JP3005107U - 茶出し器 - Google Patents
茶出し器Info
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- JP3005107U JP3005107U JP1994008002U JP800294U JP3005107U JP 3005107 U JP3005107 U JP 3005107U JP 1994008002 U JP1994008002 U JP 1994008002U JP 800294 U JP800294 U JP 800294U JP 3005107 U JP3005107 U JP 3005107U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 粉茶を使用した場合であっても茶濾部がこの
粉茶により詰まりお茶を注ぐことができない事態を有効
に防止することができる茶出し器を提供する。 【構成】 上部に開口2aが形成され内部に湯水及び茶
葉等が収容される収容スペースAが形成されてなる本体
2と、上記開口を閉塞する蓋体6と、基端が上記本体に
設けられてなり先端には抽出口3aが形成されてなる抽
出部3と、この抽出部内に流入するお茶内の茶葉を濾過
する茶濾部5とを備えてなる茶出し器1において、前記
本体内には、上記収容スペースの中央よりもやや抽出部
方向に隔壁7が形成されてなることを特徴とする。 【効果】 粉茶を使用した場合であっても、該粉茶の少
なくとも一部は上記隔壁により茶濾部に到ることがない
ので、粉茶により茶濾部が詰まることなくお茶を入れる
ことができる。
粉茶により詰まりお茶を注ぐことができない事態を有効
に防止することができる茶出し器を提供する。 【構成】 上部に開口2aが形成され内部に湯水及び茶
葉等が収容される収容スペースAが形成されてなる本体
2と、上記開口を閉塞する蓋体6と、基端が上記本体に
設けられてなり先端には抽出口3aが形成されてなる抽
出部3と、この抽出部内に流入するお茶内の茶葉を濾過
する茶濾部5とを備えてなる茶出し器1において、前記
本体内には、上記収容スペースの中央よりもやや抽出部
方向に隔壁7が形成されてなることを特徴とする。 【効果】 粉茶を使用した場合であっても、該粉茶の少
なくとも一部は上記隔壁により茶濾部に到ることがない
ので、粉茶により茶濾部が詰まることなくお茶を入れる
ことができる。
Description
【0001】
本考案は、例えば急須,土瓶,鉄瓶又はポット等の茶出し器に関し、特に、茶 葉等が網又は多数の小孔等の茶濾部に詰まるおそれがない茶出し器に関するもの である。
【0002】
従来より、お茶を出すための茶出し器として、例えば急須,土瓶,鉄瓶又はポ ット等が広く使用されている。例えば、従来の急須100について説明すると、 図12に示されるように、湯水及び茶葉が収容される本体101と、この本体1 01に設けられてなる注出部102と、本体101に形成されている開口部10 1aを閉塞する蓋体103と、図示しない把手とから構成されている。そして、 周知の通り、この急須100を用いて茶を入れる場合には、先ず上記蓋体103 を開け、本体101に形成されている開口から収容スペースA内に茶葉を入れた 後にお湯を注ぎ、把手を把持して本体101を傾斜させ、注出部102の先端か ら図示しない湯飲み又は茶碗内に茶を注ぐことにより使用される。なお、従来よ り本体101内に投入された茶葉が、本体101内から注出部102を通って、 上記お茶と一緒に湯飲み内に入ることを防止するために、図12に示すように、 本体101と注出部102との間に茶濾網104が固定され、又は図13に示す ように、多数の小孔が形成されている茶濾部105が設けられているものがある 。また、こうした茶濾網104や茶濾部105ばかりではなく、金網を容器状に 成形した茶濾し106を蓋体103が載置される円環状の鍔部に載置し、この茶 濾し106内に茶葉を投入しお湯を入れることにより、前記同様茶葉が湯飲み内 に入ることを防止しているものがある。
【0003】
しかしながら、上述した従来の急須では、以下に述べる種々の課題を有する。 すなわち、近年では、茶葉を粉状に粉砕されてなる所謂粉茶が市販されるに至り 、上記従来の急須100では,この粉茶を本体101内に投入した後にお湯を入 れて出そうとすると、この粉茶が茶濾網104全体に付着又は該茶濾網104の 目を詰まらせてしまい、お茶が抽出部102を通って排出されない。なお、図1 3に示す茶濾部105では、粉茶を濾過することはできず多数の小孔からお茶と 共に湯飲みに排出されてしまい、また茶濾し106を使用する場合では、上記茶 濾網104の場合と同様に該茶濾し106の目を詰まらせ、またはこの茶濾し1 06の目が粉茶よりも荒い場合には、結局濾過することができない。なお、こう した課題は、上記従来の急須100以外にも、凡そお茶を入れる土瓶,鉄瓶又は ポット等の茶出し器全てにおいて有するものである。
【0004】 そこで、本考案は、上述した従来の茶出し器が有する課題を解決するために提 案されたものであって、粉茶によりお茶を出す場合であっても、茶濾部に該粉茶 が付着又は詰まるのを緩和することができる茶出し器を提供することを目的とす るものである。
【0005】
本考案は、上記目的を達成するために提案されたものであって、上部に開口が 形成され内部に湯水及び茶葉等が収容される収容スペースが形成されてなる本体 と、上記開口を閉塞する蓋体と、基端が上記本体に設けられてなり先端には抽出 部が形成されてなる抽出部と、この抽出部内に流入するお茶内の茶葉を濾過する 茶濾部とを備えてなる茶出し器において、前記本体内には、上記収容スペースの 中央よりもやや注出部方向に隔壁が形成されてなることを特徴とするものである 。なお、この茶出し器の材質は、セラミック材料ばかりではなく、鉄,アルミニ ウム,琺瑯,ガラス,合成樹脂等従来より使用されている各種の材質を使用する ことができ、特に限定されるものではない。また、上記茶濾部は、上記本体等の 材質と同じ材質からなるものばかりではなく、従来の急須に取り付けられている 茶濾網のように他の材料からなるものであっても良い。 また、上記考案を構成する隔壁は、請求項1に記載されるように、少なくとも 収容スペースの中央よりもやや抽出部方向に形成されていれば良い。また、この 隔壁は、請求項2に記載されるように、本体の底部から上方に起立してなるとと もに、該隔壁の一端と該本体の内壁及び該隔壁の他端と該本体の内壁との間はそ れぞれお茶の流通スペースとして離間してなるものであっても良い。また、この 隔壁は、請求項3に記載されるように、両端の少なくとも一方が本体の内壁面に 固定されてなるとともに下端と本体の底部との間にはお茶の流通スペースとして 離間されて取り付けられてなるものであっても良い。さらに、この隔壁は、本体 の開口に形成され蓋体が載置される鍔部の下面に固定されてなるものであっても 良い。また、上記隔壁の形状は、注ぎ口方向に湾曲してなるものであっても良い 。なお、隔壁が本体の底部から起立した状態で形成されている場合において、本 体の高さの1/3よりも高いものとされてなるものであっても良い。また、本考 案は、上述したように、隔壁が本体の底部から起立した状態で形成されてなる場 合において、該本体の底部に隔壁の下端が固定される位置決め用の溝部が形成さ れ、上記隔壁はこの溝部に固定されてなるものであっても良い。
【0006】
上記考案に係る茶出し器によれば、本体内には隔壁が形成されてなることから 、この隔壁により、全ての粉茶が茶濾部方法に移動することがない。したがって 、粉茶を使用した場合であっても該粉茶により茶濾部の目詰まりを防止又は緩和 させることができる。特に、この考案では、隔壁の形成位置は、本体の上記収容 スペースの中央よりもやや抽出部方向であることから、蓋体が載置される鍔部が 形成されている場合であっても、粉茶を投入する際に支障を来すことがない。 なお、隔壁が抽出部方向に湾曲してなる茶出し器によれば、上述のように、茶 濾部の目詰まりを防止又は緩和することができるばかりではなく、お茶を注ぐ前 にこの茶出し器を回すことにより、本体内のお茶を渦巻き状に回し易く、美味し いお茶を早く入れることができる。また、隔壁が本体の底部から起立してなる茶 出し器であって、本体の底部に隔壁の下端が固定される位置決め用の凹条部又は 凸条部が形成され、上記隔壁はこの凹条部又は凸条部に固定されてなる茶出し器 にあっては、本体を成形した後に隔壁を取付固定する場合、該隔壁の取付位置を 常に同一とすることができる。また、隔壁が本体の底部から起立した状態で形成 されている茶出し器において、この隔壁の高さを本体の高さの1/3よりも高い ものとした場合にあっては、お湯の量を本体の収容スペース一杯に入れた場合で あっても、粉茶が茶濾部方向に流動することを抑制することができる。
【0007】
以下、本考案に係る茶出し器の各実施例について図面を参照しながら詳細に説 明する。先ず、本考案を急須に適用した実施例について説明する。
【0008】 この急須1は、図1又は図2に示すように、本体2と、この本体2に固定され てなる抽出部3及び把手4と、上記抽出部3を閉塞するように本体2に固定され てなる茶濾網5と、上記本体2に載置されてなる蓋体6と、上記本体2の底部上 面に固定されてなる隔壁7とから構成されてなるものである。
【0009】 上記急須1は、後述する茶濾網5以外は、全てセラミック材料からなるもので あって、この急須1を構成する上記本体2は、上部に第1の開口部2aが形成さ れてなり、内部は図示しない湯水や茶葉が収容される収容スペースAとされてな る。上記開口部2aには、蓋体6の周端側が載置される鍔部2bが形成されてい る。また、この本体2の内壁には円形状の第2の開口部2cが形成されており、 そして、この本体の内壁の内側面には金属製の茶濾網5が、この第2の開口部2 cを閉塞した状態で取り付けられている。一方、このように構成された本体2の 外壁面には、上記第2の開口部2cを閉塞するように抽出部3が固定されている 。この抽出部3は、上記本体2に固定されてなる基端側から徐々に縮径され本体 2内のお茶が入通し先端に形成されている抽出口3aから排出される管体からな るものである。また、上記本体2の外壁面には、図2に示すように、把手4が固 定されている。この把手4は、本体2に固定される基端から徐々に縮径された後 に先端に到るまでに徐々に拡径されてなる管体からなるものである。
【0010】 そして、上記本体2の底部2dには、上記抽出部3方向に円弧状に湾曲してな る第1及び第2の凸条部8,9が形成され、これら第1の凸条部8と第2の凸条 部9との間は凹条部10とされており、さらにこの凹条部10には、隔壁7の下 端が固定されている。すなわち、上記隔壁7は、上記凹条部10から上方に起立 した状態で固定されてなる。そして、この隔壁7は、本実施例では、本体2と同 じ材料であるセラミック材料からなるものであって、上記第1及び第2の凸条部 8,9と同じように円弧状に湾曲してなるものである。そして、この隔壁7の取 付位置乃至は第1及び第2の凸条部8,9の形成位置は、前記本体2の収容スペ ースAの中央(本体2を構成する底部2dの中央)よりもやや抽出口3方向とな され、さらに、本実施例に係る急須1では、該隔壁7の高さL1 は、図1に示す ように、本体2の高さL2 の少なくとも1/3以上の高さとされている。なお、 この隔壁7の左右両端は、本体2の内壁面とやや離間しており、この離間された 空間は、お茶の流通スペースB,Cとされている。
【0011】 以下、上述した急須1の使用方法について簡単に説明する。先ず、図示しない 粉茶を、上記本体2の収容スペースA内であって、前記隔壁7の背面側(抽出部 3側とは反対側に投入し、その後に、お湯を注ぐ。なお、このお湯は隔壁7の正 面側(抽出部3側)に注ぐのが望ましい。そして、把手4を把持してこの急須1 を回し、所定の時間が経過した後に、湯飲みYに注ぐ。この時、上記粉茶Tは、 上記隔壁7により全てが茶濾部5に到ることなく、図3に示すように、隔壁7の 背面側にある程度堰き止められる。したがって、この急須1によれば、茶濾部5 が粉茶により詰まってしまい、お茶を注ぐことができない事態を有効に回避する ことができる。特に、この急須1では、上記隔壁7は、円弧状に湾曲した形状と されているので、前述のように急須1を回することにより、内部のお茶を大きな 抵抗を受けることなく渦巻き状に回すことができる。また、この急須1では、第 1及び第2の凸条部8,9の間に形成された凹条部10に上記隔壁7が固定され ていることから、本体2から容易に脱落してしまうことを有効に防止することが できるとともに、製造時においては、第1及び第2の凸条部8,9の間に隔壁7 を固定すれば良いので、製品毎に固定位置が異なることを有効に防止することが できる。
【0012】 なお、上述した実施例に係る急須1では、隔壁7の両側にお茶の流通スペース B,Cが形成されているものを図示して説明したが、本考案は、必ずしもこのよ うな流通スペースB,Cが形成されている必要はなく、図示しない隔壁の高さを やや低くし、本体を傾斜させることにより、お茶が隔壁の上端側を通って抽出部 内に流入するよう構成されてなるものであっても良いし、或いは隔壁の一端と下 端とが本体の内壁に固定され他端側及び上端側がお茶の流通スペースとされてな るものであっても良い。また、上記実施例に係る急須1では、位置決め用の凹条 部10に隔壁7を固定する構成を図示して説明したが、図4に示すように、凸条 部11を本体の底部2dの上面に形成し、この凸条部11の上面に隔壁12を取 り付けてなるものであっても良い。
【0013】 次に本考案の第2の実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。なお 、この実施例も前記第1の実施例と同じように、本考案を急須に適用したもので ある。この第2の実施例に係る急須20は、図5又は図6に示されるように、本 体21と、抽出部22と、把手23と、蓋体24と、隔壁25と、から概略構成 されてなるものである。そして、上記本体21は、図6に示す一方の半体21a と他方の半体21bとが、図5に示すように一体的に接着されてなるものであっ て、上記一方及び他方の半体21a,21bには、それぞれ抽出部22方向に湾 曲してなる隔壁半体25a,25bがこれら一方及び他方の半体21a,21b と一体成形されている。そして、これら一方及び他方の半体21a,21bから なる本体21の上部には第1の開口21cが形成され、また一方の半体21aに は第2の開口21dが形成されている。上記第1の開口21cの周端には鍔部2 1eが形成され、この鍔部21eの上面には前記蓋体24が載置されている。ま た、上記一方の半体21aの内壁面には上記第2の開口21dを閉塞するように 茶濾網26が固定され、外壁面には前記抽出部22が接着されている。また、上 記把手23は、本体21の外壁面であって一方の半体21aと他方の半体21b とが接着されている部位に接着されている。なお、上述した一方の半体21aと 他方の半体21bとは、本体21を中心から2分割してなるものではなく、やや 抽出部22方向で分割した形状と略同一形状に成形されてなるものである。
【0014】 このように構成されてなる急須20によれば、前記第1の実施例に係る急須1 と同様の作用効果を実現できるばかりではなく、本体21の底部から起立してな る隔壁25は、該本体21を構成する一方及び他方の半体21a,21bと一体 成形されそれぞれ接着されてなるものであり、前記第1の実施例に係る急須1の ように、本体2に隔壁7を固定するものではないことから、位置決め用の凸部又 は凹部を成形する必要がないとともに、大きな強度を有するものとすることがで き、容易に脱落するおそれもない。
【0015】 次に、本考案の第3の実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。な お、この第3の実施例は、本考案を土瓶に適用したものである。この土瓶30は 、図7又は図8に示されるように、上部に第1の開口部31aを有するとともに この開口部31aの周端には円環状の鍔部31bが形成されてなり内部に湯水や 粉茶が収容される収容スペースAを有してなる本体31と、この本体31の外壁 に取り付けられてなり本体31内のお茶が流入され先端に形成された抽出口32 aからお茶が抽出される抽出部32と、上記本体31の上面に形成されてなる一 方及び他方の取付部31c,31dと、一端が上記一方の取付部31cに固定さ れ他端は他方の取付部31dに固定されてなる弦33と、上記本体31に形成さ れた鍔部31bの上面に載置されてなる蓋体34と、上記鍔部31bの下面に上 面の左右両端が接着されてなる隔壁35と、金網により構成された茶濾部36と から構成されてなるものである。そして、上記隔壁35は、図8に示されるよう に、本体31の中央よりもやや抽出部32方向に取り付けられてなるとともに抽 出部32方向に円弧状に湾曲してなり、図7に示すように、下端及び左右両端側 は、収容スペースA内のお茶が抽出部32方向に流通する流通スペースB,C, Dとされている。このように構成されてなる土瓶30による場合であっても、前 記各実施例と同じように、粉茶が茶濾部36を詰まらせることがない。
【0016】 次に、本考案の第4の実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。な お、この実施例は、本考案をポットに適用したものである。このポット40は、 図示しない鉄の表面に琺瑯が形成されてなるものであって、図9に示すように、 内部にお湯及び粉茶が収容される収容スペースAが形成されてなり、上部には第 1の開口部41aが形成されてなるとともに壁部には第2の開口部41bが形成 され、上記第1の開口部41aの周端には鍔部41cが形成されてなる本体41 と、 上記第2の開口部41bを閉塞してなる茶濾部42と、上記第2の開口部 41bと連通してなり基端は本体41の外壁面に接着されてなるとともに先端に は抽出口43aが形成されてなる抽出部43と、本体41の外壁面であって上記 抽出部43とは半体側に接着されてなる把手44と、上記鍔部41cの上面に載 置される蓋体45と、上記本体41内に固定されてなる隔壁46とから構成され てなるものである。そして、上記隔壁46は、図11に示すように、円弧状に湾 曲してなるものであって、左右両端は図10及び図11に示すように、本体41 の内壁面に溶着されてなり、該隔壁46の下端と本体41の底部との間はお茶が 流通する流通スペースBとされている。このように構成されてなるポット40に よる場合であっても前記第1乃至第3の実施例に係る急須1,20又は土瓶30 と同じように、粉茶の全てが茶濾部42を詰まらせることがなく、また、該隔壁 46の把手44側において容易にお茶を渦巻き状に回すことができる。なお、こ の実施例では隔壁46の両端が内壁面に接着されてなるものを図示して説明した が、一端のみが内壁面に接着されてなるものであっても良い。
【0017】 また、前記第1乃至第4の実施例では、全て隔壁を円弧状に湾曲してなるもの を図示して説明したが、本考案を構成する隔壁は必ずしも湾曲してなるものばか りではなく、長方形状の板体を本体の底部又は内壁面に取付固定されてなるもの であっても良い。また、前記第1及び第2の実施例では本考案を急須に適用した ものを、また第3の実施例では土瓶に、また第4の実施例ではポットに適用した ものを図示して説明したが、本考案に係る茶出し器は、これら急須,土瓶又はポ ットばかりではなく、少なくとも茶を出すものであれば他の名称に係るものであ っても良い。
【0018】
【考案の効果】 前述した本考案の各実施例の説明からも明らかなように、本考案に係る茶出し 器によれば、本体内には隔壁が形成されてなることから、この隔壁により、全て の粉茶が茶濾部方向に移動することがない。したがって、粉茶を使用した場合で あっても該粉茶により茶濾部の目詰まりを防止又は緩和させることができる。特 に、この考案では、隔壁の形成位置は、本体の上記収容スペースの中央よりもや や抽出部方向であることから、蓋体が載置される鍔部が形成されている場合であ っても、粉茶を投入する際に支障を来すことがない。 また、隔壁が抽出部方向に湾曲してなる茶出し器によれば、上述のように、茶 濾部の目詰まりを防止又は緩和することができるばかりではなく、お茶を注ぐ前 にこの茶出し器を回すことにより、本体内のお茶を渦巻き状に回し易く、美味し いお茶を早く入れることができる。また、隔壁が本体の底部から起立してなる茶 出し器であって、本体の底部に隔壁の下端が固定される位置決め用の凹条部又は 凸条部が形成され、上記隔壁はこの凹条部又は凸条部に固定されてなる茶出し器 にあっては、本体を成形した後に隔壁を取付固定する場合、該隔壁の取付位置を 常に同一とすることができる。また、隔壁が本体の底部から起立した状態で形成 されている茶出し器において、この隔壁の高さを本体の高さの1/3よりも高い ものとした場合にあっては、お湯の量を本体の収容スペース一杯に入れた場合で あっても、粉茶が茶濾部方向に流動することを抑制することができる。
【図1】図1は、本考案の第1の実施例に係る急須を示
す正断面図である。
す正断面図である。
【図2】図2は、本考案の第1の実施例に係る急須を蓋
体を省略した状態を示す平面図である。
体を省略した状態を示す平面図である。
【図3】図3は、本考案の第1の実施例に係る急須の使
用状態を示す断面図である。
用状態を示す断面図である。
【図4】図4は、本考案を構成する隔壁の取付状態を一
部切欠いた要部を示す斜視図である。
部切欠いた要部を示す斜視図である。
【図5】図5は、本考案の第2の実施例に係る急須を示
す正断面図である。
す正断面図である。
【図6】図6は、本考案の第2の実施例に係る急須であ
って蓋体を省略した分解平面図である。
って蓋体を省略した分解平面図である。
【図7】図7は、本考案の第3の実施例に係る土瓶を示
す側断面図である。
す側断面図である。
【図8】図8は、本考案の第3の実施例に係る土瓶を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図9】図9は、本考案の第4の実施例に係るポットを
示す正断面図である。
示す正断面図である。
【図10】図10は、本考案の第4の実施例に係るポッ
トの側断面図である。
トの側断面図である。
【図11】図11は、本考案の第4の実施例に係るポッ
トを示す平断面図である。
トを示す平断面図である。
【図12】図12は、従来の急須を示す正断面図であ
る。
る。
【図13】図13は、従来の急須の他の例を示す正断面
図である。
図である。
1 急須 2 本体 3 抽出部 5 茶濾部 7 隔壁 8 凸状部 9 凸状部 10 凹状部 11 凸状部 12 隔壁 20 急須 21 本体 22 抽出部 25 隔壁 30 土瓶 31 本体 32 抽出部 35 隔壁 36 茶濾部 40 ポット 41 本体 42 茶濾部 43 抽出部 46 隔壁 A 収容スペース B,C 流通スペース
Claims (7)
- 【請求項1】 上部に開口が形成され内部に湯水及
び茶葉等が収容される収容スペースが形成されてなる本
体と、上記開口を閉塞する蓋体と、基端が上記本体に設
けられてなり先端には抽出口が形成されてなる抽出部
と、この抽出部内に流入するお茶内の茶葉を濾過する茶
濾部とを備えてなる茶出し器において、前記本体内に
は、上記収容スペースの中央よりもやや抽出部方向に隔
壁が形成されてなることを特徴とする茶出し器。 - 【請求項2】 上記隔壁は本体の底部から上方に起
立してなり該隔壁の一端と該本体の内壁及び該隔壁の他
端と該本体の内壁との間にはそれぞれお茶の流通スペー
スが形成されてなることを特徴とする請求項1記載の茶
出し器。 - 【請求項3】 上記隔壁の両端の少なくとも一方は
本体の内壁面に固定されてなり下端と本体の底部との間
にはお茶の流通スペースが形成されてなることを特徴と
する請求項1記載の茶出し器。 - 【請求項4】 上記本体の開口には蓋体が載置され
る鍔部が略円環状に形成され、上記隔壁は、この鍔部の
下面に固定されてなることを特徴とする請求項1記載の
茶出し器 - 【請求項5】 上記隔壁は抽出部方向に湾曲してな
ることを特徴とする請求項1乃至4記載の茶出し器。 - 【請求項6】 上記隔壁の高さは本体の高さの1/
3よりも高いものとされてなることを特徴とする請求項
2記載の茶出し器。 - 【請求項7】 上記本体の底部には隔壁の下端が固
定される位置決め用の凹条部又は凸条部が形成され、上
記隔壁はこの凹条部又は凸条部に固定されてなることを
特徴とする請求項1,2,5,6のいずれかに記載の茶
出し器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994008002U JP3005107U (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 茶出し器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994008002U JP3005107U (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 茶出し器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3005107U true JP3005107U (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=43141016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994008002U Expired - Lifetime JP3005107U (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 茶出し器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3005107U (ja) |
-
1994
- 1994-06-09 JP JP1994008002U patent/JP3005107U/ja not_active Expired - Lifetime
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