JP3008788B2 - ゴトク並びにそれを用いたコンロ - Google Patents
ゴトク並びにそれを用いたコンロInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンロ等に使用される
ゴトクおよびその製法および前記ゴトクを用いたコンロ
に関する。
ゴトクおよびその製法および前記ゴトクを用いたコンロ
に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に従来のゴトクおよびその製法およ
びそのゴトクを用いたコンロについて説明する。
びそのゴトクを用いたコンロについて説明する。
【0003】図6に示すように、天板51の開口部の周
縁部に汁受け皿52を設け、汁受け皿52にゴトク53
を載置したものであり、ゴトク53は複数の被加熱物の
載置部(爪)54を、天板51に接する設置枠55に貫
通させて嵌合し、さらに爪下部に位置決め、固定用の突
起56を形成したものである(例えば、実開平5−47
711号公報参照)。この構成では、爪54は被加熱物
を安定して載置するために、強固な構成を必要とし、通
常は3ミリ前後の鋼板で構成され、一方設置枠55は通
常1ミリ程度の鋼板をプレス成型されたものである。し
たがって設置枠55に爪54を固定してゴトク53を構
成するためには、嵌合加工あるいは溶接加工が必要であ
った。さらには、ゴトク53の位置決めのために、爪下
部に固定用の突起56が必要となり、同様に汁受け皿5
2の方にも、固定用の突起56に対応した凹部が必要で
あった。このように、ゴトク53を構成するためには、
複数の部材を要し、かつ複雑な加工工程が不可欠であ
り、結果として高い製造コストがかかっていた。一方、
ゴトク53が調理物の煮こぼれ等で汚染した場合、爪5
4と設置枠55の嵌合部に汚れがこびりつき洗浄しにく
いだけでなく、爪54そのものや固定用の突起56がス
ポンジタワシ等をすぐに破損させてしまうことが多く、
ユーザーにとっての大きな不満点となっていた。
縁部に汁受け皿52を設け、汁受け皿52にゴトク53
を載置したものであり、ゴトク53は複数の被加熱物の
載置部(爪)54を、天板51に接する設置枠55に貫
通させて嵌合し、さらに爪下部に位置決め、固定用の突
起56を形成したものである(例えば、実開平5−47
711号公報参照)。この構成では、爪54は被加熱物
を安定して載置するために、強固な構成を必要とし、通
常は3ミリ前後の鋼板で構成され、一方設置枠55は通
常1ミリ程度の鋼板をプレス成型されたものである。し
たがって設置枠55に爪54を固定してゴトク53を構
成するためには、嵌合加工あるいは溶接加工が必要であ
った。さらには、ゴトク53の位置決めのために、爪下
部に固定用の突起56が必要となり、同様に汁受け皿5
2の方にも、固定用の突起56に対応した凹部が必要で
あった。このように、ゴトク53を構成するためには、
複数の部材を要し、かつ複雑な加工工程が不可欠であ
り、結果として高い製造コストがかかっていた。一方、
ゴトク53が調理物の煮こぼれ等で汚染した場合、爪5
4と設置枠55の嵌合部に汚れがこびりつき洗浄しにく
いだけでなく、爪54そのものや固定用の突起56がス
ポンジタワシ等をすぐに破損させてしまうことが多く、
ユーザーにとっての大きな不満点となっていた。
【0004】また、図7に示すように、軟鋼線の芯材6
1とアルミニウムまたはアルミニウム合金の外材62か
らなる線材によって構成したゴトク63がある(例え
ば、特開平5−60330号公報参照)。この構成で
は、線材でゴトク63を構成するため、鍋等の被加熱物
を載置して内部の調理物を撹拌したりする場合、ゴトク
63上を鍋が滑ったりして使いにくいことがあった。ま
た、ゴトク63を構成する場合、線材の曲げ加工だけで
なく、溶接工程が不可欠であるため、高い製造コストを
必要としていた。また、煮こぼれによりゴトク63の外
材が腐食作用を受け易く、耐久性等にも問題があった。
1とアルミニウムまたはアルミニウム合金の外材62か
らなる線材によって構成したゴトク63がある(例え
ば、特開平5−60330号公報参照)。この構成で
は、線材でゴトク63を構成するため、鍋等の被加熱物
を載置して内部の調理物を撹拌したりする場合、ゴトク
63上を鍋が滑ったりして使いにくいことがあった。ま
た、ゴトク63を構成する場合、線材の曲げ加工だけで
なく、溶接工程が不可欠であるため、高い製造コストを
必要としていた。また、煮こぼれによりゴトク63の外
材が腐食作用を受け易く、耐久性等にも問題があった。
【0005】さらに、図8に示すように、被加熱物を載
置する載置部71と、コンロ72への設置部73を一枚
の鋼板で一体成型し、載置部71の外周部をドーム状空
間部74として構成したゴトク75が本発明に先だって
考えられた。しかしこの構成では、一枚の鋼板を打ち抜
き後、プレス加工で一体成型して製造コストを低減する
としているが、載置部71の外周部がドーム状空間部7
4となっているため、煮こぼれ等がドーム状空間部74
を通じてゴトク75内部に回り込み、ゴトク75の内外
が一度に汚染し易いだけでなく、ドーム状空間部74の
存在により、ゴトク75全体の強度が低下しやすいとい
う問題があった。
置する載置部71と、コンロ72への設置部73を一枚
の鋼板で一体成型し、載置部71の外周部をドーム状空
間部74として構成したゴトク75が本発明に先だって
考えられた。しかしこの構成では、一枚の鋼板を打ち抜
き後、プレス加工で一体成型して製造コストを低減する
としているが、載置部71の外周部がドーム状空間部7
4となっているため、煮こぼれ等がドーム状空間部74
を通じてゴトク75内部に回り込み、ゴトク75の内外
が一度に汚染し易いだけでなく、ドーム状空間部74の
存在により、ゴトク75全体の強度が低下しやすいとい
う問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の構
成では、ゴトク53は全体を構成するためには、複数の
部材で嵌合あるいは溶接加工が必要で、高い製造コスト
がかかり、さらに爪下部の固定用の突起56が洗浄性を
低下させるという問題点、またゴトク63は、線材の曲
げ加工だけでなく、溶接工程が不可欠であるため、高い
製造コストを必要とするだけでなく、煮こぼれにより外
材62が腐食作用を受け易く、耐久性が低下するという
問題点、さらにゴトク75は、煮こぼれ等がドーム状空
間部74を通じてゴトク75内部に回り込み、ゴトク7
5の内外が一度に汚染し易いだけでなく、ドーム状空間
部74の存在により、ゴトク75全体の強度が低下する
という問題点を有していた。
成では、ゴトク53は全体を構成するためには、複数の
部材で嵌合あるいは溶接加工が必要で、高い製造コスト
がかかり、さらに爪下部の固定用の突起56が洗浄性を
低下させるという問題点、またゴトク63は、線材の曲
げ加工だけでなく、溶接工程が不可欠であるため、高い
製造コストを必要とするだけでなく、煮こぼれにより外
材62が腐食作用を受け易く、耐久性が低下するという
問題点、さらにゴトク75は、煮こぼれ等がドーム状空
間部74を通じてゴトク75内部に回り込み、ゴトク7
5の内外が一度に汚染し易いだけでなく、ドーム状空間
部74の存在により、ゴトク75全体の強度が低下する
という問題点を有していた。
【0007】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、洗浄性に富む形状を持つ一方で被調理物の安定的な
保持を可能にし、かつ強度、耐久性を有するゴトクを製
造コストの低い加工方法で形成し、そのゴトクを用い
て、天板も含めた全体が掃除しやすいコンロを提供する
ことを目的とする。
で、洗浄性に富む形状を持つ一方で被調理物の安定的な
保持を可能にし、かつ強度、耐久性を有するゴトクを製
造コストの低い加工方法で形成し、そのゴトクを用い
て、天板も含めた全体が掃除しやすいコンロを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のゴトクおよびゴトクを用いたコンロは、中
心に向かって内方に突出する被加熱物の載置部と、コン
ロ天板に接する略円形枠体状の設置部とを備え、載置部
と設置部を単一の部材で一体にプレス成型し、載置部と
設置部との連続部分を緩やかな曲線形状とし、設置部の
外周部と載置部の外周部下部との連続部分を閉塞部とし
た構成、また、中心に向かって内方に突出する被加熱物
の載置部と、コンロ天板に接する略円形枠体状の設置部
とを備え、載置部と設置部を単一の部材で一体にプレス
成型し、載置部と設置部との連続部分を緩やかな曲線形
状とし、載置部の被加熱物との接触部に、載置部の長手
方向に連続する突起を設けた構成、また、コンロ天板を
載置した本体と、前述のゴトクとを備えた構成とした。
め、本発明のゴトクおよびゴトクを用いたコンロは、中
心に向かって内方に突出する被加熱物の載置部と、コン
ロ天板に接する略円形枠体状の設置部とを備え、載置部
と設置部を単一の部材で一体にプレス成型し、載置部と
設置部との連続部分を緩やかな曲線形状とし、設置部の
外周部と載置部の外周部下部との連続部分を閉塞部とし
た構成、また、中心に向かって内方に突出する被加熱物
の載置部と、コンロ天板に接する略円形枠体状の設置部
とを備え、載置部と設置部を単一の部材で一体にプレス
成型し、載置部と設置部との連続部分を緩やかな曲線形
状とし、載置部の被加熱物との接触部に、載置部の長手
方向に連続する突起を設けた構成、また、コンロ天板を
載置した本体と、前述のゴトクとを備えた構成とした。
【0009】
【作用】この構成において、被加熱物を載置する載置部
と、コンロ天板に接する略円形枠体状の設置部を単一の
部材で一体にプレス成型し、載置部と設置部との連続部
分を緩やかな曲線形状とし、設置部の外周部と載置部の
外周部下部との連続部分を閉塞部としたことにより、単
一部材の一体成型で製造工程が短縮されることによって
コストが低下でき、また、前記の載置部と設置部との連
続部分が緩やかな曲線形状であることによる洗浄性、並
びに設置部が略円形形状による洗浄性を共に良好にし、
また、載置部はプレス金型の離型時に生じた空隙により
その強度を確保でき、さらに前記の閉塞部分が、煮こぼ
れ等の載置部の内部に回り込みを防止し、かつ全体の強
度を保持することができる。
と、コンロ天板に接する略円形枠体状の設置部を単一の
部材で一体にプレス成型し、載置部と設置部との連続部
分を緩やかな曲線形状とし、設置部の外周部と載置部の
外周部下部との連続部分を閉塞部としたことにより、単
一部材の一体成型で製造工程が短縮されることによって
コストが低下でき、また、前記の載置部と設置部との連
続部分が緩やかな曲線形状であることによる洗浄性、並
びに設置部が略円形形状による洗浄性を共に良好にし、
また、載置部はプレス金型の離型時に生じた空隙により
その強度を確保でき、さらに前記の閉塞部分が、煮こぼ
れ等の載置部の内部に回り込みを防止し、かつ全体の強
度を保持することができる。
【0010】また、被加熱物を載置する載置部と、コン
ロ天板に接する略円形枠体状の設置部を単一の部材で一
体にプレス成型し、載置部と設置部との連続部分を緩や
かな曲線形状とし、載置部の被加熱物との接触部に、載
置部の長手方向に連続する突起を設けたことにより、単
一部材の一体成型で製造工程が短縮されることによって
コストが低下でき、また、設置部と載置部の洗浄性を確
保しながら、前記の連続する突起が鍋底に線接触して、
鍋が載置部上を滑るのを防ぐことができる。
ロ天板に接する略円形枠体状の設置部を単一の部材で一
体にプレス成型し、載置部と設置部との連続部分を緩や
かな曲線形状とし、載置部の被加熱物との接触部に、載
置部の長手方向に連続する突起を設けたことにより、単
一部材の一体成型で製造工程が短縮されることによって
コストが低下でき、また、設置部と載置部の洗浄性を確
保しながら、前記の連続する突起が鍋底に線接触して、
鍋が載置部上を滑るのを防ぐことができる。
【0011】また、コンロ天板を載置した本体と、前述
のゴトクとを備えたことにより、ゴトクの洗浄性、ある
いは鍋の固定性が改良され、同時に製造コストの低いコ
ンロとすることができるため、ユーザーにとって使い易
く、安価で購入できるコンロが提供できる。
のゴトクとを備えたことにより、ゴトクの洗浄性、ある
いは鍋の固定性が改良され、同時に製造コストの低いコ
ンロとすることができるため、ユーザーにとって使い易
く、安価で購入できるコンロが提供できる。
【0012】
【実施例】(実施例1) 以下本発明のゴトク並びにゴトクを用いたコンロの一実
施例について図面を参照しながら説明する。図1に示す
ように、ゴトク1は、被加熱物を載置しかつゴトク1中
央に向かって伸びる5箇所の載置部2と、コンロ天板に
接する略円形枠体状の設置部3を単一の鋼板で一体にプ
レス成型により形成し、載置部2と設置部3との連続部
分は緩やかな曲線形状となっており、載置部2の断面は
プレス金型の離型時に生じた空隙を保持し、設置部3の
外周部と載置部2の外周部下部との連続部分は閉塞部4
となっている。
施例について図面を参照しながら説明する。図1に示す
ように、ゴトク1は、被加熱物を載置しかつゴトク1中
央に向かって伸びる5箇所の載置部2と、コンロ天板に
接する略円形枠体状の設置部3を単一の鋼板で一体にプ
レス成型により形成し、載置部2と設置部3との連続部
分は緩やかな曲線形状となっており、載置部2の断面は
プレス金型の離型時に生じた空隙を保持し、設置部3の
外周部と載置部2の外周部下部との連続部分は閉塞部4
となっている。
【0013】以上のように本実施例によれば、ゴトク1
全体が単一鋼板の一体成型によるため、製造工程が短縮
されることによってコストが低下できるだけでなく、前
記の載置部2と設置部3との連続部分を緩やかな曲線形
状にしたことにより、載置部2および載置部2と設置部
3の連続部分の洗浄性と、設置部3が略円形枠体形状に
したことにより、ゴトク1全体の洗浄性を共に良好にで
き、また、載置部2はプレス金型の離型時に生じた空隙
を保持することによりその強度を確保でき、さらに設置
部3の外周部と載置部2の外周部下部との連続部分を閉
塞部4としたことにより、煮こぼれ等が載置部2の内部
に回り込むことを防止すると共に、ゴトク1全体の強度
を保持することができる。
全体が単一鋼板の一体成型によるため、製造工程が短縮
されることによってコストが低下できるだけでなく、前
記の載置部2と設置部3との連続部分を緩やかな曲線形
状にしたことにより、載置部2および載置部2と設置部
3の連続部分の洗浄性と、設置部3が略円形枠体形状に
したことにより、ゴトク1全体の洗浄性を共に良好にで
き、また、載置部2はプレス金型の離型時に生じた空隙
を保持することによりその強度を確保でき、さらに設置
部3の外周部と載置部2の外周部下部との連続部分を閉
塞部4としたことにより、煮こぼれ等が載置部2の内部
に回り込むことを防止すると共に、ゴトク1全体の強度
を保持することができる。
【0014】(実施例2) 図2に示すように、ゴトク11は、ゴトク11中央に向
かって伸びる5箇所の載置部12と、コンロ天板に接す
る略円形枠体状の設置部13を単一の鋼板で一体にプレ
ス成型し、載置部12と設置部13との連続部分は緩や
かな曲線形状となっており、載置部12の断面はプレス
金型の離型時に生じた空隙を保持し、載置部12の被加
熱物(鍋)との接触部に、載置部12の長手方向に連続
する突起14を設けたものである。
かって伸びる5箇所の載置部12と、コンロ天板に接す
る略円形枠体状の設置部13を単一の鋼板で一体にプレ
ス成型し、載置部12と設置部13との連続部分は緩や
かな曲線形状となっており、載置部12の断面はプレス
金型の離型時に生じた空隙を保持し、載置部12の被加
熱物(鍋)との接触部に、載置部12の長手方向に連続
する突起14を設けたものである。
【0015】以上のように本実施例によれば、ゴトク1
1全体が単一鋼板の一体のプレス成型によるため、製造
工程が短縮されることによってコストが低下できるだけ
でなく、ゴトク11全体の洗浄性と強度を確保でき、か
つ連続する突起14が鍋底に線接触して、鍋が載置部1
2上を滑るのを防ぐことができる。したがって、鍋を安
定して固定、保持することができる。
1全体が単一鋼板の一体のプレス成型によるため、製造
工程が短縮されることによってコストが低下できるだけ
でなく、ゴトク11全体の洗浄性と強度を確保でき、か
つ連続する突起14が鍋底に線接触して、鍋が載置部1
2上を滑るのを防ぐことができる。したがって、鍋を安
定して固定、保持することができる。
【0016】(実施例3) 図3に示すように、コンロ21は、本体22上にコンロ
天板23を載置し、コンロ天板23上には、被加熱物を
載置する載置部24と、コンロ天板23に接しかつ外周
凹部25を設けた略円形枠体状の設置部26とを単一鋼
板で一体にプレス成型したゴトク27を設置したもので
ある。一方、コンロ天板23の外周凹部25と対向する
位置には、天板凸部28が設けられている。
天板23を載置し、コンロ天板23上には、被加熱物を
載置する載置部24と、コンロ天板23に接しかつ外周
凹部25を設けた略円形枠体状の設置部26とを単一鋼
板で一体にプレス成型したゴトク27を設置したもので
ある。一方、コンロ天板23の外周凹部25と対向する
位置には、天板凸部28が設けられている。
【0017】以上のように本実施例によれば、コンロ天
板23は、天板凸部28と外周凹部28が相互に噛み合
うことによって、ゴトク27の設置ができるため、コン
ロ天板23に位置決めの開口部(切り欠き穴)を設ける
必要がなく、煮こぼれ等が本体内22内に漏れていくこ
とがなく、簡単にゴトク27を位置決めできる。従っ
て、ゴトク27だけでなくコンロ天板23の掃除性を確
保しながら、本体22内の機能部品に汚れが及ぶことを
最小限に抑えることができるため、コンロ21全体の耐
久性を向上することができる。
板23は、天板凸部28と外周凹部28が相互に噛み合
うことによって、ゴトク27の設置ができるため、コン
ロ天板23に位置決めの開口部(切り欠き穴)を設ける
必要がなく、煮こぼれ等が本体内22内に漏れていくこ
とがなく、簡単にゴトク27を位置決めできる。従っ
て、ゴトク27だけでなくコンロ天板23の掃除性を確
保しながら、本体22内の機能部品に汚れが及ぶことを
最小限に抑えることができるため、コンロ21全体の耐
久性を向上することができる。
【0018】(実施例4) 図4に示すように、コンロ31は、本体32上にコンロ
天板33を載置しコンロ天板33上に上述のゴトク1を
備えたものである。
天板33を載置しコンロ天板33上に上述のゴトク1を
備えたものである。
【0019】以上のように本実施例によれば、ゴトク1
が単一鋼板の一体のプレス成型によるため、製造工程が
短縮されることによってコストが低下でき、閉塞部4
が、煮こぼれ等が載置部2の内部に回り込むことを防止
し、かつゴトク1全体の強度を保持することができるた
め、洗い易いゴトク1を備えたコンロ31を実現するこ
とができる。同時に製造コストの低いコンロとすること
ができるため、ユーザーにとって使い易く、安価で購入
できるコンロが提供できる。
が単一鋼板の一体のプレス成型によるため、製造工程が
短縮されることによってコストが低下でき、閉塞部4
が、煮こぼれ等が載置部2の内部に回り込むことを防止
し、かつゴトク1全体の強度を保持することができるた
め、洗い易いゴトク1を備えたコンロ31を実現するこ
とができる。同時に製造コストの低いコンロとすること
ができるため、ユーザーにとって使い易く、安価で購入
できるコンロが提供できる。
【0020】(実施例5) 図5に示すように、被加熱物を載置する載置部と、コン
ロ天板に接する設置部とを単一の鋼板で一体に形成した
ゴトクの製造工程を、鋼板の打ち抜き工程41とその後
のプレス成型工程42の約2工程化したものである。
ロ天板に接する設置部とを単一の鋼板で一体に形成した
ゴトクの製造工程を、鋼板の打ち抜き工程41とその後
のプレス成型工程42の約2工程化したものである。
【0021】以上のように、基本的に打ち抜き型とプレ
ス型の2種類で成型可能で、通常2種類以上の部材で構
成し、かつ打ち抜き工程とプレス成型工程の次に必要と
する嵌合工程あるいは溶接工程が不要となるため、金型
投資費用と製造工数を大きく低減することができ、結果
としてゴトクの製造コスト全体を低減することができ
る。
ス型の2種類で成型可能で、通常2種類以上の部材で構
成し、かつ打ち抜き工程とプレス成型工程の次に必要と
する嵌合工程あるいは溶接工程が不要となるため、金型
投資費用と製造工数を大きく低減することができ、結果
としてゴトクの製造コスト全体を低減することができ
る。
【0022】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のゴトク並びにゴトクを用いたコンロは下記の効果を
有する。
明のゴトク並びにゴトクを用いたコンロは下記の効果を
有する。
【0023】(1)ゴトクの中心に向かって内方に突出
する被加熱物の載置部と略円形枠体状の設置部を単一の
部材で一体にプレス成型し、載置部と設置部との連続部
分を緩やかな曲線形状とし、設置部の外周部と載置部の
外周部下部との連続部分を閉塞部としたことにより、載
置部および載置部と設置部との連続部分の洗浄性、並び
に設置部が略円形形状による洗浄性を共に確保でき、煮
こぼれ等の載置部の内部への回り込みを防止しながら載
置部を含めたゴトク全体の強度を保持することができ
る。
する被加熱物の載置部と略円形枠体状の設置部を単一の
部材で一体にプレス成型し、載置部と設置部との連続部
分を緩やかな曲線形状とし、設置部の外周部と載置部の
外周部下部との連続部分を閉塞部としたことにより、載
置部および載置部と設置部との連続部分の洗浄性、並び
に設置部が略円形形状による洗浄性を共に確保でき、煮
こぼれ等の載置部の内部への回り込みを防止しながら載
置部を含めたゴトク全体の強度を保持することができ
る。
【0024】(2)ゴトクの中心に向かって内方に突出
する被加熱物の載置部と略円形枠体状の設置部を単一の
部材で一体にプレス成型し、載置部と設置部との連続部
分を緩やかな曲線形状とし、載置部の被加熱物との接触
部に、載置部の長手方向に連続する突起を設けたことに
より、洗浄性を確保しながら、連続する突起が鍋底に線
接触して、鍋が載置部上を滑るのを防止し、鍋を安定的
に固定することができる。
する被加熱物の載置部と略円形枠体状の設置部を単一の
部材で一体にプレス成型し、載置部と設置部との連続部
分を緩やかな曲線形状とし、載置部の被加熱物との接触
部に、載置部の長手方向に連続する突起を設けたことに
より、洗浄性を確保しながら、連続する突起が鍋底に線
接触して、鍋が載置部上を滑るのを防止し、鍋を安定的
に固定することができる。
【0025】(4)本体上にコンロ天板を載置し、コン
ロ天板上に上述のゴトクを備えたことにより、ユーザー
にとって使い易く、安価で購入できるコンロが提供でき
る。
ロ天板上に上述のゴトクを備えたことにより、ユーザー
にとって使い易く、安価で購入できるコンロが提供でき
る。
【図1】(a)本発明の一実施例のゴトクの平面図
(b)同ゴトクの正面図
(b)同ゴトクの正面図
【図2】(a)本発明の他の実施例のゴトクの平面図
(b)同ゴトクの正面図
(b)同ゴトクの正面図
【図3】(a)本発明の他の実施例のコンロの天板とゴ
トクの位置関係を示した図(b)同コンロの構成の概念
を示した部分断面図(c)同コンロの要部断面図
トクの位置関係を示した図(b)同コンロの構成の概念
を示した部分断面図(c)同コンロの要部断面図
【図4】本発明のコンロの構成の概念を示した部分断面
図
図
【図5】本発明の一実施例のゴトクの製造工程を示した
工程図
工程図
【図6】従来のゴトクの要部断面図
【図7】従来の他のゴトクの要部斜視図
【図8】従来の他のコンロの要部斜視図
1、11 ゴトク 2、12 載置部 3、13、 設置部 4 閉塞部 13 突起 32 本体 33 コンロ天板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山村 正道 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−34975(JP,A) 特開 昭61−149733(JP,A) 実開 平2−147712(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 15/10
Claims (3)
- 【請求項1】中心に向かって内方に突出する被加熱物の
載置部と、コンロ天板に接する略円形枠体状の設置部と
を備え、前記載置部と前記設置部を単一の部材で一体に
プレス成型し、前記載置部と前記設置部との連続部分を
緩やかな曲線形状とし、前記設置部の外周部と前記載置
部の外周部下部との連続部分を閉塞部としたゴトク。 - 【請求項2】中心に向かって内方に突出する被加熱物の
載置部と、コンロ天板に接する略円形枠体状の設置部と
を備え、前記載置部と前記設置部を単一の部材で一体に
プレス成型し、前記載置部と前記設置部との連続部分を
緩やかな曲線形状とし、前記載置部の被加熱物との接触
部に、前記載置部の長手方向に連続する突起を設けたゴ
トク。 - 【請求項3】コンロ天板を載置した本体と、請求項1ま
たは2に記載のゴトクとを備えたコンロ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6273640A JP3008788B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | ゴトク並びにそれを用いたコンロ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6273640A JP3008788B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | ゴトク並びにそれを用いたコンロ |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH08135987A JPH08135987A (ja) | 1996-05-31 |
JP3008788B2 true JP3008788B2 (ja) | 2000-02-14 |
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Family Applications (1)
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JP6273640A Expired - Fee Related JP3008788B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | ゴトク並びにそれを用いたコンロ |
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JP (1) | JP3008788B2 (ja) |
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JP4430625B2 (ja) * | 2006-01-12 | 2010-03-10 | リンナイ株式会社 | コンロ用五徳 |
-
1994
- 1994-11-08 JP JP6273640A patent/JP3008788B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08135987A (ja) | 1996-05-31 |
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