JP3006011U - プラスチック製ボールバルブ - Google Patents

プラスチック製ボールバルブ

Info

Publication number
JP3006011U
JP3006011U JP1994007789U JP778994U JP3006011U JP 3006011 U JP3006011 U JP 3006011U JP 1994007789 U JP1994007789 U JP 1994007789U JP 778994 U JP778994 U JP 778994U JP 3006011 U JP3006011 U JP 3006011U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pedestal
fixing
ball valve
valve body
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1994007789U
Other languages
English (en)
Inventor
勝弘 大西
義人 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Yukizai Corp
Original Assignee
Asahi Organic Chemicals Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Organic Chemicals Industry Co Ltd filed Critical Asahi Organic Chemicals Industry Co Ltd
Priority to JP1994007789U priority Critical patent/JP3006011U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3006011U publication Critical patent/JP3006011U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Valve Housings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 配管時のバルブ部分の固定が容易に行え、固
定のための特別の部品が必要でなく、固定に余分のスペ
ースを要しない、プラスチック製ボールバルブを提供す
る。 【構成】 弁本体1の内部中央に弁体2が回動自在に取
付けられ、弁本体1の両側からボディキャップ5,6が
嵌合され、弁本体1の底部には固定用台座7が一体的に
取付けられている。固定用台座7には取付け用穴14
と、超音波溶着時に利用する突条15,16と、取付け
時に台座7を位置決めするための突起17とが設けられ
る。 【効果】 ボールバルブを配管し固定する場合、固定用
台座7を取付け用のパネルや架台に固定することによ
り、他の取付け用具を要しないで簡単に弁本体1を所要
個所に設置することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はプラスチック製ボールバルブに関し、さらに詳しくは化学工業や半導 体産業等における輸送配管ラインに使用される、主として小口径タイプのプラス チック製ボールバルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、配管時ラインの固定は図11に示されているごとく、サドル20を使用 してパイプ部21を固定することが一般的でありバルブ部分12を直接固定する ことはあまり行われていなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の固定方法では以下のような問題点があった。 (1)固定を行うために他の特殊な部品が必要となる。 (2)コスト高になる。 (3)固定に余分なスペースが必要となる。 (4)固定をパイプに行うので、バルブ12のハンドル操作時の応力がバルブ 12とパイプ21の接合部29に集中する。(図11参照)
【0004】 本考案は、以上のような従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的は 配管時のバルブ部分の固定が容易にできる台座を一体的に有した主として小口径 タイプのプラスチック製ボールバルブを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案者等は種々検討を重ねた結果、固定用の台座を一体的に弁本体の底部に 設けることで従来技術の問題点が解決できることを見出し本考案を成すに至った 。
【0006】 すなわち、本考案は、弁本体の内部中央に弁体が回動自在に装着され、その少 なくとも片側からボディキャップが嵌合されているプラスチック製ボールバルブ において、該弁本体の底部に固定用の台座を一体的に設けたことを特徴とするも のである。又、該台座を超音波溶着にて弁本体に一体的に設けたことを特徴とし 、さらには該台座に位置決め用の突起を設けたことを特徴とするものである。
【0007】 本考案ボールバルブの材質はプラスチックであれば何れでもよく特に限定され るものではないが、塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹 脂、ポリエチレン樹脂、超高分子量ポリエチレン樹脂、又はフッ素樹脂等の熱可 塑性樹脂が好適なものとして挙げられる。
【0008】 前記固定用の台座には取付け用の穴を設けるのが好ましい。また固定用の台座 には弁本体との間の超音波溶着時に利用する突条を設けると好都合である。
【0009】
【作用】
上記のように構成された本考案のボールバルブには固定用の台座が一体的に設 けられているので、該ボールバルブを配管し固定する場合、取付けようとする架 台やパネルにネジ穴を穿っておき、固定用の台座に設けられた取付穴にボルトを 通し架台やパネルに固定すれば良い。又、取り外す場合はボルトを緩めて外すだ けで良い。以上のようにボールバルブの固定及び取外しが容易に行うことができ 、しかも固定には、他の部品が必要無いので低コストで、余分なスペースを必要 とせず行うことができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面にもとずいて詳細に説明するが、本考案が本実施 例に限定されないことは言うまでもない。
【0011】 図1は本考案の一実施例を示す口径6mmの塩化ビニル樹脂製ボールバルブ(通 称ラブコック)の縦断面図であり、図2は図1におけるボールバルブの右側面図 、図3は同平面図である。
【0012】 図において1は内部中央に弁体2が回動自在に装着され、両側に受口部3,4 を有した弁本体である。5及び6は弁本体1の受口部3及び4にそれぞれ超音波 溶着にて嵌合されているボディキャップである。ボディキャップ5(以下5を代 表させる)は、内部に流路8を有し、外部前方には弁本体1の受口部3に嵌合さ れる嵌合部9が、又その後方には嵌合部9より拡径された鍔部10及びパイプと 接合する接合部11が形成されている。
【0013】 本実施例ではボディキャップ5は弁本体1の両側から嵌合されているが、片側 の受口部のみに嵌合されたタイプのボールバルブでも構わない。又、ボディキャ ップ5の嵌合方法は超音波溶着に限定されず接着や螺着等を採用しても構わない 。
【0014】 7は弁本体1の底部に超音波溶着にて一体的に設けられた、取付穴14を設け た取付部13を有する固定用の台座である。(以下台座と略する)
【0015】 図6は本実施例で使用された台座7の斜視図である。該台座7は、横側に突出 して設けられた取付穴14を有する取付部13を有しており、該台座7の弁本体 1と溶着される内側面18には突条15,16が軸線方向に平行して設けられて いる。突条15,16の形状は図に示されているような形状の他に、円筒状、三 角錐、半球状等でも良く、またその数は少なくとも1個あれば良い。さらに、該 突条15(16)の位置は台座7の内側面18でも、内上面19でもどちらでも 良い。
【0016】 また、台座7と弁本体1は当初から一体成形にて一体化しても良いが、配管の 条件によっては取付穴14の位置や大きさ、数等が異なる場合も考えられるので 台座7は後から弁本体1に一体化させる構造がより好適である。
【0017】 図8〜図10は台座7の別の実施例を示す斜視図である。図8は取付穴14を 有する取付部13が台座7の両側面に相対して突出して設けられたもの、図9は 取付穴14を2個軸線方向に有する取付け部13が台座7の片側に設けられたも の、また図10には位置決め用突起17が図6の台座の底面に設けられたものが それぞれ示されている。
【0018】 弁本体1と台座7の固定には接着、溶着、嵌合等他の方法を使用しても構わな いことは言うまでもないが、ここでは本実施例で用いた超音波溶着により一体化 する方法について説明する。
【0019】 図6には、本実施例で使用した取付け穴14を有する取付部13が設けられた 台座7が示されている。図からわかるとおり台座7の内側面18には突条15, 16が設けられている。図7に示されている如く、台座7を突条15,16が上 側を向くように、振動子26に連続しているホーン27(振動増幅器)に固定し 該台座7の上にボールバルブ12の流路軸線を水平にして配置し、プレス28で ボールバルブ12を押圧した状態で15kHz の超音波を約0.3秒間加える。そ の後プレス28をボールバルブ12から離間させホーン27よりボールバルブ1 2を取り出す。
【0020】 この超音波溶着法においては超音波をあてると、台座7の突条15,16と、 弁本体1の該突条15,16と接している部分が主として振動摩擦により溶融し 、混ざり合い、振動停止後は冷却固化することで台座7と弁本体1が溶着する。
【0021】 以下、本実施例ボールバルブの作用について説明する。 図4に示されているように、パネル24には所定の位置に予めネジ穴25が設 けられており、該パネル24にボールバルブ12を固定するにはボルト22を取 付穴14に通し、パネル24のネジ穴25に螺合すれば良く、非常に簡単にしか も短時間でボールバルブ12の固定が出来る。またパネル24にネジが切れない 場合は、図5に示されているようにナット23を使用すれば同様に簡単に固定が 出来る。ボルト22は六角ボルトでも良いが、蝶ボルトを使用すると締付けの治 具を必要とせず簡単に固定することが出来る。架台やパネル24にネジ穴25を 穿つことが出来ないときは貫通孔を設け、ボルト22とナット23で固定すれば 良く、何れにしても、バルブの固定には特殊な治具は一切不要なので廉価で、簡 単に短時間でしかもコンパクトに行うことができる。
【0022】 図10に示されている他の実施例には、台座の底部に位置決め用突起17が設 けられており、該突起17をパネルに予め設けられた穴に嵌合させることで位置 決めが行え、又、ハンドルの開閉操作時には、取付け穴14の中心を軸とした回 転方向の動きが発生しないように固定することができる。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案におけるボールバルブは配管後の固定を非常に簡 単に、しかも特殊な治具を使うことなく可能にしたものであり、従って低コスト で、余分なスペースを必要としないで固定を行うことができるものとなっている 。しかも、固定はバルブに直接行うので、ハンドルの操作時の応力がバルブとパ イプの接合部に集中することはない。 以上の効果は、小口径のボールバルブに限らず大口径のものについても得られ ることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すボールバルブの縦断面
図である。
【図2】図1におけるボールバルブの右側面図である。
【図3】図1におけるボールバルブの平面図である。
【図4】本考案の、配管時のパネルへの固定方法の一実
施例を示す要部側面図である。
【図5】本考案の、配管時のパネルへの固定方法の他の
実施例を示す要部側面図である。
【図6】本考案の固定用の台座の一実施例を示す斜視図
である。
【図7】超音波溶着装置の略図である。
【図8】本考案の固定用の台座の他の実施例を示す斜視
図である。
【図9】本考案の固定用の台座のまた他の実施例を示す
斜視図である。
【図10】本考案の固定用の台座のさらに他の実施例を
示す斜視図である。
【図11】従来技術による配管時のバルブの固定状態を
示した平面図である。
【符号の説明】
1…弁本体 2…弁体 3,4…受口部 5,6…ボディキャップ 7…台座 9…嵌合部 10…鍔部 12…ボールバルブ 13…取付部 14…取付穴 15,16…突条 17…位置決め用突起 18…台座内側面 19…台座内上面 20…サドル 21…パイプ 24…パネル 25…ネジ穴 26…振動子 27…ホーン 28…プレス 29…接合部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体の内部中央に弁体が回動自在に装
    着され、その少なくとも片側からボディキャップが嵌合
    されているプラスチック製ボールバルブにおいて、該弁
    本体の底部に固定用の台座を一体的に設けたことを特徴
    とするプラスチック製ボールバルブ。
  2. 【請求項2】 前記固定用の台座を超音波溶着にて一体
    的に設けたことを特徴とする請求項1に記載のプラスチ
    ック製ボールバルブ。
  3. 【請求項3】 前記固定用の台座に取付け用の穴を設け
    たことを特徴とする請求項1に記載のプラスチック製ボ
    ールバルブ。
  4. 【請求項4】 前記取付け用の穴をねじ穴としたことを
    特徴とする請求項3に記載のプラスチック製ボールバル
    ブ。
  5. 【請求項5】 前記固定用の台座に超音波溶着用の突条
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載のプラスチッ
    ク製ボールバルブ。
  6. 【請求項6】 前記固定用の台座に位置決め用の突起を
    設けたことを特徴とする請求項1から5のうちの1項に
    記載のプラスチック製ボールバルブ。
JP1994007789U 1994-06-30 1994-06-30 プラスチック製ボールバルブ Expired - Lifetime JP3006011U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994007789U JP3006011U (ja) 1994-06-30 1994-06-30 プラスチック製ボールバルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994007789U JP3006011U (ja) 1994-06-30 1994-06-30 プラスチック製ボールバルブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3006011U true JP3006011U (ja) 1995-01-17

Family

ID=43141892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994007789U Expired - Lifetime JP3006011U (ja) 1994-06-30 1994-06-30 プラスチック製ボールバルブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3006011U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4459050B2 (ja) スタンドオフナットを有するケージナットアセンブリ
JP4490287B2 (ja) 柔軟なケージを有するケージナットアセンブリ
JP3006011U (ja) プラスチック製ボールバルブ
US20060175595A1 (en) Post-to-base attachment
JP2000074031A (ja) 外周ネジ付きナット材を用いた高力ボルト接合方法
JPS6330681Y2 (ja)
JPH02155618A (ja) ナットインサート成形方法
JP2653432B2 (ja) 車両用エアクリーナ装置
JPS6119344Y2 (ja)
JPH078946Y2 (ja) 配管接続装置
JPH0724425U (ja) エアクリーナ装置
JP2003194021A (ja) 部材同士のボルト接合構造、ナット及び金具
JP2532119Y2 (ja) 局部洗浄ノズルの取付け構造
JPS6211730Y2 (ja)
JPH0215622Y2 (ja)
JP3482573B2 (ja) 椅子の肘かけ取付装置
JPS6218422Y2 (ja)
JP2583778Y2 (ja) スペアタイヤの固定装置
JP4906208B2 (ja) 可搬式水中ポンプの提手
JP3022736U (ja) 自動車用燃料タンク
JP3018124U (ja) 自転車用泥除け装置
JPH0515184Y2 (ja)
JP3016775U (ja) 車両用ドアミラーの取付構造
JP2592526Y2 (ja) プラスチック分岐支管
JPH0783213A (ja) 締結具