JP3009342B2 - 弾性体履板及び無限軌道履帯 - Google Patents

弾性体履板及び無限軌道履帯

Info

Publication number
JP3009342B2
JP3009342B2 JP7152305A JP15230595A JP3009342B2 JP 3009342 B2 JP3009342 B2 JP 3009342B2 JP 7152305 A JP7152305 A JP 7152305A JP 15230595 A JP15230595 A JP 15230595A JP 3009342 B2 JP3009342 B2 JP 3009342B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic
link
crawler
ground
footwear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7152305A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0848269A (ja
Inventor
芳行 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP7152305A priority Critical patent/JP3009342B2/ja
Publication of JPH0848269A publication Critical patent/JPH0848269A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3009342B2 publication Critical patent/JP3009342B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾性体履板及び無限軌
道履帯に係り、特に建設機械、農業機械等の装軌車両に
好適な弾性体履板及び無限軌道履帯に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブルドーザ等の装軌車両におい
て、遊動輪と起動輪との間にトラックフレームを配設
し、このトラックフレームの上下に複数の上転輪と下転
輪とを配設し、これら各転動輪に鉄製履帯を巻装し、起
動輪を駆動することにより、車両を走行させている。こ
の一般的な鉄製履帯の構造に関し、図12(a)に平面
図を、図12(b)にその側面図を示す。この鉄製履帯
は、鉄履板42が、左右一対のリンク41a、41bに
ボルト43により締結されると共に、前後に隣り合うリ
ンク41a、44aとリンク41b、44bとが、複数
のピン45により連結され、無端状に一体化されてい
る。図中、46はナットである。
【0003】しかしながら、かかる構成の鉄製履帯は、
これを装備した車両が作業現場まで舗装路面等を自走す
る際、直接路面に接触して路面を傷める問題があり、路
面保護マット等を敷くことにより、路面を保護してい
る。したがって、移動時間が長くなり、作業効率低下の
原因となっている。また、走行時の振動・騒音も大き
く、特に都市型の工事においては、これらの低減が要求
されている。かかる上記問題を解決する履帯として、無
端状のゴムベルトに一定間隔で金属芯金を埋設し、この
芯金を起動輪と噛み合わせて駆動する一体型ゴム履帯が
採用されており、実用的な寿命も得られている。しか
し、1箇所でも亀裂等が生じると切断に至りやすく、し
かも一体型に成形されているので、ゴム履帯そのものが
使用不能になる欠点がある。
【0004】次に、鉄製履帯の路面損傷等の問題を解決
する別の履帯として、下記の履帯及び履板がある。 (イ)ブロック状の芯金をゴムで包み込んだゴム履板と
し、このゴム履板とリンクとをボルトで直接締結する履
帯が知られている(例えば、実開平4−56593号公
報参照)。 (ロ)鉄履板の接地面側グローサを挟み込むようにした
凹凸を有する金属板に、ゴム等を接着させ、鉄履板を介
して金属板とリンクとをボルトで締結することが知られ
ている(例えば、実開平5−78684号公報参照)。
これと同様に、グローサを挟み込むようにした鉄板にゴ
ム等を固着させ、この鉄板と鉄履板とをボルトで締結
し、さらにこの鉄履板とリンクとをボルトで締結するこ
とも知られている(例えば、実開平6−10088号公
報参照)。 (ハ)鉄履板の接地面側のみにゴムを焼き付けて接着
し、このゴム履板とリンクとを締結することが知られて
いる(例えば、特開平5−305883号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には次のような問題点がある。 (イ)においては、ゴムが凹凸のある芯金に接着してい
るため、ゴムの弾性歪みがこの凹凸面に遮られて、歪み
が集中し、凹凸面近傍から疲労亀裂を生じやすく、寿命
が不十分である。なお、芯金を包み込む別の履板が、実
開平3−47290号及び特開平5−286463号に
開示されている。しかし、これらは芯金とリンクを一体
化したゴム履板であるので、損傷等によるゴム履板交換
時には、一枚交換でもリンクピンを脱着して、一体化ゴ
ム履板の交換組立が必要となり、多大な工数を要する煩
わしい作業のために、交換性に問題がある。さらに、リ
ンクを含めた交換となるので、経済的にも問題がある。
【0006】(ロ)においては、鉄履板のグローサによ
って弾性体内部の弾性歪みが不均一となり、その箇所か
ら疲労亀裂を早めるので、寿命が不十分である。 (ハ)においては、ゴム厚さの薄い部分があり、ゴム末
端部より亀裂、剥離等を生じ易く、寿命が不十分であ
る。なお、この末端部を改良しているものとして、実開
平4−84092号に開示されている。しかし、小石等
にゴム履帯が乗り上げた場合には、履帯は逆反りする
が、その際の逆反りストッパーとなる部分に、即ち、履
板の前後方向の末端部に、ゴムが回り込んでおり、その
厚さが不十分なために高応力となり、亀裂を生じやす
い。さらに、履板の左右末端部も、ゴムで被覆されてい
ないので、亀裂、剥離等を生じ易い問題がある。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点に着目
し、履板寿命が一体型ゴム履帯と同程度を有し、履板損
傷時の履板交換性が容易な弾性体履板及び無限軌道を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る弾性体履板の第1発明は、履板とリン
クとをボルトにより締結し、前記履板を取り付けた複数
のリンクをピンにより連結して構成した無限軌道履帯の
弾性体履板であって、前記弾性体履板は、前記ボルトの
挿通孔を備える弾性体と、ボルト取付を備える芯体と
からなり、前記芯体が前記弾性体に埋設て一体化する
とともに、前記ボルト取付孔と、ボルト取付座面及び前
記リンクへの取付面が弾性体に被覆されずに露出され、
弾性体を直方体状に成形したリンク取付面側の弾性部分
と、逆台形体状に形成した接地面側の弾性部分とからな
る一体成形の弾性体で構成し、さらに、逆台形体状の弾
性部分を接地面側から見て、履板長手方向の中央部が方
形接地面となるように形成し、前記方形接地面から両側
の履板長手方向に向かう接地面の幅が先細りの台形接地
面となるように逆台形弾性体の断面積を順次縮小させる
とともに前記逆台形弾性体の先細り端面を傾斜させた弾
性体履板においてリンクを関節結合するピンが上方変
位して、隣り合うリンクがリンクピン中心回りに回動し
たときにリンク取付面側の弾性部分のリンク長手方向
側面を、隣り合う弾性体履板との逆反り初期接触面と
履板長手方向中央部の方形接地面に形成した逆台形
弾性部分の台形傾斜面を、隣り合う弾性体履板との次期
接触面としたことを特徴とする。
【0009】第発明は、第発明において、方形接地
を、左右の先細りの台形接地面よりもんだ方形接地
とし、凹面からリンク取付面まで貫通するボルト挿入
孔を形成したことを特徴とする。第発明は、第1又は
発明において、リンクピッチに対して、接地面の表
面から芯体下面までの高さの比率が、0.26〜0.4
であることを特徴とする。第発明は、第1又は
明において、ボルト挿通孔の孔径に対して、ボルト挿
通孔の内面からリンク長手方向端面までの接地面の距離
の比率が、0.75以上であることを特徴とする。第
発明は、第発明において、接地面から芯体までの高さ
に対して、方形接地面の凹部深さの比率が、0より大き
く、0.49以下であることを特徴とする。第発明
は、本発明に係る無限軌道履帯であって、履板とリンク
とをボルトにより締結し、前記履板を取り付けた複数の
リンクをピンにより連結して構成した無限軌道履帯の履
板であって、前記ボルトの挿通孔を備える弾性体と、ボ
ルト取付孔を備える芯体とからなり、前記芯体が前記弾
性体に埋設して一体化された弾性体履板を用いた無限軌
道履帯において、リンクを関節結合するピンが上方変位
して、隣り合うリンクがリンクピン中心回りに回動した
ときに隣り合う弾性体履板の直方体状に形成した弾性
部分と、逆台形状に形成した弾性部分との境界の位置が
初期接触部として接触するとともに前記初期接触部が
回動して交叉する点を隣り合う弾性体履板の直方体状に
形成した弾性部分同士の対向面の間に有するように初期
接触部の対向間隔を設定して、隣り合う弾性体履板同士
をリンクに取り付けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成による本発明の作用を説明する(尚、
上記構成と本作用での用語上の不一致等に基づく作用記
載の齟齬は、詳細を後述する実施例の欄を参酌のこ
と)。リンク、ボルトの取付面部以外の芯体を、弾性体
に埋設することで、両者の接触面積が大きくなって高い
接着力が得られると共に、作業時に引裂の起点となりや
すい接着端部は、変形等により生じる応力が小さい部分
に位置するので、引裂の発生が大幅に低減可能となる。
【0011】履板(弾性体履板)のリンク長手方向の断
面に関しては、履板逆反り時に、隣の履板と接触する
が、この接触は、従来技術における弾性体の接地面近傍
での接触とは異なり、接地面よりリンク取付側の位置と
なる逆反り初期接触面同士が接触し始める。すなわち、
石等に乗り上げた場合、従来技術においては、接地面近
傍での接触により生じる変形と、乗り上げによる変形と
が相乗され、ゴム履板の接地面部が局部的に変形して大
きな応力を発生し、引裂等を生じやすい。一方、本発明
においては、逆反り初期接触面がリンク取付側にあるの
で、弾性体接地面部の局部的変形が防止可能となる。ま
た、逆反り角度が増大するに従って、接触面は逆反り初
期接触面の両側方向、即ちリンク取付側方向と接地面側
方向へと拡がり、隣り合う弾性体履板同士の反発弾性力
が増大するので、負荷が隣接する弾性体履板に分散し、
集中荷重による局部的変形を生じることがない。さらに
かかる構成により、比較的大きな石等に乗り上げた場合
でも、逆反りした弾性体が石を包み込むように乗り上げ
るので、弾性体内部に不均一な歪みを発生することな
く、ゆるやかな弾性変形が得られる。
【0012】履板の接地面側に関しては、方形接地面の
履板長手方向両側に、端面に向かって幅が小さくなる台
形接地面を有するので、作業時に履板端部が土等に乗り
上げても捩じり変形を小さくすることが可能であり、食
い込み性、特に湿地などでの食い込み性が良好であり、
大きな牽引力が得られる。この台形接地面のリンク長手
方向両側に形成される傾斜面は、土を把持して履板の横
滑りを防止すると共に、噛み込んだ石の排出性も良い。
また、接地面側の左右端部に、傾斜した台形状のステア
リング面を形成しているので、傾斜面を形成していない
場合と比べると、ステアリング抵抗が小さくなり、良好
な操作性が得られる。
【0013】凹部となる方形接地面を形成すること、並
びに、方形接地面の凹部深さ、台形接地面表面から芯体
までの高さ、及び接地面端部とボルト挿通孔の内面間距
離をそれぞれ所定の比率にすることにより、所定時間テ
スト後における接地面側の外観損傷程度を小さく出来
る。さらに、芯体の接地面側が平滑な表面を有するの
で、突起部を有する従来の芯金の場合とは異なり、作業
時の弾性体変形が均一となり、亀裂発生が低減できる。
また、履板を、台形体状及び直方体状の弾性部と、表裏
共に平滑面の芯体とから構成し、また不等辺四辺形の傾
斜面を形成することにより、均一な弾性体変形をして亀
裂発生が低減でき、また履板の横滑りを防止すると共
に、噛み込んだ石の排出性も良い。さらに、履板を組み
立てて無限軌道履帯とする場合、逆反り角度が大きくな
るにしたがって、隣り合う履板の弾性部は、弾性体が撓
んでラップ量が増大して、互いに強く圧縮すると共に反
発しあう接触部となるので、リンクの逆反り方向のスト
ッパーとなる。これにより、走行時に履帯の接地側で生
じる逆反りは、隣り合う履板同士の接触で、弾性反発力
が相乗して車両重量を担うので、弾性体の耐久性を高め
ることができる。また、走行時に履帯の非接地側で生じ
る逆反りは、隣り合う履板の対向面となる弾性部が逆反
りストッパーになるので、履帯のうねり走行が防止でき
る。
【0014】
【実施例】以下に、本発明に係る弾性体履板及び無限軌
道履帯の実施例につき、図面を参照しつつ詳述する。 (実施例1) 図1〜図3に、本実施例の弾性体履板について、それぞ
れ接地面側からの正面図、側面図及び図1のA−A断面
図を示す。弾性体履板10は、芯体2と、この芯体2を
包み込むように埋設する弾性体1とから構成され、一体
化されている。この埋設される略長方形板状の芯体2
は、一対のリンク4への取付面とその近傍8、図示しな
いボルトの頭部座面7とその外周、及びボルト6を、
弾性体1に包み込まないで露出している。弾性体履板1
0の長手方向を示す図2において、芯体2の長さは、接
地面11の長さより大きくしてある。
【0015】一方、4箇所の孔径Dなるボルト挿通孔5
を備える弾性体1の接地面側は、弾性体履板10の長手
方向の中央部には方形接地面1aが、この方形接地面1
aの左右両側には台形接地面1b(方形接地面1aと台
形接地面1bとの図形上の境界を二点鎖線で図1に示
す)が、この台形接地面1bから両端面にはリンク取付
面側に傾斜する台形状のステアリング面1c(図示の先
細り端面)が、台形接地面1b及びステアリング面1c
の端部からリンク取付面側には傾斜面1fが、方形接地
面1aの端部からリンク取付面側には傾斜面となる次期
接触面1eが、さらに次期接触面1eからリンク取付面
端部には逆反り初期接触面1dが、それぞれ形成されて
いる。この傾斜面1fは、不等辺四辺形となる。また、
ボルト挿通孔5の孔径Dに対して、この次期接触面1e
の接地面11端部からボルト挿通孔5の内面までの距離
a(図3参照)の比率が、0.75以上にしてある。
【0016】図1に示すように、弾性体履板10は、図
示しないボルトを介して一対のリンク4に締結され、こ
の弾性体履板10を取り付けた複数のリンク4がピン3
を介して回動可能に連結され、無限軌道履帯を構成して
いる。この弾性体履板10をリンク4に締結した状態で
の側面からの説明図を図4に示す。接地面11がリンク
4の取付面とほぼ平行な平面あるいは曲面であり、弾性
体履板全幅L2 がリンクピッチL1 より小さく、接地面
幅L3 が弾性体履板全幅L2 より小さい。この全幅L2
は、リンクピッチL1 より小さくしてあるが、接地面圧
が高くなる場合には、全幅L2 をリンクピッチL1 に近
い値とすることで、接地面圧を低減し、弾性マスも大き
くなり好ましいことが多い。
【0017】また、リンクピン中心P0 からの接地面方
向垂線に対して、リンクピン中心P0 から逆反り初期接
触面1dへの接線のなす角度θ1 は、リンクピン中心P
0 と次期接触面1eの任意の点P2 とを結ぶ線の角度θ
2 以下である。図4においては、逆反り初期接触面1d
は前記接地面方向垂線と略平行な平面、次期接触面1e
は逆反り初期接触面1dの接地面側端部でもある接点P
1 (初期接触部)から接地面端部P2 までの傾斜した平
面、として示しているが、逆反り初期接触面1dは、逆
反り時に隣り合う弾性体1が接触開始する部分を有する
面であり、曲面、凹凸状の面等でも良い。したがって、
角度θ1 となる接線は、リンクピン中心P0 から逆反り
初期接触面1dの接地面側端部とを結ぶ線に限定されな
いことは明らかであり、例えば、逆反り初期接触面1d
が凸状曲面の場合、逆反り初期接触部となる接点P1 は
曲面の中間部にある。また、次期接触面1eは、逆反り
初期接触面1dの接点P1 部が接触した後に、隣り合う
弾性体1が接触する面であり、曲面、凹凸状の面、2以
上の面からなる複合面等でも良い。さらに、リンク取付
面から接地面11端部までの側面を、即ち、逆反り初期
接触面1dと次期接触面1eとを、凸状等の一つの曲
面、連続する曲面、多数の平面等を接続する複合面と
し、接地面11よりリンク取付面側に接点P1 を有する
面としてよい。
【0018】さらに、弾性体1の高さ方向における逆反
り初期接触面1dの接点P1 の位置に関し、接点P1 は
接地面11よりもリンク取付面側の位置であればよい
が、接地面11近傍での局部的変形防止を考慮すると、
L5 /L4 ≦0.8程度が好ましい。ここで、L4 は、
弾性体1のリンク取付面と接地面11との距離、L5
は、弾性体1のリンク取付面と接点P1 との距離であ
る。さらに好ましくは、隣り合う弾性体1の全体的にゆ
るやかな変形等を考慮して、L5 /L4 は、0.6程度
以下である。
【0019】かかる構成において、先ず、リンク4及び
ボルトの取付部分以外の芯体2は、弾性体1に埋設され
ているので、芯体2と弾性体1との接触面積が大きくな
り、高い接着力が得られる。また、作業時には、牽引
力、旋回抵抗力等の負荷が加わって弾性体1が変形し、
芯体2と弾性体1との接着端縁が剥離し易いが、芯体2
を弾性体1で包み込んであるため、剥離の発生が大幅に
低減可能となる。また、弾性体履板10長手方向の芯体
2の長さを、接地面11の長さより大きくしてあるの
で、側方作業時あるいは突起物乗り越え時に、芯体2で
荷重が支持され、弾性体履板10の損傷を防止してい
る。
【0020】弾性体履板10の接地面11側に関して
は、端面に向かって幅が小さくなる台形接地面1bによ
り、弾性体履板10の端部が土等に乗り上げても、捩じ
り変形が小さく、また湿地などでの食い込み性も良好
で、大きな牽引力が得られる。また、傾斜面1fは、土
を把持して履板の横滑りを防止すると共に、噛み込んだ
石の排出性も良い。更に、傾斜した台形状のステアリン
グ面1cにより、傾斜面を形成していない場合と比べ
て、ステアリング抵抗が小さくなり、良好な操作性が得
られる。
【0021】図5は、隣り合う弾性体履板の逆反りの模
式的な図である。図5(a)に示すように、逆反りする
ことで逆反り角度θ3 となる。本実施例では、上述のよ
うに(図4参照)、弾性体履板全幅L2 がリンクピッチ
L1 より小さいと共に、逆反り初期接触面1dの接点P
1 における角度θ1 が、次期接触面1eの任意の点であ
る端部P2 における角度θ2 以下としてある。これによ
り、逆反り開始時は、隣り合う弾性体履板10の接点P
1 で接触し、続いて逆反り角度θ3 より僅かに大きい状
態では、接点P1 近傍が接触し、弾性体1が少し変形す
る。逆反りが進んで、逆反り角度θ3 より更に大きくな
ると、隣り合う逆反り初期接触面1dの大部分が接触す
るとともに、次期接触面1eも接点P1 側から接触部が
増加し、弾性体1の撓みは、接地面側に開放されやす
い。
【0022】また、逆反り角度θ3 が大きくなるに従っ
て、弾性体1は全体的に撓むようになる。さらに、逆反
り角度θ4 と大きくなると、弾性体1の全体的撓みはよ
り増大するが、局部的変形は生じない。この状態を図5
(b)に示すが、例えば凸程度の大きい突起物12を乗
り越えるような場合には、接地面側は突起物12を包み
込むようにして、広い面積で接触すると共に、隣り合う
弾性体1は、逆反り初期接触面1dと次期接触面1eと
がほぼ全面で接触し、弾性反発し合って荷重を分担する
ようになる。このように、大きな逆反り角が得られつ
つ、局部的集中荷重も防止される。さらに、接触面部に
土砂などを噛み込んだ場合でも、巻き上げ時に容易に排
出するので、異物の排出性がよい。
【0023】図8は、孔径Dに対する距離a(図3参
照)の比率と、弾性体履板10の損傷度との関係を示し
たものであり、種々の水準の距離aを織り込んだ車両に
よる耐久テスト結果である。ここで、損傷度は、弾性体
履板10の損傷の程度を、主に接地面側のボルト挿通孔
5近傍の損傷程度を、商品価値の有無に基づいて評価し
たものである。また、損傷度0.3は、耐久テスト終了
時の合格限度レベルである。耐久テスト結果から、肉厚
比率γ(=a/D)は、大きくなるに従って損傷度が小
さくなり、0.75以上で商品価値があると評価され
る。
【0024】本実施例では図1に示すように、方形接地
面1aとステアリング面1cとの間に台形接地面1bを
形成してあるが、方形接地面1aの弾性体履板10長手
方向を延長してステアリング面1cと接するように形成
し、ステアリング面1cの接地面端部もこれに合わせて
長く形成した弾性体履板としてもよい。また、弾性体履
板は、図6で説明すれば、台形体状弾性部1B(図中、
一点鎖線より下方)と台形体状弾性部1Bの底部に一体
成形される直方体状弾性部1A(図中、一点鎖線より上
方)とを有する弾性体と、直方体状弾性部1Aに埋設さ
れて一体化する表裏共に平滑面の芯体2とからなる構成
でもよい。次に、本発明の弾性体履板に使用される芯体
2は、従来芯金と同様に、接地面側表面に凸部等の突起
部を有する形状でも適用されるが、図1〜図3に示すよ
うに、接地面側表面は滑らかな面である方が好ましい。
この滑らかな面を有することにより、弾性体1に発生す
る内部応力は均一になり、芯体2近傍から発生しやすい
亀裂起点を防止できる。ここで、接地面側の滑らかな面
とは、この芯体2近傍の弾性体1に歪みが集中しない形
状、即ち凹凸等の急変しない形状を意味し、平面、曲
面、凹状或いは凸状の傾斜面等は勿論のこと、ゆるやか
な凹凸を有する面でもよい。さらに、芯体2の端部、コ
ーナは、応力集中を防止するため、一般的なR、面取り
等を施して良い。
【0025】次に、隣り合う弾性体履板10間の間隔に
ついて、図6により説明する。無限軌道履帯100は、
その一部を図示するように、図1の弾性体履板10をボ
ルトによりリンク4(4a,4b)へ締結し、複数のリ
ンク4a,4bをピン3により回動可能に連結した無限
軌道履帯である。ここで、隣り合う弾性体履板10a,
10bは、リンク4a,4bが直線状態において、所定
の間隔eを設けて取り付けられている。この好ましい間
隔eは、次のようにして設定されている。即ち、リンク
ピン中心P0a,P0bを中心として、弾性体履板10a,
10bの逆反り初期接触部P1a,P1bを通る半径Ra,
Rbの曲線Ca,Cbは、交点Coで交差する。そし
て、弾性体履板10a,10bの対向するリンク取付面
側上端部をP3a,P3bとすると、間隔eは、交点Coが
前記P1a,P3a,P3b及びP1bで囲まれる部分に位置す
るように、設定されている。なお、交点CoがP1aとP
1bとの間に位置する場合は、弾性体履板10a,10b
の逆反り初期接触面1da,1dbが、最初から接触する状
態であり、好ましくない。
【0026】上記のような所定の間隔eを設定すること
により、逆反りのない平坦地走行では、逆反り初期接触
面1da,1db同士の接触がないので、同一箇所での繰り
返し弾性変形を生じない。従って、弾性体1の疲労破壊
が低減できる。また、交点Coの上限位置を、P3aとP
3bとで結ばれる線にしてあるのは、これよりさらに上方
になると、隣り合う逆反り初期接触面1da,1dbの間隔
が大きくなり過ぎて、適切な逆反りストッパーの役割を
果たせないからである。即ち、過大な逆反り角度でも、
逆反り初期接触面1da,1db同士が非接触状態となるの
で、図7に示すように、逆反り角度の過大な無限軌道履
帯101は、走行時に“うねり”を生じて、履帯外れ等
の不具合を起こしやすくなる。
【0027】また、間隔eのさらに好ましい例は、図6
に示すように、逆反り初期接触部P1a,P1bを通る曲線
Ca,Cbが、対向する弾性体履板10b,10aのリ
ンク取付面側上端部P3b,P3aを、或いは上端部P3b,
P3a近傍を通るように設定する場合である。これによ
り、逆反りを生じる走行の際、弾性体1の厚肉部となる
逆反り初期接触部P1a,P1bが初期に接触し、逆反り角
度が大きくなるに従って接触面積が大きくなる。しか
し、弾性体1の肉厚が薄い部分、即ち上端部P3a,P3b
近傍、及び逆反り初期接触面1da,1dbの芯体2側方部
は、大きな弾性変形を生じないので、これら薄肉部での
疲労破壊を低減できる。
【0028】(実施例2) 図9に、実施例2の弾性体履板20の正面図を示す。実
施例1に対して異なる主要な点は、方形接地面1a(図
1参照)の形成構造であり、同一部材には同一符号を付
して説明は省略する。弾性体15は、弾性体履板20の
長手方向の接地面11の中央部には、接地面11に対し
て凹部となる凹部方形接地面1a1 を形成し、芯体2の
上側には、リンク取付面までほぼ均一厚さの弾性体15
を備えている。他は、実施例1の弾性体履板10と同様
である。ここで、接地面11から芯体2の接地面側まで
の高さをH、接地面11から凹部方形接地面1a1 まで
の深さをh、リンクピッチをL1 (図4参照)とする
と、凹部深さ比率α(=h/H)は、0より大きく、
0.49以下である。また、ラグ高さ比率β(=H/L
1 )は、0.26以上で、0.4以下である。
【0029】かかる構成において、図10に凹部深さ比
率αと弾性体履板20の損傷度との関係を示す。損傷度
および合格限度レベルは、図8と同じ定義である。図か
ら明らかなように、凹部深さ比率αが0.49以下で商
品価値があると評価される。これは、凹部深さが大き過
ぎる場合には、ラグ根元にクラックを生じやすいためで
ある。また、図11は、ラグ高さ比率βと弾性体履板2
0の損傷度との関係を示し、ラグ高さ比率βが0.26
以上で商品価値があると評価される。ラグ高さ比率βが
0.26より小さい場合は、弾性体1の変形マスが小さ
いため、損傷程度が悪くなる。また、ラグ高さ比率βが
0.4を越えると、側方作業時の車両の揺れ、乗り心地
等の作業性が低下することも生じるので、ラグ高さ比率
βは0.26以上で、0.4以下が好ましい。このラグ
高さ比率βと損傷度との関係は、実施例1の場合でも同
様である。なお、肉厚比率γ(=a/D)と損傷度との
関係(図8参照)については、本実施例の弾性体履板2
0でも同様な結果が得られる。
【0030】以上本発明に係わる弾性体履板に関し詳述
したが、弾性体には、ゴム、ウレタン、樹脂、エラスト
マー、非金属系複合材等の比較的軟質な材料が用いら
れ、芯体には、鋼、鋳鋼、鋳鉄等の一般的な従来芯金材
質、並びに金属系複合材、非金属系複合材等の強度を有
する材料が用いられる。この芯体を弾性体に埋設してい
るが、例えばゴムの場合に行われる一般的な加硫接着な
ど、一般的な接着、接合等を施して埋設してある。ま
た、リンクへの取付用ボルトとしては、通常のボルトを
用いてよいが、六角孔付きボルトの使用は、ボルト挿通
孔を小さくできるので、ボルト挿通孔と方形接地面端面
との距離a(図3参照)が大きくなり、損傷度が小さく
なるので好ましい。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。リ
ンク、ボルトの取付面部以外の芯体を、弾性体に埋設す
ることで、両者の接触面積が大きくなって高い接着力が
得られると共に、剥離の発生が大幅に低減可能となり、
従来の一体型ゴム履帯と同程度の寿命が得られる。この
芯体が平滑面を有することも寿命向上に有用である。ま
た、弾性体履板の脱着は、鉄履板と同様に、取付用ボル
トを取り外すだけであり、短時間で容易に行えるので、
損傷時等での交換性が良い。
【0032】突起物乗り越えに伴う逆反り時には、隣り
合う弾性体同士の側面がリンク取付側から接触し始め
て、大きい接触面積となるので、弾性体の疲労亀裂発生
が少ない。この接触面部に土砂などを噛み込んだ場合で
も、巻き上げ時に容易に排出し、排出性がよい。また、
隣り合う弾性体同士の間隔を所定の値とすることによ
り、平坦地走行或いは逆反りを生じる地帯の走行でも、
弾性体、特に薄肉部での大きな弾性変形が防止され、疲
労破壊が低減できる。また、台形接地面により、弾性体
履板の端部が土等に乗り上げても、捩じり変形が小さ
く、しかも湿地などでの食い込み性も良好で、大きな牽
引力が得られる。傾斜面は、土を把持して履板の横滑り
を防止すると共に、噛み込んだ石の排出性も良い。さら
に、傾斜したステアリング面により、ステアリング抵抗
が小さくなり、良好な操作性が得られる。また、肉厚比
率、凹部深さ比率、ラグ高さ比率を所定範囲とすること
で、良い商品価値を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1の弾性体履板の接地面側
から見た平面図である。
【図2】実施例1の弾性体履板の正面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】実施例1の弾性体履板をリンクに締結した状態
で側面から見た説明図である。
【図5】実施例1の隣り合う弾性体履板の逆反りを示す
説明図である。
【図6】実施例1の隣り合う弾性体履板の間隔の説明図
である。
【図7】図6の隣り合う弾性体履板の間隔が大きすぎる
場合での不具合の説明図である。
【図8】実施例1の弾性体履板の厚肉比率と損傷度との
関係を示す図表である。
【図9】本発明に係る実施例2の弾性体履板の正面図で
ある。
【図10】実施例2の弾性体履板の凹部深さ比率と損傷
度との関係を示す図表である。
【図11】実施例2の弾性体履板のラグ高さ比率と損傷
度との関係を示す図表である。
【図12】従来技術に係わる一般的な鉄製履帯の構造を
示し、(a)は平面図、(b)はその側面図である。
【符号の説明】
1、15…弾性体、2…芯体、5…ボルト挿通孔、1
0、10a、10b、20…弾性体履板、11…接地
面、1a…方形接地面、1b…台形接地面、1c…ステ
アリング面、1d…逆反り初期接触面、1e…次期接触
面、100…無限軌道履帯、e…間隔、L1 …リンクピ
ッチ、L2 …弾性体履板全幅、P0 …リンクピン中心、
P1a,P1b…逆反り初期接触部、θ1 、θ2 …角度、θ
3 、θ4 …逆反り角度。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−187032(JP,A) 特開 平7−144667(JP,A) 特開 平7−257449(JP,A) 実開 平4−56593(JP,U) 実開 昭57−5383(JP,U) 実開 平4−56592(JP,U) 実開 平6−39679(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 55/275 B62D 55/20 B62D 55/28

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 履板とリンクとをボルトにより締結し、
    前記履板を取り付けた複数のリンクをピンにより連結し
    て構成した無限軌道履帯の弾性体履板であって、 前記弾性体履板は、前記ボルトの挿通孔(5) を備える弾
    性体(1) と、ボルト取付(6) を備える芯体(2) とから
    なり、前記芯体(2) が前記弾性体(1) に埋設て一体化
    するとともに、前記ボルト取付孔(6) と、ボルト取付座面及び前記リン
    クへの取付面が弾性体(1) に被覆されずに露出され弾性体(1) を直方体状に成形したリンク取付面側の弾性
    部分(1A)と、逆台形体状に形成した接地面側の弾性部分
    (1B)とからなる一体成形の弾性体(1) で構成しさらに、逆台形体状の弾性部分(1B)を接地面側から見
    て、履板長手方向の中央部が方形接地面(1a)となるよう
    に形成し、 前記方形接地面(1a)から両側の履板長手方向に向かう接
    地面の幅が先細りの台形接地面(1b)となるように逆台形
    弾性体の断面積を順次縮小させるとともに前記逆台形弾
    性体の先細り端面(1c)を傾斜させた弾性体履板におい
    リンク(4a,4b) を関節結合するピン(3) が上方変位し
    て、隣り合うリンクがリンクピン中心回りに回動したと
    きにリンク取付面側の弾性部分(1A)のリンク長手方向側面(1
    d)を、隣り合う弾性体履板との逆反り初期接触面(1d)と
    履板長手方向中央部の方形接地面(1a)に形成した逆台形
    弾性部分の台形傾斜面を、隣り合う弾性体履板との次期
    接触面(1e)とした ことを特徴とする弾性体履板。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の弾性体履板において、
    形接地面(1a)を、左右の先細りの台形接地面(1b)よりも
    んだ方形接地面(1a1) とし、凹面からリンク取付面ま
    で貫通するボルト挿入孔(5) を形成したことを特徴とす
    る弾性体履板。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の弾性体履板におい
    て、リンクピッチ(L1)に対して、接地面(11)の表面から
    芯体(2) 下面までの高さ(H) の比率が、0.26〜0.
    4であることを特徴とする弾性体履板。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の弾性体履板におい
    、ボルト挿通孔(5) の孔径(D) に対して、ボルト挿
    通孔(5) の内面からリンク長手方向端面までの接地面
    距離(a) の比率が、0.75以上であることを特徴とす
    る弾性体履板。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の弾性体履板において、接
    地面(11)から芯体(2) までの高さ(H) に対して、方形接
    地面(1a1) の凹部深さ(h) の比率が、0より大きく、
    0.49以下であることを特徴とする弾性体履板。
  6. 【請求項6】 履板とリンクとをボルトにより締結し、
    前記履板を取り付けた複数のリンクをピンにより連結し
    て構成した無限軌道履帯の履板であって、 前記ボルトの挿通孔(5) を備える弾性体(1) と、ボルト
    取付孔(6) を備える芯体(2) とからなり、前記芯体(2)
    が前記弾性体(1) に埋設して一体化された弾性体履板を
    用いた無限軌道履帯において、 リンク(4a,4b) を関節結合するピン(3) が上方変位し
    て、隣り合うリンクがリンクピン中心回りに回動したと
    きに隣り合う弾性体履板(10a,10b) の直方体状に形成した弾
    性部分(1A)と、逆台形状に形成した弾性部分(1B)との境
    界の位置が初期接触部(P1a,P1b) として接触するととも
    前記初期接触部(P1a,P1b) が回動して交叉する点(Co)を
    隣り合う弾性体履板(10a,10b) の直方体状に形成した弾
    性部分(1A)同士の対向面(1da,1db) の間に有するように
    初期接触部(P1a,P1b) の対向間隔(e) を設定して、隣り
    合う弾性体履板(10a,10b) 同士をリンク(4a,4b) に取り
    付けた ことを特徴とする無限軌道履帯。
JP7152305A 1994-06-01 1995-05-26 弾性体履板及び無限軌道履帯 Expired - Lifetime JP3009342B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7152305A JP3009342B2 (ja) 1994-06-01 1995-05-26 弾性体履板及び無限軌道履帯

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14392294 1994-06-01
JP6-143922 1994-06-01
JP7152305A JP3009342B2 (ja) 1994-06-01 1995-05-26 弾性体履板及び無限軌道履帯

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0848269A JPH0848269A (ja) 1996-02-20
JP3009342B2 true JP3009342B2 (ja) 2000-02-14

Family

ID=26475508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7152305A Expired - Lifetime JP3009342B2 (ja) 1994-06-01 1995-05-26 弾性体履板及び無限軌道履帯

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3009342B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09249165A (ja) * 1996-03-14 1997-09-22 Mitsukazu Kaizaki クローラ用舗装路面損傷防止器
ES2252836T3 (es) * 1997-09-05 2006-05-16 Komatsu Ltd Patin elastico plano.
JP3222435B2 (ja) * 1998-09-16 2001-10-29 株式会社小松製作所 走行用履帯のリンク及びピンの固定構造及びその固定方法
JP2001180544A (ja) 1999-12-24 2001-07-03 Komatsu Ltd 弾性体履板
JP2001206258A (ja) 2000-01-26 2001-07-31 Komatsu Ltd 弾性体履板
US6984006B2 (en) 2000-03-03 2006-01-10 Komatsu Limited Elastic flat tread

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0848269A (ja) 1996-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3077064B2 (ja) 弾性体履板
JP2001180544A (ja) 弾性体履板
WO1995032885A1 (en) Crawler plate of elastic body and caterpillar band___________
JP2003335275A (ja) ゴムクローラ
JP3009342B2 (ja) 弾性体履板及び無限軌道履帯
JP2002002564A (ja) 履帯走行装置
JP2003089366A (ja) 弾性クローラ
JP2003182658A (ja) 弾性体履板
JP2591525Y2 (ja) 履帯用シュー
US6450593B2 (en) Elastic crawler shoe for discharging snow
JP3447020B2 (ja) 弾性体履板
JPH08104262A (ja) 無限軌道履帯
JP3318724B2 (ja) 連結リンク式ゴムクローラ
JP4039857B2 (ja) 弾性体履板
JP2001171568A (ja) 弾性体履板
JP3198220B2 (ja) ゴム履帯
JP2601477Y2 (ja) 鉄履帯と交換可能なゴム履帯
JP4136002B2 (ja) ゴムクロ−ラ
JP3457608B2 (ja) 履帯シュ−
JP2829443B2 (ja) 脱輪防止ゴムクローラ
JP3457606B2 (ja) 履帯シュ−
JP2606785Y2 (ja) 無限軌道帯用弾性履板
JP3273421B2 (ja) 履帯ゴムシュ−
JP2583741Y2 (ja) 履帯用シュー
JPH11255159A (ja) 弾性体履板

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071203

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081203

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091203

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091203

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101203

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111203

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111203

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121203

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term