JPH0334655Y2 - - Google Patents

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JPH0334655Y2
JPH0334655Y2 JP1986193956U JP19395686U JPH0334655Y2 JP H0334655 Y2 JPH0334655 Y2 JP H0334655Y2 JP 1986193956 U JP1986193956 U JP 1986193956U JP 19395686 U JP19395686 U JP 19395686U JP H0334655 Y2 JPH0334655 Y2 JP H0334655Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、フロートに作用する浮力と磁石の磁
力を利用して液面を感知するのに好適な液面感知
装置に関する。
〔従来の技術〕
第6図は従来例に係る液面感知装置を示したも
ので、中空管状のガイド部材16に沿つて摺動す
るフロート12を使用し、このフロート12内に
磁石13を配設し、ガイド部材16内に磁石13
の磁力によつて接点が開閉するリードスイツチ1
8A,18Bを液面のレベルA,B間の距離を
おいて配設している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
液面のレベルA,B間の液面制御において、レ
ベルAからBの間でポンプ等の機器を運転しよう
とする場合、上述の構成とは別に外部にキープリ
レー等の電気回路を設ける必要がある。つまり、
レベルBがAまで液面が上昇すると、それに伴つ
てフロート12も仮想線で示すように上昇し、磁
石13によりリードスイツチ18Aの接点が閉
じ、すなわちONとなる。それによりポンプ等が
運転することになるが、液面が下降するとリード
スイツチ18Aの動作範囲外になる。従つて、レ
ベルBまでポンプ等を運転しようとする場合、そ
の運転領域をリードスイツチ18Aだけで制御で
きず、別個にリードスイツチ18Bを設け、レベ
ルAにおけるリードスイツチ18AのON信号に
よりキープリレーを保持し、レベルBにおいてキ
ープリレーをリセツトする。これによつてレベル
A,B間の動作領域を確保することができる。
逆にレベルBでポンプ等の運転、レベルAでポ
ンプ等の運転停止となる液面制御においても、そ
の作用は上述の作用に準じて行なわれる。
上述のような従来技術によれば、リードスイツ
チが2個必要になると共に、外部にキープリレー
等の保持回路が必要となり、構造が複雑になると
共にコスト高になるという問題があつた。
本考案の目的は、スイツチの接点を開閉する磁
石の磁力を利用して液体から浮力を受けているフ
ロートの保持ができるようにした液面感知装置を
提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる目的達成のため、本考案は液体により浮
力を受けるフロートと、磁力を発生させるための
磁石と、前記フロートを外周面に摺動可能に嵌挿
する非磁性体からなる中空管状のガイド部材と、
該ガイド部材内に配設され前記磁力によつて接点
を開閉するスイツチと、を備えた液面感知装置に
おいて、磁性材からなる吸着体を前記磁石が吸着
可能に配設し、前記フロートに前記磁石と吸着体
のいずれか一方を一体的に固定してフロート構成
体となし、他方を前記ガイド部材に嵌挿固定し、
前記磁石は前記スイツチを開閉する磁力と前記フ
ロートを前記吸着体を介して保持する磁力とを有
して、前記フロート構成体に作用する浮力と、前
記磁石の前記吸着体に作用する保持力に前記フロ
ート構成体の重量を加えた力のバランスにより前
記スイツチの開閉幅を拡大し、かつ調整可能にし
たことを特徴とする液面感知装置を提供するもの
である。
〔作用〕
上述の構成によれば、液面が、例えば低レベル
のときはフロートに作用する浮力が、磁石の吸着
体に作用する保持力にフロート構成体の重量を加
えた力より小さいので、磁石に吸着体は磁力によ
り吸着されており、またスイツチの接点は磁力に
より閉じられる。また液面が高レベルのときは、
浮力が、前記保持力にフロート構成体の重量を加
えた力より大きくなり、フロートが上昇し、磁力
による保持力がなくなり、浮力とフロート構成体
の重量とが等しくなり、フロートが安定した状態
で保持される。
[実施例] 以下、本考案を図面に示す実施例に基いて説明
する。
第1図から第5図は本考案の第1実施例に係
り、液面感知装置1は、液体により浮力を受ける
フロート2と、磁力を発生するための磁石3と、
磁性材からなる吸着体5と、非磁性材からなる中
空管状のガイド部材6と、磁力によつて接点が開
閉するスイツチの一例たるリードスイツチ8とか
らなつている。
フロート2の下端には、例えば磁石3が一体的
に固定され、フロート2と磁石3とによりフロー
ト構成体9をなしており、該フロート構成体9は
ガイド部材6の外周面に摺動可能に嵌挿されてい
る。吸着体5は、磁石3より下方のガイド部材6
に嵌挿固定されており、リードスイツチ8は、ガ
イド部材6内に吸着体5の上端近傍に対向して配
設されている。
つぎに、本考案の第1実施例の作用を説明す
る。
第2図は液面が下降して低レベルDになり、磁
石3が吸着体5に吸着されている状態を示し、こ
の状態ではフロート構成体9の重力(磁石3を含
むフロート2の重量)Wは常に一定であり、フロ
ート2に作用する浮力FLは小さく、磁石3の吸
着体5に作用する保持力FMの方が浮力FLより大
きい。従つてFM+W>FLとなり磁石3は吸着体
5に磁力により吸着しており、吸着時にリードス
イツチ8の接点が閉じるように、リードスイツチ
8の動作領域を設定することにより、リードスイ
ツチ8の接点が閉じられる。
第2図に示す状態から液面が上昇し、第3図に
示すようにレベルEに達すると、それに伴つて浮
力FLが大きくなり、FL=FM+Wとなる。さらに
液面が上昇して浮力FLがさらに大きくなり、FL
>FM+Wとなつたとき、つまり保持力FMとフロ
ート構成体9の重量Wとの和より浮力FLが大き
くなつたときにフロート2が浮き上る。そして、
液面が上昇して第4図に示すようにレベルFに達
すると、保持力FMがなくなりFL=Wの状態でフ
ロート2は安定する。そしてリードスイツチ8の
接点は開となる。つまり、フロート2の浮き上つ
たレベルFからフロート2が磁力によつて吸着板
5に吸着されるレベルDまでの領域が、リードス
イツチ8の動作幅として利用されることになる
(厳密に論ずると、液面がレベルFから下降して
いくと、磁石2と吸着体5に磁力が作用し、吸着
体5にフロート2が吸い寄せられる。ここでは、
その吸い寄せられるレベルを無視する)。
従つて、磁石3の磁力と、フロート2の容積お
よび重量の3要素を利用して、これらの要素を適
当に組み合わせることにより、単一のリードスイ
ツチ8の動作幅を拡大し、かつ調整することがで
きる。また磁石2は、その磁力によつてリードス
イツチ8の開閉を行なつているが、その他にフロ
ート2を保持する作用を有している。
なお、リードスイツチ8は、レベルが低いレベ
ルDで接点信号がOFF、レベルが高いレベルF
で接点信号がONとなる逆作動とすることも可能
である。
第5図は本考案はの第2実施例に係り、第1実
施例と異なるところは、フロート2の下面に吸着
体5が固定され、フロート2と吸着体とによりフ
ロート構成体9をなし、ガイド部材6の外周面に
は磁石3が嵌挿固定された点であり、その作用は
第1実施例に示すものと全く同様である。
〔考案の効果〕
上述のとおり、本考案によれば、フロートに作
用する浮力と、磁石の吸着体に作用する保持力に
フロート構成体の重量を加えた力とのバランスに
よりスイツチの開閉幅を拡大し、かつ調整するこ
とができるので、外部保持回路が不要で、しかも
スイツチは1個だけでよく、コストを大幅に低減
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は本考案の第1実施例に係
り、第1図は液面感知装置の概略縦断面図、第2
図から第4図は液面感知装置の作動状態を示す説
明図、第5図は本考案の第2実施例に係る液面感
知装置の概略縦断面図、第6図は従来例に係る液
面感知装置の概略縦断面図である。 1……液面感知装置、2……フロート、3……
磁石、5……吸着体、6……ガイド部材、8……
スイツチの一例たるリードスイツチ、9……フロ
ート構成体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 液体により浮力を受けるフロートと、磁力を発
    生させるための磁石と、前記フロートを外周面に
    摺動可能に嵌挿する非磁性体からなる中空管状の
    ガイド部材と、該ガイド部材内に配設され前記磁
    力によつて接点を開閉するスイツチと、を備えた
    液面感知装置において、磁性材からなる吸着体を
    前記磁石が吸着可能に配設し、前記フロートに前
    記磁石と吸着体のいずれか一方を一体的に固定し
    てフロート構成体となし、他方を前記ガイド部材
    に嵌挿固定し、前記磁石は前記スイツチを開閉す
    る磁力と前記フロートを前記吸着体を介して保持
    する磁力とを有して、前記フロート構成体に作用
    する浮力と、前記磁石の前記吸着体に作用する保
    持力に前記フロート構成体の重量を加えた力のバ
    ランスにより前記スイツチの開閉幅を拡大し、か
    つ調整可能にしたことを特徴とする液面感知装
    置。
JP1986193956U 1986-12-17 1986-12-17 Expired JPH0334655Y2 (ja)

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JP1986193956U JPH0334655Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

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JP1986193956U JPH0334655Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

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Publication Number Publication Date
JPS6397825U JPS6397825U (ja) 1988-06-24
JPH0334655Y2 true JPH0334655Y2 (ja) 1991-07-23

Family

ID=31150471

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JP1986193956U Expired JPH0334655Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS593324B2 (ja) * 1978-05-15 1984-01-24 雅章 平出 ポツプコ−ン容器の包装成型機

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS593324U (ja) * 1982-06-28 1984-01-10 三菱電機株式会社 液面位置検知装置

Patent Citations (1)

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JPS593324B2 (ja) * 1978-05-15 1984-01-24 雅章 平出 ポツプコ−ン容器の包装成型機

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JPS6397825U (ja) 1988-06-24

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