JP6994708B2 - サポーター - Google Patents

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Description

本発明は、人体に装着するサポーター(サポートベルトやサポートスリーブ)に関し、特に、帯状の構造を有して腰部を締め付け、腹腔の圧力を高めると共に腰部の後屈の動きを抑制して、身体を動かす際の腰部への負担を軽減する腰部用のサポーターに関する。
人の身体(上下肢及び胴体)における関節やその近傍の所定範囲に装着されて、装着部位を保持、保護して活動時の負担を軽減するサポーター類は、従来より広く用いられている。
特に、帯状の構造を有して巻き付けることで腰部を締め付けるサポーター類は、圧迫を加えて腹腔内の圧を高めて腰椎を保持、保護すると共に、痛みに繋がる過度の後屈や回旋の動作を制限することで、着用者の日常動作やスポーツに係る動作で腰部を動かす時に、腰部への負担を軽減し、痛みの発生を抑えるものとなっており、様々な形式のものが提案されている。こうした従来の腰部用サポーター類の例として、特開2000-271159号公報や特開2009-240738号公報に開示されるものがある。
特開2000-271159号公報 特開2009-240738号公報
従来の帯状の構造を有する腰部用のサポーター類は、前記特許文献に示されるような構成を有しており、全体として腰に巻き付け可能な柔軟性を有しつつ、背部にあたる生地には、腰部の動きを制限可能な一定の剛性を確保して腰椎を適切に支持可能とするために、所定の剛部材(支柱、ステー)が設けられていた。
従来の腰部用のサポーター類は、こうした剛部材を設けることで、構造が複雑となることに加え、着用者に剛部材による違和感を与えることが避けられないという課題を有していた。
また、剛性を重視するあまり剛部材の強度を高くしすぎると、着用者の腰部背面にこうしたサポーター類を密着させることが難しくなり、着用者の平面状でなく曲がりのある腰部背面からサポーター類の浮きが生じて、却って着用者の腰椎を十分に支持することができなくなるという課題を有していた。
一方、従来のサポーター類で、剛部材を用いずに後屈抑制効果を確保できるように、帯状の本体部分以外に補助的なバンドを設けて締め付け力を強化するものも提案されている。しかしながら、こうしたものは構造がさらに複雑化し、薄く形成することができない分、着用時に外側に着る衣服(アウター)の見た目に悪影響を及ぼすことに加え、着脱が煩わしいものとなり、気軽に使用できないという課題を有していた。
本発明は前記課題を解消するためになされたもので、連続する編生地で薄手に形成されて、衣服の外から目立たない着用形態を確保し、且つ簡略な構造を実現しつつ、腰部に密着して腰部の動きを制限でき、腰椎の支持を適切に行える、サポーターを提供することを目的とする。
本発明に係るサポーターは、腰部に巻き付けて装着される帯状の腰部用サポーターにおいて、帯状に連続する編生地で形成され、長手方向における伸縮性が当該長手方向と直角となる短手方向の伸縮性より大きい、異方性のある伸縮性を有する本体部と、当該本体部の長手方向の一端部における表面と他端部における裏面にそれぞれ配設され、腰部への巻付け状態で重なる前記一端部と他端部を係着可能とする係着部と、前記本体部の前記短手方向の両端でそれぞれ連続する一方の端縁部及び他方の端縁部間を横断する配置として本体部に一体に配設され、本体部における長手方向の伸縮性より小さい伸縮性を有する略線状の複数の支持部とを備え、前記本体部における長手方向の中間所定範囲部分が、着用者の腰部の背面に当接する背部をなし、前記支持部が、前記背部における前記長手方向中心位置の両側所定範囲にわたって配置されると共に、前記中心位置を挟んで対称配置となる、二つの支持部の組を複数組含み、当該組をなす各支持部が、他の組をなす一又は複数の支持部と交叉しつつ、前記背部に、前記一方及び他方の各端縁部と各支持部、及び各支持部同士に囲まれた多角形の伸縮区画を複数生じさせると共に、背部における一方の端縁部寄りに位置する各伸縮区画と、他方の端縁部寄りに位置する各伸縮区画とで、伸縮区画の数と大きさの少なくとも一方を異ならせるように配置されるものである。
このように本発明によれば、帯状の本体部に複数配設される伸縮性の小さい支持部のうち、本体部長手方向での背部中心位置の両側所定範囲にわたって配置されて背部と重なる支持部を、背部の中心位置を挟んで対称配置となる二つの支持部の組を複数組含むものとして配設し、短手方向両端の各端縁部や支持部に囲まれる複数の伸縮区画を背部に生じさせて、背部を支持部と伸縮区画とで伸縮性の異なる状態にすると共に、互いに交叉する各支持部が一方の端縁部寄りの伸縮区画と他方の端縁部寄りの伸縮区画とをそれぞれ異なる配置となし、サポーター着用状態での背部各部における伸縮の度合いを、背部での各伸縮区画の配置状態に基づいて背部上下でも異ならせることにより、腰部背面側の上下で異なる立体的形状に対応させて、背部の伸縮状態を腰部背面形状に追随させられ、背部を着用者の腰部背面側に適切に当接させて腰部の後屈を抑制でき、腰椎を確実に支持して腰部の負担を軽減できる。
また、可撓性を有し、且つわずかに伸縮することで腰部背面に沿う形状をとり得る各支持部が、各伸縮区画の伸縮変形に伴って腰部背面に密着でき、特に背部の中心位置を越えて斜めに本体部を横断するように連続する配置の各支持部が、背部と共に腰部背面を拘束して、腰部の横方向の動きを制限する状態が得られることとなり、腰部の不要な動きを抑えて腰の過剰な捻りに基づく痛みの発生を抑えられる。
さらに、サポーターが支持部を含めた全体で薄型の帯形状とされることで、着用者の腰部の保護性能を確保しつつ簡略な構造としてコストを抑えられると共に、薄型で衣類の下に装着していても目立ちにくく、見た目の違和感を与えることなく着用できる。
また、本発明に係るサポーターは必要に応じて、前記支持部が、前記背部中心位置を挟んで対称配置となる前記二つの支持部の組として、前記中心位置における前記一方の端縁部寄りとなる第一の所定箇所で交叉する二つの支持部の組と、前記中心位置における前記他方の端縁部寄りとなる第二の所定箇所で交叉する二つの支持部の組とを、少なくとも有してなるものである。
このように本発明によれば、本体部における背部と重なるように配置されて対称配置の組をなす支持部を、背部の中心位置における第一の所定箇所で交叉する二つの支持部の組と、中心位置における第二の所定箇所で交叉する二つの支持部の組とを含むものとして配設し、複数の伸縮区画を背部の中心位置について対称に配置しつつ、その配置を一方の端縁部寄りと他方の端縁部寄りとで互いに異なるようにすることにより、これら伸縮区画の配置に基づいて背部上部と下部で伸縮の度合いを異ならせる一方、本体部長手方向には背部の中心位置を挟んで伸縮度合いも対称関係となる状態を得て、背部を腰部背面に対し左右方向に偏り無く均等に当接させることができ、腰椎をバランスよく支持して腰部の負担を確実に抑えられる。また、背部の中心位置で交叉する対称配置の組をなす支持部が腰部背面に左右で均等に密着し、腰部の横方向の動きをバランスよく制限することとなり、腰部の左右方向の不要な動きを効率よく抑えられる。
また、本発明に係るサポーターは必要に応じて、前記第一の所定箇所で交叉する二つの支持部における、当該各支持部と前記一方の端縁部との交わる箇所と、前記第二の所定箇所で交叉する二つの支持部における、当該各支持部と前記他方の端縁部との交わる箇所とが、本体部の着用者の腰部背面に当接する所定部位にそれぞれ位置し、前記第一の所定箇所で交叉する二つの支持部における、当該各支持部と前記他方の端縁部との交わる箇所と、前記第二の所定箇所で交叉する二つの支持部における、当該各支持部と前記一方の端縁部との交わる箇所との、少なくとも一方が、本体部の着用者の腰部側面に当接する所定部位に位置するものである。
このように本発明によれば、本体部を斜めに横断して本体部長手方向での背部中心位置で交叉する配置の各支持部が各端縁部と交わる箇所のうち、支持部同士の交叉部分から離れた方の端縁部と支持部とが交わる箇所を、本体部における着用者の腰部側面に当接する部位に設定することにより、伸びを抑えられた支持部が、腰部側面の一の端縁部所定箇所から本体部の中心位置を越えて他の端縁部に達する広い範囲で腰部を拘束することとなり、腰部に密着する支持部から、腰椎部を中心とするクロス配置のテーピングに相当する締め付け効果を最大限発揮させつつ腰部を保持でき、腰部の回旋に係る不要な動きを抑えて腰部の負担をより一層軽減できる。
また、本発明に係るサポーターは必要に応じて、前記第一の所定箇所で交叉する二つの支持部の、当該各支持部と前記一方の端縁部との交わる二箇所間の本体部長手方向における間隔に対し、前記第二の所定箇所で交叉する二つの支持部の、当該各支持部と前記他方の端縁部との交わる二箇所間の本体部長手方向における間隔を、より広くする配置として、各支持部が配設され、前記第一の所定箇所で交叉する二つの支持部における、一方の支持部の前記一方の端縁部と交わる箇所又は当該箇所近傍の前記一方の端縁部の所定箇所と、他方の支持部の前記他方の端縁部と交わる箇所又は当該箇所近傍の前記他方の端縁部の所定箇所とを結ぶ線状に配設される第一の他の支持部、及び、前記一方の支持部の前記他方の端縁部と交わる箇所又は当該箇所近傍の前記他方の端縁部の所定箇所と、前記他方の支持部の前記一方の端縁部と交わる箇所又は当該箇所近傍の前記一方の端縁部の所定箇所とを結ぶ線状に配設される第二の他の支持部を、さらに有してなり、着用状態で前記第一の所定箇所が前記第二の所定箇所より上側となるように着用されるものである。
このように本発明によれば、第一の所定箇所で交叉する二つの支持部同士の、第一の所定箇所に近い一方の端縁部における間隔を、第二の所定箇所で交叉する二つの支持部同士の、第二の所定箇所に近い他方の端縁部における間隔より小さく詰まったものとすると共に、第一の所定箇所で交叉する二つの各支持部がそれぞれ一方の端縁部と交わる箇所と他方の端縁部と交わる箇所とをそれぞれ結ぶ線状となるようにして、背部を横断する他の支持部をさらに配設し、第一の所定箇所及びこれに近い一方の端縁部が上側になるようにサポーターを着用した状態とすると、小さい間隔の各支持部で細かく分割された伸縮区画が並ぶ背部の一方の端縁部側の伸縮の度合いを、この一方の端縁部側に比べて大きい伸縮区画が並ぶ背部の他方の端縁部側より小さくして、この伸びにくい背部の一方の端縁部側、すなわち背部上部を、背部下部に対し相対的に内方に変形させる状態を生じさせられることにより、背中と連続する腰部上部における背面のくびれ部分に背部上部がより沿いやすく密着可能となり、背部を腰部背面形状に対応させて腰部背面に確実に密着させられ、背面部上の支持部による拘束力を高めて、腰部背面の不要な動きを適切に制限できる。
また、二つの他の支持部は、本体部長手方向に対する傾きが大きく短手方向により近い向きで背面部を横断するものとなっており、本体部を伸長させながら腰部に巻き付けたサポーター着用状態で、他の支持部より上下方向に近い向きとなって、背部中心位置から離れた箇所に対称に配置されることにより、腰部背面を拘束して腰部の縦方向の動きを効率よく制限する状態が得られ、腰の曲げ伸ばしに係る腰部の不要な動きを抑えて、腰部の過剰な前屈や後屈に基づく痛みの発生を防ぎ、腰部のより一層の負担軽減が図れる。
また、本発明に係るサポーターは必要に応じて、前記支持部が、本体部に対する片面又は両面の飾り縫いにより形成されるものである。
このように本発明によれば、支持部が糸の本体部への両面飾り縫い等で形成され、本体部への配置状態で本体部の編生地と縫着一体化して伸縮性を小さくした性質を付与されることにより、簡略な構造で線状に伸縮性の小さい部位を生じさせて、サポーター着用状態で背部の伸縮を適宜制限しつつ腰部背面に密着させることができ、腰部にテーピングを行った場合と同様に腰部の拘束を行える構造をより低コストで得られることとなる。また、支持部を糸の飾り縫い等で形成することで、本体部の厚みをほとんど増加させずに支持部を得ることができ、使用者に違和感を生じさせない。
また、本発明に係るサポーターは必要に応じて、前記本体部が、編み立て方向を前記長手方向として連続する経編で編み立てられた編生地で形成されると共に、サポーター着用状態で着用者の外側に現れる編生地の表面側編組織と、当該表面の反対側で着用者に面する編生地の裏面側編組織とでそれぞれ緯糸を異ならせたものとされてなり、本体部をなす編生地の前記表面側編組織の緯糸を、マルチフィラメント糸とするものである。
このように本発明によれば、本体部の編生地を経編で形成すると共に、経編による編生地で強度を確保するために適度な太さとされる緯糸をマルチフィラメント糸として、緯糸としての十分な強度を確保しつつ、緯糸をなす繊維の一本あたりの太さを小さくすることにより、仮に緯糸をなす繊維端部が編生地外に現れて着用者に当たるような事態に至っても、着用者に対する刺激を弱められると共に、強度のあるマルチフィラメント糸が編生地の裏面側編組織に緯糸として現れないことで、腰部に接するサポーターの触感に悪影響を及ぼすこともなく、サポーター全体として着用感を向上させることができる。
また、編生地の経糸や裏面側編組織の緯糸を細くしたり、糸の本数を減らしても、要部の緯糸をマルチフィラメント糸として強度を確保できることで、編生地の強さを維持しつつ編生地全体としては薄型化が図れることとなり、着用時の目立ちにくさも向上させられる。
本発明の一実施形態に係るサポーターの展開状態正面図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの展開状態背面図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの背部における支持部配置状態説明図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの着用状態における前部の概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの着用状態における概略側面図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの着用状態における後部の概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターにおける背部上部の着用者への密着状態説明図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの着用による腹腔圧上昇状態説明図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの第一の他例における展開状態正面図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの第二の他例における展開状態正面図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの第二の他例における展開状態背面図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの第二の他例における展開状態の平面図及び底面図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの第二の他例における展開状態の左側面図及び右側面図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの第三の他例における展開状態正面図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの第三の他例における展開状態背面図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの第三の他例における展開状態の平面図及び底面図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの第三の他例における展開状態の左側面図及び右側面図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの第四の他例における展開状態正面図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの第四の他例における展開状態背面図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの第四の他例における展開状態の平面図及び底面図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの第四の他例における展開状態の左側面図及び右側面図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの第五の他例における展開状態正面図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの第五の他例における展開状態背面図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの第五の他例における展開状態の平面図及び底面図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの第五の他例における展開状態の左側面図及び右側面図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの第六の他例における展開状態正面図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの第六の他例における展開状態背面図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの第六の他例における展開状態の平面図及び底面図である。 本発明の一実施形態に係るサポーターの第六の他例における展開状態の左側面図及び右側面図である。 本発明に係るサポーターにおける引張力と伸長量との関係について測定した結果のグラフである。
以下、本発明の一実施形態に係るサポーターを前記図1ないし図8に基づいて説明する。
前記各図において本実施形態に係るサポーター1は、帯状に連続する伸縮可能な編生地で形成される本体部10と、この本体部10の長手方向の一端部における表面と他端部における裏面にそれぞれ配設される前記係着部としての面ファスナー20と、本体部10の伸縮性より小さい伸縮性を有して本体部10に一体に配設される略線状の複数の支持部14、15、16、17、18、19とを備える構成である。
前記本体部10は、帯状に連続する編生地で形成され、長手方向Lにおける伸縮性がこの長手方向Lと直角となる短手方向Tの伸縮性より著しく大きい、異方性のある伸縮性を有する構成である。
詳細には、本体部10は、編み立て方向が編生地の長手方向となるようにして、経編で連続して帯状に編み立てられ、編み立て方向(経方向)の伸縮性をこれと直角となる緯方向の伸縮性より大きくする編生地からなる構成である。そして、この本体部10をなす編生地において、サポーター着用状態で着用者の外側に現れる編生地の表面(外面)側編組織と、この表面の反対側で着用者に面する編生地の裏面(内面)側編組織とは、それぞれ緯糸を異ならせて編み立てられる。
編生地を構成する糸の使用例について詳しく説明すると、編生地の前記表面側編組織の緯糸は、例えば、56デシテックスの糸を10本束ねたマルチフィラメント糸とされ、このマルチフィラメント糸の2本を1組として使用する。また、この緯糸と組み合わせて緯方向に弾性糸が編み込まれる。この弾性糸は、ポリウレタン糸(例えば1880デシテックス)にポリエステル糸(例えば84デシテックス)2本を巻付けた構造とされる。
また、編生地の裏面側編組織の緯糸は、例えば、167デシテックスのポリエステル糸が2本1組として用いられる。さらに編生地の経糸としては、例えば167デシテックスのポリエステル糸が用いられる。このように、毛羽立ちのない平滑な表面を有するポリエステル糸やポリウレタン糸を用いた編生地構造とすることで、通気性に優れた編生地が得られる。
こうした複数種類の糸を用いて編み立てを行って編生地を形成することで、編み立て方向(経方向)の伸縮性に対しこれと直角となる緯方向の伸縮性を著しく小さくして(例えば、元寸法に対する引張荷重付加時の伸長変化率1%未満)、着用時に締め付け力を分散させずに着用者の身体に適切に作用させられる構造が得られる仕組みである。また、編生地の経方向には適切な伸縮性を与えられ、サポーター1として使用する状態で、着用者の腰の動き(骨盤並びに背骨の動きによる、体の曲げ、反り及び捩れ)に柔軟に対応できる。
特に、編生地は、本体部長手方向となる経方向において引張強度と収縮強度が近い値となっており、伸張力(伸び)と復元力(縮み)が近くなることで、着用時に編生地を伸ばしやすく、着用が容易であり、また、伸張力と同等の適度な復元力により編生地で十分な締め付けも得られ、サポーターとしての保持力も高くできる。
加えて、この本体部10をなす編生地における表面側編組織の緯糸をマルチフィラメント糸として強度を確保できることで、編生地における経糸や裏面側編組織の緯糸を従来のこの種の編生地より細くしたり、糸の本数を減らしても、編生地の緯方向に折れ難く強い性質を維持でき、編生地全体として薄型化を実現できる。
そして、編生地における緯糸をマルチフィラメント糸として、緯糸としての十分な強度を確保しつつ、緯糸をなす繊維の一本あたりの太さを小さくすることで、仮に緯糸をなす繊維端部が編生地外に現れて着用者に当たるような事態に至っても、繊維の先端は容易に変形し、先端が着用者に突き刺さるようなことはなく、着用者に対する刺激を極めて小さいものとすることができる。
なお、編生地に対しては、緯方向(本体部短手方向)の剛性を高めてさらに折れにくくし、サポーター1着用状態での着用者の着用部分に対する支持力を強化する、樹脂加工を施すようにすることもできる。
本体部10は、具体的には、経編で編み立てられた1枚の編生地から本体部10に対応する所定形状に裁断されることで作製される。本体部10をなす編生地を経編で編み立てて形成することで、編生地を裁断しても編糸が断ち目からほつれにくく、所望の形状への加工が行いやすい。また、本体部10を、1枚の編生地から裁断して得ることで、複数の生地を組み合わせる場合のような継ぎ目が生じず、型崩れや屈曲が生じにくいものとすることができる。
この本体部10の縁(断ち目)は、サポーター着用に伴う伸縮を経ても確実にほつれ防止を図るために、バインダーテープ30で挟み込み縫い付けている。このバインダーテープ30の縫い付けは、本体部10の長手方向Lの伸縮性を抑制することがないように行われる。なお、このバインダーテープとして、本体部10とは伸縮の度合いを異ならせたものを採用し、バインダーテープと本体部との組合せ状態を調節することで、サポーター各部の伸縮の度合いを適切なものに調整する構成とすることもできる。
この他、本体部10の縁(断ち目)に対しては、縁縫いやバイアス縁どり縫い等により、ほつれ防止や装飾を施してもよく、また、本体部10の縁に樹脂剤を塗布含浸させて、ほつれ防止を図るようにしてもよい。
本体部10の形状は、その長手方向の中心(中心位置c)を挟んで線対称となるものである。この本体部10における長手方向の中間所定範囲部分が、着用者の腰部100の背面に当接する背部11をなす。また、この背部11の両側で背部11から斜め向きに延出して本体部10の両端部分に至る部位は、延出部12として、サポーター着用状態で腰部100の側面から腹部前面に当接する。
本体部10の短手方向両端には一方の端縁部10aと他方の端縁部10bがそれぞれ連続しているが、一方の端縁部10aは、本体部10を、延出部12の背部11から延出する向きが斜め上向きとなるようにした配置で、本体部10における上縁に位置するものであり、背部11の上辺11aと延出部12の上辺12aを含む。逆に、他方の端縁部10bは、前記配置で本体部10の下縁に位置するものであり、背部11の下辺11bと延出部12の下辺12bを含む。サポーター着用の際も、本体部10における一方の端縁部10aが上縁に、他方の端縁部10bが下縁となる向きで着用がなされる。
前記背部11は、上辺11aと下辺11bが略平行をなす略台形状とされ、着用者の骨盤の大きさに対応して骨盤を確実に支持できる大きさとされるものである。
この背部11を含む本体部10には、本体部10の短手方向両端の一方の端縁部10aと他方の端縁部10bとの間を横断する配置とされる複数の支持部14、・・・、19が、編生地への飾り縫いにより一体に配設されることとなる。背部11は、この背部11を通る配置とされる支持部14、・・・、19でその伸縮を一部制限される。
この背部11の両側の延出部12は、背部11の両側端部分と連続させて配設され、その下辺12bを、背部11の下辺11b端部の略直線状部分に対し上向きに所定角度α(例えば、α=14°~20°)傾斜させるようにして、背部11から斜め上向きに延出する形状をなすものである。
一方の端縁部10aにおける延出部12の上辺12aと背部11の上辺11aとの連続部分は、湾曲した凹形状となるように形成される。また、一方の端縁部10aにおける両端部分、すなわち、延出部12の上辺12aの端部は、下辺12bの延出方向に対応させて、延出部12が先端に向かって先細状となるような向きに設定される。
なお、一方の端縁部10aにおける背部11の上辺11aと延出部12の上辺12aとの連続部分を湾曲した凹形状とするように形成する構成としているが、これに限られるものではなく、他方の端縁部10bにおける背部11の下辺11bと延出部12の下辺12bとの連続部分についても湾曲した凹形状となるように形成して、背部11を延出部12に対して幅広形状としてもよい。
これら背部11と延出部12を含む本体部10は、その長手方向での背部11の中心位置cである、背部11の上辺11aの中点と下辺11bの中点とを結ぶ線分を対称軸として線対称形状をなすこととなる。ただし、本体部10はこうした対称形状に限られるものではなく、例えば図9に示すように、非対称形状であってもかまわない。
前記面ファスナー20は、本体部10の長手方向の一端部における表面と他端部における裏面にそれぞれ配設され、腰部100への巻付け状態で重なるこれら表面と裏面を係着可能とするものであり、具体的には、一端部における着用者に面しない表面側に面ファスナー20のループ面21が配設され、他端部における着用者に面する裏面側に面ファスナー20のフック面22が配設される構成である。
この他、ループ面21を配設する部位を一端部から他端部に変更すると共に、フック面22を配設する部位を他端部から一端部に変更するようにしてもよい。
なお、本実施形態においては、係着部として面ファスナー20を用いる構成について説明しているが、本体部10の腰部100への巻付け状態で重なる両端部を係着できるものであれば、係着部は面ファスナーに限られるものではなく、例えば、係着部として、ボタン、ドットボタン、スナップ、フック、尾錠、ファスナー(ジッパー、チャック)、前かん、又は、スピンドルストッパなどを用いてもかまわない。
係着部である面ファスナー20(ループ面21、フック面22)により本体部10両端を係着させて着用状態とした場合、本体部10はその両端部分で下辺12bを連続させた配置として係着し、正面視で末広がりの形状となる。
このように、本体部10の両端部分が係着でその下辺12bを連続させることにより、左右の延出部12の伸縮方向が前腹部から側腹部にかけて斜め上方に向かい、延出部12の前部で腹部を下方から押し上げて腹腔105の圧力を効率よく高めるようにすることができる。
前記支持部14、15、16、17、18、19は、本体部10の前記短手方向Tの両端でそれぞれ連続する一方の端縁部10a及び他方の端縁部10b間を横断する、連続的又は断続的な略線状の配置、例えば、直線状、曲線状、破線状、点線状、あるいは、正弦波、矩形波、三角波、又は鋸歯波等の波形の波線状、といった配置として、本体部10に一体に複数配設され、本体部10における長手方向の伸縮性より小さい伸縮性を有するものである。具体的には、本体部10に対する伸縮性に乏しい糸のミシン縫いにより、略線状に配置される片面又は両面の飾り縫い部分として形成される構成である。
この支持部14、・・・、19は、本体部10をなす編生地に対して、例えば、2本針又は3本針のミシンによる片面又は両面の飾り縫いにより形成されることとなる。
支持部14、15、16、17は、背部11における本体部長手方向での背部中心位置cの両側所定範囲にわたって配置されると共に、中心位置cを挟んで対称配置となる、二つの支持部の組(例えば、支持部14、15の組、及び支持部16、17の組)を複数組含む。これら二つの支持部の組として、中心位置cにおける前記一方の端縁部10a寄りとなる第一の所定箇所pで交叉する二つの支持部の第一の組(支持部14、15)と、前記中心位置cにおける前記他方の端縁部寄りとなる第二の所定箇所pで交叉する二つの支持部の第二の組(支持部16、17)とがそれぞれ設けられる。
中心位置cの第一の所定箇所pで交叉する前記第一の組をなす二つの支持部14、15においては、これら各支持部14、15と一方の端縁部10aとの交わる箇所が、それぞれ背部11に位置する。また、これら各支持部14、15と他方の端縁部10bとの交わる箇所p、pは、本体部10の着用者の腰部100側面に当接する所定部位、すなわち、本体部10における背部11より外側の部位に位置する。より具体的には、サポーター着用状態で、着用者の腰周りを前後二つに等分割する場合の分割位置とこれより後側所定範囲の体表部位に面する、本体部10の他方の端縁部10b所定箇所に位置する。
一方、中心位置cの第二の所定箇所pで交叉する前記第二の組をなす二つの支持部16、17においては、これら各支持部16、17と他方の端縁部10bとの交わる箇所が、それぞれ背部11に位置する。また、これら各支持部16、17と一方の端縁部10aとの交わる箇所p、pは、本体部10の着用者の腰部100側面に当接する所定部位、すなわち、本体部10における背部11より外側の部位に位置する。より具体的には、サポーター着用状態で、着用者の腰周りを前後二つに等分割する場合の分割位置とこれより後側所定範囲の体表部位に面する、本体部10の一方の端縁部10a所定箇所に位置する。
また、支持部としては、背部11における本体部長手方向での背部中心位置cを挟んで対称配置となるものの、中心位置cのいずれでも交叉せず、中心位置cから離して配設される二つの他の支持部18、19も含まれる。
このうち、第一の他の支持部18は、第一の組をなす二つの支持部14、15における、一方の支持部14の一方の端縁部10aと交わる箇所の近傍となる一方の端縁部10aの所定箇所pと、他方の支持部15の他方の端縁部10bと交わる箇所pとを結ぶ線状に配設されるものである。
また、第二の他の支持部19は、二つの支持部14、15における、他方の支持部15の一方の端縁部10aと交わる箇所の近傍となる一方の端縁部10aの所定箇所pと、一方の支持部14の他方の端縁部10bと交わる箇所pとを結ぶ線状に配設されるものである。
こうした各支持部14、・・・、19は、背部11に、一方の端縁部10aと各支持部14、・・・、19に囲まれた多角形の伸縮区画10cを複数生じさせると共に、他方の端縁部10bと各支持部14、・・・、19に囲まれた多角形の伸縮区画10dを複数生じさせ、また、各支持部14、・・・、19同士に囲まれた多角形の伸縮区画10eを複数生じさせる。
ところで、背部11において、その中心位置cの第一の所定箇所pと一方の端縁部10aとの間隔は、中心位置cの第二の所定箇所pと他方の端縁部10bとの間隔より小さくされる。このため、第一の組をなす二つの支持部14、15と、第二の組をなす二つの支持部16、17の配置関係は、二つの支持部14、15(第一の組)で、各支持部14、15と一方の端縁部10aとの交わる二箇所間の、本体部長手方向における間隔dが、二つの支持部16、17(第二の組)で、各支持部16、17と他方の端縁部10bとの交わる二箇所間の、本体部長手方向における間隔dより狭くなるものとされる。
これにより、一方の端縁部10a側では、小さい間隔の各支持部14、・・・、19で細かく分割された伸縮区画10cが並ぶ状態となり、他方の端縁部10b側では、一方の端縁部10a側に比べて大きい伸縮区画10dが並ぶ状態となる。そして、背部11における一方の端縁部10a寄りに位置する各伸縮区画10cは、他方の端縁部10b寄りに位置する各伸縮区画10d、10eより、区画の大きさ(面積)が小さくなり、より伸縮しにくいものとなる。
この伸縮しにくい背部11の一方の端縁部10a側、すなわち背部11上部は、着用の際に伸張する力を受けて、背部11下部に対し相対的に内方(身体側)に変形する状態を生じさせることとなり、背部11上部は腰部100上部における背面のくびれ部分に密着可能となる。
また、背部11に他の支持部18、19が配設されることにより、サポーター着用状態で、着用者の腰部100背面の湾曲に沿った背部11の曲面を維持しつつ、本体部10の短手方向Tにおける背部11の屈曲を抑制して、背部11で着用者の腰部100を保持して後屈を効率よく抑えることができる。
なお、本実施形態において、支持部14、・・・、19は、本体部10の一方の端縁部10aと他方の端縁部10b間を横断する、飾り縫いとして配設する構成としているが、この他に、当て縫い、すなわち、本体部10に対して、補強目的で別の布地(当て布)等を当てて縫製することにより支持部を形成したり、接着剤、例えば、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリウレタン系、ポリエチレン系(高密度、低密度)又はエチレン酢酸ビニル系などの種類の樹脂からなる接着樹脂を、ドット加工、パウダー加工、くもの巣加工又はフィルム加工などの加工方法によって、本体部10に塗布し、フラット型プレス機、ローラー型プレス機などによって加熱及び加圧処理を施すことで、生地に樹脂を固着させることにより支持部を形成することもできる。
なお、支持部14、・・・、19は、本体部10の短手方向Tに横断するように配設されて背部11の伸縮を抑制するものであれば、図1に示すような、配置本数、位置、大きさ及び範囲に限られるものではなく、支持部を本体部10(背部11)の材質、形状及び大きさに応じて適宜設定することができる。
次に、前記構成に基づくサポーターの着用及び着用状態での身体への作用について説明する。
サポーター1の着用にあたり、着用者は、まず、サポータ1の両端部を手で支持し、サポーター1の背部11を着用者の腰部100背面に当てた上で、表面側に面ファスナー20のループ面21のあるサポーター1の左手側を前方に動かし、左側の延出部12を斜め下に向けて伸ばしながら、着用者の腰部100に巻回させ、左手でそのまま保持する。続いて、裏面側に面ファスナー20のフック面22のあるサポーター1の右手側を前方に動かし、右側の延出部12を斜め下に向けて伸ばしながら、着用者の腰部100に巻回させ、さらに延出部12端部のフック面22を、左手で保持した左側の延出部12表面のループ面21に係着させ、サポータ1を腰周りに固定状態とする。この後、手を離してサポータ全体を身体の表面に沿わせれば着用完了となる。
こうしてサポーター1を着用した状態においては、図4、図5、及び図6に示すように、本体部10の背部11が腰椎101に対応する着用者の腰部100背面部分に当接し、本体部10の背部11から延出部12に移り変わる部分が着用者の側腹部に当接し、本体部10の延出部12における面ファスナー20配設部分が着用者の前腹部に当接する。
本実施形態に係るサポーター1においては、各支持部14、・・・、19が、背部11における本体部長手方向での背部中心位置cを挟んで対称となる所定の配置状態とされて、背部11に、一方及び他方の各端縁部10a、10bと各支持部14、・・・、19、及び、各支持部14、・・・、19同士に囲まれた多角形の伸縮区画10c、10d、10eを複数生じさせる。そして、一方の端縁部10a寄りの伸縮区画10cと、他方の端縁部10b寄りの伸縮区画10d、10eとをそれぞれ大きさの異なるものとしている。
これに伴い、サポーター着用状態で力が加わった際の背部11各部における伸縮の度合いを、背部上下で異ならせることができる。すなわち、小さい間隔の各支持部14、・・・、19で細かく分割された伸縮区画10cが並ぶ、背部11の一方の端縁部10a側の伸縮の度合いを、この一方の端縁部側に比べて大きい伸縮区画10dが並ぶ背部11の他方の端縁部10b側の伸縮度合いより小さくすることができる。
このため、サポーター着用に伴い、背部11を腰部100背面に当てた状態で本体部10長手方向に伸張力を加えた場合、背部11の他方の端縁部10b側、すなわち背部11の下部は、腰部100背面下部に沿って伸張し、外方に凸となる湾曲状態となる。これに対し、伸びにくい背部11の一方の端縁部10a側、すなわち背部11上部は、背部11下部に対し相対的に内方に変形する状態を生じさせることとなる。
これにより、背部11上部が腰部100上部における背面のくびれ部分により沿いやすく密着可能となるなど、背部11の伸縮状態を腰部100の背面形状にもれなく追随させることができ、背部11を腰部100背面形状に対応させて腰部100背面に適切に当接させて腰部100の後屈を抑制でき、腰椎101を確実に支持できる。
仮に、サポーターをなす編生地における長手方向の伸縮性が上下で一様の場合、くびれ部分を含むような三次元曲面形状の腰部100背面に対し、通常は編生地を腰部100背面全体に密着させることは難しく、編生地を伸縮性に富むものとした上で、編生地に極めて強い伸張力を与えないと密着させられない。ただし、そのようにして密着させた場合は、もともと編生地と密着しやすい、腰部100下部(臀部上部)のように外方に凸となる曲面形状部分で、締め付け力が過多となり、締め過ぎで不快な状態となりやすい。
本実施形態では、支持部で伸縮度合いを変えることで、編生地特有の短手方向の伸縮しにくさによる剛性に影響を与えることなく、背部上部に内方への相対変形を生じさせて、編生地を腰部100上部のくびれに対応させることができる。
一方、可撓性を有し、且つわずかに伸縮することで腰部100背面に沿う形状をとり得る各支持部14、・・・、19が、各伸縮区画10c、10d、10eの伸縮変形に伴って腰部100背面に密着する。
例えば、背部11の中心位置cを越えて斜めに本体部10を横断するように連続する交叉配置の各支持部14、15が、組をなす支持部14、15同士の交叉部分(第一の所定箇所p)から離れた方の端縁部10bと各支持部14、15とが交わる箇所p、pを、背部11より外側の本体部10における着用者の腰部100側面に当接する部位に設定され、同じく交叉配置の各支持部16、17が、組をなす支持部16、17同士の交叉部分(第二の所定箇所p)から離れた方の端縁部10aと支持部16、17とが交わる箇所p、pを、前記同様に本体部10における着用者の腰部100側面に当接する部位に設定されることから、支持部14、15、16、17が、腰部100側面の一の端縁部所定箇所から背部11の中心位置cを越えて腰部100背面の他の端縁部に達する広い範囲で腰部100を拘束することとなる。
これにより、腰部100に密着する伸びにくい支持部14、15、16、17から、腰椎部を中心とするクロス配置のテーピングに相当する締め付け効果を最大限発揮させつつ腰部100を保持して、腰部100の横方向や斜め方向の動きを制限する状態が得られることとなり、腰部100の回旋に係る不要な動きを抑えて腰部100の負担をより一層軽減できる。
また、二つの他の支持部18、19は、本体部長手方向に対する傾きが大きく短手方向により近い向きで背面部11を横断するものとなっており、本体部10を伸長させながら腰部100に巻き付けたサポーター着用状態で、他の支持部より上下方向に近い向きとなって、中心位置cから離れた箇所に対称に配置されることとなる。こうして、他の支持部18、19が、腰椎部近傍への上下配置のテーピング同様に、腰部100背面を拘束して腰部100の縦方向の動きを効率よく制限する状態が得られ、腰の曲げ伸ばしに係る腰部100の不要な動きを抑えて、腰部100の過剰な前屈や後屈に基づく痛みの発生を防止できる。
この他、サポーター1は、図1に示すように、延出部12の最上端の位置を背部11の上辺11aの位置より上とし、背部11の下辺と突出部12の下辺とのなす角αを、14°~20°としていることで、着用時に延出部12を斜め下に向けて伸ばしながら腰部100側面に密着させるようにして巻き付け、係着部である面ファスナー20により係着させると、腰部及び腹部周りを筒状に取り囲むサポータ1は、その上側の周長に対し下側の周長がより長く、下方に拡開するテーパー形状(正面視では左右の側端で末広がり形状)となる。
このため、サポーター1は、着用者の腰部100形状に合致して、着用者の腰の動きに伴う位置ずれを起こしにくいものとなる。こうしたサポーター1で、外側から腰周りを保持して、腰部100に最も負担がかかる後屈の動きを抑制することで、正しい姿勢を保ち、腰椎101を安定させて腰痛を緩和できる。
そして、サポーター1では、本体部10の伸縮力がその長手方向に作用することで、背部11との間隔を狭めようとする前側の延出部12が、腹部を下方から押し上げて腹腔105の圧力を高め、腹部にある腹筋群や背部にある背筋群に支持される腰椎101を内側からも支持して安定化を図れることとなり、腰痛の緩和効果を向上させられる。
また、サポーター1の本体部10で左右の両側面側から腸骨103に圧力を加えて仙腸関節を引き締め、腰椎101の土台である仙骨102の揺動を抑制し仙腸関節を安定させることで、腰椎101への負担を軽減できる。
加えて、本体部10は、サポーター着用状態で、着用者の腰部100背面部分に当接する背部11と、着用者の側腹部から前腹部にかけて当接する延出部12のいずれにおいても、着用者の肋骨104に対応する体表部分より下方に位置することとなる。これにより、本体部10の背部11が着用者の腰椎101を支持しつつ、本体部10の延出部12が肋骨104に妨げられることなく腹腔105に圧力を付加することができ、腹腔圧を効率よく上昇させられる。
さらに、サポーター1では、本体部10の延出部12が着用者の前腹部においても肋骨104より下方に位置し、肋骨104を押圧しないことから、腰部100の前屈の動きを阻害せず、着用者に前屈を容易に行わせることができ、日常動作に支障を与えることがない上、着用者の胃を押圧しないため、胃への圧迫感を与えず、サポーターとしての装着感を良好なものとすることができる。
このように、本実施形態に係るサポーターにおいては、帯状の本体部10に複数配設される伸縮性の小さい支持部14、・・・、19のうち、背部11における本体部長手方向での背部中心位置cの両側所定範囲にわたって配置されて背部11と重なる支持部14、15、16、17を、中心位置cにおける第一の所定箇所pで交叉する二つの支持部14、15の組と、中心位置cにおける第二の所定箇所pで交叉する二つの支持部16、17の組とを含むものとして配設し、短手方向両端の各端縁部10a、10bや支持部14、・・・、19に囲まれる複数の伸縮区画10c、10d、10eを背部11に生じさせて、背部11を支持部14、・・・、19と伸縮区画10c、10d、10eとで伸縮性の異なる状態にすると共に、背部11の中心位置cで交わる対称配置の二つの支持部の組が少なくとも二組存在して、一方の端縁部10a寄りの伸縮区画10cと他方の端縁部10b寄りの伸縮区画10dとをそれぞれ異なる配置となし、サポーター着用状態での背部11各部における伸縮の度合いを、背部11での各伸縮区画の配置状態に基づいて背部11上下で異ならせることから、腰部100背面側の上下で異なる立体的形状に対応させて、背部11の伸縮状態を腰部100背面形状に追随させられ、背部11を着用者の腰部100背面側に適切に当接させて腰部100の後屈を抑制でき、腰椎を確実に支持して腰部100の負担を軽減できる。
なお、本実施形態に係るサポーターにおいては、延出部12が背部11の両側で背部11から斜め向きに延出する構成としているが、これに限らず、図9や図10ないし図13に示すように、延出部12が背部11の両側で背部11から側方に真っ直ぐ延出する構成とすることもできる。また、延出部12が背部11から斜め向きに延出する構成の場合でも、背部11から斜め上向きに延出する構成に限られるものではなく、図14ないし図17に示すように、延出部12が背部11から斜め下向きに延出する構成としてもかまわない。
また、前記実施形態に係るサポーターにおいては、第一の組をなす二つの支持部14、15と一方の端縁部10aとが交わる二箇所の間の、本体部長手方向における間隔dは、第二の組をなす二つの支持部16、17と他方の端縁部10bとが交わる二箇所の間の、本体部長手方向における間隔dより狭くなるものとされる構成を有しているが、この他、図18ないし図21に示すように、前記間隔dと間隔dとを同じとするように各支持部を配設する構成とすることもできる。ただし、この場合も、上側の端縁部10a寄りに位置する各伸縮区画10cを、下側の端縁部10b寄りに位置する各伸縮区画10d、10eより、区画の大きさ(面積)を小さくして、より伸縮しにくいものとするのが好ましい。
また、前記実施形態に係るサポーターにおいては、背部11の中心位置cにおける第一の所定箇所pで交叉する前記第一の組をなす二つの支持部14、15が、これら各支持部14、15と他方の端縁部10bとの交わる箇所p、pを、本体部10の着用者の腰部100側面に当接する所定部位、すなわち、本体部10における背部11より外側の部位に位置させる構成としているが、これに限らず、各支持部14、15と他方の端縁部10bとの交わる箇所p、pを、図22ないし図25に示すように、それぞれ背部11に位置させる構成とすることもできる。また、この図22ないし図25に示すように、各支持部14、15と他方の端縁部10bとの交わる箇所p、pを、第二の組をなす二つの支持部16、17が他方の端縁部10bにそれぞれ交わる箇所と重なるように配置することもできる。
また、前記実施形態に係るサポーターにおいては、それぞれ背部11における本体部長手方向での背部中心位置cの両側所定範囲にわたる(中心位置を跨ぐ)と共に、中心位置cを挟んで対称配置となる、二つの支持部の組として、中心位置cにおける第一の所定箇所p1で交叉する二つの支持部14、15の組と、中心位置cにおける第二の所定箇所p2で交叉する二つの支持部16、17の組との、計二組を設ける構成としているが、これに限らず、中心位置の所定箇所で交叉する二つの支持部の組を、例えば図26ないし図29に示すように、三つ以上の複数組設けるようにして、背部11の上部(一方の端縁部側)で各支持部が小さい間隔をなすようにする構成とすることもできる。
この場合も、前記実施形態同様、背部11の上部に各支持部で細かく分割された伸縮区画10cが並ぶことで、この背部11の上部での伸縮の度合いを、この上部に比べて大きい伸縮区画10dが並ぶ背部11の下部(他方の端縁部側)より小さくして、この伸びにくい背部11の上部を、背部11下部に対し相対的に内方に変形させる状態を生じさせることができる。
本発明のサポーターにおいて、背部における本体部長手方向での背部中心位置の両側所定範囲にわたる複数の支持部の配設により、背部上下に伸縮度合いの差異が生じるか否かについて、本体部長手方向に引張力を加えてサポーターを伸長させた場合の、サポーター上下に加わる力の大きさと上下各部の伸長量をそれぞれ測定して検証、評価した。
測定対象となるサポーターとして、前記実施形態同様に、編生地を経編で編み立て、編生地の編み立て方向をサポーターの長手方向として、編生地1枚で本体部を形成し、合わせて支持部を設けて、サポーターを製作した。そして、このサポーターにおける背部上部(上辺から短手方向に50mm幅の範囲部分)と下部(下辺から短手方向に50mm幅の範囲部分)のそれぞれについて、引張試験機によりサポーターの長手方向に引張力を加えて、伸長量があらかじめ複数設定された所定値に達するごとに、その際の引張力を測定し記録した。
詳細には、引張試験機でサポーターを掴む位置を、無変形状態のサポーターの背部の中心位置(c)から左右(長手方向)に等距離離れた位置で、且つ互いの間隔が100mmとなる二箇所にそれぞれ設定し、この掴んだ二箇所を引張速度が300mm/分となるように徐々に離隔させて、掴み位置間隔の変化、すなわち、背部上部又は下部の伸長量、が2mm増加するごとに、付加されている引張力の大きさを測定した。
測定結果を表1に示す。なお、表1中、「上」は、サポーターの背部上部を測定対象としたものであり、「下」は、サポーターの背部下部を測定対象としたものである。
Figure 0006994708000001
また、前記表1で示したサポーターにおける背部上下の伸長量と引張力との関係をプロットしたグラフを図30に示す。図30のグラフにおける横軸は伸長量(単位:mm)、縦軸は引張力(単位:N)である。
前記表1及び図30によれば、各伸長量到達時点ごとの引張力の大きさの測定結果は、サポーターの背部下部についてのものに対し、背部の上部についてのものがいずれも大きい。これら測定結果から、所定の伸長量を生じさせるために加える引張力の大きさは背部上下で異なり、上下で同じ伸長量を生じさせるためには、上部で下部より大きな引張力を加えることが必要であるとわかる。これは、背部上下で同じ引張力を与えた場合には、下部でより大きい伸長量が得られることを示している。
サポーターの通常の着用状態では、左右の延出部を通じて背部に伝わる本体部長手方向への引張力は背部の上下で同様に加わることから、背部下部の伸長量が背部上部より大きくなる、すなわち、背部上部の伸長量が背部下部に対し相対的に抑えられることとなる。
そして、このサポーター着用状態では、本体部長手方向に伸張させる力を受けながら、腰部背面下部に沿って外方に凸となる湾曲状態にある背部下部に対し、背部上部は伸びを抑えられて下部の変形に追随できない分、湾曲の内方に相対的に変位することは明白であり、結果として背部上部は腰部上部における背面のくびれ部分に沿った状態に至ることがわかる。
このように、本発明によれば、サポーターをなす本体部の背部への複数の支持部の配設で、各支持部で分割された複数の伸縮区画を生じさせると共に、背部上部(一方の端縁部寄り)の複数の伸縮区画を、背部下部(他方の端縁部寄り)の伸縮区画より小さくしたものとして、この背部上部における伸縮の度合いを背部下部の伸縮の度合いより小さく抑えた状態を得ていることで、サポーター着用状態で背部上部を下部に対し内方に相対変形させて、この背部上部を腰部上部背面のくびれ部分に沿わせて密着させることができる。従って、背部全体の伸縮状態を腰部背面形状にもれなく追随させて確実に背部を腰部背面に当接させられ、この本発明のサポーターで腰部を適切に支持できることは明らかである。
1 サポーター
10 本体部
10a、10b 端縁部
10c、10d、10e 伸縮区画
11 背部
11a 上辺
11b 下辺
12 延出部
12a 上辺
12b 下辺
14、15 支持部
16、17 支持部
18、19 支持部
20 面ファスナー
21 ループ面
22 フック面
30 バインダーテープ
100 腰部
101 腰椎
102 仙骨
103 腸骨
104 肋骨
105 腹腔
L 長手方向
T 短手方向

Claims (6)

  1. 腰部に巻き付けて装着される帯状の腰部用サポーターにおいて、
    帯状に連続する編生地で形成され、長手方向における伸縮性が当該長手方向と直角となる短手方向の伸縮性より大きい、異方性のある伸縮性を有する本体部と、
    当該本体部の長手方向の一端部における表面と他端部における裏面にそれぞれ配設され、腰部への巻付け状態で重なる前記一端部と他端部を係着可能とする係着部と、
    前記本体部の前記短手方向の両端でそれぞれ連続する一方の端縁部及び他方の端縁部間を横断する配置として本体部に一体に配設され、本体部における長手方向の伸縮性より小さい伸縮性を有する略線状の複数の支持部とを備え、
    前記本体部における長手方向の中間所定範囲部分が、着用者の腰部の背面に当接する背部をなし、
    前記支持部が、前記背部における本体部長手方向での背部の中心位置の両側所定範囲にわたって配置されると共に、前記中心位置を挟んで対称配置となる、二つの支持部の組を複数組含み、
    当該組をなす各支持部が、他の組をなす一又は複数の支持部と交叉しつつ、前記背部に、前記一方及び他方の各端縁部と各支持部、及び各支持部同士に囲まれた多角形の伸縮区画を複数生じさせると共に、背部における一方の端縁部に多角形の辺及び頂点の少なくとも一方が位置する各伸縮区画と、他方の端縁部に多角形の辺及び頂点の少なくとも一方が位置する各伸縮区画とで、伸縮区画の数と大きさの少なくとも一方を異ならせるように配置されることを
    特徴とするサポーター。
  2. 前記請求項1に記載のサポーターにおいて、
    前記支持部が、前記背部中心位置を挟んで対称配置となる前記二つの支持部の組として、前記中心位置における前記一方の端縁部寄りとなる第一の所定箇所で交叉する二つの支持部の組と、前記中心位置における前記他方の端縁部寄りとなる第二の所定箇所で交叉する二つの支持部の組とを、少なくとも有してなることを
    特徴とするサポーター。
  3. 前記請求項2に記載のサポーターにおいて、
    前記第一の所定箇所で交叉する二つの支持部における、当該各支持部と前記一方の端縁部との交わる箇所と、前記第二の所定箇所で交叉する二つの支持部における、当該各支持部と前記他方の端縁部との交わる箇所とが、本体部の着用者の腰部背面に当接する所定部位にそれぞれ位置し、
    前記第一の所定箇所で交叉する二つの支持部における、当該各支持部と前記他方の端縁部との交わる箇所と、前記第二の所定箇所で交叉する二つの支持部における、当該各支持部と前記一方の端縁部との交わる箇所との、少なくとも一方が、本体部の着用者の腰部側面に当接する所定部位に位置することを
    特徴とするサポーター。
  4. 前記請求項2又は3に記載のサポーターにおいて、
    前記第一の所定箇所で交叉する二つの支持部の、当該各支持部と前記一方の端縁部との交わる二箇所間の本体部長手方向における間隔に対し、前記第二の所定箇所で交叉する二つの支持部の、当該各支持部と前記他方の端縁部との交わる二箇所間の本体部長手方向における間隔を、より広くする配置として、各支持部が配設され、
    前記第一の所定箇所で交叉する二つの支持部における、一方の支持部の前記一方の端縁部と交わる箇所又は当該箇所近傍の前記一方の端縁部の所定箇所と、他方の支持部の前記他方の端縁部と交わる箇所又は当該箇所近傍の前記他方の端縁部の所定箇所とを結ぶ線状に配設される第一の他の支持部、及び、前記一方の支持部の前記他方の端縁部と交わる箇所又は当該箇所近傍の前記他方の端縁部の所定箇所と、前記他方の支持部の前記一方の端縁部と交わる箇所又は当該箇所近傍の前記一方の端縁部の所定箇所とを結ぶ線状に配設される第二の他の支持部を、さらに有してなり、
    着用状態で前記第一の所定箇所が前記第二の所定箇所より上側となるように着用されることを
    特徴とするサポーター。
  5. 前記請求項1ないし4のいずれかに記載のサポーターにおいて、
    前記支持部が、本体部に対する片面又は両面の飾り縫いにより形成されることを
    特徴とするサポーター。
  6. 前記請求項1ないし5のいずれかに記載のサポーターにおいて、
    前記本体部が、編み立て方向を前記長手方向として連続する経編で編み立てられた編生地で形成されると共に、サポーター着用状態で着用者の外側に現れる編生地の表面側編組織と、当該表面の反対側で着用者に面する編生地の裏面側編組織とでそれぞれ緯糸を異ならせたものとされてなり、
    本体部をなす編生地の前記表面側編組織の緯糸をマルチフィラメント糸とすることを
    特徴とするサポーター。
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