JP4065255B2 - コンロ天板における外枠と取付体との固定構造 - Google Patents

コンロ天板における外枠と取付体との固定構造 Download PDF

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Description

本発明は、ガスコンロ等のコンロ天板における外周囲の外枠とその内側に配置される通気口枠板等の取付体とを取付け固定する固定構造に関するものである。
従来、ガスコンロ等のコンロ天板は、ガラス板などの覆板の外周囲の外枠に通気口枠板を組み付けた構成のものがある(特許文献1の図1、図2等)。この特許文献1としての特開平11−281068号公報に記載の外枠は、4本の桟材を組み合わせたものであるが、1本の帯状体を折り曲げてその両端の端面同士を付き合わせて形成したものもあり、そして、この外枠と上記通気口枠板とは、裏側からピン打ち等して固定される。
例えば、図9に示すように、外枠200には、その内周側面に形成された凹溝221に対して垂直な小穴222を複数箇所に設け、また、通気口枠板400には、その周縁部に上記の各小穴222と対応する位置に貫通孔441を複数設け、そして、通気口枠板400の周縁部を外枠200の凹溝221に差込み、次いで外枠200の小穴222と通気口枠板400の貫通孔441にピン100を圧入させる。これによって、外枠200と通気口枠板400とが強固に固定されることとなる。なお、ガラス板等の覆板は、外枠400に対してコーキング材によって接着固定される。
特開平11−281068号公報
上記の外枠と通気口枠板との固定構造では、外枠と通気口枠板とを連結するのに別に複数個のピンが必要となり、しかも、これらのピンを上記小穴や上記貫通穴に差込む作業が必要である。そのため、部品点数が多くなり、作業工数も多いものであった。
一方、上記外枠200は、アルミニウム製の押出し成形品からなる1本の帯状体で構成されて、その両端の端面同士を通気口枠板が配置される後側で付き合わせた連結部を有する矩形に形成されていると、外枠200の連結部においては外方に撓もうとする力が作用して直線性を保持し難くかった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、ピン等の固定部材を用いることなく、コンロ天板における外枠と通気口枠板等の取付体とを固定することができる固定構造を実現するものである。
また、本発明は、外枠を構成する帯状体の端面同士を付き合わせた連結部での直線性を確保することができる固定構造を実現するものである。
(1)本発明に係るコンロ天板における外枠と取付体との固定構造は、コンロ天板における外周囲の金属製の外枠に対して通気口枠板等の金属製の取付体を取付け固定する固定構造であって、上記外枠の内側面に形成された凹溝に上記取付体の外周縁を差込んだ状態で、外枠の裏側から該外枠の一部を塑性変形させてカシメることにより外枠に取付体を固定させるようにしたことを特徴とする。
上記構成のように、外枠の一部を塑性変形させてカシメることにより外枠に対して通気口枠板等の取付体を固定させるようにしたので、従来のようなピン等の固定部材を用いることなく、コンロ天板における外枠と取付体とを固定することができる。
(2)また、上記取付体のカシメ位置に突入部を設け、該突入部に塑性変形させた外枠の一部を突入させるようにしてもよい。
これにより、外枠と取付体とのカシメによる結合を強化することができる。
(3)また、上記外枠には上記凹溝の深さ方向と交差し且つ該凹溝と連通した縦溝を設け、該縦溝よりも内側に形成される凸部を上記取付体に設けた上記突入部に対向させ、上記カシメにより上記縦溝が押し潰されると共に上記凸部が取付体の上記突入部に没入嵌合されるようにしてもよい。
これにより、カシメ時に上記縦溝が潰し代となって押し潰されて上記凸部が取付体の上記突入部に没入嵌合されることから、外枠の一部である該凸部を取付体の突入部に対してより深く進入させることができる。従って、外枠と取付体とのカシメによる結合を一層強化することができる。また、カシメ時に上記縦溝が押し潰されることで、外枠の外周面側が膨出変形することを防止でき、また、外枠の塑性変形を小さなパンチ力で行うことができ、さらに、外枠の塑性変形を所定位置で確実に行うことができる。
(4)また、上記外枠には上記凹溝の深さ方向と交差し且つ該凹溝と連通した縦溝を設け、該縦溝よりも内側に形成される凸部を上記取付体に対向させ、上記カシメにより上記縦溝が押し潰されると共に上記凸部が取付体に没入嵌合されるようにしてもよい。
これにより、カシメ時に上記縦溝が潰し代となって押し潰されて上記凸部が取付体に突き刺さるように没入嵌合されることから、外枠と取付体とのカシメによる結合を強化することができる。
(5)また、上記外枠は、1本の帯状体から構成されてその両端の端面同士を付き合わせた連結部を有する枠状に形成されており、上記取付体を少なくとも上記連結部を含む範囲に配置させるようにしてもよい。
これにより、外枠の連結部で外方に撓もうとする力が作用していても、上記取付体が外枠の連結部において強固に固定されているので、この取付体によって外枠の連結部での直線性を確保することができる。従って、外枠形状を長期間安定して保持することができる。
なお、上記取付体は、上記外枠内の一部領域に取付けられて排気口や吸気口等のための通気口を設けた通気口枠板、または上記外枠内の全領域に取付けられた覆板などとして構成されてもよいし、また、上記外枠にはフランジ部が設けられて該フランジ部に接着固定されるガラス板が外枠内の全域を覆っており、上記連結部における上記凹溝内に差込配置させる添え材を上記取付体としてもよい。
(6)また、上記カシメは、外枠の裏側の内縁部を塑性変形させるようにしてもよい。
これにより、外枠の一部を塑性変形させたときに、外枠の外周面側が膨出変形することを防止することができる。従って、外枠の外観を綺麗に保つことができる。
(7)また、上記カシメは、外枠の一部を半抜きして塑性変形させるようにしてもよい。
これにより、外枠の一部を塑性変形させたときに、外枠の外周面側が膨出変形することを一層確実に防止することができ、外枠の外観を綺麗に保つことができる。また、外枠の一部が半抜きされることで、外枠の塑性変形を小さなパンチ力で行うことができ、また、外枠の塑性変形を所定位置で確実に行うことができる。
以上のように、本発明によれば、外枠の一部を塑性変形させてカシメることにより外枠に通気口枠板等の取付体を取付けて固定させるようにしたので、ピン等の固定部材を用いることなく、外枠と取付体とを強固に固定させることができる。従って、コンロ天板における外枠と取付体との固定構造において、部品点数が少なく、且つ作業工数を低減することができる。
また、1本の帯状体で構成する外枠の連結部を含む範囲に上記取付体を配置してカシメることで、この取付体によって外枠の連結部での直線性を確実に確保することができる。
以下に、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、システムキッチンのカウンタートップに埋設されるドロップインコンロのコンロ本体Hの上面開口を覆うコンロ天板1の斜視図を示している。図1に示すように、このコンロ天板1は、外枠2にガラス板製の覆板3とグリル部Gや図示しない別体のオーブンからの排気を排出する通気口40を形成するための通気口枠板4(取付体)とを組み付けたものである。また、このコンロ天板1がシステムキッチンのカウンタートップ(図示せず)に取付けられた状態では、上記通気口枠板4上に一対の通気口カバー5が載置される。なお、この例では、コンロ本体Hに備えられたグリル部Gや別体のオーブンなどからの排気を排出する通気口40を形成するための通気口枠板4として説明するが、上記グリル部Gなどがなくコンロ本体H内への空気の吸入を望む場合にはこの通気口40を吸気口として用いることができる。
外枠2は、アルミニウム製の押出し成形品からなる1本の帯状体で構成されて、その両端の端面20a(図5参照)同士を通気口枠板4が配置される後側で付き合わせた連結部20を有する矩形状に形成されている。通気口枠板4は、外枠2と同じくアルミニウム製の押出し成形品からなり、2次加工によってグリル部Gからの排気が排出される通気口40が設けられている。覆板3は、ガラス板製であり、コンロ用バーナBを臨ませるためのコンロ開口部31が3つ設けられている。
上記外枠2は、内側面の全周にわたって開口する水平方向の凹溝21が形成されると共に、上部(図4では下方側)には全周にわたって内方に突出するフランジ部24が形成されている(図4参照)。そして、この外枠2に対して、通気口枠板4は上記凹溝21にその外周縁を差込んだ状態で裏側から外枠2の内縁部25の一部を塑性変形させてカシメることにより固定され(図4参照)、また、図2に示すように覆板3は上記フランジ部24に対してコーキング材Sによって接着固定されている。
図3(a)は、外枠2に対して通気口枠板4が固定された状態を裏側から見た裏面図を示し、図3(b)は、通気口枠板4の裏面側を現した裏面図を示している。図3(a)に示すように、通気口枠板4は、外枠2に対して複数箇所(カシメ部K)でカシメにより固定されている。なお、図3(a)のものでは、カシメ部Kは、通気口枠板4の長辺側に4箇所、両短辺側にそれぞれ1箇所ずつの合計6箇所に形成されている。そして、外枠2の連結部20付近の左右にそれぞれカシメ部Kを形成することで、この外枠2の連結部20における外方への撓みを抑制して直線性を確保することや連結部20の左右方向への開きを防止するうえで有利である。
また、図3(b)に示すように、この複数のカシメ部Kの位置と対応して通気口枠板4の外周縁部には、矩形状の突入部としての貫通孔41が設けられており、これらの各貫通孔41に対して外枠2の裏側の内縁部25を塑性変形させてその一部を突入させている。
なお、通気口枠板4の各貫通孔41は、図示していないが、押出し成形した後に金型によって通気口40や両側のガイド孔43と同時に打抜き形成し、次いで、外枠2とのカシメ時には両側のガイド孔43に対しカシメ金型のガイド棒を挿通させて6箇所のカシメ部Kとなる外枠2の内縁部25を同時に殴打して外枠2の一部を塑性変形させてカシメるようにしている。従って、通気口枠板4の設けた各貫通孔41に対して正確にカシメ部Kが位置決めされてカシメ不良の発生を防止している。なお、図3(b)中の44は、突片部であり、この突片部44の役目については後述する。
図4は、上述の外枠2と通気口枠板4とのカシメK工程を示している。なお、この図4では、通気口枠板4および外枠2を裏返してその上側にカシメパンチPが配置された状態を示している。
図4(a)に示すように、上記外枠2には上記凹溝21の深さ方向とほぼ直角に交差し且つ上記凹溝21と連通した縦溝22が裏側(図4(a)では図の上側)に向けて設けられている。そして、通気口枠板4の外周縁部を外枠2の凹溝21に差込んだ状態では、上記縦溝22よりも内側に形成される外枠2の凸部23が通気口枠板4に設けた突入部としての各貫通孔41に対向される。そして、図4(b)に示すように、上記縦溝22および上記凸部23が形成された外枠2の裏側の内縁部25をカシメパンチPによって殴打して外枠2の一部を塑性変形させる。このとき、カシメパンチPによって外枠2の一部を半抜きして塑性変形させるようにする。すると、図4(c)に示すように、上記縦溝22が押し潰されると共に上記凸部23が通気口枠板4の貫通孔41に没入して嵌合する。このようにして、外枠2の裏側からその一部を塑性変形させてカシメることにより外枠2に対して通気口枠板4が強固に固定される。
なお、上記突入部としての貫通孔41は、凸部23の外径とほぼ同じ内径でもよいが、この凸部23の外径よりも小さい内径にするのがカシメ力を強化する点で好ましく、さらに貫通孔41を凸部23外径よりも小さい内径とする場合にその入口部分にテーパを設けるとカシメ時に凸部23が没入し易くなる点で有利である。また、この突入部としては、上記貫通孔41の他に上記凸部23が没入嵌合し易いスリットや溝等の脆弱部を採用してもよいし、更にはこのような脆弱部も設けずに通気口枠板4の平滑な表面において上記凸部23が突き刺さる部位としてもよい。
なお、図4(a)中の45は、通気口枠板4の表面側において長手方向の両端を除いたほぼ全長にわたって設けた立壁片であり、この立壁片45によって通気口枠板4の強度を確保すると共に外枠2の内周面を目隠しして外観の見栄えを損なわないようにしている。また、24は、外枠2のフランジ部24であり、通気口枠板4が配設されない個所ではこのフランジ部24に覆板3の外周縁が接着固定される(図2参照)。
以上のように、本実施の形態のコンロ天板1における外枠2と取付体としての通気口枠板4との固定構造によれば、外枠2の一部を塑性変形させてカシメることにより外枠2に通気口枠板4を固定させるようにしたので、図9に示す従来のようなピン100(他の固定部材)を用いることなく、コンロ天板1における外枠2と通気口枠板4とを固定することができる。従って、コンロ天板1における外枠2と通気口枠板4との固定構造において、部品点数が少なく、且つ作業工数を低減することができる。
ところで、上述のように、上記外枠2や上記通気口枠板4は、外観の見栄えや製造の容易さ等の点でアルミニウムの押出し成形品で形成された同一素材からなるが、図9に示す従来例において外枠200と通気口枠板400との固定に使用されるピン100は、ピン100の強度や結合力等の点でステンレス製とされる。この場合、ピン100は、外枠200と通気口枠板400とは異なる金属素材となるため、ピン100による結合部分である上記の小穴222や貫通孔441およびピン100自体に電蝕(異種金属間に電気が流れることによって起こる金属腐蝕)が生じるため、長年使用によってピン100の結合力が低下し、場合によっては所々ピン100が抜け落ちてしまうことがあった。
これに対して、上記実施の形態のものでは、外枠2や通気口枠板4とは異なる金属素材のピン等の固定部材を用いることなく、アルミニウム製の同一素材からなる外枠2と通気口枠板4とを上記カシメによって結合させるので、外枠2と通気口枠板4との結合部分に電蝕が生じなくなり、外枠2と通気口枠板4とを長期間安定して強固に固定させておくことができる利点がある。
また、通気口枠板4のカシメ部Kの位置に突入部としての貫通孔41を設け、この貫通孔41に塑性変形させた外枠2の一部を突入させるようにしたので、外枠2と通気口枠板4とのカシメによる結合を一層強化することができる。
また、上記カシメ部Kは、外枠2の裏側の内縁部25を塑性変形させるようにしたこと、外枠2の一部を半抜きして塑性変形させるようにしたこと等によって、外枠2の一部を塑性変形させたときに、外枠2の外周面側が膨出変形することを防止することができ、外枠2の外観を綺麗に保つことができる。しかも、外枠2の一部が半抜きされることで、外枠2の塑性変形を小さなパンチ力で行うことができ、また、外枠2の塑性変形を所定位置の範囲内で確実に行うことができる。
また、上記カシメにより上記縦溝22が潰し代となって押し潰されるため、縦溝22の中空部分が陥没することとなって外枠2の外周面側が膨出変形することを一層確実に防止することができる。
しかも、上記カシメにより上記縦溝22が潰し代となって押し潰されると共に上記凸部23が通気口枠板4の貫通孔41に没入して嵌合されるようにしたので、外枠2の一部である凸部23を通気口枠板4の貫通孔41により深く進入させることができる。従って、外枠2と通気口枠板4とのカシメ部Kによる結合を一層強化することができる。
一方、上記外枠2は、1本の帯状体から構成されてその両端の端面20a同士を付き合わせた連結部20を有する枠状に形成されていることから、この連結部20においては外方に撓もうとする力が作用して直線性を保持し難い。ところが、外枠2のこの連結部20を含む範囲に上記通気口枠板4が配置されて上記カシメ部Kによって強固に固定されるので、外枠2の連結部20で外方に撓もうとする力が作用していても、この通気口枠板4によって外枠2の連結部20での直線性を確保することができる。加えて、上記通気口枠板4の裏面における後端中央部には突片部44が形成されており、この突片部44は、図5に示すように、外枠2における通気口枠板4差込用の凹溝21と連通して設けられた上記縦溝22(カシメ部Kの位置ではカシメの潰し代となる。)に係合されるようにしている。そして、この通気口枠板4の突片部44は、外枠2の連結部20に配置されるようにしている。従って、この外枠2の連結部20において通気口枠板4の突片部44を上記縦溝22に嵌め込むことで、この連結部20での矯正が強化されて連結部20での直線性を一層確実に確保することができる。
ところで、上記通気口枠板4上に載置される通気口カバー5には、以下のような工夫が施されている。図6は、通気口カバー5を裏返した状態の斜視図を示している。
図6に示すように、この通気口カバー5は、長手方向に延びて対向した長辺のそれぞれの下端部51を内側にカール曲げさせている。これにより、通気口カバー5の強度が高められて歪み防止することができる。すなわち、通気口カバー5は、ステンレス等のプレス成形品をホーローコートするに際してアニール炉で加熱して表面にホーローを固着させるが、この加熱時に通気口カバー5が熱変形することがあった。
ところが、上述のように、通気口カバー5における両長辺下端部51を内側にカール曲げして強度を高めた結果、上記加熱時の熱変形を抑制することができる。また、このように長辺下端部51をカール曲げすることで、長辺下端部51に通気口枠板4との間に若干のスペースが形成されるので、このスペースに指を差込んで通気口カバー5をコンロ天板1から持上げ易くするという利点もある。
また、この通気口カバー5は、通気口枠板4の中央付近に配置される長辺下端部51のそれぞれに突設した2つの脚部52a,52bと、通気口枠板4の端部側に配置される一方の短辺下端部52の中央部に突設した1つ脚部52cとによって、通気口枠板4上に3点支持される。これにより、上記各脚部52a,52b,52cの高さが万一不揃いであっても、通気口枠板4上にガタ付くことなく載置させておくことができる。すなわち、例えば、通気口カバー5の各長辺下端部51の両端にそれぞれ脚部を2つずつ突設して4点支持により通気口カバー5を通気口枠板4上に支持させた場合、4点支持のための各脚部の高さが不揃いとなると、高さの高い2点の脚部で通気口枠板4上に支持され、高さの低い他の2点の脚部間でシーソーのようなガタツキが生じることとなる。
ところが、上述のように、3点支持によって通気口カバー5を通気口枠板4上に支持させれば、例え各脚部52a,52b,52cの高さが不揃いであっても3点の脚部52a,52b,52cが常に通気口枠板4上に設置されるから、4点支持のときのような通気口カバー5のガタツキが生じることはない。
また、通気口カバー5における上記脚部52cが形成されていない他方の短辺下端部52の中央部に長く突設した爪片53は、一対の通気口カバー5が通気口枠板4上に左右正しく載せられると通気口40に入り込むものであるが、一対の通気口カバー5が通気口枠板4上に左右逆に載せられたときに上記爪片53が通気口枠板4に当たって通気口カバー5が浮いた状態となって正しく載せられなくなるので、これによって、通気口カバー5の誤セットを防止するようにしたものである。
なお、本発明は、上記実施の形態のものに限らず、発明の範囲内で種々の設計変更を施すことが可能である。
上記外枠2に取付け固定される取付体としては、上記実施の形態では外枠2内の一部領域に取付けられてグリル部等からの排気口やコンロ本体H内に空気を取り込む吸気口等のための通気口40を設けた通気口枠板4とするが、上記通気口40の有無を問わずに外枠2内の全領域に取付けられた覆板3をこの取付体とするものでもよいし、また、外枠2の連結部20において当該部位の補強用としての添え材をこの取付体とするものでもよいし、さらに、外枠2の連結部20を含む範囲に配置される種々の形状の部材等でもよい。具体的に、図7(a)(b)に示すように、ステンレスやアルミニウムなどの金属板であって通気口40Aの有無を問わずに外枠2A内の全領域に取付けられる覆板3Aを取付体4Aとするものでもよい。また、図8(a)(b)に示すように、覆板3Bがガラス板であって外枠2A内の全領域に取付けられる場合でも、外枠2の連結部20における補強用としての添え材4Bを取付体とするものでもよい。そして、この図8のものでは、フランジ部24を外枠2の最上位置としてガラス板からなる覆板3Bがフランジ部24の下面側に接着固定されているが、フランジ部24を凹溝21より上位置の外枠2の中位置としてこの覆板3Bがフランジ部24の上面側に接着固定されてもよい。なお、図7や図8中の符号で示すものは、上記実施の形態における図1〜図5で同一の符号で示すものと同一または相当するものである。
また、上記カシメ部Kの位置や数も任意に決定することができる。
また、コンロ天板1として、上記実施の形態ではドロップインコンロに使用されるコンロ天板1とするが、テーブルコンロのコンロ天板1でもよいし、また、ガスコンロに限らず電磁式コンロ等も含む加熱調理器のコンロ天板1でもよい。
ドロップインコンロにおけるコンロ天板の外観構成を示す斜視図である。 図1のX−X断面図であって覆板3と外枠2のフランジ部24との接合状態を示す断面図である。 図3(a)は外枠に対して通気口枠板が固定された状態を裏側から見た裏面図であり、図3(b)は通気口枠板の裏面側を現した裏面図である。 外枠と通気口枠板とのカシメ工程を示す模式図である。 外枠の連結部において外枠の縦溝に通気口枠板の突片部が嵌り込んだ状態を示す一部断面斜視図である。 通気口カバーを裏返した状態を示す斜視図である。 取付体としての他の例を示した図であり、図7(a)は外枠に取付板ともなる覆板を取付けたコンロ天板の斜視図であり、図7(b)は図7(a)のY−Y断面図である。 取付体としての更に他の例を示した図であり、図8(a)は外枠にガラス板からなる覆板を取付けたコンロ天板の斜視図であり、図8(b)は図8(a)のZ−Z断面図である。 従来のコンロ天板における外枠と通気口枠板との固定構造を示す一部断面斜視図である。
符号の説明
1 コンロ天板
2 外枠
3 覆板
4 通気口枠板(取付体)
5 通気口カバー
20 連結部
20a 端面
21 凹溝
22 縦溝
23 凸部
24 フランジ部
25 内縁部
41 貫通孔(突入部)
44 突片部
K カシメ部

Claims (9)

  1. コンロ天板における外周囲の金属製の外枠に対して通気口枠板等の金属製の取付体を取付け固定する固定構造であって、
    上記外枠の内側面に形成された凹溝に上記取付体の外周縁を差込んだ状態で、外枠の裏側から該外枠の一部を塑性変形させてカシメることにより外枠に取付体を固定させるようにしたことを特徴とするコンロ天板における外枠と取付体との固定構造。
  2. 請求項1に記載のコンロ天板における外枠と取付体との固定構造において、
    上記取付体のカシメ位置に突入部を設け、該突入部に塑性変形させた外枠の一部を突入させるようにしたコンロ天板における外枠と取付体との固定構造。
  3. 請求項2に記載のコンロ天板における外枠と取付体との固定構造において、
    上記外枠には上記凹溝の深さ方向と交差し且つ該凹溝と連通した縦溝を設け、該縦溝よりも内側に形成される凸部を上記取付体に設けた上記突入部に対向させ、上記カシメにより上記縦溝が押し潰されると共に上記凸部が取付体の上記突入部に没入嵌合されるようにしたコンロ天板における外枠と取付体との固定構造。
  4. 請求項1に記載のコンロ天板における外枠と取付体との固定構造において、
    上記外枠には上記凹溝の深さ方向と交差し且つ該凹溝と連通した縦溝を設け、該縦溝よりも内側に形成される凸部を上記取付体に対向させ、上記カシメにより上記縦溝が押し潰されると共に上記凸部が取付体に没入嵌合されるようにしたコンロ天板における外枠と取付体との固定構造。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のコンロ天板における外枠と取付体との固定構造において、
    上記外枠は、1本の帯状体から構成されてその両端の端面同士を付き合わせた連結部を有する枠状に形成されており、上記取付体を少なくとも上記連結部を含む範囲に配置させるようにしたコンロ天板における外枠と取付体との固定構造。
  6. 請求項5に記載のコンロ天板における外枠と取付体との固定構造において、
    上記取付体は、上記外枠内の一部領域に取付けられて排気口や吸気口等のための通気口を設けた通気口枠板、または上記外枠内の全領域に取付けられた覆板であるコンロ天板における外枠と取付体との固定構造。
  7. 請求項5に記載のコンロ天板における外枠と取付体との固定構造において、
    上記外枠にはフランジ部が設けられて該フランジ部に接着固定されるガラス板が外枠内の全域を覆っており、上記連結部における上記凹溝内に差込配置させる添え材を上記取付体としたコンロ天板における外枠と取付体との固定構造。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載のコンロ天板における外枠と取付体との固定構造において、
    上記カシメは、外枠の裏側の内縁部を塑性変形させるようにしたコンロ天板における外枠と取付体との固定構造。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載のコンロ天板における外枠と取付体との固定構造において、
    上記カシメは、外枠の一部を半抜きして塑性変形させるようにしたコンロ天板における外枠と取付体との固定構造。
JP2004182834A 2004-06-21 2004-06-21 コンロ天板における外枠と取付体との固定構造 Expired - Lifetime JP4065255B2 (ja)

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