JP3009893U - フロートスイッチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】この考案は、液量及び液濃度に対応させて、ポ
ンプ、その他の制御機器をコントロールする為の簡単な
液面制御スイッチを提供する。 【構成】フロートを用いた液面制御スイッチのフロート
の比重を可変にして、浮力を調整できる如く構成し、液
面と液濃度を同時に感知して制御機器をコントロール出
来るようにする。 【効果】スイッチの構成が簡単となり安価である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、液量及び液濃度に対応させて、ポンプその他の制御機器をコント ロールする為のスイッチを提供せんとするものである。

【０００２】

【従来の技術】

液面制御スイッチの他に、別個に、比重計をそなえた液濃度制御回路を設けた 。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

液面と液濃度を別個に測定し、別個の制御回路を構成した為に、制御回路が複 雑であり高価となる。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】

フロートを用いた液面制御スイッチのフロートの比重を可変にして、浮力を調 整できる如く構成し、液面と液濃度を同時に感知して制御機器をコントロール出 来るようにする。

【０００５】

【作用】

液面制御スイッチで液濃度を同時に感知して、液面と液濃度を１個のスイッチ でコントロールする事が出来る。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例を

【図１】において説明する。 フロート１の上部に突起２を設け、他端にはネジ部３を設け、フロート１の内 部に伸縮可能の浮き袋４を収納する。 ネジ部３には押しねじ５を挿入し、押しねじ５を回転することによって浮き袋 ４を伸縮させて、フロート１の体積を変えてフロート１の比重を可変出来るよう に構成する。 フロート１は、上部に液面制御スイッチ７を取り付けたフロートケース６に収 納する。 フロート１は、液体９の所定の濃度に対して浮上するごとく、予め浮き袋４の 体積を押しねじ５で調整しておく。 フロートケース６を水槽８に設置して、水槽８に液体９を注入すると、フロー ト１が所定の位置に浮上した時に、突起２が液面制御スイッチ７を作動させる。 液面と液濃度が両方共、所定のレベルに達しないとフロート１は所定の位置迄 浮上しないから、液面制御スイッチ７は作動しない。 実施例では、フロート１の体積を可変にしてフロート１の比重を変えるように 構成したが、フロート１の重量を変えても同様の効果が得られる。

【０００７】

【考案の効果】

本考案によれば、液面制御スイッチによって液濃度も同時に制御出来るから、 特別な制御回路が不要で、構造が簡単となり安価となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の構成を示す一部切欠断面図で、液体９
が注入されて液面制御スイッチ７が作動した状態であ
る。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】フロートを用いた液面制御スイッチにおい
   て、フロートの比重を可変にして浮力を調整出来るごと
   く構成したフロートスイッチ。