JP3010222U - ニンニクの根切り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案はニンニクの根を連続的に切断する機械
において、ニンニク機体はコンパクトに構成し、ニンニ
クは容易に保持、開放する装置である。 【構成】円周上に、一対の保持アームとスプリングから
なるチャックを適宜数設けた回転盤を機枠に回転可能に
設ける。前記保持アームと連動して、チャックの把持行
程と開放行程を制御するカム板を前記回転盤の中央部に
配設した構成のニンニク根切り装置である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

ニンニクの根切り装置に関するもので、特にニンニクの把持を簡便でコンパク トで、しかも連続作業する構成に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種のニンニク根切り装置としては、ニンニクの受け作業台上に、一 対のチェーンに多数個のチャックを設けた保持装置を平行に移送しながら根を切 断するものが知られていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記したニンニク受け作業台上に、一対のチェーンに多数個のチャックを設け た保持装置を移送して循環する構成は、複雑な構造となり、しかもチャックの制 御カム機構が外方に突出して邪魔になる等の問題があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記した問題を解決する為に、円周上に、一対の保持アームとスプリングから なるチャックを適宜数設けた回転盤と、前記チャックの保持アームと連動し、ニ ンニクの把持行程と開放行程を制御するカム板と、このカム板を回転盤の中央部 に固定配設したことを特徴としたニンニク根切り装置を提供したものである。

【０００５】

【作用】

以上のような構成にしたので、カム板のニンニク開放行程でニンニクをチャッ クに挿入すると、保持行程の範囲で根は切断され、開放行程で放出される。この 時、カム板は回転盤の中央に配設されるので、機体がコンパクトで、しかも作業 者の邪魔になることもない。

【０００６】

【実施例】 本考案を実施した図面に基づいて構成を説明する。図１は本考案を実施した平 面図で、図２はそのＡ−Ａ′断面図で、図３はそのＢ−Ｂ′断面図を示したもの である。

【０００７】 １は回転盤で、周囲に数個のチャック２を設けてモータ１０によって回転する る。チャック２は左右の一対の保持アーム３と相互に内方にスプリング４で弾着 されて構成し、切欠き５の中心に合致させて配設される。７は当て板でニンニク を切欠き５に挿入した時の位置決めをするものである。

【０００８】 ６はカム板を示し、開放行程部では保持アーム３の背部を押圧して、チャック ２を開放し、閉じ行程では保持アーム３の背部から離間し、スプリング４によっ てニンニクを把持するものである。

【０００９】 図２に示す９はニンニクの根を切断するもので、９′はニンニクの茎を切断す る。図３に示すように、カム板６は回転盤６の表面の中央部に固定配設される。

【００１０】

【効果】

以上のように構成したので、ニンニクの根、あるいは茎を切断するので、コン パクトで簡便に連続して行うことが可能となった。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案を実施した平面図

【図２】 図１のＡ−Ａ′断面図

【図３】 図１のＢ−Ｂ′断面図

【符号の説明】 １ 回転盤 ２ チャック ３ 保持アーム ４ スプリング ５ 切欠き ６ カム板 ７ 当て板 ８ 支軸 ９、９′ カッタ刃 １０ モータ １１ ニンニク

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】円周上に、一対の保持アームとスプリング
   からなるチャックを適宜数設けた回転盤と、前記チャッ
   クの保持アームと連動し、ニンニクの把持行程と開放行
   程を制御するカム板と、このカム板を回転盤の中央部に
   固定配設したことを特徴としたニンニク根切り装置。