JP3008392U - 模様表示板付きグレーチング - Google Patents

模様表示板付きグレーチング

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JP3008392U
JP3008392U JP1994011931U JP1193194U JP3008392U JP 3008392 U JP3008392 U JP 3008392U JP 1994011931 U JP1994011931 U JP 1994011931U JP 1193194 U JP1193194 U JP 1193194U JP 3008392 U JP3008392 U JP 3008392U
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JP1994011931U
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Inventor
昭三 石田
Original Assignee
石田鉄工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面が滑らず安全性に優れ、また土砂やゴミ
が溜まりにくい構造であり、しかも外観美麗なグレーチ
ングを提供する。 【構成】 所定の溝蓋形状に形成された枠材11と前記
枠材内に所定間隔で多数並列された桟材12と前記桟材
と直交するツイストバー14によって格子状に構成され
たグレーチング10において、前記桟材12の上部には
溝部13が形成されていて該溝部には着色された砂状ノ
ンスリップ材20が一体に充填固着されているととも
に、前記桟材上部を切除した載置部に該桟材上部と略面
一表面を有する模様表示板30が一体に固設されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は模様表示板付きグレーチングに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、グレーチングは所定の溝蓋形状に形成された枠材と前記枠材内に所定間 隔で多数並列された桟材とからなり、前記桟材と直交するツイストバーによって 格子状に構成されたものが多用されている。 このようなグレーチングは、側溝の開口部を覆って載置され、溝内への土砂や ゴミの落ち込みを防ぎ雨水を側溝内へ導く。
【0003】 しかるに、上記構造のグレーチングによれば、該格子の隙間から土砂などが容 易に落下し、種々の問題を引き起こしていた。また、グレーチング上を行き交う 老人の杖や女性のハイヒールの踵、あるいはベビーカーや自転車のタイヤなどが 落ち込むことがあり大変危険であった。また、降雨時には表面が滑り転倒するお それもあった。
【0004】 そのため、並設される桟材の間隔を狭くする方法が考えられるが、この方法で は枠材内に設けられる桟材の本数が多くなり、材料鋼材の使用本数が増えコスト が増大するのみならず、単位面積当りの重量が増大して運搬ならびに取付工事な どにも不利を生じる。
【0005】 本発明者は先に、かかる問題点を解決するために、上部に略V字状の溝部を有 する断面略Y字状の主部材が所定間隔で並設されていることを特徴とする溝蓋を 提案した(実開昭63−86186号公報)。 この構造によれば、目の細かい溝蓋を経済的に得ることができるが、溝内に土 砂やゴミが溜まって汚れ易いという新たな問題が生じた。また、タイヤの落ち込 みや表面の滑りを完全に防止することは困難であった。
【0006】 一方、この種のグレーチングは雨水等の排水の関係もあって都市の広い部分に 配置され目に触れやすいものであるにもかかわらず、従来から相変わらず金属製 の無機質な外観を呈するものがほとんどであった。 そこで、近年では、この種のグレーチングにあっても、都市の美化あるいは個 性化を高めることが期待されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、このような状況に鑑み提案されたものであって、表面が滑らず安 全性に優れ、また土砂やゴミが溜まりにくい構造で、しかも外観的にも優れ、都 市の美化あるいは個性化に寄与することができる新規な模様表示板付きグレーチ ングを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち、この考案は、所定の溝蓋形状に形成された枠材と前記枠材内に所定 間隔で多数並列された桟材と前記桟材と直交するツイストバーによって格子状に 構成されたグレーチングにおいて、前記桟材の上部には溝部が形成されていて該 溝部には着色された砂状ノンスリップ材が一体に充填固着されているとともに、 前記桟材上部を切除した載置部に該桟材上部と略面一表面を有する模様表示板が 一体に固設されていることを特徴とする模様表示板付きグレーチングに係る。
【0009】
【実施例】
以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。 図1はこの考案のグレーチングの一例を示す斜視図、図2はその2−2線にお ける断面図、図3はその要部を示す拡大断面図、図4は模様表示板を示す平面図 、図5は模様枠材の構成を示す分解斜視図である。
【0010】 図1および図2に示されるように、この考案は、ステンレスや鋳物などが所定 の溝蓋形状に形成された枠材11と該枠材11内に所定間隔で多数並列された桟 材12と前記桟材12と直行するツイストバー14によって格子状に構成された グレーチング10に係るものである。
【0011】 前記桟材12は上部に溝部13が形成されていて、該溝部13には砂状ノンス リップ材20が一体に充填固定されている。
【0012】 図2から理解されるように、前記桟材12の溝部13の内底面には、コイル状 物15が配されている。前記コイル状物15は、ステンレスなどの鋼線をコイル 状に折り曲げたもので、前記溝部13内に溶接などによって固着されている。 このコイル状物15は砂状ノンスリップ材20を前記溝部13内に安定して固 定するためのアンカーとして機能する。
【0013】 砂状ノンスリップ材20は砂状セラミックスと合成樹脂材との混合物よりなり 、前記桟材12の溝部13内に前記コイル状物15を埋設するように充填固着さ れる。この砂状ノンスリップ材20は、グレーチング10の表面積を大きくして 人や車のタイヤなどの滑り防止効果を付与するほか、前記グレーチング10の耐 磨耗性や強度を高めるためのもので、前記桟材12上面から若干盛り上がるよう に充填されることが好ましい。
【0014】 この砂状ノンスリップ材20に用いられる砂状セラミックスとしては、顆粒状 の無機材料が用いられ、商品名「セラサンド」(上西化学、備州鉱産製)等があ る。 また、合成樹脂材は、前記砂状セラミックスのバインダーとして用いられ、公 知のエポキシ樹脂が好ましい。この砂状セラミックスと合成樹脂材は、グレーチ ング10に要求される耐久性に応じて適宜に配合される。その際、所望の顔料な どを添加して着色することにより、グレーチング10表面を美麗に構成しその美 観を著しく向上させることができる。
【0015】 一方、前記グレーチング10は、その中央部分において、桟材12の上部が切 除された載置部16が形成されている。この載置部16には、模様表示板30を 取り付けるための貫通孔を有する取付板60が溶接等によって固定される。
【0016】 模様表示板30は、図3ないし図5に示されるように、金属板50を外枠部と 所定模様枠部に切り抜いた上枠部材31を、底板35上に、一定厚みを有する下 枠部材33と下敷材34を介して溶接等によって固定した模様枠材Aに下地層3 7および化粧層40を形成したものである。なお、この底板35には、取付ボル ト36等の取付部材が設けられている。
【0017】 下地層37は、前記模様枠材Aの前記下枠部材33および下敷材34の上面と ほぼ同一面まで、エポキシ樹脂等の液状合成樹脂を充填して固化させたものであ る。
【0018】 この下地層37は、図3に示されるように、その外周上面部37Aを前記上枠 部材31の底面部に当接して自己を固定する。そして、前記上枠部材31と当接 しない露出上面部37Bは、粗面38に形成される。
【0019】 化粧層40は、前記上枠部材31に形成された模様に色彩を付与するものであ って、前記下地層の粗面38上に、前記上枠部材31の模様枠に従って、上枠部 材31上面とほぼ同一面まで表面仕上げ材41を導入し固化したものである。こ の際、この表面仕上げ材41が前記下地層に設けられた粗面38の凹凸内に入り 込むため、該化粧層40と前記下地層37の結合は強固となる。
【0020】 前記表面仕上げ材41としては、様々な色に着色されたエポキシ樹脂等の合成 樹脂あるいは砂上セラミックスとエポキシ樹脂等の合成樹脂との混合物が適宜用 いられる。
【0021】 上記構造を有する模様表示板30は、前記底板35の底面に設けられた取付ボ ルト36を前記取付板60の孔部内に挿入し、該取付ボルト36にナット43を 螺合することによって、前記桟材12に固設される。
【0022】 この際、模様表示板30の表面が前記桟材12上部と略面一になるように、前 記桟材12の上部の切除長さが決定される。
【0023】
【考案の効果】
以上図示し説明したように、この考案のグレーチングによれば、砂状ノンスリ ップ材によって極めて滑りにくい構造を有しているので、自転車や自動車のタイ ヤが密着し、ブレーキの効き具合も良好である。また、桟材間の隙間が少ないの で、女性のハイヒールの踵やベビーカーのタイヤが落ち込まないので歩行しやす く、また土砂やゴミなどが側溝内に落下しにくい。 さらに、従来の金属製グレーチングと比較して、表面に付着した水分が凍結し にくいので安全である。
【0024】 加えて、前記砂状ノンスリップ材が着色されており、しかもその中央部に様々 な模様の描かれた模様表示板が設けられているため装飾性に優れており、都市の 美化あるいは個性化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のグレーチングの一例を示す斜視図で
ある。
【図2】その2−2線における断面図である。
【図3】その要部を示す拡大断面図である。
【図4】模様表示板を示す平面図である。
【図5】模様枠材の構成を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 グレーチング 11 枠材 12 桟材 13 溝部 14 ツイストバー 15 コイル状物 16 載置部 20 砂状ノンスリップ材 30 模様表示板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の溝蓋形状に形成された枠材と前記
    枠材内に所定間隔で多数並列された桟材と前記桟材と直
    交するツイストバーによって格子状に構成されたグレー
    チングにおいて、 前記桟材の上部には溝部が形成されていて該溝部には着
    色された砂状ノンスリップ材が一体に充填固着されてい
    るとともに、前記桟材上部を切除した載置部に該桟材上
    部と略面一表面を有する模様表示板が一体に固設されて
    いることを特徴とする模様表示板付きグレーチング。
  2. 【請求項2】 請求項1において、砂状ノンスリップ材
    が砂状セラミックスと合成樹脂材との混合物よりなる模
    様表示板付きグレーチング。
JP1994011931U 1994-08-30 1994-08-30 模様表示板付きグレーチング Expired - Lifetime JP3008392U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016142081A (ja) * 2015-02-04 2016-08-08 株式会社宝機材 図柄部分を備えた側溝用設置部材の製造方法

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