JP3006011B2 - フュエルタンクリッド機構 - Google Patents

フュエルタンクリッド機構

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JP3006011B2 JP2018953A JP1895390A JP3006011B2 JP 3006011 B2 JP3006011 B2 JP 3006011B2 JP 2018953 A JP2018953 A JP 2018953A JP 1895390 A JP1895390 A JP 1895390A JP 3006011 B2 JP3006011 B2 JP 3006011B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は車両のフュエルタンクキャップの外方を覆う
フュエルタンクリッドを開閉するフュエルタンクリッド
機構に関する。
(従来の技術) 自動2輪車、3輪車および4輪車等の車両において
は、フュエルタンクの開口部を覆う蓋としてのタンクキ
ャップの周囲やタンク内にごみ、ほこりあるいは水滴等
が進入することを防止するために、フュエルタンクキャ
ップの車体外方側にフュエルタンクリッドを設けてい
る。
このフュエルタンクリッドは車体外表面を覆うカバー
等にヒンジを介して開閉可能に設けられている。
(発明が解決しようとする課題) 従来は、フュエルタンクリッドを開けた時に、リッド
の基部とカバーの端部が当たってしまうため、リッドの
開口角は60度から90度程度で、あまり広く開くことがで
きなかった。このため、タンクキャップの開閉やガソリ
ンの注入において不便があった。
また、ガソリン注入中にタンクキャップをリッド上に
乗せることができないため、タンクキャップを締め忘れ
たり、タンクキャップを紛失したりするおそれがあっ
た。
本発明は上記の事情を考慮してなされたもので、リッ
ドの開口角度を多くとることができ、ガソリンの注入作
業を容易にしたフュエルタンクリッド機構を提供するこ
とを目的とする。
本発明の他の目的は、タンクキャップをリッド上に乗
せることができ、タンクキャップの締め忘れや紛失を防
止することができるフュエルタンクリッド機構を提供す
ることにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明に係るフュエルタンクリッド機構は、上述した
課題を解決するために、車体に固定される固定節を有す
る四節回転連鎖機構を設け、この四節回転連鎖機構の回
転軸を車体外面と並行に配置し、上記固定節に対向する
節の車体外方側に延設部を設け、この延設部の支点廻り
にリッドを回転可能に支持し、上記四節回転連鎖機構を
車体外方側へ付勢するばねを設ける一方、このばねの付
勢に抗して上記リッドの閉状態を維持するロック機構を
設け、上記ロック機構のロック解除時には、四節回転連
鎖機構の対向節がばね付勢力により車体外方側へ移動し
て前記延設部の支点を車体外面より外側に突出させ、前
記リッドを車体外面より押し上げるように構成したもの
である。
(作用) リッドを開く場合には、まずロック機構を解除する。
ロック機構が解除されると、ばねの付勢により四節回転
連鎖機構が車体外方側へ動作し、リッドを車体外方側へ
持ち上げる。リッドが持ち上がった後、延設部を中心と
してリッドを回動させることにより、リッドが開く。こ
のように、リッドを一旦四節回転連鎖機構により持ち上
げた後、延設部を中心として回動させるため、リッドの
基部と車体の外面とが接触して開口角が制限されること
はなく、開口角を多くとることができる。したがって、
タンクキャップの開閉やガソリンの注入を行いやすく、
またタンクキャップをリッドの上面に乗せておくことが
できるため、タンクキャップの締め忘れや紛失を防止す
ることができる。
(実施例) 以下、本発明に係るフュエルタンクリッド機構の一実
施例について第1図から第3図を参照して説明する。
この実施例は自動2輪車の後端部に設けられたフュエ
ルタンクリッド機構を例にとり説明するもので、シート
レール1の後端部にフュエルタンク2が配置され、この
フュエルタンク2の車体後端部にガソリンを注入するた
めの開口部を覆うタンクキャップ3が設けられる。シー
トレール1には車体後方へ延びるフレーム4が固定さ
れ、このフレーム4の後端部に支持部5aが固定される。
支持部5aは車体前後方向に延びており、後端部に支持部
5bが固定される。支持部5aの前端部には支持部5cが一体
に設けられ、この支持部5cに支持部5dが固定される。
支持部5bには支点6を中心としてアッパヒンジ7が揺
動自在に支持されるとともに、支点8を中心としてロア
ヒンジ9が揺動自在に支持される。これらアッパヒンジ
7およびロアヒンジ9の先端部には、それぞれ支点10,1
1を中心として対向部12が回転自在に接続される。これ
ら支持部5b、アッパヒンジ7、ロアヒンジ9および対向
部12により四節回転連鎖機構13を構成している。支持部
5bはフレーム4に固定される固定節として機能し、対向
部12は固定節としての支持部5bに対向する節として機能
する。この四節回転連鎖機構13の回転軸としての各支点
6,8,10,11は車体の後端部外面と並行に(第1図におけ
る紙面に垂直に)なるように配置される。
この四節回転連鎖機構13には支点6と支点11との間に
ばね14が架け渡されており、対向部12が車体外方側へ移
動するようにばね14により付勢されている。対向部12に
は車体外方側へ延びる延設部15が一体に設けられ、この
延設部15の外端部に支点16によりタンクキャップ3の外
方を覆うリッド17が回動可能に支持される。支点16の回
転軸は第1図の紙面に垂直に延びている。
一方、支持部5c,5dにはリッド17の閉状態を維持する
ロック機構18が取り付けられている。支持部5cには支点
19を中心として回転可能なフック20が支持され、ロック
時においてはリッド17の回動先端部の車体内側に設けら
れたフックローラ21と係合するようになっている。支持
部5dにはソレノイド22が取り付けられ、このソレノイド
22から延びる当接部23がフック20の下端部を押圧するこ
とにより、フック20が支点19を中心として回動し、フッ
ク20とフックローラ21との係合状態が解除されるように
なっている。なお、符号24はテールランプを示す。
次に作用について説明する。
リッド17が閉じた状態の時は、第1図に示すように、
フック20とリッド17のフックローラ21とが係合してお
り、ばね14は対向部12を車体外方側へ付勢した状態とな
っている。
リッド17を開く場合には、ソレノイド22を動作させ、
第2図に示すように、当接部23によりフック20を回動さ
せることによりフック20とフックローラ21との係合を解
除する。係合状態が解除されると、対向部12はばね14に
より車体外方側へ付勢されているため、四節回転連鎖機
構13が動作して対向部12を車体外方側へ移動させ、この
対向部12の延設部15に支持されたリッド17を車体外方側
へ押し上げる。このとき、アッパヒンジ7とロアヒンジ
9とがA部において接触することにより、ストッパとし
て機能する。
リッド17が持ち上げられたところで、B部に指をか
け、支点16を中心として矢印Cに示すようにリッド17を
回動させる。リッド17を一旦持ち上げた後、支点16を中
心として回動させるため、従来のようにリッド17の基部
と車体の外面とが接触して開口角が制限されることはな
く、リッド17の開口角は広く(140度から180度)確保す
ることができ、リッド17の裏面が上方を向くまでリッド
17を開くことが可能である。
リッド17を開いた後はキャップ3を開け、フュエルタ
ンク2にガソリンを注入する。この際、取り外したタン
クキャップ3をリッド17の上面に乗せておくことができ
る。
ガソリン注入後はタンクキャップ3を取り付け、リッ
ド17をもとの状態に回動させた後、ばね14の付勢に抗し
てリッド17を外方から押圧し、フックローラ21とフック
20とを係合させ、ロックさせることにより、リッド17の
閉状態を維持する。
このように上記実施例によれば、リッド17の開口角を
大きくとることができるため、タンクキャップ3の取外
しや取付け、ガソリンの注入を容易に行うことができ
る。
また、取り外したタンクキャップ3をリッド17の上面
に乗せておくことができるため、タンクキャップ3の締
め忘れや紛失等を防止することができる。
さらに、支持部5a,5b,5c,5dにフュエルタンクリッド
機構の関係部品を組み付けておくことができるため、開
閉チェックを別工程で行うことができ、組付け不良率を
大幅に減少することができる。
なお、上記実施例においては、フュエルタンクリッド
機構を自動2輪車の後端部に設けた場合について説明し
たが、3輪あるいは4輪車等のその他の車両の側面等に
設ける場合についても同様に本発明を適用することがで
きる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係るフュエルタンクリ
ッド機構は、車体に固定される固定節を有する四節回転
連鎖機構を設け、この四節回転連鎖機構の回転軸を車体
外面と並行に配置し、上記固定節に対向する節の車体外
方側に延設部を設け、この延設部の支点廻りにリッドを
回転可能に支持し、上記四節回転連鎖機構を車体外方側
へ付勢するばねを設ける一方、このばねの付勢に抗して
上記リッドの閉状態を維持するロック機構を設け、上記
ロック機構のロック解除時には、四節回転連鎖機構の対
向節がばね付勢力により車体外方側へ移動して前記延設
部の支点を車体外面より外側に突出させ、前記リッドを
車体外面より押し上げるように構成したので、リッド開
放時には、リッドを車体外面から押し上げられた状態で
延設部の支点廻りに大きく回動させることでリッドの開
口角を大きくとることができ、ガソリンの注入作業を容
易に行うことができる。また、リッドを対向節延設部の
水平方向の支点廻りに回動させた場合には、タンクキャ
ップをリッドの上面に乗せておくことができるため、タ
ンクキャップの締め忘れや紛失等を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るフュエルタンクリッド機構の一実
施例を示すもので、リッドが閉じた状態を示す構成図、
第2図は上記実施例を示すもので、リッドが開いた状態
を示す構成図、第3図は上記実施例を示す斜視図であ
る。 2……フュエルタンク、3……タンクキャップ、4……
フレーム、5a,5b,5c,5d……支持部、6,8,10,11……支
点、7……アッパヒンジ、9……ロアヒンジ、12……対
向部、13……四節回転連鎖機構、14……ばね、15……延
設部、17……リッド、18……ロック機構、20……フッ
ク、21……フックローラ、22……ソレノイド。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に固定される固定節を有する四節回転
    連鎖機構を設け、この四節回転連鎖機構の回転軸を車体
    外面と並行に配置し、上記固定節に対向する節の車体外
    方側に延設部を設け、この延設部の支点廻りにリッドを
    回転可能に支持し、上記四節回転連鎖機構を車体外方側
    へ付勢するばねを設ける一方、このばねの付勢に抗して
    上記リッドの閉状態を維持するロック機構を設け、上記
    ロック機構のロック解除時には、四節回転連鎖機構の対
    向節がばね付勢力により車体外方側へ移動して前記延設
    部の支点を車体外面より外側に突出させ、前記リッドを
    車体外面より押し上げるように構成したことを特徴とす
    るフュエルタンクリッド機構。
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US07/648,760 US5291067A (en) 1990-01-31 1991-01-31 Electric circuit system for motorcycle
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