JP3004526U - 図形を含む定型文書の作成装置 - Google Patents

図形を含む定型文書の作成装置

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 文字及び図形を含む定型文書を自動的にレイ
アウトし、表示しかつ印刷するための装置を提供する。 【構成】 定型文書中の区画の位置と大きさの情報を含
むレイアウトデータを作成する装置60、レイアウトデ
ータと差し込み可能な文字データ及び図形データのファ
イルの記憶装置100、レイアウトデータ、文字データ
及び図形データの各ファイル名を組合わせる装置70、
レイアウトデータの各区画に文字データ又は図形データ
の大きさを合わせるべく演算処理する表現データ作成装
置80、印刷コマンドのパラメタに表現データを代入し
て印刷コマンドを作成し、印刷装置にて印刷を実行させ
る印刷制御装置90とから構成される定型文書作成装
置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、文字及び図形の双方を含む文書を作成してその表示及び印刷を行う コンピュータ・システムに関し、特に定型文書の作成において、これらの文字及 び図形のレイアウトを自動的に調整して表示及び印刷を行うシステムの装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
文字と図形とが紙面あるいは画面に視覚的に配置された文書を作成するシステ ムとして、近年、いわゆるデスクトップパブリッシング(DTP)が普及してき た。特にこの技術は、同一内容の文書を大量に印刷する用途や、同一レイアウト すなわち定型の文書を大量に作成する場合において、作成された文書の内容やレ イアウトの修正と再利用を効率的に行える観点からきわめて重要である。DTP システムは、文字データと図形データとをそれぞれコンバートして取込み、画面 上の任意の場所に配置するのもである。文字データはワードプロセッサ等の文書 作成装置により作成され、図形データはコンピュータ・エイディッド・デザイン ・システム(CADシステム)等の図形作成装置により作成されたものである。 これらを混合して1つの画面上に配置する場合、通常は図形データ、文書データ の双方を画像情報として処理する。また配置作業はマウス等のポインティングデ バイスを用いて切貼りいわゆるカットアンドペーストにより行う。
【0003】 一方、印刷においてはレーザプリンタ等のページプリンタが、高解像度、メン テナンスの容易性、ページプリンタ制御言語による機能拡張性等の点から普及し てきている。ページプリンタは、コンピュータ本体のアプリケーションから送ら れてくるページプリンタ制御言語により書かれたページ情報をプリンタコントロ ーラが解釈しラスタイメージに変換してから印刷を実行する。定型文書の作成に 関連するページプリンタの機能の1つとして、フォームオーバレイ機能がある。 フォームオーバレイ機能とは、予め数種類の定型フォーム(レイアウト)をプリ ンタに登録することができ、アプリケーションにより作成されたページと指定し た定型フォームとを合成して印刷する機能を云う。この機能を用いることにより 文字と図形の双方を含む文書を作成することが可能になる。例えば、作成すべき 一連の文書の全てに共通する定型的な図形データと文字データとをページプリン タの定型フォームとして定義し登録しておき、可変の文字情報のみをプリンタコ ントローラへ送り、両者を重ね合せて印刷することにより文字と図形の混合した 文書を作成できる。これを実行するためにユーザは、個々の定型フォームの定義 と個々のフォームオーバレイ印刷に際して、前述のページプリンタ制御言語を用 いてプログラムを組まなければならない。
【0004】 文字データのみの定型文書作成手段としては、ワードプロセッサのいわゆる「 差込み印刷」又は「マージ・プリント」と呼ばれる機能がある。定型文書の共通 部分を差込まれる文書ファイルとして、差込む部分を特定の記号等で指定した形 で作成する。一方、差込み用のデータを1つずつ列記した差込む文書ファイルを 作成する。印刷においては、差込まれる文書ファイル側から差込む文書ファイル を指定して印刷を実行し両者を合成する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来のDTPシステムは、上述のように文字と図形を配置する作業すなわちレ イアウトは、表示画面を視覚的に確認しながら手作業により行われる。例えば、 予めCADシステム等で作成された図形データは、マウス等のポインティングデ バイスを用いて目分量で配置され、その拡大縮小率も目分量にて決定されるため 、最終的な配置を決定するために試行錯誤を繰返すことになる。このような従来 のDTPシステムにおける作業は熟練を要し、また出来映えに個人差を生じると いう問題がある。
【0006】 また、ページプリンタのフォームオーバレイ機能は、定型文書作成に便利では あるが、予め定型のレイアウトを定義するためにページプリンタ制御言語により 記述しておく必要がある。さらに、図形データをこの定義されたレイアウトに取 込む場合、個々の図形データ毎にプログラムを記述することを要する。従って、 ユーザは、ページプリンタ制御言語に精通していなければこの作業を行うことが できない。また、この場合に作成されたプログラムはその制御言語を解する特定 のプリンタのみで稼働するため、別の制御言語を用いるプリンタで動作させるた めにはその別の制御言語による別のプログラムが必要になる。
【0007】 また、ワードプロセッサの差込み印刷機能は、文字のみの定型文書作成には有 効であるが、一般的に図形データを扱う機能は備えていないので図形データをも 含む文書を作成することができない。
【0008】 本考案の目的は、画面の切貼り作業によらず、またページプリンタ制御言語に よるプログラム作業にもよらずして、文字と図形の双方を含む文書を自動的にバ ランスよくレイアウトし、表示し、かつ印刷するための制御システム用の装置を 提供することである。 さらに本考案の目的は、特に定型文書において上記のことを実現する制御シス テム用の装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本考案は、以下の装置を提供する。
【0010】 (1)1の定型文書に含まれる1又は複数の区画の配置を指定するために該区 画のそれぞれの位置と大きさを該区画の属性情報として含むレイアウトデータを 作成するレイアウトデータ作成装置と、前記作成されたレイアウトデータと前記 区画内に差し込み可能な文字データと図形データとをそれぞれのデータベース内 の個々のファイルとして記憶する記憶装置と、前記各データベースを管理し、1 の前記レイアウトデータのファイル名に対して1の前記文字データ及び1の前記 図形データのファイル名を組合わせることにより組合せデータを作成する組合せ データ作成装置と、前記組合せデータにより指定されるレイアウトデータ及び該 レイアウトデータに組合わされた文字データ及び図形データの各ファイルを前記 記憶装置より呼出し、該レイアウトデータの各区画に対応する各データの大きさ を合わせるべく演算処理することにより前記1の定型文書の表現データを導出す る表現データ作成装置と、予め用意された印刷コマンドの変数の値として前記表 現データを代入することにより印刷コマンドを作成し、該1の定型文書を印刷す べく該印刷コマンドをプリンタへ送出する印刷制御装置とを有することを特徴と する図形を含む定型文書の作成装置を提供する。
【0011】 (2)前記組合せデータ作成装置が、前記記憶装置内に前記作成された組合せ データをもデータベースの個々のファイルとして記憶し、かつ1の該組合せデー タを管理することを特徴とする上記(1)に記載の図形を含む定型文書の作成装 置を提供する。
【0012】 (3)1の前記区画に文字データが組合せられる場合に、前記レイアウトデー タが該区画内に割付け文字を配置しかつ該文字データに施すべき文字飾り情報を 該割付け文字の属性情報として定義することにより前記表現データに該文字飾り 情報を継承させ、前記印刷制御装置が、前記文字飾り情報を含む表現データから 前記印刷コマンドを作成することを特徴とする上記(1)に記載の図形を含む定 型文書の作成装置を提供する。
【0013】 (4)1の前記区画に文字データが組合せられる場合に、前記レイアウトデー タが該区画内に割付け文字を配置しかつ該文字データに施すべき文字飾り情報を 該割付け文字の属性情報として定義することにより前記表現データに該文字飾り 情報を継承させ、前記印刷制御装置が、前記文字飾り情報を含む表現データから 前記印刷コマンドを作成することを特徴とする上記(2)に記載の図形を含む定 型文書の作成装置を提供する。
【0014】
【作用】
上記の1)の構成の装置においては、レイアウトデータ作成装置により定型文 書の枠組等の共通部分を区画単位で指定することによりレイアウトを作成するこ とにより当該レイアウトを定義するレイアウトデータを得る。設置された記憶装 置に得られたレイアウトデータをデータベースの個々のファイルとして保存すべ く記憶し、またこの記憶装置には、定型文書中に差込むために多数の文字データ 及び図形データの中から選択できるように文書データのデータベース及び図形デ ータのデータベースも格納されている。さらに組合せデータ作成装置は、記憶装 置内の各データベースの検索やファイルの呼出し等の管理を行い、レイアウトデ ータ、文字データ及び図形データの各ファイル名の組合せを指定する組合せデー タを作成する。表現データ作成装置は、組合せデータのファイル名により指定さ れるレイアウトデータ、文字データ及び図形データの各ファイルを記憶装置から 呼出し、レイアウトデータの各区画に差し込むための対応する文字データ又は図 形データの大きさをその区画に合わせるための演算処理を行い、実際に目的の定 型文書を表示するための表現データを得る。印刷制御装置は、表現データ作成装 置により得られた表現データを予め用意した印刷コマンドの変数に代入して印刷 コマンドを作成して、そのコマンドをプリンタに送出することにより印刷を実行 する。以上の構成により、図形を含む定型文書が作成される。
【0015】 さらに上記2)の構成では、上記1)において作成された組合せデータをも記 憶装置内のデータベースのファイルとして記憶し、管理することにより検索と呼 出しを行う。 さらに上記3)の構成では、上記1)のレイアウトデータの各区画に文字デー タが組合わせられる場合に、該区画に割付け文字を配置しかつその割付け文字の 属性情報としてに文字データのもつ文字飾り情報を定義することにより、演算に より導出される表現データにもその文字飾り情報を継承させることができる。従 って印刷コマンドにも文字飾り情報が組み込まれて文字データに対して文字飾り が施される。
【0016】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例である定型文書作成装置10の概略機能図である。 入力装置30は、データを入力したり操作を選択したりするためのマウス又はキ ーボード等である。60乃至90は、本考案による定型文書作成機能の主要部を 構成する装置である。レイアウトデータ作成装置60、組合せデータ作成装置7 0、表現データ作成装置80及び印刷制御装置90が示されている。100は、 ハードディスク、フロッピーディスク又は光磁気ディスク等の記憶媒体を駆動す る大容量記憶装置である。この記憶装置100には、少なくとも定型文書のレイ アウトデータのデータベース402並びに定型文書中に差し込み可能な文字デー タのデータベース404及び図形データのデータベース406がそれぞれ格納さ れており、個々のデータはファイル名をもつファイルとして記憶されている。ま たさらに、後述の組合せデータのデータベース408を設けてもよい。110は 表示装置、112は表現データ作成装置80により作成されたデータを基に表示 装置110への表示を行う汎用的な表示制御装置である。120は印刷制御装置 90から送られたデータに基づいて印刷を実行するページプリンタである。
【0017】 図1中、実線又は破線の矢印はデータ又は制御の流れを示す。本考案による定 型文書作成装置をパーソナル・コンピュータ又はワークステーション上にて実施 する場合は、各構成要素の機能及び各要素間のデータの流れについては全て主メ モリに呼出されたプログラムに従ってCPUが制御する。 文字データのデータベース404及び図形データのデータベース406はそれ ぞれワードプロセッサやCADシステムにより作成されたデータを記憶したもの であるが、これらは定型文書作成装置を実現するコンピュータ本体上で作成され たものでも、他のコンピュータ上で作成されたものであってもよい。 記憶装置100に格納されたこれらのデータベースはいわゆるリレーショナル 型のデータベースとすることができる。
【0018】 次に図1の実施例による装置を用いて図形を含む定型文書を作成する、すなわ ち表示及び印刷を実行する手順を説明する。先ずレイアウトデータ作成装置を稼 働状態とする。図2は、作成された定型文書のレイアウトの例である。このレイ アウトは、例えばユーザがマウス等を用いてグラフィカルユーザインターフェー スにより画面上に作成する。500は、選択された大きさの用紙枠である。50 1乃至509はユーザが目的に応じて任意に設定した区画を示す。これらの区画 はそれぞれ位置と大きさにより定義される。例のように矩形であればその対角線 の両端のXY座標を設定することにより定義される。また、それぞれの区画の輪 郭線の有無も設定可能である。例えば、破線で示した区画509は輪郭線がない 区画である。さらに、600乃至604のような定型文書に含まれる共通の文字 や記号の列を予め記入することができる。
【0019】 図2の例では、区画506に図形データを、区画502、504、508及び 509に文字データを差し込むことを意図している。本考案においては、データ が差し込まれる区画に対して割付け文字又はダミー701乃至705を配置する 。割付け文字又はダミーは、例えば図2に示すような「%%x」の書式をもって おり、データを代入する変数のようなものである。各割付け文字に対して差し込 まれるデータのファイル名が対応する。さらに割付け文字に文字データを差し込 む区画については、その文字データのもつ文字飾り情報を割付け文字の属性情報 として定義することができる。文字飾り情報としては、「下線」、「囲み」、「 強調文字」、「斜体」等々、通常のワードプロセッサの機能により与えられるも のが挙げられる。例えば、区画502中の割付け文字「%%1」701の属性と して「中抜き文字」を定義しておけばこの区画に入る文字は全て中抜き文字とな る。また、背反的な属性でなければ2つ以上の属性を定義することもできる。本 考案は、このように割付け文字毎すなわち区画毎に文字飾り属性を定義するよう にしたのでより細かい文字飾りを施したい場合は、区画をさらに細かく分割する ことにより実現される。
【0020】 従って、図1のコンピュータ20のオペレーティングシステムが「MS−DO S」(米国マイクロソフト社の登録商標)である場合は、文字データ区画に差し 込まれる文字データとして文字飾りのないいわゆるテキスト形式のファイル(A SCIIファイル)を用いることができ、適用可能な文書の範囲が広がる。
【0021】 また、図2において差し込まれる図形データとしては、一般的にデータ量の小 さいCADデータが好ましいが画像情報であってもよい。例えばMS−DOSの システムの場合は、図形データ区画に差し込まれる図形データとしてCADデー タから図形要素のデータのみを抽出したDXF形式のファイルを用いることがで き、処理が簡便となる。
【0022】 以上述べた、図2における各区画の位置と大きさ、区画の輪郭線の有無、共通 の文字又は記号列、文字データ区画の割付け文字の文字飾り属性等のデータ等を 全て含むものがこの定型文書のレイアウトを定義するレイアウトデータである。 作成されたレイアウトデータはファイル名を付けられて、図2の記憶装置100 のレイアウトデータ用のデータベース402に記憶される(図1の206)。
【0023】 次に、組合せデータ作成装置70を稼働状態にする。組合せデータ作成装置7 0が稼働すると、記憶装置100内の各データベースを検索し、個々のファイル のファイル名を指定することができる。ユーザは、レイアウトデータのデータベ ース402から表示又は印刷しようとする定型文書のレイアウトデータのファイ ル名を指定する(図1の208)。そして、文字データのデータベース404及 び図形データのデータベース406内を検索して差し込むべきファイル名をそれ ぞれ指定する(図1の208)。このように指定されたレイアウトデータ、文字 データ及び図形データの各ファイル名を関係付けて定義することにより1の定型 文書に対応する1の組合せデータを作成する。作成された組合せデータは、当該 定型文書の表示及び印刷に利用されるとともに、新たなファイル名を付けて組合 せデータのデータベース408の個々のファイルとして記憶し管理することもで きる(図1の216)。これにより、データ量の大きい実際のデータファイルを 直接扱うことなく、データ量の小さいファイル名の組合せデータで定型文書を管 理することが可能になる。
【0024】 組合せデータに基づいて表示及び印刷を実行する手順を説明する。表示につい ては、組合せデータを作成した後(図1の210)又はデータベース408から 目的の組合せデータを呼び出した後(図1の218)、表現データ作成装置80 が稼働されると、指定された組合せによりレイアウトへの文字と図形の差し込み と演算が自動的に実行されて表現データが作成される。表現データは実際に表示 又は印刷されるイメージに対応するデータである。この表現データを表示制御装 置112へ送ることにより表示装置110上での表示が実行され、またこの表現 データを印刷制御装置90へ送ることにより印刷装置120での印刷が実行され る。本考案ではこの表現データを利用することにより印刷制御を効率的に行うこ とができる。この印刷制御については後に詳細に述べる。
【0025】 図3は、この処理において用いられる文字データと図形データ及び完成された 定型文書の例を示す図である。この処理において、表現データ作成装置80は、 先ず指定されたレイアウトデータ、文字データ及び図形データの各ファイルを記 憶装置100内の各データベースから呼出す。例として、レイアウトデータを図 2に示したレイアウトについてのデータとした場合の、文字データ及び図形デー タの例を図3a)及び図3b)にそれぞれ示す。表現データ作成装置80は、レ イアウト中の差し込まれる区画の大きさに合わせて文字データの改行位置、改行 幅又は文字サイズ等を自動的に設定し、図形データの大きさを区画に合わせて自 動的に拡大又は縮小するための演算処理を行う。この処理の結果、図3c)に示 すような当該定型文書の完成された表現データが得られる。この表現データを表 示制御装置112へ送出することにより表示装置110への表示が行われる(図 1の212)。前述のようにレイアウトデータに含まれる区画内の割付け文字が 文字飾り属性を有していれば、表現データにもその属性が継承されるので、差し 込まれて表示された文字データにはその文字飾りが施される。例えば、図3c) の800は、この区画内の割付け文字が「中抜き文字」の属性を有することを示 し、801は、この区画内の割付け文字が「斜体文字」の属性を有していること を示す。以上の動作において、ユーザの行う操作は組合せデータを指定すること のみである。
【0026】 上記の表現データ作成装置80における処理は自動的に実行されるものである が、ユーザが好みに応じて設定を変更できる機能を別に備えてもよい。これによ り、作成される文書の表現の自由度が向上する。
【0027】 次に、先に触れた印刷制御について説明する。印刷を行う場合には上記の表現 データ作成装置80の処理により得られた表現データを利用する。印刷は、印刷 制御装置90を稼働させて印刷コマンドを作成し、作成された印刷コマンドをプ リンタ120に送出することにより行う(図2の214)。印刷コマンドは、プ リンタ120に対して印刷内容を指定する命令で有り、プリンタ特有のプリンタ 制御言語により記述される。本考案では、印刷制御装置90が予めいくつかのパ ラメタ(変数)を含む印刷コマンドを用意している。これらのパラメタを含む印 刷コマンドは、上記の表現データをパラメタに代入すれば印刷コマンドが完成す るような形で用意されている。従って、ユーザが上記の組合せデータを指定する とともに印刷を指示するのみで、上記の表現データの演算処理と印刷コマンドの 作成が自動的に実行される。もちろん、ユーザは印刷コマンドをその都度記述す る必要がない。
【0028】
【考案の効果】
本考案に係る図形を含む定型文書の作成装置は、定型文書のレイアウト作成装 置を有しているのでユーザが必要に応じて定型文書のレイアウトを作成し、その 結果をレイアウトデータとすることができる。さらにこのレイアウトデータの中 に区画の割付け文字の属性として文字飾り情報を付加できるので、差し込まれる 文字データは修飾のない簡易な形式のデータとすることができ利用できる文書の 範囲が広くなる。
【0029】 また、記憶装置を有しているので、作成されたレイアウトデータ、差し込み可 能な文字データ及び図形データをそれぞれのデータベースの個々のファイルとし て格納しておくことができる。 また、組合せデータ作成装置を有しているので、レイアウトデータ、文字デー タ及び図形データの各データベースを検索し、任意のファイルのファイル名を選 択することにより、それぞれのファイル名からなる組合せデータを容易に作成す ることができ、また組合せを変えることにより定型文書の内容の変更が容易にで きる。さらに、組合せデータも記憶装置内にデータベースの個々のファイルとし て保存することにより、定型文書の再生が容易になるとともに、少量のデータに より定型文書の管理をすることができる。
【0030】 また、表現データ作成装置を有しているので、組合せデータを指定するのみで 自動的に目的の完成された定型文書を得ることができ、手作業により文字データ や図形データを配置する必要が無くなる。 また、印刷制御装置を有しているので、組合せデータの指定を印刷指示をする のみで自動的に印刷コマンドを作成して印刷を実行することができ、プリンタ制 御言語によるプログラミングが不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である図形を含む定型文書作
成装置である。
【図2】本考案におけるレイアウトデータ作成装置によ
り作成された定型文書のレイアウト例である。
【図3】本考案における表現データ作成装置により差し
込まれる文字データa)と図形データb)の例と、完成
された定型文書の表示例c)である。
【符号の説明】
10 定型文書作成装置 60 レイアウトデータ作成装置 70 組合せデータ作成装置 80 表現データ作成装置 90 印刷制御装置 100 記憶装置 110 表示装置 112 表示制御装置 120 プリンタ 402 レイアウトデータのデータベース 404 文字データのデータベース 406 図形データのデータベース 408 組合せデータのデータベース

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1の定型文書に含まれる1又は複数の区
    画の配置を指定するために該区画のそれぞれの位置と大
    きさを該区画の属性情報として含むレイアウトデータを
    作成するレイアウトデータ作成装置と、 前記作成されたレイアウトデータと前記区画内に差し込
    み可能な文字データと図形データとをそれぞれのデータ
    ベース内の個々のファイルとして記憶する記憶装置と、 前記各データベースを管理し、1の前記レイアウトデー
    タのファイル名に対して1の前記文字データ及び1の前
    記図形データのファイル名を組合わせることにより組合
    せデータを作成する組合せデータ作成装置と、 前記組合せデータにより指定されるレイアウトデータ及
    び該レイアウトデータに組合わされた文字データ及び図
    形データの各ファイルを前記記憶装置より呼出し、該レ
    イアウトデータの各区画に対応する各データの大きさを
    合わせるべく演算処理することにより前記1の定型文書
    の表現データを導出する表現データ作成装置と、 予め用意された印刷コマンドの変数の値として前記表現
    データを代入することにより印刷コマンドを作成し、該
    1の定型文書を印刷すべく該印刷コマンドをプリンタへ
    送出する印刷制御装置とを有することを特徴とする図形
    を含む定型文書の作成装置。
  2. 【請求項2】 前記組合せデータ作成装置が、前記記憶
    装置内に前記作成された組合せデータをもデータベース
    の個々のファイルとして記憶し、かつ1の該組合せデー
    タを管理することを特徴とする請求項1に記載の図形を
    含む定型文書の作成装置。
  3. 【請求項3】 1の前記区画に文字データが組合せられ
    る場合に、前記レイアウトデータが該区画内に割付け文
    字を配置しかつ該文字データに施すべき文字飾り情報を
    該割付け文字の属性情報として定義することにより前記
    表現データに該文字飾り情報を継承させ、 前記印刷制御装置が、前記文字飾り情報を含む表現デー
    タから前記印刷コマンドを作成することを特徴とする請
    求項1に記載の図形を含む定型文書の作成装置。
  4. 【請求項4】 1の前記区画に文字データが組合せられ
    る場合に、前記レイアウトデータが該区画内に割付け文
    字を配置しかつ該文字データに施すべき文字飾り情報を
    該割付け文字の属性情報として定義することにより前記
    表現データに該文字飾り情報を継承させ、 前記印刷制御装置が、前記文字飾り情報を含む表現デー
    タから前記印刷コマンドを作成することを特徴とする請
    求項2に記載の図形を含む定型文書の作成装置。
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