JP2573745Y2 - 回転センサ - Google Patents
回転センサInfo
- Publication number
- JP2573745Y2 JP2573745Y2 JP1992085581U JP8558192U JP2573745Y2 JP 2573745 Y2 JP2573745 Y2 JP 2573745Y2 JP 1992085581 U JP1992085581 U JP 1992085581U JP 8558192 U JP8558192 U JP 8558192U JP 2573745 Y2 JP2573745 Y2 JP 2573745Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- rotating body
- outer peripheral
- rotation sensor
- sensing element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車の車輪速センサ
等に用いられる回転センサ、とりわけ、磁気的な検出方
法によって回転状態を検出する回転センサに関する。
等に用いられる回転センサ、とりわけ、磁気的な検出方
法によって回転状態を検出する回転センサに関する。
【０００２】
【従来の技術】車輪速センサ等に用いられる回転センサ
として、回転体の外周に異磁極を配設し、この回転体の
回転に伴う回転体外周域の磁気変化をセンサヘッドで検
出するようにしたものがある。
として、回転体の外周に異磁極を配設し、この回転体の
回転に伴う回転体外周域の磁気変化をセンサヘッドで検
出するようにしたものがある。
【０００３】この種の回転センサとして、従来、図５、
図６に示すようなものが開発されている。
図６に示すようなものが開発されている。
【０００４】この回転センサは、磁性材料から成る回転
体１の外周に異磁極２ａ、２ｂが周方向に沿って交互に
現れるように多極着磁し、この回転体１の外周面に対峙
させてセンサヘッド３を配置してある。そして、センサ
ヘッド３は、ホール素子等の感磁素子４と、回転体１の
磁気をこの感磁素子４に誘導する磁性体製の磁気誘導片
１０、１１とを備え、回転体１の磁極２ａ、２ｂから発
される磁気を磁気誘導片１０、１１を通して感磁素子４
によって検出するようになっている。尚、磁気誘導片５
ａ、５ｂは一端を感磁素子４の磁気検知部６ａ、６ｂに
接続し、他端を回転体１の磁極２ａ、２ａの外周側の面
に対向させてある。
体１の外周に異磁極２ａ、２ｂが周方向に沿って交互に
現れるように多極着磁し、この回転体１の外周面に対峙
させてセンサヘッド３を配置してある。そして、センサ
ヘッド３は、ホール素子等の感磁素子４と、回転体１の
磁気をこの感磁素子４に誘導する磁性体製の磁気誘導片
１０、１１とを備え、回転体１の磁極２ａ、２ｂから発
される磁気を磁気誘導片１０、１１を通して感磁素子４
によって検出するようになっている。尚、磁気誘導片５
ａ、５ｂは一端を感磁素子４の磁気検知部６ａ、６ｂに
接続し、他端を回転体１の磁極２ａ、２ａの外周側の面
に対向させてある。
【０００５】この類似技術は、例えば、実開平１−１３
５３６６号公報等に示されている。
５３６６号公報等に示されている。
【０００６】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
回転センサにあっては、磁気誘導片１０、１１が磁極２
ａ、２ｂの外周側の面からのみ集磁する構造となってい
るため、磁極２ａ、２ｂからの集磁の効率が悪く、充分
な検出出力を得ることが難しかった。
回転センサにあっては、磁気誘導片１０、１１が磁極２
ａ、２ｂの外周側の面からのみ集磁する構造となってい
るため、磁極２ａ、２ｂからの集磁の効率が悪く、充分
な検出出力を得ることが難しかった。
【０００７】そこで本考案は、磁極からの集磁の効率を
高めて充分な検出出力を得ることができる回転センサを
提供しようとするものである。
高めて充分な検出出力を得ることができる回転センサを
提供しようとするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本考案は上述した課題を
解決するための手段として、回転体の外周に異磁極を交
互に配設する一方、この回転体の外周に対峙するセンサ
ヘッドに、感磁素子と、前記磁極の発する磁気を感磁素
子に誘導する磁気誘導片とを設けた回転センサにおい
て、前記磁気誘導片を回転体の磁極の外周側の面から側
方面にかけてを覆うように形成するようにした。
解決するための手段として、回転体の外周に異磁極を交
互に配設する一方、この回転体の外周に対峙するセンサ
ヘッドに、感磁素子と、前記磁極の発する磁気を感磁素
子に誘導する磁気誘導片とを設けた回転センサにおい
て、前記磁気誘導片を回転体の磁極の外周側の面から側
方面にかけてを覆うように形成するようにした。
【０００９】
【作用】回転体の磁極が発する磁気は、磁気誘導片によ
って磁極の外周側の面と側方面とから集磁され、この磁
気誘導片を通して感磁素子に誘導される。
って磁極の外周側の面と側方面とから集磁され、この磁
気誘導片を通して感磁素子に誘導される。
【００１０】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図１〜図３に基づ
いて説明する。尚、図５、図６に示した従来のものと同
一部分には同一符号を用いるものとする。
いて説明する。尚、図５、図６に示した従来のものと同
一部分には同一符号を用いるものとする。
【００１１】１は、被検出物（図示せず。）に取り付け
られるリング状の回転体であり、この回転体１は磁性材
料によって形成され、異磁極２ａ、２ｂが周方向に沿っ
て交互に現れるように多極着磁されている。
られるリング状の回転体であり、この回転体１は磁性材
料によって形成され、異磁極２ａ、２ｂが周方向に沿っ
て交互に現れるように多極着磁されている。
【００１２】また、３は、回転体１の外周域の磁気変化
を検出するセンサヘッドであり、このセンサヘッド３は
回転体１の外周部に対峙させて固定部材（図示せず。）
に取り付けられている。そして、このセンサヘッド３
は、ホール素子等の感磁素子４と、回転体１の磁極２
ａ、２ｂの発する磁気を感磁素子４に誘導する磁性体製
の磁気誘導片１５、１６とを備え、これらが樹脂製の基
体７に埋設されている。感磁素子４は、その出力部６ｃ
がハーネス８を介して検出回路（図示せず。）に接続さ
れており、磁気検知部６ａ、６ｂに磁気が入力される
と、その入力磁気に応じた電圧信号が検出回路に出力さ
れるようになっている。一方、磁気誘導片１５、１６
は、夫々基端部が感磁素子４の磁気検知部６ａ、６ｂに
接続されると共に、先端部がＬ字形に形成されてそのＬ
字形内側面が基体７の外表面に露出している。磁気誘導
片１５、１６の各Ｌ字形内側面は、磁極２ａ、２ｂの外
周側の面に臨む第１集磁面ａと側方面に臨む第２集磁面
ｂとなっており、磁極２ａ、２ｂの外周側の面から側方
面にかけてが両集磁面ａ、ｂによって覆われるようにな
っている。尚、基体７の先端部は磁気誘導片１５、１６
と同様にＬ字形に形成されている。
を検出するセンサヘッドであり、このセンサヘッド３は
回転体１の外周部に対峙させて固定部材（図示せず。）
に取り付けられている。そして、このセンサヘッド３
は、ホール素子等の感磁素子４と、回転体１の磁極２
ａ、２ｂの発する磁気を感磁素子４に誘導する磁性体製
の磁気誘導片１５、１６とを備え、これらが樹脂製の基
体７に埋設されている。感磁素子４は、その出力部６ｃ
がハーネス８を介して検出回路（図示せず。）に接続さ
れており、磁気検知部６ａ、６ｂに磁気が入力される
と、その入力磁気に応じた電圧信号が検出回路に出力さ
れるようになっている。一方、磁気誘導片１５、１６
は、夫々基端部が感磁素子４の磁気検知部６ａ、６ｂに
接続されると共に、先端部がＬ字形に形成されてそのＬ
字形内側面が基体７の外表面に露出している。磁気誘導
片１５、１６の各Ｌ字形内側面は、磁極２ａ、２ｂの外
周側の面に臨む第１集磁面ａと側方面に臨む第２集磁面
ｂとなっており、磁極２ａ、２ｂの外周側の面から側方
面にかけてが両集磁面ａ、ｂによって覆われるようにな
っている。尚、基体７の先端部は磁気誘導片１５、１６
と同様にＬ字形に形成されている。
【００１３】この回転センサは以上のような構成である
ため、回転体１が回転すると、その回転速度に比例して
回転体１の外周域の磁気が変化し、その磁気変化が感磁
素子４によって検出される。
ため、回転体１が回転すると、その回転速度に比例して
回転体１の外周域の磁気が変化し、その磁気変化が感磁
素子４によって検出される。
【００１４】この回転センサの場合、センサヘッド３の
磁気誘導片１５、１６に磁極２ａ、２ｂの外周側の面か
ら側方面にかけてを覆うように第１集磁面ａと第２集磁
面ｂを形成したため、磁極２ａ、２ｂの外周側の面から
ばかりでなく、側方面からも磁極２ａ、２ｂの磁気を集
磁することができ、集磁の効率が極めて良い。このた
め、センサヘッド３の先端を極端に回転体１に近接させ
ることなく、高い検出出力を得ることが可能である。
磁気誘導片１５、１６に磁極２ａ、２ｂの外周側の面か
ら側方面にかけてを覆うように第１集磁面ａと第２集磁
面ｂを形成したため、磁極２ａ、２ｂの外周側の面から
ばかりでなく、側方面からも磁極２ａ、２ｂの磁気を集
磁することができ、集磁の効率が極めて良い。このた
め、センサヘッド３の先端を極端に回転体１に近接させ
ることなく、高い検出出力を得ることが可能である。
【００１５】尚、この考案の実施例は以上で述べたもの
に限るものでなく、例えば、上記実施例では磁気誘導片
１５、１６の先端をＬ字形に形成して磁極２ａ、２ｂの
外周側の面と片側の側方面を覆うようにしたが、図４に
示すように、磁気誘導片１５、１６の先端部をコ字形に
形成して磁極２ａ、２ｂの外周側の面と両側の側方面を
覆うようにしても良い。
に限るものでなく、例えば、上記実施例では磁気誘導片
１５、１６の先端をＬ字形に形成して磁極２ａ、２ｂの
外周側の面と片側の側方面を覆うようにしたが、図４に
示すように、磁気誘導片１５、１６の先端部をコ字形に
形成して磁極２ａ、２ｂの外周側の面と両側の側方面を
覆うようにしても良い。
【００１６】
【考案の効果】以上のように本考案は、センサヘッドの
磁気誘導片を回転体の磁極の外周側の面から側方面にか
けてを覆うように形成し、回転体の磁極が発する磁気を
磁極の外周側の面ばかりでなく側方面からも集磁するよ
うにしたため、従来のものに比較して磁極からの集磁の
効率が大幅に高まり、充分な検出出力を得ることが可能
となる。
磁気誘導片を回転体の磁極の外周側の面から側方面にか
けてを覆うように形成し、回転体の磁極が発する磁気を
磁極の外周側の面ばかりでなく側方面からも集磁するよ
うにしたため、従来のものに比較して磁極からの集磁の
効率が大幅に高まり、充分な検出出力を得ることが可能
となる。
【図１】本考案の一実施例を示す側面図。
【図２】同実施例を示す背面図。
【図３】図２の要部の拡大図。
【図４】本考案の他の実施例を示す側面図。
【図５】従来の技術を示す側面図。
【図６】同技術の要部の拡大背面図。
１…回転体、 ２ａ、２ｂ…磁極、 ３…センサヘッド、 ４…感磁素子、 １５、１６…磁気誘導片。
Claims (1)
- 【請求項１】 回転体の外周に異磁極を交互に配設する
一方、この回転体の外周に対峙するセンサヘッドに、感
磁素子と、前記磁極の発する磁気を感磁素子に誘導する
磁気誘導片とを設けた回転センサにおいて、前記磁気誘
導片を回転体の磁極の外周側の面から側方面にかけてを
覆うように形成したことを特徴とする回転センサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992085581U JP2573745Y2 (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 回転センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992085581U JP2573745Y2 (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 回転センサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0647819U JPH0647819U (ja) | 1994-06-28 |
| JP2573745Y2 true JP2573745Y2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=13862784
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992085581U Expired - Lifetime JP2573745Y2 (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 回転センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2573745Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-14 JP JP1992085581U patent/JP2573745Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0647819U (ja) | 1994-06-28 |
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