JP3008083B2 - 遊技球補給システム - Google Patents

遊技球補給システム

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JP3008083B2
JP3008083B2 JP8161450A JP16145096A JP3008083B2 JP 3008083 B2 JP3008083 B2 JP 3008083B2 JP 8161450 A JP8161450 A JP 8161450A JP 16145096 A JP16145096 A JP 16145096A JP 3008083 B2 JP3008083 B2 JP 3008083B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各遊技島および
その各遊技島に列設した各遊技機に遊技球を補給する遊
技球補給システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パチンコ遊技における遊技態様は
多様化しており、その多様化した遊技態様では、例えば
連続して「大当たり」となることもあり、そのような遊
技態様となった遊技機では、多数の出玉が発生するた
め、多数の遊技球を速やかに補給する必要がある。この
ような現状に伴い、各遊技島および各遊技機に遊技球を
補給する遊技球補給システムはその重要性を増してお
り、多数の遊技球の速やかな補給という当該システムに
課せられた要求に応えるべく種々改善されてきている。
次に、上記の遊技球補給システムの従来例について、図
17,図18および図19を用いて説明する。
【0003】図17は従来の遊技球補給システムの第1
例を示す図である。この第1例では、遊技店一端側の景
品交換場に、景品球計数装置4fと、その景品球計数装
置4fに投入された遊技球を貯留する大型貯留タンク1
3fとが設置してあり、その大型貯留タンク13fから
樋1fを経由させて、各遊技島10fに遊技球を補給す
るようになっている。
【0004】図18は従来の遊技球補給システムの第2
例を示す図である。この第2例は、背が高く幅が狭い箱
状の貯留タンク13gを遊技島10g内部に収納すると
ともに、その遊技島10gの島端に景品球計数装置4g
を設け、景品球計数装置4gに投入された遊技球を貯留
タンク13gに回収するようにしたものである。隣接し
た遊技島10gには、景品球計数装置4gおよび貯留タ
ンク13gを設けず、貯留タンク13gを備えた遊技島
10gから樋1gを経由させて遊技球を補給するように
なっており、第1例のような大型貯留タンク13fは不
要となる。
【0005】図19は従来の遊技球補給システムの第3
例を示す図である。この第3例は、上記第2例の景品球
計数装置および貯留タンクの分散化をさらに発展させた
ものであり、貯留タンク13hを従来デッドスペースと
なっていた遊技島10hの下部にほぼ全長にわたって収
納し、これにより、遊技島10h毎に景球玉計数装置4
hおよび貯留タンク13hを設けるようにしている。し
たがって、遊技島10h毎に独立して遊技球の補給を行
うことができ、遊技島10h間を接続する樋も設置不要
となる。また、遊技島10hのデッドスペースに貯留タ
ンク13hを設けるので、第2例のように遊技島の横幅
が厚くなって隣の遊技島との間のスペースが狭くなると
いうようなことも発生せず、店内のスペースを最大限に
活用できるようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の遊
技球補給システムでは、上述した近年の遊技態様の多様
化傾向の中で、補給が間に合わなくなる状況が発生する
ようになってきた。例えば、第1例および第2例では、
貯留タンクを備えない遊技島において同時に複数の遊技
機で「大当たり」が発生して予想以上に急激な多数の出
玉があった場合、景品交換場の大型貯留タンク13f
や、隣の遊技島の貯留タンク13gから補給されるもの
の、急速な補給が必要なため間に合わなくなることもあ
り、その即応性という面で問題があった。
【0007】また、第3例では、遊技島毎に貯留タンク
13hを備えているので、急激な多数の出玉があった場
合は瞬時に対応してある程度までは補給できるものの、
他の遊技島とは独立しているため、絶対量が不足するこ
とがあり、結果的に補給が間に合わなくなり、絶対量確
保という面で問題があった。
【0008】この発明は上記に鑑み提案されたもので、
急激に多数の出玉があった場合でも、その遊技島および
遊技機に対して直ちにかつ十分に補給することができる
遊技球補給システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の遊技球補給システムは、遊技島群を構成
する各遊技島およびその各遊技島内に列設した各遊技機
に遊技球を補給する遊技球補給システムにおいて、上記
遊技島毎に設けられ、同一または各種の貯留容量を持つ
貯留手段と、上記貯留手段での貯留球量を検出する複数
の球量検出手段と、上記各貯留手段の球量検出手段の数
が異なっても同じレベル数に区分するレベル区分手段
と、上記球量検出手段による検出球量がその区分したレ
ベルのいずれのレベルに該当するかを決定する貯留レベ
ル決定手段と、上記区分したレベルのうち目標とするレ
ベルを設定する目標レベル設定手段と、隣接遊技島との
間を、遊技球が双方向に流れるように連結した双方向連
結手段と、上記双方向連結手段の、隣接遊技島からの遊
技球の当該遊技島への受け入れ口に設けた受け入れゲー
トと、上記貯留レベル決定手段が決定したレベルが上記
目標レベルより低いレベルにあると判別したとき上記受
け入れゲートを開いて隣接遊技島からの遊技球を流入さ
せ、当該貯留手段の貯留レベルを目標レベルに保持させ
るように制御する貯留レベル制御手段と、上記貯留手段
に貯えられた遊技球を揚送装置で揚送し、当該遊技島の
各遊技機、双方向連結手段、貯留手段の優先順位で補給
する優先順補給手段と、上記受け入れゲートから流入し
た遊技球を、当該遊技島の各遊技機、および貯留手段に
補給する受け入れ球補給手段と、を有している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明の遊技球
補給システムの全体構成を示す図である。図において、
遊技店に設置された遊技島群100は、複数の遊技島1
0…から成り、各遊技島10…には、隣の遊技島10と
の間に渡し樋1a,1b…,2a,2b…が架設してあ
り、隣の遊技島10に向けて遊技球を送るとともにその
隣の遊技島10からも遊技球を受け取り、互いに双方向
に遊技球の送受を行えるようになっている。例えば、図
中、左上から2番目の遊技島10に着目すると、この遊
技島10は、渡し樋2a,2bを経由して隣の遊技島に
遊技球を送り、渡し樋1a,1bを経由して隣の遊技島
から遊技球を受け取れるようになっている。
【0011】また、詳細は後述するように、各遊技島1
0には、遊技島内での遊技球補給制御を行う島内コント
ローラ50が設置してあり、さらに遊技店内には、その
各島内コントローラ50との間で情報の授受を行うこと
で、遊技島群100全体での遊技球補給制御を行うシス
テムコントローラ30が設置してある。
【0012】図2,図3および図4は遊技島の外観およ
び内部構成を概略的に示す図である。なお、以下の説明
では、図1の左上から2番目の遊技島10に着目して説
明するするが、他の遊技島10であっても渡し樋に対す
る符号が変わるのみで、構成は略同一である。
【0013】これらの図において、遊技島10は、列状
に並設された複数の遊技機40…と、これらの遊技機の
中間等に並設された球貸機41…と、景品球計数装置4
と、遊技球の回収路18a,18bと、遊技球の揚送装
置16と、上部タンク11と、遊技球の補給路19a,
19bと、オーバーフロー路20および流下路17と、
貯留タンク13a,13bと、リフト装置14a,14
bを備えて構成されている。
【0014】上記の景品球計数装置4は、遊技島10の
一端側に設けてあり、またすべての遊技島10にではな
く、図1に示すように、レイアウト上適当に選択した遊
技島10に配置してある。
【0015】回収路18a,18bは、各遊技機列の背
面の空間において各遊技機40よりも下方の位置で、遊
技島10の中央に向って下り傾斜をなす2つの斜路状に
形成されており、各遊技機40からのアウト球を回収
し、遊技島10の中央部に集める。
【0016】揚送装置16は、螺旋状部材(図示せず)
を備えるとともに回収路18a,18bに接続し、螺旋
状部材を回転することにより、回収路18a,18bが
回収した遊技球を上方に揚送するとともに、研磨材によ
り遊技球を研磨する。揚送装置16の上部は上部タンク
11となっており、螺旋状部材により上方に揚送された
遊技球を一時貯留する。
【0017】上部タンク11に接して、上記渡し樋1
a,1b,2a,2b…の出入り口となる遊技球の球送
受部12が設けてある。この球送受部12の内部には、
A矢視図(図3)に示すように、上部タンク11内との
出入口となる球送り口11pと球受け入れ口11qが設
けてあり、さらに球受け入れ口11qには、システムコ
ントローラ30からの指令信号によって開閉する受け入
れゲート22が設けてある。
【0018】当該遊技島10からの遊技球は、上部タン
ク11および球送り口11pを経由して渡し樋2a,2
bに入り、隣の遊技島に送られる。また、隣の遊技島か
らの遊技球は、渡し樋1a,1b、球受け入れ口11q
(受け入れゲート22)、および上部タンク11を経由
して当該遊技島10に入ってくる。このように、受け入
れゲート22は、渡し樋毎に設けずに、隣接遊技島の二
方向からの渡し樋の合流地点に1つ設けるようにしたの
で、受け入れ部分の構造を簡単にすることができ、それ
だけ故障も発生しにくくなり、ゲート動作の信頼性を向
上させることができる。なお、上記では、受け入れゲー
ト22は、二方向からの渡し樋の合流地点に1つ設ける
ようにしたが、例えば後述する図11において壁90に
接して配置した遊技島であれば隣接遊技島の一方向から
の渡し樋の入口に1つ設けることとなるし、また同じく
図11において左の列の壁90から2つ目の遊技島であ
れば隣接遊技島の三方向からの渡し樋の合流地点に1つ
設けることとなる。
【0019】補給路19a,19bは上部タンク11に
接続しており、揚送装置16により揚送された遊技球を
補給シュート(図示せず)を介して各遊技機40…およ
び球貸機41…に補給する。オーバーフロー路20は上
部タンク11に接続するとともに、補給路19bに並設
されている。このオーバーフロー路20に流下路17が
接続しており、上部タンク11から溢れた遊技球を貯留
タンク13bに案内している。
【0020】貯留タンク13a,13bは、回収路18
a,18bの下方の従来遊技島のデッドスペースとなっ
ていた部分に配置されており、遊技島10の中央に向っ
て下り傾斜の斜路をなす2つの細長い箱状に形成され、
上部の板が回収路18a,18bを構成し、内部空間が
遊技球の貯留スペースとなっている。貯留タンク13a
の斜路の上端をなす一端には、景品球計数装置4が接続
しており、その貯留タンク13aの斜路の下端をなす他
端にはリフト装置14aが接続し、このリフト装置14
aは揚送装置16に接続している。また、流下路17の
側の貯留タンク13bの斜路の下端をなす他端にはリフ
ト装置14bが接続し、このリフト装置14bも揚送装
置16に接続している。
【0021】リフト装置14a,14bは、図示しない
駆動車および従動車の間に張設された桟付き搬送ベルト
などから構成され、駆動車の回転駆動により搬送ベルト
が下方から上方へ向って動き、搬送ベルトの下方付近で
遊技球を積み込み、搬送ベルトの上方付近で降ろすこと
により遊技球を所定高さだけ揚送するものである。
【0022】上記の各リフト装置14a,14bと揚送
装置16との間には、傾斜板23a,23bと、合流管
24と、振分斜路25a,25bが設けられている。し
たがって、この構造により、図4に示すように、回収路
18a,18bの上面を下方に転動した遊技球は、回収
路下端から振分斜路25a,25bを通って直接揚送装
置16内へ誘導され上方へ揚送される。
【0023】一方、貯留タンク13a,13b内に貯留
された遊技球は、リフト装置14a,14bが作動する
と上方へ所定高さだけ揚送され、傾斜板23a,23b
上に降ろされる。傾斜板23a,23bは中央の合流管
24の方向に下り傾斜しており、遊技球は傾斜板23
a,23b上を下方にころがり落ち合流管24内に落下
する。合流管24に入った遊技球は、振分斜路25a,
25bにより左右に振分けられ、振分斜路25a,25
bの下端で上記の回収路18a,18bの下端側へ回り
込み、上記の回収路18a,18bの上面を下方に転動
してきた遊技球と合流して揚送装置16内へ誘導され上
方へ揚送される。したがって、上記の回収路18a,1
8bと振分斜路25a,25bの合流部では、回収路1
8a,18b側の球が優先的に揚送装置16内へ流入す
る。
【0024】上部タンク11での遊技球の流れについ
て、図5〜図8を併用して説明する。揚送装置16によ
り上方に揚送された遊技球が上部タンク11に流入する
と、先ずスノコ115上を流下しつつ粒上の研磨材と分
離され、その後、図5に示すように、流入口120から
流入して上部タンク11下部に設けてある振分部材11
6に落下し、その振分部材116で左右いずれかに振り
分けられ、補給路19a,19bのいずれかに流入す
る。
【0025】その補給路19a,19bが遊技球で充満
し、さらに流入口120から振分部材116に至る流路
も遊技球で充満してくると、図6に示すように、スノコ
115上を流下してきた遊技球は充満した遊技球の上を
通って、球送り口11pに流下し、その球送り口11p
から渡し樋2a,2bのいずれかに流入し、隣接する遊
技島に供給される。
【0026】さらに、その渡し樋2a,2bも遊技球で
充満し、図7に示すように、球送り口11pにまで遊技
球が溢れ出すと、球送り口11pの近傍に配置してある
渡しセンサ11bがオンするとともに、遊技球は上部オ
ーバーフロー入口111に入るようになり、オーバーフ
ロー路20および流下路17を通って貯留タンク13b
に貯留される。
【0027】すなわち、この実施形態では、上部タンク
11に入った遊技球は、先ず補給路19a,19bから
各遊技機40…や各玉貸し機41…に補給され、その補
給路19a,19bが溢れると渡し樋2a,2bから隣
の遊技島10に補給され、その渡し樋2a,2bも溢れ
ると、オーバーフロー路20から貯留タンク13bに貯
留され、(1)補給路19a,19b、(2)渡し樋2
a,2b、(3)オーバーフロー路20の順で優先的に
補給されてゆく。
【0028】一方、隣の遊技島から、渡し樋1a,1b
および球受け入れ口11q(受け入れゲート22)を通
って上部タンク11に流入してきた遊技球は、図8に示
すように、補給路入口113に入り補給路19a,19
bから各遊技機に補給される。それと共に、遊技球は下
部オーバーフロー入口112に入り、オーバーフロー路
20および流下路17を通って貯留タンク13bに貯留
される。
【0029】上記各部には各種のセンサが設けられてい
る。図4に示すように、景品球計数装置4側のリフト装
置14aの上部には第1球詰りセンサ140aが設けら
れ、流下路17側のリフト装置14bの上部には第2球
詰りセンサ140bが設けられている。これらの球詰り
センサ140a,140bは、センサ位置付近で球詰り
が発生した場合に球詰り検出信号を島内コントローラ5
0に送出する。
【0030】また、景品球計数装置4側の貯留タンク1
3aの下端付近のリフト装置14aへの入口位置には第
1球量センサ5aが、貯留タンク13aの斜路の中央よ
り下端に近い位置には第2球量センサ6aが、貯留タン
ク13aの斜路上端付近には第3球量センサ7aが、そ
れぞれ設けられている。これらの各球量センサ5a〜7
aは、センサ位置に遊技球が存在すればONして遊技球
検出信号を島内コントローラ50に送出し、センサ位置
に遊技球が存在しなければOFFするようなセンサであ
る。
【0031】そして、流下路17側の貯留タンク13b
の下端付近のリフト装置14bへの入口位置には第1球
量センサ5bが、貯留タンク13bの斜路の中央より下
端に近い位置には第2球量センサ6bが、貯留タンク1
3bの斜路上端付近には第3球量センサ7bが、それぞ
れ設けられている。これらの各球量センサ5b〜7b
は、センサ位置に遊技球が存在すればONして遊技球検
出信号を島内コントローラ50に送出し、センサ位置に
遊技球が存在しなければOFFするようなセンサであ
る。
【0032】また、上部タンク11の内部には、振分部
材116より高い位置にタンクセンサ11aが、そのタ
ンクセンサ11aより高い位置で球送受部12の球送り
口11p付近に渡しセンサ11bが、またスノコ115
の上端および下端付近にここでは図示されていないセン
サがそれぞれ設けられている。タンクセンサ11aと渡
しセンサ11bとは、それぞれのセンサ位置に遊技球が
存在すればON信号を発し、一方、存在しなければ貯留
球を揚送装置16に送り込むようにOFF信号を発する
センサである。また、スノコ115の上端・下端付近の
センサは、スノコ115の上で遊技球が停滞すると揚送
装置16を停止させるようにON信号を発し、一方、停
滞なく流れているときはOFF信号を発するセンサであ
る。
【0033】次に、上記構成の遊技島10および遊技島
群100における遊技球補給システムの動作について説
明する。遊技島10の各遊技機40で発生するアウト球
は、回収路18a,18bの上に排出される。回収路1
8a,18bは、中央の揚送装置16に向って下り傾斜
の斜路を構成しているから、遊技球は斜路の下端に向っ
て転動し、中央の揚送装置16に流入する。揚送装置1
6は流入した遊技球を上方へ揚送する。
【0034】一方、景品球計数装置4に投入された遊技
球は、景品球計数装置4側の貯留タンク13a内へ流入
し貯留され、その後リフト装置14aにより所定高さだ
け揚送され、上記の傾斜板23a、合流管24、振分斜
路25a,25bを通って揚送装置16に流入し、揚送
装置16により上方に揚送される。上方に揚送された遊
技球は、上部タンク11を経て、各補給路19a,19
bに流し込まれ、優先的に各遊技機40…や各球貸機4
1…に補給される。さらに、補給路19a,19bに遊
技球が充満し満杯となると、上述したように、遊技球は
上部タンク11内の上部オーバーフロー出口111から
オーバーフロー路20へ流入する。この結果、遊技球
は、オーバーフロー路20から流下路17を経て流下路
17側の貯留タンク13bに流入し貯留される。
【0035】通常は、上記のようにして、回収路18
a,18bから揚送装置16により揚送され上部タンク
11に貯留された遊技球を補給路19a,19bに供給
する。しかし、何らかの理由で上部タンク11内の遊技
球が少なくなった場合は、上部タンク11内のタンクセ
ンサ11aおよび渡しセンサ11bから島内コントロー
ラ50へ上部タンク内球減少検出信号が送出される。こ
れにより、島内コントローラ50は、貯留タンク13
a,13bの貯留球量を確認して上記のリフト装置14
aまたは14bを作動させ、貯留タンク13aまたは1
3b内の貯留球を揚送装置16へ導いて揚送させ補給路
19a,19bへ供給させる。この場合、景品球計数装
置4側貯留タンク13a内の遊技球が優先して揚送装置
16へ送り込まれる。
【0036】何らかの原因で貯留タンク13aが満杯と
なると、第3球量センサ7aから島内コントローラ50
へタンク満杯検出信号が送出される。これにより、島内
コントローラ50は、制御信号を発して上記の景品球計
数装置4内の図示しないシャッター装置を作動させ、貯
留タンク13a内への流路を閉鎖して遊技球の貯留タン
ク13aへの流入を阻止するとともに、景品球計数装置
4のモニタ42に「計数中止」の表示を行わせる。な
お、このモニタ42は、「計数中止」の表示の他に、貯
留タンク13b側の各センサの状態や、リフト装置14
a,14bでの球詰まり等の各種のエラー、アラームの
表示を行う。
【0037】遊技球補給システムは、上記の動作に加え
てさらに次のような、この発明に係る補給制御を行う。
すなわち、島内コントローラ50では、各遊技島10の
貯留タンクでの貯留球量を、共通に同じレベル数に区分
しておき、各球量センサ5a,5b,6a,6b,7
a,7bにより検出した貯留タンク13a,13b内で
の貯留球量が、その区分したいずれのレベルに該当する
かを決定し、そのレベル情報をシステムコントローラ3
0に送る。
【0038】システムコントローラ30では、各島内コ
ントローラ50から送られてきたレベル情報に基づい
て、各遊技島10での貯留レベルが、区分したレベルの
うちから予め設定した目標レベルに達しているか否かの
判別を行い、目標レベル以下の遊技島10に対しては、
その遊技島10の受け入れゲート22を開かせるべく、
ゲート開放指令を島内コントローラ50経由で送出し、
受け入れゲート22を開放することにより隣接遊技島か
らの遊技球を流入させ、当該遊技島10の貯留タンクに
目標レベルの遊技球が貯留されるように制御する。すな
わち、遊技島群100全体が互いに補給し合うことで、
各遊技島での貯留量が常に目標レベルになるように制御
する。
【0039】このように、この遊技球補給システムで
は、各遊技島での貯留レベルを予め共通に同じレベル数
に区分しておき、遊技島群100全体が互いに補給し合
うことで、各遊技島での貯留量が常に目標レベルになる
ように制御するので、遊技島群100全体としての貯留
量さえ確保されているならば、各貯留タンクの貯留容量
に左右されることなく、どの遊技島にも常時、必要量の
遊技球を補給することができる。例えば、1つの遊技島
10で「大当たり」が複数遊技機40…で発生し、急激
に多量の遊技球の補充が必要になったとしても、遊技島
群100全体でその事態に対処できるので、個々の貯留
容量に依存することなく、迅速にかつ十分に遊技球の補
給を行うことができる。
【0040】次に、各種仕様の貯留タンクを用いた場合
の遊技島10の構成例を図9および図10を用いて説明
する。図9(A)に示す遊技島10は、上記実施形態で
説明した遊技島であり、回収路18a,18b下方の従
来デッドスペースとなっていた部分に貯留タンク13
a,13bを備えており、景品球計数装置4は貯留タン
ク13aに、オーバーフロー路20は流下路17を介し
て貯留タンク13bにそれぞれ接続し、貯留タンク13
a,13bと揚送装置16との間には、リフト装置14
a,14bが配置してある。
【0041】図9(B)に示す遊技島10aは、図9
(A)の遊技島10に対して景品球計数装置4を設けな
い場合であり、この遊技島10aでは、島の両サイドに
オーバーフロー路20および流下路17を設けてある。
【0042】図9(C)に示す遊技島10bは、図9
(A)の遊技島10に対して、遊技店での設置スペース
に合わせて、景品球計数装置4側遊技島の略半分を除去
した構成になっている。
【0043】図10(A)に示す遊技島10cは、図9
(A)の遊技島10から貯留タンク13a,13bと、
リフト装置14a、14bを除去し、島中央に大型貯留
タンク130を設けたものであり、景品球計数装置4か
ら投入された遊技球は直接的に揚送装置16に入るよう
になっている。上部タンク11が満杯になると、オーバ
ーフローした遊技球は、直接上部タンク11から大型貯
留タンク130に流入している。上部タンク11のタン
クセンサ11a、渡しセンサ11bのどちらかがオフと
なると、図示しない補給ゲートを開き、大型貯留タンク
130から揚送装置16へ遊技球を補給する。
【0044】図10(B)に示す遊技島10dは、図1
0(A)の遊技島10cに対して、景品球計数装置4を
除去したものである。
【0045】上記各遊技島10,10a,10b,10
c,10dにおける遊技球の貯留容量は様々であり、貯
留容量が最大となるのは遊技島10c,10dであり、
最小となるのは遊技島10bであるが、上述したよう
に、この発明に係る遊技球補給システムでは、このよう
な各種貯留容量を持つ遊技島を1つの遊技島群の中に混
在させても、何ら支障なく遊技球の補給が可能となる。
したがって、遊技店での遊技島のレイアウト変更を、貯
留タンクの仕様に関係なく自在に行うことができ、レイ
アウトを容易に行えるようになる。
【0046】図11はこの発明に係る遊技球補給システ
ムを遊技店内に構築する際の遊技島接続例を示す図であ
る。遊技店内には、図に示すように、一方の壁90から
他方の壁91に向けて、それぞれ7つの列状の遊技島1
0から成るブロック81とブロック82とが配置してあ
り、そのブロック81,82内では、遊技島10は隣り
合う遊技島10との間を渡し樋101,102で連結さ
れ、互いに双方向に遊技球を送受できるようになってい
る。また、ブロック81とブロック82との間では、壁
90から2番目の遊技島10同士の間に渡し樋103が
連結してあってブロック82の遊技島からブロック81
の遊技島に向けて遊技球を補給でき、さらに壁91に接
した遊技島(壁島)同士の間に渡し樋104が連結して
あってブロック81の遊技島からブロック82の遊技島
に向けて遊技球を補給できるように構成されている。
【0047】したがって、ブロック81およびブロック
82から成る遊技島群100aには、どの遊技島に対し
ても相互に遊技球を送受できる一体的なネットワークが
成立しており、各遊技島10は1台のシステムコントロ
ーラ30に接続されて制御されている。
【0048】図12は遊技島が16島以上のときのシス
テム構築例を示す図である。この例では、両サイドの壁
の間に遊技島が32島配列してある場合について説明す
る。システムコントローラ30は、その端子数の関係で
1台での接続可能島数が制限されていて例えば16島ま
でであり、16島以上となると、1台のシステムコント
ローラではシステムを構築することはできない。
【0049】そこで、図12(A)では、16島を1つ
の遊技島群とし、2つの遊技島群100b、100cに
分けてある。そして、それぞれにシステムコントローラ
30aおよび30bを設け、互いに独立して各々の遊技
島群の補給制御を行っている。遊技島群100bの各遊
技島10は双方向の渡し樋105,106で、また遊技
島群100cの各遊技島10は双方向の渡し樋107,
108でそれぞれ接続してある。
【0050】一方、図12(B)では、32島全部を双
方向の渡し樋109,110で接続して1つの遊技島群
100dとし、システムコントローラは、16島毎に2
台設け、その2台のシステムコントローラ30c,30
dを互いに接続し、通信で情報の授受を行えるようにし
てある。この構成によって、32島全部が相互に遊技球
を送受できる一体的なネットワークとなり、16島より
多い遊技島であっても、1つの遊技球補給システムを構
築することができることになる。なお、この2台または
2台以上のシステムコントローラによる補給制御につい
ては、さらに後述する。
【0051】この接続手法により、より多数の遊技島を
1つの遊技島群、1つの補給システムとして構築するこ
とができるので、遊技島群全体として確保できる遊技球
の総量を増大させることができ、各貯留タンクの貯留容
量に左右されることなく、どの遊技島にも常時、必要量
の遊技球を迅速に補給できるようになる。
【0052】次に、島内コントローラ50およびシステ
ムコントローラ30の各構成、およびこれらのコントロ
ーラ50,30による制御手順について、図13〜図1
6を用いて説明する。
【0053】図13は島内コントローラのブロック図で
ある。図において、島内コントローラ50は、CPU
(Central Processing Unit :中央処理装置)501を
中心に構成されており、電源投入時あるいはリセット時
に、所定のプログラムを記憶するROM503から、こ
の発明に係るプログラムやその他の必要なプログラムを
適宜読み出すと共に、所定の初期化処理を行う。そし
て、クロック502からの基準クロック信号を受け、そ
の信号の入力タイミングに基づいて所定のプログラムを
順次実行し、その実行時には必要に応じて随時RAM5
04に対する情報の書き込みや読取りを行う。
【0054】また、CPU501には、上記の他に、景
品球計数装置4の設置有無、設置される貯留タンクの種
類の設定を行う島設定スイッチ515や、受け入れゲー
ト22の開閉を自動で行うか手動で行うかを設定するゲ
ート設定スイッチ516、またリセットスイッチ517
などが接続してある。なお、ゲート設定スイッチ516
の手動設定は、トラブル発生時に対応できるようにした
ものである。
【0055】上述したように、このCPU501には、
上部タンク11の2つのセンサS3(タンクセンサ11
a)およびセンサS4(渡しセンサ11b)が入力イン
ターフェイス511を介して接続してある。ここで、遊
技島10には、島下方のデッドスペースを利用した貯留
タンク13aが備えてあるとする。このような場合、貯
留タンク13aの3つのセンサS1,S2,S3(第1
球量センサ5a、第2球量センサ6a、第3球量センサ
7a)、および貯留タンク13bの3つのセンサS1,
S2,S3(第1球量センサ5b、第2球量センサ6
b、第3球量センサ7b)が、それぞれ入力インターフ
ェイス513,514および入力セレクタ520を介し
てCPU501に接続してある。貯留タンクとして大型
貯留タンクを用いる場合は、大型貯留タンク内部の垂直
方向に配列した例えば5つのセンサS1〜S5が、入力
インターフェイス512および入力セレクタ520を介
してCPU501に接続される。
【0056】CPU501は、この発明の遊技球補給シ
ステムに係るプログラムを実行し、先ず入力セレクタ5
20を経由して入力インターフェイス513,514に
アクセスして得た各センサの検出信号に基づいて、当該
遊技島10が所有する貯留タンク全体での貯留レベルが
いずれのレベルに該当するかを決定し、そのレベル情報
をドライバレシーバ505を経由してシステムコントロ
ーラ30に送る。
【0057】遊技島10の貯留レベルは、例えば貯留タ
ンク13aがセンサS1、貯留タンク13bがセンサS
2までそれぞれオンしているときは、当該遊技島10の
貯留レベルをレベル2とするというように、また、貯留
タンクとして大型貯留タンクを用いている場合に、その
大型貯留タンクがセンサS1までしかオンしていないと
きはレベル1とするというように、所定の区分ルールに
従って区分できるようになっており、その区分したレベ
ル数は、すべての遊技島に共通に同じレベル数、例えば
3レベルが設定されている。
【0058】CPU501は、システムコントローラ3
0からのゲート開放指令をドライバレシーバ505経由
で受け取ると、その指令をドライバ506経由で受け入
れゲート22に出力する。
【0059】さらに、CPU501は、入力インターフ
ェイス511にアクセスして得た上部タンク11の各セ
ンサの検出信号に基づいて、上部タンク11の貯留状況
を把握し、遊技球が少なくなればリフト駆動信号を、ま
た遊技球で満杯になればリフト駆動停止信号をドライバ
507経由でリフト装置14a,14bに出力する。
【0060】また、貯留タンク13aの各センサの検出
状況をドライバ508経由でモニタ42に表示し、貯留
タンク13aのセンサS3がオンすれば、貯留タンク1
3aが満杯であるので、制御信号を発して景品球計数装
置4内のシャッター装置を作動させ、遊技球の貯留タン
ク13aへの流入を阻止するとともに、モニタ42に
「計数中止」の表示を行う。さらに、CPU501は、
各貯留タンクのセンサ検出状況をドライバ509経由
で、LED表示部510に表示し、各貯留タンク個別で
の貯留状況を知らせる。
【0061】図14はシステムコントローラのブロック
図である。図において、システムコントローラ30は、
CPU(Central Processing Unit :中央処理装置)3
01を中心に構成されており、電源投入時あるいはリセ
ット時に、所定のプログラムを記憶するROM303か
ら、この発明に係るプログラムやその他の必要なプログ
ラムを適宜読み出すと共に、所定の初期化処理を行う。
そして、クロック(図示せず)からの基準クロック信号
を受け、その信号の入力タイミングに基づいて所定のプ
ログラムを順次実行し、その実行時には必要に応じて随
時RAM304に対する情報の書き込みや読取りを行
う。
【0062】CPU301には、16島通信インターフ
ェイス314を介して各遊技島10の島内コントローラ
50が接続してあり、また他のブロックとも一体に遊技
島群を構成するときは、通信インターフェイス313を
介して他ブロックを統括するシステムコントローラ30
Mに接続してある。
【0063】また、CPU301には、このシステムコ
ントローラ30が統括する遊技島10の接続総数を設定
する島接続数設定スイッチ308や、上記の他ブロック
を統括するシステムコントローラ30Mの接続数を設定
するシステム接続数設定スイッチ309が接続してあ
る。
【0064】CPU301は、この発明の遊技球補給シ
ステムに係るプログラムを実行し、各島内コントローラ
50から送られてきた各遊技島での貯留に関するレベル
情報に基づいて、各遊技島10での貯留レベルが目標レ
ベルに達しているか否かの判別を行う。また、他ブロッ
クのシステムコントローラ30Mからもレベル情報を受
信するので、そのレベル情報に基づいて、他ブロックの
各遊技島での貯留レベルが目標レベルに達しているか否
かの判別も行う。目標レベル以下の遊技島10に対して
は、その遊技島10の受け入れゲート22を開かせるべ
く、ゲート開放指令を島選択回路315および16島通
信インターフェイス314経由で、あるいはシステムコ
ントローラ30M経由で、当該島内コントローラ50に
送出し、受け入れゲート22を開放させる。
【0065】また、システムコントローラ30では、各
遊技島10の運転状況を島内コントローラ50から受信
して一括してモニタできるようになっており、CPU3
01は、各遊技島10での貯留レベルをドライバ306
経由でLED表示器311に表示し、各センサやリフト
装置14a,14b、受け入れゲート22に異常があれ
ばドライバ305経由で警報表示器310で警報を発
し、ドライバ307経由で警報出力器312で出力す
る。
【0066】図15および図16はこの発明の遊技球補
給システムに係るプログラムのフローチャートであり、
図15のフローチャートは島内コントローラ50で、ま
た図16のフローチャートはシステムコントローラ30
でそれぞれ実行される。
【0067】図15において、先ず、ステップS1で電
源投入に応じて初期設定および初期表示を行い、続いて
ステップS2で島設定スイッチ515での設定(景品計
数装置設置か否か、設置されている貯留タンクの種類)
を読み込み、ステップS3でゲート設定スイッチ516
での設定(手動か自動か)を読み込み、次のステップS
4に進む。
【0068】ステップS4では、上部タンク11のタン
クセンサ11a、11bがオンしたか否か、すなわち上
部タンク11に遊技球が有るか否かの判別を行い、遊技
球が無ければ次のステップS5に進み、遊技球が有れば
ステップS7にスキップする。ステップS5では、貯留
タンク13a(左側タンク)の第1球量センサ5aがオ
ンするなどして貯留タンク13aに遊技球が有るか否か
の判別を行い、遊技球が有ればステップS17に進ん
で、リフト装置14aを駆動させ、その後ステップS9
にスキップする。また、貯留タンク13aに遊技球が無
ければ次のステップS6に進む。
【0069】ステップS6では、貯留タンク13b(右
側タンク)の第1球量センサ5bがオンするなどして貯
留タンク13bに遊技球が有るか否かの判別を行い、遊
技球が有ればステップS18に進んで、リフト装置14
bを駆動させ、その後ステップS9にスキップする。ま
た、貯留タンク13bに遊技球が無ければ次のステップ
S7に進む。
【0070】ステップS7では、リフト装置14aを停
止し、次のステップS8に進む。ステップS8では、リ
フト装置14bを停止し、次のステップS9に進む。ス
テップS9では当該遊技島でのレベル情報等の島内状況
データを作成し、次のステップS10に進む。ステップ
S10ではLED表示部510での表示を行い、次のス
テップS11に進む。ステップS11ではモニタ42で
の表示を行い、次のステップS12に進む。ステップS
12では、当該遊技島のレベル情報等をシステムコント
ローラ30に送信するとともに、そのシステムコントロ
ーラ30からゲート開閉指令を受信し、その後ステップ
S13に進む。
【0071】ステップS13では、ゲート設定スイッチ
516での設定が、手動オープンの設定であるか否かの
判別を行い、手動オープンであればステップS19に進
み、手動オープンでなければ、次のステップS14に進
む。ステップS14では、ゲート設定スイッチ516で
の設定が、手動クローズの設定であるか否かの判別を行
い、手動クローズであればステップS16に進み、手動
クローズでなければ、次のステップS15に進む。
【0072】ステップS15では、ステップS12での
システムコントローラ30との通信結果が、ゲート開放
かゲート閉鎖かを判別し、ゲート開放であればステップ
S19に進み、ゲート閉鎖であればステップS16に進
む。ステップS16では、受け入れゲート22を閉鎖す
る指令を出力し、その後ステップS2に戻る。ステップ
S19では、受け入れゲート22を開放する指令を出力
し、その後ステップS2に戻る。
【0073】次に、システムコントローラ30側では、
先ず図16のステップS31を実行して全遊技島のゲー
ト情報を「閉」に設定し、次のステップS32に進む。
ステップS32では島番号「M」に「1」を設定し、次
のステップS33に進む。ステップS33では島接続数
設定スイッチ308の設定値を読み込み、「N」にその
読み込んだ「島接続数」を設定し、次のステップS34
に進む。
【0074】ステップS34では島選択回路315に
「M」を設定し、次のステップS35に進む。ステップ
S35では島番号「M」の遊技島にゲート情報を送ると
ともに、その遊技島からレベル情報を取得し、次のステ
ップ36に進む。ステップS36では、島番号「M」=
「N」であるか否かの判別を行い、島番号「M」=
「N」であれば次のステップS37に進み、島番号
「M」=「N」でなければステップS45に分岐し島番
号「M」に「1」を加算してステップS34に戻る。
【0075】すなわち、ステップS34,35,36,
45を繰り返し実行することにより、全遊技島に対して
ゲート情報を送り、また全遊技島からレベル情報を取得
する。
【0076】ステップS37では、島番号「M」に
「1」を設定し、次のステップS38に進む。ステップ
S38では、全遊技島(1〜N)のレベル情報を比較
し、その中での最小のレベル情報を認識し、すべてのレ
ベル情報が目標レベルに達しているか否かの判別を行
い、その後ステップS39に進む。
【0077】ステップS39では、システム接続数設定
スイッチ309での設定値を読み込み、次のステップS
40に進む。ステップS40では、システム接続が有る
か否か、すなわち他ブロックを統括するシステムコント
ローラ30Mとの接続が有るか否かの判別を行い、シス
テム接続が有れば次のステップS41に進み、システム
接続が無ければステップS43にスキップする。
【0078】ステップS41では、システムコントロー
ラ30Mとの間で、最小のレベル情報等の授受を行い、
次のステップS42に進む。ステップS42では、シス
テムコントローラ30Mが統括している遊技島をも含め
て、レベル情報の比較を行い、その中での最小のレベル
情報を認識し、すべてのレベル情報が目標レベルに達し
ているか否かの判別を行い、その後ステップS43に進
む。
【0079】ステップS43では、全遊技島(1〜N)
にわたって、あるいはシステム接続があるときはシステ
ムコントローラ30Mが統括している遊技島も含めて、
すべてのレベル情報が目標レベルに達しているか否かの
判別を行い、目標レベルに達していなければ、次のステ
ップS44に進み、すべてのレベル情報が目標レベルに
達していればステップS31に戻る。
【0080】ステップS44では、レベル情報が最小と
なる遊技島に対するゲート情報を「開」に、その他の遊
技島に対するゲート情報を「閉」に設定し、その後ステ
ップS32に戻る。
【0081】上記のステップS32〜ステップS44を
実行することにより、レベル情報が目標レベルに達しな
い最小レベルの遊技島に対して、ゲート開放指令が出力
され、その遊技島は遊技島群100の全体から遊技球の
補給を受けることになり、この補給制御は、遊技島群1
00を構成するすべての遊技島が目標レベルに達するま
で実行される。
【0082】以上述べたように、この実施形態では、各
遊技島での貯留レベルを予め共通に同じレベル数に区分
しておき、遊技島群100を構成する各遊技島を遊技球
が互いに双方向に送受できるように連結することで遊技
島群100全体が互いに補給し合い、各遊技島での貯留
量が常に目標レベルになるように制御できるようにした
ので、遊技島群100全体としての貯留量さえ確保され
ているならば、個々の貯留タンクの貯留容量に左右され
ることなく、どの遊技島にも常時、必要量の遊技球を迅
速に補給することができる。
【0083】例えば、1つの遊技島で「大当たり」が複
数遊技機40…に発生し、急激に多数の遊技球の補充が
必要になったとしても、遊技島群100全体でその事態
に対処できるので、個々の貯留容量に依存することな
く、迅速にかつ十分に遊技球の補給を行うことができ
る。
【0084】また、遊技島群100全体としての貯留量
さえ確保すればよいので、各種貯留容量を持つ遊技島を
1つの遊技島群の中に混在させても、何ら支障なく遊技
球の補給が可能となり、したがって、遊技店での遊技島
のレイアウト変更を、貯留タンクの仕様に関係なく自在
に行うことができ、レイアウトを容易に行えるようにな
る。さらに、貯留タンクの取付も、その大小に関係な
く、例えば景品球計数装置4が付いているかどうかなど
も考慮せずに、どの遊技島にも設置でき、貯留タンクの
遊技島への取り付けを容易に行えるようになる。
【0085】また、大型貯留タンクを1つの遊技島に配
置したとき、他の遊技島もその大型貯留タンクを共有で
きるので、遊技島毎の貯留量バラツキを均等化すること
ができ、遊技球を偏在させることなく遊技島群100全
体で有効に活用することができる。
【0086】さらに、揚送装置16から上部タンク11
に流入した遊技球の補給先に優先順位を付け、先ず各遊
技機40や各球貸機41への補給を優先的に行い、次に
渡し樋1a等、その次に貯留タンク13a等というよう
にしたので、遊技者のニーズが優先的に満たされること
となり、ニーズに速やかに対応することにより、遊技者
は遊技を快適に進めることができる。
【0087】また、受け入れゲート22から上部タンク
11に流入した遊技球を各遊技機40に補給するように
したので、この点からも遊技者のニーズに速やかに対応
することができ、遊技者は遊技を快適に進めることがで
きる。
【0088】また、ブロック毎にシステムコントローラ
30を設け、複数ブロックのシステムコントローラ30
を接続し、より大きな遊技島群に対しても遊技球補給シ
ステムを構築できるようにしたので、遊技島群が保有す
る全遊技球を各遊技島でより一層有効に相互活用するこ
とができる。
【0089】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の特許請求の範囲に記載された
技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効
果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技
術的範囲に包含される。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の遊技球
補給システムによれば、各遊技島での貯留レベルを予め
共通に同じレベル数に区分しておき、遊技島群を構成す
る各遊技島を遊技球が互いに双方向に送受できるように
連結することで遊技島群全体が互いに補給し合い、各遊
技島での貯留量が常に目標レベルになるように制御でき
るようにしたので、遊技島群全体としての貯留量さえ確
保されているならば、個々の貯留手段の貯留容量に左右
されることなく、どの遊技島にも常時、必要量の遊技球
を迅速に補給することができる。
【0091】また、遊技島群全体としての貯留量さえ確
保すればよいので、各種貯留容量を持つ遊技島を1つの
遊技島群の中に混在させても、何ら支障なく遊技球の補
給が可能となり、したがって、遊技店での遊技島のレイ
アウト変更を、貯留タンクの仕様に関係なく自在に行う
ことができ、レイアウトを容易に行えるようになる。さ
らに、貯留手段の取付も、その大小に関係なく、例えば
景品球計数装置が付いているかどうかなども考慮せず
に、どの遊技島にも設置でき、貯留手段の遊技島への取
り付けを容易に行えるようになる。
【0092】また、大型の貯留手段を1つの遊技島に配
置したとき、他の遊技島もその大型貯留手段を共有でき
るので、遊技島毎の貯留量バラツキを均等化することが
でき、遊技球を偏在させることなく遊技島群全体で有効
に活用することができる。
【0093】さらに、揚送装置で揚送された遊技球の補
給先に優先順位を付け、先ず各遊技機への補給を優先的
に行い、次に双方向連結手段、その次に貯留手段という
ようにしたので、遊技者のニーズが優先的に満たされる
こととなり、ニーズに速やかに対応することにより、遊
技者は遊技を快適に進めることができる。
【0094】また、受け入れゲートから流入した遊技球
を各遊技機に補給するようにしたので、この点からも遊
技者のニーズに速やかに対応することができ、遊技者は
遊技を快適に進めることができる。
【0095】また、ブロック毎に貯留レベル制御手段を
設け、複数ブロックの貯留レベル制御手段を接続し、よ
り大きな遊技島群に対しても遊技球補給システムを構築
できるようにしたので、遊技島群が保有する全遊技球を
各遊技島でより一層有効に相互活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の遊技球補給システムの全体構成を示
す図である。
【図2】遊技島の外観および内部構成を概略的に示す図
である。
【図3】図2のA矢視図である。
【図4】遊技島の内部構成を概略的に示す図である。
【図5】上部タンクでの遊技球流れの説明図である。
【図6】上部タンクでの遊技球流れの説明図である。
【図7】上部タンクでの遊技球流れの説明図である。
【図8】上部タンクでの遊技球流れの説明図である。
【図9】各種仕様の貯留タンクを用いた場合の遊技島の
構成例を示す図である。
【図10】各種仕様の貯留タンクを用いた場合の遊技島
の構成例を示す図である。
【図11】この発明に係る遊技球補給システムを遊技店
内に構築する際の遊技島接続例を示す図である。
【図12】遊技島が16島以上のときのシステム構築例
を示す図である。
【図13】島内コントローラのブロック図である。
【図14】システムコントローラのブロック図である。
【図15】この発明の遊技球補給システムに係るプログ
ラムのフローチャートである。
【図16】この発明の遊技球補給システムに係るプログ
ラムのフローチャートである。
【図17】従来の遊技球補給システムの第1例を示す図
である。
【図18】従来の遊技球補給システムの第2例を示す図
である。
【図19】従来の遊技球補給システムの第3例を示す図
である。
【符号の説明】
1a,1b,… 渡し樋 2a,2b,… 渡し樋 4 景品球計数装置 5a,5b 第1球量センサ 6a,6b 第2球量センサ 7a,7b 第3球量センサ 10 遊技島 11 上部タンク 11a タンクセンサ 11b 渡しセンサ 12 球送受部 13a,13b 貯留タンク 14a,14b リフト装置 16 揚送装置 18a,18b 回収路 19a,19b 補給路 20 オーバーフロー路 30,30a,30b,30c,30d システムコン
トローラ 50 島内コントローラ 100,100a,100b,100c,100d 遊
技島群 301 CPU 501 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−19654(JP,A) 特開 平7−308451(JP,A) 実開 平5−86383(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技島群を構成する各遊技島およびその
    各遊技島内に列設した各遊技機に遊技球を補給する遊技
    球補給システムにおいて、 上記遊技島毎に設けられ、同一または各種の貯留容量を
    持つ貯留手段と、 上記貯留手段での貯留球量を検出する複数の球量検出手
    段と、上記各貯留手段の球量検出手段の数が異なっても同じレ
    ベル数に区分するレベル区分手段と、 上記球量検出手段による検出球量がその区分したレベル
    のいずれのレベルに該当するかを決定する貯留レベル決
    定手段と、 上記区分したレベルのうち目標とするレベルを設定する
    目標レベル設定手段と、 隣接遊技島との間を、遊技球が双方向に流れるように連
    結した双方向連結手段と、 上記双方向連結手段の、隣接遊技島からの遊技球の当該
    遊技島への受け入れ口に設けた受け入れゲートと、 上記貯留レベル決定手段が決定したレベルが上記目標レ
    ベルより低いレベルにあると判別したとき上記受け入れ
    ゲートを開いて隣接遊技島からの遊技球を流入させ、当
    該貯留手段の貯留レベルを目標レベルに保持させるよう
    に制御する貯留レベル制御手段と、上記貯留手段に貯えられた遊技球を揚送装置で揚送し、
    当該遊技島の各遊技機、双方向連結手段、貯留手段の優
    先順位で補給する優先順補給手段と、 上記受け入れゲートから流入した遊技球を、当該遊技島
    の各遊技機、および貯留手段に補給する受け入れ球補給
    手段と、 を有することを特徴とする遊技球補給システム。
  2. 【請求項2】 上記貯留レベル制御手段は、遊技島毎に
    設けた各貯留レベル決定手段が接続され、遊技島群全体
    を統括して制御することを特徴とする請求項1に記載の
    遊技球補給システム。
  3. 【請求項3】 上記貯留レベル制御手段を複数接続して
    より大きな遊技島群を統括し制御するようにしたことを
    特徴とする請求項2に記載の遊技球補給システ ム。
  4. 【請求項4】 上記受け入れゲートは、隣接遊技島から
    の遊技球受け入れ合流地点に1つ設けてあることを特徴
    とする請求項1から3のいずれかに記載の遊技球補給シ
    ステム。
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