JP3007475U - 枠取付構造 - Google Patents

枠取付構造

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JP3007475U
JP3007475U JP1994009558U JP955894U JP3007475U JP 3007475 U JP3007475 U JP 3007475U JP 1994009558 U JP1994009558 U JP 1994009558U JP 955894 U JP955894 U JP 955894U JP 3007475 U JP3007475 U JP 3007475U
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frame
locking
locking portions
mounting structure
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JP1994009558U
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健 松本
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Sanwa Shutter Corp
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Sanwa Shutter Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外観上体裁を悪くすることなく、枠を建築物
の開口部へ容易に取り付けることが可能な枠取付構造を
提供する。 【構成】 互いに交差するように一対の調整機構10を
窓枠20の対向する位置に設けられた係止部26に係合
した後、その係合した係止部26間の距離を互いに離れ
る方向に調整することにより、各角部の直角度を出すこ
とができる。この状態で窓枠20を開口部に取り付ける
ことにより、各角部の直角度が保たれる。係止部26間
の調整は、互いに離れる方向に調整して行うので、係止
部26に係止孔等を設ける必要がなくなるため、係止部
26の構造が簡単なものとなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建築物の開口部に枠を取り付けるための枠取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物の開口部に組み込まれる建具としては、例えば室内側にガラス引戸が組 込可能な窓シャッターが知られている。
【0003】 このような窓シャッターの窓枠1は、図7に示すように、一対の横枠部材2, 2及び一対の縦枠部材3,3の端部同士を捩子により固定してロ字状に組み立て た後、その窓枠1を窓の開口部に予めロ字状に組み上げられて設置されている木 枠4の内側に嵌め込み、その木枠4に捩子等により固定することで、開口部に取 り付けられる。その後、窓枠1にシャッター部や引戸が組み込まれる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、木枠4が図7に示すように斜めに歪んでいた場合には、窓枠1 もそれにならって斜めに歪んでしまうため、外観上体裁が悪くなるという問題が あった。
【0005】 特にシャッター部等と窓枠とが一体化されて引戸に調整代を設けていないもの の場合は、窓枠が歪むと引戸の動きが悪くなるという問題があった。
【0006】 また、外観上の体裁を考慮し、引戸の動作に支障を来さないようにするために は、窓枠の角部に差し金やスコヤ等を当てて、角部が直角となるように調整して 取り付けなければならず、取付作業に手間がかかるという問題があった。
【0007】 そこで、本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、外観上体裁を悪く することなく、枠を建築物の開口部へ容易に取り付けることが可能な枠取付構造 を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の枠取付構造は、一対の横枠部材及び一対の縦枠部材の端部同士 を捩子により固定してロ字状に組み立てた枠を、建築物の開口部に取り付けるた めの枠取付構造において、前記枠の各角部に係止部を設け、対向する位置の係止 部に係合して係止部間の距離を調整可能な調整機構を有することを特徴とするも のである。
【0009】 請求項2記載の枠取付構造は、一対の横枠部材及び一対の縦枠部材の端部同士 を捩子により固定してロ字状に組み立てた枠を、建築物の開口部に取り付けるた めの枠取付構造において、前記枠の各角部に係止部を設け、対向する位置の係止 部に係合して係止部間の距離を互いに離れる方向に調整可能な調整機構を有する ことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
請求項1記載の枠取付構造によれば、調整機構を枠の対向する位置に設けられ た係止部に係合した後、その係合した係止部間の距離を調整することにより、各 角部の直角度を出すことができる。この状態で枠を開口部に取り付けることによ り、各角部の直角度が保たれる。
【0011】 請求項2記載の枠取付構造によれば、調整機構を枠の対向する位置に設けられ た係止部に係合した後、その係合した係止部間の距離を互いに離れる方向に調整 することにより、各角部の直角度を出すことができる。この状態で枠を開口部に 取り付けることにより、各角部の直角度が保たれる。また、係止部間の調整は、 互いに離れる方向に調整して行うので、係止部に係止孔等を設ける必要がなくな るため、係止部の構造が簡単なものとなる。
【0012】
【実施例】 以下、本考案の実施例を図面を参照して詳述する。
【0013】 図1は本考案の枠取付構造の適用例を示す窓シャッターの側方向断面図である 。
【0014】 この窓シャッター100は、窓枠20と、この窓枠20の上方に一体的に設け られたシャッタ部30とを有している。
【0015】 前記窓枠20は、上横枠部材21,下横枠部材22及び一対の縦枠部材23を 具備し、各枠部材21乃至23の端部同士を捩子等により固定して全体としてロ 字状に組み立てられる。上横枠部材21,下横枠部材22及び一対の縦枠部材2 3には、建具として例えばガラス引戸を案内するための突片21a,22a,2 3aをそれぞれ突設している。また、各枠部材21乃至23の各部には、窓枠2 0を図1の想像線で示す木枠40に枠取付用捩子24により取り付けるための取 付穴25を備えている。
【0016】 前記シャッタ部30は、シャッターカーテン31を巻取軸32に巻回して収納 する収納部33と、操作盤(図示省略)の操作に基づいて巻取軸32を回動して シャッターカーテン31を昇降させる駆動部(図示省略)とを備えている。
【0017】 図2は図1におけるA−A線矢視図であって、本考案の枠取付構造の一実施例 を示す正面図である。
【0018】 この枠取付構造は、窓枠20の突片21a,22a,23aの各角部を係止部 26として利用し、対応する位置の係止部26に係合し、その係合した係止部2 6間の距離を調整可能な一対の調整機構10を有するものである。
【0019】 調整機構10は、長尺棒部材11と、短尺棒部材12と、両棒部材11,12 に螺合する調整捩子13と、両棒部材12,13間の距離を測定するためのスケ ール14とを具備している。
【0020】 調整捩子13の中央にはつまみ13aを備え、そのつまみ13aの一方の側に は右捩子13bを形成し、他方の側には左捩子13cを形成している。長尺棒部 材11の一方の端には調整捩子13の右捩子13bに螺合する雌捩子11aを形 成し、他方の端には係止部26に係合する係合部15を設けている。同じく短尺 棒部材12の一方の端には調整捩子13の左捩子13cに螺合する雌捩子12a を形成し、他方の端には係止部26に係合する係合部16を設けている。このよ うに調整捩子13及びその周辺をターンバックルのように構成したので、調整捩 子13を右回転又は左回転させることにより、棒部材11,12間の距離を調整 することができる。
【0021】 また、一対の調整機構10,10同士は、交差するように窓枠20に固定した 後、交差する位置で棒部材固定用捩子17により固定できるようになっている。
【0022】 スケール14は、表面側には目盛が刻設され、一方の棒部材例えば短尺棒部材 12に片持ち支持され、棒部材11,12間の距離を測定できるようになってい る。
【0023】 長尺棒部材11側の係合部15と短尺棒部材12側の係合部16とは、形状が 異なるのみで基本構成は同一であるので、長尺棒部材11側の係合部15につい て図3及び図4を参照して説明する。図3は係合部15の正面図、図4は図3に おけるB−B線断面図である。
【0024】 係合部15は、係合ブロック15aを有し、その係合ブロック15aの隣合う 2辺には突片21a,23aの角に嵌合する溝15bが形成され、その係合ブロ ック15aの長尺棒部材11側の角部には、長尺棒部材11が嵌合する溝15c が形成されている。また、長尺棒部材11と係合ブロック15aとは、結合ピン 15dにより回動可能に連結されている。
【0025】 次に、窓枠20の取付方法について説明する。
【0026】 なお、窓枠20は、上横枠部材21,下横枠部材22及び一対の縦枠部材23 の端部同士が捩子等により固定され、全体としてロ字状に組み立てられていると する。また、窓枠20の上方には、シャッタ部30が一体的に取り付けられてい るとする。さらに、木枠40は、窓の開口部に設置されているとする。
【0027】 まず、作業者は、互いに交差するように一対の調整機構10の係合部15,1 6を窓枠20の係止部26に係合させる。すなわち、調整捩子13のつまみ13 aを係止部26が離れる方向に回転させて、係止部26間の距離を調整する。こ のとき、係止部26に外向きに一定の外力を与えつつ、スケール14の目盛を読 んで長尺棒部材11と短尺棒部材12との距離が両調整機構10で等しくなるよ うに調整する。この調整後は、調整機構10,10同士を交差する位置で棒部材 固定用捩子17により固定する。
【0028】 次に、調整機構10を持ち上げて、木枠40の内側に嵌め込み、水準器等を用 いて窓枠20の水平を出した後、枠取付用捩子24により固定する。
【0029】 窓枠20を木枠40に固定した後は、調整捩子13のつまみ13aを調整時と は逆に回転させて緩め、調整機構10を窓枠20から外す。このようにして、窓 枠20が開口部に取り付けられる。その後、突片21a,22aには、ガラス引 戸が取り付けられる。
【0030】 上記実施例によれば、以下の効果が得られる。
【0031】 (1) 窓枠20の角部の直角度がでた状態のまま、木枠40に取り付けることが できるので、木枠40に取り付けた後も角部の直角度が確保される。従って、取 付後の窓枠20における外観上の体裁が良好となり、引戸やシャッターカーテン 31の動作に支障を来すこともない。
【0032】 (2) 窓枠20の各角部の直角度の調整は、調整捩子13を回転させながら、ス ケール14の目盛を読むだけで済むので、従来の差し金やスコヤ等を用いた面倒 な調整とは異なり、簡単な調整作業となり、取付作業が容易となる。
【0033】 (3) 係止部26,26間の調整は、互いに離れる方向に調整して行うので、係 止部26に係止孔等を設ける必要がなくなるため、係止部26の構造が簡単なも のとなる。
【0034】 (4) 調整機構10は、窓枠20を木枠40の内側に嵌め込む際の搬送用治具と しての機能をも備えているので、搬送用治具を別に準備する必要がなくなる。
【0035】 なお、本考案は、その要旨を変更しない範囲で変更実施できる。例えば、図3 に示した係合部15は、図5に示すように、吸盤15′を用いて係止部26近傍 の縦枠部材23の平坦面に吸着させて係合するようにしてもよい。同図に示す構 成は、係止部に突片が設けられておらず、平坦な面しか設けられていない場合に 好適である。また、調整機構10は、係止部26,26を互いに離れる方向に調 整する場合について説明したが、係止部26に係止孔を設け、係止部26に内向 きに外力を与えつつ、係止部26間の距離を係止部26が近付く方向に調整して もよい。このように構成することにより、調整機構を一対用いなくとも一つで足 りるため、調整作業を短時間で終えることができる。さらに、図10に示すよう に各長尺棒部材11の棒部材固定用捩子17から等距離の位置にピン18を突設 させ、両ピン18間に水準器19が取り付けられるようにしてもよい。これによ り、窓枠20が水準器19を配置できない構造であっても窓枠20の水平を出す ことができる。また、本実施例では、建築物の開口部に組み込まれる建具として 窓シャッターを例に挙げて説明したが、本考案は、枠を必要とする建具なら、ド アや横引きシャッターのような他の建具にも適用できることはいうまでもない。
【0036】
【考案の効果】
以上、詳述した本考案によれば、以下の効果を奏する。
【0037】 請求項1記載の考案によれば、枠の対向する位置の係止部間の距離を調整機構 によって調整して、枠の各角部の直角度を出すことができるので、外観上体裁を 悪くすることなく、枠を建築物の開口部へ容易に取り付けることが可能な枠取付 構造を提供することができる。
【0038】 請求項2記載の考案によれば、枠の対向する位置の係止部間の距離を調整機構 によって調整して、枠の各角部の直角度を出すことができるので、外観上体裁を 悪くすることなく、枠を建築物の開口部へ容易に取り付けることが可能な枠取付 構造を提供することができる。また、係止部間の調整は、互いに離れる方向に調 整して行うので、係止部に係止孔等を設ける必要がなくなるため、係止部の構造 が簡単なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の枠取付構造の適用例を示す窓シャッタ
ーの側方向断面図
【図2】本考案の枠取付構造の一実施例を示す正面図
【図3】係合部の正面図
【図4】図3におけるB−B線断面図
【図5】係合部の他の実施例を示す正面図
【図6】他の実施例を示す正面図
【図7】従来の枠取付構造の問題点を説明するための窓
枠の正面図
【符号の説明】
10 調整機構 20 窓枠 21 上横枠部材 22 下横枠部材 23 縦枠部材 26 係止部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の横枠部材及び一対の縦枠部材の端
    部同士を捩子により固定してロ字状に組み立てた枠を、
    建築物の開口部に取り付けるための枠取付構造におい
    て、前記枠の各角部に係止部を設け、対向する位置の係
    止部に係合して係止部間の距離を調整可能な調整機構を
    有することを特徴とする枠取付構造。
  2. 【請求項2】 一対の横枠部材及び一対の縦枠部材の端
    部同士を捩子により固定してロ字状に組み立てた枠を、
    建築物の開口部に取り付けるための枠取付構造におい
    て、前記枠の各角部に係止部を設け、対向する位置の係
    止部に係合して係止部間の距離を互いに離れる方向に調
    整可能な調整機構を有することを特徴とする枠取付構
    造。
JP1994009558U 1994-08-04 1994-08-04 枠取付構造 Expired - Lifetime JP3007475U (ja)

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