JP2001068219A - 半嵌合防止コネクタ - Google Patents

半嵌合防止コネクタ

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JP2001068219A
JP2001068219A JP24393999A JP24393999A JP2001068219A JP 2001068219 A JP2001068219 A JP 2001068219A JP 24393999 A JP24393999 A JP 24393999A JP 24393999 A JP24393999 A JP 24393999A JP 2001068219 A JP2001068219 A JP 2001068219A
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/64Means for preventing incorrect coupling
    • H01R13/641Means for preventing incorrect coupling by indicating incorrect coupling; by indicating correct or full engagement

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 雌雄コネクタを嵌合する際に中途嵌合状態を
確実に検知できると共に、中途嵌合防止機能と係止機能
を別部材によって行うようにした半嵌合防止コネクタを
提供する。 【解決手段】 本発明の半嵌合防止コネクタ1は、第1
コネクタ2を構成するハウジング4の一端に、撓み変形
可能で係止突起13を先端に有するロックアーム9を設
けるとともに、ハウジング2内に自己の弾性で反発力を
発生させ中途嵌合を防止するスライダー31を収納して
いる。また、第2コネクタ3を構成するハウジング16
の一端にロックアーム9の係止突起13を係止する係合
部24を形成するとともに、スライダー31に設けた当
接部34を当接させる当接突起23を形成した。従っ
て、第1コネクタ2と第2コネクタ3を係止するロック
アーム9と、中途嵌合を防止するスライダー31とが別
部材であるので、スライダー31が損傷してもコネクタ
の係止は確実に行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のワイヤハ
ーネスの支線端部の接続に多用されているコネクタの
内、中途嵌合状態を検知可能な半嵌合防止コネクタに関
し、詳しくは中途嵌合状態で一方のコネクタに離反力を
発生させる弾性部材を備えた半嵌合防止コネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、各種自動車には様々な電子機器が
搭載され、電子機器間の接続やワイヤハーネス同士の接
続に様々なコネクタが多用されている。生産工程或いは
メンテナンス時に、コネクタ同士を嵌合させて電気的な
接続を図るが、完全に嵌合されていないと通電不良にな
るうえに、嵌合したコネクタ同士が抜け出してしまう。
そこで、従来から中途嵌合状態の双方のコネクタを相対
的に離反方向に押し出す機能を有し、完全嵌合時には双
方のコネクタを係止して容易な抜け出しを防止する半嵌
合防止コネクタが提案されている。
【0003】以下、従来の半嵌合防止コネクタの一例を
図11及び図12を参照して説明する。一方の雌型コネ
クタ51と、相手方の他方の雄型コネクタ52との嵌合
時における中途嵌合状態を確実に防止する構成になって
いる。雌型コネクタ51は、ハウジング53内に相手の
雄型コネクタ52との接続部61と、接続時における係
止手段71とを組み込んだものであり、係止手段71に
半嵌合防止機能が設けられている。
【0004】前記接続部61は、ハウジング53内を上
下に区分する仕切り壁54の下側に設けられており、隔
壁62によって形成される端子収容室63内に雌型端子
64が抜け出し不可に挿着されている。なお、雌型端子
64は、隔壁62の一端に抜け出し不可に係止され、一
方の端部は雄型コネクタ52の雄型端子83を挿入する
ための挿入孔62aに連通し、他方の端部には電線56
が接続されている。また、前記係止手段71は、ハウジ
ング53の一端を支点として回動するとともに、ハウジ
ング53の長手方向に移動可能に組付けられたロック部
材72と、このロック部材72を常に矢印A方向に付勢
するバネ73を備えている。
【0005】相手の雄型コネクタ52は、雌型コネクタ
51に嵌合する挿入枠82が基板81から突出するよう
に形成され、その内部に接続端子83が抜け出し不可に
挿着されている。そして、接続端子83の上部に位置す
る挿入枠82の上面に、前記係止部75を係止させるた
めの係止突起84が設けられている。この係止突起84
がコネクタ嵌合に伴って、バネ73の反発力に抗してロ
ック部材72を押し込むことで、中途嵌合状態の検知が
行われる。
【0006】次に、雌型コネクタ51と雄型コネクタ5
2との嵌合作用を説明する。先ず、雌型コネクタ51の
隙間G1,G2内に相手の雄型コネクタ52の挿入枠8
2を差し込んで押し込むと、雄型コネクタ52に設けた
係止突起84がロック部材72先端の係止部75に当接
する。そして、さらに雌型コネクタ51を押し込むと、
バネ73に抗してロック部材72全体が後方に押され、
ハウジング53の端部が雄型コネクタ52の基板81に
近接するようになる。ところが、係止部75が係止突起
84に係止されていないので、雌型コネクタ51の押し
込み力を止めると、バネ73の反発力によって雌型コネ
クタ51が離反方向に抜け出し、上述したように中途嵌
合を防止することができる。
【0007】次に、雌型コネクタ51をさらに押し込む
と、ロック部材72全体が後端側に移動するので、ロッ
ク部材72に設けたロック解除突起76がハウジング5
3側に設けたロック解除突起78上に乗り上がる。すな
わち、ロック部材72の先端側が強制的に持ち上げら
れ、ロック部材72全体が支持突起77を中心に回動し
て、ロック部材72がバネ73の反発力によって矢印A
方向(図11参照)に付勢される。
【0008】このように、ロック部材72全体が、矢印
A方向に付勢されると、係止部75が係止突起84を乗
り越え、係止部75が係止突起84に係止されること
で、雌型コネクタ51は雄型コネクタ52に抜け出し不
可の状態に嵌合する。従って、雌型コネクタ51は、雄
型コネクタ52に対し中途嵌合状態ではロック部材72
が回動せず、しかもバネ73の反発力によって雄型コネ
クタ52から押し出されてしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の半嵌合防止コネクタにおいては、ロック部材7
2が雌型コネクタ51を雄型コネクタ52に嵌合させる
際の中途嵌合防止機能と係止機能を有している。このた
め、例えば、ロック部材72が破損した場合、中途嵌合
防止機能と係止機能のいずれもが無くなってしまう。従
って、中途嵌合か否かを判別することができず、雌型コ
ネクタ51が組付け後に抜け出してしまう可能性があっ
た。また、ロック部材72はバネ73と係止部75とを
組み合わせた構成であるから、ハウジング53への組付
けが面倒であり、生産性が良くないという問題があっ
た。
【0010】本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされ
たものであり、雌雄コネクタを嵌合する際に中途嵌合状
態を確実に検知できると共に、中途嵌合防止機能と係止
機能を別部材によって行うようにした半嵌合防止コネク
タを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる上記課題
は、相互に嵌合される第1及び第2コネクタと、前記第
1コネクタを構成するハウジングの一端に撓み変形可能
に設けられるとともに、その端部に係止突起を設けたロ
ックアームと、前記ハウジング内に収納され、前記ロッ
クアームの一部によりガイドされながら自己の弾性によ
って伸縮するスライダーと、前記第2コネクタを構成す
るハウジングの一端に設けられ、前記第1コネクタとの
嵌合時に前記係止突起を係止させる係合部と、前記第2
コネクタを構成するハウジングの一端に設けられ、前記
第1コネクタとの嵌合途中に前記スライダーの端部に設
けた当接部に当接し、前記スライダーの弾性により前記
ハウジング間に反発力を発生させる当接突起とを備えた
ことを特徴とする半嵌合防止コネクタによって解決する
ことができる。
【0012】上記構成の半嵌合防止コネクタによれば、
第1及び第2コネクタを嵌合する場合、嵌合途中に第1
コネクタのハウジング内に収納されたスライダーの当接
部が第2コネクタのハウジングに設けられた当接突起に
当接する。このとき、スライダーは自己の弾性により伸
縮するので、当接突起を支点とした反発力が発生して第
1コネクタを押し戻すことで、中途嵌合状態を確実に検
知することができる。そして、嵌合動作を続けて正規の
位置まで嵌合されると、第1コネクタのハウジングの一
端に設けたロックアームの係止突起が第2コネクタの係
合部の一端に係止されて、第1,2コネクタが完全嵌合
状態となる。
【0013】また、前記半嵌合防止コネクタにおいて、
好ましくは前記スライダーは、伸縮自在に変形するバネ
部と、前記ロックアームを構成するガイドを挟みつつ摺
動するガイド枠部と、前記当接突起に当接する前記当接
部とを一体に設けたものである。従って、コネクタ嵌合
時に当接部が第2コネクタの当接突起に当接した場合、
バネ部が圧縮して第1及び第2コネクタ間に反発力が生
じる。よって、嵌合操作を停止すると、バネ部の反発力
によって第1及び第2コネクタが離反方向に抜け出すこ
とで、中途嵌合状態を検知することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る半嵌合防止コ
ネクタの一実施形態を図1乃至図10に基づいて詳細に
説明する。図1は本実施形態の半嵌合防止コネクタを示
す縦断面図、図2は第1コネクタのハウジングの構成を
示す平面図、図3は第1コネクタの構成を示す側面図、
図4は第2コネクタのハウジングの構成を示す平面図、
図5はスライダーの構成を示す斜視図、図6はスライダ
ーの構成を示す平面図、図7はスライダーの構成を示す
正面図、図8乃至図10は第1及び第2コネクタの嵌合
過程を示す作動説明図である。
【0015】図1に示すように本実施形態の半嵌合防止
コネクタ1は、第1コネクタ2と第2コネクタ3の中途
嵌合を防止しながら確実に完全嵌合させるものであり、
以下にその構成を説明する。第1コネクタ2は、ハウジ
ング4の下部に設けた嵌合部4a内に端子収容室5が形
成され、その内部には電線7端部が加締められた雌型の
接続端子6が収容されている。また、ハウジング4上部
には、スライダー収納部8が設けられ、その内部に半嵌
合を防止するためのスライダー31が収納されている。
また、スライダー収納部8の上端には、先端に係止突起
13を有する自由端部を備えたロックアーム9が設けら
れている。
【0016】図2及び図3に示すようにハウジング3
は、その後端にコ字状の枠部11a,11bが設けら
れ、各枠部11a,11bの内側部分が前方に延設され
てロックアーム9を構成している。このロックアーム9
は、板状の弾性部12と、その先端に設けられた係止突
起13と、弾性部12上面の後端よりに設けられた突状
の操作部14とから構成されている。係止突起13は、
第1コネクタ2と第2コネクタ3が嵌合する際、後述す
る第2コネクタ3の係合部24の後端24aに着脱自在
に係止される。また、操作部14は嵌合時に下方に付勢
してロックアーム9を撓み変形させるものである。ま
た、枠部11a,11bに囲まれ、且つ弾性部12の下
部には、後端が開口された撓み空間とともに、スライダ
ー収納部8が形成されている。なお、弾性部12は係止
突起13に付勢力を付与するとともに、スライダー31
を保持且つ案内する機能をも併せ持っている。
【0017】次に、図1に示すように第2コネクタ3
は、ハウジング16の後方側に端子収容室17が設けら
れ、前方側に第1コネクタ2を嵌合するための、言い換
えれば嵌合部4aを差し込むための筒状の嵌合口18が
設けられている。また、端子収容室17内には電線21
端部を加締めた雄型の接続端子19が収容されている。
また、ハウジング16上部には挿入部22が形成され、
この挿入部22には第1コネクタ2と第2コネクタ3と
の嵌合時に、第1コネクタ2側のロックアーム9やスラ
イダー31が挿入される。また、この挿入部22には、
略断面三角形状の突起である当接突起23が形成されて
おり、第1コネクタ2と第2コネクタ3の嵌合時に、第
1コネクタ2側のスライダー31に当接して該スライダ
ーを後方に押し込む。また、図1及び図4に示すように
挿入部22は係合部24により覆われているが、この係
合部24の後端24aは第1コネクタ2の係止突起13
が係止されるとともに、その前端下面には係止突起13
を円滑に挿入させるためテーパ面24bが形成されてい
る。
【0018】次に、図5乃至図7に示すようにスライダ
ー31は、蛇行状に折り曲げられたバネ部32と、ロッ
クアーム9の弾性部12に移動可能な状態に保持された
ガイド枠部33と、第2コネクタ3の当接突起23に当
接する先端の当接部34とから構成されており、ステン
レス鋼等の金属材料から一体成形されている。バネ部3
2は、図6に実線で示す伸長状態から想像線で示すよう
に圧縮状態に変形可能であり、弾性的に反発して元の伸
長状態に復帰する。なお、バネ部32の幅は、スライダ
ー収納部8内に嵌合可能な寸法に設定されている。
【0019】また、ガイド枠部33は、図7に示すよう
に上端が開口された枠状に形成されており、弾性部12
の両側に形成されたガイド部12aを両側から挟み込む
形状になっている。従って、スライダー31を第1コネ
クタ2に形成したスライダー収納部8に組付ける場合、
想像線で示すようにガイド枠部33内にガイド部12a
が差し込まれる。そして、バネ部32の後端側(図6中
の上端側)が枠部11a,11bの内壁に当接して、こ
の内壁を支点としてバネ部32が伸縮するようになる。
即ち、第1コネクタ2と第2コネクタ3の嵌合に際し
て、当接部34が当接突起23によって付勢されるバネ
部32が圧縮され、スライダー31はガイド12aに沿
って、言い換えれば弾性部12の長手方向に沿って円滑
に伸縮する。
【0020】次に、第1コネクタ2と第2コネクタ3と
の嵌合作用を説明する。先ず、第1コネクタ2には、ス
ライダー収納部8内にスライダー31を組付けるため
に、スライダー31のガイド枠部33に前述したように
ガイド部12aを差し込み、端子収容室5内に雌型端子
6を収容する。また、第2コネクタ3には、端子収容室
17内に雄型端子19を収容する。
【0021】次に、図1に示すように第1及び第2コネ
クタ2,3を対峙させ、第1コネクタ2を矢印aで示す
方向から第2コネクタ3内に差し込む。すると、図8に
示すように第1コネクタ2の嵌合部4aが第2コネクタ
3の嵌合口18内に嵌合され、ロックアーム9を構成す
る係止突起13が係合部24の前端側に当接する。そし
て、さらに第1コネクタ2を押し込むことで、ロックア
ーム9全体が前下がりに撓み、係合部24の前端下面に
テーパ面24bが形成されているので、係止突起13が
係合部24の下側にスムースに入り込む。この時、スラ
イダー収納部8の下面は、前下がりのテーパ面8a(図
1参照)が形成されているので、ロックアーム9の傾斜
に伴ってスライダー31全体も傾斜する。
【0022】そして、図9に示すように、さらに第1コ
ネクタ2を第2コネクタ3内に押し込むと、スライダー
31先端に設けた当接部34が第2コネクタ3に設けた
当接突起23に当接する。これから、さらに第2コネク
タ2を押し込み続けると、スライダー31のバネ部32
が圧縮されるので、当接突起23を支点として第1コネ
クタ2を押し戻そうとする離脱力が発生する。従って、
嵌合したと誤認して押し込みを中止すると、第1コネク
タ2が第2コネクタ3からバネ部32の反発力で抜け出
してしまい、中途嵌合状態を認識することができる。
【0023】次に、図10に示すように、第1コネクタ
2を第2コネクタ3内にさらに押し込み続けると、係止
突起13が係合部24の下側をすり抜けて、後端24a
に係止される。この時、ロックアーム9全体が水平状態
に復動するのに伴って、スライダー31の当接部34が
当接突起23の上方に外れる。従って、スライダー31
全体が傾斜状態から水平状態に移動するとともに、圧縮
されていたバネ部32の反発力で元の形状に復帰する。
よって、第1コネクタ2と第2コネクタ3は完全嵌合状
態となり、雌型端子6と雄型端子19は電気的に接続状
態となる。
【0024】上述したように、本実施形態の半嵌合防止
コネクタ1においては、別部材のスライダー31は中途
嵌合の防止機能を持つのみで、ロックアーム9の係止突
起13と係合部24の後端24aでコネクタ相互の嵌合
状態がロックされる。従って、仮にスライダー31が破
損してもロックアーム9は有効に作用し、コネクタ相互
の嵌合状態を確実に確保することができる。よって、自
動車等の組み立て時やメンテナンス時に中途嵌合状態を
確実に検知するとともに、厳しい環境下で使用しても係
止不良等によるコネクタ相互の離脱を防止することがで
き、高い信頼性の半嵌合防止コネクタを得ることができ
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半嵌合防止
コネクタは、第1コネクタのハウジングの一端に撓み変
形可能に設けられると共にその端部に係止突起を設けた
ロックアームと、該ロックアームの一部にガイドされな
がらハウジング内で伸縮可能なスライダーと、第2コネ
クタのハウジングの一端に設けられ、第1コネクタとの
嵌合途中にスライダー端部に設けた当接部に当接し、該
スライダーに反発力を発生させる当接突起とを備えてい
る。従って、第1コネクタが第2コネクタに嵌合する際
に、スライダーが第2コネクタ側の当接突起に当接する
ことで反発力が発生し、中途嵌合状態を確実に検知する
とともに、正規の嵌合位置まで嵌合されると、第1コネ
クタのロックアームの係止突起が第2コネクタの係合部
の一端に係止され、双方のコネクタが完全嵌合する。よ
って、第1コネクタと第2コネクタを係止するロックア
ームと、中途嵌合を防止するスライダーとが別部材であ
るので、スライダーが損傷してもコネクタの係止は確実
に行われ、信頼性の高い半嵌合防止コネクタを得ること
ができる。
【0026】また、前記半嵌合防止コネクタにおいて、
好ましくは前記スライダーが、伸縮自在に変形するバネ
部と、前記ロックアームを構成するガイドを挟みつつ摺
動するガイド枠部と、前記当接突起に当接する前記当接
部とを一体に設けたものである。従って、コネクタ嵌合
時に当接部が第2コネクタの当接突起に当接すること
で、バネ部が圧縮され第1及び第2コネクタ間に反発力
が生じて、中途嵌合状態を確実に検知することができ
る。しかも、スライダーは一部品からなるので、構造が
簡単であることと相まってコネクタへの組付けが簡単と
なり、生産性の向上と製造コストの低減を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半嵌合防止コネクタの一実施形態
を示す断面図である。
【図2】図1における第1コネクタの構成を示す平面図
である。
【図3】図1における第1コネクタの構成を示す側面図
である。
【図4】図1における第2コネクタの構成を示す平面図
である。
【図5】図1におけるスライダーの構成を示す斜視図で
ある。
【図6】図5におけるスライダーの構成を示す平面図で
ある。
【図7】図5におけるスライダーの構成を示す正面図で
ある。
【図8】図1における第1及び第2コネクタの嵌合開始
状態を示す断面図である。
【図9】図8におけるコネクタの嵌合途中状態を示す断
面図である。
【図10】図9におけるコネクタの完全嵌合状態を示す
断面図である。
【図11】従来のコネクタの一例を示す断面図である。
【図12】図11におけるコネクタの嵌合状態を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 半嵌合防止コネクタ 2 第1コネクタ 3 第2コネクタ 4、16 ハウジング 5、17 端子収容室 6、19 接続端子 9 ロックアーム 12 弾性部 13 係止突起 18 嵌合口 23 当接突起 24 係合部 31 スライダー 32 バネ部 33 ガイド枠 34 当接部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に嵌合される第1及び第2コネクタ
    と、 前記第1コネクタを構成するハウジングの一端に撓み変
    形可能に設けられるとともに、その端部に係止突起を設
    けたロックアームと、 前記ハウジング内に収納され、前記ロックアームの一部
    によりガイドされながら自己の弾性によって伸縮するス
    ライダーと、 前記第2コネクタを構成するハウジングの一端に設けら
    れ、前記第1コネクタとの嵌合時に前記係止突起を係止
    させる係合部と、 前記第2コネクタを構成するハウジングの一端に設けら
    れ、前記第1コネクタとの嵌合途中に前記スライダーの
    端部に設けた当接部に当接し、前記スライダーの弾性に
    より前記ハウジング間に反発力を発生させる当接突起を
    備えたことを特徴とする半嵌合防止コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記スライダーは、伸縮自在に変形する
    バネ部と、前記ロックアームを構成するガイドを挟みつ
    つ摺動するガイド枠部と、前記当接突起に当接する前記
    当接部とを一体に設けたものであることを特徴とする請
    求項1記載の半嵌合防止コネクタ。
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