JPS5823752Y2 - 幼児用の遊戯車両 - Google Patents

幼児用の遊戯車両

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JPS5823752Y2
JPS5823752Y2 JP8317978U JP8317978U JPS5823752Y2 JP S5823752 Y2 JPS5823752 Y2 JP S5823752Y2 JP 8317978 U JP8317978 U JP 8317978U JP 8317978 U JP8317978 U JP 8317978U JP S5823752 Y2 JPS5823752 Y2 JP S5823752Y2
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JP
Japan
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lower body
upper body
opening
vehicle
mast
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JP8317978U
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JPS551514U (ja
Inventor
野中浩司
Original Assignee
株式会社野中製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は幼児用の遊戯車両に係り、殊更そのボディ構造
を改良したものである。
従来使用されている幼児の遊戯用自動車では、その合成
樹脂製のボディが下部開口の断面倒立U字型を成してお
り、これを金属フレームの骨組みによって支持している
通例である。
そのためボディの強度に劣り、この種自動車の場合着席
用開口を囲むボディの左右両側が手摺り等として使用さ
れる処、この手摺り等に上方から押圧力が付与される時
には、上記ボディの下部周面が歪曲変形しやすく、その
開口下縁部から割れてしまうおそれ大であると共lこ、
その開口下縁部に若干でも凹凸状に傷が付くと、これに
よって幼児が脚を負傷したり、或いはその衣服を引き破
る憂いがあり、足廻りの安全上不充分を免れ難い。
又、ボディの上記歪曲変形は金属フレームの多数による
骨組みで防止されると難も、これによれば重量がいたず
らに大となって持ち運びに不便であり、製品のコスト高
も招く等という問題がある。
本考案はこの種遊戯車両における軽量化と強度アップを
調和しつつ向上させることにより、このような問題点を
解決すると共に、併せ組立・分解の容易化も企図したも
のであって、その具体的な構成を図示の実施態様に基い
て説明すれば、次の通りである。
即ち、図例は遊戯車両として幼児用自動車を表わしてお
り、第1〜4図において、1は断面略倒立U字型の上ボ
ディ、2はこれと対応する断面略U字型をなす下ボディ
であり、両者は互いに別個独立して何れもポリプロピレ
ン、その他の硬質な合成樹脂材から全体として一体に成
形されている。
3は上ボディ1の略中央部に開設された着席用開口であ
り、その後側からはシート取付板4が水平状に臨んでい
る。
上ボディ1の環状をなす開口下縁部は、車両の前後両側
位置においては第2,3図のように、下ボディ2の開口
上縁部に外側から被着可能な鍔片5として屈曲されてい
る。
他方、同じく車両の左右両側に位置する開口下縁部は、
第3,4図から明白なように下ボデ゛イ2の開口上縁部
を内外両側から被着状に挾持できる二叉状の挾持片6と
して垂下されている。
この挾持片6として、図例では三叉状をなす内側の垂下
片部6aを、一定間隔おきに言わば点在させた複数個を
示しているけれども、これは上記開口下縁部の左右両側
位置を全体に亘って断面倒立U字型とすることにより、
二叉状挾持片6として機能させても勿論良い。
尚、第4図から明白なように上ボディ1における開口下
縁部の前側位置にも、更には同じく後側位置にも左右両
側位置と同様な上記二叉状挾持片6を垂下させても良い
この二叉状をなす外側の垂下片部6bは、第1,2図の
ように全体として環状をなし、車両の前後両側位置に張
り出す上記鍔片5と連続すること言うまでもない。
7は下ボディ2の前部において円弧状に世人形成された
左右一対の前輪フェンダ−18は下ボディ2の底面に設
けられた前車軸挿入用凹溝であり、この凹溝8内には金
属中空パイプ製の前車軸9が横架状に挿入されている。
10はこの前車軸9を落下不能に固定する左右一対の固
定片で、下ボディ2の底面に止着されている。
11は前車軸9の左右両端部へ串差し状に枢着された左
右一対の1字型ナックルアームであり、その水平な張り
出し先端軸部に前輪12のボス部が各々遊嵌されている
13は前車軸9における露出底面の中央部に溶接一体化
された断面U字型の操向規制板であり、この規制板13
の張出し後端部にステアリングハンドル軸14の下端部
が回動可能に挿入係止されている。
15は上記ハンドル軸14の中途部から後側へ一体的に
突設された回動突片であり、その突出後端部に係止ピン
16が植設されている。
ハンドル軸14と一体な回動突片15の回動範囲は、該
突片15が断面U字型操向規制板13の左右両側に衝当
することによって規制されるようになっている。
17はナックルアーム11の左右一対を連撃する1本の
タイロッドであり、その中央屈曲部が上記係止ピン16
に係合されていると共に、同じくその左右両端部はナッ
クルアーム11の中途部に固着された左右一対の屈曲片
18における張出し前端部へ枢結されている。
そのため、金属中空パイプ製ハンドル軸14の上端部へ
止着した図外のステアリングハンドルを回動操作すれば
、前輪12による操向が可能となる。
19は上ボディ1の前部天井面と下ボディ2の前部底面
との相互内部空間に起立配備された金属製支持マストで
あって、全体としてチャンネル型に曲成されており、そ
の上端部は第3,4図から明白なように上ボディ1の前
部天井面へ接合固定されていると共に、同じくその下端
部は前車軸9の固定片10における止着具を兼用して、
下ボディ2の前部底面に固定されている。
そのため、この支持マスト19により上下両ボディ1,
2の縦方向に生ずる歪曲が防止される。
又、同じく第3゜4図から明らかなように支持マスト1
9の下端部は、前車軸挿入用凹溝8を形作る下ボディ2
の底面円弧部の直後に位置しつつ該円弧部と接している
ほか、特に支持マスト19の起立部は下ボディ2の前輪
フェンダ−7へ内側から当接されており、これによって
上下両ボディ1,2の横方向に沿い生ずる歪曲も規制さ
れるようになっている。
尚、20は上記マスト19の下端部に形成された長孔で
ある。
又、上記マスト19はペダル取付バー21の支持機能も
兼備しており、その起立部へ横架状に遊挿されたペダル
取付バー21に左右一対をなすU字型ペダル22の上端
部が揺動自在に挿入係止されている。
23は下ボディ2の後部に世人形成された左右一対の後
輪フェンダ−124は同じく下ボディ2の後部中央に連
成された言わば揚げ底式の接合板であり、この接合板2
4が上ボディ1のシート取付板4と対応して接合固定さ
れている。
25はこの接合板24を挾む如く下ボディ2の後部に左
右一対設けられた後車軸挿入用凹溝であり、この凹溝2
5内に合成樹脂製軸受26を介して後車軸27が横架状
に挿入設置されている。
28は下ボディ2の底面に止着された左右一対の後車軸
用固定片で、上記軸受26はこの固定片28に係合され
ることにより、位置決めされている。
上記の接合板24を揚げ底式としたことは、後車軸27
における屈曲クランク部の円滑な回動を阻害しないため
と補強リブ兼用である。
後輪29の一方は後車軸27の端部に遊嵌されていると
共に同じく他方は、後車軸27に固着一体化された駆動
爪30がその後輪29のスポークへ係止されることによ
って、後車軸27と一体に回動するようになっている。
31は上記ペダル22と後車軸27のクランク部とを枢
支連結する左右一対の揺動アームである。
そのほか、図例において符号32は上ボディ1のシート
取付板4上に固定されたクッションシート、33は上ボ
デ゛イ1と下ボディ2との結合ボルト34を兼用しつつ
固定された前部バンパー、35は着席用開口3の直前に
おいて上ボディ1の中央部lこ設けられたハンドル軸用
挿通孔、36は上ボディ1に嵌着された左右一対のヘッ
ドライト、37は合成樹脂製の添え片、38は同じくキ
ャップ、39は支持マスト19の取付ボルトを示してい
る。
上記の構成から明白なように、本考案では上ボディ1と
下ボディ2とが言わば分割されて予じめ別個に作成され
ており、その車両全体を組立てるに当っては、下ボディ
2に前車軸9や前輪12、後車軸27、後輪29並びに
その操向機構のほか、ペダル取付バー21の支持マスト
19やペダル22等々も取付けておき、その後この下ボ
ディ2にシート32やヘッドライト36等の取付けられ
た上ボディ1を被着させるのである。
その場合、車両の左右両側位置では下ボディ2の開口上
縁部を、上ボディ1の開口下縁部における二叉状の挾持
片6により内外両側から挾持させるのであり、同じく車
両の前部位置では上ボディ1の鍔片5に前部バンパー3
3を接合した上、複数(図例では2本)の結合ボルト3
4により下ボディ2の開口上縁部へ被着状に固定する。
−又、車両の後部位置では上ボディ1の鍔片5を下ボデ
ィ2の開口上縁部へ被着し、やはり複数(図例では2本
)の結合ボルト34により固定するのであり、最後に上
ボディ1の挿通孔35に挿通したハンドル軸14の上端
部へ図外のステアリングハンドルを取付けると共に、支
持マスト19の上端部を上ボディ1へ取付ボルト39に
より接合固定するのである。
つまり本考案の車両ではその前後両側位置lこおいての
み 上下両ボディ1,2を結合ボルト34によって着脱
自在に固定しており、同じく左右両側位置はこのような
結合ボルト34を用いることなく、唯単に両ボディ1,
2を嵌め合わせているにとどまる構成である。
尚、上記の操作を逆方向に行なえば上下両ボディ1,2
の分解が可能であり、更に下ボディ2から前車軸9や後
車軸27、操向機構、支持マスト19、ペダル22等等
も悉く分解できるようになっている。
以上のように、本考案に係る遊戯車両では上ボディ1と
下ボディ2とを互いlこ別個として合成樹脂材から一体
成形し、その上ボディ1の開口下縁部と下ボディ2の開
口上縁部とを着脱自在に嵌合しているため冒頭に述べた
下部開口の単なる断面倒立U字型ボディに比し、ボディ
全体の強度アップと使用上の安全を図ることができ、そ
の組立・分解も著しく容易化される。
又、このような所謂分割嵌合式を採用しても、上ボディ
1と下ボディ2との相互内部空間には剛性な支持マスト
19が配置固定してあり、しかもそのマスト19の中途
部を上ボディ1と下ボディ2の何れか一方又は双方の内
部壁面へ当接させているため、ボディそれ自身の不正な
変形が上下両ボディ1,2の嵌合作用と、マスト19に
よるボディの突っ張り規制作用とにより完全に防止され
るのであり、更にそのマスト19はペダル取付バー21
の支持も同時に行なっているため、ボディの不正変形防
止につき複雑な且つ多くの金属フレームによる骨組み構
造が不要となり、車両全体の軽量化も併せ期待できるの
である。
特に、上記した実施態様のように車両の前後両側位置に
おいてのみ上下両ボディ1,2の結合ボルト34によっ
て組付け、同じく左右両側位置では上ボディ1の開口下
縁部によって下ボディ2の開口上縁部を、その二叉状挾
持片6により挾持する如く被着状に嵌合させるにとどめ
ておくならば、既に説示した通り車両全体、就中上下両
ボディ1゜2の組立・分解が頗る簡単となり、しかもボ
ディそれ自身の歪曲や割れ等も上記挾持作用により確実
に防止できる。
入車両の左右両側位置は手摺り等として使用されること
により、押し下げ力を受は易い処、上記の目的でこの位
置を単なる嵌合方式にとどめたとしても、上ボディ1の
前部天井面と下ボディ2の前部底面との相互内部空間に
起立固定した金属製支持マスト19の起立部を下ボディ
2の前輪フェンダ−7へ内側から当接させておけば、こ
のマスト19を剛性突っ張り体として、上記押し下げ力
により起生されるボディの横方向に″沿う歪曲を完全に
防止でき、併せマスト19の上下両端部は上下両ボディ
1,2に固定されているため、同じく縦方向の歪曲も規
制できることになり、しかもそのマスト19はペダル取
付パー21をも支持しているため、有効な金属部材の使
用と言うことができ、最少の骨組み構造によって車両全
体の軽量化も図れ、上記剛性の増強とも相俟って実用的
に著しく優れた考案と言える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の全体外観斜面図、第2図は同じく全体
底面図、第3図は第2図のA−A線に沿う断面図、第4
図は同じ<B−B線の断面図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■、上ボディと下ボディとを互いに別個として合成樹脂
    材から一体成形し、その上ボディの開口下縁部と下ボデ
    ィの開口上縁部とを着脱自在に嵌合すると共に、上ボデ
    ィと下ボディとの相互内部空間にペダル取付バーの剛性
    支持マストを配置固定し、その支持マストの中途部を上
    ボディと下ボディの何れか一方又は双方の内部壁面に当
    接させて、ボディそれ自身の不正変形を規制するよう構
    成したことを特徴とする幼児用の遊戯車両。 2、実用新案登録請求の範囲・第1項記載のものにおい
    て、断面が略倒立U字型の上ボディとこれに対応する断
    面略U字型の下ボディとを別個に合成樹脂材から一体成
    形し、車両の左右両側位置において上ボディの開口下縁
    部により下ボディの開口上縁部を挾持するように、土ボ
    ディを下ボディへ被着させる如く着脱自任に嵌合すると
    共に、上ボディの前部天井面と下ボディの前部底面との
    相互内部空間にペダル取付バーの金属製支持マストを起
    立状に配置固定し、その支持マストの起立部をFボディ
    の前輪フェンダ−へ内側から当接させることにより、そ
    の支持マストを剛性突っ張り体として上記分割嵌合式ボ
    ディの左右両側における歪曲を規制するよう構成したこ
    とを特徴とする幼児用の遊戯単画。
JP8317978U 1978-06-16 1978-06-16 幼児用の遊戯車両 Expired JPS5823752Y2 (ja)

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JPS551514U JPS551514U (ja) 1980-01-08
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