JP3004181B2 - ギヤ音検査装置 - Google Patents
ギヤ音検査装置Info
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- JP3004181B2 JP3004181B2 JP6271503A JP27150394A JP3004181B2 JP 3004181 B2 JP3004181 B2 JP 3004181B2 JP 6271503 A JP6271503 A JP 6271503A JP 27150394 A JP27150394 A JP 27150394A JP 3004181 B2 JP3004181 B2 JP 3004181B2
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Description
ギヤの噛み合わせを検査する装置の改良に関する。
れたギヤに精度不良や歯面打痕等があると、車両走行時
に騒音が発生し乗り心地が悪くなることがある。このた
め、例えば実開平5−62841号公報のようにデファ
レンシャル装置のギヤ機構を作動させた時に生じる振動
または音を検出し、この振動または音から不具合を検査
するような装置が提案されている。
は、検査をデファレンシャル装置の組立ラインの途中で
行うようにしており、その際、単にワークドライバーに
よってギヤ機構を回転させ、その時発生する振動を振動
センサで検出するようにしていることから、実走行時の
ようにギヤ機構に負荷がかかった状態下での異音を正確
に検査することができない。
本発明は、デファレンシャルケースに組込まれたギヤ機
構を任意の回転数で回転駆動する回転駆動手段と、この
回転駆動時に前記ギヤ機構に所定の負荷を与える負荷手
段と、回転時に前記ギヤ機構に発生する振動を検出する
振動検出手段とを備え、且つデファレンシャルケースを
位置決め固定するクランパを備え、前記振動検出手段の
振動センサをこのクランパに組込んだ。
があり、振動の大きさを検出すれば騒音の大きさがほぼ
正確に検査できる。このため、負荷手段によってギヤ機
構に負荷を与えた状態で回転駆動し、その時の振動を振
動検出手段で検出すれば、実走行時の騒音が正確に判
る。そして、本発明では、振動検出手段の振動センサを
クランパに組込んだので、測定箇所が毎回同じ位置にな
り、測定精度のバラツキを少なくできる。
説明する。ここで、図1はギヤ音検査装置の全体図、図
2は要部を拡大した縦断面図、図3は図2のA−A方向
から見た底面図である。図1に示すように本発明のギヤ
音検査装置は、ギヤ機構を組み付けたデファレンシャル
ケースWを載置せしめるワーク台1と、このワーク台1
の上方に設けられ且つ昇降シリンダ2によって昇降自在
なクランプ台3と、デファレンシャルケースWから側方
に張出すドライブシャフトWsに回転駆動力を伝達し得
る回転駆動手段としてのモータ4と、デファレンシャル
ケースW内のギヤ機構の一部に負荷を与えることのでき
る負荷手段としてのトルク負荷・検出装置5を備えてい
る。
内部には、図2に示すようなリングギヤWrを含むギヤ
機構が構成されており(図中その他のギヤは省略)、こ
のリングギヤWrの中央のシャフト挿通孔hにはスプラ
インが形成されている。また、このリングギヤWrに
は、前記ドライブシャフトWs先端の傘歯車Waが噛合
しており、また、ドライブシャフトWsの張出し先端部
にはスプライン嵌合部sが形成されている。そして、本
装置ではこの傘歯車WaとリングギヤWrの噛合状況、
及びその下流のギヤ機構の噛合状況を一括して検査す
る。
すような3個のクランパ6を設け(図2では1個のみ示
す)、クランプ台3から下方に垂下させている。そして
このクランパ6の先端部には、例えばデファレンシャル
ケースWの周縁部等に設けた凹部内に嵌合し得る嵌合部
6aを設け、また、この嵌合部6aを基端部のスプリン
グ7でフローティング状に支持している。また、この複
数のクランパ6のうち、図2に示す1箇所(傘歯車Wa
とリングギヤWrの噛合部の近傍)のクランパ6には振
動センサ8を設けている。
出力軸4aにはカップリング10を介して入力軸11が
連結されており、この入力軸11の先端は進退自在にさ
れるとともに、前記ドライブシャフトWsのスプライン
嵌合部sに嵌合し得るスプライン部11aを備えてい
る。そして、入力軸11先端を前進させてドライブシャ
フトWsのスプライン嵌合部sに嵌合させれば、モータ
4の回転駆動力を伝達することが可能となり、後退させ
てスプライン嵌合部sから入力軸11のスプライン部1
1aを引抜けば回転駆動力の伝達は遮断される。
13を介してブラケット12に取り付けられ、前記デフ
ァレンシャルケースW内のリングギヤWrのシャフト挿
通孔hに差込自在なスプラインシャフト14aを備えた
トルク検出部14と、このトルク検出部14と複数のカ
ップリング15、16を介して連結され、且つ任意の負
荷トルクをかけることのできるブレーキ部17を備えて
いる。そして、トルク検出部14のスプラインシャフト
14aをリングギヤWrのシャフト挿通孔hに挿入して
スプライン嵌合させ、ブレーキ部17にて負荷トルクを
与えることでデファレンシャルケースW内のギヤ機構に
負荷を与える。尚、ブレーキ部17による負荷は例えば
摩擦によるものでも良く、又は電磁誘導等の周知手段に
よるものでも良い。また、トルク検出部14では負荷ト
ルクを検出できるようにしている。
と騒音値(dB)との関係について述べる。ここで、図
4はフロント側のデファレンシャル、図5はリヤ側のデ
ファレンシャルの相関関係の一例であり、それぞれ縦軸
に騒音値(dB)、横軸に振動(G)を表している。そ
して、多数のテストモデルから振動と騒音値を測定し、
その平均値を結ぶと図に示すようなカーブを描き、振動
と騒音値との間にはお互いに相関関係があることが判
る。
作用効果について述べる。まず、ワーク台1上にデファ
レンシャルケースWを位置決めし、上部の昇降シリンダ
2を作動させて上方からクランプ台3を降下させ、各ク
ランパ6、‥でデファレンシャルケースWを位置決め固
定する。この際に、トルク検出部14のスプラインシャ
フト14aをリングギヤWrのシャフト挿通孔hにスプ
ライン嵌合させる。また同時に入力軸11を前進させて
先端のスプライン部11aをドライブシャフトWsのス
プライン嵌合部sに嵌合させる。
Wsからギヤ機構に回転力を伝達し、同時にトルク負荷
・検出装置5にてギヤ機構にトルク負荷を加える。そし
て、このトルク負荷を実走行時に受ける負荷とほぼ同様
の値にセットし、その時のギヤ機構に生じる振動を振動
センサ8で測定する。そして、この振動を図4或いは図
5によって騒音値に換算すれば、実走行に近い状態の騒
音がほぼ正確に測定される。また、この際、振動センサ
8をクランパ6に内蔵していることから、測定箇所が毎
回同じ位置になり、測定精度のバラツキが少ない。そし
て、例えば振動値が所定値以上になった時は噛合状態を
チェックし、必要に応じて修正等の措置を行う。
ンシャルケースに組込まれたギヤ機構を任意の回転数で
回転駆動する回転駆動手段と、この回転駆動時に前記ギ
ヤ機構に所定の負荷を与える負荷手段と、回転時に前記
ギヤ機構に発生する振動を検出する振動検出手段とを備
えるギヤ音検査装置であって、前記ギヤ音検査装置は、
デファレンシャルケースを位置決め固定するクランパを
備え、前記振動検出手段の振動センサをこのクランパに
組込んだ。 従って、デファレンシャルケースに組込んだ
ギヤ機構に所定の負荷を与え、実走行に近い状態でギヤ
機構に発生する振動を検出するようにしたため、従来に
較べて騒音の大きさを正確に測定することができる。特
に、振動検出手段の振動センサをクランパに組込んだの
で、測定箇所を毎回同じ位置に設定でき、測定精度のバ
ラツキを少なくできる。
との相関関係を表すグラフ
相関関係を表すグラフ
置、6…クランパ、8…振動センサ、W…デファレンシ
ャルケース。
Claims (1)
- 【請求項1】 デファレンシャルケースに組込まれたギ
ヤ機構を任意の回転数で回転駆動する回転駆動手段と、
この回転駆動時に前記ギヤ機構に所定の負荷を与える負
荷手段と、回転時に前記ギヤ機構に発生する振動を検出
する振動検出手段とを備えるギヤ音検査装置であって、 前記ギヤ音検査装置は、デファレンシャルケースを位置
決め固定するクランパを備え、前記振動検出手段の振動
センサをこのクランパに組込んだことを特徴とするギヤ
音検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6271503A JP3004181B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | ギヤ音検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6271503A JP3004181B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | ギヤ音検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08136407A JPH08136407A (ja) | 1996-05-31 |
JP3004181B2 true JP3004181B2 (ja) | 2000-01-31 |
Family
ID=17500972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6271503A Expired - Fee Related JP3004181B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | ギヤ音検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3004181B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102879083A (zh) * | 2012-09-21 | 2013-01-16 | 浙江派尼尔机电有限公司 | 一种齿轮噪音检测装置 |
KR20200022701A (ko) * | 2018-08-23 | 2020-03-04 | (주) 호창메탈 | 차동기어장치용 냉각 성능 평가장치 |
Families Citing this family (4)
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KR20010059037A (ko) * | 1999-12-30 | 2001-07-06 | 이계안 | 차량의 변속기 소음/진동 발생 근접 방법 |
DE102014217706A1 (de) | 2014-09-04 | 2016-03-10 | Prüftechnik Dieter Busch AG | Messgerät zum Aufsetzen auf unterstützende Oberflächen von Messobjekten |
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-
1994
- 1994-11-04 JP JP6271503A patent/JP3004181B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
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KR102170651B1 (ko) * | 2018-08-23 | 2020-10-30 | 이광오 | 차동기어장치용 냉각 성능 평가장치 |
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JPH08136407A (ja) | 1996-05-31 |
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