JP3016154U - 熱定着用加熱ローラ - Google Patents

熱定着用加熱ローラ

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Publication number
JP3016154U
JP3016154U JP1995003382U JP338295U JP3016154U JP 3016154 U JP3016154 U JP 3016154U JP 1995003382 U JP1995003382 U JP 1995003382U JP 338295 U JP338295 U JP 338295U JP 3016154 U JP3016154 U JP 3016154U
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JP
Japan
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heating roller
heat fixing
electric resistor
heat
cylindrical body
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Expired - Lifetime
Application number
JP1995003382U
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English (en)
Inventor
渉 小原
Original Assignee
株式会社プリントニクス
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Publication date
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 発熱源となる電気抵抗体を絶縁性円筒体の内
壁面に直接接触させることで大幅な熱効率の向上を実現
する。 【構成】 熱定着用加熱ローラ1は、絶縁性円筒体2
と、絶縁性円筒体2の内壁面に接触して軸方向に螺旋状
に配置された帯状の電気抵抗体3と、電気抵抗体3の両
端に接触するように絶縁性円筒体2の両端に設けられた
一対の給電リング4a,4bとを有し、給電ブラシ7
a,7bを通じて給電リング4a,4bに給電を行う
と、電気抵抗体3に通電が行われ、電気抵抗体3の抵抗
値に応じたジュール熱が発生して、絶縁性円筒体2が直
接加熱され、熱定着用加熱ローラ1が迅速に高温とな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は熱定着用加熱ローラに関し、特に電子写真プロセスを採用する複写機 ,プリンタ等の画像出力装置の熱定着器において用いられる熱定着用加熱ローラ に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の代表的な熱定着用加熱ローラは、金属製管体の中に棒状のハロゲンラン プが挿入され、ハロゲンランプの輻射熱を金属製管体が吸収発熱する構造となっ ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の熱定着用加熱ローラでは、金属製管体の中に棒状のハロゲンラ ンプが挿入され、ハロゲンランプの輻射熱を金属製管体が吸収発熱する構造とな っていたので、管内壁の不完全な熱吸収性や空気層から生じる熱流失などから、 熱損失が大きく、熱効率が悪いという問題点があった。例えば、金属製管体の表 面温度170゜Cを得るためには、ハロゲンランプが1000゜C以上の温度を 必要としていた。
【0004】 本考案の目的は、上述の点に鑑み、熱損失を最小にする熱伝達は発熱体を被加 熱体に直接接触させることであることに着目し、発熱源となる電気抵抗体を絶縁 性円筒体の内壁面に直接接触させることで大幅な熱効率の向上が実現できるよう にした熱定着用加熱ローラを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の熱定着用加熱ローラは、粉体現像剤を加熱定着させる熱定着器に用い る熱定着用加熱ローラにおいて、絶縁性円筒体と、この絶縁性円筒体の内壁面に 接触して軸方向に螺旋状に配置された帯状の電気抵抗体と、この電気抵抗体の両 端に接触するように前記絶縁性円筒体の両端に設けられた一対の給電リングとを 有することを特徴とする。
【0006】
【作用】
本考案の熱定着用加熱ローラでは、一対の給電リングを通じて電気抵抗体に通 電を行うと、電気抵抗体がジュール熱を発生し、このジュール熱が絶縁性円筒体 に直接熱伝達され、絶縁性円筒体を迅速に加熱する。
【0007】
【実施例】
次に、本考案について図面を参照して詳細に説明する。
【0008】 図1は、本考案の一実施例に係る熱定着用加熱ローラ1を示す縦断面図である 。本実施例の熱定着用加熱ローラ1は、ガラス,セラミックス等の絶縁体でなる 絶縁性円筒体2と、絶縁性円筒体2の内壁面に接触して軸方向に螺旋状に配置さ れたニッケルクローム合金等よりなる帯状の電気抵抗体3と、電気抵抗体3の両 端に接触するように絶縁性円筒体2の両端開口部に嵌着された一対の給電リング 4a,4bと、給電リング4a,4bの中空部に絶縁体5a,5bを介して嵌着 されたローラ軸6a,6bと、給電リング4a,4bの外周に弾接された給電ブ ラシ7a,7bとから、その主要部が構成されている。なお、図1中、符号8a ,8bはローラ軸6a,6bを軸支する軸受部材を示し、9はローラ軸6bを介 して熱定着用加熱ローラ1を回転させるためのプーリを示す。
【0009】 絶縁性円筒体2は、例えば外径12mm、厚さ1mm、長さ220mm等の形 状に製作される。絶縁性円筒体2を形成するガラスとしては、例えば硼珪酸ガラ ス等が使用される。また、絶縁性円筒体2を形成するセラミックスとしては、例 えばジルコン系のコージライト等が使用される。
【0010】 電気抵抗体3の形状は、熱定着用加熱ローラ1の機能に応じて決定される。電 気抵抗体3の断面積や長さを変化させることにより、熱定着用加熱ローラ1の電 気抵抗値を制御することができることはいうまでもない。
【0011】 なお、絶縁性円筒体2の内壁面に接触するように電気抵抗体3を配置するため には、螺旋状の電気抵抗体3を外径が細くなるように捩じった状態で絶縁性円筒 体2内に挿入し、しかる後に捩じりを与える力を取り除くことによって電気抵抗 体3を自らの弾性で外径を膨張させるように復元させ、絶縁性円筒体2の内壁面 に密着するように接触させるようにするとよい。
【0012】 本実施例の熱定着用加熱ローラ1に対して、図2に示すように、金属中空軸1 1の外周にエラストマ層12を肉厚に被着してなる押し付けローラ10が加圧機 構(図示せず)によって圧接するように配置されている。
【0013】 次に、このように構成された本実施例の熱定着用加熱ローラ1の機能について 説明する。
【0014】 給電ブラシ7a,7bを通じて給電リング4a,4bに数アンペア程度の給電 を行うと、電気抵抗体3が通電され、その抵抗値に応じたジュール熱を発生して 、熱定着用加熱ローラ1の表面にある絶縁性円筒体2が迅速に高温となる。
【0015】 図3に示すグラフからも分かるように、本実施例の熱定着用加熱ローラ1では 、従来の熱定着用加熱ローラに比べて、数分の1の電流値でかつ迅速に所定温度 まで昇温させることができる。
【0016】 このような加熱状態で、押し付けローラ10または熱定着用加熱ローラ1を回 転させ、熱定着用加熱ローラ1と押し付けローラ10との間に粉体現像剤Tが表 面に付着された記録媒体Sを送り込むと、熱定着用加熱ローラ1が記録媒体Sの 表面に接触して粉体現像剤Tを熱溶融させると同時に、熱溶融された粉体現像剤 Tが押し付けローラ10からの均一な接触圧力で加圧されて記録媒体Sの表面に 確実に定着される。粉体現像剤Tを定着された記録媒体Sは、熱定着用加熱ロー ラ1および押し付けローラ10の回転に伴って送り出される。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、帯状の電気抵抗体を絶縁性円筒体の内 壁面に接触させて軸方向に螺旋状に配置したことにより、電気抵抗体が発生する ジュール熱が絶縁性円筒体に直接熱伝達され、従来の熱定着用加熱ローラに比較 して大幅な熱効率の改善を実現することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る熱定着用加熱ローラを
示す縦断面図である。
【図2】本実施例の熱定着用加熱ローラの使用態様を押
し付けローラとともに示す横断面図である。
【図3】本実施例の熱定着用加熱ローラを所定温度に加
熱するのに要する電流値の時間変化を、従来の熱定着用
加熱ローラと対比して示すグラフである。
【符号の説明】
1 熱定着用加熱ローラ 2 絶縁性円筒体 3 電気抵抗体 4a,4b 給電リング 5a,5b 絶縁体 6a,6b ローラ軸 7a,7b 給電ブラシ 8a,8b 軸受部材 9 プーリ 10 押し付けローラ 11 金属中空軸 12 エラストマ層

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体現像剤を加熱定着させる熱定着器に
    用いる熱定着用加熱ローラにおいて、絶縁性円筒体と、
    この絶縁性円筒体の内壁面に接触して軸方向に螺旋状に
    配置された帯状の電気抵抗体と、この電気抵抗体の両端
    に接触するように前記絶縁性円筒体の両端に設けられた
    一対の給電リングとを有し、前記一対の給電リングから
    前記電気抵抗体に通電することにより発生するジュール
    熱によって加熱されることを特徴とする熱定着用加熱ロ
    ーラ。
  2. 【請求項2】 前記絶縁性円筒体がガラスあるいはセラ
    ミックスよりなる請求項1記載の熱定着用加熱ローラ。
  3. 【請求項3】 前記電気抵抗体がニッケルクローム合金
    よりなる請求項1記載の熱定着用加熱ローラ。
JP1995003382U 1995-03-23 1995-03-23 熱定着用加熱ローラ Expired - Lifetime JP3016154U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014192115A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Nichias Corp 金属発熱体および発熱構造体
JP2016173990A (ja) * 2016-04-27 2016-09-29 ニチアス株式会社 金属発熱体および発熱構造体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014192115A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Nichias Corp 金属発熱体および発熱構造体
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