JP3003540U - デッキプレート用天井吊り金具 - Google Patents
デッキプレート用天井吊り金具Info
- Publication number
- JP3003540U JP3003540U JP1994005825U JP582594U JP3003540U JP 3003540 U JP3003540 U JP 3003540U JP 1994005825 U JP1994005825 U JP 1994005825U JP 582594 U JP582594 U JP 582594U JP 3003540 U JP3003540 U JP 3003540U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side wall
- bottom plate
- main
- plate
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 デッキプレート(12)の突条部(13)に取付ける
天井吊り金具の部品点数を少なくし、可動部分をなくし
てコストダウンを図る。 【構成】 本体(1) の底板部(3) における主領域(3a)の
左右両側辺から一対の主側壁板部(4) が、底板部(3) の
残りの副領域(3b)の左右両側辺から一対の副側壁板部
(5) が立ち上げ形成され、主側壁板部(4) と副側壁板部
(5) の間には底板部(3) の近傍に達する切り込み(6) が
形成され、主側壁板部(4) の副側壁板部(5)に対向する
内側辺に突条部(13)の一側部が嵌合する切欠凹部(7) が
設けられ、副側壁板部(5) の内側辺には突条部(13)の他
側部を主側壁板部(4) 側に押圧する押圧部(7a)が形成さ
れ、底板部(3) の中央に吊りボルト(10)を螺合する貫通
ねじ穴(8) が設けられ、底板部(3) 上に重なるように配
置される本体曲げ操作板(2) の両端に底板部(3) の両端
に係合するフック部(9) を有する。
天井吊り金具の部品点数を少なくし、可動部分をなくし
てコストダウンを図る。 【構成】 本体(1) の底板部(3) における主領域(3a)の
左右両側辺から一対の主側壁板部(4) が、底板部(3) の
残りの副領域(3b)の左右両側辺から一対の副側壁板部
(5) が立ち上げ形成され、主側壁板部(4) と副側壁板部
(5) の間には底板部(3) の近傍に達する切り込み(6) が
形成され、主側壁板部(4) の副側壁板部(5)に対向する
内側辺に突条部(13)の一側部が嵌合する切欠凹部(7) が
設けられ、副側壁板部(5) の内側辺には突条部(13)の他
側部を主側壁板部(4) 側に押圧する押圧部(7a)が形成さ
れ、底板部(3) の中央に吊りボルト(10)を螺合する貫通
ねじ穴(8) が設けられ、底板部(3) 上に重なるように配
置される本体曲げ操作板(2) の両端に底板部(3) の両端
に係合するフック部(9) を有する。
Description
【0001】
本考案は、コンクリートスラブの底面と一体化される合成スラブ用デッキプレ ートで、下方に突出する突条部を備えている合成スラブ用デッキプレートの、前 記突条部に取付ける天井吊り金具に関するものである。
【0002】
上記のような合成スラブ用デッキプレートの突条部に取付けられる天井吊り金 具は、吊りボルトが螺合貫通する貫通ねじ穴を有する本体に、開閉自在に左右一 対の挟持片を軸支し、これら両挟持片を互いに離間する方向に付勢するスプリン グを配設し、前記貫通ねじ穴に螺合貫通する吊りボルトにより一対の挟持片を互 いに接近する方向に揺動させて、当該一対の挟持片で前記デッキプレートの突条 部を挟持するように構成されていた。
【0003】
ところが、上記従来のデッキプレート用天井吊り金具では、部品点数が多くて 構造が複雑であり、高価につくばかりでなく、可動部分があるために、精度良く 組立てなければ円滑に動作しない欠点があった。
【0004】
本考案は上記のような従来の問題点を解決するために成されたものであって、 その特徴を後述する実施例の参照符号を括弧付きで付して示すと、本考案のデッ キプレート用天井吊り金具は、本体(1) と、本体曲げ操作板(2) とを備え、本体 (1) は、底板部(3) と、この底板部(3) の長さ方向中央部分の一端寄り位置から 他端までの主領域(3a)の左右両側辺から立ち上がる一対の主側壁板部(4) と、底 板部(3) の一端と主領域(3a)との間の副領域(3b)の左右両側辺から立ち上がる一 対の副側壁板部(5) とから成るもので、主側壁板部(4) と副側壁板部(5) の間に は底板部(3) の近傍に達する切り込み(6) が形成され、主側壁板部(4) の副側壁 板部(5) に対向する内側辺には、デッキプレート(12)の突条部(13)の一側部が嵌 合する切欠凹部(7) が設けられ、副側壁板部(5) の内側辺には突条部(13)の他側 部を主側壁板部(4) 側に押圧する押圧部(7a)が形成され、底板部(3) の長さ方向 中央部分には上下方向の貫通ねじ穴(8) が設けられ、本体曲げ操作板(2) は、底 板部(3) 上に重なるように配置されるとともにその両端に底板部(3) の両端に係 合するフック部(9) を有する点に特徴を有する。
【0005】
以下、本考案の実施例について、添付の例示図に基づいて説明する。図1〜図 4に示す一実施例において、1は本体、2は本体曲げ操作板、10は吊りボルト である。本体1は、底板部3と、この底板部3の長さ方向中央部分の一端寄り位 置から他端までの主領域3aの左右両側辺から立ち上がる一対の主側壁板部4、 4と、底板部3の一端と主領域3aとの間の副領域3bの左右両側辺から立ち上 がる一対の副側壁板部5、5とから成る。主側壁板部4と副側壁板部5の間には 底板部3の近傍に達する切り込み6が形成され、底板部3の両端間に上向きの曲 げモーメントが作用したときに、この切り込み6のある主領域3aと副領域3b の境界で底板部3が屈曲するように構成されている。主側壁板部4の副側壁板部 5に対向する内側辺には、コンクリートスラブ11の底面と一体化されているデ ッキプレート12から下向きに突出された断面形状L字状の突条部13の一側部 が嵌合する形状の切欠凹部7が形成され、この切欠凹部7内に突条部13を嵌入 させることにより、主側壁板部4が突条部13に上方から係合した状態になる。 一方、副側壁板部5の主側壁板部4に対向する内側辺には、底板部3の副領域3 bが上方に屈曲したときに主側壁板部4との間で突条部13の他側部を主側壁板 部4側に押圧して突条部13を挟持する押圧部7aが形成されている。また、底 板部3の長さ方向両端近傍には、それぞれ両側の主側壁板部4、4や副側壁板部 5、5の下部にわたって補強リブ3cが形成され、主側壁板部4、4や副側壁板 部5、5が互いに開く方向または閉じる方向に簡単に撓むことがないように成さ れている。
【0006】 本体1の底板部3の中央部には、上方へ突出するようにバーリング加工された 筒状部8aが設けられ、その内周に吊りボルト10が螺合貫通する上下方向の貫 通ねじ穴8が設けられている。なお、筒状部8aは下方に突出させて形成しても よい。
【0007】 本体曲げ操作板2は、本体1の両側壁板部4、4間及び5、5間で底板部3上 に重なるように配置されるもので、その両端に、底板部3の両端に係合するよう に折り返し曲げ加工されたフック部9を有している。このフック部9を補強する ために、本体曲げ操作板2の両側には、フック部9を含めてその曲げ剛性を高め るために、中央部を除いてその全長にわたって補強用リブ2aが屈曲形成されて いる。
【0008】 本体曲げ操作板2は、本体1に組み付けられているが、この組み付けは、例え ば、両端のフック部9の一方を曲げ加工する前の本体曲げ操作板2を準備してお き、一方のフック部9を本体1の底板部3の一端に係合させた後、他端のフック 部9を曲げ加工して底板部3の他端に係合させる方法、または、底板部3を主領 域3aと副領域3bの境界部でV字状に折り曲げて底板部3の両端間距離を縮小 させ、その状態で両端にフック部9を形成した本体曲げ操作板2を底板部3に重 ねて配置し、その後本体1の底板部3を元の平板状に曲げ戻すことにより、フッ ク部9を底板部3の両端に係合させる方法などがある。
【0009】 以上のように構成された天井吊り金具の使用に際しては、まず、本体1の底板 部3の貫通ねじ穴8に吊りボルト10をその上端が本体曲げ操作板2の下面に当 接する位置まで螺合させる。すると、吊りボルト10の上端に本体1が取付けら れた状態となる。
【0010】 次に、吊りボルト10を持って本体1を天井に近づけ、図1に示すように、デ ッキプレート12から下向きに突出された断面形状L字状の突条部13を本体1 の主側壁板部4と副側壁板部5の間から挿入し、この断面形状L字状の突条部1 3を本体1の主側壁板部4に形成した切欠凹部7に嵌合させ、本体1を突条部1 3に対して位置決めするとともに一部この突条部13にて支持させる。
【0011】 次に、吊りボルト10を螺進方向に回転させて本体曲げ操作板2の中央部を吊 りボルト10の上端にて押し上げる。すると、図2に示すように、本体曲げ操作 板2の両端のフック部9が底板部3の両端に係合しており、かつ吊りボルト10 は底板部3の主側壁板部4が連設されている主領域3aに螺合しているので、本 体曲げ操作板2の一端側、即ち副領域3b側のフック部9が持ち上げられ、切り 込み6が形成されて断面係数の小さい主領域3aと副領域3bの境界部で底板部 3が屈曲して副領域3bが上向きに傾斜する。それに伴って、副領域3bに連設 された副側壁板部5が主側壁板部4に向けて回動し、主側壁板部4と副側壁板部 5にてデッキプレート12の突条部13が挟持される。かくして、吊りボルト1 0が本体1を介して突条部13から垂下する状態に固定される。この吊りボルト 10は天井材や配管などの吊り下げに使用される。
【0012】 なお、本考案のデッキプレート用天井吊り金具は、上記実施例に示した実施例 の構成に限らず、種々の態様で構成することができる。
【0013】 例えば、上記実施例では底板部3の中央部にバーリング加工された筒状部8a を形成してその内周に貫通ねじ穴8を形成した例を説明したが、底板部3には貫 通穴を形成し、その上面に板ナット状部材を配設してこの板ナット状部材にて貫 通ねじ穴8を構成してもよい。
【0014】 また、上記実施例では、デッキプレート12の下側に突出している突条部13 が断面形状L字状の例を示したが、任意の断面形状の突条部13に適用すること ができ、例えば図5、図6に示すように、断面形状三角形状の突条部13の場合 にも主側壁板部4の副側壁板部5に対向する内側辺に、その断面形状に対応する 三角形状の切欠凹部7を形成し、この切欠凹部7内に突条部13を嵌入係合させ るように構成することにより、上記実施例と同様に本体1を挟着固定することが できる。
【0015】
本考案のデッキプレート用天井吊り金具は以上のように実施し得るものであっ て、本体の底板部の貫通ねじ穴に吊りボルトを螺合させて螺進方向に回転操作す るだけで、本体曲げ操作板が押し上げられて切り込みが形成されて断面係数の小 さい主領域と副領域の境界で底板部が屈曲し、副側壁板部が主側壁板部に向けて 回動して主側壁板部と副側壁板部にてデッキプレート下側に突出している突条部 を挟持するので、簡単な操作で本体を確実強固に挟着固定させることができる。 また、支軸で枢着される可動部分を持たない構造であるから、製作精度によって 取付け時の操作及び作用が影響されることは殆どなく、常に確実安全に使用する ことができる。
【0016】 また、主側壁板部に突条部の一側部が嵌合する切欠凹部を形成しているので、 取付時に突条部をこの切欠凹部に嵌合させて本体を位置決めするとともに一部支 持させた状態で、貫通ねじ穴に対して吊りボルトを螺進させる作業を行うことが でき、かつ本体が最初に位置決めした状態でそのまま固定されるため、吊りボル トの取付作業を容易かつ能率的に行うことができる。
【0017】 しかも、主として1枚の鉄板から加工することのできる本体と、同様に加工す ることのできる本体曲げ操作板の2部品から成り、貫通ねじ孔を別部材で構成し ても3部材から構成することができ、しかも支軸で枢着される可動部分を持たな い構造であるから、全体として構造が極めてシンプルで非常に安価に実施するこ とができる。
【図1】 本考案の一実施例のデッキプレート用天井吊
り金具の取付途中の状態を示す縦断正面図である。
り金具の取付途中の状態を示す縦断正面図である。
【図2】 同実施例の天井吊り金具の使用状態を示す縦
断正面図である。
断正面図である。
【図3】 同実施例の天井吊り金具の正面図である。
【図4】 図3のA−A矢視断面図である。
【図5】 本考案の他の実施例のデッキプレート用天井
吊り金具の取付途中の状態を示す縦断正面図である。
吊り金具の取付途中の状態を示す縦断正面図である。
【図6】 同実施例の天井吊り金具の使用状態を示す縦
断正面図である。
断正面図である。
1 本体 2 本体曲げ操作板 3 底板部 3a 主領域 3b 副領域 4 主側壁板部 5 副側壁板部 6 切り込み 7 切欠凹部 7a 押圧部 8 貫通ねじ穴 9 フック部 12 デッキプレート 13 突条部
Claims (1)
- 【請求項1】本体(1) と、本体曲げ操作板(2) とを備
え、 本体(1) は、底板部(3) と、この底板部(3) の長さ方向
中央部分の一端寄り位置から他端までの主領域(3a)の左
右両側辺から立ち上がる一対の主側壁板部(4)と、底板
部(3) の一端と主領域(3a)との間の副領域(3b)の左右両
側辺から立ち上がる一対の副側壁板部(5) とから成るも
ので、主側壁板部(4) と副側壁板部(5)の間には底板部
(3) の近傍に達する切り込み(6) が形成され、主側壁板
部(4) の副側壁板部(5) に対向する内側辺には、デッキ
プレート(12)の突条部(13)の一側部が嵌合する切欠凹部
(7) が設けられ、副側壁板部(5) の内側辺には突条部(1
3)の他側部を主側壁板部(4) 側に押圧する押圧部(7a)が
形成され、底板部(3) の長さ方向中央部分には上下方向
の貫通ねじ穴(8) が設けられ、 本体曲げ操作板(2) は、底板部(3) 上に重なるように配
置されるとともにその両端に底板部(3) の両端に係合す
るフック部(9) を有する、 デッキプレート用天井吊り金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994005825U JP3003540U (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | デッキプレート用天井吊り金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994005825U JP3003540U (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | デッキプレート用天井吊り金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3003540U true JP3003540U (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=43139486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994005825U Expired - Lifetime JP3003540U (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | デッキプレート用天井吊り金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3003540U (ja) |
-
1994
- 1994-04-26 JP JP1994005825U patent/JP3003540U/ja not_active Expired - Lifetime
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