JP3003058U - 電磁発電式回転検出装置 - Google Patents

電磁発電式回転検出装置

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JP3003058U
JP3003058U JP1994003818U JP381894U JP3003058U JP 3003058 U JP3003058 U JP 3003058U JP 1994003818 U JP1994003818 U JP 1994003818U JP 381894 U JP381894 U JP 381894U JP 3003058 U JP3003058 U JP 3003058U
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享三 林
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁発電式回転検出装置の磁極子の先端部分
を延長して、その形状を複雑化する場合であっても、磁
極子の材料費や加工費を低く抑える。 【構成】 磁極子1の先端部分は、第1の片2と第2の
片3からなる。第1の片2は、ハウジング4の底の孔4
aに鑞付けされており、その先端に凸部2aを持つ。ま
た、第2の片3には、孔3aが形成されている。第1の
片2の凸部2aは、第2の片3の孔3aに圧入され、こ
れによりL字形の先端部分が形成される。第1の片2と
第2の片3は、その材質が例えば強磁性体のステンレス
鋼であり、削り出し加工や鍛造によって成形される。こ
こでは、削り出し加工であっても、丸棒や角棒のステン
レス鋼を削り出すので、材料の無駄が少なく、かつ加工
が容易である。また、鍛造の場合でも、第1の片2と第
2の片の形状が簡単であるから、加工費を低く抑えるこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば自動車に組み込まれて、車輪の回転速度を検出する電磁発 電式回転検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の回転検出装置は、例えば自動車のABS(anti lock brake system) に適用されて、車輪の回転速度を検出する。車輪の回転速度を検出する場合、こ の回転検出装置をタイヤハウス内に配設することが多く、自動車の複雑な部位に 取り付けるので、様々な制約を受ける。
【0003】 図3には、従来の回転検出装置が例示されている。この回転検出装置は、車軸 に取り付けられ、この車軸と共に回転する磁性体ロータ101と、この磁性体ロ ータ101の回転を検出する電磁ピックアップ102からなる。
【0004】 電磁ピックアップ102は、先端部分103と本体部分104からなる磁極子 105を備えている。この磁極子105の先端部分103は、ハウジング106 の底の孔106aから突出しており、ここに鑞付けされる。また、ブラケット1 07は、取り付け金具であり、ハウジング106の外側に鑞付けされる。
【0005】 ハウジング106には、磁極子105の本体部分104、磁石108、ボビン 109、コイル110を一体化したものが収納される。ボビン109の各端子ピ ンには、ケーブル111が接続され、このハウジング106の開口部106bが モールド樹脂112によって封止される。
【0006】 磁性体ロータ101は、例えば歯車の歯のような多数の凹凸を持つ。このため 、磁性体ロータ101が回転すると、磁極子105を通る磁束が変化して、コイ ル110の電流が変化する。このコイル110の出力をケーブル111を介して 外部に取り出し、このコイル110の出力に基づいて、回転速度を検出する。
【0007】 ところで、先に述べたように、この種の回転検出装置は、自動車の複雑な部位 に取り付けられるので、様々な制約を受ける。このため、電磁ピックアップを磁 性体ロータの近くに配置できず、磁極子の先端部分を磁性体ロータに接近させ難 いことがある。この場合は、磁極子の先端部分を延長して、その形状を複雑化す るしかなく、例えば図4に示すようにハウジング121から突出する磁極子12 2の先端部分をL字形に成形していた。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は、磁極子の先端部分を延長して、その形状を複雑化する 場合、この先端部分を削り出し加工によって形成していたので、その材料費と加 工費が高くなった。しかも、磁極子の先端部分は、ハウジングから突出して、厳 しい外部環境に晒されるので、十分な耐久性を持つステンレス鋼(強磁性体のも の)を適用することが多く、このステンレス鋼の削り出し加工によって、回転検 出装置のコストの高騰を招いた。
【0009】 そこで、この考案の課題は、磁極子の先端部分を延長して、その形状を複雑化 する場合であっても、コストの高騰を招かずに済む電磁発電式回転検出装置を提 供することにある。
【0010】
【課題を解決するために手段】
上記課題を解決するために、この考案の電磁発電式回転検出装置においては、 ハウジングから突出した磁極子の先端部分を複数片に分割し、これらの片を連結 して、この磁極子の先端部分を形成している。
【0011】 例えば、磁極子の先端部分を第1と第2の片に分割し、第1の片をハウジング から突出させ、この第1の片に対して、第2の片を略直交させて連結する。
【0012】 また、磁極子の先端部分の各片に、相互に嵌合する凹凸を形成しても良い。
【0013】
【作用】
この考案の回転検出装置では、複数片を連結して、磁極子の先端部分を形成し ている。すなわち、従来のように磁極子の先端部分の全体を削り出し加工によっ て成形せずに、複数片を個別に成形し、これらの片を組み合わせて、磁極子の先 端部分を形成する。これにより、材料費と加工費を低く抑えることができる。
【0014】 例えば、第1の片をハウジングから突出させ、この第1の片に対して、第2の 片を略直交させて連結すれば、磁極子の先端部分をL字形に形成することができ る。
【0015】 また、磁極子の先端部分の各片に、相互に嵌合する凹凸を形成しておけば、各 片の凹凸を相互に嵌合させることにより、各片を連結することができる。
【0016】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面を参照して説明する。
【0017】 図1(a),(b)は、この考案の電磁発電式回転検出装置の一実施例を部分 的に示す斜視図である。この実施例の回転検出装置では、磁極子1の先端部分が 第1の片2と第2の片3からなる。第1の片2は、ハウジング4の底の孔4aに 鑞付けされており、その先端に凸部2aを持つ。また、第2の片3には、孔3a が形成されている。
【0018】 第1の片2の凸部2aは、第2の片3の孔3aに圧入され、これによりL字形 の先端部分が形成される。
【0019】 第1の片2と第2の片3は、その材質が例えば強磁性体のステンレス鋼であり 、削り出し加工や鍛造によって成形される。ここでは、削り出し加工であっても 、丸棒や角棒のステンレス鋼を削り出すので、図4に示す磁極子122の先端部 分を削り出す場合と比較すると、材料の無駄が少なく、かつ加工が容易である。 また、鍛造の場合でも、第1の片2と第2の片3の形状が簡単であるから、加工 費を低く抑えることができる。
【0020】 図2(a),(b)は、この考案の電磁発電式回転検出装置の他の実施例を部 分的に示している。
【0021】 この回転検出装置では、磁極子11の先端部分が第1の片12と第2の片13 からなり、第1の片12の上側を部分的に削除して、ここに孔12aを形成し、 この孔12aに第2の片13の凸部13aを圧入して、L字形の先端部分を形成 している。
【0022】 なお、第1の片2,12は、ハウジング4,14内のコイルの中心を通る磁極 子の本体部分と別体であって、この本体部分に接触しているだけでも良いし、こ の本体部分と一体化されていても構わない。
【0023】 また、ハウジングから突出している磁極子の先端部分を3つ以上の各片に分割 して、これらの片を組み合わせても良いし、これにより形成される先端部分がL 字形と異なる他の形状であって構わない。
【0024】 さらに、各片の凹凸を相互に嵌合するだけでなく、これらの片を雄ねじと雌ね の組み合わせで連結したり、これらの片を溶接や鑞付けによって接合したり、あ るいは、これらの方法を組み合わせても構わない。
【0025】 要するに、ハウジングから突出している磁極子の先端部分を複数の片に分割し て、これらの片を組み合わせることにより、この先端部分を形成すれば良い。
【0026】
【効果】 以上説明したように、この考案によれば、複数片を個別に成形して、これらの 片を組み合わせ、これにより磁極子の先端部分を形成している。このため、磁極 子の先端部分を延長して、その形状を複雑化する場合であっても、材料費と加工 費を低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の電磁発電式回転検出装置の一実施例
を部分的に示す斜視図
【図2】この考案の電磁発電式回転検出装置の他の実施
例を部分的に示す斜視図
【図3】従来の回転検出装置の一例を示す断面図
【図4】従来の回転検出装置の他の例を部分的に示す斜
視図
【符号の説明】
1,11 磁極子 2,12 第1の片 3,13 第2の片 4,14 ハウジング

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体ロータと、電磁ピックアップから
    なり、電磁ピックアップは、磁性体ロータの回転を感知
    する磁極子と、この磁極子の先端部分を突出させた状態
    で、この磁極子を収容するハウジングとを備える電磁発
    電式検出装置において、 ハウジングから突出した磁極子の先端部分を複数片に分
    割し、これらの片を連結して、この磁極子の先端部分を
    形成する電磁発電式回転検出装置。
  2. 【請求項2】 磁極子の先端部分を第1と第2の片に分
    割し、第1の片をハウジングから突出させ、この第1の
    片に対して、第2の片を略直交させて連結する請求項1
    に記載の電磁発電式回転検出装置。
  3. 【請求項3】 磁極子の先端部分の各片には、相互に嵌
    合する凹凸を形成した請求項1に記載の電磁発電式回転
    検出装置。
JP1994003818U 1994-04-13 1994-04-13 電磁発電式回転検出装置 Expired - Lifetime JP3003058U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1994003818U JP3003058U (ja) 1994-04-13 1994-04-13 電磁発電式回転検出装置

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JP3003058U true JP3003058U (ja) 1994-10-11

Family

ID=43139013

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