JP3009653B1 - コネクタハウジングのロック構造 - Google Patents

コネクタハウジングのロック構造

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JP3009653B1 JP29560498A JP29560498A JP3009653B1 JP 3009653 B1 JP3009653 B1 JP 3009653B1 JP 29560498 A JP29560498 A JP 29560498A JP 29560498 A JP29560498 A JP 29560498A JP 3009653 B1 JP3009653 B1 JP 3009653B1
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Abstract

【要約】 【課題】コネクタハウジング間のロックがなされた状態
で、挿脱方向の遊びが大きいと、一方のコネクタハウジ
ングに偏った引き抜き力が作用したときに、接触不良が
生ずる。 【解決手段】指押さえ部22を指で押してフック部21
が持ち上げると、係合部4の先端縁36が被係合31の
先端縁38を乗り越えることにより、ロックが解除され
る。両先端縁36,38に面取り等の逃げ部35,32
を設ける。ロックが掛かった状態での両コネクタハウジ
ング5,15間の挿抜方向の遊び量を必要最小限にでき
る。ソケットハウジング15が偏った引き抜き力を受け
ても、端子の接触不良が発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は雌雄一対のコネクタ
ハウジングのロック構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコネクタハウジングで
は、各ハウジング内にそれぞれ装着されて互いに接続さ
れた雄接続子と雌接続子との間の摩擦力を用いて抜け止
め機能を果たしているものがある。また、同様にハウジ
ング相互間に摩擦による抜け止め力を働かせるものもあ
る。しかし、このような摩擦を用いる方式では、抜け止
め効果が不十分であり、ハウジング相互が離脱するおそ
れがある。
【0003】そこで、ハウジング相互間に操作式のロッ
ク機構を設けて係合する形式のものもある。例えば、こ
の種のロック機構として、第1のコネクタハウジングの
外壁面に突出形成された支持部に、一端にフック部を有
し他端に指押さえ部を有するアームの中間部を支持し、
支持部を中心としてアームをシーソー状に揺動変位させ
ることにより、上記フック部の係合部を第2のコネクタ
ハウジングの外側面に突出形成されたフック受け部の被
係合部に引っ掛け係合させたり、係合を解除させたりす
る強ロックタイプのものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この強ロックタイプの
場合、上記係合部の先端縁が基端縁よりも第1のコネク
タハウジングの抜け方向側に位置するように、係合部を
傾斜させてあり、指押さえ部を指で押して反対側に位置
するフック部を持ち上げなければ、係合を解除すること
ができない。
【0005】すなわち、ロックを解除するには、指押さ
え部を指で押してフック部を揺動変位させたときに、係
合部の先端縁が被係合部の先端縁を乗り越えていくこと
が必要となり、この乗り越えを許容することができる量
だけ、両コネクタハウジングは挿脱方向に関して遊びを
持っていることが必要となる。したがって、例えば15
極以上の多極のコネクタにおいて、図9に示すようにロ
ック部材90によるロックがかかった状態で第1のコネ
クタハウジング91の一端部92が他端部93よりも著
しく強い抜け力を受けるようなことがあると、上記の遊
びの量に応じて大きな傾斜角度で第1のコネクタハウジ
ング91が第2のコネクタハウジングに対して傾き、上
記一端部92の抜け方向への変位量が著しく大きくな
る。その結果、上記一端部92に近い接触子同士が接触
不良を起こし、実質的にロック不良の状態になるという
問題点があった。
【0006】ところで、多極のコネクタではコネクタハ
ウジングが幅広になり、ロックを確実にするためには、
フック部の横スパンを長くとることが必要となる。これ
に伴って、指押さえ部の横幅も広くなるが、そうする
と、指押さえ部の幅方向の中央部からずれた位置を指で
押さえてしまう場合も出てくる。この場合、フック部の
係合が外れ難くなり、ロック解除がスムーズに行えない
おそれがある。
【0007】さらに、両コネクタハウジングが連結され
た状態でフック部と第2のコネクタハウジングの外壁面
との間には隙間がある。コネクタを使用する機器内で引
き回される電線がこの隙間に引っ掛かり、フック部をロ
ック解除方向へ引っ張り、ロック不良を起こすおそれが
ある。また、機器の組立工程や、機器のメンテナンス時
にもドライバー等の工具が誤ってフック部をロック解除
方向へ押したり、こじたりするおそれもある。
【0008】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、本発明の目的は、例えば電線引回しに伴う偏った
引き抜き力が作用したときにも接触不良を起こすことが
なく信頼性の高いコネクタハウジングのロック構造を提
供することである
【0009】また、本発明の目的は、意図せず電線やド
ライバーでフック部にかかる外力に起因するロック外れ
などの不良の発生を防止することのできるコネクタハウ
ジングのロック構造を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの課題解決手段として、請求項1記載の発明の態様
は、第1のコネクタハウジングの外壁面に突出形成され
た支持部と、一端にフック部を有すると共に他端に指押
さえ部を有し且つ中間部が上記支持部によって支持され
る弾性アームと、第2のコネクタハウジングの外壁面に
突出形成され、上記フック部の係合部を引っ掛け係合さ
せる被係合部を有するフック受け部とを備え、上記係合
部の先端縁が基端縁よりも第1のコネクタハウジングの
抜け方向側に位置するように係合部が傾斜しており、係
合部の先端縁が被係合部の先端縁を乗り越えることによ
り係合部と被係合部が係脱されるコネクタハウジングの
ロック構造において、上記係合部及び被係合部の先端縁
の少なくとも一方に逃げを設けてあり、 第1のコネクタ
ハウジングの外壁面のアームを挟んだ両側位置に、両コ
ネクタの連結状態で上記第2のコネクタハウジングの溝
に嵌め入れられる一対のリブを突出形成してあり、 各リ
ブは第2のコネクタハウジングの連結側端面に当接する
ことにより両コネクタハウジング間の傾斜を防止する段
部を含み上記第2のコネクタハウジングの外壁面のフ
ック受け部を挟む両側位置には、両コネクタハウジング
の連結状態でアームのフック部の側縁に近接して平行に
延びる一対のリブが突出形成され、 これら第2のコネク
タハウジングの一対のリブに対応して第2のコネクタハ
ウジングの挿抜凹部の内面に、上記第1のコネクタハウ
ジングの一対のリブを嵌め入れる溝が形成されている
とを特徴とするものである。
【0011】ロックを解除するには、指押さえ部を指で
押してフック部を揺動変位させたときに、係合部の先端
縁が被係合部の先端縁を乗り越えていくことが必要とな
り、この乗り越えを許容することができる量だけ、両コ
ネクタハウジングは挿脱方向に関して遊びを持っている
ことが必要となる。これに対して本態様では、両先端縁
の一方又は双方に、例えば面取り等の逃げを設けてある
ので、両先端縁の乗り越えを許容するのに必要な遊び量
を必要最小限の量とすることができる。したがって、例
えば15極以上の多極のコネクタにおいて、ロックがか
かった状態で第1のコネクタハウジングの一端部が他端
部よりも著しく強い抜け力を受けるようなことがあって
も、上記一端部が抜け方向に移動する量を僅かにするこ
とができる。その結果、上記一端部に近い端子間の電気
的接続が保たれるので、信頼性が高い。
【0012】逃げの量としては、係合部と被係合部によ
る充分なロック機能を確保しつつ、上記の遊び量をでき
るだけ少なくすることのできる量であることが必要であ
り、例えば逃げとしての面取りの長さを係合部や被係合
部の長さの10〜30%の範囲に設定することが好まし
い。10%未満では遊び量が大きくなり過ぎ、30%を
超えるとロック機能が悪くなる。上記範囲の中でも、1
5〜20%の範囲に設定することが必要十分なロック機
能と遊び量を達成するうえで特に好ましい。
【0013】上記第2の目的を達成するための課題解決
手段として、請求項2記載の発明の態様は、請求項1に
おいて、上記指押さえ部の横幅をフック部の横幅よりも
狭くしてあることを特徴とするものである。本態様で
は、指押さえ部を押すと、アームの幅方向の中心位置を
押すことになり、その結果、フック部が幅方向に関して
偏りなく揺動変位し、これにより、確実にロック解除が
行える。
【0014】また、本態様では、フック部がフック受け
部に引っ掛け係合した状態のアームと第2のコネクタハ
ウジングの外壁面との間には隙間があるが、この隙間へ
電線や工具などの異物、塵や埃が侵入することを上記リ
ブによって防止することができる。フック部に異物によ
る外力が負荷されたり、フック部にごみが溜まったりし
てロック不良を起こすことを防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を添
付図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の一実施の
形態のロック構造を含むベースコネクタ及びソケットコ
ネクタの分解斜視図であり、図2はベースコネクタの縦
断面図であり、図3はソケットコネクタの縦断面図であ
り、図4は連結状態の両コネクタの縦断面図である。
【0016】まず、図1及び図2を参照して、基板1の
表面1aに固定されるベースコネクタ2に対して、並列
配置された複数のケーブル3の端部に装着されたソケッ
トコネクタ4が連結される。ベースコネクタ2は、合成
樹脂製のベースハウジング5(第のコネクタハウジン
グに相当)と、このベースハウジング5を貫通する状態
で複数が横並びに配置された複数の端子6とを備えてい
る。ベースハウジング5から下方へ突出する端子6の先
端は、基板1を貫通して裏面導電性部材(図示せず)に
はんだ付けにより固定され、これにより、各端子6はベ
ースハウジング5を基板1に固定する機能を果たしてい
る。
【0017】ベースハウジング5は、連結側端面5aに
開口し、対応する相手方のソケットコネクタ4の一部を
挿脱させる挿脱凹部7を有している。挿脱凹部7には、
上記複数の端子6が整列配置されている。挿脱凹部7の
底部8には、各端子6を挿通させるための保持孔9が形
成されている。ベースハウジング5の前壁10の外面1
1には、ロック機構に含まれる一対の突起からなるフッ
ク受け部12が突出形成されている。また、これら一対
のフック受け部12を挟む両側位置に挿脱方向(図にお
いて縦方向)に延びる一対のリブ13が突出形成されて
いる。各リブ13に対応して、挿脱凹部7の内面には、
挿脱方向に延びる溝14が形成されている。
【0018】図2を参照して、フック受け部12の下面
には、後述するフック部21の係合部34(図3参照)
に係合する例えば傾斜面からなる被係合部31が形成さ
れている。被係合部31は、その先端縁38が基端縁3
9よりもソケットコネクタ4の反抜け方向Y側に位置す
るように傾斜している。被係合部31の先端縁38に
は、例えば面取り部からなる逃げ部32が形成されてい
る。また、フック受け部12の上部には、両コネクタ
2,4の連結動作時に、フック部21がフック受け部1
2を乗り越え易くするために、傾斜面からなる案内部3
3が形成されている。
【0019】一方、図1及び図3を参照して、ソケット
コネクタ4は、合成樹脂製のソケットハウジング15
(第のコネクタハウジングに相当)と、このソケット
ハウジング15を縦方向に貫通する横並びの複数の収容
孔27にそれぞれ収容保持され、各ケーブル3の端部を
固定したソケット型の端子16とを備えている。端子1
6は、先端からソケット型のコンタクト28、ケーブル
3の芯線3aを圧着するワイヤーバレル29、及びケー
ブル3の被覆部3bを固定するインシュレーションバレ
ル30を備えている。43はベースハウジング5の挿脱
凹部7にソケットハウジング15が導入される際の導入
側端面である。
【0020】ソケットハウジング15の前壁17の外面
18には、板状をなして外面18に平行に配置されたア
ーム19が設けられている。このアーム19の高さ方向
の中間部は、前壁17の外面18に突出形成された支持
部20によって弾性を持って揺動変位可能に支持されて
いる。アーム19の支持部20よりも下方の部分は幅広
部40となっていて、これより上方の部分である幅狭部
41よりも幅が広くされている。アーム19の一端(幅
広部40の下端)は鉤型に曲げられてフック部21を構
成している。
【0021】また、アーム19の上記幅狭部41によっ
て指押さえ部22が構成されている。この指押さえ部2
2の横幅はフック部21の横幅よりも狭くされているの
で、下記の利点がある。すなわち、フック部21の横ス
パンを相対的に長くして、ロック時の両コネクタハウジ
ング5,15間の傾斜を少なくすることができ、その結
果、傾斜に起因する端子6,16間の接触不良の発生を
防止することができる。しかも、幅狭部41としての指
押さえ部22を指で押したときにその中央部を確実に押
さえることができる結果、確実にロック解除が行えるフ
ック部21は例えば傾斜面からなる係合部34を有して
いる。係合部34は、その先端縁36は基端縁37より
もソケットコネクタ4の抜け方向側に位置するように傾
斜している。係合部34の先端縁36には、例えば面取
り部からなる逃げ部35が形成されている。
【0022】また、図1及び図4を参照して、ソケット
ハウジング15の前壁17の外面18には、アーム19
を挟んだ両側位置に、一対のリブ23が突出形成されて
いる。図5を参照して、各リブ23の下半部24は、両
コネクタ2,4の連結状態で、ベースハウジングの5の
溝14に嵌め入れられ、両コネクタハウジング5,15
間の不必要な傾斜を防止する。また、各リブ23の上半
部25は下半部24よりも前方へ突出しており、上半部
25と下半部24との間に形成される下向きの段部26
が形成されてい。この段部26も、相手方のベースハ
ウジング5の連結側端面5aに当接することにより、両
コネクタハウジング5,15間の不必要な傾斜を防止す
る。
【0023】両コネクタハウジング5,15の連結状態
で、ベースハウジング5のリブ13は、アーム19の幅
広部40の側縁42に近接した状態で平行であって且つ
下縁部45より下方に延設した状態となるようにされて
いる。これにより、アームの幅広部40とベースハウジ
ング5の前壁17の外面18との間の隙間S1(図3参
照)に異物、及び塵や埃が侵入することが防止される結
果、電線や工具などの異物による外力やごみ付着が原因
となってロック不良が発生することを未然に防止するこ
とができる。
【0024】リブ13はアーム19の下縁45と面一、
又は下方に延設されていれば、電線などの異物がアーム
19に引っ掛からない。両コネクタ2,4の連結状態の
縦断面図である図6を参照して、ソケットハウジング1
5がベースハウジング5の挿脱凹部7内に挿入される
が、ソケットハウジング15の導入側端面43が挿脱凹
部7の底面44に当接した状態で、フック部21の係合
部34とフック受け部12の被係合部31との間には、
隙間S2が形成されるようになっている。また、図7に
示すように、係合部34と被係合部31とが合わさった
状態で、ソケットハウジング15の導入側端面43と挿
脱凹部7の底面44との間に隙間S3が形成されるよう
になっている。挿脱方向に沿ってみた隙間S2,S3の
量は互いに等しく、この量がロック時に両コネクタハウ
ジング5,15間に存在する挿脱方向の遊び量に相当す
る。
【0025】そして、指押さえ部22を指で押すと、図
8の破線に示す状態を経て実線で示す状態へと係合部3
4の先端縁36が被係合部31の先端縁38を乗り越え
ることにより、フック部21によるロックが解除される
ので、ソケットハウジング15を引き抜くことが可能と
なる。本実施の形態では、ソケットハウジング15を引
き抜こうとする力がフック部21の係合力を増す方向に
働くように、係合部34を傾斜させてあるので、指押さ
え部22を操作しない限り、ロックが解除されない。ロ
ックが確実である。
【0026】しかも、係合部34及び被係合部31の両
先端縁36,38に逃げ部35,32を設けてあるの
で、両先端縁36,38同士の乗り越えを許容するのに
必要な遊び量を必要最小限にすることができる。したが
って、多極のコネクタにおいて、ロックがかかった状態
でソケットハウジング15が偏った引き抜き力を受けた
としても、端子6,16の接続が外れたりすることがな
く、信頼性が高い。
【0027】なお、逃げ部32,35の長さは係合部3
4や被係合部31の長さの10〜30%の範囲に設定す
ることが好ましい。10%未満では遊び量が大きくなり
過ぎ、30%を超えるとロック機能が悪くなる。上記範
囲の中でも、15〜20%の範囲に設定することが必要
十分なロック機能と遊び量を達成するうえで特に好まし
い。
【0028】また、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、例えば、上記の実施の形態では、係合
部34及び被係合部31の先端縁36,38の双方に逃
げ部を設けたが、何れか一方に逃げ部を設けるようにし
ても良い。また、フック受け部12を3つ以上設けた
り、横方向に長い長尺のフック受け部を単数設けること
も可能である。フック部についても、フック受け部の数
に対応する数を設けても良いし、また単一のフック部で
複数のフック受け部に対応させるようにしても良い。そ
の他、本発明の範囲で種々の変更を施すことができる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、係合部及び被
係合部の先端縁の一方又は双方に逃げとしての面取りを
設けてあるので、両先端縁の乗り越えを許容するのに必
要な遊び量を必要最小限の量とすることができる。した
がって、多極のコネクタにおいて、ロックがかかった状
態で第1のコネクタハウジングが、使用される機器内の
電線引回しによる引張りなどで偏った引き抜き力を受け
たとしても、端子の接続が外れたりすることがなく、信
頼性が高い。
【0030】また、両コネクタの連結状態で第1のコネ
クタハウジングのリブを第2のコネクタハウジングの溝
に嵌め入れると共に、第1のコネクタハウジングのリブ
の段部を第2のコネクタハウジングの連結側端面に当接
させて、両コネクタハウジング間の不必要な傾斜を防止
できる。両コネクタハウジングの連結状態でフック部と
フック受け部との係合部分へ電線などの異物や、塵や埃
が侵入することを未然に防止できるので、異物による外
力やごみ付着に起因するロック不良の発生を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のロック構造を含むベー
スコネクタ及びソケットコネクタの分解斜視図である。
【図2】ベースコネクタの縦断面図である。
【図3】ソケットコネクタの縦断面図である。
【図4】連結状態の両コネクタの斜視図である。
【図5】連結状態の両コネクタの正面図である。
【図6】連結状態の両コネクタの縦断面図である。
【図7】連結状態の両コネクタハウジングの要部の拡大
断面図である。
【図8】ロックを解除する動作を示す両コネクタハウジ
ングの要部の拡大断面図である。
【図9】従来のコネクタが偏って引き抜き力を受けた状
態を示す概略図である。
【符号の説明】
2 ベースコネクタ 4 ソケットコネクタ 5 ベースハウジング 10,17 前壁 11,18 外面 12 フック受け部 13 リブ 15 ソケットハウジング 19 アーム 20 支持部 21 フック部 22 指押さえ部 31 被係合部 32,35 逃げ部 34 係合部 36,38 先端縁 37,39 基端縁 40 幅広部 41 幅狭部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−151007(JP,A) 実開 平3−91678(JP,U) 実開 昭57−119484(JP,U) 実開 平9−430(JP,U) 実開 昭54−177591(JP,U) 実開 昭58−41986(JP,U) 実開 昭55−178978(JP,U) 実開 平4−111166(JP,U) 実開 昭58−62571(JP,U) 実開 昭59−96780(JP,U) 実開 昭56−14484(JP,U) 実開 昭63−186070(JP,U) 実開 昭56−5385(JP,U) 実開 昭56−1383(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/639 - 13/64

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のコネクタハウジングの外壁面に突出
    形成された支持部と、 一端にフック部を有すると共に他端に指押さえ部を有し
    且つ中間部が上記支持部によって支持される弾性アーム
    と、 第2のコネクタハウジングの外壁面に突出形成され、上
    記フック部の係合部を引っ掛け係合させる被係合部を有
    するフック受け部とを備え、 上記係合部の先端縁が基端縁よりも第1のコネクタハウ
    ジングの抜け方向側に位置するように係合部が傾斜して
    おり、係合部の先端縁が被係合部の先端縁を乗り越える
    ことにより係合部と被係合部が係脱されるコネクタハウ
    ジングのロック構造において、 上記係合部及び被係合部の先端縁の少なくとも一方に逃
    げを設けてあり、 第1のコネクタハウジングの外壁面のアームを挟んだ両
    側位置に、両コネクタの連結状態で上記第2のコネクタ
    ハウジングの溝に嵌め入れられる一対のリブを突出形成
    してあり、 各リブは第2のコネクタハウジングの連結側端面に当接
    することにより両コネクタハウジング間の傾斜を防止す
    る段部を含み上記第2のコネクタハウジングの外壁面のフック受け部
    を挟む両側位置には、両コネクタハウジングの連結状態
    でアームのフック部の側縁に近接して平行に延びる一対
    のリブが突出形成され、 これら第2のコネクタハウジングの一対のリブに対応し
    て第2のコネクタハウジングの挿抜凹部の内面に、上記
    第1のコネクタハウジングの一対のリブを嵌め入れる溝
    が形成されている ことを特徴とするコネクタハウジング
    のロック構造。
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