JP3005250U - 幼児用三輪車のホイール構造 - Google Patents

幼児用三輪車のホイール構造

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JP3005250U JP1994006978U JP697894U JP3005250U JP 3005250 U JP3005250 U JP 3005250U JP 1994006978 U JP1994006978 U JP 1994006978U JP 697894 U JP697894 U JP 697894U JP 3005250 U JP3005250 U JP 3005250U
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wheel
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慶一 中井
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株式会社プラスワン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】中空タイプのホイールを、質感が良く発色に優
れると共に生産性が良い製造方法、例えばインジェクシ
ョン成型法により提供可能とする。 【構成】左右一対のホイール構成体a1 ,a2 に設けた
外側嵌合用の袴部3,4同士、内側嵌合用の袴部5,6
同士が各々相互に嵌合すると共に、嵌合係止用の凸部
7,9と凹部8,10が相互に嵌合することで夫々の袴部
3,4、5,6同士の嵌合をより強固なものとし、これ
によりホイール構成体a1 ,a2 が所定の強度をもって
相互に嵌め合わされ、左右側面を閉蓋された中空タイプ
のホイールaが形成される。ホイールaは中空タイプで
あることから側面のデザイン処理が可能であると共に見
た目のボリューム感にも優れ、しかも各ホイール構成体
1,a2 はインジェクション成型により製造可能であ
ることから質感が良く発色に優れると共に生産性が良
い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は幼児用三輪車のホイール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、幼児用三輪車のホイールとして、インジェクション成型により一体成形 されたスポークタイプのものや、ブロー成型により一体成形された中空タイプの ものが知られている。 上記スポークタイプのホイールはインジェクション成型による利点、すなわち 、表面の光沢が得られることなどから質感が良く、発色に優れると共に、生産性 が良いことから製造コストの低減が期待できるという利点を有するものの、スポ ークタイプであるためホイール側面が開口するので該側面へのデザイン処理が不 可能であると共に見た目のボリューム感に欠ける欠点があり、これを解消するた めには別パーツからなるキャップをホイールの左右側面に取り付ける必要がある 。 一方、中空タイプのホイールは側面が予め閉蓋された構造であることからデザ イン処理が容易であると共に見た目のボリューム感にも優れる利点を有するもの の、ブロー成型による欠点、すなわち、表面の光沢が得られないことなどから質 感及び発色が悪く、また生産性に劣ることから製造コストの増大につながるとい う欠点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本発明は上述したような従来事情に鑑みてなされたものであり、その目的とす る処は、側面のデザイン処理が容易であると共に見た目のボリューム感にも優れ る中空タイプのホイールをブロー成型以外の方法、例えばインジェクション成型 により製造可能として、中空タイプでありながら質感が良く発色に優れると共に 生産性が良いことから製造コストの低減が期待できる新規なホイール構造を提供 することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本考案の幼児用三輪車のホイール構造は、左右 一対のホイール構成体からなり、夫々のホイール構成体は、ホイールの左右いず れかの側面を閉蓋する側面部の外周縁に外側嵌合用の袴部を設けると共に、該袴 部の内側に内側嵌合用の袴部を設けてそれら内外の袴部同士の嵌合により相互に 嵌め合い可能とし、さらに前記夫々の外側嵌合用袴部には一方に嵌合係止用凸部 を設け、他方に前記係止用凸部が嵌合する嵌合係止用凹部を設けたことを特徴と する。 また後述する理由から、上記夫々の内側嵌合用袴部の一方に嵌合係止用凸部を 設け、他方に前記係止用凸部が嵌合する嵌合係止用凹部を設けることが効果的で ある。
【0005】
【作用】
本考案によれば、夫々のホイール構成体に設けた外側嵌合用の袴部同士、内側 嵌合用の袴部同士が各々相互に嵌合すると共に、嵌合係止用の凸部と凹部が相互 に嵌合することで外側嵌合用袴部同士の嵌合をより強固なものとし、これにより 左右一対のホイール構成体が所定の強度をもって相互に嵌め合わされ、夫々のホ イール構成体の側面部により左右側面を閉蓋された中空タイプのホイールが構成 される。夫々のホイール構成体はブロー成型以外の方法、例えばインジェクショ ン成型により製造可能であり、よって、側面のデザイン処理が可能であると共に 見た目のボリューム感にも優れる中空タイプのホイールの利点を得ながら、質感 が良く発色に優れると共に生産性が良いことから製造コストの低減が期待できる インジェクション成型による利点を兼ね備えたホイールが提供できる。 しかも、内外二箇所の袴部相互の嵌合と、外側嵌合用袴部に設けた嵌合係止用 凸部と凹部の嵌合により、螺子止めや接着等の固着手段を別途必要とすることな くホイール構成体同士を所定の強度をもって接合することができ、よって組み立 ても頗る簡単である。 また、内側嵌合用の袴部にも嵌合係止用の凸部と凹部を設けた場合は、それら 凸部と凹部の嵌合により内側嵌合用の袴部同士の嵌め合いをより強固なものとし 得、これにより上記ホイール構成体同士の嵌め合いをさらに確実,強固なものと することができる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案に係る幼児用三輪車のホイール構造の一実施例を図面を参照して 説明する。 図1は幼児用三輪車における前輪の支持構造部分を示し、図中aは本考案のホ イール構造を採用した中空タイプのホイールで、その外周部分にゴム又は合成樹 脂等の弾性体からなるタイヤbを巻装して前輪Aを構成している。 cはクランク軸で、両端部にペダルd,dを有し、中央部にはホイールaの中 心角筒部12内に差込固定してホイールaと一体化する矩形状の取付金具c1 が固 着されている。 e,eはハンドルパイプf,fの下端に固定された軸受で、前記クランク軸c を回動自在に支持している。
【0007】 ホイールaは図2にも示すように、中空タイプのホイールを左右側面方向へ二 分割した形状を呈する左右一対のホイール構成体a1 ,a2 を相互に嵌め合わせ て構成される。 夫々のホイール構成体a1 ,a2 は、ポリプロピレンなどの硬質樹脂材料を用 いてインジェクション成型により一体成型されたもので、ホイールaの左右いず れかの側面を閉蓋する側面部1,2の外周縁部分に外側嵌合用の袴部3,4を設 けると共に、その袴部3,4の内側に内側嵌合用の袴部5,6を設けてそれら内 外の袴部3,4、5,6同士の嵌合により相互に嵌め合い可能とし、さらに前記 夫々の外側嵌合用袴部3,4には一方に嵌合係止用凸部7を設け、他方に前記係 止用凸部7が嵌合する嵌合係止用凹部8を設けてなる。
【0008】 各ホイール構成体a1 ,a2 の側面部1,2は、所定の径寸法を備えた正面視 ほぼ真円形の平滑面部1a,2aと、該平滑面部1a,2aの外周に周設された膨出面部 1b,2bとからなり、この側面部1,2によってホイールaの左右側面が閉蓋され ることからホイール側面へのデザイン処理が容易であると共に見た目のボリュー ム感にも優れる利点を奏する。 また上記平滑面部1a,2aの中心部位には、上記クランク軸cと、後述するホイ ールキャップg,gの差込み部g3 とが遊挿可能に開口する矩形孔1c,2cを開設 すると共に、平滑面部1a,2aの外周縁部分に沿ってはホイールキャップg,gの 係止爪g1 が挿入される係止孔1d,2dを適宜間隔ごとに開設する。尚、夫々の矩 形孔1c,2cの一方、本実施例では図中右側のホイール構成体a2 に設ける矩形孔 2cを、クランク軸cの中央部に固着した取付金具c1 が挿通可能な大きさに開設 する。
【0009】 夫々のホイール構成体a1 ,a2 に設ける外側嵌合用の袴部3,4は、その一 方を他方に対して若干大径とする、本実施例では図中左側の袴部3を右側の袴部 4に対して若干大径とするをもってそれら両袴部3,4が所定の強度をもって相 互に嵌合するよう形成する。 また前記大径の外側嵌合用袴部3の内周面には嵌合係止用の凹部8を設けると 共に、小径の外側嵌合用袴部4の外周面には前記係止用凹部8に嵌合する嵌合係 止用の凸部7を設けて、前記両袴部3,4の嵌合によるホイール構成体a1 ,a 2 の嵌め合いがより強固なものとなるようにする。尚、前記嵌合係止用の凸部7 と凹部8は本実施例と逆に設ける、すなわち、前記大径の外側嵌合用袴部3の内 周面に嵌合係止用凸部7を設け、小径の外側嵌合用袴部4の外周面に嵌合係止用 凹部8を設けるようにしても良い。
【0010】 夫々のホイール構成体a1 ,a2 に設けた内側嵌合用の袴部5,6は、その一 方を他方に対して若干大径とする、本実施例では図中右側の袴部6を左側の袴部 5に対して若干大径とするをもってそれら両袴部5,6が所定の強度をもって相 互に嵌合するよう形成する。 また本実施例では、前記大径の内側嵌合用袴部6の内周面に嵌合係止用の凹部 10を設けると共に、小径の内側嵌合用袴部5の外周面に前記凹部10に嵌合する嵌 合係止用の凸部9を設けて、前記両袴部5,6の嵌合によるホイール構成体a1 ,a2 の嵌め合いがより強固なものとなるようにする。尚、前記嵌合係止用の凸 部9と凹部10は前述の説明と逆に設ける、すなわち、前記大径の内側嵌合用袴部 6の内周面に嵌合係止用凸部9を設け、小径の内側嵌合用袴部5の外周面に嵌合 係止用凹部10を設けるようにしても良い。
【0011】 各々のホイール構成体a1 ,a2 における内側嵌合用袴部5,6のさらに内側 には、上記矩形孔1c,2cを囲むように嵌合用の角筒部11,12が形成される。該角 筒部11,12は、本実施例では図中右側の角筒部11を左側の角筒部12に対して若干 大径とするをもってそれら両角筒部11,12が遊嵌状に嵌合するよう形成する。こ れら角筒部11,12はホイール構成体a1 ,a2 の回り止めとして機能し、相互に 嵌め合わせたホイール構成体a1 ,a2 とクランク軸cを三者一体に回転させる 役割を果たす。尚、小径側の角筒部12は前述した矩形孔2cと対面する位置に設け 、且つその内部に取付金具c1 を差込固定可能な大きさに形成することは云うま でもない。
【0012】 ホイールキャップgは、ホイール構成体a1 ,a2 と同様にポリプロピレン等 の硬質樹脂材料を用いてインジェクション成型により一体成型されたもので、図 1に示すように、各ホイール構成体a1 ,a2 における側面部1,2中央の平滑 面部1a,2aを被蓋可能で、且つ膨出面部1b,2bと同一方向へ膨出する円板形に成 形され、その外周縁には前述した係止孔1d,2dに嵌入してホイールキャップgを 平滑面部1a,2aに着脱可能に取り付ける係止爪g1 を適宜間隔ごとに備える。ま たホイールキャップgの中心部位には、前述した矩形孔1c,2cに連通するクラン ク軸挿通孔g2 を開設すると共に、その矩形孔1c,2cに遊嵌する差込み部g3 を 、前記挿通孔g2 を囲むようにホイールキャップg内面側に設ける。
【0013】 以上の構成からなる本実施例のホイール構造によれば、夫々のホイール構成体 a1 ,a2 に設けた外側嵌合用の袴部3,4同士、内側嵌合用の袴部5,6同士 が各々相互に嵌合すると共に、嵌合係止用の凸部7と凹部8が相互に嵌合するこ とで外側嵌合用袴部3,4同士の嵌合をより強固なものとし、これにより左右一 対のホイール構成体a1 ,a2 が所定の強度をもって相互に嵌め合わされ、夫々 のホイール構成体a1 ,a2 の側面部1,2により左右側面を閉蓋された中空タ イプのホイールaが構成される。夫々のホイール構成体a1 ,a2 はインジェク ション成型により製造されたものであり、よって、側面のデザイン処理が可能で あると共に見た目のボリューム感にも優れる中空タイプのホイールの利点を有し ながら、質感が良く発色に優れると共に生産性が良いことから製造コストの低減 が期待できるインジェクション成型による利点を兼ね備える。 しかも、内外二箇所の袴部3,4、5,6相互の嵌合と、外側嵌合用袴部3, 4に設けた嵌合係止用凸部7と凹部8の嵌合により、螺子止めや接着等の固着手 段を別途必要とすることなくホイール構成体a1 ,a2 同士を所定の強度をもっ て接合することができ、よって組み立ても頗る簡単である。 さらに本実施例では、内側嵌合用の袴部5,6にも嵌合係止用の凸部9と凹部 10を設けたので、それら凸部9と凹部10の嵌合により内側嵌合用の袴部5,6同 士の嵌め合いをより強固なものとし得、これにより上記ホイール構成体a1 ,a 2 同士の嵌め合いをさらに確実,強固なものとすることができる。
【0014】 尚、ホイール構成体a1 ,a2 はインジェクション成型により製造するものに 限らず、表面の光沢が得られることなどから質感が良く、発色に優れると共に、 生産性が良いことから製造コストの低減が期待できるものであれば他の成型方法 で製造しても構わない。 また、ホイールキャップgは必ずしも用いる必要はないが、ホイールaの内部 への水,泥等の浸入防止、並びに、ホイール側面のデザイン処理面の拡大や見た 目のボリューム感をさらに向上させる点で有用である。
【0015】 以下、上述したホイール構造の一部を変形した他の実施例について説明するが 、上述した実施例と同様の構成部分については図中に同一の符号を付してその説 明を省略する。 図3は幼児用三輪車における後輪の支持構造部分を示し、図中a’は本考案の ホイール構造を採用した中空タイプのホイールで、その外周部分にゴム又は合成 樹脂等の弾性体からなるタイヤ(不図示)を掛け渡して後輪Bを構成する。 hは車軸で、三輪車の後部フレームiに回動自在に支持されており、フレーム i外方に突出する端部を、ホイールa’の中心部に差込み、先端に抜止め部材j を固定して、後輪Bを回動自在に支持する。
【0016】 ホイールa’は前述の実施例と同様に、中空タイプのホイールを左右側面方向 へ二分割した形状を呈する左右一対のホイール構成体a3 ,a4 を相互に嵌め合 わせて構成される。 すなわち、夫々のホイール構成体a3 ,a4 はポリプロピレンなどの硬質樹脂 材料を用いてインジェクション成型により一体成型されると共に、ホイールa’ の左右いずれかの側面を閉蓋する側面部1’,2’の外周縁部分に外側嵌合用の 袴部3,4を設け、且つその袴部3,4の内側に内側嵌合用の袴部5,6を設け てそれら内外の袴部3,4、5,6同士の嵌合により相互に嵌め合い可能とし、 さらに前記夫々の外側嵌合用袴部3,4、内側嵌合用袴部5,6には一方に嵌合 係止用凸部7,9を設け、他方に前記係止用凸部7,9が嵌合する嵌合係止用凹 部8,10を設けてなる。
【0017】 以下、前述の実施例との相違点について説明すれば、後輪Bの外側面を形成す るホイール構成体a3 の側面部1’は、平滑面部1a’の中央部を内方へ凹ませて その周壁部分を小径側の内側嵌合用袴部5とし、且つその底壁部分には後述する 軸受2fが嵌挿する孔1eを開設してある。 また上記平滑面部1a’はホイールキャップg’で被蓋されるが、このホイール キャップg’は図示の如く係止爪g1 のみを有し、挿通孔g2 ,差込み部g3 は 備えない。
【0018】 後輪Bの内側面を形成するホイール構成体a4 の側面部2’は、その中央面部 2a’を平滑面部とせずに膨出面部とすると共に、該膨出面部2a’の中心部位には 、上記車軸hの端部が回動可能に挿入される軸孔2eを開設し、且つ前述の孔1eに 嵌挿する軸受2fを軸孔2eを囲むように連設する。 尚、上記側面部2’は中央部を膨出面部2a’としたのでホイールキャップを装 着せず、よって係止孔2dを設ける必要はない。
【0019】 また、この実施例のホイールa’は後輪Bを構成するものであるから前輪Aに 比べて小径であり、ホイール構成体a3 ,a4 、ホイールキャップg’はこれに 合わせて前述の実施例よりも小径に形成することは云うまでもない。
【0020】 以上の構成からなるこの実施例のホイール構造によれば、夫々のホイール構成 体a3 ,a4 に設けた内外の嵌合用袴部3,4、5,6同士が各々相互に嵌合す ると共に、嵌合係止用凸部7,9と凹部8,10が相互に嵌合することで前記袴部 3,4、5,6同士の嵌合をより強固なものとし、これにより左右一対のホイー ル構成体a3 ,a4 が所定の強度をもって相互に嵌め合わされ、夫々のホイール 構成体a3 ,a4 の側面部1’,2’により左右側面を閉蓋された中空タイプの ホイールa’を構成して、前述の実施例と同様の作用,効果を奏する。
【0021】 尚、この実施例においてもホイール構成体a3 ,a4 はインジェクション成型 により製造するものに限らず、表面の光沢が得られることなどから質感が良く、 発色に優れると共に、生産性が良いことから製造コストの低減が期待できるもの であれば他の成型方法で製造しても構わない。
【0022】 図4においては、図1及び図2に示す実施例における内側嵌合用袴部5,6に 嵌合係止用の凸部9と凹部10を設けない例を示す。この実施例では前記凸部9と 凹部10を備えない分だけ、前述の実施例に比してホイール構成体a1 ,a2 の嵌 め合い接合力は低下するが、初期の目的を達成するに十分な接合力を得ることは 可能であり、しかもホイール構成体a1 ,a2 成型時の型抜きが容易である利点 を有する。 尚、図3に示すホイールa’においても、この実施例のように内側嵌合用袴部 5,6に嵌合係止用の凸部9と凹部10を設けないことも良く、その場合、初期の 目的を達成することは可能であると共にホイール構成体a3 ,a4 成型時の型抜 きが容易である利点を有する。
【0023】
【考案の効果】
本考案は以上説明したように構成したので、左右一対のホイール構成体同士を 、夫々のホイール構成体に設けた内外の袴部同士の嵌合により相互に嵌め合わせ て中空タイプのホイールを形成でき、しかも外側嵌合用の袴部には嵌合係止用の 凸部と凹部を設けることでホイール構成体同士の接合に所定の強度を保持させる ことができる。 よって、側面のデザイン処理が可能であると共に見た目のボリューム感にも優 れた中空タイプのホイールをブロー成型に頼ることなく作製でき、夫々のホイー ル構成体をインジェクション成型等により製造することで質感が良く発色に優れ ると共に生産性が良いことから製造コストの低減が期待できる利点を兼ね備え、 しかも螺子止めや接着等の固着手段を別途必要とすることなくホイール構成体同 士を接合することができるので組み立ても頗る簡単である新規なホイール構造を 提供できた。
【0024】 また請求項2の如く、内側嵌合用の袴部にも嵌合係止用の凸部と凹部を設けた 場合は、それら凸部と凹部の嵌合により内側嵌合用袴部同士の嵌合をより強固な ものとし得、これにより上記ホイール構成体同士の嵌め合いをさらに確実,強固 なものとして、前述の効果をより実効あるものとし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るホイール構造を三輪車の前輪に採
用した一例を示す縦断正面図。
【図2】図1に示すホイール構造の分解状態を示す縦断
正面図。
【図3】本考案に係るホイール構造を三輪車の後輪に採
用した一例を示す縦断正面図。
【図4】本考案に係るホイール構造を三輪車の前輪に採
用した他例を示す縦断正面図。
【符号の説明】
A:前輪 B:後輪 a,a’:ホイール b:タイヤ a1 ,a2 ,a3 ,a4 :ホイール構成体 1,2、1’,2’:側面部 3,4:外側嵌合用袴部 5,6:内側嵌合用袴部 7,9:嵌合係止用凸部 8,10:嵌合係止用凹部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のホイール構成体からなり、夫
    々のホイール構成体は、ホイールの左右いずれかの側面
    を閉蓋する側面部の外周縁に外側嵌合用の袴部を設ける
    と共に、該袴部の内側に内側嵌合用の袴部を設けてそれ
    ら内外の袴部同士の嵌合により相互に嵌め合い可能と
    し、さらに前記夫々の外側嵌合用袴部には一方に嵌合係
    止用凸部を設け、他方に前記係止用凸部が嵌合する嵌合
    係止用凹部を設けたことを特徴とする幼児用三輪車のホ
    イール構造。
  2. 【請求項2】 上記夫々の内側嵌合用袴部の一方に嵌合
    係止用凸部を設け、他方に前記係止用凸部が嵌合する嵌
    合係止用凹部を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    幼児用三輪車のホイール構造。
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