JP3006452B2 - 自動変速機 - Google Patents

自動変速機

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JP3006452B2
JP3006452B2 JP7084319A JP8431995A JP3006452B2 JP 3006452 B2 JP3006452 B2 JP 3006452B2 JP 7084319 A JP7084319 A JP 7084319A JP 8431995 A JP8431995 A JP 8431995A JP 3006452 B2 JP3006452 B2 JP 3006452B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、複数の変速機構が並列
的に配され、主としてエンジン横置のFF(フロントエ
ンジン、フロントドライブ)車に適用して好適な多段式
の自動変速機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、FF用自動変速機の構成として、
例えば特開昭59−159447号公報に提案されてい
るように、エンジンから入力される回転を変速してカウ
ンタドライブギヤにより出力する主変速機構と、該主変
速機構と並列して配設され、主変速機構からの回転をカ
ウンタドライブギヤと噛合するカウンタドリブンギヤか
ら入力して変速し、ディファレンシャルドライブギヤに
より出力する副変速機構と、主及び副変速機構と並列し
て配設され、副変速機構からの回転をディファレンシャ
ルドライブギヤと噛合するディファレンシャルドリブン
ギヤから入力して車輪に伝達する最終減速装置とを備
え、カウンタドライブ及びカウンタドリブンギヤを自動
変速機の後端部(エンジン側を前方とする)に配設する
と共に、ディファレンシャルドライブ及びディファレン
シャルドリブンギヤを自動変速機の前方に配設し、カウ
ンタドリブンギヤをカウンタシャフトに連結すると共に
ディファレンシャルドライブギヤをベアリングを介して
カウンタシャフトに支持するものがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、車両が大き
な駆動力を確保するためには、ディファレンシャルドラ
イブギヤの外径を小さくすると共に、最終減速装置のデ
ィファレンシャルドリブンギヤの外径を大きくして十分
な減速を行う必要があるが、上記従来技術のような構成
では、ディファレンシャルドライブギヤの内周にベアリ
ングが配設されているため、ディファレンシャルドライ
ブギヤの外径を小さくすることができず、ディファレン
シャルドリブンギヤの外径のみを大きくすることにな
り、自動変速機の径方向寸法が大きくなり、コンパクト
性が要求されるFF用自動変速機においては不利な構成
といえる。 【0004】このような不利を解消するため、上記従来
の自動変速機の副変速機構において、各部材の配設位置
をそのままとして、ディファレンシャルドライブギヤを
カウンタシャフトと連結すると共にカウンタドリブンギ
ヤをベアリングを介してカウンタシャフトに支持するこ
とにより、ディファレンシャルドライブギヤの外径を小
さくすることが考えられる。しかしながら、これによる
と、カウンタドリブンギヤからの回転を変速機構の回転
部材に伝達する伝達部材を、カウンタシャフトに外嵌す
るように配設するいわゆるシャフトの多層構造を採るこ
とが必要となり、径方向寸法が増加してしまうだけでな
く、動力伝達経路が長くなってしまい、伝達部材の強度
を確保するために、重量増加を招くことになる。 【0005】そこで本発明は、動力伝達経路を短くし
て、軽量かつコンパクトな構成としながら、ディファレ
ンシャルドライブギヤの外径を小さくし、もって、最終
減速装置において十分な減速をして大きな駆動力を確保
するようにした自動変速機を提供することを目的とする
ものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、エンジンから入力される回
転を変速してカウンタドライブギヤにより出力する主変
速機構と、該主変速機構と並列して配設され、該主変速
機構からの回転を前記カウンタドライブギヤと直接噛合
するカウンタドリブンギヤから入力して変速し、ディフ
ァレンシャルドライブギヤにより出力する副変速機構
と、前記主変速機構及び副変速機構と並列して配設さ
れ、前記副変速機構からの回転を前記ディファレンシャ
ルドライブギヤと直接噛合するディファレンシャルドリ
ブンギヤから入力して車輪に伝達する最終減速装置と、
前記主変速機構、副変速機構及び最終減速装置を収納す
るケースとを備える自動変速機において、前記副変速機
構は、前記カウンタドリブンギヤをベアリングを介して
支持すると共に両端を前記ケースにより支持されるカウ
ンタ軸と、前記カウンタドリブンギヤの軸方向一方側に
配置され、該カウンタドリブンギヤに連結されるリング
ギヤ、前記カウンタ軸に連結されているキャリヤ及びサ
ンギヤを有するプラネタリギヤユニットと、該プラネタ
リギヤユニットの軸方向前記一方側に配設され、該プラ
ネタリギヤユニットのキャリヤとサンギヤとを適宜駆動
連結する連結手段及び前記プラネタリギヤユニットのサ
ンギヤを適宜係止する係止手段とを備え、前記ディファ
レンシャルドライブギヤは、前記カウンタドリブンギヤ
の軸方向他方側に配設されると共に、前記カウンタ軸に
連結される、ことを特徴とする。 【0007】 【作用・効果】以上構成に基づき、主変速機構と、該主
変速機構と並列して配設される副変速機構と、主変速機
構及び副変速機構と並列して配設される最終減速装置と
を備える自動変速機において、カウンタドリブンギヤを
ベアリングを介してカウンタ軸にて支持すると共に、デ
ィファレンシャルドライブギヤをカウンタ軸に連結する
構成としたので、ディファレンシャルドライブギヤ内周
に配設されていたベアリングを廃止して、ディファレン
シャルドライブギヤの外径を小さくすることができ、自
動変速機の径方向寸法を大きくすることなくディファレ
ンシャルドリブンギヤの外径を大きくすることができ
る。その際に、カウンタドリブンギヤの軸方向一方側に
プラネタリギヤユニットを、かつプラネタリギヤユニッ
トの軸方向一方側に連結手段及び係止手段を、またカウ
ンタドリブンギヤの軸方向他方側にディファレンシャル
ドライブギヤを各々配設し、プラネタリギヤのリングギ
ヤをカウンタドリブンギヤに連結すると共にキャリヤを
カウンタ軸に連結するような構成としたので、カウンタ
ドリブンギヤから入力される駆動力は、カウンタドリブ
ンギヤの軸方向に並設されたプラネタリギヤユニットの
リングギヤ及びキャリヤを介してカウンタ軸に伝達さ
れ、さらにその駆動力は、同じくカウンタドリブンギヤ
の軸方向に並設されたディファレンシャルドライブギヤ
から最終減速装置へ出力されるようになり、従来の自動
変速機に比して動力伝達経路を短くすることができるの
で、従来必要であった、カウンタ軸に外嵌される伝達部
材の配設やその強度の確保が不要となる。従って、自動
変速機を軽量かつコンパクトな構成としながら、最終減
速装置において、十分な減速をして大きな駆動力を確保
することができる。 【0008】 【実施例】以下、本発明を具体化した実施例について説
明する。 【0009】3速自動変速機構部101 を備えた自動変
速機12 は、図7に示すように、トルクコンバータ部3
1、3速自動変速機構部101 、付加変速部202 及び
ディファレンシャル部35を備えており、かつこれら各
部は互に接合して一体に構成されるトランスアクスルハ
ウジング36、トランスアクスルケース37及びトラン
スアクスルカバー39に収納されている。そして、コン
バータ部31はトルクコンバータ16及びロックアップ
クラッチ17からなり(図2参照)、エンジンクランク
シャフトに連結している軸15から、トルクコンバータ
16内の油流又はロックアップクラッチ17の接続を介
して自動変速機構部101 内の入力軸5に伝動する。な
お、トランスアクスルケース37の上部にバルブボディ
46が配設されており、また自動変速機構部101 とト
ルクコンバータ部31との間部分にオイルポンプ47が
設置されている。 【0010】3速自動変速機構部101 は、エンジン出
力部より軸方向に外側に向かってブレーキ部49、出力
部50、プラネタリギヤユニット部51そしてクラッチ
部6が順に配置されており、更に入力軸5に被嵌して回
転自在に中空軸53が支持されている。そして、プラネ
タリギヤユニット部51はシングルギヤユニット2とデ
ュアルギヤユニット3からなり、シングルユニット2は
中空軸53に形成されたサンギヤS1 、リングギヤR
1 、及びこれらギヤに噛合するピニオンP1 を支持した
キャリヤCR1 からなり、またデュアルユニット3は中
空軸53に形成されたサンギヤS2 、リングギヤR2
並びにサンギヤS2 に噛合する第1ピニオンP1 及びリ
ングギヤR2 に噛合するピニオンP2 を互に噛合するよ
うに支持するキャリヤCR2 からなる。そして、これら
両ユニット2,3はサンギヤS1 ,S2 が共に中空軸5
3に形成された同歯数のギヤからなり(以下単にSと表
示)、またキャリヤCR1 ,CR2 は3枚の側板にて一
体に構成されている(以下単にCRと表示)。なお、本
実施例はピニオンP1 とP2 とを別体に構成したが、図
2に示すように、一体のロングピニオンPにて構成して
もよく、かつ両サンギヤS1 ,S2 を共通に構成してよ
い。また、ブレーキ部49は、内径側から外径方向に向
かって順次第1ワンウェイクラッチF1 、第2ブレーキ
2 そして第1ブレーキB1 が配設されており、更に各
ブレーキに隣接する位置にはオイルポンプ47のケース
に形成された油圧アクチュエータ55,56が径方向に
並設されている。なお、第1ブレーキB1 は中空軸53
先端のフランジ部53aとアクスルケース37と一体の
ポンプケース37aとの間に介在されており、また第2
ブレーキB2 は第1ワンウェイクラッチF1 のアウター
レースとポンプケース37aとの間に介在し、かつ第1
のワンウェイクラッチF1 は中空軸53と第2ブレーキ
2 との間に介在している。 【0011】一方、出力部50は変速機構部101 の略
々中央部に位置しており、図1に詳示するようにボス部
9a及び出力ギヤ部9cを有する出力部材9(カウンタ
ドライブギヤ)を備えている。該出力部材9はそのボス
部9aの外径をアクスルケース37に一体に形成されて
いる隔壁37bにベアリング57を介して回転自在にか
つ軸方向移動不能に支持されており、かつベアリング5
7は隔壁37bにスプライン結合されているアウタレー
ス57a及びスペーサリング58を介在した2個のイン
ナレース57b,57bを有するダブルテーパドローラ
ベアリングからなる。更に、アウタレース57aは段部
を有して軸方向に延びており、該延長部分は第2ワンウ
ェイクラッチF2 のインナレースに兼用されている。ま
た、デュアルユニット3のリングギヤR2 とスプライン
結合して軸方向に延びてワンウェイクラッチのアウタレ
ースとなる連結部材59が配置されており、これら両レ
ース59,57aとの間に第2ワンウェイクラッチF2
が介在している。従って、該ワンウェイクラッチF2
プラネタリギヤユニット3とケース隔壁37bとの間に
て軸方向に並んで、かつ該ユニット3のリングギヤR2
の略々内方に配置される。また、リングギヤR2 外周と
アクスルケース37との間には第3ブレーキB3 が介在
しており、かつ隔壁37b一側壁面部にはシリンダが形
成されて、かつ該シリンダにはピストンからなる油圧ア
クチュエータ60が第2ワンウェイクラッチF2 との間
で挟まれるように配設されている。更に、該油圧アクチ
ュエータ60は円筒状のくし歯形状からなるアームを有
しており、該アームは第2ワンウェイクラッチF2 の外
径側を通って軸方向に延びて、第3ブレーキB3 を制御
すると共に、そのくし歯部分に戻しスプリングが配設さ
れる。 【0012】なお、図6及び図7に示すように、入力軸
5に設けた中央油路から直交方向に孔をあけ、更に中空
軸53及び出力部材ボス部9aそしてスペーサリング5
8に孔f,gをあけて、中央油路から外径方向に潤滑油
を導いてダブルテーパードベアリング57を潤滑しても
よいが、中空軸53とボス部9aとの間は大きな隙間が
あって潤滑油が洩れやすく、更にスペーサリング58に
孔gをあけると、両インナレース57bから大きな圧縮
方向の力を受けている該スペーサリング58の耐久性が
損なわれる虞れがある。そこで、図1に示すように、隔
壁37bに油路aを形成し、更にアウタレース57aに
油路bを形成し、潤滑油をケース37から内径方向に供
給してベアリング57に直接供給するのが望ましい。 【0013】また、図1に示すように、ワンウェイクラ
ッチF2 のインナレース兼用のベアリングアウタレース
57aの内周面には潤滑油受け用の環状鍔54が固定さ
れており、更に内周面からワンウェイクラッチF2 ロー
ラに向けて油路cが形成されている。これにより、油路
a,bを通ってベアリング57に送られた潤滑油が、該
ベアリング潤滑後遠心力にてアウタレース57a内周面
に飛散し、該潤滑油を環状鍔54にて集めて油路cから
ワンウェイクラッチF2 に供給する。一方、上述飛散潤
滑油による潤滑では充分でない虞れもあるので、図6に
示すように、隔壁37bに潤滑油路dを形成し、またワ
ンウェイクラッチアウタレース(ベアリングインナレー
ス)57aにワンウェイクラッチF2 に向けて油路eを
形成し、更にこれら油路d,eが連通するように構成し
て、ケース37から潤滑油を直接供給するようにしても
よい。この場合、レース57aは段部D及びナットNに
て隔壁37bにガタのないようにしっかりと固定され
る。 【0014】そして、クラッチ部6は第1(フォワー
ド)クラッチC1 及び第2(ダイレクト)クラッチC2
を備えており、かつ自動変速機構部101 先端に位置し
てトランスアクスルカバー39部分に収納されている。
また、入力軸5先端部にはフランジ部5aが一体に連結
されており、該フランジ部5aには可動部材62が嵌合
されており、更に該可動部材62にはピストン部材63
が嵌合している。また、可動部材62は、その内径部分
にてフランジ部5aとの間で油室65を構成すると共
に、その外径部がフランジ部5aと相対回転のみを阻止
するように連結されかつ第1クラッチと僅少間隔d1
あけて対接しており、第1クラッチC1 用の油圧アクチ
ュエータを構成している。一方、ピストン部材63は、
可動部材62との問にて油室67を構成すると共に反対
面にて第2クラッチC2 と間隔d2 を隔てて第2クラッ
チC2 と対接しており、第2クラッチC2 用の油圧アク
チュエータを構成している。更に、該ピストン部材63
とフランジ連結部5bに固着されたリングとの間にはス
プリング70が縮設されており、該スプリング70は両
油圧アクチュエータのピストン部材62,63に共通す
る戻しスプリングを構成している。また、第1クラッチ
1 はフランジ部5a外側内周とシングルユニット2の
リングギヤR1 外周との間に介在しており、また第2ク
ラッチC2 は可動部材62の内周と中空軸53先端に連
結されたフランジ部53bとの間に介在している。 【0015】一方、副変速機構からなる付加変速部20
2 はアクスルケ―ス37に回転自在に支持されているカ
ウンタシャフト71を有しており、該カウンタシャフト
71は、その両端部にてそれぞれベアリング28,29
を介して一体ケース36,37に支持されており、該シ
ャフト71の先端部分にはアンダードライブ(U/D)
用のシングルプラネタリギヤユニット26からなる副変
速ユニット22が装着されている。更に、該シャフト7
1にはディファレンシャルドライブピニオン23が連結
・支持されており、また該ピニオン23の中空ボス部2
3a上にはカウンタドライブギヤ9と直接噛合している
カウンタドリブンギヤ21がベアリング24により回転
自在に支持されている。また、上記プラネタリギヤユニ
ット26はサンギヤS3 、ピニオンP3 を支持しかつデ
ィファレンシャルドライブピニオン23に連結している
キャリヤCR3 、及びカウンタドリブンギヤ21に一体
に連結されているリングギヤR3 からなる。更に、サン
ギヤS3 が形成されてるボス部材76がシャフト71に
回転自在に支持されており、該ボス部材76にはフラン
ジ部76aが結合されている。そして、ボス部材76先
端とアクスルケース37に連結されている連結部材37
cとの問には第4(U/D)ワンウェイクラッチF3
介在しており、またフランジ部76aの外周にはバンド
ブレーキからなる第4(U/D)ブレーキB4 が配設さ
れている。また、フランジ部76aの内周とギヤユニッ
ト26のキャリャCR3 との間には第4(U/Dダイレ
クト)クラッチC3 が介在しており、かつ該クラッチC
3 はフランジ部76a内に形成された油圧アクチュエー
タ77にて制御される。なお、キャリヤCR3 を構成す
る鍔付側板79の内側にアクチュエータ77戻り用のス
プリング80が配設されている。 【0016】また、ディファレンシャル部35はディフ
ァレンシャルギヤユニット82及びリングギヤマウント
ケース83を備えている。マウントケース83は前記デ
ィファレンシャルドライブギヤ23と直接噛合している
リングギヤ(ディファレンシャルドリブンギヤ)85を
固着していると共に、ディファレンシャルギヤユニット
82のデフピニオン86を支持してデフキャリヤを構成
している。また、ディファレンシャルギヤユニット82
は該ピニオン86と噛合している左右サイドギヤ87
l,87rを有しており、これらサイドギヤはそれぞれ
左右フロントアクスル81l,81rを結合し得る。 【0017】ついで、上述実施例の作動を、図8に示す
概略図及び図9に示す作動表に沿って説明する。 【0018】エンジントルクはトルクコンバータ部31
を介して3速自動変速機構部101の入力軸5に伝達さ
れる。そして、該変速機構部101 にて、前述した図3
に示す作動表による各クラッチC1 ,C2 、各ブレーキ
1 ,B2 ,B3 及び各ワンウェイクラッチF1 ,F2
の作動に基づき、前進3速及び後進1速を得られ、該変
速された回転がカウンタドライブギヤ9から付加変速部
202 のカウンタドリブンギヤ21に伝達される。更
に、該付加変速部202 にて、図9に示す作動表による
クラッチC3 、ブレーキB4 及びワンウェイクラッチF
3 の作動に基づき直結及びU/Dに2変速される。そし
て、これら自動変速機構部101 と付加変速部202
変速が組合され、総合で前進4速(最大組合せで6速が
可能)が得られる。即ち、自動変速機構部101 が1速
及び2速にありかつ付加変速部202 がU/D状態にあ
って全体での1速、2速を得、ついで自動変速機構部1
1が2速の状態で付加変速部202 を直結に切換えて
全体での3速を得、そしてこの状態から自動変速機構部
101 を3速に切換えて全体での4速を得る。そして、
該前進4速回転は、ディファレンシャルドライブピニオ
ン23からディファレンシャル部35のリングギヤ85
に伝達され、更にディファレンシャルギヤユニット86
にて左右フロントアクスル81l ,81rに伝達されて
前輪を駆動する。 【0019】次に、図10に基づき、4速自動変速機構
部102 を備えた自動変速機14 (15 )について説明
する。なお、本自動変速機は、先に説明した実施例と自
動変速機構部のクラッチ部のみが相違しているので、他
の部分は同一符号を付して説明を省略する。 【0020】自動変速機14 (15 )は4速自動変速機
構部102 を有しており、かつ該変速機構部102 はそ
の先端部分即ちトランスアクスルカバー39′にてカバ
ーされる部分にクラッチ部6′を有している。該クラッ
チ部6′は第1クラッチC1と軸方向に並んで第3クラ
ッチC0 が配設されており、また戻しスプリング70と
フランジ部53bとの間に第3ワンウェイクラッチF0
が配置されている。従って、これら第3クラッチC0
びワンウェイクラッチF0 は径方向に異なる位置にある
ので、3速自動変速機構部101 よりは軸方向に略々ク
ラッチC0 の幅だけ長く構成されている。また、第1ク
ラッチC1 及び第2クラッチC2 、更にそれらの油圧ア
クチュェータ62,63は先の3速自動変速機構部10
1 と略々同様であるが、第1クラッチC1 と係合してい
るリングギヤR1 が連結部材92を介して係合している
点、及び第2クラッチC2 と係合しているフランジ部5
3bの鍔部が軸方向に長く構成されている点、更に入力
軸5先端に結合されているフランジ部5aが軸方向に長
く構成されている点で相違している。そして、該フラン
ジ部5aの外周に筒状の可動部材93が被嵌しており、
該可動部材93はその一端部内周面がフランジ部5aに
嵌合されている反力部材95に油密状に嵌合して、油室
96を有する第3クラッチC0 用のアクチュエータを構
成している。更に、該可動部材93の先端には第3クラ
ッチC0 に当接し得る舌材99が内径方向に垂下・固定
されており、また該可動部材93の他端とフランジ部5
aに固定されたリングとの間には戻しスプリング100
が縮設されている。 【0021】ついで、上述実施例の作動を、図11に示
す概略図、並びに図12及び図13に示す作動表に沿っ
て説明する。 【0022】トルクコンバータ部31を介して動力伝達
される入力軸5の回転は、4速自動変速機構部102
て、前述した図5に示す作動表による各クラッチC1
2,C0 、各ブレーキB1 ,B2 ,B3 及び各ワンウ
ェイクラッチF1 ,F2 ,F0 の作動に基づき、前進4
速及び後進1速が得られる。更に、該変速回転は、付加
変速部202 にて、図12又は図13に示す作動表によ
るクラッチC3 、ブレーキB4 及びワンウェイクラッチ
3 の各作動に基づき直結及びU/Dに変速される。そ
して、これら自動変速機構部102 及び付加変速部20
2 の各変速が組合され、変速機全体で前進5速段(1
4 )又は前進6速(15 )(最大組合せで8速が可能)
が得られる。即ち、4速自動変速機構部101 の1速と
付加変速部202 のU/Dの組合せで全体で1速を得、
ついで機構部102 を1速にしたままで付加変速部20
2 を直結に切換えて全体で2速を得、更に機構部102
を2速にすると共に付加変速部202 をU/Dに切換え
て全体で3速を得、ついで付加変速部202 のみを直結
に切換えて全体で4速を得、そして該直結状態で、自動
変速機構部102 を3速、4速に切換えて全体で5速、
6速を得るようにして、前進6速段の自動変速機15
得られる。また、該自動変速機15 から、自動変速機構
部102 が1速で付加変速部202 がU/Dからなる2
速状態を削除して、前進5速段の自動変速機14 が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の要部を示す拡大断面図。 【図2】本発明を適用し得る3速自動変速機構を示す概
略図。 【図3】その各要素の作動状態を示す図。 【図4】本発明を適用し得る4速自動変速機構を示す概
略図。 【図5】その各要素の作動状態を示す図。 【図6】変更例を示す断面図である。 【図7】本発明による実施例を示す全体断面図。 【図8】その概略図。 【図9】その各要素の作動状態を示す図。 【図10】本発明による他の実施例を示す全体断面図。 【図11】その概略図。 【図12】その異なる態様における各要素の作動状態を
示す図。 【図13】その異なる態様における各要素の作動状態を
示す図。 【符号の説明】 12 ,14 ,15 自動変速機 2 シングルプラネタリギヤユニット 3 デュアルプラネタリギヤユニット 5 入力軸 6,6′ クラッチ部 9 出力部材(カウンタドライブギヤ) 9a ボス部 9c ギヤ部 101 3速自動変速機構部(主変速機構) 102 4速自動変速機構部(主変速機構) 202 付加変速部(副変速機構) 21 カウンタドリブンギヤ 23 ディファレンシャルドライブギヤ 26 プラネタリギヤユニット 36,37 ケース 37b 隔壁 54 潤滑油受け用環状鍔 57 ベアリング 57a アウタレース 58 スペーサリング 59 連結部材 60 油圧アクチュエータ 71 カウンタ軸 85 ディファレンシャルドリブンギヤ C1 第1のクラッチ C2 第2のクラッチ C0 第3のクラッチ B1 第1のブレーキ B2 第2のブレーキ B3 第3のブレーキ F1 第1のワンウェイクラッチ F2 第2のワンウェイクラッチ F0 第3のワンウェイクラッチ R1 ,R2 ,R3 リングギヤ S,S1 ,S2 ,S3 サンギヤ P,P1 ,P2 ,P2 ′,P3 キャリヤピニオン CR,CR1 ,CR2 ,CR3 所定回転要素(キャリヤ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−5559(JP,A) 特開 昭59−133852(JP,A) 特開 昭54−112448(JP,A) 特開 昭58−50347(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 3/44 - 3/78

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.エンジンから入力される回転を変速してカウンタド
    ライブギヤにより出力する主変速機構と、該主変速機構
    と並列して配設され、該主変速機構からの回転を前記カ
    ウンタドライブギヤと直接噛合するカウンタドリブンギ
    ヤから入力して変速し、ディファレンシャルドライブギ
    ヤにより出力する副変速機構と、前記主変速機構及び副
    変速機構と並列して配設され、前記副変速機構からの回
    転を前記ディファレンシャルドライブギヤと直接噛合す
    るディファレンシャルドリブンギヤから入力して車輪に
    伝達する最終減速装置と、前記主変速機構、副変速機構
    及び最終減速装置を収納するケースとを備える自動変速
    機において、 前記副変速機構は、前記カウンタドリブンギヤをベアリ
    ングを介して支持すると共に両端を前記ケースにより支
    持されるカウンタ軸と、 前記カウンタドリブンギヤの軸方向一方側に配置され、
    該カウンタドリブンギヤに連結されるリングギヤ、前記
    カウンタ軸に連結されているキャリヤ及びサンギヤを有
    するプラネタリギヤユニットと、 該プラネタリギヤユニットの軸方向前記一方側に配設さ
    れ、該プラネタリギヤユニットのキャリヤとサンギヤと
    を適宜駆動連結する連結手段及び前記プラネタリギヤユ
    ニットのサンギヤを適宜係止する係止手段とを備え、 前記ディファレンシャルドライブギヤは、前記カウンタ
    ドリブンギヤの軸方向他方側に配設されると共に、前記
    カウンタ軸に連結される、 ことを特徴とする自動変速機。
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