JPS5923339Y2 - 熱応動装置 - Google Patents
熱応動装置Info
- Publication number
- JPS5923339Y2 JPS5923339Y2 JP5102279U JP5102279U JPS5923339Y2 JP S5923339 Y2 JPS5923339 Y2 JP S5923339Y2 JP 5102279 U JP5102279 U JP 5102279U JP 5102279 U JP5102279 U JP 5102279U JP S5923339 Y2 JPS5923339 Y2 JP S5923339Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- ferrite
- temperature
- heated
- thermal response
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電気調理器等に使用する熱応動装置に関し、特
に制御温度幅の小さい精度の高い熱応動装置を提供する
ものである。
に制御温度幅の小さい精度の高い熱応動装置を提供する
ものである。
従来、この種の熱応動装置は第４図に示すように、被加
熱物の底部と当接する受熱板１、筒形状の本体ケース２
、前記受熱板１の内面に装着したフェライト３、該フェ
ライト３と対向し且つ底面に作動杆４を垂設したマグネ
ット５、図示しない加熱源への通電を制御するスイッチ
６等から構成されている。
熱物の底部と当接する受熱板１、筒形状の本体ケース２
、前記受熱板１の内面に装着したフェライト３、該フェ
ライト３と対向し且つ底面に作動杆４を垂設したマグネ
ット５、図示しない加熱源への通電を制御するスイッチ
６等から構成されている。
尚、７は前記スイッチ６の固定接点、８は前記作動杆４
の下端に取り付けられ常時この作動杆４を下方へ引っ張
るようなバネ圧を有した可動板で、前記固定接点７と対
応する可動接点９を具備している。
の下端に取り付けられ常時この作動杆４を下方へ引っ張
るようなバネ圧を有した可動板で、前記固定接点７と対
応する可動接点９を具備している。
斯る従来構造であれば以下の如き欠点がある。
例えば被加熱物を温度Ｐ付近に維持する場合前記フェラ
イト３のキュリ一温度を前記温度Ｐに略設定するのであ
るが、前記フェライト３がキュリ一温度に達してマグネ
ット５への吸着力が略０となりそのために前記マグネッ
ト５が降下し、その結果スイッチ６を開放せしめて被加
熱物の温度を除々に低下せしめ温度Ａまで低下すると前
記フェライト３のマグネットへの吸着力がＦＡとなって
再び回復して、前記スイッチ６が閉成されることによっ
て被加熱物が加熱され、これらスイッチ６の開閉動作に
よって被加熱物を略温度Ｐ付近に維持するが、この場合
、温度Ｐから温度Ａまでの温度幅Ｔが大きく所謂テ゛イ
ファレンシャル（制御温度幅）が大となって維持設定温
度Ｐに誤差を生じていた。
イト３のキュリ一温度を前記温度Ｐに略設定するのであ
るが、前記フェライト３がキュリ一温度に達してマグネ
ット５への吸着力が略０となりそのために前記マグネッ
ト５が降下し、その結果スイッチ６を開放せしめて被加
熱物の温度を除々に低下せしめ温度Ａまで低下すると前
記フェライト３のマグネットへの吸着力がＦＡとなって
再び回復して、前記スイッチ６が閉成されることによっ
て被加熱物が加熱され、これらスイッチ６の開閉動作に
よって被加熱物を略温度Ｐ付近に維持するが、この場合
、温度Ｐから温度Ａまでの温度幅Ｔが大きく所謂テ゛イ
ファレンシャル（制御温度幅）が大となって維持設定温
度Ｐに誤差を生じていた。
本考案は上述の如き欠点に鑑みて威されたもので、以下
第１図、第２図に基づいて説明する。
第１図、第２図に基づいて説明する。
尚、上述した従来の熱応動装置と同−構成は同一の図番
で説明する。
で説明する。
１０は上面を開口した有底筒状のヨークで、内底部にマ
グネット５を装備し、外底部に作動杆４を垂設している
。
グネット５を装備し、外底部に作動杆４を垂設している
。
前記ヨーク１０はフェライト３とマグネット５が離間し
た状態で、その側部がフェライト３側壁に達する構造と
なっており、且つ前記フェライト３の吸着力は前記ヨー
ク１０とマグネット５と作動杆４との総重量及び可動板
８のバネ圧の合計よりも大と威す。
た状態で、その側部がフェライト３側壁に達する構造と
なっており、且つ前記フェライト３の吸着力は前記ヨー
ク１０とマグネット５と作動杆４との総重量及び可動板
８のバネ圧の合計よりも大と威す。
斯る構成による動作を説明すると、第２図で示すように
被加熱物が温度上昇し温度Ｐになってフェライト３の吸
着力が急激に減少しマグネット５が降下した状態から、
スイッチ６が開放しているために温度が低下し温度Ｂに
なった時にフェライトの吸着力はＦＢとなり、この吸着
力ＦＢの力でもって前記ヨーク１０を通じて前記マグネ
ット５を吸着して再びスイッチ６を閉成して被加熱物を
加熱し、この繰り返しによって被加熱物の温度を略Ｐ付
近に維持する。
被加熱物が温度上昇し温度Ｐになってフェライト３の吸
着力が急激に減少しマグネット５が降下した状態から、
スイッチ６が開放しているために温度が低下し温度Ｂに
なった時にフェライトの吸着力はＦＢとなり、この吸着
力ＦＢの力でもって前記ヨーク１０を通じて前記マグネ
ット５を吸着して再びスイッチ６を閉成して被加熱物を
加熱し、この繰り返しによって被加熱物の温度を略Ｐ付
近に維持する。
即ちマグネット５を離間した後に再度吸着してスイッチ
６を閉成するには、従来であれば温度がＡまで低下し大
なる吸着力ＦＡを得なければならず、その時の温度幅は
Ｔとなり、本考案では温度がＢまで低下し小なる吸着力
ＦＢを得るだけでよくその時の温度幅は△Ｔとなり、結
果的に温度変動のない略一定した被加熱物の温度の維持
を行なうことができる。
６を閉成するには、従来であれば温度がＡまで低下し大
なる吸着力ＦＡを得なければならず、その時の温度幅は
Ｔとなり、本考案では温度がＢまで低下し小なる吸着力
ＦＢを得るだけでよくその時の温度幅は△Ｔとなり、結
果的に温度変動のない略一定した被加熱物の温度の維持
を行なうことができる。
本考案は以上如く構成しているから、従来に比べて温度
幅の小さい精度の高い熱応動装置を提供することができ
る。
幅の小さい精度の高い熱応動装置を提供することができ
る。
第１図はマグネットを吸着したときの本考案熱応動装置
の要部断面図、第２図はマグネットを離間したときの同
要部断面図、第３図はフェライトの特性図、第４図は第
２図に相当する従来の同要部断面図である。 ３・・・・・・フェライト、５・・・・・・マグネット
、１０・・・・・・ヨーク。
の要部断面図、第２図はマグネットを離間したときの同
要部断面図、第３図はフェライトの特性図、第４図は第
２図に相当する従来の同要部断面図である。 ３・・・・・・フェライト、５・・・・・・マグネット
、１０・・・・・・ヨーク。
Claims (1)
- フェライトとマグネットを対向させて、温度による前記
フェライトの透磁率変化を利用して前記マグネットを吸
着、離間せしめてこのマグネットに連動したスイッチを
開閉制御する熱応動装置において、前記マグネットの下
面にはヨークを設け、且、前記マグネットとフェライト
が離間している状態で前記ヨークの側部がフェライトの
側部に達するように構成したことを特徴とする熱応動装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5102279U JPS5923339Y2 (ja) | 1979-04-16 | 1979-04-16 | 熱応動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5102279U JPS5923339Y2 (ja) | 1979-04-16 | 1979-04-16 | 熱応動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55151048U JPS55151048U (ja) | 1980-10-31 |
| JPS5923339Y2 true JPS5923339Y2 (ja) | 1984-07-11 |
Family
ID=28939613
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5102279U Expired JPS5923339Y2 (ja) | 1979-04-16 | 1979-04-16 | 熱応動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5923339Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101364499A (zh) * | 2007-08-07 | 2009-02-11 | 村朋国际股份有限公司 | 温控磁动电气开关 |
-
1979
- 1979-04-16 JP JP5102279U patent/JPS5923339Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55151048U (ja) | 1980-10-31 |
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