JP3009465B2 - 6,9−ビス(置換アミノ)ベンゾ〔g〕イソキノリン−5,10−ジオン類 - Google Patents
6,9−ビス(置換アミノ)ベンゾ〔g〕イソキノリン−5,10−ジオン類Info
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Description
キノリン−5,10−ジオン類に関し、さらに詳しくは、6,
9位の置換基が(アミノアルキル)アミノ置換基である
上記化合物に関する。これらの化合物は、生体外および
生体内で抗腫瘍活性を示す。
[(アミノアルキル)アミノ]アントラセン−9,10−ジ
オン類はすでに報告されている。特に重要なのは、アメ
タントロン(ametantrone)、すなわち1,4−ビス{[2
−(2−ヒドロキシエチルアミノ)エチル]アミノ}ア
ントラセン−9,10−ジオン、およびミトザントロン(mi
toxantrone)、すなわち5,8−ジヒドロキシ−1,4−ビス
{[2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)エチル]アミ
ノ}アントラセン−9,10−ジオンである(Zee−Cheng
ら,J.Med.Chem.,21巻、291〜4頁、1978年;Chengら,
“Progressin Medicinal Chemistry",Ellis,G.P.および
West,G.B.編集;Elsevier:Amsterdam,1983年;20,83頁お
よびその引用文献)。ミトザントロンは広いスペクトル
を有する腫瘍崩壊剤であり、その活性はアントラサイク
リン系抗生物質のドキソルビシンの活性に類似してい
る。臨床試験はミトザントロンが、病勢が進んだ乳癌、
急性の白血病とリンパ腫の治療に、特に有望な活性を有
することを示している(Legha,Drugs of Today,20巻629
頁1984年)。動物実験は、ドキソルビシンと比べて心臓
毒性が少ないことを示したが、ミトザントロンの場合で
も、すでにドキソルビシンで治療された大部分の患者
に、いくらかの臨床心臓毒性が観察されている(R.Stua
rt Harrisら,Lancet,219巻1984年およびその引用文
献)。
ンより効力が10倍低くかつ心臓毒性であると報告されて
いる。抗腫瘍同等有効投与量で上記2種の医薬を、非腫
瘍ラットに腹腔内経路で投与した後、ミトザントロンだ
けに遅延毒性が観察されたので、ミトザントロン中に5,
8−ジヒドロキシ置換基が存在することが遅延死亡に関
与しているかもしれないことを示唆している(Corbett
ら,Cancer Chemother,Pharmacol.,6巻161頁1981年)。
著なミエロデプレッシブ(myelodepressive)毒性を有
し、かつ両化合物は、糖タンパク質Pの過度発現(over
expression)によって仲介されるドキソルビシンに対す
る耐性を発生する細胞ヒストタイプ(cell histotype)
に対して交差耐性を示す。このような耐性は、多重医薬
耐性(multidrug resistance)と呼ばれているが、多数
の抗腫瘍抗生物質がもっており、このような抗生物質と
してはアムサクリン(amsacrine)とポドフィロトキシ
ンの誘導体がある。そしてこの耐性は前記抗生物質によ
り固形腫瘍(solid tumors)を治療する際に失敗する主
な理由の一つである。
化学療法による治療に対して一層抵抗性が強い固形腫瘍
(例えば肺、乳房および結腸の腫瘍)の増殖を阻害もし
くは遅延させるのに有効であるとともに多重医薬耐性を
発生する腫瘍のヒストタイプに対して有効な、新規なア
ントラセンジオン抗腫瘍剤を得るための研究が要望され
ている。
るための研究において、アントラセン−9,10−ジオン核
の各種の位置にヒドロキシ置換基および/または(アミ
ノアルキル)アミノ側鎖を有する化合物の研究がなされ
たが(Chengら,Drugs of the Future,8巻229頁1983
年)注目すべき改善はみられなかった。
の、例えば6,9−ビス(エトキシカルボニルアミノ)ベ
ンゾ[g]キノリン−5,10−ジオン(1)、6,9−ビス
(エトキシカルボニルアミノ)ベンゾ[g]イソキノリ
ン−5,10−ジオン(2)、6,9−ビス(エトキシカルボ
ニルアミノ)ベンゾ[g]キナゾリン−5,10−ジオン
(3)は、Pottsらが開示している(Synthesis,31,1983
年)。これらの化合物は、抗腫瘍剤の1,4−ビス[(ア
ミノアルキル)アミノ]アントラセン−9,10−ジオン類
と関連があると報告されていた。しかし、上記の化合物
類のいずれについても抗腫瘍活性は全く報告されていな
かった。ミトザントロンと近縁の、6,9−ジヒドロキシ
ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオンの1−[(ア
ミノアルキル)アミノ]誘導体(4)はDNA挿入剤とし
てすでに開示されているが“生体外”または“生体内”
の抗腫瘍活性は完全に欠除している(Croisy−Delcey
ら,Eur.J.Med.Chem.,23巻101〜106頁1988年)。
ベンゾ[g]キノリン−5,10−ジオン類(表I参照)
は、J.Med.Chem.,28巻1124〜26頁1985年に開示されてい
るが、この文献では、5,8−ビス[(アミノアルキル)
アミノ]−1−アザ−アントラセンジオン類と呼ばれて
いる。
ように、従来技術の化合物5は、対応する炭素環式類似
化合物(6)より明らかに活性が低い。
は類似体の6aと6bより細胞毒性(citotoxicity)が低
い。さらに化合物5aは、生体外では劣った細胞毒性を示
すが生体内では全く不活性であり、炭素環式類似体6aよ
りも活性と効力が低い。
の方法であるが、その効果は事例毎に評価しなければな
らない。
合、従来技術は窒素原子をアントラセンジオンの骨格に
導入することは抗腫瘍活性に対して有害であることを明
確に示している。実際にアザ−置換アントラセンジオン
類は、対応するアントラセンジオン類より細胞毒性が低
くかつ“生体内”では不活性である。
オン骨格にヘテロ原子を導入することが、より有効な抗
腫瘍剤を得ることができる方法であるとは考えないであ
ろう。
見したスクリーニング(J.Med.Chem.,21巻291〜4頁197
8年)は、マウス白血病P388の実験モデルを用いて行な
われたことはよく知られており、このモデルは、少なく
ともこのクラスの抗腫瘍抗生物質についてはヒトにおけ
る抗腫瘍活性を予測するのに役立っている。他の多くの
臨床上活性は抗腫瘍抗性物質は、例えばm−アムサクリ
ンおよびドキソルビシンのようにマウス白血病P388およ
び同L1210に対して活性である。
ト乳癌のような他の有意義な実験腫瘍で優れた活性を示
した。
ス[(アミノアルキル)アミノ]ベンゾ[g]イソキノ
リン−5,10−ジオン類が抗腫瘍剤として活性であること
を発見した。すなわち、これらの化合物は、マウス白血
病L1210と同P388、およびルイス肺癌とMX1ヒト乳癌に対
して高度に有効である。
合物及びその薬学的に許容される酸との塩である。
る炭素数2〜10のアルキル; 1又は2の酸素原子又は−NR4−を有し、水酸基(O
H)又は−NR2R3の1又は2により置換されていてもよい
炭素数2〜10のアルキル; R1は水素、炭素数1〜6のアルキル、−S(O2)R5、
又は−NR2R3により置換された炭素数2〜6のアルキ
ル; R2及びR3は同一又は異なつて水素、炭素数1〜10のア
ルキル、1又は2の水酸基(OH)により置換された炭素
数2〜10のアルキル、−COR5、−COOR5であり、R2及びR
3はその結合する窒素と共にエチレンイミン環又はアジ
リジン、モルホリン又はピロリジン環から選ばれた複素
環を示し、 R4は水素、炭素数1〜10のアルキル、炭素数2〜10の
ヒドロキシアルキル、−NR2R3により置換された炭素数
2〜10のアルキル、炭素数7〜10のアラルキル、フエニ
ル、−COR5、−COOR5又は−S(O2)R5; R5は炭素数1〜10のアルキルを示す。
鏡像体(光学的対掌体)、ジアステレオアイソマー(偏
左右異性体)、混合物にも係わる。
に許容される酸との非毒性塩にも係わる。例えば塩化水
素酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、ピロリン酸等の無機
酸との付加塩、酢酸、プロピオン酸、クエン酸、安息香
酸、乳酸、マレイン酸、フマール酸、コハク酸、酒石
酸、グルタミン酸、アスパルギン酸、グルコン酸、アス
コルビン酸等の有機酸との付加塩を挙げることができ
る。
素数1〜4の)アルキル、CF3、ハロゲン、ニトロ、ア
ミノ、アセチルアミノ、ホルミルアミノ、ジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ、ヒドロキシ、メトキシ及びエトキ
シ基のような置換基を有してもよいフエニルリングを意
味する。
ル、エチル、n−プロピル、sec−プロピル、n−ブチ
ル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、n−
ヘキシルを挙げることができる。
ル、4−メトキシベンジルを挙げることができる。式
(I)の化合物においてRが1又は2の酸素原子又は−
NR4−、シス−CH=CH−、トランス−CH=CH−、−C≡
C−から選ばれた1つを有し、水酸基又は−NR2R3の1
又は2により置換されていてもよい炭素数2〜10のアル
キルである場合、上記酸素原子間及び/又は−NR4−と
−NR2R3の間には少なくとも2個の炭素原子の存在する
のが好ましい。
素、窒素等の他のヘテロ原子を有していてもよい5〜6
員環の芳香族又は非芳香族の複素環である場合、上記複
素環の好ましい例は1−イミダゾリル、1−ピロリル、
1−テトラハイドロピロリル、1−ピラゾリル、4−モ
ルホリニル、1−ピペリジニル、1−ピペラジニル、1
−(4−メチル)−ピペラジニル、1−(4−ベンジ
ル)−ピペラジニルである。
数2〜10のアルキルである化合物が特に好ましい。
素数1〜6のアルキル、又はその結合する窒素と共に1
−エチレンイミン、1−ピロリジン、4−モルホリン、
1−ピペラジン、4−メチル−1−ピペラジン、4−ベ
ンジル−1−ピペラジン、1−ピペリジンから選ばれた
複素環を形成する残基; −(CH2)p−NR2R3、pは上記の通り、R2は水素、R3
は炭素数1〜6のアルキルである残基; −(CH2)p−NH−C(=NH)−NH2、pは上記の通り
である残基; −(CH2)p−NH−(CH2)q−OH、p及びqはそれぞ
れ独立して2、3、4から選ばれる整数である残基; −(CH2)p−OH、pは上記の通りである残基; −(CH2)p−O−(CH2)q−OH、p及びqは上記の
通りである残基。
ゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−(4′−モルホリノ)エチル]アミ
ノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[(2−ジメチルアミノ)エチル]アミ
ノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−(ジエチルアミノ)エチル]アミ
ノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−[ジ(sec−プロピル)アミノ]エチ
ル]アミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオ
ン; 6,9−ビス{[2−(1′−ピロリジノ)エチル]アミ
ノ]}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−(1′−アジリジノ)エチル]アミ
ノ]}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−メタンスルホニロキシ)エチル]ア
ミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[4−(アミノ)ブチル]アミノ}ベンゾ
[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[3−(アミノ)プロピル]アミノ}ベン
ゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−[(2−ヒドロキシエチル)アミ
ノ]エチル]アミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10
−ジオン; 6,9−ビス{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]アミ
ノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[(2−ヒドロキシ)エチル]アミノ}ベ
ンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチ
ル]アミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオ
ン; 6,9−ビス{[2−(メチルアミノ)エチル]アミノ}
ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−(エチルアミノ)エチル]アミノ}
ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−(n−プロピルアミノ)エチル]ア
ミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−(sec−プロピルアミノ)エチル]ア
ミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−(グアニジノ)エチル]アミノ}ベ
ンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[(2−アミノ−2,2−ジメチル)エチル]
アミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 本発明の化合物は式(II)の6,9−ジフルオロベンゾ
[g]イソキノリン−5,10−ジオンと式(III)の化合
物を反応させることにより、式(I a)の化合物を得、
次いで必要により下記の工程の1又は2以上を行うこと
により得られる。
はRに変換できる基である。
り式(I)の化合物を得る; b)R′が式(I)の化合物のRと同じ基の1つである
場合、式(I a)の化合物は式I)の化合物と同じであ
り、又、R′を必要により他のR基に変換することによ
り式(I)の他の化合物を得る; c)必要により得られた式(I)の化合物をサリフイケ
イシヨン(salification)及び/又は溶媒和するか、又
はその異性体を分離する。
溶媒の存在下、式(III)の化合物の理論量又は小過剰
の存在で行われる。溶媒の例としてはメチレンクロライ
ド、クロロホルム、1,1,1−トリクロロエタン、ジメト
キシエタン、テトラハイドロフラン、ジメチルスルホキ
シド、ジメチルホルムアミド、ピリジン、ピコリン、こ
れらの混合物が挙げられる。化合物(III)を溶媒とし
ても良い。又、必要によりアルカリ金属もしくはアルカ
リ土類金属の炭酸塩、炭酸水素塩等の無機塩基、トリア
ルキルアミン等の有機塩基の存在下、0℃から溶媒の還
流温度で反応を行うことができる。
ルスルホキシドのような溶媒中、化合物(II)の1当量
に対して、化合物(III)を2〜10当量使用し、室温か
ら50℃の範囲の温度で行われる。
qは上記の通りのヒドロキシアルキルアミノアルキルで
ある式(I)の化合物を得る場合は、Rが式−(CH2)
p−OS(O2)R5である式(I)の化合物と式H2N−(C
H2)q−O−E(IV)の化合物を反応させ、必要により
保護基Eを除去するのが良い。ここでEはトリアルキル
シラン、(ジアルキル)アリールシラン、ホルミル、ア
セチルのような水酸基の保護基である。
素であり、他方が水素もしくは炭素数1〜6のアルキル
である式(I)の化合物を得る場合は、式(II)の化合
物と式H2N−(CH2)p−N(COOR5)R3(V)の一方が
保護されたジアミンを反応させてR′が式−(CH2)p
−N(COOR5)R3である式(I a)の化合物を得、必要に
より保護基COOR5を除去するのが良い。ここでR3は水素
もしくは炭素数1〜6のアルキルであり、p及びR5は式
(I)と同様である。
G.M.,“有機合成における保護基”、第2巻、John Wile
y and sons,(1991)に記載がある。
(I)の化合物は、Rが式−(CH2)p−NH2である式
(I)の化合物と式H2N−C(=NH)SO3H(VI)の試薬
を、例えばTetra.Lett.(1988),29,3183−3186に記載
された方法に従って反応させることにより得られる。
ン−5,10−ジオンは1,4−ジフルオロベンゼンのピリジ
ン−3,4−ジカルボン酸無水物との反応により式(VII
a)及び(VII b)で示される構造の化合物を生成するフ
リーデル−クラフトアシル化反応を含む複数工程により
製造される: 式(VII a)及び(VII b)で示される化合物は次いで
30%発煙硫酸中、約140℃で環化反応を受けて式(II)
の化合物になる。
されているか、又は公知の方法により製造される。
0,2559及びJ.Med.Chem.,(1990),33,97に記載された
方法により製造される。
所(the U.S.National Cancer Institute)が開発した
プロトコルにしたがって“生体外”と“生体内”につい
て実施した。
は、転移性小結節から単離したヒト結腸腺癌細胞系(Lo
vo)、およびドキソルビシン、VP−16およびビンクリス
チンのようないくつかの抗腫瘍剤に対して後天的耐性を
有するサブラインを用いて行った。このサブライン(Lo
vo/DXと命名される)は、ドキソルビシンの蓄積とタン
パク質の過剰発現の減少を示す(Grandi,M.,Geroni,C.,
Giuliani,F.C.British,J.Cancer,54巻515頁1986年)。
本発明の化合物は、ミトザントロン、アメタントロンお
よびドキソルビシンと比較して、MTT検定法にしたがっ
て試験した(Mosman,T.,“Rapid Colorimetric assay f
or cellular growth and survival:application to pro
liferation and cytotoxicity assay",J.Immunol.Metho
ds,65巻55〜63頁1983年;Green,L.M.,“Rapid colorimet
ric assay for cell viability;application to the qu
antitation of cytotoxic and growth inhibitory lymp
hokines",J.Immunol.Methods,70巻257〜268頁1984
年)。データは表VIに報告してある。
メタントロンとミトザントロンと同等に細胞毒性であっ
たが、本発明の実験部分の実施例4に記載された化合物
の6,9−ビス{[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミ
ノ}−ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン(10
a)が最高の細胞毒性を示した(その細胞毒性はミトザ
ントロンより優れている)。アメタントロンまたはミト
ザントロンをLovo/DX細胞系内で試験したとき、それぞ
れ耐性係数R.I.(耐性細胞系のIC50:感受性細胞系のIC
50の比率と定義する)が101.2と29.0の高さであること
が見いだされたが、このことはこのサブラインがミトザ
ントロンとアメタントロンに対して後天的耐性をもって
いたことを示している。一方、本発明の代表的化合物を
同じ耐性サブライン内で試験したとき、本発明の実験部
分の実施例4、22、5、8および7にそれぞれ記載され
ている化合物10a、12c、10b、10eおよび10dについて観
察できるように、ミトザントロンとアメタントロンに対
する交差耐性は全く起こらなかった。これらの化合物
は、一般に、アメタントロンが感受性のLovo細胞系に示
したのと同じIC50値を上記耐性サブラインに対して示し
た。化合物10aは特に、Lovo/DX細胞系内でミトザントロ
ンより活性が大であった。
物が、多重医薬耐性で媒介される腫瘍耐性を克服するた
めに有用であるということを示唆している。
血病細胞に対して行ったが、この細胞は、10%二酸化炭
素と90%空気の湿潤環境中37℃で増殖させた懸濁培養物
〔10%ウマ血清、グルタミン、ペニシリンおよびストレ
プトマイシンを補充したマッコイ5A培地(McCoy's 5A m
edium)〕に保持したものを用いた。本発明の化合物
は、ジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解し、適切な濃
度で上記の懸濁細胞に添加した。72時間連続して暴露し
た後、細胞濃度をコールターカウンター(Coulter Coun
ter)を用いてカウントし、下記式を用いて、増殖阻害
率を計算した。
5aと比較して表IIに報告してある(5aの構造については
表Iを参照)。
験は、P388とL1210のマウス白血病モデルを用いて実施
した。
p)または静脈内(iv)に注射した。治療は、腫瘍を移
植してから約24時間後に開始し、医薬の投与量が、予め
決められたプロトコルにしたがって、ip(P388ip/ip)
またはiv(P388iv/iv)で、通常3日間隔(P388iv/iv)
または4日間隔(P388ip/ip)で投与された。この試験
は60日間にわたって行い、各マウスの死亡日を記録し
た。T/C%値は下記式にしたがい、各グループについて
平均生存時間(MST)を用いて決定した。
実施例12に記載された、ジマレイン酸塩としての6,9−
ビス{[2−(アミノ)エチル]アミノ}ベンゾ[g]
イソキノリン−5,10−ジオン10i(10iマレイン酸塩)、
および実施例4に記載された6,9−ビス{[(2−ジメ
チルアミノ)エチル]アミノ}ベンゾ[g]イソキノリ
ン−5,10−ジオン10aは、P388iv/ivモデルでメトザント
ロンより優れた活性を示した。本発明の化合物10iは、
実施例12に記載された塩酸塩(10i・HCl)およびジマレ
イン酸塩(10iマレイン酸塩)として、p388ip/ipモデル
でもミトザントロンより優れていた。その上、本発明の
上記の代表的化合物は、充分許容される広範囲の投与量
にわたって抗白血病活性を示し、特に、最大許容投与量
より低い投与量で活性であった。このことはミトザント
ロンと比べてより有利な治療係数が得られることを示し
ている。その試験結果は表VIIIと表IXに示してある。
ス白血病モデルで評価した。
し、治療は腫瘍を移植してから約24時間後に開始した。
医薬投与量を、予め決められたプロトコルにしたがい、
通常4日間隔で投与した。試験は60日間にわたって行
い、各マウスの死亡日を記録した。T/C%は、下記式に
したがって、各グループの平均生存時間(MST)を使っ
て決定した。
の化合物10a、実施例12の化合物10i・HCl、および実施
例17で製造された6,9−ビス{[2−(2−ヒドロキシ
エチルアミノ)エチル]アミノ}ベンゾ[g]イソキノ
リン−5,10−ジオン10l(ジマレイン酸塩)]は、従来
技術の化合物5aと比べて驚くべき優れた抗白血病活性を
有することは明かである。
病活性とミトザントロン間に、明らかに有利な比較結果
がやはり認められる。
イス肺癌とヒト乳癌MX−1のモデルを用いて示した。こ
れらの腫瘍モデルは、臨床上有用な抗腫瘍剤を選択する
のに用いるスクリーンパネルとして米国国立癌研究所
(U.S.NCI)が使用している8種の移植腫瘍のパネルに
含まれている(R.K.Y.Zee ChengおよびC.C.Cheng.“Scr
eening and evaluation of anticancer agents",Meth.a
nd Find.Expl.Clin.Pharmacol.,10(2)巻67〜101頁19
88年)。一例として、表XIIに、本発明の代表的化合物
の6,9−ビス{[(2−アミノ)エチル]アミノ}ベン
ゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン・ジマレイン酸塩
(10i・マレイン酸塩;実施例12)のこれら2種の固形
腫瘍に対する活性のデータを示してある。
とL1210の白血病、マウスルイス肺癌およびヒト乳癌MX
−1の“生体内”モデルに対して優れた試験結果を示
し、このことから、ヒトにも優れた結果が得られると予
想されるので、本発明に開示された化合物は、ヒト白血
病と固形腫瘍に対して効力があると考えられる。
約0.4gの範囲の量で投与すると、哺乳類の癌の退行およ
び/または緩和を誘発する治療用組成物の活性成分とし
て使用することができる。好ましい投与計画は、約1mg
〜約50mg/kg体重/日であろう。単位投与量として、約7
0kgの体重の患者に対して、約70mg〜約3.5gの活性化合
物が24時間内に投与されるように採用することができ
る。この投与量は、他の治療計画、例えば放射線治療法
に適合するように調節することができる。
セル剤、座剤、凍結乾燥された粉剤および静脈投与用の
液剤の形態であってよい。
ではない。またその変形は当該技術分野の当業者にとっ
て容易に分かるであろう。関連する式は表I、III、IV
およびVに示してある。
水酢酸(30ml)を混合して2時間還流した。過剰の無水
酢酸を蒸留により除去し、無水物を昇華(123℃、3mmH
g)により集め、白色固体として化合物7(10.1g,76
%)を得た。
(8a)及び3−(2′,5′−ジフルオロベンゾイル)イ
ソニコチン酸(8b) 化合物7(5.0g,0.033mol)と塩化アルミニウム(17.
5g,0.131mol)の混合物を1,4−ジフルオロベンゼンに溶
解し、オイルバスで110℃で22時間加熱した。過剰の1,4
−ジフルオロベンゼンを蒸留により回収した。残渣を氷
浴で冷却し、氷水(75ml)及び濃塩酸(6.3ml)でクエ
ンチした。沈殿した固体を濾過、乾燥して白色粉末(7.
7g,87%)を得た。このものをアセトニトリル及び水か
ら再結晶した;m.p.214−217℃.1H NMR(DMSO−d6),9.
15(s),8.90(d),8.80(d),7.90(d),7.5
(m),7.4(m)。
オン(9) 化合物8a及び8bのケト酸混合物(3.0g,0.011mol)を
発煙硫酸(7.5ml,30%SO3)に溶かしオイルバスで135〜
140℃で3時間加熱した。室温まで冷却した後、混合物
を氷(200ml)の中に投入し重炭酸ナトリウムで中和し
た。メチレンクロライドで抽出すると黄色固体の化合物
9(2.0g,72%)を得た;m.p.199−200℃.1H NMR(CDCl
3)9.54(s,1H),9.12(d,1H),8.03(d,1H),7.57(m,
2H)。
ノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン(10a) 6,9−ジフルオロベンゾ[g]イソキノリン−5,10−
ジオン,9(20mg,0.08mmol)及びN,N−ジメチルエチレン
ジアミン(ピリジン中1M溶液の0.8ml,0.8mmol)の混合
物を室温で48時間撹拌した。大部分のピリジンを蒸発さ
せ、エーテルを加え濾過により生成物10aを得た(24mg,
70%),m.p.167−168℃;1H NMR(CDCl3)11.06(br t,
1H),10.97(br t,1H),9.63(s,1H),8.92(d,1H),8.
13(d,1H),7.32(m,2H),3.54(q,4H),2.7(t,4H),
2.38(s,12H);mass spectrum m/z(relative intensit
y)381(2.0,M+),59(5.4),59(100);U.V.λmax(2
−メトキシエタノール)580(sh,6200),614(10,60
0),661(12,700)。
ノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン(10b) ピリジン(2ml)中N,N−ジエチルエチレンジアミン
(684mg,5.9mmol)の溶液をピリジン(2ml)中の化合物
9(202mg,0.82mmol)に加えた。紫色の混合物を室温で
48時間撹拌した(この時点ではTLC分析で一つの青色成
分を示した:シリカゲル5%MeOH/CHCl3)。過剰の塩基
及びピリジンを窒素ガスの緩やかな気流により蒸発させ
た。粗生成物を一晩減圧下に置いた。残渣に氷水を加え
て濾過乾燥により固体を集めた(330mg,84%);m.p.142
−144℃。1H NMR(CDCl3)11.10(t,1H),11.00(t,1
H),9.60(s,1H),8.92(d,1H),8.10(d,1H),7.25
(m,3H),3.50(m,1H),2.82(m,1H),2.35(m,3H),1.
10(m,12H). Anal.Calcd for C25H35N5O2:C,68.62;H,16.00;N,7.31. Found:C,67.95;H,16.05;N,7.28. 実施例6 6,9−ビス{[2−[ジ(sec−プロピル)アミノ]エチ
ル]アミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン
(10c) メタノール(1ml)及び水(1ml)中の化合物9(100m
g,0.41mmol)にN,N−ジイソプロピルエチレンジアミン
(588mg,4.1mmol)を加えた。混合物を室温で88時間撹
拌し、次いで氷水に注いだ。濾過により青色の沈殿が得
られた。固体をカラムクロマトグラフイーによりシリカ
ゲルで精製した。最初の展開溶媒はクロロホルムで、次
いでクロロホルム中2%及び20%のメタノールを用い
た。後者の展開溶媒を濃縮して目的物10cを163mg(81
%)得た。
9.63(s,1H),8.92(d,1H),8.13(d,1H),7.33(m,2
H),3.45(2q,4H),3.10(h,4H),2.82(t,4H),1.08
(d,24H). Anal.Calcd for C29H43N5O2:C,70.55;H,8.78;N,14.19. Found:C,69.23;H,8.71;N,13.43. 実施例7 6,9−ビス{[2−(1′−ピロリジノ)エチル]アミ
ノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン(10d) ピリジン(2ml)中1−(2−アミノエチル)ピロリ
ジン(690mg,6.0mmol)をピリジン(2ml)中の化合物9
(202mg,0.82mmol)に加えた。混合物を室温で49時間撹
拌した。過剰の塩基及びピリジンを窒素の緩やかな気流
により除去した。残渣を一晩減圧下に置いた。氷水を残
渣に加えて粘稠な固体を分離した。生成物をクロロホル
ム(3×35ml)で抽出し、抽出液を硫酸ナトリウムで乾
燥し、クロロホルムをロータリーエバポレーターで除去
して標記の化合物(260mg,73%)を得た;TLC,シリカゲ
ル,5%MeOH/CHCl3,一つの青色スポツト;m.p.141−142
℃。1H NMR(CDCl3)11.15(t,1H),11.00(t,1H),9.
65(s,1H),8.90(d,1H),8.05(d,1H),7.35(m,2H),
3.65(m,4H),2.90(m,4H),2.70(m,8H),1.85(m,8
H). Anal.Calcd for C25H31N5O2:C,69.26;H,7.21;N,16.15. Found:C,69.02;H,7.25;N,16.00. マレイン酸塩 窒素雰囲気下、エタノール(5ml)中のマレイン酸(2
71mg;2.34mmol)の溶液をエタノール(20ml)中の化合
物10d(450mg;1.04mmol)の撹拌懸濁液に加えた。2時
間撹拌した後、ジエチルエーテル(25ml)をゆつくりと
加え、沈殿を濾過し、減圧下40℃で乾燥して10dの吸湿
性ジマレエート(580mg)を得た;m.p.164−166℃。
0.24. Found:C,57.85;H,5.99;N,10.14. 実施例8 6,9−ビス{[2−(4′−モルホリノ)エチル]アミ
ノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン(10e) ピリジン(2ml)中4−(2−アミノエチル)モルホ
リン(220mg,1.7mmol)の溶液をピリジン(1ml)中の化
合物9(102mg,0.42mmol)に加えた。紫色の混合物を室
温で120時間撹拌した。過剰のアミン及びピリジンを窒
素の緩やかな気流により蒸発し、残渣を一晩減圧下に置
いた。混合物をクロロホルム中に入れ濾過した。クロロ
ホルムを除去すると青色固体が得られTLC(シリカゲル,
25%MeOH/75%CHCl3/水酸化アンモニウム水溶液数滴)
により一つの青色スポツトを示した(140mg,72%);1H
NMR(CDCl3)11.015(m,1H),10.90(m,1H),9.62
(d,1H),8.90(d,1H),8.10(d,1H),7.25(m,2H),3.
80(m,8H),3.55(m,4H),2.75(t,4H),2.50(m,8
H)。
ノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン(10f) 実施例4の操作を繰り返して化合物9とN−(2−ア
ミノエチル)アジリジンを反応させ、ピリジンを蒸発さ
せて得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーにより精製した。CHCl3中10%CH3OHにより展開した大
きな青色バンドを集め、メチレンクロライドとリグロイ
ンの混合物から再結晶したところ、濃青色の固体が得ら
れた。m.p.100−103℃;1H NMR(CDCl3)11.23(br,1
H),11.15(br,1H),9.73(s,1H),8.91(d,1H),8.12
(d,1H),7.40(d,1H),7.38(d,1H),3.69(q,4H),2.
60(t,4H),1.85(m,4H),1.24(m,4H);mass spectrum
m/z(relativeintensity)377(100,M+),278(72.
7),56(12.6). Anal.Calcd for C21H23N5O2:C,66.82;H,6.14;N,18.55. Found:C,66.50;H,6.00;N,18.20. 実施例10 6,9−ビス{[2−[N−(t−ブトキシカルボニル)
アミノ]エチル]アミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−
5,10−ジオン(10g) ピリジン(4.0ml)中化合物9(0.10g,0.41mmol)及
びN−(t−ブトキシカルボニル)エチレンジアミン
(Synth.Comm.,20,2559,1990;0.65g,4.10mmol)の溶液
を室温で24時間撹拌した。水(20ml)を添加して、濾
過、水洗、乾燥して10g(0.17g,80%)を得た。m.p.213
−216℃;CHCl3:CCl4の混合物から再結晶によりm.p.215
−216℃の濃青色の固体を得た。1 H NMR(CDCl3)11.07(br,1H),10.96(br,1H),9.49
(s,1H),8.90(d,1H),7.99(d,1H),7.32(s,2H),5.
30(br,2H),3.58(m,4H),3.47(m,4H),1.56(s,18
H);mass spectrum m/z(relative intensity)525(10
0,M+),339(51.9),57(87.7). Anal.Calcd for C27H35N5O6:C,61.70;H,6.73;N,13.32. Found:C,61.18;H,6.29;N,12.88. 実施例11 6,9−ビス{[2−(N−t−ブトキシカルボニル−N
−メチルアミノ)エチル]アミノ}ベンゾ[g]イソキ
ノリン−5,10−ジオン(10h) 乾燥ピリジン(5ml)中N−(t−ブトキシカルボニ
ル)−N−メチルエチレンジアミン(0.824g,4.73mmo
l)(J.Med.Chem.,33,97,1990)の撹拌溶液中に6,9−ジ
フルオロベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン(0.
29g,1.18mmol)を加えた。反応混合物を窒素雰囲気下室
温で24時間撹拌し、次いで更に50℃で8時間撹拌した。
溶媒を減圧下に除去して得られた青色残渣をCH2Cl2(50
ml)中に入れ、5%NaHCO3溶液(2×30ml)及び水(30
ml)で洗浄した有機層を合わせてNa2SO4で乾燥し減圧下
で溶媒を蒸発させた。
シユ,50g,展開溶媒CH2Cl2:酢酸エチル:MeOH93:5:2)よ
り青色残渣を精製したところ、青色結晶400mg(61%)
を得た。m.p.161.5−162.5℃(CH2Cl2:ヘキサンから再
結晶)。1H NMR(CDCl3)1.49(s,18H);2.94(s,6
H);3.45−3.75(m,8H);7.25−7.55(m,2H);8.12(d,
1H);8.95(d,1H);9.62(s,1H);10.95−11.23(m,2H,
D2Oで交換可能) 実施例12 6,9−ビス{[2−(アミノ)エチル]アミノ}ベンゾ
[g]イソキノリン−5,10−ジオン(10i) ジフルオライド9から:窒素雰囲気下、ピリジン(80m
l)中化合物9(4.00g,16.3mmol)の撹拌溶液に1,2−ジ
アミノエタン(8.72ml;130.5mmol)を加えた。わずかに
発熱反応が起こり水浴で20℃に冷却した。反応混合物を
室温で34時間撹拌し、次いで−5℃に30分間冷却して、
固体を窒素気流下吸引分離し、減圧下30℃で一晩乾燥し
た。得られた粗生成物(6.07g)を40℃でメタノール(2
0ml)中に溶解して再結晶し次いでメチレンクロライド
(100ml)及びn−ヘキサン(300ml)により再沈殿して
青色固体10iを5.12g得た。1H NMR(CDCl3)11.10−11.3
0(2m,2H),9.53(s,1H),8.93(d,1H),8.13(d,1H),
7.35(m,2H),3.55(g,4H),3.10(t,4H).HPLCリクロ
スファー(Lichrospher)100RP18,5μm;展開溶媒:ナト
リウムヘプタンスルホネート2g/l in H2O:CH3CN:ジオキ
サン75:20:5,pH3 with H3PO4:λ=245nm;flow 1ml/min;RT=8.80分 マレイン酸塩:窒素雰囲気下、エタノール(170ml)及
びメタノール(30ml)の混合物中に遊離塩基10i(3.50
g;10.8mmol)を50℃で10分間加熱して溶解し、次いでエ
タノール(30ml)中マレイン酸(2.87g,24.7mmol)の溶
液を加えた。更に50℃で5分間加熱した後、混合物を室
温まで冷却し、次いで4℃に2時間放置した。窒素気流
下吸引により分離した沈殿を減圧下40℃で乾燥して粗ジ
マレエート5.75gを得た。
℃でエタノールを完全な溶液が得られるまで(約300m
l)を滴下し、次いで更にエタノール(400ml)を加え混
合物を室温まで冷却した。12時間後沈殿を吸引分離し、
エタノール(15ml)及びジエチルエーテル(10ml)で洗
浄し、次いで減圧下30℃で5時間乾燥して10iのジマレ
エート4.22gを得た;m.p.176−178℃収縮(shrinking),
245℃以下で溶融せず;Anal.Calcd for C17H19N5O2・2C4
H4O4・1.5H2O:C,51.37;H,5.17;N,11.98.Found:C,51,31;
H,4.99;N,11.93.1 H NMR(DMSO−d6)10.92(br,1H),10.87(br,1H),9.
45(s,1H),9.01(m,1H),8.08(m,1H),7.59(s,2H),
6.03(s,4H),3.76(br,4H),3.08(m,4H).U.V.,1.528
mg in water(50ml),nm(E1%):641(271),597(24
5),313(98),273(257),246(479). 塩酸塩: a)アミン10iから:塩化水素ガスを溶液が青色でなく
なるまで粗アミンのクロロホルム溶液中にバブルさせ
た。固体を濾過、乾燥して濃青色の吸湿性の固体を得た
(0.174g,26%),m.p.209−212℃;1H NMR(DMSO−d6)
10.91(br,2H),9.44(s,1H),9.01(d,1H),8.23(br,
4H),8.09(d,1H),7.74(s,2H),3.84(m,4H),3.02
(m,4H). Anal.Calcd for C17H19N5O2・2HCl・4H2O;C,44.94;H,6.
43;N,15.41. Found:C,44.52;H,5.29;N,14.53. 遊離のアミンはNMRサンプルに固体の炭酸カリウムを
加えることにより再生された。1H NMR分析により遊離ア
ミンの存在が確認された。
乾燥クロロホルム(10ml)中の10g(0.160g,0.30mmol)
の溶液中に30分間バブルさせた。濃青色の固体を濾過、
乾燥した(0.115g,95%);m.p.213−215℃。1H NMR分析
により10iの塩酸塩と確認された。
ノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン(10j) 化合物9と1,2−ジアミノエタンを用いて実施例12の
操作を繰り返し、粗反応混合物をシリカゲルカラムに通
した。カラムに無水酢酸(30ml)を加え、15分間放置し
た。1:4 CH3OH:CHCl3により展開した大きな青色留分10j
をCHCl3:CH3OHの混合物から再結晶して青色固体(0.240
g,35%)を得た。m.p.155−156℃;1H NMR(DMSO−d6)
11.12(t,1H),11.02(t,1H),9.42(s,1H),8.95(d,1
H),8.15(br,2H),8.03(d,1H),7.62(s,2H),3.57
(m,8H),1.83(s,6H);mass spectrum m/z(relative
intensity)409(2.5,M+),337(6.4),86(100). Anal.Calcd for C12H23N5O4:C,61.60;H,5.67;N,17.10. Found:C,61.37;H,5.42;N,16.89. 実施例14 6,9−ビス{[2−(メチルアミノ)エチル]アミノ}
ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン トリハイド
ロクロライド(10k) CHCl3(40ml)中の6,9−ビス{[2−(N−t−ブト
キシカルボニル−N−メチルアミノ)エチル]アミノ}
ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン(10h)(440
mg,0.795mmol)の溶液にエタノール性HCl(6.7N,2.0m
l)を加えた。反応混合物を窒素雰囲気下室温で24時間
撹拌し、次いで得られた濃緑色の結晶を濾過により集
め、無水エタノールで洗浄し減圧下40℃で乾燥して純粋
な生成物945mg(94%収率)を得た。m.p.188℃分解(DS
C evaluation)。
6.03;N,14.14;Cl 23.60. Found:C,45.75;H,6.06;N,14.04,Cl 21.32. HPLC リクロスファー100 RP18.5μm;展開溶媒:K2HPO4
25mM,n−C7H15SO3Na 2mg/ml in H2O:CH3CN:ジオキサ
ン80:15:5,pH2.7with HClO4:λ=275nm,flow 1ml/min.,
RT20.11分 U.V.,1.07mg in 20.0ml of water:nm(E 1%):641
(290);597(267);313(106);273(278);247(48
6).1 H NMR(D2O)2.75(s,6H),3.30−3.45(m,4H),3.80
−3.95(m,4H),7.38(a,2H);8.17(d,1H),8.85(d,1
H),9.27(s,1H). 実施例15 6,9−ビス{(2−ヒドロキシエチル)アミノ}ベンゾ
[g]イソキノリン−5,10−ジオン(11a) ジフルオライド9(1.0g,4.1mmol)及び2−アミノエ
タノール(2.5g,40.8mmol)をピリジン(7ml)中に入
れ、室温で18時間撹拌した。混合物を水(50ml)に注
ぎ、濾過、乾燥して生成物11a(1.26g,94%)を得た。
m.p.236−239℃。メタノールより再結晶して暗青色針状
結晶を得た。m.p.237−239℃;1H NMR(DMSO−d6)11.2
8(t,1H),11.19(t,1H),9.43(s,1H),8.94(d,1H),
8.03(d,1H),7.56(s,2H),5.01(t,2H),3.69(m,4
H),3.54(m,4H). Anal.Calcd for C17H17N3O4;C,62.38;H,5.25;N,12.83. Found:C,62.21;H,5.12;N,12.50. 実施例16 6,9−ビス[(2−メタンスルホニロキシエチル)アミ
ノ]ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン(11b) 窒素雰囲気下、化合物11a(0.30g,0.92mmol)の乾燥
ピリジン(4ml)溶液を室温で10分間撹拌した。メタン
スルホニルクロライド(0.24g,2.07mmol)を加え、混合
物を20分間撹拌した。混合物を氷水(20ml)中にクエン
チし、固体を濾過した。クロロホルム−リグロインの混
合物より再結晶して青色固体(0.294g,66%)を得た。
m.p.116−118℃;1H NMR(CDCl3)10.98(br,2H),9.59
(s,1H),8.97(d,1H),8.09(d,1H),7.38(d,1H),7.
34(d,1H),4.50(t,4H),3.83(q,4H),3.09(s,6
H). Anal.Calcd for C19H21N3O8S2;C,47.20:H,4.39;N,8.69. Found:C,46.80;H,4.31;N,8.48. 実施例17 6,9−ビス{[2−[(2−ヒドロキシエチル)アミ
ノ]エチル]アミノ}ベンゾ[g]−イソキノリン−5,
10−ジオン(10l) a)メシレート(11b)から 窒素雰囲気下、化合物11b(0.40g,0.83mmol)及び2
−(トリメチルシリルオキシ)エチルアミン(2.21g,1
6.5mmol)のピリジン(5.0mmol)溶液を室温で48時間撹
拌した。窒素気流下でピリジンを除去し、残渣をメチレ
ンクロライドで捕集した。溶液を飽和重炭酸ナトリウム
で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を除去し、
青色油状物質を減圧下一晩乾燥した。シリカゲルカラム
クロマトグラフイーによりSi−O結合の切断が判明し、
化合物10lが得られた。この生成物は1:5:5 Et3N:CH3:CH
Cl3混合物により展開し、濃縮にして化合物10lを油状物
質として得た。1H NMR(CDCl3)11.19(br,1H),11.06
(br,1H),9.46(s,1H),8.83(d,1H),7.98(d,1H),
6.98(s,2H),3.82(m,4H),3.52(m,4H),3.07(m,4
H),2.96(m,4H);U.V.(2−メトキシエタノール):57
0(sh,ε=7200),612(ε=13,200),658(ε=14,00
0). b)ジフルオライド(9)より 窒素雰囲気下、0℃で化合物9(1.00g;4.08mmol)の
ピリジン(30ml)撹拌懸濁液に2−[(2−ヒドロキシ
エチル)アミノ]エチルアミン(6.19ml;61.2mmol)を
加えた。
放置した。反応混合物をシリカゲル(100g)カラムクロ
マトグラフイーにより、先ずCHCl3:CH3OH 90:10によ
り、次いでCHCl3:CH3OH 85:15、最後にCHCl3:CH3OH:NH4
OH 85:15:1により展開した。目的物を含む留分を集め、
溶媒を除去して、更に残渣をシリカゲル(95g)カラム
クロマトグラフイーで精製し、CHCl3:CH3OH:NH4OH 95:
5:0〜80:20:2の濃度で展開した。最後に等級Iの塩基性
アルミナ(25g)を用いてCH2Cl2:EtOH 96:4で展開精製
し、エタノール(0.5ml)及びメチレンクロライド(10m
l)の混合物より再結晶して、化合物10l(142mg)を得
た。
エタノール(6ml)中に窒素雰囲気下溶解し、マレイン
酸(87mg;0.75mmol)のエタノール(3ml)溶液を室温で
加えた。4℃で3時間冷却後、得られた青色結晶を窒素
気流下、吸引分離し、エタノール(1ml)及びジエチル
エーテル(2ml)で洗浄し、減圧下40℃で乾燥してジマ
レエート塩10l(160mg)を得た。m.p.132−133℃;1H N
MR(DMSO−d6)10.94(br,1H),10.88(br,1H),9.47
(s,1H),9.02(d,1H),8.60(br,2H),8.09(d,1H),
7.63(s,2H),6.01(s,4H),5.32(br,2H),3.89(m,4
H),3.71(m,4H),3.26(m,4H),3.12(m,4H),U.V.1.3
55mg in H2O(25ml):nm(E 1%):641(220),598
(208),312(85),272(221),246(406). Anal.Calcd for C21H27N5O4・2C4H4O4・H2O;C,52.52:H,
5.57;N,10.64. Found:C,52.49;H,5.56;N,10.61. 実施例18 6,9−ビス{[2−(2−メトキシエチルアミノ)エチ
ル]アミノ}ベンゾ[g]−イソキノリン−5,10−ジオ
ン(10m) 化合物11b(0.15g,0.21mmol)及び2−メトキシエチ
ルアミン(0.47g,6.20mmol)のピリジン(2.0ml)溶液
を窒素下室温で48時間撹拌した。ピリジン及び過剰のア
ミンを減圧下除去した。残渣をメチレンクロライドに溶
解し、飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。溶媒を除去し残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフイーにより1:1 CH3OH:CHCl3により展開
精製した。エタノール及びペンタンの混合物から再結晶
し、化合物10m(0.091g,66%)を得た。m.p.174−175
℃;1H NMR(CDCl3)11.08(br,1H),10.97(br,1H),
9.56(s,1H),8.90(d,1H),8.05(d,1H),7.31(s,2
H),3.62(m,8H),3.43(s,6H),3.08(t,4H),2.94
(t,4H),2.66(br s,2H);mass spectrum m/z(relati
ve intensity)441(100,M+),354(57.4),266(50.
5). Anal.Calcd for C23H31N5O4;C,62.57;H,7.09;N,15.86. Found:C,62.51;H,6.92;N,15.47. 実施例19 6,9−ビス{[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチ
ル]アミノ}ベンゾ[g]−イソキノリン−5,10−ジオ
ン(11c) 2−(2−アミノエトキシ)エタノール(446mg,4.25
mmol)のピリジン(1ml)溶液を化合物9(100mg,0.41m
mol)のピリジン(1ml)溶液に加えた。混合物を室温で
45時間撹拌した。過剰のアミン及びピリジンを緩やかな
窒素ガス気流により除去し、残渣の固体を減圧下に一晩
置いた。冷飽和NaCl溶液を固体に加え、生成物をクロロ
ホルム(6×25ml)で抽出した。抽出物を硫酸マグネシ
ウムで乾燥しロータリーエバポレーターで濃縮して化合
物11c(140mg)82%を得た。mp97−99℃;1H NMR(CDCl
3)11.15−11.35(2m,2H),9.60(s,1H),8.85(d,1
H),8.08(d,1H),7.30(m,2H),3.85(m,8H),3.57−
3.75(2m,9H),2.75−3.25(br s,1H). 実施例20 6,9−ビス{[3−(アミノ)プロピル]アミノ}ベン
ゾ[g]−イソキノリン−5,10−ジオン(12a) 1)遊離アミン:1,3−ジアミノプロパン(870mg,11.76m
mol)のクロロホルム(3ml)溶液を化合物9(300mg,1.
22mmol)のクロロホルム(6ml)に加えた。紫色の混合
物を室温で166時間撹拌した。混合物を濾過し、塩をク
ロロホルムで洗浄した。溶媒をロータリーエバポレータ
ーで除去し、残渣を減圧下一晩放置し、化合物12a(290
mg,93%)を得た。TLC(シリカゲル,25%MeOH/75%クロ
ロホルム/水酸化アンモニウム数滴)により一つの青色
スポツトがみられた。
11.15(m,1H),11.05(m,1H),9.45(s,1H),8.90(d,1
H),8.0(d,1H),7.55(br s,2H),3.55(br m,4H),4.
65(t,4H),3.75(t,4H),1.75(t,4H). Anal.Calcd for C19H23N5O2;C,64.57:H,6.56;N,19.81. Found:C,65.00;H,6.50;N,19.78. 2)マレエート塩:マレイン酸(11mg,0.86mmol)のメ
タノール溶液を化合物12a(100mg,0.28mmol)のメタノ
ール(2ml)及び酢酸エチル(2ml)溶液に加えた。更に
酢酸エチルを加えて得られた青色沈殿を濾過し、減圧下
で乾燥した(120mg,79%)。1H NMR(DMSO−d6)11.10
(t,1H),11.00(t,1H),9.45(s,1H),8.95(d,1H),
8.05(d,1H),7.75(br,4H),7.60(s,2H),6.0(s,4
H),3.60(m,4H),2.95(t,4H),1.95(m,4H). Anal.Calcd for C23H27N5O6;C,58.84:H,5.80;N,14.92. Found:C,58.75;H,5.70;N,14.85. 実施例21 6,9−ビス{[4−(アミノ)ブチル]アミノ}ベンゾ
[g]−イソキノリン−5,10−ジオン(12b) 1)遊離アミン:1,4−ジアミノブタン(960mg,10.9mmo
l)のクロロホルム(3ml)溶液を化合物9(319mg,1.3m
mol)のクロロホルム(6ml)に加えた。紫色の混合物を
室温で217時間(9日)撹拌した。沈殿した塩を濾過に
より除去し、濾液を緩やかな窒素気流下濃縮して遊離ア
ミン12b(400mg,80%)を得た。TLC(シリカゲル,25%M
eOH/75%クロロホルム/水酸化アンモニウム数滴)m.p.
80℃(softens)90−92℃.1H NMR(DMSO−d6)11.15
(m,1H),11.05(m,1H),9.42(s,1H),8.90(d,1H),
8.0(d,1H),7.5(br s,2H),3.45(m,4H),2.60(m,4
H),1.70(m,4H),1.45(m,4H). Anal.Calcd for C21H27N5O2;C,66.12:H,7.13;N,18.36. Found:C,64.26;H,6.95;N,17.42. 2)マレエート塩:マレイン酸(116mg,1mmol)の酢酸
エチル(4ml)溶液を化合物12b(124mg,0.40mmol)のメ
タノール(6ml)及び酢酸エチル(8ml)溶液に加えた。
青色油状物質を分離し、混合物を冷蔵庫に一晩置いた。
溶媒をデカンテイシヨンにより除去し得られた固体を酢
酸エチルで十分に洗浄して青色の非常に吸湿性の固体を
得た(125mg,63%)。1H NMR(DMSO−d6)11.20(m,1
H),11.10(m,1H),9.45(s,1H),8.95(d,1H),8.05
(d,1H),7.70(br s,4H),6.00(s,4H),3.55(m,4
H),2.85(m,4H),1.70(m,8H). Anal.Calcd for C29H35N5O10;C,56.76:H,5.75;N,11.41. Found:C,53.65;H,6.10;N,10.05. 実施例22 6,9−ビス{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]アミ
ノ}ベンゾ[g]−イソキノリン−5,10−ジオン(12
c) 3−ジメチルアミノプロピルアミン(700mg,6.9mmo
l)のピリジン(2ml)溶液を化合物9(100mg,0.41mmo
l)のピリジン(2ml)に加えた。混合物を室温で120時
間撹拌した。過剰のジアミン及びピリジンを緩やかな窒
素ガス気流により除去し、残渣を減圧下に一晩置いた。
残渣を冷水に加えクロロホルム(4×20ml)で抽出し
た。抽出液をNa2SO4で乾燥し、ロータリーエバポレータ
ーで濃縮した。青色固体をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフイーで精製した。先ず10%メタノール/90%クロロ
ホルム、続いて25%メタノール/75%クロロホルムで展
開した。25%エタノール/75%クロロホルムに少量の水
酸化アンモニウムを加えた混合物で生成物を展開した。
これらの留分を濃縮して目的物12cを92mg(55%)得
た。mp107−109℃.1H NMR(CDCl3):11.00−11.20(2
m,2H),9.63(s,1H),8.93(d,1H),8.12(d,1H),7.37
(s,2H),3.55(q,4H),2.55(m,4H),2.35(s,12H),
2.00(m,4H). 実施例23 6,9−ピス{[2−(エチルアミノ)エチル]アミノ}
ベンゾ[g]−イソキノリン−5,10−ジオン(10n) N−エチルエチレンジアミン(400mg,4.5mmol)のピ
リジン(1ml)溶液を化合物9(98mg,0.40mmol)のピリ
ジン(1ml)溶液に加えた。混合物を室温で66時間撹拌
した。ピリジン及び過剰のジアミンを緩やかな窒素ガス
気流により除去し、残渣を減圧下に一晩置いた。残渣に
クロロホルムを加えクロロホルム層を冷水で2回洗浄し
た。クロロホルム層をMgSO4で乾燥し、溶媒をロータリ
ーエバポレーターで除去した。青色固体を5%メタノー
ル/95%クロロホルムを用いたシリカゲルカラムクロマ
トグラフイーで精製した。展開剤をクロロホルム中5
%、10%次いで50%メタノールと徐々に変えた。目的物
を50%メタノール/48%クロロホルム/2%水酸化アンモ
ニウムにより展開した。溶媒を除去して、生成物(10
n)を32mg(21%)得た。mp101−102℃.1H NMR(CDC
l3):11.10(m,1H),11.00(m,1H),9.6(s,1H),8.9
(d,1H),8.05(d,1H),7.3(m,2H),3.55(m,4H),3.0
(t,4H),2.8(q,4H),1.15(t,6H). 実施例24 6,9−ビス{[2−(プロピルアミノ)エチル]アミ
ノ}ベンゾ[g]−イソキノリン−5,10−ジオン(10
o) N−プロピルエチレンジアミン(403mg,4.0mmol)の
ピリジン(1ml)溶液を化合物9(98mg,0.40mmol)のピ
リジン(1ml)溶液に加えた。混合物を室温で24時間撹
拌し、緩やかな窒素ガス気流により濃縮した。残渣を減
圧下に一晩置いた。残渣に冷水を加え水層をクロロホル
ム(5×40ml)で抽出した。抽出液を硫酸マグネシウム
で乾燥し、クロロホルムをロータリーエバポレーターで
除去した。青色固体をシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーで精製した。展開剤として先ず5%メタノール/95
%クロロホルムを用い、続いてメタノールの量を10%,2
0%、30%、40%及び50%に徐々に増加した。目的物を
水酸化アンモニウムを含む60%メタノール/40%クロロ
ホルムにより展開した。展開剤を除去して、生成物(10
o)を50mg(30%)得た。mp105−106℃.1H NMR(CDC
l3)11.15(m,1H),11.05(m,1H),9.6(s,1H),8.9
(d,1H),8.10(d,1H),7.3(m,2H),3.6(m,m,4H),3.
0(t,4H),2.75(t,4H),1.6(m,4H,H2O peak superimp
osed),0.95(t,6H). 実施例25 6,9−ビス{[2−(イソプロピルアミノ)エチル]ア
ミノ}ベンゾ[g]−イソキノリン−5,10−ジオン(10
p) N−イソプロピルエチレンジアミン(450mg,4.5mmo
l)のピリジン(2ml)溶液を化合物9(110mg,0.45mmo
l)のピリジン(1ml)溶液に加えた。瞬間的な過マンガ
ン酸様の着色がみられた。混合物を室温で40時間撹拌し
た。ピリジン及び過剰のジアミンを緩やかな窒素ガス気
流により除去し、残渣を減圧下に一晩置いた。残渣にク
ロロホルム(20ml)を加え、次いで冷水を加えた。青色
発色が水層にみられてから、クロロホルム(4×25ml)
で抽出した。合わせた抽出液をMgSO4で乾燥し、クロロ
ホルムをロータリーエバポレーターで除去した。得られ
た青色固体を先ずクロロホルムを用いたシリカゲルカラ
ムクロマトグラフイーで精製し、次いで、クロロホルム
中メタノールの量を2%,5%,10%,20%,40%及び50%
に徐々に変えて精製した。目的物を50%メタノール/49
%クロロホルム/1%水酸化アンモニウムにより展開し
た。展開剤を除去して、生成物(10p)を56mg(30%)
得た。mp136−137℃.1 H NMR(CDCl3)11.1(t,1H),11.0(t,1H),9.6(s,1
H),8.9(d,1H),8.1(d,1H),7.30(m,2H),3.6(m,4
H),3.0(t,4H),2.9(m,2H),1.05(d,6H). 実施例26 生体外での生物学的評価:ヒト結腸腺癌Lovo細胞につい
てのMTT検定 MTT検定は、Mosmann,T.,J.Immunol.Methods,65巻55〜
63頁1983年およびGreen,L.M.,J.Immunol.Methods,70巻2
57〜268頁1984年にしたがって実施した。
し、続いてさらに完全培地で希釈する。ヒト結腸腺癌細
胞Lovoとドキソルビシンに対して耐性のそのサブライン
(Lovo/DX)(2.5.104細胞/ml)を、96ウエルプレート
にプレートし、培地内で24時間予備インキュベートを行
う。その後、細胞を144時間医薬に曝露し、次にチアゾ
リルブルーテトラゾリウムブロミド溶液(MTT溶液)を
添加し、細胞を4時間再びインキュベートする。上澄み
液を除き、ジメチルスルホキシド150μlを添加してホ
ルマザンの結晶を可溶化する。プレートを570nmにてミ
クロプレートリーダー(microplate reader)で読み取
り、50%細胞増殖の阻害濃度(IC50;μg/ml)を計算す
る。
ン、ペニシリンおよびストレプトマイシンを補充したマ
ッコイ5A培地の懸濁培養物中に通常どおりに保持し、10
%の二酸化炭素と90%の空気の浸潤環境下で37℃にて増
殖させた。
メチルスルホキシドに溶解し、1mlのL1210細胞(105細
胞/試験管)に添加して、最終濃度が0.01、0.1および
1μg医薬/ml培養物のものを得た。医薬に連続して72
時間暴露した後、細胞の濃度をコールターカウンターで
測定した。増殖阻害率を各医薬について、下記の式を用
いて計算した。
照の50%にまで阻害するのに必要な医薬濃度の計算値)
を計算するのに使用した。
化合物のL1210白血病に対する生体外細胞毒性活性 化合物 実施例 IC50(μg/ml) 10a 4 0.006 10f 9 0.002 10i(a) 12 0.05 10l(b) 17 0.06 5a(c) − 0.155 (a)塩酸塩:10i・HCl (b)ジマレイン酸塩:10l・マレイン酸塩 (c)公知の化合物の6,9−ビス{[2−(ジメチルア
ミノ)エチル]アミノ}ベンゾ[g]キノリン−5,10−
ジオン:A.P.Krapchoら、J.Med.Chem.,28巻1124〜6頁19
85年 実施例28 生体内での生物学的試験:P388マウス白血病(iv/iv,d1,
4,7) DBA2マウスに106の細胞を腹腔内(ip)に逐次注射す
ることによって、P388マウス白血病細胞を生体内に保持
した。試験のために、CDF1マウスに、106のP388細胞を
静脈(i.v.)注射で接種し、治療を24時間後に開始し
た。医薬のi.v.投与量を1日目、4日目および7日目に
投与した。マウスは細胞毒性の徴候と生存について毎日
観察した。死亡日は、60日間の試験期間中、死亡したか
または殺した各動物について記録した。各治療グループ
に対する平均生存時間(MST)を計算し、T/C%を下記式
を使って測定した。
ビス{[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミノ}ベン
ゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン(10a)及び実施
例12の6,9−ビス{[2−(アミノ)エチル]アミノ}
ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン ジマレエー
ト(10iマレエート)の抗白血病活性を示す。
5,9) DBA2マウスに106の細胞を腹腔内(ip)に逐次注射す
ることによって、P388マウス白血病細胞を生体内に保持
した。試験のために、CDF1マウスに、106のP388細胞を
i.p.注射で接種し、治療を24時間後に開始した。医薬の
i.p.投与量を1日目、5日目および9日目に投与した。
マウスは細胞毒性の徴候と生存について毎日観察した。
死亡日は、60日間の試験期間中、死亡したかまたは殺し
た各動物について記録した。各治療グループに対する平
均生存時間(MST)を計算し、T/C%を下記式を使って測
定した。
ス{[2−(アミノ)エチル]アミノ}ベンゾ[g]イ
ソキノリン−5,10−ジオン ジマレエート(10i)の2
塩酸塩(10i・HCl)及びジマレエート(10i・マレエー
ト)塩の抗白血病活性を示す。
1,5,9) a)BDF1マウスに106の細胞を腹腔内(ip)に毎週注射
することによって、L1210マウス白血病細胞を生体内に
保持した。試験のために、マウスに、106のL1210細胞を
i.p.注射で接種し、治療を24時間後に開始した。医薬の
所望の投与量を1日目、5日目および9日目に投与し
た。マウスは細胞毒性の徴候と生存について毎日観察し
た。死亡日は、60日間の試験期間中、死亡したかまたは
殺した各動物について記録した。各治療グループに対す
る平均生存時間(MST)を計算し、T/C%を下記式を使っ
て測定した。
することによって、L1210マウス白血病細胞を生体内に
保持した。試験のために、CDF1マウスに、105のL1210細
胞をi.p.注射で接種し、治療を24時間後に開始した。医
薬の所望の投与量を1日目、5日目および9日目に投与
した。マウスは細胞毒性の徴候と生存について毎日観察
した。死亡日は、60日間の試験期間中、死亡したかまた
は殺した各動物について記録した。各治療グループに対
する平均生存時間(MST)を計算し、T/C%を下記式を使
って測定した。
1乳癌に対する抗腫瘍活性 a)マウスルイス肺癌とヒトMX−1乳癌 C57b1/6雌マウスに105の細胞を足に(im)移植した。
治療は、腫瘍を移植した(ゼロ日)から1日目、7日目
および15日目に静脈注射(iv)で行った。各治療グルー
プの平均腫瘍重量を、Geran.,R.I.ら、Cancer Chemothe
r.Rep.,3巻51〜61頁1972年にしたがって計算し、TWI%
は最後の医薬治療を終わってから7日後に下記式を使っ
て計算した。
マレイン酸塩(10iマレイン酸塩)としての6,9−ビス
{[2−(アミノ)エチル]アミノ}ベンゾ[g]イソ
キノリン−5,10−ジオン(10i)について表XIIに示し
た。
を皮下に(sc)移植した。治療は1週間に1回ずつ3週
間にわたって静脈注射で行った。3週間後、腫瘍の重量
は平均約150mgになった。すべての個々の腫瘍につい
て、治療開始時(Vo)に対する重量の変化(相対腫瘍重
量)は、1日毎の測定値(Vt)に対して、Vt/Voで表し
た。TWI%は、最終の医薬治療の7日後に、下記式を使
って計算した。
{[2−(アミノ)エチル]アミノ}ベンゾ[g]イソ
キノリン−5,10−ジオン(10i)のジマレエート塩(10i
マレエート)の結果を示す。
Claims (27)
- 【請求項1】遊離塩基としての下記式(I)の化合物及
びその薬学的に許容される酸との塩。 ここでRは OR1及び−NR2R3から選ばれた置換基の1又は2を有する
炭素数2〜10のアルキル; 1又は2の酸素原子又は−NR4−を有し、水酸基(OH)
又は−NR2R3の1又は2により置換されていてもよい炭
素数2〜10のアルキル; R1は水素、炭素数1〜6のアルキル、−S(O2)R5、又
は−NR2R3により置換された炭素数2〜6のアルキル; R2及びR3は同一又は異なつて水素、炭素数1〜10のアル
キル、1又は2の水酸基(OH)により置換された炭素数
2〜10のアルキル、−COR5、−COOR5であり、R2及びR3
はその結合する窒素と共にエチレンイミン環又はアジリ
ジン、モルホリン又はピロリジン環から選ばれた複素環
を示し、 R4は水素、炭素数1〜10のアルキル、炭素数2〜10のヒ
ドロキシアルキル、−NR2R3により置換された炭素数2
〜10のアルキル、炭素数7〜10のアラルキル、フエニ
ル、−COR5、−COOR5又は−S(O2)R5; R5は炭素数1〜10のアルキルを示す。 - 【請求項2】塩がマレイン酸塩又は塩酸塩である請求の
範囲第1項に記載の化合物。 - 【請求項3】Rが−(CH2)p−NH2、pが2、3又は4
である請求の範囲第1項に記載の化合物。 - 【請求項4】Rが−(CH2)p−NR2R3、pが2、3又は
4、R2及びR3は炭素数1〜6のアルキル、又は窒素と共
に複素環を形成する請求の範囲第1項に記載の化合物。 - 【請求項5】Rが−(CH2)p−NR2R3、pが2、3又は
4、R2は水素、R3は炭素数1〜6のアルキルである請求
の範囲第1項に記載の化合物。 - 【請求項6】Rが−(CH2)p−NH−C(=NH)−NH2、
pが2、3又は4である請求の範囲第1項に記載の化合
物。 - 【請求項7】Rが−(CH2)p−NH−(CH2)qOH、p及
びqがそれぞれ独立して2、3又は4である請求の範囲
第1項に記載の化合物。 - 【請求項8】Rが−(CH2)p−OH、pが2、3又は4
である請求の範囲第1項に記載の化合物。 - 【請求項9】Rが−(CH2)p−O−(CH2)q−OH、p
及びqがそれぞれ独立して2、3又は4である請求の範
囲第1項に記載の化合物。 - 【請求項10】6,9−ビス{[(2−(アミノ)エチ
ル]アミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオ
ン; 6,9−ビス{[2−(4′−モルホリノ)エチル]アミ
ノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[(2−ジメチルアミノ)エチル]アミ
ノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−(ジエチルアミノ)エチル]アミ
ノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−[ジ(sec−プロピル)アミノ]エチ
ル]アミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオ
ン; 6,9−ビス{[2−(1′−ピロリジノ)エチル]アミ
ノ]}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−(1′−アジリジノ)エチル]アミ
ノ]}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−メタンスルホニロキシ)エチル]ア
ミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[4−(アミノ)ブチル]アミノ}ベンゾ
[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[3−(アミノ)プロピル]アミノ}ベン
ゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−[(2−ヒドロキシエチル)アミ
ノ]エチル]アミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10
−ジオン; 6,9−ビス{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]アミ
ノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[(2−ヒドロキシ)エチル]アミノ}ベ
ンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチ
ル]アミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオ
ン; 6,9−ビス{[2−(メチルアミノ)エチル]アミノ}
ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−(エチルアミノ)エチル]アミノ}
ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−(n−プロピルアミノ)エチル]ア
ミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−(sec−プロピルアミノ)エチル]ア
ミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−(グアニジノ)エチル]アミノ}ベ
ンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン及び 6,9−ビス{[(2−アミノ−2,2−ジメチル)エチル]
アミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン から選ばれた請求の範囲第1項に記載の化合物。 - 【請求項11】6,9−ビス{[(2−(アミノ)エチ
ル]アミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオ
ン; 6,9−ビス{[(2−(4″−モルホリノ)エチル]ア
ミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−(1′−ピロリジノ)エチル]アミ
ノ]}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−(1′−アジリジノ)エチル]アミ
ノ]}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[4−(アミノ)ブチル]アミノ}ベンゾ
[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[3−(アミノ)プロピル]アミノ}ベン
ゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−[(2−ヒドロキシエチル)アミ
ノ]エチル]アミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10
−ジオン及び そのいずれかの化合物の塩から選ばれた請求の範囲第1
項に記載の化合物。 - 【請求項12】6,9−ビス{[2−(アミノ)エチル]
アミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン又は
その塩である請求の範囲第1項に記載の化合物。 - 【請求項13】上記塩がマレイン酸塩又は塩酸塩である
請求の範囲第12項に記載の化合物。 - 【請求項14】請求の範囲第1項の化合物及び薬学的に
許容される希釈剤又は賦形剤を含む細胞増殖抑制又は抗
腫瘍活性を有する医薬組成物。 - 【請求項15】請求の範囲第2項の化合物及び薬学的に
許容される希釈剤又は賦形剤を含む細胞増殖抑制又は抗
腫瘍活性を有する医薬組成物。 - 【請求項16】請求の範囲第3項の化合物及び薬学的に
許容される希釈剤又は賦形剤を含む細胞増殖抑制又は抗
腫瘍活性を有する医薬組成物。 - 【請求項17】請求の範囲第4項の化合物及び薬学的に
許容される希釈剤又は賦形剤を含む細胞増殖抑制又は抗
腫瘍活性を有する医薬組成物。 - 【請求項18】請求の範囲第5項の化合物及び薬学的に
許容される希釈剤又は賦形剤を含む細胞増殖抑制又は抗
腫瘍活性を有する医薬組成物。 - 【請求項19】請求の範囲第6項の化合物及び薬学的に
許容される希釈剤又は賦形剤を含む細胞増殖抑制又は抗
腫瘍活性を有する医薬組成物。 - 【請求項20】請求の範囲第7項の化合物及び薬学的に
許容される希釈剤又は賦形剤を含む細胞増殖抑制又は抗
腫瘍活性を有する医薬組成物。 - 【請求項21】請求の範囲第8項の化合物及び薬学的に
許容される希釈剤又は賦形剤を含む細胞増殖抑制又は抗
腫瘍活性を有する医薬組成物。 - 【請求項22】請求の範囲第9項の化合物及び薬学的に
許容される希釈剤又は賦形剤を含む細胞増殖抑制又は抗
腫瘍活性を有する医薬組成物。 - 【請求項23】6,9−ビス{[(2−(アミノ)エチ
ル]アミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオ
ン; 6,9−ビス{[2−(4′−モルホリノ)エチル]アミ
ノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[(2−ジメチルアミノ)エチル]アミ
ノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−(ジエチルアミノ)エチル]アミ
ノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−[ジ(sec−プロピル)アミノ]エチ
ル]アミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオ
ン; 6,9−ビス{[2−(1′−ピロリジノ)エチル]アミ
ノ]}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−(1′−アジリジノ)エチル]アミ
ノ]}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−メタンスルホニロキシ)エチル]ア
ミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[4−(アミノ)ブチル]アミノ}ベンゾ
[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[3−(アミノ)プロピル]アミノ}ベン
ゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−[(2−ヒドロキシエチル)アミ
ノ]エチル]アミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10
−ジオン; 6,9−ビス{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]アミ
ノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[(2−ヒドロキシ)エチル]アミノ}ベ
ンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチ
ル]アミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオ
ン; 6,9−ビス{[2−(メチルアミノ)エチル]アミノ}
ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−(エチルアミノ)エチル]アミノ}
ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−(n−プロピルアミノ)エチル]ア
ミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−(sec−プロピルアミノ)エチル]ア
ミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−(グアニジノ)エチル]アミノ}ベ
ンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[(2−アミノ−2,2−ジメチル)エチル]
アミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン から選ばれた化合物及び薬学的に許容される希釈剤又は
賦形剤を含む細胞増殖抑制又は抗腫瘍活性を有する医薬
組成物。 - 【請求項24】6,9−ビス{[(2−(アミノ)エチ
ル]アミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオ
ン; 6,9−ビス{[(2−(4″−モルホリノ)エチル]ア
ミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−(1′−ピロリジノ)エチル]アミ
ノ]}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−(1′−アジリジノ)エチル]アミ
ノ]}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[4−(アミノ)ブチル]アミノ}ベンゾ
[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[3−(アミノ)プロピル]アミノ}ベン
ゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン; 6,9−ビス{[2−[(2−ヒドロキシエチル)アミ
ノ]エチル]アミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10
−ジオン から選ばれた化合物、そのいずれかの化合物の塩及び薬
学的に許容される希釈剤又は賦形剤を含む細胞増殖抑制
又は抗腫瘍活性を有する医薬組成物。 - 【請求項25】6,9−ビス{[(2−(アミノ)エチ
ル]アミノ}ベンゾ[g]イソキノリン−5,10−ジオン
又はその塩及び薬学的に許容される希釈剤又は賦形剤を
含む細胞増殖抑制又は抗腫瘍活性を有する医薬組成物。 - 【請求項26】上記塩がマレイン酸塩である請求の範囲
第25項に記載の医薬組成物。 - 【請求項27】上記塩が塩酸塩である請求の範囲第25項
に記載の医薬組成物。
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