JP3003745U - ウエストニッパー - Google Patents

ウエストニッパー

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JP3003745U
JP3003745U JP1994004721U JP472194U JP3003745U JP 3003745 U JP3003745 U JP 3003745U JP 1994004721 U JP1994004721 U JP 1994004721U JP 472194 U JP472194 U JP 472194U JP 3003745 U JP3003745 U JP 3003745U
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桃子 篠原
由香 村山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 拘束力が大で体型補整機能に優れると共に、
着脱時に係止部の操作を容易とする。 【構成】 前側中心位置で分割された左右前側布10、
11と、該左右前側布の各脇側端と縫着する左右一対の
脇布12、13と、これら脇布の後側端の間に縫着する
後中央布14とからなり、左右前側布を横方向の伸びが
無く縦方向に伸びがある布で形成する一方、後中央布を
縦方向の伸びが無く横方向にのみ伸びがある布で形成
し、脇布を縦・横方向に伸びがある伸縮性布で形成す
る。左右前側布の一方に上下方向に間隔をあけてフック
21を取り付けると共に他方に上記フックが係止する鐶
23を取り付け、かつ、該上下方向に取り付けるフック
を横方向に間隔をあけて3列に設けている。また、上下
方向のボーン15A〜15Dを取り付けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ウエストから腹部にかけての体型を補整するウエストニッパーに関 し、特に、産後用の腹部回りの体型補整及び腰痛軽減を図る目的に好適に着用さ れるものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、出産前においては、胎児に与える影響よりウエストおよび腹部回りに締 付力を与えないと共に、運動不足と過度に栄養を取り過ぎることより、ウエスト 、腹部にかけて脂肪がついて体型が崩れやすく、出産後に、この崩れた体型を迅 速に補整する必要がある。 また、腰痛が発生した場合、腹部を押圧すると、腹圧が上昇して腰痛を軽減す る作用があり、よって、腰痛軽減用として腹部回りを締め付ける場合もある。
【0003】 上記産後におけるウエストおよび腹部回りの体型の補整、腰痛防止、更に、産 後を問わず、理想的な体型とするためのウエスト及び腹部回りの補整を図るため に、従来より、ウエストおよび腹部を押さえて体型を補整するウエストニッパー が種々提供されている。
【0004】 従来提供されているこの種のウエストニッパーは、通常、表布を伸縮性素材と し、前部側に縦および横方向のいずれにも伸びが少ない或いは伸びの無い布を裏 打ちして、ウエスト部分に求心的な押さえ込み力を発生させると共に、腹部部分 では、膨出した頂点に求心的な押さえ込み力を発生させる構成としている。
【0005】 また、通常、従来のウエストニッパーでは、左前脇あるいは後中心に分割位置 を設け、この分割した夫々の先端にフック等の係止具を複数列取り付け、係止位 置を調節して係止し、締め付け力を体型に応じて調節している場合が多い。 尚、分割位置を左前脇としたものでは、例えば、実公昭33−9629で提案 されている。即ち、図6に示すように、腹部中心側で調節可能に左右腹当部1、 2を係止すると共に、腹当部1の外側にゴム入りの覆布4を取り付け、該覆布4 の先端のチャック5と腹当部2側に取り付けたチャック5’とを掛合する構成と し、左右腹当部1、2がいずれの位置で係止しても、引っ張りや弛みの無い状態 で覆布4により被包されるようにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記したように、従来のウエストニッパーでは、ウエストおよび腹部に対して 締付力を付与したい部分に、縦および横に伸びの無い或いは伸びの少ない布を裏 打ちしているため、縫製が複雑となり、よって、コスト高になる問題がある。ま た、裏打ちされた布と表布の伸びの相違により、洗濯時に縮みが発生する問題も ある。
【0007】 さらに、裏打ち布に横方向の伸びが無い或いは伸びが少ないことにより、ウエ ストおよび腹部を締め付けて体型を補整することができるが、縦方向(上下方向 )に伸びが無い或いは伸びが少ないと、運動追従性に乏しく、よって、着用時に フィット感が悪いと共に、ウエストの屈伸作用によりウエスト部分で折れが発生 しやすい問題がある。
【0008】 また、ウエストニッパーの係止位置が、左前脇あるいは後中心位置である場合 、上下多段に取り付けたフックを係止する作業を前側で行った後に、左前脇ある いは後中心へと回す必要があり、特に、ウエストを締め付けた状態とした場合に は、簡単に回すことができず、手間がかかる問題がある。 尚、ウエストニッパーの係止部は、腹圧が大きいため、チャックでは外れやす く、よって、上下多段に複数のフックを取り付けて強固に係止する必要がある。 そのため、係止作業は前側以外では非常にやりにくく、上記のように、前側で係 止作業した後に左前脇あるいは後中心へと回している。
【0009】 本考案は、上記した問題を解消し、縫製が簡単であると共に、着用時に運動追 従性に優れフィット感が良いと共に、体型補整の機能も優れ、しかも係止位置が 前側中心で係止作業が容易なウエストニッパーを提供することを目的としている 。
【0010】 上記目的を達成するため、本考案は、請求項1で、前側中心位置で分割された 左右前側布と、該左右前側布の各脇側端と縫着する左右一対の脇布と、これら脇 布の後側端の間に縫着する後中央布とからなり、 上記左右前側布を横方向の伸びが無く縦方向に伸びがある布で形成する一方、 上記後中央布を縦方向の伸びが無く横方向にのみ伸びがある布で形成し、かつ、 上記脇布を縦・横方向に伸びがある伸縮性布で形成し、さらに、 上記左右前側布の一方に上下方向に間隔をあけてフックを取り付けると共に他 方に上記フックが係止する鐶を取り付け、かつ、該上下方向に取り付けるフック を横方向に間隔をあけて複数列に設け、さらに、 所要位置に上下方向のボーンを取り付けていることを特徴とするウエストニッ パーを提供するものである。
【0011】 上記左右前側布、後中央布及び左右一対の脇布は、いずれも裏打ちをせずに用 いており、よって、ウエストニッパーはいずれの位置においても1枚布としてい る。(請求項2) また、上記ボーンは、上記左右前側布と脇布との間、上記後中央布の左右両側 と脇布の間の4箇所に取り付けることが好ましい。(請求項3) さらに、上記横方向に間隔をあけて設ける鐶列は3列とすることが好ましい。 (請求項4) 尚、左右前側布には本考案の効果を阻害しない程度に装飾用としてレースを部 分的に取り付けることは好ましい。
【0012】 さらに、本考案は、請求項5で、前側中心位置で分割され、左右両側の前側布 を横方向の伸びが無く縦方向にのみ伸びがある布で形成する一方、後中央布を縦 方向の伸びが無く横方向にのみ伸びがある布で形成し、かつ、これら左右前側布 および後中央布として560デニールのパワーネットを用い、さらに、上記左右 の前側布と後中央布の間の設ける左右一対の脇布を縦・横方向に伸びがある伸縮 性布で形成し、 かつ、上記左右前側布の一方に上下方向に間隔をあけてJ字形状のフックを取 り付けると共に他方に上記フックが係止する鐶を取り付け、かつ、該上下方向に 取り付ける鐶を横方向に間隔をあけて3列に設け、 さらに、上記所要位置に上下方向のボーンを取り付けていることを特徴とする ウエストニッパーを提供している。
【0013】
【作用】
本考案の請求項1のウエストニッパーによれば 前側中心位置で分割し、左右 前側布の一方の先端に取り付けたフックを他方の鐶に係止する構成としているた め、係止位置が前側で、容易に係止作業ができる。 また、左右両側の前側布を横方向の伸びが無い布で形成しているため、ウエス トおよび腹部を締め付けて体型補整をする機能に優れている一方、縦方向には伸 びがある布で形成しているため、運動追従性に優れ、屈伸運動によりウエスト部 分での折れが発生せず、かつ、着用時のフィット感を阻害しない。 また、後中央布は、逆に、縦方向の伸びが無いため、ウエストニッパーの位置 ズレが発生しにくいと共に、横方向には伸びがあるため運動追従性に優れ、背部 におけるフィット感がよくなる。かつ、背面の拘束力が大となるため、腰部が固 定出来、また、腹部の拘束により腹圧が上昇するので、腰痛軽減を図る機能があ る。 さらに、後中央布と左右前側布の間の設ける左右一対の脇布は、縦・横方向に 伸びがある布で形成しているため、運動時に生じる脇部の縦・横方向の屈伸や曲 げにスムーズに対応させることが出来る。 このように、左右前側布、脇布および後中央布を、運動時の身体の動きに対応 して伸びを設定しているため、フィット感を良好に出来ると共に体型補整機能も 優れている。 さらにまた、上下方向にボーンを取り付けていることにより、布を上下方向に 引っ張って、ウエスト部分に布が因っていくことを防止できる。
【0014】 また、請求項2に記載の如く、上記左右両側の前側布、後中央布および左右一 対の脇には、いずれも裏打ち布を取り付けずに、1枚布で形成すると、縫製が容 易であると共に、ウエストニッパー全体の厚さを薄くできる。さらに、布を2枚 重ねしないことにより、洗濯時において伸びの違いによる縮みを発生させない。
【0015】 また、請求項3に記載の如く、上下方向のボーンを左右前側布と脇布との間、 上記後中央布の左右両側と脇布の間の4箇所に取り付けると、当該部分が、上記 布の連結部分でボーンを挿入して縫着できるため、ボーンを簡単に取り付けるこ とができる。また、上記4箇所の連結部分にボーンを取り付けると、これらボー ンは上記各布を端部を夫々上下方向に引っ張る作用を果たし、ウエストニッパー 全体を確実に上下に引っ張っておくことが出来る。
【0016】 また、請求項4に記載の如く、横方向に間隔をあけて3列に鐶を設けているた め、締付力の調節を多段にでき、体型の補整段階に応じて調節位置を代えて着用 することが出来る。 尚、締付力の調節は、上記のように3段とすることが好ましく、それ以上の場 合は、異なるサイズを選択するため、3列以上設けても縫製が複雑になるだけで あり、逆に2列あるいは1列にすると、調節の幅が狭すぎる不利が生じる。
【0017】 さらに、請求項5の記載の如く、前記請求項に記載の構成を備えると共に、上 記左右前側布および後中央布として560デニールのパワーネットを用いると、 拘束力が大であるため、特に、体型の補整機能がすぐれると共に、前記請求項が 具備する機能を有するものである。
【0018】
【実施例】
以下、ウエストニッパーを、図1から図5に示す実施例により詳細に説明する 。 図中、10、11は左右前側布で、前側中心位置で分割され、夫々左右方向は 腹部の中心位置から前脇側位置まで延在し、上下方向はウエストラインから所要 寸法上の位置(バストの下端位置近傍)から、腹部膨張点を越えて股部の上方の 恥骨近傍まで延在させている。 12、13は左右一対の脇布で、左右方向は前脇側位置から後脇側位置まで延 在し、上下方向は前側布10、11との連結端側より他端にかけて上下端縁が互 いに近接する方向に傾斜した形状である。14は後中央布であり、略横長矩形状 で背部の中央部分に位置させるようにしている。
【0019】 上記各布は、図3に示すように、左前側布10、左側脇布12、後中央布14 、右側脇布13、右前側布11を横方向に順次縫着してウエストニッパーを形成 しており、上記縫着箇所の4箇所には、それぞれボーン15A〜15Dを上下両 端まで延在させて取り付けている。
【0020】 上記左右前側布10、11は、図4に示すように、前中心線L1は上端10a 、11aから下端10b、11bにかけて直線状であり、脇側線L2は上端10 c、11cから下端10d、11dにかけてウエスト位置WLが最も凹むように 湾曲させた曲線状としている。 これら左右前側布10、11は560デニールのパワーネットからなり、上下 方向の縦方向にのみ伸びがあり、左右の横方向には伸びが無いものを用いている 。 尚、図4に示す各布のパターンにおいて、外形線は縫い代を含めたラインであ り、仕上がりの外形線は丸点で結んだ内側線となる。
【0021】 上記左右脇布12、13は、左右前側布10、11と縫着する前脇側線L3は 、上端12a、13aから下端12b、13bにかけて、ウエスト位置WLが最 も凹むように湾曲させた曲線状としている。この前脇側線L3は左右前側布10 、11の脇側線L2と縫着している。 左右脇布12、13の後脇側線L4は、上端12c、13cから下端12d、 13dにかけて、ウエスト位置WLが最も凹むように湾曲させた曲線状としてい る。 また、左右脇布12、13の上端線L5、下端線L6は、前側から後側にかけ て上下寸法が小さくなるように湾曲させながら傾斜させたラインとしている。
【0022】 上記左右脇布は、560デニールの縦横いずれの方向にも伸びがあるサテン調 パワーネットを用いている。尚、560デニールに限定されず、280〜560 デニールのパワーネットを用いることが出来る。
【0023】 上記後中央布14は、左右の後脇側線L7は、上端14aから下端14bにか けて、ウエスト位置WLが最も凹むように湾曲させた曲線状としており、この左 右の後脇側線L7を上記脇布12、13の後脇側線L4と縫着している。 該後中央布14の上端線L8、下端線L9は、背部中心に位置する横方向中心 14c、14dに向かって上下寸法が小さくなるようにやや傾斜させているが、 略直線状としている。
【0024】 上記後中央布14は、左右前側布10、11と同様の560デニールのパワー ネットを用いており、縦方向には伸びが無く、横方向にのみ伸びがあるものを用 いている。即ち、左右前側布10、11と同一の布を縦横の方向を変えて用いて いる。
【0025】 上記互いに縫着する左右前側布10、11の前脇側線L2と左右脇布12、1 3の前脇側線L3とは、その縫着部分に、上下両端まで延在するボーン15A、 15Dを取り付けている。これらボーン15A、15Dは図5に示すように、ボ ーン取付用テープ18内に封入し、該テープ18を上記縫着部分の左右前側布1 0、11と左右脇布12、13に縫い付けて取り付けている。 同様に、左右脇布12、13の後脇側線L4と後中央布の左右の後脇側線L7 との縫着部分に上記ボーン15B、15Cを取り付けている。 上記ボーン15A〜15Dとして、本実施例ではスパイラルボーンを用いてい るが、ボーンの種類は限定されない。
【0026】 さらに、図3に示すように一連に連結した左前側布10→左脇布12→後中央 布14→右脇布13→右前側布11の下端縁および上端縁に沿って伸縮性テープ 17A、17Bを縫着している。
【0027】 上記左前側布10の前端線L1に沿った裏面には、先端にJ字形状のフック2 0を上下方向に一定間隔をあけて取り付けた係止用布21を縫着している。 本実施例では、前端線L1の寸法が27.5cmとし、該前端線に沿って11 個のフックを略2.5cm間隔で取り付けている。
【0028】 一方、右前側布11の前端線L1に沿った裏面に被係止用布22の一端を縫着 し、他端を所要幅突出させて取り付けている。 上記被係止用布22には、図1および図3に示すように、上記フック20と係 止する鐶23を上下方向に一定間隔をあけて取り付け、この上下方向の鐶列を左 右横方向に一定間隔をあけて3列設けている。この鐶列の間隔は略1.4cmと している。
【0029】 上記構成からなるウエストニッパーでは、左右前側布10および11、左右一 対の脇布12および13、後中央布14がウエスト位置WLで最も凹むように裁 断しているため、上記布を互いに縫着して形成したウエストニッパーは図1及び 図2に示すように、バスト側および腹部側の上下両側よりウエスト位置WLに向 けて次第に締っていく形状となっている。
【0030】 上記ウエストニッパーにおいては、前側では、拘束力の大きな560デニール のパワーネットからなる左右前側布を用いており、かつ、左右横方向には伸びが 無いようにしているため、ウエスト部分およびその上側のバスト下部、下側の腹 部にかけて強い拘束力を与えて、体型を補整出来る。 一方、上下縦方向には若干伸びることが出来るため、運動時にウエスト部分で 屈伸動作に対して追従性があり、フイット感を損なわない。 しかも、上下方向のボーン15A〜15Dを上記各布の縫着部に取り付け、各 布を上下方向に引っ張って、ウエスト部分に向かってズレないようにしているた め、上記屈伸動作によりウエスト部分で折れが生じることはない。
【0031】 また、前側布として拘束力の大きな布を用いて腹部を押さえる一方、背面側の 後側布も拘束力の大きな布を用いて背面側から押圧するため、腰痛を軽減する事 もできる。
【0032】 さらに、上下方向および左右方向の動作が最も発生する脇部では、縦横いずれ の方向にも伸びがある布を用いているため、運動追従性を損なわず、フイット感 を与えることが出来る。
【0033】 さらにまた、係止位置を前側中心としているため、着脱が容易に出来る。特に 、ウエストニッパーでは腹部の脂肪の膨出により係止が外れやすいため、強固な 係止が必要で、そのため、本実施例では11個と多数の係止部を設けている。こ の多数の係止を操作が容易な前側で行うことが出来る利点は大きい。しかも、係 止位置を左右横方向に3列設けているため、補整された体型に応じて或いは着用 時の気分に応じて、簡単に拘束力の調節を行うことが出来る。
【0034】 さらにまた、前側布の装飾用レースを除いて、各部は全て1枚布より構成し、 伸縮性が異なる裏打ち布を取り付けていないため、縫製等の製作工程も容易にな り、又ウエストニッパーを薄くできるので、その点からも着用感を向上させるこ とが出来ると共に、洗濯時に伸びの相違により縮みを発生させない。
【0035】
【考案の効果】
以上の説明より明らかなように、本考案に係わるウエストニッパーでは、下記 に列挙する効果を有する。 まず、請求項1のウエストニッパーによれば 前側中心位置で分割し、左右前 側布の一方の先端に取り付けたフックを他方の鐶に係止する構成としているため 、係止位置が前側で、容易に係止作業ができる。 また、左右両側の前側布として拘束力の大きな布を用い、特に、横方向の伸び が無い布で形成しているため、ウエストを締めると共に、腹部の膨出を押さえこ んで効果的な体型補整を行うことが出来る。 また、特に、左右前側布は縦方向には伸びがある布で形成しているため、運動 追従性に優れ、屈伸運動によりウエスト部分での折れが発生しない。かつ、この ウエスト部分での折れは、上下方向にボーンを取り付けて布を上下方向に引っ張 っているため、ウエスト部分で折れることはない。 さらに、後中央布は、逆に、縦方向の伸びが無いため、ウエストニッパーの位 置ズレが発生しにくいと共に、横方向には伸びがあるため運動追従性に優れ、背 部におけるフィット感がよくなる。 かつ、背面の拘束力が大となるため、特に、腰痛軽減を図る機能がある。 さらにまた、後中央布と左右前側布の間に設けた左右一対の脇布は、縦・横方 向に伸びがある布で形成しているため、運動時に生じる脇部の縦・横方向の屈伸 や曲げにスムーズに対応させることが出来る。 このように、前側、脇側および後側の各部分に、夫々最も適した布を配置して いることにより、体型補整および腰痛軽減を図りながら、運動追従性に優れ、フ ィット感のあるウエストニッパーとなっている。
【0036】 また、請求項2に記載の如く、上記左右両側の前側布、後中央布および左右一 対の脇には、いずれも裏打ち布を取り付けずに、1枚布で形成すると、縫製が容 易であると共に、ウエストニッパー全体の厚さを薄くでき、着用感を良好とでき 。さらに、従来のように伸びの異なる布を2枚重ねしないことにより、洗濯時に おいて伸びの違いによる縮みを発生させない。
【0037】 また、請求項3に記載の如く、上下方向のボーンを左右前側布と脇布との間、 上記後中央布の左右両側と脇布の間の4箇所に取り付けると、当該部分が、上記 布の連結部分でボーンを挿入して縫着できるため、ボーンを簡単に取り付けるこ とができる。また、上記4箇所の連結部分にボーンを取り付けると、これらボー ンは上記各布の端部を夫々上下方向に引っ張る作用を果たし、ウエストニッパー 全体を確実に上下に引っ張っておくことが出来る。
【0038】 また、請求項4に記載の如く、横方向に間隔をあけて3列に鐶を設けているた め、締付力の調節を多段にでき、体型の補整段階に応じて或いはその日の気分に 応じて締め付け強さを簡単に調節する事が出来る。
【0039】 さらに、請求項5の記載の如く、前記請求項に記載の構成を備えると共に、上 記左右前側布および後中央布として560デニールのパワーネットを用いると、 拘束力が大であるため、特に、体型の補整機能がすぐれると共に、前記請求項が 具備する機能を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例のウエストニッパーの前側か
らみた斜視図である。
【図2】 図1のウエストニッパーの後側からみた斜視
図である。
【図3】 上記実施例のウエストニッパーの展開図であ
る。
【図4】 上記実施例のウエストニッパーの各布のパタ
ーン図である。
【図5】 上記実施例のボーン取付部分の概略断面図で
ある。
【図6】 従来例のウエストニッパーの斜視図である。
【符号の説明】
10、11 左右前側布 12、13 脇布 14 後中央布 15A〜15D ボーン 17A、17B 伸縮性テープ 20 J字状フック 21 係止用布 22 被係止用布 23 鐶

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前側中心位置で分割された左右前側布
    と、該左右前側布の各脇側端と縫着する左右一対の脇布
    と、これら脇布の後側端の間に縫着する後中央布とから
    なり、 上記左右前側布を横方向の伸びが無く縦方向に伸びがあ
    る布で形成する一方、上記後中央布を縦方向の伸びが無
    く横方向にのみ伸びがある布で形成し、かつ、上記脇布
    を縦・横方向に伸びがある伸縮性布で形成し、さらに、 上記左右前側布の一方に上下方向に間隔をあけてフック
    を取り付けると共に他方に上記フックが係止する鐶を取
    り付け、かつ、該上下方向に取り付けるフックを横方向
    に間隔をあけて複数列に設け、さらに、 所要位置に上下方向のボーンを取り付けていることを特
    徴とするウエストニッパー。
  2. 【請求項2】 上記左右前側布、後中央布および左右一
    対の脇には、いずれも裏打ち布を取り付けていない請求
    項1に記載のウエストニッパー。
  3. 【請求項3】 上記上下方向のボーンは、上記左右前側
    布と脇布との間、上記後中心布の左右両側と脇布の間の
    4箇所に取り付けている請求項1または請求項2に記載
    のウエストニッパー。
  4. 【請求項4】 上記横方向に間隔をあけて並設する鐶の
    列は3列としている前記請求項のいずれか1項に記載の
    ウエストニッパー。
  5. 【請求項5】 前側中心位置で分割された左右前側布
    と、該左右前側布の各脇側端と縫着する左右一対の脇布
    と、これら脇布の後側端の間に縫着する後中央布とから
    なり、 上記左右前側布を横方向の伸びが無く縦方向にのみ伸び
    がある布で形成する一方、後中央布を縦方向の伸びが無
    く横方向にのみ伸びがある布で形成し、かつ、上記左右
    前側布および後中央布として560デニールのパワーネ
    ットを用い、さらに、上記脇布を縦・横方向に伸びがあ
    る伸縮性布で形成し、 かつ、上記左右前側布の一方に上下方向に間隔をあけて
    J字形状のフックを取り付けると共に他方に上記フック
    が係止する鐶を取り付け、かつ、該上下方向に取り付け
    る鐶を横方向に間隔をあけて3列に設け、 さらに、上記所要位置に上下方向のボーンを取り付けて
    いることを特徴とするウエストニッパー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200470291Y1 (ko) * 2012-02-28 2013-12-06 고상현 웨이스트 니퍼
JP2014118661A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Pigeon Corp 産後用ウエストニッパー

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