JP3482573B2 - 椅子の肘かけ取付装置 - Google Patents
椅子の肘かけ取付装置Info
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Description
を取り付ける装置に関する。
には、通常、座体の側面に複数のめねじ孔をあけるとと
もに、肘かけにおける前記めねじ孔と対応する位置に複
数の取付孔をあけ、各取付孔の外面からボルトを挿通し
て、座体のめねじ孔に螺合し緊締していた。
つの取付孔にボルトを挿入して、対応するねじ孔に螺入
して仮締めし、ついで、肘かけの姿勢を調節して、他の
取付孔を、対応するめねじ孔と整合させてから、ボルト
を挿通して締め付けている。
ると、2番目以下の取付孔を座体のめねじ孔と整合させ
るのに、めねじ孔が肘かけにより覆われるため、その位
置がわかりにくく、また、部材の寸法精度が低くて、各
めねじ孔と取付孔との位置が僅かにずれている場合に
は、肘かけの位置を僅かずつ修正しながら、ボルトを螺
入しなければならず、作業性が悪い。
ある場合、ボルトを強く締め付けると、取付孔の周囲が
圧壊して破損するおそれがあるため、締め付け力が不充
分になりがちで、使用中にゆるみやがたつきを生じやす
いこととなる。
上述の不都合を改善して、取付けに際しての作業性がよ
く、また、肘かけが比較的脆弱なプラスチックス成型品
であっても、充分に大きい緊締力をもって取付けること
ができるようにした肘かけ取付装置を提供することを目
的としている。
めの本発明は、次のとおりに構成されている。
し、各取付孔へ通したボルトを、座体の対応位置に設け
ためねじ孔に螺合するようにした椅子の肘かけ取付装置
において、肘かけの所定位置に穿設された取付孔と、取
付孔と対応する位置において座体に装着され、座体の側
面に開口する受け孔と、その内方において同心をなすめ
ねじ孔とを備えるナットと、肘かけの取付孔に、内端
を、座体に装着された対応するナットの受け孔に挿入さ
れるように突出させて嵌挿された中空の連結筒と、肘か
けの外面から、連結筒を通して挿入され、内端に、ナッ
トのめねじ孔に螺入されるおねじを有するボルトとを備
えることを特徴とする椅子の肘かけ取付装置。
した中央部と、肘かけの内側面に開口する内側大径部と
からなるものとし、大径部と小径部とかならなり、かつ
中心に連結筒を挿通しうる透孔を有するスペーサの小径
部を、取付孔の内側大径部に嵌合することが望ましい。
径の大径部を形成し、ボルトの頭部を、この大径部の中
に没入させることが望ましい。
と、外側大径部の開口面を覆うフランジとを有するキャ
ップを、取付孔の外側大径部に装着することが望まし
い。
同一形状同一寸法としてあることが望ましい。
突出する連結筒の内端を、座体の側面に開口するナット
の受け孔に嵌入することにより、肘かけを容易に取付位
置に安定に保持することができ、また、ナットのめねじ
孔と受け孔とが同心に形成されているため、外側から連
結筒に挿通したボルトの先端のおねじ部を、確実にナッ
トのめねじ孔に螺入することができる。
断面図、図2は、同装置の構成部品を示す分解斜視図で
ある。
フレーム(3)における肘かけ(4)の取付孔に整合する位
置に、複数個のナット(5)を取付けてある。ナット(5)
は、フレーム(3)の中に挿入された小径部(6)を備え、
溶接等によりフレーム(3)に固着されている。ナット
(5)には、その内端から、めねじ(7)と、それより大径
の受け孔(8)を同心に設けてあり、受け孔(8)は、座体
(2)の側面に開口している。
下、単に取付孔という)は、ナット(5)の受け孔(8)と
等径をなし、その両端には、肘かけ(4)の両側面に開口
する大径の凹孔(10)(11)を備えている。各凹孔(10)(11)
は、同一形状同一寸法をなし、その開口縁には、座ぐり
面(10a)(11a)が形成されている。
入されている。スペーサ(12)は、大径部(12a)と小径部
(12b)およびナット(5)の受け孔(8)及び取付孔(9)と
ほぼ等径の軸孔(12c)を有し、大径部(12a)を座ぐり面(1
0a)に当接するとともに、小径部(12b)を凹孔(10)に挿入
してある。
へ連結筒(13)が貫挿され、その内端は、ナット(5)の受
け孔(8)に挿入されている。
螺入されるボルト(14)を挿通しうる内径と、取付孔
(9)、スペーサ(12)の軸孔(12c)、及びナット(5)の受
け孔(8)に挿入しうる外径とを有している。
サ(12)を挾んで座体(2)に装着した状態で、ナット(5)
の受け孔(8)の底面(すなわち、めねじ(7)との境界の
段差面)から、肘かけ(4)の外面側の凹孔(11)の底面ま
での距離と等しいか、それよりやや長くしてある。
(11)から連結筒(13)に挿通され、ナット(5)のめねじ
(7)に螺合れている。ドライバーが係合する十字溝を備
えるボルトヘッド(15)と凹孔(11)との間には、座金(16)
が介挿されている。
には、キャップ(17)が装着されている。キャップ(17)
は、ボルトヘッド(16)に嵌合される凹孔(17a)を有する
軸部(17b)と、肘かけ(4)の外面の座ぐり面(10a)に当接
するフランジ(17c)とからなっている。
に示すように、肘かけ(4)の両端にそれぞれ1組設けら
れ、肘かけ(4)と座体(2)とを連結する。
(4)における複数の取付孔(9)に、それぞれ連結筒(13)
を挿入し、その内端を肘かけ(4)の内面側に突出させ
て、この突出部にスペーサ(12)を嵌合する。このとき、
肘かけ(4)の両側面の凹孔(10)(11)は同一形状同一寸法
をなしているため、左右1対の肘かけ(4)を、座体(2)
のいずれの側に装着すべきかを選択する必要がなく、組
立作業の簡易化を図ることができる。
筒(13)の内端を、座体(2)の側面に開口している対応す
るナット(5)の受け孔(8)に挿入する。この作業は、連
結筒(13)の内端と受け孔(8)とを、視認しながら、きわ
めて容易に行うことができる。
け孔(8)に挿入すると、肘かけ(4)は、所定の位置に仮
止めされた状態で保持される。
面側の凹孔(11)から連結筒(13)に挿通して、ナット(5)
のめねじ(7)に螺入する。このとき、連結筒(13)は、め
ねじ(7)と同軸をなす受け孔(8)に挿入されているた
め、連結筒(13)に挿入したボルト(14)は、自動的にめね
じ(7)と整合して、容易に螺入することができる。
(14)を緊締すれば、肘かけ(4)は、座体(2)に確実に固
着される。
(5)の受け孔(8)の底面から、肘かけ(4)の外面側の凹
孔(11)までの距離と同じか、それよりやや長寸となって
いるので、ボルト(14)による緊締力は、連結筒(13)にか
かることになり、肘かけ(4)を過度に押圧することはな
い。したがって、プラスチックス材料の成型品である肘
かけ(4)が、ボルト(14)の緊締力により圧壊することは
ない。
ド(15)にキャップ(17)を装着し、ボルトヘッド(15)が肘
かけ(4)の外面に露出しないように被覆して、取付作業
を終了する。
(4)を取り外すには、上述の取り付け時と逆の手順、す
なわち、キャップ(17)を外してボルト(14)を抜き取り、
肘かけ(4)を外方へ引いて、連結筒(13)をナット(5)の
受け孔(8)から抜去させればよい。
(4)の取付孔(9)から突出した連結筒(13)を、座体(2)
の側面に開口した受け孔(8)に対して、目視により位置
決めできるので、きわめて容易に挿入することができ
る。
孔(8)に挿入すると、肘かけ(4)は連結筒(13)により支
承されるので、ボルト(14)を連結筒(13)に挿通する際
に、肘かけ(4)を手などで支える必要はない。
の受け孔(8)は、めねじ(7)と同心をなしているため、
連結筒(13)に挿通されたボルト(14)は、自動的にめねじ
(7)と整合して、容易に螺合することができる。
結筒(13)に加わるため、プラスチックス成型品の肘かけ
(4)の取付孔が、圧壊することはない。
同一形状同一寸法の凹孔(10)(11)を設けてあるため、取
り付けに際して、左右の区別を判断する必要がなく、組
立作業の簡易化を図ることができる。
る。
を取り付けた状態の側面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 肘かけの複数個所に幅方向の取付孔を穿
設し、各取付孔へ通したボルトを、座体の対応位置に設
けためねじ孔に螺合するようにした椅子の肘かけ取付装
置において、 肘かけの所定位置に穿設された取付孔と、 取付孔と対応する位置において座体に装着され、座体の
側面に開口する受け孔と、その内方において同心をなす
めねじ孔とを備えるナットと、 肘かけの取付孔に、内端を、座体に装着された対応する
ナットの受け孔に挿入されるように突出させて嵌挿され
た中空の連結筒と、 肘かけの外面から、連結筒を通して挿入され、内端に、
ナットのめねじ孔に螺入されるおねじを有するボルトと
を備えることを特徴とする椅子の肘かけ取付装置。 - 【請求項2】 取付孔を、連結筒の外径と対応する内径
とした中央部と、肘かけの内側面に開口する内側大径部
とからなるものとし、大径部と小径部とかならなり、か
つ中心に連結筒を挿通しうる透孔を有するスペーサの小
径部を、取付孔の内側大径部に嵌合したことを特徴とす
る請求項1に記載の椅子の肘かけ取付装置。 - 【請求項3】 取付孔の肘かけ外面側に、中央部よりも
大径の大径部を形成し、ボルトの頭部を、この大径部の
中に没入させたことを特徴とする請求項1または2に記
載の椅子の肘かけ取付装置。 - 【請求項4】 ボルトヘッドに嵌合する凹孔を備える軸
部と、外側大径部の開口面を覆うフランジとを有するキ
ャップを、取付孔の外側大径部に装着したことを特徴と
する請求項3に記載の椅子の肘かけ取付装置。 - 【請求項5】 肘かけの内面と外面との大径部を、互い
に同一形状同一寸法としたことを特徴とする請求項3ま
たは4に記載の椅子の肘かけ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23657494A JP3482573B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 椅子の肘かけ取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23657494A JP3482573B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 椅子の肘かけ取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0898739A JPH0898739A (ja) | 1996-04-16 |
JP3482573B2 true JP3482573B2 (ja) | 2003-12-22 |
Family
ID=17002658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23657494A Expired - Fee Related JP3482573B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 椅子の肘かけ取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3482573B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4927128B2 (ja) * | 1999-11-09 | 2012-05-09 | 株式会社岡村製作所 | 椅子の肘掛け取付装置 |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP23657494A patent/JP3482573B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0898739A (ja) | 1996-04-16 |
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