定対象物を検出す
る処理部110と;前記供給部130と前記処理部11
0とを制御する制御部105とを備える。
【0027】さらに前記目的を達成するために、発明
による免疫測定方法は、自動制御によって、前記免疫測
定用容器を提供し、前記検体と前記試薬とを混合し、か
つ前記測定対象物を検出するものとするのが好ましい。
【0028】このように構成すると、制御部を備え、あ
るいは自動制御によって検出を制御するので、多項目の
測定対象物の測定に迅速に対応できる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、説明する。本発明は、測定対象物である例えば血清
あるいは体液中の抗原又は抗体の測定にあたり、上部に
少なくとも二つの開口部を有し、下方に筒状部を有する
容器、及びそのような容器を用いることにより、従来の
繁雑かつ複雑な測定操作を改善し、短時間で各検出系の
多項目の測定対象物にも対応できる免疫測定方法(適宜
「免疫測定法」という)、そしてそのような免疫測定装
置を提供しようとするものである。特に、自動化された
測定機器を用いる免疫測定には威力を発揮する容器であ
り測定方法、測定装置である。
【0030】本発明は、EIA及びRIAに採用するこ
とができる。該EIA及びRIAは、標識物を用いる1
ステップ法又は2ステップ法の固相法免疫測定法を意味
し、抗原あるいは抗体を測定することができる。例えば
2ステップ法の抗原検出系では、3つの開口部を有する
容器を用い、まず一つの筒状部に、標識抗体溶液を入れ
た他の筒状部から分取した標識抗体溶液と検体とを加え
混合し反応させる。この混合液の一部をさらに抗体結合
固相の入ったもう1つの筒状部に加え撹拌し、反応させ
たのち、B/F分離後、基質との反応を行い、酵素活性
から固相に結合した抗原量をこの筒状部内で測定する方
法である。
【0031】この測定法は、この三つの開口部を有する
容器の中で各測定工程の操作である希釈、分注、撹拌、
B/F分離、測定等のすべての操作を行う方法である。
前記した抗体結合固相の入った筒状部は、固相及び反応
液を入れることができ、さらに外部よりの検出を容易に
するため他の筒状部より下方に長く、容量の大きい形状
であることが好ましい。
【0032】また容器の開口部の数は、少なくとも二つ
の開口部を有するものとし、測定対象物によつても決ま
るがその数には制限はなく、操作性及び簡便性により決
めることができる。例えば、2種の抗体結合固相を別々
の筒状部にそれぞれ入れ、1つの検体に対して同時に2
項目の測定を行うことができる。又、同種の抗体結合固
相を別々の筒状部に入れ、同時に2つの検体を測定する
こともできる。
【0033】更に、四つの開口部を有する容器を用いて
4つ目の筒状部を検体希釈槽として使うこともできる。
前記した抗体結合固相の入った筒状部は、固相及び反応
液を入れ、さらに外部よりの検出を容易にするため他の
筒状部より下方に長く、容量の大きい形状であることが
好ましい。
【0034】本発明を実施するための容器は、プラスチ
ック製、例えばポリスチレン樹脂製、アクリル樹脂製、
塩化ビニル樹脂製等、又はガラス製のものを使用するこ
とができるが、低価格であり、光透過性がよく、取扱い
が容易なポリスチレン樹脂製のものを好適に使用するこ
とができる。
【0035】この容器は、少なくとも二つの開口部を有
しているが、筒状部以外の部分には、本発明の目的を達
成するため必要に応じ突起部等を付加することもでき
る。
【0036】また、容器は試薬等を入れ、容器の上面を
シールしても使用することができる。この時、容器の上
面は平らであることが好ましい。この方法により容器に
は、試薬類、例えば抗原もしくは抗体の結合した固相又
は酵素標識抗体溶液もしくは酵素標識抗原溶液等を入れ
ておき、使用時まで安定性よく保存することができる。
シール剤は、アルミはく、各種高分子フィルム等を単独
又はラミネートして使用することができ、使用開始時に
はブレーカー等により破って使用することができる。
【0037】本発明を実施するために用いられる試薬の
うち抗原結合固相又は抗体結合固相としては、従来のE
IAで行われているように、抗原又は抗体を化学的にあ
るいは物理的に筒状部内壁に結合させたもの、抗原又は
抗体を同様に結合させたビーズあるいは粒子等を挙げる
ことができる。このビーズとしては、通常EIAで用い
られるポリスチレン製のビーズ等を挙げることができ
る。さらに粒子としては磁性粒子、例えば、磁性体、磁
性体を含む粒子等であり、具体的にはフェライト粒子を
挙げることができる。
【0038】磁性粒子は、外部磁力によりB/F分離操
作を容易に行うことができるため測定に好適に用いるこ
とができる。この際、B/F分離操作は、他の筒状部よ
り下方に長い前記した筒状部で行うことにより、外部よ
りの磁力を磁性粒子の近くに置くことができ効率よく実
施することができる。
【0039】固相に結合する抗原又は抗体は、検体中の
測定対象物により決めることができる。抗原は薬剤、例
えばテオフィリン、フェニトイン、バルプロ酸;低分子
ホルモンとして、例えばサイロキシン、エストロゲン、
エラストラジオール;癌マーカーとして、例えばCE
A、AFP;高分子ホルモンとして、例えば甲状腺刺激
ホルモン(TSH)、インスリン;サイトカインとし
て、例えばIL−I、IL−2、IL−6;各種グロス
ファクターとして、例えばEGF、PDGF等、抗体は
例えばHIV、ATLA、HBV等に対する抗体;更に
前記ウイルスの適当なDNA、RNAなどに対する抗体
等を挙げることができる。固相に結合する抗体は、モノ
クローナル抗体又はポリクローナル抗体であってもよ
く、さらには抗体の分解物であるF(ab’)2 、Fa
b’、Fabであってもよい。また、固相に結合する抗
原は、ウイルスの構成成分、例えばHIV、ATLA、
HBV;前記のウイルスのDNA、RNA等である。
【0040】抗原又は抗体の固相への結合方法は、例え
ば物理吸着法又は化学結合法等を採用することができ
る。物理吸着法は、適当な緩衝液中で前記固相と抗原又
は抗体とを吸着させることにより行うものである。この
吸着の際に使用する緩衝液としては、リン酸緩衝液、ト
リス−塩酸緩衝液、炭酸緩衝液等を挙げることができ
る。吸着は、両者を4℃〜37℃、好適には室温にて混
合することにより容易に進行し、目的物を得ることがで
きる。又、化学結合法は、いわゆるペプチド結合法にお
けるカルボジイミド法を採用することができる。さらに
その他の化学結合法としては、グルタールアルデヒドや
塩化シアヌルなどの二価性架橋試薬の存在下に行う方法
も採用することができる(「ペプチド合成法」丸善株式
会社(昭和50年発行)及び「酵素免疫測定法」共立出
版株式会社、「蛋白質核酸酵素」別冊第31号(198
7年)参照)。
【0041】EIAで用いる酵素標識抗体の製造にあた
り、用いる抗体は測定対象物により決まり、例えばサン
ドイッチ法による抗原検出系では固相結合抗体と異なる
エピトープを認識する抗体あるいは同じエピトープを認
識する抗体であってもよい。さらに、抗体検出系では測
定対象となる抗体と同じ動物種のイムノグロブリンに対
する抗体を用いることができる。また、抗体と酵素との
結合方法は、公知の共有結合又は非共有結合を使う方法
を利用して製造することができる(例えば、「蛋白質核
酸酵素」別冊第31号、37〜45ページ(1987)
参照)。
【0042】EIAで用いる酵素標識物質に使用する酵
素は、パーオキシダーゼ、アルカリホスファターゼ、β
−D−ガラクトシダーゼ、グルコースオキシダーゼなど
である。この際基質は、用いる酵素に適したものを用い
ることは言うまでもなく、例えばABTS、ルミノール
−H2 2 (パーオキシダーゼ用)、p−ニトロフェニ
ルホスフェート、メチルウンベリフェニルホスフェー
ト、3−(2’−スピロアダマンタン)−4−メトキシ
−4−(3”−ホスホリルオキシ)フェニル−1,2−
ジオキセタン 2ナトリウム塩(以下AMPPDと省略
する)(アルカリホスファターゼ用)、p−ニトロフェ
ニル−β−D−ガラクトース、メチルウンベリフェニル
−β−D−ガラクトース (β−D−ガラクトシダーゼ
用)などを使用することができる。
【0043】測定は4〜40℃で反応させ、生じた発
色、蛍光あるいは発光量を検出装置により測定すること
により行うことができる。これらの測定法は、それぞれ
比色法、蛍光法及び化学発光法による酵素免疫測定法と
呼ばれている。検出装置としては、分光光度計、蛍光光
度計、フォトンカウンター等の他、写真フイルム等を用
いることもできる。さらに測定は、4℃〜40℃の範囲
で加温しながら行ういわゆるレート法を採用することも
できる。
【0044】又、RIAは、上記酵素標識の代わりに
125Iなどの放射性同位元素を標識し、行うものであ
る。放射能を測定する以外は、操作は前記EIAの場合
と同じである。
【0045】又、RIAで用いる抗原あるいは抗体の放
射標識は、既に市販されているボルトンハンター試薬に
より容易に行うことができる。例えば、0.1M炭酸水
素ナトリウム水溶液に溶かした抗原あるいは抗体溶液に
このボルトンハンター試薬を加え1〜2時間後に、G−
25の脱塩カラム等を用いて未反応のボルトンハンター
試薬を除去することにより調製することができる。
【0046】この他、クロラミンT法やヨードジン法な
どを採用することにより容易に 125Iの放射標識を行う
ことができる。免疫反応を行うにあたっては例えば抗体
結合固相に検体を加え、4℃〜40℃好ましくは20℃
〜38℃で1〜18時間反応させる。この後、蒸留水あ
るいは生理食塩水等で洗浄を行い、放射標識抗体を固相
に加え、4℃〜40℃好ましくは20℃〜38℃で1〜
18時間反応させ、蒸留水あるいは生理食塩水等で洗浄
を行い、固相上の放射活性を計測する。測定にはシンチ
レーションカウンターを使用することができる。
【0047】以上、本発明をマニュアルによる操作に従
って説明してきたが、それぞれの操作を機械化し、自動
免疫測定装置を組むことができる。本発明を実施するこ
とができる自動免疫測定装置としては、例えば図7に示
すような装置がある。図7に示された装置は、前記開口
部を有する容器が反応ライン部111をSからE方向へ
移動する間に検体と抗原結合固相あるいは抗体結合固
相、酵素標識抗体あるいは酵素標識抗原及び基質液等の
混合、撹拌、反応、B/F分離、測定等の一連の処理が
為され、途中で人手を介することなく免疫測定が終了す
るものである。
【0048】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。なお、各図において互いに
同一あるいは相当する部材には同一符号を付し、重複し
た説明は省略する。
【0049】図1に、本発明の一実施の形態である容器
の例を示す。ここで本発明を実施するにあたり使用する
容器は、開口部1、2及び3を有している。各開口部に
は開口があけられている。またこの容器は開口部1、
2、3から下方に筒状である筒状部8、9、10をそれ
それ有する。即ち図1に示されるように、各筒状部8、
9、10が各開口1、2、3を有する。開口部1を有す
る筒状部8は、他の二本の筒状部よりも下方に長い筒状
部を有し、抗原結合固相又は抗体結合固相を入れ反応、
B/F分離及び検出を行うためのものである。筒状部は
開口部から下方に筒状を呈している。開口部2を有する
筒状部9は、検体又は希釈液を入れ、反応又は希釈を行
うための筒状部である。この筒状部9は、検体中の抗原
検出系では反応のために、抗体検出系では希釈のために
用いることができる。開口部3を有する筒状部10は、
EIAでは酵素標識抗体又は酵素標識抗原又RIAでは
放射性同位元素標識抗体又は放射性同位元素標識抗原を
入れるためのものである。
【0050】図2は、別の容器の実施態様を示す一例で
ある。この容器は、開口部4及び5を有しており、各
々、図1の筒状部8及び10に相当する作用を持つ筒状
部11及び12がある。二つの開口部を有するこの容器
は、希釈操作を行わず測定するために好適に用いること
ができる。
【0051】図3は、免疫測定の効率化を計るために工
夫された容器の実施態様を示す一例である。この容器
は、3つの開口部を有しており、図1の筒状部8に相当
する作用を持つ筒状部13、15及び図1の筒状部10
に相当する作用を持つ筒状部14がある。この容器は筒
状部13及び15に同じ種類の抗原結合固相又は抗体結
合固相を入れることにより、同時2血清測定に用いるこ
とができる。又異なる種類の抗原結合固相または抗体結
合固相を入れることにより、同時2項目測定に用いるこ
ともできる。
【0052】図4は、別の容器の実施態様を示す一例で
ある。この容器は、4つの開口部を有しており、各々、
図3の筒状部13、14及び15に相当する作用を持つ
筒状部16、17及び19がある。筒状部18を有する
この容器は希釈操作を行なう同時2項目測定を行なうた
めに好適に用いることができる。
【0053】図5は、固相として磁性粒子を用いたとき
のB/F分離操作を行う場合の一例である。図中6は、
筒状部8に隣接して置かれ磁力を発生する装置であり、
永久磁石でも電磁石であってもよい。
【0054】図6は、検出を行う場合の一例である。図
中7は、検出装置であり、EIAでは使用する基質に応
じ、発色強度、蛍光強度又は発光量を検出するための装
置である。RIAでは放射活性を検出するための装置で
ある。
【0055】図7は、本発明を実施するに当り、用いる
ことのできる自動測定装置を示す一例である。
【0056】
【実施例】以下参考例、実施例及び測定例により更に詳
細に本発明を説明する。
【0057】(参考例1)カルボキシル化フェライト粒
子の調製 カルボキシル化フェライト粒子は、日本ペイント社製フ
ェライト被覆粒子(核の平均粒径0.3μmのポリスチ
レン製)5gに3−アミノプロピルトリエトキシシラン
50mlを加え、更に氷酢酸30mlを添加し、室温下3時
間反応し、洗浄後、無水グルタル酸を反応させることに
より得られる。氷酢酸は氷冷下撹拌しながら滴下し、洗
浄は蒸留水、メタノール、蒸留水で各々3回ずつ洗浄し
更に、0.1M炭酸水素ナトリウム溶液で300mlずつ
5回洗浄した。無水グルタル酸との反応は、粒子の5wt
%溶液(0.1M炭酸水素ナトリウム溶液)100mlに
無水グルタル酸2.85gを加え、10分間反応させ
た。反応終了後、0.1M炭酸水素ナトリウム溶液で3
00mlずつ3回洗浄し、更に蒸留水で5回洗浄し、これ
をカルボキシル化フェライト粒子として用いた。
【0058】(参考例2)抗TSHマウスIgG結合フ
ェライト粒子の調製 20mMリン酸緩衝液(pH4.5)5mlに参考例1で調
製したカルボキシル化フェライト粒子50mgを分散さ
せ、これに水溶性カルボジイミド50mgを加えた。室温
で20分間反応させた後、上清を除去し、抗TSHマウ
スIgG溶液(1mg/ml、0.02Mリン酸緩衝液、pH
4.5)5mlを加え、エンドオーバーエンドミキサーで
撹拌した。2時間後この粒子を2%BSA溶液(0.1
M Tris−HCl、1mM MgCl2 、pH7.
5)で5回洗浄し、これを同じBSA溶液に分散させ、
抗TSHマウスIgG結合フェライト粒子とした。
【0059】(実施例1)抗TSHマウスIgG結合筒
状部の調製 図1に示した容器の筒状部8に抗TSHマウスIgG溶
液(4μg/ml、10mMリン酸緩衝液、pH7.0)を
200μl入れ室温で18時間放置した。この筒状部8
を生理食塩水で3回洗浄し、2%BSA溶液(0.1M
Tris−HCl、1mM MgCl2 、pH7.6)
を300μl加え、抗TSHマウスIgG結合筒状部と
した。
【0060】(参考例3)抗TSHマウスIgG結合ポ
リスチレンビーズの調製 抗TSHマウスIgG溶液25ml(4μg/ml、10m
M リン酸緩衝液)中に1/8インチポリスチレンビー
ズ100個を浸し、室温で一夜放置した。このビーズを
生理食塩水で3回洗浄し、2%BSA溶液(上記に同
じ)を25ml加え抗TSHマウスIgG結合ポリスチレ
ンビーズとした。
【0061】(実施例2)TSH測定用容器の調製 (2−1)粒子型TSH測定用容器の調製 参考例2で調製した抗TSHマウスIgG結合フェライ
ト粒子(0.04%粒子)250μlを図1で示した容
器の筒状部8に入れ、筒状部10にアルカリホスファタ
ーゼ結合抗TSHマウスIgG−Fab’溶液(0.1
M Tris−HCl、0.1mM ZnCl2 、1m
M MgCl2 、pH7.5、2%BSA、500ng/
mlアルカリホスファターゼ結合抗TSHマウスIgGF
ab’含有)100μlを入れた。この容器の開口部を
アルミシールでカバーし、ヒートシールした。これを粒
子型TSH測定用容器として用いた。
【0062】(2−2)チューブ型TSH測定用容器の
調製 実施例1で調製した抗TSHマウスIgG結合筒状部を
有する容器の筒状部10にアルカリホスファターゼ結合
抗TSHマウスIgG−Fab’溶液(0.1M Tr
is−HCl、0.1mM ZnCl2 、1mM Mg
Cl2 、pH7.5、2%BSA、500ng/mlアルカ
リホスファターゼ結合抗TSHマウスIgGFab’含
有)100μlを入れた。この容器の開口部をアルミシ
ールでカバーし、ヒートシールした。これをチューブ型
TSH測定用容器として用いた。なおアルミシールとし
ては、接着面がポリビニルクロライドでコートされたア
ルミホイルを用いることができる。
【0063】(2−3)ビーズ型TSH測定用容器の調
製 参考例3で調製した抗TSHマウスIgG結合ポリスチ
レンビーズ1個を図1で示した容器の筒状部8に入れ2
%BSA溶液を250μl加えた。次に筒状部10にア
ルカリホスファターゼ結合抗TSHマウスIgG−Fa
b’溶液(0.1M Tris−HCl、0.1mM
ZnCl2 、1mM MgCl2 、pH7.5、2%BS
A、500ng/mlアルカリホスファターゼ結合抗TS
HマウスIgGFab’含有)100μlを入れた。こ
の容器の開口部をアルミシールでカバーし、ヒートシー
ルした。これをビーズ型TSH測定用容器として用い
た。
【0064】(参考例4)HTLV−I抗原結合フェラ
イト粒子の調製 日本ペイント社製フェライト粒子を10%濃度で分散さ
せた溶液800μlに、HTLV−I抗原(400μg
/ml)を2ml加え室温で一夜エンドオーバーエンドミキ
サーで撹拌した。この粒子を2%BSA溶液(0.1M
Tris−HCl、1mM MgCl2 、pH7.5)
で5回洗浄し、これを同じBSA溶液に分散させHTL
V−I抗原結合フェライト粒子とした。
【0065】(実施例3)HTLV−I抗体検出用容器
の調製 図1で示した容器の筒状部8に参考例4で調製したHT
LV−I抗原結合フェライト粒子(0.008%/粒子
/BSA溶液)350μlを入れた。次に筒状部10に
アルカリホスファターゼ結合抗ヒトIgGマウスIgG
300μlを入れた。この容器の開口部をアルミシール
でカバーしヒートシールして目的の容器とした。
【0066】(実施例4)各容器によるTSHの測定 実施例2で調製した各容器の開口部のアルミシールをシ
ールブレーカーでやぶり、50μlのTSHを含むサン
プル(0、1、3、6、12μU/ml)及び各筒状部1
0に入ったアルカリホスファターゼ結合抗TSHマウス
IgG−Fab’溶液50μl(アルカリホスファター
ゼ結合抗TSHマウスIgG−Fab’濃度500ng
/ml、0.1M Tris−HCl、2%BSA、1m
MMgCl2 、0.1mM ZnCl2 、pH7.5)を
各筒状部9に入れ混合した。
【0067】(4−1)ビーズ型TSH測定用容器によ
る測定 サンプルとアルカリホスファターゼ結合抗TSHマウス
IgG−Fab’溶液とを混合して10分後、実施例
(2−3)で調製した容器の筒状部9に入った混合液3
0μlをビーズの入った筒状部8に加え撹拌した。10
分後上清をアスピレーションにより除き、生理食塩水で
4回洗浄した。この筒状部8にAMPPD100μg/
mlを含む基質液(0.1M Tris−HCl、1mM
MgCl2 、pH9.8)300μlを加え室温で反応
させた。10分間反応を行った後ルミノメーター(アロ
カ社製)で5秒間の発光量を測定した。結果を図8に示
す。
【0068】(4−2)チューブ型TSH測定用容器に
よる測定 サンプルとアルカリホスファターゼ結合抗TSHマウス
IgG−Fab’溶液を混合して10分後、実施例(2
−2)で調製した容器の筒状部9に入った混合液30μ
lを抗体を結合した筒状部8に加え撹拌した。10分後
上清をアスピレーションにより除き、生理食塩水で4回
洗浄した。この筒状部8に実施例4−1と同じAMPP
D溶液を300μl加え室温で反応させ、5分後にルミ
ノメーター(アロカ社製)で5秒間の発光量を測定し
た。結果を図8に示す。
【0069】(4−3)粒子型TSH測定用容器による
測定 サンプルとアルカリホスファターゼ結合抗TSHマウス
IgG−Fab’溶液を混合して10分後、実施例(2
−1)で調製した容器の筒状部9に入った混合液30μ
lを抗体結合粒子の入った筒状部8に加え撹拌し、10
分間放置した。この筒状部8を表面磁場が3000ガウ
スの磁石に接して、フェライト粒子を集磁させ、上清を
アスピレーションにより排液した。この筒状部8に生理
食塩水を分注した後、前述の磁石によりフェライト粒子
を集磁し、上清をアスピレーションにより排液した。こ
の操作を4回繰り返した。この筒状部8に実施例4−1
と同じAMPPD溶液を300μlを加え室温で反応さ
せ、5分後にルミノメーター(アロカ社製)で5秒間の
発光量を測定した。結果を図8に示す。
【0070】(実施例5)HTLV−I抗体検出用容器
を用いるHTLV−I抗体の測定 実施例3で調製した容器の開口部のアルミシールをシー
ルブレーカーで破り、筒状部9に血清20μlを入れ、
更に希釈液(10%NRS、2% BSAを含む0.1
M Tris−HCl、1mM MgCl2 、0.1m
M ZnCl2、pH7.0)180μlを加えた。この
希釈血清20μlを筒状部8に入ったHTLV−I抗原
結合フェライト粒子と混合し、撹拌後37℃で10分間
放置した。この筒状部8の外側から表面磁場が3000
ガウスの永久磁石を接してフェライト粒子を集磁させ、
上清をアスピレーションにより排液した。この後、0.
4%食塩水400μlを加え撹拌した。この筒状部を前
述の磁石により集磁させ、上清をアスピレーションして
排液した。この操作を2回繰り返した。
【0071】この筒状部8に筒状部10に入ったアルカ
リホスファターゼ結合抗ヒトIgGマウスIgG溶液
(300ng/ml)250μlを加え10分間放置し
た。この筒状部8を表面磁場が3000ガウスの磁石に
接して、フェライト粒子を集磁させ、上清をアスピレー
ションにより排液した。この後0.4%食塩水400μ
lを加え撹拌した。この筒状部を前述の磁石に接して上
清をアスピレーションにより排液した。この操作を4回
繰り返した。この筒状部に実施例4−1と同じAMPP
D溶液を300μl加え室温で5分間反応させた。5分
後にルミノメーター(アロカ社製)で5秒間の発光量を
測定した。各血清サンプルについて、結果を表−1に示
す。
【0072】
【表1】
【0073】(実施例6) CA19−9の測定 (6−1)抗CA19−9マウスIgG結合フェライト
粒子の調製 参考例2と同様に抗CA19−9モノクローナル抗体
(マウスIgG)2mgをカルボキシル化フェライト粒子
に反応させ、充分洗浄して抗CA19−9マウスIgG
結合フェライト粒子を調製した(0.04%粒子/2%
BSA、0.1MTris−HCl、1mM MgCl
2 、0.1mM ZnCl2 、pH7.5)。
【0074】(6−2)粒子型CA19−9測定用容器
の調製 実施例6−1で調製した抗CA19−9マウスIgG結
合フェライト粒子250μlを図2で示した容器の筒状
部11に入れ、筒状部12にアルカリホスファターゼ結
合抗CA19−9マウスIgG−Fab’溶液(0.5
μg/ml)を350μl入れた。この容器の開口部にア
ルミシートをヒートシールした。
【0075】(6−3)CA19−9の測定 予め、実施例6−2で調製した容器の開口部のアルミシ
ールをシールブレーカーで破り、筒状部11にCA19
−9標準液又は血清20μlを加え撹拌し、室温で10
分間放置した。次にこの筒状部11の外側に表面磁場が
3000ガウスの磁石を接してフェライト粒子を集磁さ
せ、上清をアスピレーションにより排液し、この後、
0.2%食塩水を加えて撹拌した。この後上述と同様に
粒子を集磁させ上清を除去した。この操作を2度行い、
筒状部12に入ったアルカリホスファターゼ結合抗CA
19−9マウスIgG−Fab’溶液250μlを筒状
部11に加え撹拌した。室温で10分後、前述の磁石で
フェライト粒子を集磁させ上清を除去した。次に洗浄液
400μlを加え撹拌し、再度集磁させ上清を除去し
た。この操作を4回繰り返した。次に実施例(4−1)
と同じ基質液を300μl加え、撹拌し室温で5分間放
置し、直ちにルミノメーター(アロカ社製)で5秒間の
発光量を測定した。各血清サンプルの結果を表−2に示
す。
【0076】
【表2】
【0077】(実施例7) 粒子型CA19−9測定用
容器の調製 (7−1) 実施例6−1で調製した抗CA19−9マ
ウスIgG結合フェライト粒子250μlを図3で示し
た筒状部13、15に入れ、筒状部14にアルカリホス
ファターゼ結合抗CA19−9マウスIgG−Fab’
溶液(0.5μg/ml)を600μl入れた。この容器
の開口部にアルミシールをヒートシールした。
【0078】(7−2) CA19−9の測定 予め、実施例(7−1)で調製した容器の開口部のアル
ミシールをシールブレーカーで破り、筒状部13、15
に2種類の血清を各々20μl加え撹拌し、室温で10
分間放置した。次にこの筒状部13、15の外側に表面
磁場が3000ガウスの磁石を接してフェライト粒子を
集磁させ、上清をアスピレーションにより排液し、この
後、0.2%食塩水を加えて撹拌した。この後上述と同
様に粒子を集磁させ上清を除去した。この操作を2度行
い、筒状部14に入ったアルカリホスファターゼ結合抗
CA19−9マウスIgG−Fab’溶液250μlを
筒状部13、15に加え撹拌した。室温で10分後、前
述の磁石でフェライト粒子を集磁させ上清を除去した。
次に洗浄液400μlを加え撹拌し、再度集磁させ上清
を除去した。この操作を4回繰り返した。次に実施例
(4−1)と同じ基質液を300μl加え、撹拌し室温
で5分間放置し、直ちにルミノメーター(アロカ社製)
で5秒間の発光量を測定した。各血清サンプルの結果を
表−3に示す。
【0079】
【表3】
【0080】(参考例5) HBs 抗原結合フェライト
粒子の調製 日本ペイント社製フェライト粒子を5%濃度で分散させ
た溶液800μlに、HBs 抗原(400μg/ml)を
2ml加え室温で一夜エンドオーバーエンドミキサーで撹
拌した。この粒子を2%BSA溶液(0.1M Tri
s−HCl、1mMMgCl2 、pH7.5)で5回洗浄
し、これを同じBSA溶液に分散させHBs 抗原結合フ
ェライト粒子とした。
【0081】(実施例8) 粒子型HTLV−I及びH
Bs 抗体検出用容器の調製 図4で示した容器の筒状部16に参考例4で調製したH
TLV−I抗原結合フェライト溶液(0.008%/粒
子/BSA溶液)350μlを入れた。さらに筒状部1
9に参考例5で調製したHBs 抗原結合フェライト溶液
(0.008%/粒子/BSA溶液)350μlを入れ
た。次に筒状部17にアルカリホスファターゼ結合抗ヒ
トIgGマウスIgG溶液600μlを入れた。この筒
状部をアルミシールでカバーしヒートシールして目的の
容器とした。
【0082】(実施例9) HTLV−I及びHBs 抗
体の測定 実施例8で調製した容器の開口部のアルミシールをシー
ルブレーカーでやぶり、筒状部18に血清20μlを入
れ、更に希釈液(10%NRS、2% BSAを含む
0.1M Tris−HCl、1mM MgCl2
0.1mM ZnCl2 、pH7.0)180μlを加え
た。この希釈血清20μlを筒状部16、19に入った
HTLV−I抗原結合フェライト粒子及びHBs 抗原結
合フェライト粒子とそれぞれ混合し、撹拌後37℃で1
0分間放置した。この筒状部16、19の外側から表面
磁場が3000ガウスの永久磁石を接してフェライト粒
子を集磁させ、上清をアスピレーションにより排液し
た。この後、0.4%食塩水400μlを加え撹拌し
た。この筒状部を前述の磁石により集磁させ、上清をア
スピレーションして排液した。この操作を2回繰り返し
た。
【0083】この筒状部16、19に筒状部17のアル
カリホスファターゼ結合抗ヒトIgGマウスIgG溶液
(300ng/ml)を各々250μlづつ加え10分間
放置した。この筒状部16、19を表面磁場が3000
ガウスの磁石に接して、フェライト粒子を集磁させ、上
清をアスピレーションにより排液した。この後0.4%
食塩水400μlを加え撹拌した。この筒状部16、1
9を前述の磁石に接して上清をアスピレーションにより
排液した。この操作を4回繰り返した。この筒状部1
6、19に実施例(4−1)と同じAMPPD溶液を各
々300μlずつ加え室温で5分間反応させた。5分後
にルミノメーター(アロカ社製)で片方の筒状部を遮光
し5秒間の発光量をそれぞれ測定した。各血清サンプル
について、結果を表−4に示す。
【0084】
【表4】
【0085】(実施例10)本発明の実施に用いること
のできる装置 本発明を実施するにあたって用いることのできる装置の
例を図7に従って説明する。この装置は、抗原または抗
体を結合した磁性粒子及び発光基質を用いた酵素免疫測
定法のための装置である。図中110は検体と固相、酵
素標識抗体及び基質液との混和、撹拌、反応、B/F分
離、測定等の一連の処理を行う処理部であり、130は
処理部110に反応容器を供給する供給部、105は装
置各部を制御する制御部、101は装置のケース本体で
ある。
【0086】前記供給部130は、反応容器を保管する
反応容器保管部131と、検体を収容する検体収容部1
12と、検体分注に用いる複数のチップを収容するチッ
プ収容部113と、反応容器を反応ライン部111へ移
動させる反応容器移動部132とを有する。反応容器保
管部131に保管された反応容器104は、モータ(図
中省略)によりA方向に移動し、反応容器運搬部133
により反応容器移動部132を経て反応ライン部111
へ移動する。吸引分注部116aはAB方向に移動しな
がら、チップ収容部113に収容されたチップ113a
を取り出し、検体収容部112に収容された検体144
を適宜のポンプ手段等によりチップ113a内に所定量
吸引し、反応ライン部111の希釈部125に移動され
た反応容器104に検体を分注し、免疫測定方法に応じ
て、反応容器104の所定の筒状部内での検体を希釈
し、また筒状部に収容された酵素標識物質を吸引し、分
注して混合液を調整する。
【0087】前記処理部110は、反応容器104が移
動しながら免疫反応及び測定等を行う反応ライン部11
1を有し、反応ライン部111に沿って、検体を希釈分
注する希釈部125と、所定の攪拌手段によって混合液
を撹拌する撹拌部117a、117bと、混合液の反応
物と未反応物との分離を磁気的に行う磁気分離部118
a、118bと、未反応物を洗浄除去する洗浄部119
a、119bと、免疫測定方法に応じて反応混合液、酵
素標識物質等を分注する吸引分注攪拌部116bと、基
質液を分注攪拌する分注攪拌部116cと、基質液等を
収容する試薬収容部115と、前記反応混合液と基質液
との反応により生ずる発光情報を光学的方法により測定
する測定部120と、測定後の反応容器104を排出す
る排出部121とを有している。
【0088】例えば、図1に示した容器を用いる2ステ
ップサンドイッチ法による免疫測定方法の場合は、反応
ライン部111をSからE方向に反応容器104が移動
しながら免疫反応を行う。希釈部125にて抗原結合磁
性粒子または抗体結合磁性粒子の入った反応容器104
の筒状部8に吸引分注部116aによって検体114が
分注され、撹拌部117aで混合液を撹拌後、反応ライ
ン部111上をE方向に向かって移動しながら第一免疫
反応をし、磁気分離部118aで磁性粒子を集磁し、洗
浄部119aにて未反応物の洗浄除去を行い、吸引分注
撹拌部116bにて反応容器104の筒状部10から所
定量の酵素結合抗体または酵素結合抗原を筒状部8に分
注撹拌し、さらに反応容器104がE方向に移動しなが
ら第二免疫反応をし、磁気分離部118bで磁性粒子を
集磁し、洗浄部119b及び撹拌部117bにて未反応
物の洗浄除去を行い、分注撹拌部116cにて試薬収容
部に収容されている基質液を反応容器104の筒状部8
に所定量分注し、さらに反応ライン部111をE方向に
移動しながら酵素反応を行い、測定部120にて酵素反
応により生ずる発光量を測定し、測定後の反応容器10
4は排出部121へ排出される。
【0089】前記制御部105は、起動釦、測定方法選
択釦等を備えた入力部102と、1ステップ測定法、2
ステップ測定法、ディレイ反応測定法及び希釈液を用い
る2ステップ測定法その他酵素免疫測定プログラムを記
憶しているプログラムメモリ122と、測定部120が
測定した測定情報に基づいて測定結果を求めるための計
算式等の情報を記憶しているメモリ123と、この装置
各部の制御を司るCPU124と、測定結果を出力する
出力部103とを有している。この制御部105は、入
力部102の測定法選択釦の選択操作に基づく酵素免疫
測定法を実行し得るものである。
【0090】
【発明の効果】本発明は、上部に少なくとも二つの開口
部を有し、下方に筒状である容器、及び該容器を用い免
疫反応により検体中の微量成分の検出を行うものであ
る。本発明によれば、各検出系の多項目の測定対象物に
対し、簡便にしかも迅速に測定することができかつ自動
化された測定機器に適用することができるため、臨床検
査の分野に大きな貢献をする。
【図面の簡単な説明】
【図1】三つの開口部を有する容器の断面図である。
【図2】二つの開口部を有する容器の断面図である。
【図3】同時2血清測定又は同時2項目測定に用いる三
つの開口部を有する容器の断面図である。
【図4】四つの開口部を有する容器の断面図である。
【図5】B/F分離操作を行うときの構成例を示すもの
である。
【図6】検出操作を行うときの構成例を示すものであ
る。
【図7】本発明を実施する際に用いることができる装置
の概要構成図である。
【図8】粒子型、チューブ型、及びビーズ型の各容器を
用いた、発光法によるTSHの測定結果である。
【符号の説明】
6 磁力発生装置 7 検出装置
フロントページの続き (72)発明者 岡田 政久 東京都新宿区下落合4丁目6番7号富士 レビオ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−281053(JP,A) 特公 平1−11910(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 35/00 - 35/10 G01N 33/48 G01N 33/543 501

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部にそれぞれ開口部を有する少なくと
    も2つの筒状部を有し; 前記筒状部のうち少なくとも1つは、他の1つの筒状部
    よりも下方に長く; 前記下方に長い筒状部は、洗浄が可能なように開放空間
    を有することを特徴とする; 免疫測定用容器。
  2. 【請求項2】 上部にそれぞれ開口部を有する少なくと
    も2つの筒状部を有し; 前記筒状部のうち少なくとも
    1つは、他の1つの筒状部よりも下方に長く; 前記下方に長い筒状部の内壁に抗原または抗体を結合し
    たことを特徴とする; 免疫測定用容器。
  3. 【請求項3】 前記開口部をシールしたことを特徴とす
    る; 請求項2に記載の免疫測定用容器。
  4. 【請求項4】 上部にそれぞれ開口部を有する少なくと
    も2つの筒状部を有し; 前記筒状部のうち少なくとも1つは、他の1つの筒状部
    よりも下方に長く; 前記他の1つの筒状部に試薬を入れ; 前記開口部をシールしたことを特徴とする; 免疫測定用容器。
  5. 【請求項5】 上部にそれぞれ開口部を有する少なくと
    も2つの筒状部を有し; 前記筒状部のうち少なくとも1つは、他の1つの筒状部
    よりも下方に長く; 前記下方に長い筒状部の内壁に抗原または抗体を結合
    し; 前記他の1つの筒状部に試薬を入れたことを特徴とす
    る; 免疫測定用容器。
  6. 【請求項6】 前記開口部をシールしたことを特徴とす
    る; 請求項に記載の免疫測定用容器。
  7. 【請求項7】 上部にそれぞれ開口部を有する少なくと
    も2つの筒状部を有 し; 前記筒状部のうち少なくとも1つは、他の1つの筒状部
    よりも下方に長く; 前記下方に長い筒状部に抗原結合固相または抗体結合固
    相を入れ; 前記他の1つの筒状部に試薬を入れたことを特徴とす
    る; 免疫測定用容器。
  8. 【請求項8】 前記開口部をシールしたことを特徴とす
    る; 請求項に記載の免疫測定用容器。
  9. 【請求項9】 前記固相が磁性粒子であること特徴とす
    る、請求項または請求項に記載の免疫測定用容器。
  10. 【請求項10】 前記固相がビーズであることを特徴と
    する、請求項または請求項に記載の免疫測定用容
    器。
  11. 【請求項11】 前記試薬が標識抗体または標識抗原で
    あることを特徴とする、請求項乃至請求項10のいず
    れかに記載の免疫測定用容器。
  12. 【請求項12】 請求項乃至請求項11のいずれかに
    記載の免疫測定用容器を用いて行うことを特徴とする、
    免疫測定方法。
  13. 【請求項13】 請求項乃至請求項11のいずれかに
    記載の免疫測定用容器を提供し; 前記下方に長い筒状部に、検体と前記他の1つの筒状部
    中の試薬とを注入して免疫複合体を形成させ; 前記下方に長い筒状部中に形成された前記免疫複合体を
    測定することを特徴とする; 免疫測定方法。
  14. 【請求項14】 上部にそれぞれ開口部を有する少なく
    とも3つの筒状部を有することを特徴とする、請求項
    乃至請求項10のいずれかに記載の免疫測定用容器。
  15. 【請求項15】 前記試薬が標識抗体または標識抗原で
    あることを特徴とする、請求項14に記載の免疫測定用
    容器。
  16. 【請求項16】 前記下方に長い筒状部及び前記他の1
    つの筒状部とは別の第3の筒状部に血清または希釈液を
    入れたことを特徴とする、請求項15に記載の免疫測定
    用容器。
  17. 【請求項17】 前記開口部をシールしたことを特徴と
    する、請求項16に記載の免疫測定用容器。
  18. 【請求項18】 請求項15乃至請求項17のいずれか
    に記載の免疫測定用容器を用いて行うことを特徴とす
    る、免疫測定方法。
  19. 【請求項19】 請求項15乃至請求項17のいずれか
    に記載の免疫測定用容器を提供し; 前記下方に長い筒状部に、検体と前記他の1つの筒状部
    中の標識抗体または標識抗原と前記第3の筒状部中の血
    清または希釈液とを注入して免疫複合体を形成させ; 前記下方に長い筒状部中に形成された前記免疫複合体を
    測定することを特徴とする; 免疫測定方法。
  20. 【請求項20】 前記標識抗体または標識抗原がそれぞ
    れ酵素標識抗体または酵素標識抗原である、請求項
    、請求項15、請求項16及び請求項17のいずれか
    に記載の免疫測定用容器。
  21. 【請求項21】 前記標識抗体または標識抗原がそれぞ
    れ酵素標識抗体または酵素標識抗原である、請求項18
    または請求項19に記載の免疫測定方法。
  22. 【請求項22】 請求項12、請求項13、請求項
    、請求項19及び請求項21のいずれかに記載の免疫
    測定方法に用いる免疫測定装置において; 前記免疫測定用容器を供給する供給部と; 前記検体と前記試薬とを混合し、かつ前記測定対象物を
    検出する処理部と; 前記供給部と前記処理部とを制御する制御部とを備え
    る; 免疫測定装置。
  23. 【請求項23】 自動制御によって、前記免疫測定容器
    を提供し、前記検体と前記試薬とを混合し、かつ前記測
    定対象物を検出する、請求項12、請求項13、請求項
    18、請求項19及び請求項21のいずれかに記載の免
    疫測定方法。
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