JP3003569U - 袋物用複合素材及び袋物 - Google Patents
袋物用複合素材及び袋物Info
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- JP3003569U JP3003569U JP1994001123U JP112394U JP3003569U JP 3003569 U JP3003569 U JP 3003569U JP 1994001123 U JP1994001123 U JP 1994001123U JP 112394 U JP112394 U JP 112394U JP 3003569 U JP3003569 U JP 3003569U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 網状基材と各種リボンとの組み合わせによ
り、従来の前記袋物製品に新風を送り、より多彩な変化
に適合せしめる。 【構成】 所要大きさの柔軟な網状基材1の少なくとも
一面に網状基材1の網目を利用して複数列の同色又は異
色あるいは同巾又は異巾の縦横リボン2,3の交叉によ
る織物組織様外観を形成せしめた構成である。
り、従来の前記袋物製品に新風を送り、より多彩な変化
に適合せしめる。 【構成】 所要大きさの柔軟な網状基材1の少なくとも
一面に網状基材1の網目を利用して複数列の同色又は異
色あるいは同巾又は異巾の縦横リボン2,3の交叉によ
る織物組織様外観を形成せしめた構成である。
Description
【0001】
本考案はトート型バッグ、カントリーバッグ、ポシエットなどの袋物を作成す るための素材に係り、詳しくはリボンを網状基材の網目を利用して挿通し、網状 基材表面にリボン交叉による外観面を形成せしめた袋物用複合素材ならびに該素 材を用いた袋物に関するものである。
【0002】
トート型バッグ、プチバッグ、ポシエット、カントリーバッグなど手さげバッ グとして従来、種々の袋物製品が知られているが、これら袋物製品の袋本体は通 常、織物地、皮革、編物地などで形成されていて、これら各素材面には適宜、模 様が施されている。
【0003】
ところが上記の各袋物製品は形態のみならず、これらを作成する素材において も、各人の嗜好に合った多彩な変化が求められており、現在、市販されている製 品としてその種類は頗る豊富であるにかからず、なお、流行的側面からより一段 の変化が追求されている。
【0004】 本考案はかかる変化を追求する一環として網状基材と各種リボンとの組み合わ せを見出すことにより、従来の前記袋物製品に新風を送り、より多彩な変化に適 合せしめることを目的とするものである。
【0005】
即ち、上記目的に適合する本考案は基本的に所要大きさの柔軟な網状基材の少 なくとも一面に網状基材の網目を利用して複数列に配置された縦横リボンの交叉 による織物組織様外観を形成せしめた袋物用複合素材の構成を特徴とする。
【0006】 また、上記複合素材の具体的構成として所要大きさの柔軟な網状基材の少なく とも一面に広巾のリボンを両端で折り返しジグザグ状に配置すると共に、該広巾 のリボンの配置方向に直交して前記広巾のリボンより細巾のリボンを、前記網状 基材の網目を利用して、広巾のリボン及び網状基材の表裏へ潜らせて折り返しジ グザク状に挿通し、前記配置した広巾のリボンを網状基状に対し抑止せしめると 共に織物組織様外観を形成せしめてなることを特徴とする。
【0007】 更に本考案は他の具体的例として所要の大きさの柔軟な網状基材の網目の対角 線方向に互いに直交して各複数列の細巾テープを夫々網状基材の各網目に潜り通 して基材表裏に織物組織様外観を形成した構成も提供する。
【0008】 上記各複合素材において織物組織様外観とは、平織組織、綾織組織など通常の 織物組織に見られる如き組織面を形成していることを云う。
【0009】 なお、上記複合素材は何れも袋物用としてトート型バッグ、プチバッグ、ポシ エットなど各種袋物を作成するのに用いられ、この袋物も本考案の特徴である。
【0010】
上記本考案の複合素材を用いた袋物はその外観が織物組織様であって、しかも テープに広巾、細巾を始め、種々の異なる色彩あるいは金銀糸などを組み合わせ ることによってより一層美麗かつ変化に富み、新しい傾向の種々の袋物製品を提 供することができると共に、網状部材を用いることにより、組織は強固に保持さ れ、形崩れすることなく、袋物作成に際しても極めて有効である。
【0011】
以下更に添付図面を参照して、本考案の実施例を説明する。
【0012】 図1は本考案に係る複合素材表面の1例を示し、図2はその裏面を示す。また 図3は本考案の他の実施例に係る複合素材であり、表裏は略同様組織である。図 4は図3の一部拡大図である。
【0013】 図1及び図2において、1は網状基材であり、その表面側(図1)において、 広巾のテープ2が図における縦方向上下両端で折り返されてジグザグ状に配置さ れており、その広巾テープ2の配置方向に直交する方向にそれより巾の狭い細巾 のテープ3が横方向の左右両端で同様に折り返されてジグザグ状をなして網状基 材1の網目を利用し、該網目を潜り抜けて表面側では前記広巾のテープ2を抑え 、裏面側(図2)では網状基材1の裏面を通って広巾のテープ2に対し平織組織 様の外観を形成している。
【0014】 ここで、網状基材1は複数本の引揃え糸又は撚糸あるいは編紐条の如き繊維条 よりなる柔軟な網状基材が有効であるが、屈曲自在で袋物の作成に対し支障のな いものであれば柔軟な合成樹脂線条によるものも使用可能である。
【0015】 また広巾のテープ2ならびに細巾のテープ3は、既知の各テープが使用される が繊維製に限らず、合成樹脂製、不織布製、皮革などでもよく、更に金糸、銀糸 など種々の装飾糸を含みそれらによる装飾柄を有するものも使用可能であり、更 に両テープ2,3の色彩を変え、材質を変えることも有利である。特に広巾テー プ2と細巾テープ3は濃淡の如く識別されるテープとすればより鮮明となる。
【0016】 なお、図1,図2においては広巾のテープ2と細巾テープ3により網状基材1 表面に平織組織が形成されているが、綾織組織その他の変わり織組織に形成する こともできる。
【0017】 図3は本考案の他の実施例として、網状基材1に比較的細巾のテープ4を網状 基材1の網目に対し対角線方向に互い直交させて夫々、複数列配列し、これら互 いに直交する細巾のテープ4を網状基材1の網目を利用しこれを潜らせて挿通す ることにより基材1の表裏に互いに直交する細巾のテープ4による平織組織を形 成せしめている。
【0018】 図4はその一部を拡大して示し、網状基材1には引揃え糸5と編紐条6を互い に交叉形成したものが用いられており、柔軟性が確保されると共に、細巾のテー プ4には金糸7による装飾が付加されている。
【0019】 この実施例においても、平織組織が形成されているが、これに限らず、他の変 わり織組織に形成することも任意である。
【0020】 なお、上記各実施例の外、網状基材とテープ交叉による組み合わせも本考案の 趣旨に反しない限り、本考案の含むところである。
【0021】 かくて、上記得られた各複合素材は、所要の大きさに仕上げて既知の手段によ って、夫々トート型バッグ、ポシエット、プチバッグ、カントリーバッグなど各 種袋物、特に手さげ袋の袋体に形成される。この袋体の形成は別段、困難を伴う ことなく従前の袋物作成と同様である。
【0022】
本考案は以上のように網状基材の網目を利用しリボン交叉による織物組織様外 観を与えたものであり、リボンの色彩を変えたり、巾を変えたり、あるいはこれ らを適宜混合する外、網状基材の網目への通し方を変えることにより極めて多彩 な変化に富む袋物用の複合基材を得ることができ、現下の要求に応ずる嶄新さを もつ袋物を作成することができる顕著な効果を有する。
【0023】 また本考案は網状基材の網目を利用し、該網目を潜って組織せしめたものであ るから、組織のずれもなく、形状の保持も安定し、かつ、網状基材を袋物作成に 支障のないものとしたので袋物の作成、仕上げも頗る容易で、完成された袋物の 表面外観は織物様の極めて美麗な外観を呈する。
【図1】本考案に係る複合素材の1例を示す一部詳細表
面図である。
面図である。
【図2】上記図1の複合素材の一部詳細裏面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す一部詳細表面図であ
る。
る。
【図4】図3の一部拡大図である。
1 複合基材 2 広巾のリボン 3,4 細巾のリボン
Claims (4)
- 【請求項1】 所要大きさの柔軟な網状基材の少なくと
も一面に網状基材の網目を利用して複数列に配置された
縦横リボンの交叉による織物組織様外観を形成してなる
ことを特徴とする袋物用複合素材。 - 【請求項2】 所要大きさの柔軟な網状基材の少なくと
も一面に広巾のリボンを両端で折り返しジグザグ状に配
置すると共に、該広巾のリボンの配置方向に直交して前
記広巾のリボンより細巾のリボンを、前記網状基材の網
目を利用して、広巾のリボン及び網状基材の表裏へ潜ら
せて折り返しジグザク状に挿通し、前記配置した広巾の
リボンを網状基状に対し抑止せしめると共に織物組織様
外観を形成せしめてなることを特徴とする袋物用複合素
材。 - 【請求項3】 所要大きさの柔軟な網状基材の網目の対
角線方向に互いに直交して各複数列の細巾テープを夫々
網状基材の各網目に潜り通して基材表裏に織物組織様外
観を形成してなることを特徴とする袋物用複合素材。 - 【請求項4】 請求項1,2または3記載の複合素材を
用いて袋本体を形成せしめたことを特徴とする袋物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994001123U JP3003569U (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | 袋物用複合素材及び袋物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994001123U JP3003569U (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | 袋物用複合素材及び袋物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3003569U true JP3003569U (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=43139514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994001123U Expired - Lifetime JP3003569U (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | 袋物用複合素材及び袋物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3003569U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06144458A (ja) * | 1992-09-24 | 1994-05-24 | Taoka Chem Co Ltd | 瞬間接着剤用開封針ピン付きキャップ |
-
1994
- 1994-01-28 JP JP1994001123U patent/JP3003569U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06144458A (ja) * | 1992-09-24 | 1994-05-24 | Taoka Chem Co Ltd | 瞬間接着剤用開封針ピン付きキャップ |
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