JP3010221B2 - 自動二輪車の後輪ブレーキ冷却構造 - Google Patents

自動二輪車の後輪ブレーキ冷却構造

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JP3010221B2
JP3010221B2 JP2263446A JP26344690A JP3010221B2 JP 3010221 B2 JP3010221 B2 JP 3010221B2 JP 2263446 A JP2263446 A JP 2263446A JP 26344690 A JP26344690 A JP 26344690A JP 3010221 B2 JP3010221 B2 JP 3010221B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の属する技術分野] この発明は、スクータ型自動二輪車に係り、詳しくは
ブレーキ液の液圧で制動する後輪ブレーキ装置を冷却す
ることができるスクータ型自動二輪車に関する。
[従来の技術] スクータ型自動二輪車では、一般にシートの下方に、
後部に後輪を回転自在に支持したエンジンユニットを上
下揺動自在に配設し、シートの下方周囲を車体カバーで
覆っている。このようなスクータ型自動二輪車では、通
常前輪の制動は液圧式のディスクブレーキ装置で行なわ
れるが、後輪の制動は機械式のドラムブレーキ装置で行
なっている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、後輪の制動も液圧式のディスクブレーキ装
置で行なうようにすると、後輪ブレーキ装置は後輪側に
結着されたブレーキディスクと、エンジンユニット側に
結着されブレーキ液の液圧によってブレーキディスクに
摺接するキャリパからなるが、このような後輪ブレーキ
装置は、前述したシートの下方周囲を覆う車体カバーに
よって覆われることになる。
従って、エンジンユニットからの熱に加え、後輪ブレ
ーキ装置の作動で、車体カバー内の雰囲気温度が上昇
し、後輪ブレーキ装置が熱の影響を受けるようになり、
ブレーキ液で制動する後輪ブレーキ装置では特に冷却に
配慮する必要がある。
この発明はかかる点に鑑みなされたもので、簡単な構
造で、後輪ブレーキ装置な効果的に冷却可能なスクータ
型自動二輪車を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段 前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この
発明は以下のように構成した。
請求項1記載の発明は『ハンドルとシートの間に低床
な足載フロアが設けられ、前記シートの下方に、後部に
後輪を回転自在に支持したエンジンユニットが、その前
部を車体フレームに支持され、その後部はリヤクッショ
ンを介して車体フレームに支持されて、その前部を支点
にして車体に対して上下揺動自在に配設され、前記シー
トの下方周囲を車体に対して固定された車体カバーで覆
い、前記後輪を、後輪側に結着されたブレーキディスク
と前記エンジンユニット側に結着されブレーキ液の液圧
によって前記ブレーキディスクに摺接するキャリパを有
する後輪ブレーキ装置で制動するようにしたスクータ型
自動二輪車において、前記車体カバーの下縁を側面視後
上がりに形成し、前記キャリパを前記エンジンユニット
の後上部であって前記リヤクッションの前側に配設し、
前記エンジンユニットの前部側方を前記車体カバーで覆
うと共に前記キャリパを前記車体カバーの下方に臨ま
せ、この車体カバーにおける前記後輪ブレーキ装置の前
方であって前記エンジンユニットの前部側方位置に走行
風導入口を形成し、さらに車体カバーには走行風導入口
の前側に位置してこの走行風導入口に連続するよう車体
内側に凹ませた凹部が形成され、この凹部に連続して前
記車体カバーの内側に、この車体カバーの下線に沿って
側面視直線的に車体後方へ延び、この車体カバーの内面
とで走行風導入口からの走行風を前記後輪ブレーキ装置
のキャリパに導く導風通路を形成する導風部材を設けた
ことを特徴とするスクータ型自動二輪車。』である。
この請求項1記載の発明によれば、車体カバーにおけ
る後輪ブレーキ装置の前方であってエンジンユニットの
前部側方位置に走行風導入口を形成し、さらに車体カバ
ーには走行風導入口の前側に位置してこの走行風導入口
に連続するよう車体内側に凹ませた凹部が形成され、こ
の凹部に連続して車体カバーの内側に、この車体カバー
の下線に沿って側面視直線的に車体後方へ延び、この車
体カバーの内面とで走行風導入口からの走行風を後輪ブ
レーキ装置のキャリパに導く導風通路を形成する導風部
材を設けたから、走行風を利用して後輪ブレーキ装置の
キャリパを効率的に冷却でき、しかも走行風の流れは大
きく屈曲することがなく円滑にキャリパへ導くことがで
き、また、導風部材によりエンジンの熱気を拾うことな
く冷たい走行風を直接的にキャリパに導いて冷却でき
る。更に、導風通路の長さはその選定自由度が高く、こ
れを適宜に設定することで、上下揺動する後輪ブレーキ
装置にも十分対応して走行風を確実に導くことができ
る。よって、後輪ブレーキ装置を効果的に冷却できる。
また、車体カバーの下縁を側面視後上がりに形成し、
キャリパをエンジンユニットの後上部であってリヤクッ
ションの前側に配設し、エンジンユニットの前部側方を
車体カバーで覆うと共にキャリパを車体カバーの下方に
臨ませたから、キャリパを石打などから保護でき、また
このようにしても後輪ブレーキ装置の放熱性、冷却性を
確保でき、しかもリヤクッションが邪魔にならず走行風
導入口からの走行風がキャリパに当たり後輪ブレーキ装
置を効果的に冷却できる。
また、車体カバーには走行風導入口の前側に位置して
この走行風導入口に連続するよう車体内輪に凹ませた凹
部が形成され、この凹部に連続して車体カバーの内側
に、この車体カバーの下線に沿って側面視直線的に車体
後方へ延び、この車体カバーの内面とで走行風導入口か
らの走行風を後輪ブレーキ装置のキャリパに導く導風通
路を形成する導風部材を設けたから、導風通路を形成す
るに当たり車体カバーの内面を利用することから、構造
が小型で且つ簡単であり、しかも車幅方向へ広げること
なく導風通路の断面積を大きくすることができ、また車
体側方に突出することがなく小型で、障害物等と干渉す
ることもない。
[発明の実施の形態] 以下、この発明のスクータ型自動二輪車の一実施例を
添付図面に基づいて詳細に説明する。第1図はこの発明
が適用されるスクータ型自動二輪車の側面図、第2図は
第1図のII−II断面図、第3図はエンジンユニットの断
面図である。
図において符号1は車体フレームで、そのヘッドパイ
プ2にはステアリング軸3が設けられ、ステアリング軸
3の下部にはフロントフォーク4がブラケット5を介し
て設けられている。フロントフォーク4の下部には前車
軸6を介して前輪7が支持され、またステアリング軸3
の上部にはハンドル8が取付けられており、このハンド
ル部はハンドルカバー9で覆われている。
ヘッドパイプ2にはメインフレーム10が接続され、こ
のメインフレーム10はフロアを形成するように斜め後方
で下方に向かって延び、さらに屈曲して水平に後方に延
びて、ハンドル8とシート17の間に低床な足載フロアが
設けられている。ヘッドパイプ2からメインフレーム10
の前側中央部まではフロントカバー11で覆われている。
メインフレーム10の水平部前側には左右一対の前フロア
パイプ12が車幅方向へ設けられ、また水平部後側には後
フロアパイプ13が車幅方向へ設けられ、この前後のフロ
アパイプ12,13の端部にはそれぞれ左右一対のフロアフ
レーム14が連結されている。
さらに、メインフレーム10にはリヤフレーム15が接続
され、メインフレーム10のフロア部からリヤフレーム15
は車体カバーであるリヤカバー16で覆われ、このリヤカ
バー16にシート17が取付けられている。シート17の下方
位置には、リヤカバー16内にヘルメット収納ボックス18
が設けられ、シート17の開閉でヘルメットの取出しが行
なわれる。
リヤフレーム15の中央部にはブラケット19が設けら
れ、このブラケット19に、エンジンユニットを構成する
エンジン20の前側が支持軸21を介して軸支されている。
このエンジ20の後車軸22には後輪23のホイール24が支持
されている。この後車軸22の端部はエンジン20にボルト
25で固定された支持ブラケット26に回動可能に支持さ
れ、この支持ブラケット26はリヤクッション27を介して
リヤフレーム15の右側に支持されている。
また、エンジン20の排気管28にはマフラ29が接続さ
れ、このマフラ29は支持ブラケット26の側方に配置され
ている。このスクータ型自動二輪車にはブレーキ液の液
圧で制動する前輪ブレーキ系と後輪ブレーキ系とがそれ
ぞれ独立に作動可能に備えられている。
前輪ブレーキ系のマスタシリンダ50はメインフレーム
10の上部に取付けられ、このマスタシリンダ50は前輪ブ
レーキレバー51にワイヤ52で連結されている。マスタシ
リンダ50にはホース53を介してリザーバタンク54が接続
され、このリザーバタンク54はマスタシリンダ50の上方
位置で、ヘッドパイプ2とメインフレーム10とに取付け
られている。
リザーバタンク54は縦長に形成されて容積が確保さ
れ、このリザーバタンク54はヘッドパイプ2と略同方向
にし、ヘッドパイプ2の回りの空間を有効に利用して配
置されている。フロントカバー11の後側には、リザーバ
タンク54と対応する位置に、ブレーキ液の液面を点検す
る点検蓋55が開閉可能に設けられている。この点検蓋55
を開くことによりリザーバタンク54のブレーキ液の液面
レベルの点検が行なわれ、またリザーバタンク54へのブ
レーキ液の供給が行なわれる。前輪ブレーキレバー51の
操作によって、マスタシリンダ50からブレーキ液がブレ
ーキホース56を介して前輪ブレーキ装置57のキャリパ58
に供給される。このブレーキホース56はヘッドパイプ2
からフロントフォーク4に沿って下方へ延びており、バ
ンド59でフロントフォーク4に支持されている。
キャリパ58はフロントフォーク4に固定したブラケッ
ト60に支持され、前輪7と一体に回転するブレーキディ
スク61の外周部を跨いでおり、パッド62をブレーキディ
スク61に摺接させて制動する。
また、後輪ブレーキ系のマスタシリンダ70はフロアフ
レーム14に取付けられ、フロア部の空間を利用して配置
されている。このマスタシリンダ70は後輪フットブレー
キレバー71で直接作動するようになっており、この後輪
フットブレーキレバー71はメインフレーム10のフロア部
に取付けた支持軸72に回動可能に支持されている。この
マスタシリンダ70にはホース73を介してリザーバタンク
74が接続され、このリザーバタンク74はリヤフレーム15
にボルト75で固定されている。
リザーバタンク74は縦長に形成されて容積が確保さ
れ、このリザーバタンク74はリヤフレーム15の立上がり
部と略同方向にし、立上がり部回りの空間を有効に利用
して配置されている。リヤカバー16には、リザーバタン
ク74と対応する位置に、ブレーキ液の液面を点検する点
検蓋76が開閉可能に設けられている。点検蓋76を開くこ
とによりリザーバタンク74のブレーキ液の液面レベルの
点検が行なわれ、またリザーバタンク74へのブレーキ液
の供給が行なわれる。
後輪ブレーキレバー71の操作によって、ブレーキ液が
マスタシリンダ70からブレーキホース80を介して後輪ブ
レーキ装置81のキャリパ82に供給される。このキャリパ
82は支持ブラケット26に固定したブラケット83に支持さ
れ、後輪23のホイール24に固定されたブレーキディスク
84の外周部を跨いでおり、パッド85をブレーキディスク
84に摺接させて制動する。
ブレーキホース80はマスタシリンダ70から車体フレー
ム1を構成するリヤフレーム15の右側に沿って後方へ延
び、バンド86でリヤフレーム15に取付けられている。リ
ィヤカバー16は、下縁が側面視で後上がりに形成され、
エンジン20の前部はこのリヤカバー16で覆われており、
さらにこのリヤカバー16の後部下方には後輪ブレーキ装
置81のキャリパ82が臨んでいる。リヤカバー16の側部
で、後輪ブレーキ装置81の前方位置であってエンジン20
の側方位置には走行風導入口87が形成されている。
リヤカバー16の側部は走行風導入口87に連続する凹部
16aが形成され、この凹部16aによって走行風が走行風導
入口87に円滑に導かれる。リヤカバー16の内側にはこの
リヤカバー16の内面と協働して走行風導入口87からの走
行風を後輪ブレーキ装置81の導く導風部材88が設けられ
ている。
従って、後輪ブレーキ装置81の作動で熱が生じても、
リヤカバー16の走行風導入口87から走行風が導入され、
この走行風はリヤカバー16の内面とリヤカバー16内に形
成された導風部材88によって導かれて、走行風で後輪ブ
レーキ装置81を冷却すると共に、リヤカバー16内の雰囲
気温度の上昇を抑えることができ、後輪ブレーキ装置81
が熱の影響を受けることが軽減される。
また、エンジン20は、強制空冷式2サイクル単気筒の
エンジンで、この左側面から後方に向って一体に延びる
右側の伝動ケース201と、この伝動ケース201に周囲と中
央部をボルト202で取付けられた左側の伝動ケース203と
を備えている。
この両伝動ケース201,203の後部の一側、すなわち右
側には後輪23が保持され、さらに伝動ケース201,203は
エンジン20の回転を後輪23に伝える動力伝達装置204を
覆っている。エンジン20の横置きのクランク軸205の右
端には発電機206が取り付けられ、この発電機206の磁石
が固定されたフライホイールには、ファン207が固定さ
れている。
このファン207はエンジンカバー208に設けた冷却風取
入口209から外気を、このエンジンカバー208内に吸収し
て、エンジン20を強制的に冷却する。クランク軸205の
左端にはベルト無段変速機210の駆動側プーリ211が取付
けられている。この駆動側プーリ211はクランク軸205上
を摺動する可動プーリ半体212aと、この可動プーリ半体
212aに対向しクランク軸205端に固定された固定プーリ
半体212bとを備えている。
可動プーリ半体212aは、ローラ213によって回転速度
に応じた押圧力で固定プーリ半体212b側に押圧され、可
動プーリ半体212a、固定プーリ半体212b間に巻掛けられ
たVベルト214の巻掛け半径が回転速度の増減によって
変化する。
この駆動側プーリ211の回転は、Vベルト214、従動側
プーリ215、遠心クラッチ216、減速歯車217を介し後輪
軸22に伝えられる。従動側プーリ215は、その各プーリ
半体の間隔が減少する方向に付勢され、その間隔は駆動
側プーリ211のベルト巻掛け半径の変化に応じて変化す
る。駆動側プーリ211の固定プーリ半体212bには、その
外側面にファン218が一体成形され、このファン218に対
向する位置には、キック式始動装置219が配設されてい
る。
伝動ケース203の前側の外側面はケースカバー220で覆
われ、キック式始動装置219側が開口して冷却風が導入
される。伝動ケース203のケースカバー220に対面する位
置には、冷却風を伝動ケース203内へ導入る導入口221が
形成されている。この導入口221はファン218に対向する
位置に形成され、ファン218の回転で効率よく冷却風を
吸入できるようになっている。
また、導入口221には外部からの水やゴミ等の異物侵
入を防ぐためのエレメント222が設けられている。伝動
ケース201の後部内側には排出口223が形成されており、
Vベルト214を冷却して暖められた冷却風が排出口223に
集められ、効率よく冷却風を排出することができるよう
になっている。
伝動ケース201に形成した排出口223には後輪23のホイ
ール24が対向しており、このホイール24には複数の窓部
24aが形成されている。従って、伝動ケース201の排出口
223から排出された冷却風は、ホイール24の窓部24aを通
って後輪ブレーク装置81のブレーキディスク84方向へ導
かれて、ブレーキディスク84を冷却する。
[発明の効果] 前記のように、請求項1記載の発明では、車体カバー
における後輪ブレーキ装置の前方であってエンジンユニ
ットの前部側方位置に走行風導入口を形成し、さらに車
体カバーには走行風導入口の前側に位置してこの走行風
導入口に連続するよう車体内側に凹ませた凹部が形成さ
れ、この凹部に連続して車体カバーの内側に、この車体
カバーの下線に沿って側面視直線的に車体後方へ延び、
この車体カバーの内面とで走行風導入口からの走行風を
後輪ブレーキ装置のキャリパに導く動風通路を形成する
導風部材を設けたから、走行風を利用して後輪ブレーキ
装置のキャリパを効率的に冷却でき、しかも走行風の流
れは大きく屈曲することがなく円滑にキャリパへ導くこ
とができ、また導風部材によりエンジンの熱気を拾うこ
となく冷たい走行風を直接的にキャリパに導いて冷却で
きる。更に、導風通路の長さはその選定自由度が高く、
これを適宜に設定することで、上下揺動する後輪ブレー
キ装置にも十分対応して走行風を確実に導くことができ
る。よって、後輪ブレーキ装置を効果的に冷却できる。
また、車体カバーの下縁を側面視後上がりに形成し、
キャリパをエンジンユニットの後上部であってリヤクッ
ションの前側に配設し、エンジンユニットの前部側方を
車体カバーで覆うと共にキャリパを車体カバーの下方に
臨ませたから、キャリパを石打などから保護でき、また
このようにしても後輪ブレーキ装置の放熱性、冷却性を
確保でき、しかもリヤクッションが邪魔にならず走行風
導入口からの走行風がキャリパに当たり後輪ブレーキ装
置を効果的に冷却できる。
また、車体カバーには走行風導入口の前側に位置して
この走行風導入口に連続するよう車体内側に凹ませた凹
部が形成され、この凹部に連続して車体カバーの内側
に、この車体カバーの下線に沿って側面視直線的に車体
後方へ延び、この車体カバーの内面とで走行風導入口か
らの走行風を後輪ブレーキ装置のキャリパに導く導風通
路を形成する導風部材を設けたから、導風通路を形成す
るに当たり車体カバーの内面を利用することから、構造
が小型で且つ簡単であり、しかも車幅方向へ広げること
なく導風通路の断面積を大きくすることができ、また車
体側方に突出することがなく小型で、障害物等と干渉す
ることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明が適用されるスクータ型自動二輪車の
側面図、第2図は第1図のII−II断面図、第3図はエン
ジンユニットの断面図である。 図中符号1は車体フレーム、10はメインフレーム、15は
リヤフレーム、16はリヤカバー、20はエンジン、23は後
輪、80はブレーキホース、81は後輪ブレーキ装置、82は
キャリパ、84はブレーキディスク、87は走行風導入口、
88は導風部材である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−151126(JP,A) 特開 昭59−153673(JP,A) 特開 平2−227388(JP,A) 実開 平4−59592(JP,U) 実開 昭60−130190(JP,U) 実開 昭62−137188(JP,U) 実開 平3−64887(JP,U) 特公 平4−25180(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62L 3/04 B62J 39/00 F16D 65/847

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドルとシートの間に低床な足載フロア
    が設けられ、前記シートの下方に、後部に後輪を回転自
    在に支持したエンジンユニットが、その前部を車体フレ
    ームに支持され、その後部はリヤクッションを介して車
    体フレームに支持されて、その前部を支点にして車体に
    対して上下揺動自在に配設され、前記シートの下方周囲
    を車体に対して固定された車体カバーで覆い、前記後輪
    を、後輪側に結着されたブレーキディスクと前記エンジ
    ンユニット側に結着されブレーキ液の液圧によって前記
    ブレーキディスクに摺接するキャリパを有する後輪ブレ
    ーキ装置で制動するようにしたスクータ型自動二輪車に
    おいて、前記車体カバーの下縁を側面視後上がりに形成
    し、前記キャリパを前記エンジンユニットの後上部であ
    って前記リヤクッションの前側に配設し、前記エンジン
    ユニットの前部側方を前記車体カバーで覆うと共に前記
    キャリパを前記車体カバーの下方に臨ませ、この車体カ
    バーにおける前記後輪ブレーキ装置の前方であって前記
    エンジンユニットの前部側方位置に走行風導入口を形成
    し、さらに車体カバーには走行風導入口の前側に位置し
    てこの走行風導入口に連続するよう車体内側に凹ませた
    凹部が形成され、この凹部に連続して前記車体カバーの
    内側に、この車体カバーの下線に沿って側面視直線的に
    車体後方へ延び、この車体カバーの内面とで走行風導入
    口からの走行風を前記後輪ブレーキ装置のキャリパに導
    く導風通路を形成する導風部材を設けたことを特徴とす
    るスクータ型自動二輪車。
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