JP3495714B2 - 自動2輪車等のブレーキ性能テスト装置 - Google Patents

自動2輪車等のブレーキ性能テスト装置

Info

Publication number
JP3495714B2
JP3495714B2 JP2001056584A JP2001056584A JP3495714B2 JP 3495714 B2 JP3495714 B2 JP 3495714B2 JP 2001056584 A JP2001056584 A JP 2001056584A JP 2001056584 A JP2001056584 A JP 2001056584A JP 3495714 B2 JP3495714 B2 JP 3495714B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
display
test
bar graph
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001056584A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001281108A (ja
Inventor
秀隆 福田
雅彦 池上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2001056584A priority Critical patent/JP3495714B2/ja
Publication of JP2001281108A publication Critical patent/JP2001281108A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3495714B2 publication Critical patent/JP3495714B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ABS(アンチ
ロックブレーキシステム)やCBS(前後輪連動ブレー
キシステム)を備えた自動2輪車等のブレーキ性能テス
ト装置に係り、特にその表示手段に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平4−58133号には、自動車の
ABS検査装置が示され、この検査装置は後輪を前後各
一対のアイドラーローラーに乗せ、前輪をジャッキアッ
プしてランニングローラーを接離自在に当接し、後輪を
車両搭載エンジンにより駆動させるとともに、ランニン
グローラーの駆動モータをコンピューター及び輪速セン
サの協同作用で後輪と同期回転させることにより前輪も
同期回転させるようになっている。
【0003】ABSの性能テストするときは、検査車両
の前後輪を同期させて一定回転速度にしてから、ランニ
ングローラーを前輪から離すか電磁クラッチをOFFに
し、検査車両のブレーキを作動させて前輪の回転速度低
下状況等を測定し、測定結果を規格値と比較してABS
の性能を判断するようになっている。また、ブレーキタ
イミングや検査結果を表示するための表示装置が特開平
1−214731号に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
のABS性能テスト装置では、ランニングローラーを前
輪と分離等してからブレーキを踏むタイミングがオペレ
ータによりバラつき易くなるので、このようなテスト結
果のバラつきを少なくしてテスト結果の信頼性を高める
ことが望まれている。
【0005】このようにすると、前輪と後輪をそれぞれ
別の動力で回転させなければならなず、このような前後
輪独立駆動構造部やランニングローラーの接離制御並び
にジャッキアップ機構等によって、装置全体が大がかり
になりかつ複雑高価なものとなった。
【0006】したがって、これらの部分の簡略化が望ま
れ、特に、前後輪独立駆動構造部はいずれか一方の動力
入力を省略できるようにすることが望まれる。
【0007】さらに、ランニングアイドラーを前輪と分
離してからブレーキを踏むタイミングがオペレータによ
りバラつき易くなるので、このようなテスト結果のバラ
つきを少なくしてテスト結果の信頼性を高めることも望
まれている。
【0008】一方、自動2輪車における完成車のテスト
装置として、テスト車両の前輪を乗せる前輪支持部と後
輪を乗せる後輪支持部を設け、これら各支持部をそれぞ
れ前後一対のローラーで構成したテストスタンドがあ
る。
【0009】したがって、このような既存のテストスタ
ンドを改造して簡単に構成でき、かつABS等のブレー
キ性能検査はもちろんその他の各種検査のテストスタン
ドとしても兼用できるようにした廉価なテスト装置も望
まれる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願発明における自動2輪車等のブレーキ性能テスト装
置に係る請求項1の発明は、テスト車両の前輪又は後輪
を乗せるローラーと、このローラー駆動するための駆動
手段と、ローラーの回転速度を検出するための回転速度
検出手段と、ブレーキタイミングと検査結果を表示する
表示手段を備えた自動2輪車等のブレーキ性能テスト装
置において、前記表示手段は、ブレーキタイミングをバ
ーグラフ表示部にて棒グラフ状に表示するとともに、こ
のバーグラフ表示部における棒グラフ状の表示は、所定
のテスト開始速度までは表示されず、所定のテスト開始
速度になると表示されてブレーキ入力ポイントに向かっ
徐々に伸びることを特徴とする。
【0011】 請求項2の発明は、上記請求項1におい
て、前記バーグラフ表示部における棒グラフ状の表示部
分の表示色は他の部分と変化して表示されることを特徴
とする。
【0012】
【発明の効果】請求項1に係る発明のテスト装置は、テ
スト車両の前輪又は後輪をローラーに乗せ、このローラ
ーを駆動手段で回転駆動させる。ローラーの回転速度は
回転速度検出手段により検出される。ローラーを所定速
度まで増速してからローラーの駆動力を断つ。表示手段
のバーグラフ表示部における棒グラフ状の表示は、所定
のテスト開始速度まで非表示である。ローラーの回転速
度が低下して所定のテスト開始速度になると、バーグラ
フ表示部における棒グラフ状の表示が開始され、棒グラ
フ状の表示がブレーキ入力ポイントへ向かって伸びる。
やがて棒グラフ状の表示がブレーキタイミングのポイン
トに達すると同時にブレーキを全入力する。その後、表
示手段はテスト結果を表示する。
【0013】これにより、ブレーキタイミングを表示手
段が表示するので、ブレーキタイミングが一定になり、
オペレータによりテスト結果がバラつくようなことがな
くなり、テスト結果の信頼性が高くなる。
【0014】 請求項2の発明によれば、バーグラフ表
示部における棒グラフ状表示部分の表示色は他の部分と
変化して表示される。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて前輪ABS
及びCBSを併設した公知の小型スクータ用ブレーキの
性能テスト装置として構成された実施形態を説明する。
【0029】図4は、スクータ用に構成された1チャン
ネル式のABS/CBS併用ブレーキシステムの構成図
であり、図5はこのブレーキシステム構成部品の車体レ
イアウトを示す。
【0030】まず、このブレーキシステムの概要を説明
する。ハンドルの右レバー1は前輪ブレーキ操作用であ
り、ケーブル2によりケーブルダンパ3を介してアクチ
ュエータ4へ連結されている。
【0031】アクチュエータ4は油圧配管5を介して前
輪6の前輪ブレーキ7へ接続されている。前輪6には前
輪速度センサ8が設けられている。
【0032】左レバー10は後輪ブレーキ及び連動ブレ
ーキ操作用であり、ケーブル11によりケーブルダンパ
12を介してアクチュエータ4へ連結されている。
【0033】アクチュエータ4はケーブル13を介して
後輪14の後輪ブレーキ15へ接続され、後輪14には
後輪速度センサ16が設けられている。図中の符号17
はABSの異常時に点灯するABSインジケータラン
プ、18はECU、19はバッテリである。
【0034】ECU18は、右レバー1、ケーブルダン
パ3、前輪速度センサ8、左レバー10、ケーブルダン
パ12及び後輪速度センサ16から情報が入力され、ア
クチュエータ4及びABSインジケータランプへ指令を
出力する。
【0035】右レバー1が引かれると、ケーブル2、ケ
ーブルダンパ3を介してアクチュエータ4で発生した油
圧を油圧配管5から前輪ブレーキ7へ供給して前輪6を
制動する。
【0036】これと同時に、ECU18は右レバー1、
ケーブルダンパ3及び前輪速度センサ8から入力された
情報に基づき前輪6のロック傾向を予測演算し、アクチ
ュエータ4を制御して前輪ブレーキ7にポンピング動作
を与え、ロック前にABS動作を行う。
【0037】前輪ABSが作動すると、前輪ブレーキ7
側からはケーブルダンパ3を介して右レバー1側へキッ
クバックが伝えられる。
【0038】左レバー10を右レバー1と同時に引けば
後輪ブレーキ15も同時かつ別個に操作でき、このとき
ECU18はケーブル11、ケーブルダンパ12及び後
輪速度センサ16から入力される情報を加えて、後輪1
4側のロック傾向を予測演算し、アクチュエータ4によ
りケーブル13を介して後輪ブレーキ15を調節する。
【0039】右レバー1を放したままの状態で左レバー
10のみを単独で引いた場合にはCBSが作動する。こ
の場合、左レバー10によって後輪ブレーキ15が操作
されるとともに、ECU18により、アクチュエータ4
を介して前輪ブレーキ7及び後輪ブレーキ15を連動さ
せる。
【0040】この場合、ECU18は、前輪速度センサ
8、ケーブル11、ケーブルダンパ3,12及び後輪速
度センサ16から入力された情報に基づいて前輪ブレー
キ7及び後輪ブレーキ15の適正なブレーキ配分を決定
し、アクチュエータ4を介して前輪ブレーキ7及び後輪
ブレーキ15を連動させて作動する。
【0041】次に、図1乃至図3に基づいて、上記自動
2輪車のブレーキに対するABS及びCBS性能テスト
装置を説明する。図1は、本装置のシステム構成図であ
り、従動側の前輪支持部20と駆動側の後輪支持部30
を前後に備えている。
【0042】前輪支持部20は多少の間隔を持って前後
に配設された一対の連動ローラー21とアイドルローラ
ー22で構成され、両ローラーの上に前輪6が乗るよう
になっている。
【0043】連動ローラー21は電磁クラッチ等からな
る連動断絶クラッチ23を介して動力伝達部材40の一
端へ接続され、アイドルローラー22には回転速度検出
手段である回転速度検出センサ24が備えられている。
【0044】動力伝達部材40は、機械的な回転同期手
段を構成し、一端から他端へ回転を同期させて伝達でき
るシャフト状部材であり、例えば、回転の伝達方向が曲
がる部分に傘歯車を介することにより形成され、このよ
うなものは種々公知である。
【0045】後輪支持部30は、多少の間隔を持って前
後に配設された一対の連動ローラー31とアイドルロー
ラー32を備え、両ローラーの上に後輪14が乗るよう
になっている。各ローラー20、30表面は低摩擦材料
で構成されている。
【0046】連動ローラー31は電磁クラッチ等からな
る連動断絶クラッチ33を介して動力伝達部材40の他
端へ接続され、アイドルローラー32には回転速度検出
手段である回転速度検出センサ34が設けられている。
【0047】連動ローラー31は駆動入力ローラーを兼
用し、その中心軸35の中間に電磁クラッチ等からなる
主クラッチ41が設けられ、軸端には通常の完成車テス
ト時に路面抵抗の代わりとなるECブレーキ42が設け
られている
【0048】なお、各ローラー(21,22,31,3
2)の表面はそれぞれ低摩擦材料で構成されている。
【0049】主クラッチ41はVベルト43を介してプ
ーリー44と接続され、このプーリー44は駆動モータ
45の出力軸46に設けられて、駆動モータ45の出力
軸46と一体に回転するようになっている。
【0050】主クラッチ41がON(オン)のとき、駆
動モータ45の動力が中心軸35へ伝達されて連動ロー
ラー31を駆動回転させ、主クラッチ41がOFF(オ
フ)のときは駆動モータ45の動力が中心軸35へ伝達
されない。
【0051】回転速度検出センサ24と同34は、表示
手段の一例である表示装置47へ接続され、アイドルロ
ーラー22及び32の各回転速度が表示装置47へ入力
されるようになっている。
【0052】表示装置47は、CPUとデイスプレイを
備え、後述するように、回転速度検出センサ24と同3
4の検出情報を基に、ブレーキタイミングの表示及び性
能テスト結果を演算して表示するための装置である。
【0053】すなわち、図2及び図3に明らかなよう
に、表示装置47は液晶等からなるディスプレイを有
し、テスト内容によりABS画面(図2)とCBS画面
(図3)の2通りの画面を表示する。
【0054】図2に示すABS画面の場合、図中のA〜
Dの4通りに表示内容が変化し、このうち、A〜Cには
ブレーキタイミング表示、Dにはテスト結果表示を示
す。
【0055】ブレーキタイミング表示は、バーグラフ表
示部50と前輪車速表示部51で構成され、バーグラフ
表示部50は赤→黄→緑と表示色が変化してブレーキタ
イミング表示を行う。
【0056】前輪車速表示部51は回転速度検出センサ
24から入力された回転速度に基づいて内蔵CPUの演
算により、アイドルローラー24の回転速度すなわち前
輪6の回転速度を走行速度(Km/h)に換算して表示
する。
【0057】Dのテスト結果表示は、停止時間表示部5
2、テスト対象表示部53、停止距離表示部54等を備
えている。
【0058】停止時間表示部52はブレーキ開始から停
止又は所定のテスト終了速度まで減速するに要する時間
を内部のCPUで演算して表示する部分であり、同時に
停止距離表示部54でこの間の実走行距離を演算により
換算表示する。
【0059】テスト対象表示部53は表示の対象が前輪
のときF、後輪のときRと表示し、前輪ABSの場合は
前輪が対象となるのでFが表示される。
【0060】図3に示すCBS画面は、図2のABS画
面に後輪側の表示が追加されるだけであり、図3のA〜
Dは図2のA〜Dと対応している。すなわち、図3のA
〜Cに示すブレーキタイミング表示では、後輪側車速表
示部61が追加される。
【0061】また、図3のDに示すテスト結果表示で
は、やはり後輪側の停車表示部62、テスト対象表示部
63、停止距離表示部64が追加される。この場合、テ
スト対象表示部53にはF、テスト対象表示部63には
Rが表示されている。
【0062】次に、本実施形態の作用を説明する。ま
ず、図1に示すようにテスト車の前輪6を前輪支持部2
0の連動ローラー21とアイドルローラー22の上に乗
せ、後輪14を後輪支持部30の連動ローラー31とア
イドルローラー32の上へ乗せる。
【0063】この状態で、各クラッチ23、33、41
をONにして、駆動モータ45を駆動すれば、駆動モー
タ45の回転がVベルト43、主クラッチ41及び中心
軸35を介して連動ローラー31へ伝達される。
【0064】連動ローラー31の回転は、後輪14を介
してアイドルローラー32へ伝達され、連動ローラー3
1はアイドルローラー32と同期回転するとともに、連
動断絶クラッチ33、動力伝達部材40、連動断絶クラ
ッチ23を介して連動ローラー21へ伝達される
【0065】連動ローラー21は後輪支持部30側と同
期回転するとともに、前輪6を介してアイドルローラー
22とも同期回転し、この結果、全ローラー21、2
2、31、32が同期回転するようになる。
【0066】 そこで、前輪ABSのテストを行うに
は、図2に示すABS画面になっている表示装置47の
表示に従う。まず所定速度、例えば50km/hまで増速中
はバーグラフ表示部50全体が赤に表示され(A)、こ
の状態では駆動モータ45はONである。
【0067】 続いて、所定速度に達すると駆動モータ
45がOFFされるとともに、バーグラフ表示部50
が黄に変化する(B)。この状態では、各41及び2
3、33はONのままであり、アイドルローラー32は
徐々に減速する。
【0068】 その後、テスト開始速度(例えば、43
km/h)になると、主クラッチ41もOFFされ、同時に
バーグラフ表示部50の一部が緑に変わる。このバーグ
ラフ表示部50の緑表示は棒グラフ状をなして徐々にブ
レーキ入力ポイントPへ向かって伸びる。
【0069】そこで、オペレータは、バーグラフ表示部
50の緑の棒グラフが投入ポイントPへ達するのを監視
し、Pへ達すると同時に右レバー1のみを一杯に引いた
前輪ブレーキ7の全入力状態にする(C)。
【0070】この前輪ブレーキ7が作動することによ
り、前輪6に制動をかけると同時に前輪6を介して前輪
支持部20を構成する各ローラー(21,22)の回転
を制動する。
【0071】このとき、前輪支持部20の各ローラー表
面が低摩擦材料で構成されているため、前輪支持部20
の各ローラー(21,22)と前輪6の間でスリップが
生じ、ECU18によりABSが作動する。
【0072】前輪支持部20の回転が停止又は所定テス
ト終了速度になると、テストが終了し、その結果がDの
画面へ表示される。テスト結果の表示は自動判定され、
正常作動の場合は緑で、異常の場合は赤でそれぞれ数字
が表示される。
【0073】オペレータは、この停止時間及び距離の自
動判定表示によって、前輪ABSの正常作動有無を視覚
的に判断できるとともに、前輪ABSが作動中はテスト
車側においてもキックバックにより直接体感にて確認で
きる。
【0074】 次に、図3に基づいて、CBS性能テス
トについて説明する。この場合はCまでは、ABSの場
合と同様であって、所定のテスト開始速度(例えば43
km/h)になると、主クラッチ41及び各連動断続ク
ラッチ23,33がOFFになり、バーグラフ表示部5
の一部が緑の棒グラフ状表示に変わり、ブレーキ入力
ポイントPへ向かって伸びるので、緑の棒グラフが投入
ポイントPへ達すると同時にオペレータが左レバー10
を一杯に引いて、後輪ブレーキを全入力する。
【0075】これにより、ECU18が前輪ブレーキ7
及び後輪ブレーキ15を適正なブレーキ配分で連動作動
させるため、連動断続クラッチ23,33のOFFによ
りそれぞれが分離されて回転している前輪支持部20及
び後輪支持部30に前後輪6,14を介して制動がかか
り、それぞれの停止又は所定のテスト終了速度まで測定
される。
【0076】テスト終了により、回転速度検出センサ2
4及び回転速度検出センサ34から表示装置47へ入力
された検出情報により、表示装置47の内蔵CPUによ
り前輪6及び後輪14側それぞれの停止時間と停止距離
を求めてそれぞれの表示部52〜54及び62〜64へ
前記自動判定表示する(D)。
【0077】その結果、オペレータはこれらの数値より
前輪ブレーキ7と後輪ブレーキ15の性能差を求め、こ
れを規格値と比較することにより、所定範囲内で作動し
ていれば正常と判断し、また、差が大きければ異常と判
断する。
【0078】なお、CBSの作動確認は、テスト車側で
も前輪ブレーキ7の前輪ABS作動によるキックバック
によって体感により直接確認できる。
【0079】このように、本装置によれば、前輪ABS
とCBSの性能テストを両方できるので、CBSとAB
Sを併設する自動2輪車等のブレーキ性能テスト装置に
好適である。
【0080】また、車両外部の駆動モータ45を用いる
ため車両搭載エンジンの駆動を不要にでき、かつ機械的
な回転同期手段である動力伝達部材40と連動断絶クラ
ッチ23,33を用いて前後輪を同期回転させるので、
テスト装置全体の構造を簡単かつ安価にできる。
【0081】しかも、ブレーキタイミングを表示手段が
表示するので、ブレーキタイミングが一定になり、テス
ト員によりテスト結果がバラつくようなことがなくな
り、テスト結果の信頼性が高くなる。また、テスト結果
も自動判定して視覚的に確認できるので迅速に結果を判
断できる。
【0082】そのうえ、このテスト装置は、既存のテス
トスタンドを改造して簡単かつ安価にに構成でき、AB
S等のブレーキ性能テストはもちろんその他の各種テス
トのテストスタンドとしても兼用できるので、汎用性が
増す。
【0083】このテスト装置を利用する他のテストとし
ては、チェンジフィーリング確認、スピードメータの校
正、加速度測定、駆動力・馬力測定、排気量別ドライビ
ング走行等がある。さらに、セルモータやキックなどの
始動装置がないクラッチ付車両のエンジン始動にも利用
できる。
【0084】このように、従来例のABS性能テスト装
置と比べて、前後輪の同期回転を機械的にでき、車両外
部に設けた駆動手段の動力一つだけで前後輪側を同期回
転させることができるから、装置全体を比較的簡単な構
造で安価にでき、自動2輪車等のブレーキ性能テスト装
置に好適になる。
【0085】なお、本願発明は上記実施形態に限定され
ず種々に変形可能であり、例えば、回転同期手段は一端
から他端へ回転を伝達するとともに自由に曲げて配設で
きる公知のフレキシブルシャフトのようなものでもよ
い。
【0086】また、連動断続クラッチ23,33や主ク
ラッチ41は必ずしも電磁クラッチでなく、公知の機械
式のものであってもよい。
【0087】さらにまた、テスト対象車両としては、自
動2輪車に限らず、自動3輪車も可能であり、かつ、左
レバー10をフットブレーキに代えた車両でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の構成原理図
【図2】 ABS性能テストにおける表示内容を示す図
【図3】 CBS性能テストにおける表示内容を示す図
【図4】 ABS、CBS併設ブレーキのシステム側を
示す構成図
【図5】 その構成部品のレイアウトを示す図
【符号の説明】
1:右レバー、6:前輪、7:前輪ブレーキ、10:左
レバー、14:後輪、15:後輪ブレーキ、20:前輪
支持部、24:回転速度検出センサ、30:後輪支持
部、34:回転速度検出センサ、40:動力伝達部材、
41:主クラッチ、45:駆動モータ、47:表示装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テスト車両の前輪又は後輪を乗せるロー
    ラーと、このローラー駆動するための駆動手段と、ロー
    ラーの回転速度を検出するための回転速度検出手段と、
    ブレーキタイミングと検査結果を表示する表示手段を備
    えた自動2輪車等のブレーキ性能テスト装置において、 前記表示手段は、ブレーキタイミングをバーグラフ表示
    部にて棒グラフ状に表示するとともに、このバーグラフ
    表示部における棒グラフ状の表示は、所定のテスト開始
    速度までは表示されず、所定のテスト開始速度になると
    表示されてブレーキ入力ポイントに向かって徐々に伸び
    ことを特徴とする自動2輪車等のブレーキ性能テスト
    装置。
  2. 【請求項2】 前記バーグラフ表示部における棒グラフ
    状部分の表示色は他の部分と変化して表示されることを
    特徴とする請求項1記載の自動2輪車等のブレーキ性能
    テスト装置。
JP2001056584A 2001-03-01 2001-03-01 自動2輪車等のブレーキ性能テスト装置 Expired - Fee Related JP3495714B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001056584A JP3495714B2 (ja) 2001-03-01 2001-03-01 自動2輪車等のブレーキ性能テスト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001056584A JP3495714B2 (ja) 2001-03-01 2001-03-01 自動2輪車等のブレーキ性能テスト装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8320000A Division JPH10160641A (ja) 1996-11-29 1996-11-29 自動2輪車等のブレーキ性能テスト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001281108A JP2001281108A (ja) 2001-10-10
JP3495714B2 true JP3495714B2 (ja) 2004-02-09

Family

ID=18916590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001056584A Expired - Fee Related JP3495714B2 (ja) 2001-03-01 2001-03-01 自動2輪車等のブレーキ性能テスト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3495714B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1482294B1 (en) * 2002-03-04 2010-07-28 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Apparatus and method for inspecting motorcycle
EP1832860A4 (en) 2005-09-09 2009-01-14 Honda Motor Co Ltd DEVICE AND METHOD FOR EXAMINING THE BRAKE SYSTEM OF A TWO-WHEEL MOTOR VEHICLE
JP4495081B2 (ja) * 2005-12-28 2010-06-30 本田技研工業株式会社 二輪自動車のブレーキシステム検査装置及びブレーキシステム検査方法
CN102507212A (zh) * 2011-10-28 2012-06-20 五邑大学 摩托车防抱死系统性能检测装置
CN102384852A (zh) * 2011-10-28 2012-03-21 五邑大学 立式摩托车防抱死系统性能检测装置
CN104697695B (zh) * 2014-12-12 2017-02-22 湖北航特装备制造股份有限公司 一种联动刹车系统装配检测台
CN104849069B (zh) * 2015-05-26 2018-06-15 吉林大学 用于汽车列车制动时序的检测装置及方法
CN105628395B (zh) * 2015-12-31 2019-06-28 徐州冠鑫科技发展有限公司 一种两轮机车abs功能验证性实验台
CN111751129A (zh) * 2020-06-04 2020-10-09 博众精工科技股份有限公司 一种多功能车轮测试机构
CN112557027B (zh) * 2020-12-02 2022-11-04 安乃达驱动技术(江苏)有限公司 助力自行车用电机离合器可靠性的验证方法
CN112781895B (zh) * 2021-02-02 2021-09-28 山东正能汽车检测装备有限公司 集成汽车排放及汽车综合安全性能检验平台

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001281108A (ja) 2001-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3495714B2 (ja) 自動2輪車等のブレーキ性能テスト装置
JP4495081B2 (ja) 二輪自動車のブレーキシステム検査装置及びブレーキシステム検査方法
JP3619970B2 (ja) 車両の車両連結総重量を決定するための装置および方法
KR870010340A (ko) 차륜 고정상태탐지 및 허용차를 포함한 자동기계 변속기장치 조정방법
US5402676A (en) Method and apparatus for inspecting various running control functions of a motorcar
US7784335B2 (en) Brake system test device and brake system test method of two-wheeled motor vehicle
US7134326B2 (en) Apparatus and method for inspecting motorcycle
JPH06288869A (ja) 車両用差動制限装置の検査方法
JPH10160641A (ja) 自動2輪車等のブレーキ性能テスト装置
JP3842148B2 (ja) 二輪自動車の検査装置及び検査方法
JP2013532614A (ja) 複数の駆動車軸を有する車両のためのトラクション補正機能
KR20110138863A (ko) 수동 변속기의 변속 충격 완화를 위한 제어시스템 및 그 제어방법
JP3004181B2 (ja) ギヤ音検査装置
JP3830834B2 (ja) 二輪自動車における前後輪連動ブレーキシステムの検査装置及び検査方法
JPH08122219A (ja) 車両性能の多機能試験装置
JP4234646B2 (ja) 二輪自動車のブレーキシステム検査装置及びブレーキシステム検査方法
KR20070122492A (ko) 클런치 슬리핑 포인트를 인식하기 위한 장치 및 방법
JPH0221234A (ja) 自動車試験装置
JP3842147B2 (ja) 二輪自動車におけるアンチロックブレーキシステムの検査装置及び検査方法
KR100705948B1 (ko) 자동차의 변속 기어의 출력 속도 감지 센서 고장 진단 방법
JP7420778B2 (ja) 車両
JP3842149B2 (ja) 二輪自動車のブレーキシステム検査装置
KR100721249B1 (ko) 자동 변속기가 장착된 차량의 차속 감지 방법
JPH041479Y2 (ja)
JP2004021076A (ja) 自動2輪車の教習所用認定車における各種ランプ表示方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071121

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091121

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees