JP3004916B2 - 乾麺裁断装置 - Google Patents

乾麺裁断装置

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JP3004916B2
JP3004916B2 JP8133343A JP13334396A JP3004916B2 JP 3004916 B2 JP3004916 B2 JP 3004916B2 JP 8133343 A JP8133343 A JP 8133343A JP 13334396 A JP13334396 A JP 13334396A JP 3004916 B2 JP3004916 B2 JP 3004916B2
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巧 西村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乾麺裁断装置に関
し、特に乾麺裁断装置への乾麺の掛け込みと乾麺の裁断
とを並行処理して効率的に裁断できるようにした乾麺裁
断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば素麺は、原料を混練し、熟成させ
た後、紐状に延ばして1対の管に8文字状に幾重にもわ
たって巻き掛け、次第に両管の間隔を広げて引き延ば
し、この後、追熟させながら乾燥させ、乾燥した麺、即
ち、乾麺をまな板の上に寝かせて管の近傍で折段してか
ら所定の長さに切り分けるという手順で作られる。
【0003】人手不足が深刻になってきた今日では、こ
れらの作業を機械化して省力化ないし省人化することが
急がれており、まな板の上に寝かされた乾麺を所定の寸
法に切り分ける作業を自動化する乾麺裁断装置も提案さ
れている(特開平6−46733号公報参照)。
【0004】この従来の乾麺裁断装置は、図19の側面
図に示すように、裁断フレーム1と、この裁断フレーム
1の上面に固定されたまな板2と、このまな板2の例え
ば後方に設定された原点位置からまな板の前端部に設定
された最終裁断位置まで往復可能にフレーム1に支持さ
せたカッター装置3と、カッター装置3を往復駆動する
往復駆動装置と、この往復駆動装置及びカッター装置3
を制御する裁断制御装置4とを備えている。
【0005】上記カッター装置3は裁断フレーム1に往
復可能に支持された刃物台4と、刃物台4に昇降可能に
支持された刃物5と、刃物5を昇降させる例えばエアシ
リンダからなる昇降駆動装置6とを備えている。
【0006】この従来の乾麺裁断装置によれば、乾麺が
まな板2の上に載置されてから、往復駆動装置によって
カッター装置3を原点位置から前進させ、この後、カッ
ター装置3が所定の第1裁断位置まで移動したことを検
出した時に往復駆動装置を停止させ、引き続いて昇降駆
動装置6を作動させて刃物5を上限位置より下降させて
まな板2の上の乾麺を切断させる。
【0007】刃物5が下限位置まで下降したことが検出
されると昇降駆動装置6を逆作動させて刃物5を上昇さ
せ、この後、刃物5が上限位置に復帰したことが検出さ
れると昇降駆動装置6を停止させると共に、往復駆動装
置を再始動してカッター装置3を更に前進させる。そし
て、カッター装置3が第2裁断位置に到達したことが検
出されると、カッター装置3の前進を停止させ、上述と
同様にして乾麺を裁断した後、更に次の裁断位置に向か
ってカッター装置3の前進を再開する。
【0008】このようなカッター装置3の間欠的な前進
と、刃物5の昇降による乾麺の裁断を最終裁断位置まで
所定回数繰り返した後、最終裁断位置での乾麺の裁断が
終わり、刃物5を上限位置に復帰させた後、カッター装
置3を最終裁断位置から初期位置に後退させる。
【0009】乾麺をまな板2に載置する作業は手作業で
行ってもよいが、上記の乾麺裁断装置に同図に示す乾麺
載置装置10を設け、機械的に載置する方が省力化ない
し省人化を図る上で有利である。
【0010】この乾麺載置装置10は、上記まな板2の
前上方から後部上に乾麺を巻き掛けた上管を移動させる
麺送り装置11と、麺受台に横たえられた乾麺を上管の
近傍で切断する麺カッター12とを備えるものであり、
上記麺送り装置11は、直方形骨枠状の主フレーム13
と、この主フレーム13に昇降可能に支持させたアーム
14と、このアーム14に前後方向に摺動可能に支持さ
せたスライダー15と、主フレーム13の前端部に左右
軸心回りに回転可能に支持させた伸縮フレーム16とを
備える。この伸縮フレーム16は、一端が上記主フレー
ム10の前端部に左右軸心回りに回転可能に支持される
と共に他端が上記スライダー15の前端部にヒンジ17
を介して回転可能に連結される基端枠16aと、この基
端枠16aに摺動可能に支持させた先端枠16bとを備
える。
【0011】初期状態では、上記伸縮フレーム16は短
縮され、垂直に立ち上げられており、その先端枠14b
の先端に設けた管受け17に乾麺を巻き掛けた所定数の
上管が載せられる。この管受け17に所定数の上管を載
せた後、アーム14を下降させると、アーム14内でス
ライダー15が後退しながら、伸縮フレーム16が後方
に倒れ、この伸縮フレーム16が水平になった後、伸縮
フレーム16を伸長させることにより、まず、乾麺の中
間部が上記まな板2の前端部に当たり、上記まな板2の
上に乾麺の下半分が引きずり上げられ、最終的に乾麺全
体がまな板2の上に寝かされることになる。
【0012】上記スライダー15の後端部には押切装置
19が設けられ、乾麺をまな板2の上に寝かした後、こ
の押切装置19で上管及びその近傍の乾麺を押し下げて
アーム14の後端部に支持させた刃物20により乾麺が
上管の近傍で切断される。
【0013】この後、アーム14を上昇させることによ
り、アーム14、スライダー18及び伸縮フレーム16
を初期状態に復帰させてから、上記往復駆動装置が始動
され、上述したように乾麺が所定の長さに切り分けられ
る。
【0014】手作業により乾麺をまな板2の上に載せる
場合にも、まず、乾麺の中間部が上記まな板2の前端部
に当たるように上管を所定の高さに持ち上げ、上管を斜
め後方に移動させることにより、上記まな板2の上に乾
麺の下半分が引きずり上げ、最終的に乾麺全体をまな板
2の上に寝かす。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の乾麺裁断装置では、乾麺をまな板2に寝かせる作業
を行う空間がまな板2の上側に位置しているので、カッ
ター装置3により裁断作業を行っている間に次の乾麺を
まな板2に寝かせる作業をすることはできず、又、乾麺
をねかせる作業をしている間はカッター装置3による裁
断作業をすることはできない。このため、所定量の乾麺
を裁断するために必要な時間が長くなる嫌いがある。
【0016】本発明は、上記の事情を鑑みてなされたも
のであり、乾麺裁断装置への乾麺の掛け込みと乾麺の裁
断とを並行処理して効率的に裁断できるようにした乾麺
裁断装置の提供を目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、裁断される乾
麺が寝かされる裁断台200と、乾麺を裁断台200の
上に寝かす乾麺移載手段300と、裁断台200に寝か
された乾麺を所定の寸法に裁断するカッター装置400
とを備える乾麺裁断装置を前提として、上記の目的を達
成するため、次の様な手段を講じている。
【0018】即ち、本発明は、上記乾麺移載手段300
に、平面視においてくし形に形成され、各くし歯332
と直角に乾麺が寝かされる麺受台330と、乾麺をこの
麺受台に寝かす麺送り装置320とが設けられ、上記麺
受台330に上面210から麺受台の各くし歯332に
対応して凹部220が形成され、上記乾麺移載手段30
0に、上記麺受台330を乾麺を載せる位置から裁断台
200の上方に移動させた後、麺受台330を下方に下
降させてこの麺受台330から裁断台200に乾麺を移
替える麺移動装置340とが設けられるとともに、麺受
台330に先に寝かされた乾麺の後端部を押さえると共
に、現に寝かされる乾麺の中間部ないし後端部を所定の
高さで下側から受けて案内し、この後、上昇すると共に
乾麺の後端方に移動して最後に麺受台330に寝かされ
た乾麺の後端部を先に麺受台に寝かされた乾麺の上に落
下させる麺押さえ装置800を備えることを特徴とす
る。
【0019】これによれば、乾麺裁断装置に掛け込んだ
乾麺は麺送り装置320により麺受台330に寝かさ
れ、この後、麺移動装置340を作動させることにより
裁断台200に移替えられる。
【0020】乾麺を裁断台200に移替えた後、麺受台
330を麺送り装置320から麺を受け取る元の位置
(初期位置)に戻すと、この初期位置に戻した麺受台3
30に次の裁断処理する乾麺を寝かせる作業と、裁断台
200に寝かせた乾麺をカッター装置400で裁断する
作業とを並行して処理することができ、製造時間を著し
く短縮することができる。
【0021】上記麺移動装置340は、麺受台330を
初期位置から裁断台200の上方に移動させた後、下方
に下降させるように構成してあればよく、例えば、上記
麺移動装置340が麺受台330を平面視において裁断
台200の横側方で麺送り装置320の移動空間の下に
位置する後退位置と、裁断台200と重なる進出位置と
の間で進退させる横行駆動装置346と、上記麺受台3
30を側面視において裁断台200の上面210よりも
上に位置する上昇位置と、裁断台200の上面210よ
りも下に位置する下降位置との間で昇降させる昇降駆動
装置347とを備えていればよい。
【0022】この場合、乾麺を麺送り装置320によっ
て後退位置に位置する麺受台330に寝かせ、所定量の
乾麺を麺受台330に寝かせている間に、先に麺受台3
30から裁断台200に移載した乾麺をカッター装置4
00で裁断することができ、逆に見れば、裁断台200
の乾麺をカッター装置400で裁断している間に、次に
裁断する乾麺を麺送り装置320によって麺受台330
に寝かせることができる。
【0023】この場合、後退位置で乾麺を寝かす時に麺
受台330は下降位置に位置させてもよいが、裁断台2
00への乾麺の移載に要する時間を短縮するため、後退
位置で乾麺を寝かす時に麺受台330は上昇位置に位置
させておくことが好ましい。即ち、後退・上昇位置を麺
受台330の初期位置とすることが好ましい。
【0024】麺受台330への乾麺の寝かしつけと裁断
作業とが終わると、既に乾麺が寝かしつけられた麺受台
330を上昇位置で後退位置から前進位置に往行させ、
前進位置で下降位置に下降させると、乾麺が麺受台33
0から裁断台200に受け取られ、これにより乾麺の移
替えが終わる。
【0025】乾麺の移替えが終わると引き続いて麺受台
330を下降位置で前進位置から後退位置に復行させ、
更に、必要に応じて、下降位置から上昇位置に上昇させ
て、次の乾麺の受け取りに備える。
【0026】カッター装置400は、裁断台200の一
端側(例えば後側)から他端部(例えば前端部)に移動
する刃物台410と、この刃物台410に昇降可能に支
持させた刃物430と、刃物を昇降させる手段440、
例えばエアシリンダと、上記刃物台410を所定の裁断
位置ごとで停止するように往行させ、最終の裁断位置か
ら元の位置に復帰させる刃物台駆動装置420とを備
え、往行時に所定の裁断位置で刃物台410を停止する
ごとに刃物430を下降させて乾麺を裁断するように構
成してあればよい。
【0027】ここで、乾麺をカッター装置400で裁断
する時に乾麺の端部に上管(あるいは下管)Tがついた
ままになっていると、刃物台410と上管Tとの干渉を
なくすために刃物台410を広幅にする必要が生じ、装
置の小型化を図る上で不利になる従って、麺受台330
又は裁断台200に寝かされた乾麺を所定の寸法に裁断
する前に上管(又は下管)Tの近傍で乾麺を切断してお
くことが好ましく、移替え時の消費電力を節約すると共
に、移替えを容易にするため、麺受台330に寝かされ
た乾麺を上管(又は下管)Tの近傍で裁断することがよ
り好ましい。
【0028】このため、本発明においては、麺受台33
0上に寝かされた乾麺を上管Tの近傍で裁断する麺カッ
ター700を設けることが推奨され、更に、この麺カッ
ター700に加えて、切断された乾麺の端部及び上管
(又は下管)Tを受け取り、所定の位置に搬出する搬出
コンベア900を設けることが好ましい。
【0029】又、本発明においては、前記したように、
麺受台330に先に寝かされた乾麺の後端部を押さえる
と共に、現に寝かされる乾麺の中間部ないし後端部を所
定の高さで下側から受けて案内し、この後、上昇すると
共に乾麺の後端方に移動して最後に麺受台330に寝か
された乾麺の後端部を先に麺受台330に寝かされた乾
麺の上に落下させる麺押さえ装置800を備えることに
より、麺送り装置320を複数回作動させて多量の乾麺
を麺受台330に載置し、これを裁断台200に移替え
ることにより、一度に多量の乾麺の裁断を行うことが可
能である。
【0030】更に、本発明においては、麺送り装置32
0への上管Tの搬入を容易にするために、乾麺が巻き掛
けられた所定数の上管Tを上記麺送り装置320に搬入
する搬入手段600が設けられることが好ましい。
【0031】この場合、上記搬入手段600としては、
上管Tの両端を載置して搬送する1対のコンベアと、こ
のコンベアにより上記麺送り装置320に搬入された上
管Tの数を検出する検出手段660と、この検出手段6
60が所定数の上管Tを検出した時にその後に搬入され
る上管Tの両端部を受け止めて麺送り装置320への搬
入を禁止するストッパー装置670とを備え、コンベア
への上管Tの掛け込みをランダムに行え、しかも、麺送
り装置320への上管Tの搬入数を正確にコントロール
できるようにすることが好ましい。
【0032】この麺送り装置320への上管Tの搬入数
のコントロールを正確にするには、上記検出手段660
が上管Tの両端の数を検出し、両端の数が共に所定数に
達した時にストッパー装置670を作動させることによ
り、搬送方向に対して傾いて搬入された上管Tの数を確
実に検出し、片側のストッパー装置670のみによっで
上管Tの一端が止められ、他端が麺送り装置320側に
進む上管Tの斜行を防止し、上管Tの傾きが大きくなっ
て上管Tが落下することを防止できるようにすることが
好ましい。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例に係る乾麺裁断
装置を図面に基づいて具体的に説明すれば、以下のとお
りである。この実施例の乾麺切断装置は素麺を所定の寸
法に裁断するものであり、まず、その概略を図1の側面
図及び図2の背面図に基づいて説明する。
【0034】この乾麺裁断装置は、直方形骨枠状のメイ
ンフレーム100の図1における右側(図2における紙
背側)に配置される裁断台200と、乾麺を裁断台20
0の上に寝かす乾麺移載手段300と、裁断台200に
寝かされた乾麺を所定の寸法に裁断するカッター装置4
00とを備える。
【0035】麺線を上下の管に8文字状に例えば60〜
80重にもわたって巻き掛け、次第に両管の間隔を広げ
て引き延ばした後、追熟させながら乾燥させた乾麺は、
図2に示す前コンベア500から搬入手段としてのカウ
ントコンベア600を介して乾麺移載手段300に搬入
され、裁断台200の上に寝かされる。この後、カッタ
ー装置400を作動させることにより乾麺が所定の長さ
に切り分けられる。
【0036】上記乾麺移載手段300は、メインフレー
ム100に昇降可能に支持された左右1対のアーム31
0と、各アーム310に前後方向に移動可能に、かつ、
前コンベア500側の前端の初期位置から後方の所定の
領域では起立し、この領域よりも後方では所定の角度、
例えば50°に後下がりに傾斜する左右1対の麺送り枠
320’とを備え、アーム310を初期位置から上昇さ
れることにより、麺送り枠320’に上記カウントコン
ベア600から所定数の上管Tを取上げて支持させ、こ
の後麺送り枠320’を初期位置からアーム310の後
端近くの麺端切断位置まで後退させる間に、アーム31
0を所定の下限位置まで下降させるようにしている。
【0037】又、この乾麺移載手段300には、麺送り
枠320’に上管Tを介して支持された乾麺が上記アー
ム310及び麺送り枠320’の下方で仮に寝かせられ
る麺受台330と、この麺受台330に寝かせた乾麺を
裁断台200に移替える麺移動装置340とを備えてい
る。
【0038】この乾麺裁断装置には、麺受台330に寝
かされた乾麺を上管Tの近傍で切断する麺カッター70
0が設けられ、この麺カッター700は麺送り枠32
0’による麺受台330への乾麺の寝かしつけを妨げな
いようにするために、上記アーム310の後端部に支持
させてある。
【0039】又、この乾麺裁断装置には、麺送り枠32
0’を複数回作動させて多量の乾麺を麺受台330に寝
かしつけることができるようにするために、麺押さえ装
置800が設けられる。
【0040】次に、図3の側面図、図4の平面図、図5
の正面図及び図13のタイミング図に基づいて上記カウ
ントコンベア600を更に具体的に説明する。図3に示
すように、このカウントコンベア600は、それぞれ5
個のスプロケット611〜615に巻き掛けられた1対
のコンベアチェーン620とを備えるチェーンコンベア
からなり、メインフレーム100の前上部内に支持させ
たモータ630により、チェーン伝動機構640を介し
て、両コンベアチェーン620が同期駆動されるように
している。
【0041】図4に示すように、両コンベアチェーン6
20は前コンベア500の1対のコンベアチェーン50
1よりも少し内側に配置され、図4及び図5に示すよう
に、各スプロケット611〜615と共にブラケット6
50を介してメインフレーム100に支持される。
【0042】このブラケット650は、メインフレーム
100の柱101に直接固定される第1ブラケット65
1と、この第1ブラケット651に支持される第2ブラ
ケット652と、この第2ブラケット652の内端面に
固定されたチェーンガイド653とを備え、チェーンガ
イド653の前後両端には補助ブラケット654,65
5を介して1対のスプロケット611,612が回転自
在に支持される。
【0043】上記第2ブラケット652には、第1ブラ
ケット651とチェーンガイド653との間で上下に解
放された空間656が形成されている。この空間656
内で上記チェーンガイド653の外側面に固定された第
3ブラケット657に残りの3個のスプロケット613
〜615が回転自在に支持される。これらのスプロケッ
ト613〜615は逆三角形の各頂点に位置するように
配置され、上側の2個のスプロケット613,615は
前後方向に位置を調整できるようにしている。そして、
このいずれか一方のスプロケット613,615の位置
を調整することによりコンベアチェーン620の張力が
調整される。
【0044】図5に示すように、上記チェーン伝動機構
640は、メインフレーム100に左右軸心回りに回転
自在に支持される共通軸641と、モータ630にこの
共通軸641を連動させる第1チェーン伝動機構642
と、この共通軸641の両端部に各コンベアチェーン6
20の1つのスプロケット614に連動させる1対の第
2チェーン伝動機構643とを備えている。
【0045】図3に示すように、前後に配置されたスプ
ロケット611,612間の各コンベアチェーン620
の上側の回動経路はチェーンガイド653によって水平
に保持され、前コンベア500から両コンベアチェーン
620の上側にランダムなタイミングで載せられた上管
Tは水平に後方に搬送される。
【0046】後方のスプロケット612は上記麺送り枠
320’の初期位置よりも後方に位置させてあり、従っ
て、上管Tは初期位置の麺送り枠320’の上側まで送
りこまれ、チェーンガイド653の後端に固定したスト
ッパー659によって麺送り枠320’の上側に制限さ
れる。
【0047】この麺送り枠320’の前方には、麺送り
枠320’側に移動する上管Tを検出する検出手段とし
てのセンサ660と、このセンサ660によって検出さ
れる上管Tの数が所定数に達すると、その数を越える上
管Tが麺送り枠320’上に搬入することを禁止する左
右1対のストッパー装置670が設けられる。
【0048】上記センサ660としては、非接触で上管
Tを検出できる赤外線、紫外線、可視光線などの光セン
サ(ホトインタラプタ)を用いているが、例えばリミッ
トスイッチなどのメカニカルスイッチを用いることも可
能である。
【0049】又、このセンサ660は1個だけ設けるこ
とも可能であり、又3個以上設けることも可能である
が、センサ660が1個だけの場合には、カウントコン
ベア600上に上管Tが斜めに乗っている場合に、この
上管Tの麺送り枠320’側への搬入が一方のストッパ
ー装置670のみによって禁止され、上管Tの一端のみ
が麺送り枠320’側へ進んでさらに上管Tの傾斜が大
きくなり、ついにはその一端がコンベアチェーン620
から外れて落下する恐れが生じるので好ましくない。
又、センサ660を3個以上設けることは不経済である
ので好ましくない。
【0050】そこで、この実施例では、左右1対のセン
サ660を設け、図13に示すように、各センサ660
が上管Tの左右の端部をそれぞれ検出した時(カウント
完)にそれぞれ対応するストッパー装置670を作動さ
せ、一度に麺送り枠320’に載せる上管Tの数を確実
にコントロールすると共に、上管Tの片方の端部のみが
ストッパー装置670で止められることを防止してい
る。
【0051】図3ないし図5に示すように、各ストッパ
ー装置670は、第2ブラケット652に逆L字形の補
助ブラケット658を介して上管Tの端部の搬送経路の
上方に支持される縦軸のエアシリンダ671と、このエ
アシリンダ671の下方に突出するピストンロッドと一
体に形成され、下端が上管Tの搬送経路の上方とこれの
下方との間で昇降するストッパーピン672とを備え、
左右のセンサ660の両方が所定数の上管Tを検出し終
えた時にストッパーピン672を下げて、上管Tの端部
の搬送経路を遮断し、後続の上管Tの麺送り枠320’
上への移動を禁止するようにしている。
【0052】なお、図13に示すように、このストッパ
ーピン672は、カウントコンベア600上の上管Tが
麺送り枠320’に取り上げられ、更に、上管Tを受け
取った麺送り枠320’がカウントコンベア600を外
れる位置以上に後方に往行した時に、上昇され、後続の
上管Tが麺送り枠320’上に移動できるようにしてい
る。
【0053】この時以後にストッパー装置670から後
方に送り込まれた上管Tがコンベアチェーン620の後
方に脱出することはストッパー659によって防止さ
れ、又、ストッパーピン672から後方に搬入された上
管Tの数が所定数に達すればストッパー装置670が作
動し、所定数を越えて上管Tが麺送り枠320’側に移
動することが防止される。
【0054】この実施例では、カウントコンベア600
の搬送密度を適当に設定することにより、麺受台330
に乾麺を寝かした麺送り枠320’が初期位置に復帰し
た後に、次のカウントが完了するようにして、カウント
コンベア600上に多量の上管Tが堆積されないように
している。
【0055】次に、上記乾麺移載手段300について説
明する。図1に示すように、この乾麺移載手段300
は、上記アーム310、麺送り枠320’、麺受台33
0及びこの麺受台330を移動させる麺移動装置340
とを備えている。
【0056】上記アーム310及び麺送り枠320’を
昇降させるアーム昇降駆動装置350はメインフレーム
100の上部に配置した昇降モータ351と、この昇降
モータ351に連動して左右軸心回りに同期回転する前
後1対の中間伝動軸352と、メインフレーム100の
四隅の柱101に縦軸心回りに回転自在に支持され、各
中間伝動軸352に連動させたスクリュー軸353と、
このスクリュー軸353に螺進退可能に外嵌され、アー
ム310の前後両端部に固定されたボールナット354
とからなる。
【0057】図7及び図8の各縦断正面図に示すよう
に、このアーム310は、帯板状の本体311と、これ
の内側面に固定され、内側に開放されたチャンネル部材
からなるチェーンケース312と、このチェーンケース
312の内部に設けた帯板状のガイドプレート313と
を備え、このアーム310に、上記ガイドプレート31
3に上下及び前後に適当な間隔を置いて転接されるガイ
ドローラ321を介して麺送り枠320’がこのアーム
310の軸方向(前後方向)に移動可能に支持される。
【0058】即ち、この麺送り枠320’は、上記4個
のガイドローラ321を回転自在に支持する基板322
と、この基板322に支軸323a及び回転角規制板3
23bを介して回転可能に支持された回転板324と、
この回転板324の上端部寄り部分で内側に突出する管
受け325と、この管受け325に受け取られた上管T
が上側に脱出することを防止するクランプ326を備え
る。
【0059】又、図6ないし図9に示すように、上記チ
ェーンケース312下面には帯板からなるカムプレート
317が設けられ、麺送り枠320’は前端の初期位置
では基板322の下端に回転自在に支持させたカムロー
ラ327を受け止められ、その回転板324の上縁及び
管受け325が水平になるように起立している。
【0060】上記クランプ326は、回転板324の上
部に左右方向に進退可能に支持させた支持枠326a
と、この支持枠326aを管受け325側(出側)に付
勢するスプリング326bと、上記アーム310にブラ
ケット314を介して支持され、この支持枠326aを
回転板324側(引側)に牽引するクランプシリンダ3
26cとを備え、図7に仮想線で示すように初期状態で
は支持枠326aはスプリングで内側に押し出され、ク
ランプシリンダ326cは伸長している。
【0061】初期状態では、カウントコンベア600の
コンベアチェーン620の上面と管受け325の上面と
がほぼ同じ高さに位置するようにしてもよいが、この実
施例では、カウントコンベア600から麺送り枠32
0’上への上管Tの搬入に麺送り装置320が邪魔にな
らないようにするために、図6に実線で示し、又、図7
に示すように、回転板324の上縁がカウントコンベア
600の上面に位置し、上記支持枠326a及び管受け
325をカウントコンベア600の上面よりも低く位置
させる。
【0062】図13に示すように、所定数の上管Tが管
受け325上に搬入され、ストッパー装置670により
後続の上管Tの搬入が禁止されると、クランプシリンダ
326cが短縮され、図7に実線で示すように、支持枠
326aを上管Tの端部よりも外側に引く。この後、図
13に示すように、アーム310及び麺送り枠320’
を初期位置から上昇させると、図7に示すように管受け
325が上管Tを下から受け取り、更に、図8に示すよ
うに、麺送り枠320’に支持された下管Tがカウント
コンベア600の後端のストッパー659よりも高くな
る上限位置までアーム310及び麺送り枠320’が上
昇する。
【0063】アーム310及び麺送り枠320’が上限
位置まで上昇すると、図13に示すように、クランプシ
リンダ326cが伸長され、支持枠326aが上管Tの
端部よりも内側に押し出され、上管Tが上方に脱出する
ことを防止する。
【0064】上記アーム310のチェーンケース312
内の前後両端部には図示しないスプロケットがそれぞれ
左右軸心回りに回転自在に支持され、図7及び図8に示
すように、これらのスプロケットに巻き掛けられたチェ
ーン315が上記麺送り枠320’の基板322に連結
される。図10に示すように、アーム310の後端部に
支持させた麺カッター700のブラケット710に前後
駆動モータ316が搭載され、この前後駆動モータ31
6で左右両アーム310のチェーン315を同期駆動す
ることにより、左右の麺送り枠320’が前後方向に同
期して移動する。
【0065】アーム310が上限位置に位置している状
態で麺送り枠320’の後方への往行が低速で開始さ
れ、麺送り枠320’がカウントコンベア600の後方
に外れる位置まで移動すると、図9に仮想線で示すよう
に、カムローラ327がカムプレート317から外れ、
麺送り枠320’が自重で後下がりの所定の角度(例え
ば50〜55°)まで傾斜する。この傾斜角度は回転板
324に形成した円弧溝324aと、上記回転角規制板
323bに支持させたボルト323cとで規制されるよ
うにしている。
【0066】なお、上記麺送り枠320’にはこれが傾
斜した時に上管Tが斜め後下方に脱落することを防止す
るために、L字形に曲げられたストッパー328が設け
られ、このストッパー328をスプリング329で付勢
して管受け325の後方よりも上側に突出させるように
している。又、支持枠326aは初期位置でスプリング
326bによって出側に押し出された状態を保ってい
る。
【0067】麺送り枠320’がカウントコンベア60
0の後方に外れると、麺送り枠320’の前進速度が中
速に上げられ、同時にアーム310の下降が高速で開始
され、麺送り枠320’は高速で下りながら中速で後方
に往行することになる。
【0068】図10に示すように、左右各アーム310
の後端部には麺カッター700が設けられ、この麺カッ
ター700は、各アーム310の上側にブラケット71
0を介して麺送り枠320’の傾斜角度と同じ角度に傾
斜させて支持したエアシリンダ720と、これのピスト
ンロッド721の上端に連結板722を介してエアシリ
ンダ720と並行に連結された連結ロッド723と、こ
の連結ロッド723の下端に固定されたヘッド724
と、各アーム310の下側にブラケット730を介して
麺送り枠320’の傾斜角度に対応して傾斜させて支持
させた刃物740と、刃物740に対向して配置された
押さえ板750とを備える。
【0069】図13に示すように、初期状態では上記エ
アシリンダ720は短縮され、ヘッド724は下限位置
に引かれている。麺送り枠320’が高速で下りながら
中速で後方に往行する途中で、このエアシリンダ720
を伸長させて、ヘッド724を麺送り枠320’よりも
高い上限位置に持ち上げる。そして、このエアシリンダ
720を伸長させている間に麺送り枠320’の往行速
度及び下降速度が低速に切替えられ、エアシリンダ72
0が伸長した後にアーム310の下降が停止され、更に
この後に、麺送り枠320’の管受け325が連結ロッ
ド723の軸心の延長上に達する位置で麺送り枠32
0’が停止され、これと同時に、エアシリンダ720の
短縮が開始される。
【0070】上記ブラケット730には前方に突出する
舌片760が固定され、停止位置に接近する麺送り枠3
20’のストッパー328がこの舌片760よって牽制
され、麺送り枠320’が停止位置に達した時には上管
Tの斜め下方が開放されるようにしている。
【0071】エアシリンダ720を短縮するとヘッド7
24が上管Tの両端部を管受け325に沿って斜め後下
方に押し下げ、乾麺は上管Tの直ぐ近くで刃物740に
押し付けられて切断され、切断された上管Tとこれに絡
まっている乾麺の端部は刃物740と押さえ板750と
の間を通って麺カッター700の下方に配置された搬出
コンベア900に落下する。
【0072】この搬出コンベア900は、例えばアーム
310の下降が停止された時に始動され、エアシリンダ
720が短縮されて麺の端部の切断が終了した時に停止
されるようにしている。
【0073】エアシリンダ720が短縮され、ヘッド7
24が下限位置に達すると全ての上管T及びこれに絡ま
っている乾麺の端部が切り落とされ、この時に麺送り枠
320’の復帰動作とエアシリンダ720の伸長が開始
され、エアシリンダ720は伸長しきると直ぐに短縮さ
れて初期状態に復帰させる。
【0074】ところで、この麺送り枠320’によって
乾麺を麺受台330の上に載せる場合、先に載せた乾麺
が後から載せる乾麺によって後方に引きずられて後方に
ずれ、先に載せた乾麺が麺受台330の後方に大きく押
し出されてしまい、このまま裁断すれば歩留りが著しく
低下するので、多量の乾麺を一度に裁断することはでき
ない。
【0075】そこで、この実施例では、麺送り枠32
0’を複数回作動させて多量の乾麺を麺受台330に寝
かしつけることができるようにするために、麺押さえ装
置800を設けているのである。
【0076】麺送り枠320’の復帰動作は高速での前
方への復行と、中速での上昇とで始まり、この高速復行
及び中速上昇をしている途中の時点で麺押さえ装置80
0の動作が開始される。
【0077】図1及び図2に示すように、メインフレー
ム100の左側には麺押さえ装置800を支持する門型
のサブフレーム110が配置され、この麺押さえ装置8
00は図11の側面図及び図12の背面図に示すよう
に、このサブフレーム110に前後方向に進退可能に支
持される基枠810と、上記サブフレーム110に支持
されてこの基枠810を進退させるエアシリンダからな
る引き込みシリンダ820と、基枠810に昇降可能に
支持される麺押さえ枠830と、この麺押さえ枠830
を昇降させる麺押さえシリンダ840とを備えている。
【0078】初期状態では引き込みシリンダ820が短
縮されて基枠810、麺押さえ枠830及び麺押さえシ
リンダ840は後方に引かれ、又、麺押さえシリンダ8
40が伸長されて、麺押さえ枠830は下限位置に位置
している。
【0079】上記のようにして麺送り枠320’が下降
しながら後方に往行することにより、この麺送り枠32
0’に上管Tを介して吊り下げられた乾麺の中間部がこ
の麺押さえ装置800の麺押さえ枠830の上縁に受け
止められ、そこから下方の部分を引きずりながら麺受台
330の上に寝かされる。
【0080】そして、麺受台330の上に寝かされた乾
麺の上管Tと端部とを切り落とし、麺送り枠320’の
高速復行及び中速上昇の途中の時点で、麺押さえシリン
ダ840の短縮が開始され、麺押さえ枠830が下限位
置から上限位置に持ち上げられる。麺押さえ枠830が
上限位置に達すると、引き込みシリンダ820が所定の
速度が伸長し始め、麺押さえ枠830が上限位置に保持
されたまま前方に押し出される。これにより、麺押さえ
枠830の上に乗っている乾麺の下端部がさばかれ、麺
押さえ枠830が乾麺の下端を通り過ぎると乾麺の下端
部が麺受台330の上に落下する。
【0081】麺押さえ枠830が上限位置に保持された
まま前方に出きると、引き込みシリンダ820が高速で
短縮され、麺押さえ枠830は上限位置に保持された乾
麺の端部の上側に引き戻され、この後、麺押さえシリン
ダ840を伸長させて麺押さえ枠830で乾麺の後端部
を麺受台330に押さえる。これにより、麺受台330
に寝かされた乾麺の上に更に麺送り枠320’で乾麺を
寝かしつける時に、既に麺受台330に寝かされている
乾麺が後方に引きずられることがなくなり、歩留りを高
めることができる。
【0082】図13に示すように、麺押さえ装置800
がこのように作動している間に、例えば麺押さえシリン
ダ840が短縮された時に合わせて麺送り枠320’の
復行速度と上昇速度は低速に切替えられ、この後アーム
310及び麺送り枠320’はそれぞれ初期位置に停止
させる。
【0083】このようにして、カウントコンベア600
から麺送り枠320’で麺受台330に乾麺が掛け込ま
れる回数が所定の回数に達した時(回数完)には、その
回の掛け込みにおいて、麺押さえ枠830が上限位置に
達した後、引き込みシリンダ820が所定の速度が伸長
し切った時に麺移動装置340が始動される。
【0084】図14の平面図に示すように、上記麺受台
330は1本のビーム331と、左端がこのビーム33
1上に固定され、左右方向に延びる複数本(ここでは9
本)のくし歯332と、各くし歯332から上方に延出
されたそれぞれ左右対をなすサイドストッパ333とを
備え、このサイドストッパ333の間で各くし歯332
の上に乾麺が仮に寝かされるようにしている。
【0085】この麺受台330は麺移動装置340に支
持されており、この麺移動装置340は図14、図15
の背面図及び図16の側面図に示すように、左右1対の
別のサブフレーム120にわたって架着された横行ガイ
ドバー341と、この横行ガイドバー341を案内にし
て左右方向に進退する左右1対のスライダ342と、左
右のスライダ342を連結する連結枠343と、各スラ
イダ342に昇降可能に挿通され、上端部に麺受台33
0のビーム331を支持する昇降ガイドバー344,3
45と、両スライダ342、連結枠343、昇降ガイド
バー344,345及び麺受台330を左右に往復させ
る横行駆動装置346と、各スライダ342に支持さ
れ、昇降ガイドバー344,345及び麺受台330を
昇降させる昇降シリンダ347とを備えている。
【0086】上記横行駆動装置346は、モータ346
aと、両サブフレーム120に回転自在に支持させたス
クリュー軸346bと、このモータ346aにこのスク
リュー軸346bを連動させるチェーン伝動機構346
cと、このスクリュー軸346bに螺進退可能に螺合さ
れ、上記連結枠343に固定されたボールナット346
dとを備えている。
【0087】図1及び図15に実線で示すように、初期
状態においては、麺受台330が上昇し、メインフレー
ム100内に位置しており、上述した回数完が所定回数
繰り返された時に、横行駆動装置346が作動して、図
15に符号Aを付した仮想線で示すように麺受台330
を上昇位置に保持したまま左方の裁断台200の上方ま
で往行させる。この往行は中速で開始され、低速で終わ
るようにしている。
【0088】麺受台330がAの位置に到達すると、横
行駆動装置346は停止され、同時に昇降シリンダ34
7の短縮が開始され、麺受台330を裁断台200の上
面210よりも上に位置する上昇位置から、同図に符号
Bを付した仮想線で示すように、裁断台200の上面2
10よりも下に位置する下降位置に下降させる。
【0089】裁断台200には、図17の側面図に示す
ように、くし歯332に対応して上面210から凹入さ
せた凹部220が形成され、各くし歯332が下降位置
に下降する間に各くし歯332から裁断台200の上面
210に乾麺が載せ替えられる。この載せ替えが終わ
り、麺受台330が下限位置に達すると、麺受台330
を下限位置に保持したまま横行駆動装置346の高速逆
作動を開始し、麺受台330を裁断台200からメイン
フレーム100内の初期位置の下方の同図に符号Cを付
した仮想線で示す位置に復行させ、この位置に低速でこ
の麺受台330を停止させてから昇降シリンダ347を
伸長させ、麺受台330を初期位置に復帰させる。
【0090】このように麺受台330が初期位置から動
き出し、初期位置に復帰するまでの間に、カウントコン
ベア600から麺送り枠320’への所定数の上管Tの
搬入を済ますには十分な時間がある。そして、麺受台3
30が初期位置に復帰すると同時に麺送り枠320’で
麺受台330に乾麺を寝かせることが可能になるので、
これ以後、乾麺を麺受台330に寝かせる作業を所定回
数繰り返すことにより、麺受台330への乾麺の寝かし
つけが終わる。
【0091】麺受台330がメインフレーム100内に
復行すると、カッター装置400による乾麺の裁断が可
能になる。図17の背面図、図18の側面図に示すよう
に、このカッター装置400は、裁断台200のベース
フレーム240の左右両側に支持されたカッターガイド
バー230に摺動可能に支持された刃物台410と、刃
物台410を進退させる刃物台駆動装置420と、刃物
台410に昇降可能に支持された刃物430と、刃物4
30を昇降させるシリンダ440と、刃物台410に昇
降可能に支持され、裁断の際に乾麺を上から押さえる麺
押さえ450と、麺押さえ450を昇降させる押さえシ
リンダ460とを備えている。
【0092】図18の背面図に示すように、上記刃物台
410は正面から見て若干縦長の長方形枠に形成され、
その下辺411の下面の左右両端部にカッターガイドバ
ー230に摺動可能に外嵌されるベアリング412が固
定される。
【0093】上記刃物台駆動装置420は、裁断台20
0のベースフレーム240に支持させたモータ421及
び、このベースフレーム240に前後軸心回りに回転自
在に支持され、上記モータ421に連動させたスクリュ
ー軸422と、このスクリュー軸422に螺進退可能に
螺合され、刃物台410の下辺411の中央部に固定さ
れたボールナット423とを備えている。
【0094】更に、刃物台410の下辺411には、下
方に連出されたブラケット413が設けられ、このブラ
ケット413に位置検出用のセンサ414が設けられ、
図17及び図18に示すように、裁断台200には所定
の裁断位置に対応させた複数の検出子250が設けられ
る。
【0095】なお、この検出子250はベースフレーム
240の前後に延びる部材241の下面に凹設した浅い
円錐穴で構成し、上記センサ414はこの部材241の
下面に転接するローラがこの下面の凹凸に従って昇降す
ることによりオンオフされるリミットスイッチで構成し
ている。
【0096】麺受台330がメインフレーム100内に
復行すると、モータ421が中速で回転し、刃物台41
0が裁断台200の後部から前方に往行し始める。そし
て、センサ414が最初の検出子250を検出すると刃
物台410の往行が停止され、低速で復行させてセンサ
414が検出子250を検出下位置に刃物台410を戻
す。
【0097】図18に示すように、刃物台410のブラ
ケット413には左右方向に進退可能にショットピン4
15とこれを進退させるシリンダ416が設けられ、裁
断台200の上記部材241には、センサ414が検出
子250を検出する各位置でこのショットピン415が
抜き差しされる受孔260が形成されている。
【0098】刃物台410が移動する間はこのショット
ピン415はシリンダ416を短縮していずれの受孔2
60からも引き出されるが、刃物台410がセンサ41
4で検出子250を検出する各位置に位置するとシリン
ダ416を伸長させて、ショットピン415を検出子2
50に対応する受孔260に差し込み、刃物台410を
正確に所定の裁断位置に位置決めする。
【0099】この位置決めが終わると、麺押さえ450
及び刃物430を下降させて乾麺を裁断し、刃物430
はシリンダ440が伸びきる下限位置で折り返して上昇
し、上限まで上がって停止する。
【0100】この刃物430が上限へ復帰すると、ショ
ットピン415を受孔260から引抜き、刃物台410
の往行を再開し、次の検出子250を検出した位置で同
じように刃物台410を停止させ、位置決めし、乾麺を
裁断するという手順を最終の裁断位置まで繰り返す。
【0101】最終の裁断位置(行限)では、乾麺を裁断
した後、モータ421の高速逆回転を開始し、迅速に刃
物台410を初期位置に復帰させる。なお、上記刃物台
410の上辺417の中央部には上記シリンダ440が
支持され、又、その両端部には縦軸のベアリング470
が支持され、このシリンダ440の下方に突出するピス
トンロッドの下端に刃物取付枠480の中央部が、各ベ
アリング470に摺動自在に挿通されたガイドバー49
0の下端に刃物取付枠480の両端部が、それぞれ連結
される。そして、この刃物取付け枠480に刃物430
の上縁部が固定される。この刃物430の下縁部には切
刃431が形成され、この切刃431を裁断台200の
上面210に載せた乾麺の上側から下側に移動させるこ
とにより、乾麺が裁断される。
【0102】このカッター装置400による乾麺の裁断
が開始された後、例えば刃物台410が初期位置から動
き出すのとほぼ同じ頃に麺受台330は初期位置に復帰
している。従って、この初期位置に復帰した麺受台33
0に上述したと同様にしてアーム210、麺送り装置3
20、麺カッター700及び麺押さえ装置800を差動
させて乾麺を麺受台330に寝かしつけることができ
る。
【0103】つまり、乾麺の掛け込みと裁断処理とを同
時に並行して行うことができるようになり、一定の時間
内に処理できる乾麺の量(処理量)を多くすることがで
き、全体としての製造時間を著しく短縮できるようにな
るのである。
【0104】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の乾麺裁
断装置は、乾麺移載手段に、平面視において各歯が麺線
と直交するくし歯形に形成され、乾麺が仮に寝かされる
麺受台と、乾麺をこの麺受台に寝かす麺送り装置と、上
記麺受台を移動させてこの麺受台から裁断台に乾麺を移
替える麺移動装置とが設けられ、乾麺が寝かされる上記
裁断台の上面に上記麺受台の各くし歯に対応する凹部が
形成されるので、乾麺裁断装置への麺の掛け込みと、乾
麺の裁断とを同時に行うことができ、効率的に乾麺を所
定の寸法に裁断して、製造時間を著しく短縮できるとい
う効果が得られる。
【0105】本発明において、上記麺移動装置が麺受台
を平面視において裁断台の横側方に位置する後退位置
と、裁断台と重なる進出位置との間で進退させる進退駆
動装置と、上記麺受台を側面視において裁断台の上面よ
りも上に位置する上昇位置と、裁断台の上面よりも下に
位置する下降位置との間で昇降させる昇降駆動装置とを
備え、初期状態で麺受台を後退・上昇位置に位置させる
場合には、乾麺を麺受台に寝かしつけた後、裁断台に移
動させるまでの時間を最短にできるので、一層製造時間
を短縮できる効果が得られる。
【0106】又、本発明において、麺受台上に寝かされ
た乾麺を上管の近傍で裁断する麺カッターが設けられる
場合には、麺受台から裁断台への乾麺の移動に要する消
費電力を節約してコストダウンを図れる上、裁断時に上
管が刃物台の移動の邪魔にならず、刃物台を小型にでき
る効果が得られる。
【0107】更に、本発明において、麺受台に先に寝か
された乾麺の後端部を押さえると共に、現に寝かされる
乾麺の中間部ないし後端部を所定の高さで下側から受け
て案内し、この後、上昇すると共に乾麺の後端方に移動
して最後に麺受台に寝かされた乾麺の後端部を先に麺受
台に寝かされた乾麺の上に落下させる麺押さえ装置を備
える場合には、先に寝かしつけた乾麺を後方にずらせる
ことなく、その上に乾麺を寝かすことができるので、乾
麺を多数回にわたって麺受台上に寝かしつけることがで
き、一度に裁断処理できる乾麺の量が多くなり、更に一
層効率よく乾麺を裁断できるようになる。
【0108】又更に、本発明において、乾麺が巻き掛け
られた所定数の上管を上記麺送り装置に搬入する搬入手
段が設けられる場合には、乾麺の掛け込みに際して乾麺
の掛け込み数、即ち、上管の数をチェックする必要がな
くなり、駆け込み作業が単純化される効果が得られる。
【0109】加えて、本発明において、上記搬入手段
が、上管の両端を載置して搬送する1対のコンベアと、
このコンベアにより上記麺送り装置に搬入された上管の
数を検出する検出手段と、この検出手段が所定数の上管
を検出した時にその後に搬入される上管の両端部を受け
止めて麺送り装置への搬入を禁止するストッパ装置とを
備える場合には、所定数を越える上管が麺送り装置に搬
入することを確実にチェックできるので、裁断処理の処
理数が安定し、製造能力を安定させることがでのる。
【0110】更に加えて、本発明において、上記検出手
段が上管の両端の数を検出し、両端の数が共に所定数に
達した時にストッパ装置を作動させる場合には、搬入手
段に上管が斜めに載せられた場合でも、確実に上管の数
を検出し、上管の一端だけがストッパ装置に止められ他
端が麺送り装置側に送られる恐れがなくなり、上管の斜
行による搬入手段からの脱落を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の側面図である。
【図2】本発明の背面図である。
【図3】本発明のカウントコンベアの側面図である。
【図4】本発明のカウントコンベアの平面図である。
【図5】本発明のカウントコンベアの正面図である。
【図6】初期状態における本発明の要部の側面図であ
る。
【図7】上限位置に上昇中の本発明の麺送り枠の正面図
である。
【図8】上限位置における本発明の麺送り枠の正面図で
ある。
【図9】本発明の麺送り枠の側面図である。
【図10】本発明の麺カッターの側面図である。
【図11】本発明の麺押さえ装置の側面図である。
【図12】本発明の麺押さえ装置の背面図である。
【図13】本発明のタイミング図である。
【図14】本発明の麺受台の平面図である。
【図15】本発明の麺移動装置の背面図である。
【図16】本発明の麺移動装置の側面図である。
【図17】本発明のカッター装置の側面図である。
【図18】本発明のカッター装置の背面図である。
【図19】従来例の側面図である。
【符号の説明】
200 裁断台 210 上面 220 凹部 300 乾麺移載手段 320 麺送り装置 330 麺受台 332 くし歯 340 麺移動装置 346 横行駆動装置 347 昇降シリンダ 400 カッター装置 600 カウントコンベア 660 センサ 670 ストッパー装置 700 麺カッター 800 麺押さえ装置 T 上管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−82773(JP,A) 特開 昭49−26982(JP,A) 実開 昭63−81024(JP,U) 実開 昭64−1648(JP,U) 特公 昭29−4186(JP,B1) 特公 昭47−47673(JP,B1) 特公 昭47−47674(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A21C 1/00 - 15/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裁断される乾麺が寝かされる裁断台と、
    乾麺を裁断台の上に寝かす乾麺移載手段と、裁断台に寝
    かされた乾麺を所定の寸法に裁断するカッター装置とを
    備える乾麺裁断装置において、 上記乾麺移載手段に、平面視においてくし形に形成さ
    れ、各くし歯と直角に乾麺が寝かされる麺受台と、乾麺
    をこの麺受台に寝かす麺送り装置とが設けられ、上記裁
    断台に上面から麺受台の各くし歯に対応して凹部が形成
    され、上記乾麺移載手段に、上記麺受台を乾麺を載せる
    位置から裁断台の上方に移動させた後、下降させてこの
    麺受台から裁断台に乾麺を移替える麺移動装置とが設け
    られるとともに、麺受台に先に寝かされた乾麺の後端部
    を押さえると共に、現に寝かされる乾麺の中間部ないし
    後端部を所定の高さで下側から受けて案内し、この後、
    上昇すると共に乾麺の後端方に移動して最後に麺受台に
    寝かされた乾麺の後端部を先に麺受台に寝かされた乾麺
    の上に落下させる麺押さえ装置を備えることを特徴とす
    る乾麺裁断装置。
  2. 【請求項2】 上記麺移動装置が麺受台を平面視におい
    て裁断台の横側方に位置する後退位置と、裁断台と重な
    る進出位置との間で進退させる横行駆動装置と、上記麺
    受台を側面視において裁断台の上面よりも上に位置する
    上昇位置と、裁断台の上面よりも下に位置する下降位置
    との間で昇降させる昇降駆動装置とを備え、初期状態で
    麺受台を後退・上昇位置に位置させる請求項1に記載の
    乾麺裁断装置。
  3. 【請求項3】 麺受台上に寝かされた乾麺を上管の近傍
    で裁断する麺カッターが設けられる請求項1又は2に記
    載の乾麺裁断装置。
  4. 【請求項4】 乾麺が巻き掛けられた所定数の上管を上
    記麺送り装置に搬入する搬入手段が設けられる請求項1
    ないし3のいずれか1項に記載の乾麺裁断装置。
  5. 【請求項5】 上記搬入手段が、上管の両端を載置して
    搬送する1対のコンベアと、このコンベアにより上記麺
    送り装置に搬入された上管の数を検出する検出手段と、
    この検出手段が所定数の上管を検出した時にその後に搬
    入される上管の両端部を受け止めて麺送り装置への搬入
    を禁止するストッパー装置とを備える 請求項4に記載の
    乾麺裁断装置。
  6. 【請求項6】 上記検出手段が上管の両端の数を検出
    し、両端の数が共に所定数に達した時にストッパー装置
    を作動させる請求項5に記載の乾麺裁断装置。
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