JP3009870U - 型崩れしない帽子 - Google Patents

型崩れしない帽子

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JP3009870U
JP3009870U JP1994013349U JP1334994U JP3009870U JP 3009870 U JP3009870 U JP 3009870U JP 1994013349 U JP1994013349 U JP 1994013349U JP 1334994 U JP1334994 U JP 1334994U JP 3009870 U JP3009870 U JP 3009870U
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JP
Japan
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wire
eaves
hat
zigzag
thin
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JP1994013349U
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English (en)
Inventor
中 克 茂 山
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山瀧製帽有限会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 そり返り等の変形がなく、そして安全な型崩
れしない帽子。 【構成】 庇部の内部に弾性金属細線を幅広にかつ狭い
ピッチのジグザグ縫いにて縫着した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、携帯時には折り塁みでき、着帽時には原形状に拡がるところの型崩 れしない帽子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来ポケッタブルハットとしてやや太めのピアノ線、ナイロン線等の各種ワイ ヤーを復元材として使用し、折り塁み出来るようにしたものが存する。従来のポ ケッタブルハットにおける構成は、ワイヤーを、二重としたハットの庇部の内側 周縁に張設させて装着するか、庇部の内面あるいは外面に同心円に細筒を形成し 、この筒内にワイヤーを挿入したものが存する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のポケッタブルハットの構造であると、復元材が入っているという異和感 と雨や洗濯等による布地の収縮と復元材の収縮率の違いから生じる庇の変形が生 じ易く、また、折り塁みあるいは洗濯等により庇部内に被包したワイヤーが切断 した場合、布地を突き破ってワイヤーの切断端が飛び出し思わぬケガをする場合 がある。また金属細線を配しただけであると異物が入った異和感を与える。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、帽子の命である型(シルエット)を、しかも異和感なく保持できる ように、帽子の庇部内に被包した弾性細線の復元材を、両側に遊び幅が生じるよ うに、細線をジグザグ縫いにて止めるようにした。
【0005】 これによって、本体を構成する帽材と金属細線等の復元材との収縮率の相違か ら、庇の変形が生じ得る場合であっても、ジグザグ縫いの縫い幅を細線より幅広 にしたことにより、細線の両側に遊び幅が形成され、細線の収縮あるいは折損等 の変形に十分対処できるようにした。
【0006】 また、万一細線が切断した場合にあっても、狭いピッチのジグザグ縫いにより 、細線の切断端は布地に押し付けられ、外に突出しにくいものとなっている。
【0007】
【実施例1】 次に図に示す実施例に従って本考案を説明する。
【0008】 帽子の庇部1は二重となっており、通常この庇部を製作する時は、中央にクラ ウン部2を接続するために、孔3を有するドーナツ板状の2枚の布4、5を裏地 が表になるように背中合わせに重ね合わせた状態で周縁を縫着したのちに裏返し て表地を表面としてクラウン部と接続する。
【0009】 本考案は、裏地が表出し周縁が縫着された状態で、この周縁に沿ってあるいは 庇部の中央部分に0.3〜0.6mmの線径の弾性を有する金属細線あるいはピ アノ線、ナイロン線6等を1本あるいは複数本を同心円に置き、この上に予めこ の細線が嵌合し、かつ所定のアールを付けた溝を刻設してあるミシンの押え金を 当て、金属細線を押え金の運針のレールとするようにしてジグザグ縫いをする。
【0010】 このジグザグ縫いの縫い幅wは細線の径よりやや幅広く、縫いピッチは狭くし ておき、そして細線の始点と終点とはカシメ止め等により接続して輪としてある 。その後裏返して縫着された金属細線6を内部に入れてこの庇部の孔3とクラウ ン部2とを接続する。
【0011】
【実施例2】 他の庇部1の製作方法としては、中央にクラウン部2を接続するために、孔3 を有するドーナツ板状の2枚の布4、5を重ね合わせた状態で周縁にへり布7を 当て縫合したのちにクラウン部と接続する。
【0012】 本考案は、庇部1の下面(裏材)5の周縁に沿って0.3〜0.6mmの線径 の弾性を有する金属細線、あるいはピアノ線、ナイロン線等の復元材6を置き、 この上に予めこの細線が嵌合し、かつ所定のアールを付けた溝を刻設してあるミ シンの押え金を当て、金属細線を押え金の運針のレールとするようにしてジグザ グ縫いをして止め、その後に庇の表材4を裏材5と重ね合わせ、周縁にへり布7 を当てジグザグ縫いした金属細線6を被包して縫合する。
【0013】 このジグザグ縫いの縫い幅wは細線の径よりやや幅広に、かつ縫いピッチは狭 くしておき、そして細線の始点と終点とはカシメ止め等により接続して輪として ある。
【0014】 尚、金属細線9は、中央部に縫着しても良く、この際には裏材5の内面にジグ ザグ縫いをし、庇内部に隠れるようにしておくのが体裁良い。
【0015】
【考案の効果】
本考案は上記したように、弾性細線をジグザグ縫いし、かつ、へり布7あるい は庇部の内部に位置させてなるので、この弾性細線が折損してもその切断端は、 狭い縫いピッチのジグザグ縫いの各縫い線により細線が布地面に押さえ付けられ 、外に大きく飛び出す心配が少なく安全である。また縫い幅を、細線径よりやや 広くしてあることで、気候あるいは洗濯により布地および金属細線等の復元材が 伸縮しても細線は縫い幅内で自由に移動できるので、細線がつば部をそり返らせ たり等の変形を防止できる。
【0016】 また、製作上も細線を縫着するので、従来のように筒内にワイヤーを挿通した り、庇部の内周縁に張設するように挿し込んだりする手間を要せず作業性が良い 。
【0017】 さらにまた、金属細線等は、狭い縫いピッチのジグザグ縫いにて被包され、さ らにへり布にカバーされ、あるいは庇内部に位置するので、金属細線が膨出せず 、帽材と一体感良く異和感が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】庇部のみを裏返して示す図
【図2】一部破断して示す裏面図
【図3】縫着部を拡大して示す図
【符号の説明】
1 庇部 2 クラウン部 3 孔 4 表材 5 裏材 6、9 金属細線(復元材) 7 へり布 8 ジグザグ縫線

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1本の弾性を有する金属細線
    等の復元材を、帽子の庇部内面に、周縁と同心円に、復
    元材の径よりやや幅広の縫い幅にてジグザグ縫いしてな
    る型崩れしない帽子。
  2. 【請求項2】 金属細線等の復元材を庇部の裏材の周縁
    にジグザグ縫いし、さらにこの復元材および庇部の裏材
    と表材の各周縁とをへり布を当て被包し縫合してなる請
    求項1記載の型崩れしない帽子。
JP1994013349U 1994-10-05 1994-10-05 型崩れしない帽子 Expired - Lifetime JP3009870U (ja)

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JP1994016238U JP3014320U (ja) 1994-10-05 1994-12-09 型崩れしない帽子

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6236022B2 (ja) * 1978-03-06 1987-08-05 Mitsubishi Chem Ind

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6236022B2 (ja) * 1978-03-06 1987-08-05 Mitsubishi Chem Ind

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