JPH0743240U - 回転センサ - Google Patents

回転センサ

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JPH0743240U
JPH0743240U JP6968393U JP6968393U JPH0743240U JP H0743240 U JPH0743240 U JP H0743240U JP 6968393 U JP6968393 U JP 6968393U JP 6968393 U JP6968393 U JP 6968393U JP H0743240 U JPH0743240 U JP H0743240U
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JP6968393U
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伸一 猪尾
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株式会社ユニシアジェックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアギャップをブリッジ回路に組むことによ
り、回転体の回転数、回転速度を正確に検出する。 【構成】 永久磁石3は、回転体1の近傍に設けられ、
そのN極にはセンターヨーク4が接続されている。セン
ターヨーク4の両側には、サイドヨーク5L,5Rが離
間して設けられ、各サイドヨーク5L,5Rの他端側は
連結部6を介して永久磁石3のS極に接続されている。
検出用ヨーク7は、その脚部7L,7Rが各サイドヨー
ク5L,5Rとセンターヨーク4との間に挿入され、各
脚部7L,7Rによって磁気検出素子8が挾持固定され
ている。これにより、各エアギャップaL,aR,A
L,ARは、フルブリッジ回路に組まれるため、回転体
1の回転角度に応じてブリッジ回路の平衡が崩れる。こ
の不平衡時に生じる磁束を磁気検出素子8で検知するこ
とにより、回転数,回転速度を検出する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、磁気を用いて回転体の回転数,回転速度を検出する回転センサに関 する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、回転体の回転数や回転速度を検出する回転センサとしては、例えば特 開平1−121758号公報等に開示されている如く、周方向に多数の磁性部が 形成された歯車状の回転体と、回転体の近傍に設けられた永久磁石と、一端側が 回転体の磁性部に近接して設けられ、他端側が永久磁石の一端側に接続されたヨ ークと、該ヨークの外周側にボビンを介して巻回されたコイルとから構成されて いる。
【0003】 そして、回転体が回転して、ヨークの一端(先端)に磁性部が接近,離間する と、ヨークと磁性部との間のエアギャップの磁気抵抗が変動するため、バイアス 用の永久磁石からコイル内周を通過する磁束が変化する。そこで、この磁束変化 をコイルに発生する誘導電圧で検出することにより、回転体の回転数,回転速度 を検知するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の電磁式回転センサは、下記数1に示す如く、コ イルを通過する磁束の変化に応じた出力電圧Eを得る構成であるため、回転体の 回転速度が低下すると、これに伴って出力電圧Eも低下し、回転検出の精度が悪 化するおそれがある。
【0005】
【数1】 E=(dφ/dt) すなわち、出力電圧Eはコイルを貫く磁束の単位時間当たりの変化(磁束の変 化率)に比例するものである。この正弦波状の出力電圧Eの周波数及び大きさは 、磁束変化率、すなわち回転体の速度により変化する。従って、回転体の回転が 遅くなると、出力電圧Eの信号レベルが低下するため、微速時,低速時の検出精 度が低い。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、複数のヨークによって回転体の磁性部に近接する4つのエ アギャップを画成し、各エアギャップの磁気抵抗でフルブリッジ回路を形成する ことにより、回転体の回転角度の変化によってブリッジ回路の平衡が崩れたとき に生じる磁束を検出することとした。すなわち、本考案に係る回転センサは、周 方向に複数の磁性部が設けられた回転体と、該回転体の近傍に設けられた永久磁 石と、一端側が前記磁性部に近接し、他端側が永久磁石の一方の極に接続された センターヨークと、該センターヨークの両側に離間して設けられ、一端側が前記 磁性部に近接すると共に他端側が永久磁石の他方の極に接続された一対のサイド ヨークと、前記磁性部に近接して設けられ、その両端が各サイドヨークとセンタ ーヨークとの間にエアギャップを介して挿入された検出用ヨークと、該検出用ヨ ークの途中に設けられた磁気検出素子とから構成している。
【0007】 また、請求項2の構成では、前記磁気検出素子にコイルを用いたことを特徴と している。
【0008】 さらに、請求項3の構成では、前記検出ヨークを大バルクハウゼンジャンプ効 果を有する磁性材料から形成したことを特徴としている。
【0009】
【作用】
検出用ヨークの両端を各サイドヨークとセンターヨークとの間に挿入すること により、該検出用ヨークの各端部の両側には、エアギャップがそれぞれ2個ずつ 形成される。すなわち、検出用ヨークの一方の端部と一方のサイドヨークの端部 との間,検出用ヨークの一方の端部とセンターヨークの端部との間,センターヨ ークの端部と検出用ヨークの他方の端部との間,検出用ヨークの他方の端部と他 方のサイドヨークの端部との間に、合計4つのエアギャップが形成され、これら 各エアギャップの磁気抵抗はフルブリッジ回路に組まれる。また、これらのエア ギャップ磁気抵抗の中点を結ぶ検出用ヨークの途中に磁気検出素子が設けられて いる。
【0010】 これにより、回転体が回転し、各エアギャップの下側を磁性部が接近すると、 回転角度に応じて各エアギャップの磁気抵抗が変化し、ブリッジ回路の平衡が崩 れるため、検出用ヨークに磁束が流れる。また、この磁性部が通過して離間する と、再び回転角度に応じて回路の平衡が崩れ、磁性部接近時の磁束とは逆向きの 磁束が検出用ヨークを流れる。従って、この互いに向きの異なる不平衡磁束の反 転を磁気検出素子を介して検出することにより、回転体の回転を検知することが できる。
【0011】 また、磁気検出素子にコイルを用いれば、容易に不平衡磁束による起電力を得 ることができ、これにより不平衡磁束の反転を検出して回転体の回転を検知する ことができる。
【0012】 さらに、検出用ヨークを大バルクハウゼンジャンプ効果を有する材料から形成 したため、起磁力に対して磁束密度が瞬時に反転し、低回転速度での検出精度が 向上する。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図11に基づいて説明する。
【0014】 まず、図1は本考案の第1の実施例に係る回転センサを拡大して示す斜視図で あり、鉄,パーマロイ等の磁性材料から略円板状に形成された回転体1は、例え ばエンジンのクランクシャフトやモータの出力軸等に取り付けられている。また 、回転体1の外周側には、複数の磁性部1Aが周方向に離間して突設されており 、全体として歯車形状に形成されている。
【0015】 回転体1の近傍には、取付ステー(図示せず)を介して回転検出部2が設けら れている。この回転検出部2は、バイアス用の磁束を発生させる永久磁石3と、 永久磁石3に接続された後述のセンターヨーク4、左右一対のサイドヨーク5L ,5R、検出用ヨーク7及び磁気検出素子8とから大略構成され、これら永久磁 石3、各ヨーク4,5L,5R,7及び磁気検出素子8は、その全体が図示しな い樹脂モールドによって固定されている。
【0016】 センターヨーク4は、鉄,パーマロイ等の磁性材料から略コ字状に形成されて いる。このセンターヨーク4の一端側(先端側)は磁性部1Aに所定のエアギャ ップδを介して近接し、他端側(基端側)は永久磁石3のN極に当接して接続さ れている。
【0017】 センターヨーク4の左右両側には、回転体1の1ピッチ(寸法P)分だけ周方 向に離間して、鉄,パーマロイ等の磁性材料から形成された左側サイドヨーク5 L,右側サイドヨーク5Rがそれぞれ配設されている。これら各サイドヨーク5 L,5Rは、その一端側が磁性部1Aにエアギャップδを介して近接し、他端側 が連結部6を介して永久磁石3のS極に当接して接続されている。従って、各サ イドヨーク5L,5Rと連結部6とにより、下向きコ字状のヨークが形成されて いる。
【0018】 検出用ヨーク7は、センターヨーク4を跨ぐようにして設けられ、鉄,パーマ ロイ等の磁性材料から形成されている。この検出用ヨーク7は、略L字状に形成 された左側脚部7L,右側脚部7Rを磁気検出素子8を介して衝合することによ り構成され、この衝合部の下側にセンターヨーク4の一端側が位置している。
【0019】 また、前記左側脚部7Lは左側サイドヨーク5Lとセンターヨーク4との間に 挿入され、右側脚部7Rは右側サイドヨーク5Rとセンターヨーク4との間に挿 入されている。さらに、各脚部7L,7Rは、その一端側(図1中の下側)が略 直角に折り曲げられて、センターヨーク4と各サイドヨーク5L,5Rとの間に 挿入されているが、この挿入された各端部の底部の幅寸法及び挿入寸法は、磁性 部1Aの幅寸法及び奥行き寸法と略等しくなっている。
【0020】 磁気検出素子8は、例えばホール素子等から構成され、検出用ヨーク7の各脚 部7L,7R間に挾持固定されている。そして、この磁気検出素子8は、検出用 ヨーク7を永久磁石3からの磁束が通過すると、この磁束に応じた電圧信号を出 力するようになっている。
【0021】 さらに、各ヨーク4,5L,5R等によって、各磁性部1Aの上方には4つの エアギャップaL,aR,AL,ARが形成されている。すなわち、左側サイド ヨーク5Lと検出用ヨーク7の左側脚部7Lとの間にはエアギャップaLが形成 され、右側サイドヨーク5Rと検出用ヨーク7の右側脚部7Rとの間にはエアギ ャップaRが形成されている。また、検出用ヨーク7の左側脚部7Lとセンター ヨーク4との間にはエアギャップALが形成され、検出用ヨーク7の右側脚部7 Rとセンターヨーク4との間にはエアギャップARが形成されている。
【0022】 そして、これらの各エアギャップaL,aR,AL,ARは、図5の回路構成 図に示す如く、各ヨーク4、5L,5R等により、フルブリッジ回路に組まれて いる。
【0023】 次に、本実施例による回転センサの作用について説明する。
【0024】 まず、最初に、図1に示す如く、センターヨーク4の一端側が各磁性部1A間 の中間点にある場合を説明する。この場合は、各サイドヨーク5L,5Rの端部 が各磁性部1A間に位置すると共に、検出用ヨーク7の各脚部7L,7Rは各磁 性部1A上に位置している。
【0025】 すなわち、この場合は、各エアギャップaL,aR,AL,ARの下側に磁性 部1Aが存在しないため、図5に示す如く、各エアギャップaL,aR,AL, ARの磁気抵抗は、比較的大きな値で均一化し、回路は平衡状態となる。従って 、この場合は、ブリッジ回路の中点を結ぶ検出用ヨーク7に永久磁石3からの磁 束が流れず、磁気検出素子8の出力電圧は、0Vとなる。
【0026】 次に、図2に示す如く、回転体1の回転によって、センターヨーク4の一端側 に磁性部1Aが接近した場合には、エアギャップaL,ARの下側にのみ磁性部 1Aが位置する。
【0027】 各エアギャップaL,ARの下側に、磁性材料からなる磁性部1Aがエアギャ ップδを介して位置すると、磁束が磁性部1Aにも流れるため、図6に示す如く 、各エアギャップaL,ARの磁気抵抗に磁性部1Aの磁気抵抗が並列接続され たと同じ状態となり、これらの部分の磁気抵抗が低下する。
【0028】 従って、ブリッジ回路の平衡が崩れ、永久磁石3のN極から出た磁束は、主と して、センターヨーク4,エアギャップAR,右側脚部7R,磁気検出素子8、 左側脚部7L,エアギャップaL,左側サイドヨーク5L,連結部6を介して永 久磁石3のS極に戻る。
【0029】 そして、磁気検出素子8は、この回路の不平衡により発生する不平衡磁束をホ ール電圧として検出し、図示しない処理回路に出力する。なお、エアギャップa R,ALにも若干の磁束が流れるが、上述した主流に比較して僅かであるため、 図示していない。
【0030】 さらに、図3に示す如く、回転体1の回転によって磁性部1Aが移動し、セン ターヨーク4の一端側が磁性部1Aの上面中間部に位置した場合には、各エアギ ャップaL,aR,AL,ARの下側に磁性部1Aが位置し、この磁性部1Aに 漏れ磁束が流れる。従って、図7に示す如く、各エアギャップaL,aR,AL ,ARの磁気抵抗は、比較的低い値で均一化し、ブリッジ回路は再び平衡状態を 回復する。これにより、検出用ヨーク7へ流入する磁束が停止し、磁気検出素子 8の電圧信号が0Vとなる。
【0031】 最後に、図4に示す如く、回転体1の回転が進んで、センターヨーク4の一端 側から磁性部1Aが離間する場合には、各エアギャップaR,ALの下側に磁性 部1Aが位置する一方、各エアギャップaL,ARの下側には磁性部1Aが存在 しないため、図8に示す如く、各エアギャップaR,ALにのみ磁性部1Aの磁 気抵抗が並列接続されて、これらの部分の磁気抵抗が低下する。
【0032】 従って、ブリッジ回路の平衡が崩れ、永久磁石3のN極から出た磁束は、セン ターヨーク4、エアギャップAL,検出用ヨーク7の左側脚部7L,磁気検出素 子8,検出用ヨーク7の右側脚部7R,エアギャップaR,右側サイドヨーク5 R,連結部6を通って永久磁石3のS極に戻る。なお、エアギャップaL,AR にも若干の磁束が流れるが、その量は主流に比べて僅かであるため、図示を省略 している。
【0033】 これにより、磁気検出素子8は、磁性部1Aの接近時に生じた磁束とは逆向き の磁束を検出し、電圧信号を処理回路に出力する。そして、処理回路では、上述 した磁性部1Aの接近時,離間時の不平衡磁束により生じた電圧信号の反転回数 をカウントし、このカウント数により、回転数,回転速度を演算する。
【0034】 このように、本実施例によれば、各ヨーク4,5L,5R,7により磁性部1 Aに近接する4つのエアギャップaL,aR,AL,ARを形成して、各エアギ ャップaL,aR,AL,ARをフルブリッジ回路に組み、このブリッジ回路の 中点を結ぶ検出用ヨーク7の途中に磁気検出素子8を設ける構成としたため、回 転体1の磁性部1Aの接近,離間(回転角度)によって生じる不平衡磁束を磁気 検出素子8で検出することができる。
【0035】 回転角度に応じて変化する磁束から回転数等を検知する構成のため、回転体1 が微速度状態,低速度状態の場合にも、この回転数,回転速度を確実に検出する ことができる。また、磁性部1Aの接近時と離間時とで、検出用ヨーク7を流れ る不平衡磁束の向きが異なるため、この磁束の向きが反転した回数をカウントす ることにより、チャタリングや外乱磁界に対する信頼性や安定性を向上すること ができる。
【0036】 次に、図9〜図11に基づいて本考案の第2の実施例について説明する。本実 施例の特徴は、磁気検出素子としてコイルを用いた点にある。なお、本実施例で は、上述した第1の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省 略するものとする。
【0037】 図9は本実施例に係る回転センサの要部を拡大して示す斜視図であり、その基 本的回路構成は図10に示す如く、第1の実施例で述べた回転センサとほぼ同様 である。
【0038】 しかし、本実施例の検出用ヨーク11は、左側脚部11Rと右側脚部11Rと が一体形成された略コ字状に構成されている。また、この検出用ヨーク11は、 磁化反転が急激に生じる磁性材料、すなわち図11に示す如く起磁力(H)に対 して磁束密度(B)が瞬時に反転する矩形ヒステリシス特性(大バルクハウゼン ジャンプ効果)を有する磁性材料から形成されている。すなわち、例えばアモル ファス金属繊維等である。
【0039】 磁気検出素子としての磁気検出コイル12は、検出用ヨーク11の略中間部に 巻回され、樹脂モールド、接着等によって固定されている。そして、この磁気検 出コイル12は、第1の実施例で述べた如く、矩形ヒステリシス特性を有する検 出用ヨーク11に、起磁力変化による磁化反転が急激に生じると、磁束流が急変 し、この急激な磁束変化に応じた電圧信号を出力するようになっている。
【0040】 このように構成される本実施例でも、上述した第1の実施例とほぼ同様の作用 効果を得ることができる。
【0041】 さらに、本実施例では、検出用ヨーク11を起磁力に対して磁束密度が瞬時に 反転する矩形ヒステリシス特性を備えるように形成し、磁気検出素子として磁気 検出コイル12を用い、大バルクハウゼンジャンプ効果を利用する構成としたた め、検出ヨーク11における残留磁気の影響によって磁気検出コイル12が出力 する電圧信号が鈍るのを防止でき、正確な回転検出を行うことができる。
【0042】 なお、前記各実施例では、磁気検出素子としてホール素子、コイルを例示した が、本考案はこれに限らず、例えば磁気抵抗素子等の他の磁気検出素子を用いて もよい。
【0043】 また、大バルクハウゼンジャンプ効果を有する磁性材料をコイル以外の磁気検 出素子に用いたセンサに適用してもよい。
【0044】 さらに、前記実施例では、センターヨーク4と各サイドヨーク5L,5Rとの 間隔を磁性部1Aの1ピッチ分に設定し、検出用ヨーク7の各脚部7L,7Rの 挿入面積を磁性部1Aの上面の面積と略等しくするものとして述べたが、磁性部 1Aの接近,離間によってブリッジ回路の平衡を崩す配置にすればよい。
【0045】
【考案の効果】
以上詳述した通り、本考案に係る回転センサによれば、4つのエアギャップで フルブリッジ回路を組むことにより、回転体の磁性部の回転角度の変化によって 生じる不平衡時の磁束を磁気検出素子を介して検出することができる。従って、 回転体の回転が遅い場合でも、精度よく、回転数,回転速度を検出することがで きる。
【0046】 また、磁性部の接近時と離間時とで、検出用ヨークを流れる不平衡磁束の向き が異なるため、この磁束の反転回数をカウントすることにより、回転数,回転速 度の検出を安定化することができる。
【0047】 さらに、磁気検出素子としてコイルを用いることにより、容易に請求項1の効 果を得ることができる。
【0048】 また、検出用ヨークを大バルクハウゼンジャンプ効果を有する磁性材料から形 成したため、起磁力に対して磁束密度が瞬時に反転し、低回転の場合でも正確に 回転を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例に係る回転センサの要部
を拡大して示す斜視図。
【図2】回転体の磁性部がセンターヨークに接近した場
合の斜視図。
【図3】センターヨークが磁性部の中間部に達した場合
の斜視図。
【図4】回転体の磁性部がセンターヨークから離間する
場合の斜視図。
【図5】磁性部間の中間にセンターヨークが位置する場
合の回路構成図。
【図6】磁性部がセンターヨークに接近した場合の回路
構成図。
【図7】センターヨークが磁性部の中間部に達した場合
の回路構成図。
【図8】磁性部がセンターヨークから離間する場合の斜
視図。
【図9】本考案の第2の実施例に係る回転センサの要部
を拡大して示す斜視図。
【図10】磁性部間の中間にセンターヨークが位置する
場合の回路構成図。
【図11】大バルクハウゼンジャンプ効果が得られる矩
形ヒステリシス特性を有する検出用ヨークのBH特性線
図。
【符号の説明】
1…回転体 1A…磁性部 3…永久磁石 4…センターヨーク 5L,5R…サイドヨーク 7,11…検出用ヨーク 8…磁気検出素子 12…磁気検出コイル aL,aR,AL,AR,δ…エアギャップ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向に複数の磁性部が設けられた回転
    体と、該回転体の近傍に設けられた永久磁石と、一端側
    が前記磁性部に近接し、他端側が永久磁石の一方の極に
    接続されたセンターヨークと、該センターヨークの両側
    に離間して設けられ、一端側が前記磁性部に近接すると
    共に他端側が永久磁石の他方の極に接続された一対のサ
    イドヨークと、前記磁性部に近接して設けられ、その両
    端が各サイドヨークとセンターヨークとの間にエアギャ
    ップを介して挿入された検出用ヨークと、該検出用ヨー
    クの途中に設けられた磁気検出素子とから構成してなる
    回転センサ。
  2. 【請求項2】 前記磁気検出素子にコイルを用いたこと
    を特徴とする請求項1に記載の回転センサ。
  3. 【請求項3】 前記検出用ヨークは、大バルクハウゼン
    ジャンプ効果を有する磁性材料から形成したことを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の回転センサ。
JP6968393U 1993-12-06 1993-12-27 回転センサ Pending JPH0743240U (ja)

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JP6968393U JPH0743240U (ja) 1993-12-06 1993-12-27 回転センサ

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JP5-64879 1993-12-06
JP6487993 1993-12-06
JP6968393U JPH0743240U (ja) 1993-12-06 1993-12-27 回転センサ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001343207A (ja) * 2000-03-28 2001-12-14 Tokai Rika Co Ltd 回転検出センサ
JPWO2015190468A1 (ja) * 2014-06-11 2017-04-20 三菱電機株式会社 磁気センサ装置
WO2018097110A1 (ja) * 2016-11-28 2018-05-31 日本電産株式会社 発電素子、およびスマートキー

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