JP3006070U - トナー定着用ローラ - Google Patents
トナー定着用ローラInfo
- Publication number
- JP3006070U JP3006070U JP1994007891U JP789194U JP3006070U JP 3006070 U JP3006070 U JP 3006070U JP 1994007891 U JP1994007891 U JP 1994007891U JP 789194 U JP789194 U JP 789194U JP 3006070 U JP3006070 U JP 3006070U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating tube
- roller body
- roller
- heater wire
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 定着用ローラの熱効率を向上し、電源容量を
小型化すると共に、所定温度までの立ち上げ時間を短縮
する。 【構成】 円筒状のローラ本体1、ローラ本体1内面に
密着する絶縁チューブ2、絶縁チューブ2内面に弾性的
に密着するコイルスプリング状のヒータ線3とからな
る。絶縁チューブ2は、シート状の絶縁物を一重又は二
重の円筒状に丸めてローラ本体内に挿入し、その弾性復
元力によりローラ本体内面に密着させ、ヒータ線3は、
コイルスプリング状に巻いて絶縁チューブ2内に挿入
し、その弾性復元力により絶縁チューブ2内面に密着さ
せる。
小型化すると共に、所定温度までの立ち上げ時間を短縮
する。 【構成】 円筒状のローラ本体1、ローラ本体1内面に
密着する絶縁チューブ2、絶縁チューブ2内面に弾性的
に密着するコイルスプリング状のヒータ線3とからな
る。絶縁チューブ2は、シート状の絶縁物を一重又は二
重の円筒状に丸めてローラ本体内に挿入し、その弾性復
元力によりローラ本体内面に密着させ、ヒータ線3は、
コイルスプリング状に巻いて絶縁チューブ2内に挿入
し、その弾性復元力により絶縁チューブ2内面に密着さ
せる。
Description
【0001】
本考案は、複写機やプリンタ等に搭載される電子写真装置におけるトナー定着 用ローラに関するものである。
【0002】
従来、この種のトナー定着用ローラは、円筒状の金属製ローラ本体の中心軸部 に、ハロゲンランプやパイプ型電熱ヒータを配設し、それらの発熱でローラ本体 を加熱するものであった。
【0003】
しかしながら、ハロゲンランプの場合は、給電時の初期突入電流が、温度安定 前まで大きく流れるため、電源の容量を大きく設計する必要があり、また、パイ プ型電熱ヒータの場合は、電熱ヒータ本体の昇温、周囲の空気の加熱、ローラの 加熱など、温度立ち上げ時間が長くかかり、消費電力が大きいという問題があっ た。
【0004】 本考案は、このような従来の問題点を解消しようとするもので、ローラ本体の 内面に、絶縁物を介してヒータを密着させ、直接ローラ本体を加熱するようにし たトナー定着用ローラを提供することを目的とする。
【0005】
上記目的を達成するために、本考案は、円筒状のローラ本体と、このローラ本 体内面に密着する絶縁チューブと、この絶縁チューブ内面に弾性的に密着するコ イルスプリング状のヒータ線とから構成される。
【0006】 そして、前記絶縁チューブは、シート状の絶縁物を一重又は二重の円筒状に丸 めてローラ本体内に挿入し、開こうとする弾性復元力によりローラ本体内面に密 着するようにし、また、ヒータ線は、コイルスプリング状に巻いて絶縁チューブ 内に挿入し、コイル径の拡大方向の弾性復元力により絶縁チューブ内面に密着す るようにする。
【0007】 さらに、絶縁チューブ内に装着されたヒータ線は、そのコイルスプリング内に 湾曲状にして挿入した板状の絶縁物からなる押え板の弾性復元力により絶縁チュ ーブ内面に押し付けて止着するようにする。
【0008】
上記構成によれば、ローラ本体内に順次挿入される絶縁チューブもヒータ線も 弾性復元力を有するので、絶縁チューブはローラ本体内面に、ヒータ線は絶縁チ ューブ内面にそれぞれ密着する。従って、ヒータ線の熱が絶縁チューブを介して 直ちにローラ本体に伝導されることになり、ハロゲンランプのように大きな突入 電流もなく、パイプ型電熱ヒータに比べて温度立ち上げ時間の短縮となる。
【0009】 また、弾性復元力による密着が得られるため、ローラ径のバラツキがあっても よく追随し、製造が容易になってコスト低減につながる。さらに、押え板による ヒータ線の押し付け止着により、コイルピッチのバラツキ発生を防止することが できる。
【0010】
以下、図面を参照して実施例を詳細に説明する。図1は、本考案の一実施例を 示したもので、図2は図1のA−A断面を示したものである。1は円筒状のロー ラ本体、2は、図3に示したように、シート状の絶縁物11、例えば耐熱性及び弾 性を有するマイカシートが一重又は二重の円筒状に丸められて、ローラ本体1内 に挿入された絶縁チューブで、ローラ本体1内に挿入された後は、その弾性復元 力で自然に開こうとしてローラ本体1の内面に密着する。3はコイルスプリング 状に巻かれて絶縁チューブ2内に挿入されたヒータ線であり、これも絶縁チュー ブ2内に挿入された後は、その弾性復元力によりコイル径の拡大方向に撚りが戻 り、絶縁チューブ2の内面に密着する。4は給電金具であり、ヒータ線3の両端 がカシメ、溶接、あるいはねじ止めなどの方法で接合されている。5は給電金具 4が圧入された耐熱性の絶縁スペーサで、ローラ本体1の端部に装着され、ロー ラ本体1とはピン9等により固定されている。6は給電軸、7はローラ本体1の 端部に取り付けられた伝動軸受ギヤであり、図示しない動力源に連結される。8 は、図2に示したように、弾性を有する板状の絶縁物(例えばマイカシート)を湾 曲状にしてヒータ線3のコイルスプリング内に挿入し、その弾性復元力によりヒ ータ線3を絶縁チューブ2の内面に押し付けて止着する押え板である。
【0011】 以上のように構成された本実施例では、ローラ本体1の内部に挿入された絶縁 チューブ2、この絶縁チューブ2内に挿入されたコイルスプリング状のヒータ線 3は、いずれもそれらの弾性復元力により外側へ広がろうとするので、絶縁チュ ーブ2はローラ本体1の内面に密着し、ヒータ線3は絶縁チューブ2の内面に密 着する。従って、ヒータ線3が発熱すると、その熱は絶縁チューブ2を介してロ ーラ本体1に直ちに伝導され、短時間で所定の温度まで立ち上がることができる 。実験の結果によれば、従来のハロゲンランプやパイプ型電熱ヒータの場合に比 べて1/2程度の消費電力で、使用温度までの立ち上げ時間はほぼ同一であり、 かつハロゲンランプに見られる突入電流の発生はない。
【0012】 さらに、ヒータ線3のコイルスプリングの中に挿入された押え板8はその弾性 復元力によりヒータ線を絶縁チューブ2の内面に確実に止着するので、加熱によ るヒータ線の弛緩でコイルピッチがくずれるのを防止することができる。
【0013】 また、上記のように、自らの弾性復元力により、外側の部材に密着する構成で あるから、ローラ本体1の径に多少のバラツキがあっても、何ら問題にならず、 組立てが極めて容易である。
【0014】
以上説明したように、本考案によれば、電源容量の小型化、温度立ち上げ時間 の短縮化を図ることができると共に、組立て作業が容易になり、大幅なコスト低 減を実現することができる。
【図1】本考案の一実施例のトナー定着用ローラの断面
図である。
図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】絶縁チューブの斜視図である。
1 … ローラ本体、 2 … 絶縁チューブ、 3 … ヒ
ータ線、 8 … 押え板。
ータ線、 8 … 押え板。
Claims (3)
- 【請求項1】 円筒状のローラ本体と、該ローラ本体内
面に密着する絶縁チューブと、該絶縁チューブ内面に弾
性的に密着するコイルスプリング状のヒータ線とからな
ることを特徴とするトナー定着用ローラ。 - 【請求項2】 円筒状のローラ本体と、シート状の絶縁
物が一重又は二重の円筒状に丸められて前記ローラ本体
内に挿入され、開こうとする弾性復元力により前記ロー
ラ本体内面に密着する絶縁チューブと、コイルスプリン
グ状に巻かれて前記絶縁チューブ内に挿入され、コイル
径の拡大方向の弾性復元力により前記絶縁チューブ内面
に密着するヒータ線とからなることを特徴とするトナー
定着用ローラ。 - 【請求項3】 円筒状のローラ本体と、シート状の絶縁
物が一重又は二重の円筒状に丸められて前記ローラ本体
内に挿入され、開こうとする弾性復元力により前記ロー
ラ本体内面に密着する絶縁チューブと、コイルスプリン
グ状に巻かれて前記絶縁チューブ内に挿入され、コイル
径の拡大方向の弾性復元力により前記絶縁チューブ内面
に密着するヒータ線と、板状の絶縁物が湾曲状にされて
前記ヒータ線のコイルスプリング内に挿入され、その弾
性復元力により前記ヒータ線を前記絶縁チューブ内面に
押し付け止着する押え板とからなることを特徴とするト
ナー定着用ローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994007891U JP3006070U (ja) | 1994-07-01 | 1994-07-01 | トナー定着用ローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994007891U JP3006070U (ja) | 1994-07-01 | 1994-07-01 | トナー定着用ローラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3006070U true JP3006070U (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=43141949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994007891U Expired - Lifetime JP3006070U (ja) | 1994-07-01 | 1994-07-01 | トナー定着用ローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3006070U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001085146A (ja) * | 1999-09-13 | 2001-03-30 | Hakko Electric Mach Works Co Ltd | ヒーター装置 |
-
1994
- 1994-07-01 JP JP1994007891U patent/JP3006070U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001085146A (ja) * | 1999-09-13 | 2001-03-30 | Hakko Electric Mach Works Co Ltd | ヒーター装置 |
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