JP3009892U

JP3009892U - フロートスイッチ

Info

Publication number: JP3009892U
Application number: JP1994014032U
Authority: JP
Inventors: 長雄玉川
Original assignee: 石切精機株式会社
Priority date: 1994-10-05
Filing date: 1994-10-05
Publication date: 1995-04-11
Anticipated expiration: 2000-10-05

Abstract

(57)【要約】【目的】この考案は、水槽内の水面を、満水時と、予め
定めた水位迄減水した時の両者に対応して、スイッチを
動作させる如く構成した液面制御用スイッチに関するも
のである。【構成】（イ）フロートの上部に紐帯で連結した磁性材
を設置する。（ロ）該磁性材に対応する位置に、他の磁性材を、相互
に吸着出来るように構成して設置する。（ハ）フロートの移動によって、磁性材を吸着又は離間
させてスイッチを動作させる。以上の如く、（イ）（ロ）（ハ）によって構成された液
面制御用のフロートスイッチ。【効果】（イ）水位計、電気回路等、複雑な部品構成が
不要で安価となる。（ロ）定められた減水水位迄は、水位の変動に対してス
イッチが動作しないから水位変動に対して安定である。（ハ）フロートの浮力と、磁性体の吸着力の両方でスイ
ッチを動作させるから、スイッチ動作が安定確実であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、水槽内の水面を、満水時と、予め定めた水位迄減水した時の両者に対応して、スイッチを動作させる如く構成した液面制御用スイッチに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

満水時と、予め定められた減水水位に対応して、２個所に水位計を設け、水位計の信号を電気的に処理してスイッチを作動させた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

水位計を２個所に設け、水位計の信号を電気的に処理する為に、リレーその他多くの電気部品を必要とし、電気回路が複雑で動作不安定の要因となる、又高価となる等の欠点があった。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】

（イ）フロートの上部に磁性体をのせる。（ロ）フロートと磁性体は紐帯で連結する。（ハ）紐帯の長さは、減水水位に対応させて予め調整しておく。（ニ）該磁性体に対応する位置に他の磁性体を設置する。（ホ）フロートの重量を、両磁性体の吸着力に打ち勝つように予め設定しておく。（ヘ）フロートにのせられた磁性体の接触によって作動する位置にスイッチを設置する。（ト）水位によるフロートの移動、例えば上下動によって、２個の磁性体を吸着、或いは離間させてスイッチを動作させる。以上、（イ）（ロ）（ハ）（ニ）（ホ）（ヘ）（ト）の如くフロートスイッチを構成する。

【０００５】

【作用】

本考案は以上の如き構成であるから、（イ）水槽に液体が無い場合には、フロートと磁性体は底部に位置するのでスイッチは動作しない。（ロ）満水時には、フロートが浮き上がって、フロート上の磁性体が他の磁性体に吸着し、スイッチが動作する。（ハ）予め設定した減水水位迄は、磁性体の吸着力でスイッチが動作状態のまま保持される。（ニ）予め設定した減水水位に達すると、フロートの浮力が失われてフロートの重量によって磁性体が引き離され、スイッチが元の状態に戻る。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例を

【図１】

【図２】

【図３】において説明する。フロート１の上部にマグネット２を紐帯３で連結して設置する。マグネット２には凸起４を設ける。マグネット２に対応する位置に鉄板５を設置する。凸起４による突き上げによって作動する如く構成されたスイッチ６を設ける。フロート１の重量は、マグネット２が鉄板５から引き離される如く調整し、紐帯３は、予め定めた減水水位に達した時に、フロート１が浮力を失って、フロート１の重量によってマグネット２が鉄板５から引き離きれる長さに調整しておく。フロート１及びマグネット２はケース７に収納する。ケース７は、フロート１及びマグネット２が円滑に上下出来る寸法とし、又上部には鉄板５及びスイッチ６を設置する。ケース７を水槽８に設置して注水すれば、フロート１が上昇し、満水になるとマグネット２が鉄板５に吸着し、凸起４がスイッチ６を突き上げてスイッチ６が動作する。予め設定した減水水位迄の間は、フロート１がマグネット２を引き下げる重力が働かないので、マグネット２と鉄板５の吸着力によってスイッチ６は動作状態のまま保持される。予め設定した減水水位に到達すると、フロート１の重量に引かれて、マグネット２が鉄板５から引き離されるのでスイッチ６は元の状態に戻る。

【０００７】

【考案の効果】

（イ）水位計、電気回路等、複雑な部品構成が不要で安価となる。（ロ）定められた減水水位迄は、水位の変動に対してスイッチが動作しないから水位変動に対して安定である。（ハ）フロートの浮力と、磁性体の吸着力の両方でスイッチを動作させるから、スイッチ動作が安定確実である。

【図面の簡単な説明】

【図１】構成を示す一部切欠断面図で、水槽に水が無
い状態を示す。

【図２】構成を示す一部切欠断面図で、水槽が満水状
態を示す。

【図３】構成を示す一部切欠断面図で、水槽が満水か
ら減水に移行途中の状態を示す。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】（イ）フロートの上部に紐帯で連結した磁
性材を設置する。（ロ）該磁性材に対応する位置に、他の磁性材を、相互
に吸着出来るように構成して設置する。（ハ）フロートの移動によって、磁性材を吸着又は離間
させてスイッチを動作させる。以上の如く、（イ）（ロ）（ハ）によって構成された液
面制御用のフロートスイッチ。