JP3002776B1 - 生産システム及び生産システムにおける加工装置の選択方法 - Google Patents

生産システム及び生産システムにおける加工装置の選択方法

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JP3002776B1 JP10201736A JP20173698A JP3002776B1 JP 3002776 B1 JP3002776 B1 JP 3002776B1 JP 10201736 A JP10201736 A JP 10201736A JP 20173698 A JP20173698 A JP 20173698A JP 3002776 B1 JP3002776 B1 JP 3002776B1
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英彦 和田
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    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Abstract

【要約】 【課題】 多品種少量生産、工作機械の追加・削除、工
作機械の故障等に対して柔軟に対応できる生産システム
及び生産システムにおける工作機械の選択方法を実現す
る。 【解決手段】 製品と一対一に設けられた製品エージェ
ントと、工作機械と一対一に設けられた装置エージェン
トとを設け、製品エージェントと装置エージェントが協
調して工作機械の選択と工作機械への作業指示を行う生
産システム及び生産システムにおける工作機械の選択方
法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の生産手順に
従って加工装置で加工を行い、所望の製品を生産する生
産システム及び生産システムにおける加工装置の選択方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来における生産システムの概略
構成図である。図8で、加工前の製品P1は搬送ライン
1に送り出され、加工装置2,3により加工が施され、
P2,P3なる形状に加工され、最終製品P3が作り出
される。このようにして同じ製品が大量に作り出され
る。制御装置4及び5は加工装置2及び3をそれぞれ制
御する。
【0003】図8の生産システムでは、製品は予め決め
られた手順に従ってライン上を移動して加工されてい
た。各加工装置には、予め処理内容が記憶されていて、
毎回決まった処理を行っていた。このようなことから、
図8の生産システムは少品種大量生産のように大量の製
品に対して同じ処理を繰り返し行う生産方式には適して
いた。
【0004】しかし、図8のシステムでは次の問題点が
あつた。制御装置4,5は固有の制御プログラムを使っ
ていた。このため、工程を変更したり、製品毎に異なる
処理を行おうとすると、全ての制御プログラムを変更し
なくてはならない。従って、工程変更、加工処理の変更
に柔軟に対応することが困難であった。このことから、
多品種少量生産にフレキシブルに対応できないという問
題点があった。また、新たな加工装置の追加や、加工装
置の削除を容易に行えないという問題点があった。さら
に、ある加工装置が故障したときに、同じ機能を持つ加
工装置に加工処理を代行してもらうことができなかっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、製品と一対一に設けられた製品エ
ージェントと、加工装置と一対一に設けられた装置エー
ジェントとを設け、製品エージェントと装置エージェン
トが協調して加工装置の選択と加工装置への作業指示を
行うことによって、多品種少量生産、加工装置の追加・
削除、加工装置の故障等に対して柔軟に対応できる生産
システム及び生産システムにおける加工装置の選択方法
を実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は次のとおりの構
成になった生産システム及び生産システムにおける加工
装置の選択方法である。
【0008】(1)所定の生産手順に従って加工装置で
加工を行い、所望の製品を生産する生産システムにおい
て、前記加工装置の加工動作を制御する制御機器と、こ
の制御機器を制御する制御コンピュータと、この制御コ
ンピュータに設けられ、製品エージェント及び装置エー
ジェントの存在領域を提供する記憶手段と、前記制御機
器及び制御コンピュータが接続された制御用ネットワー
クとを備え、前記製品エージェントは、製品と一対一に
設けられ、製品の製造手順を記述したレシピを持ち、前
記装置エージェントは、加工装置と一対一に設けられ、
対応する加工装置が備えた機能を示す機能リストを持
ち、製品エージェントは、レシピから1行を読み出し、
その行に書かれている機能名を見つけ、見つけた機能名
を装置エージェントへブロードキャストし、 装置エージ
ェントは、ブロードキャストされてきた機能名が自身の
機能リストにある場合は、その旨を製品エージェントに
リプライにより知らせ、 製品エージェントはリプライを
もらった装置エージェントの中から実際に作業を依頼す
る装置エージェントを選択し、選択した装置エージェン
トに前記読み出した行に書かれている機能名と対になっ
て記述されている工作指示を依頼し、 装置エージェント
は、工作指示を受けると、工作指示に応じた作業を加工
装置に実行させることを特徴とする生産システム。
【0009】(2)前記制御機器は装置エージェントの
存在領域を提供する記憶手段を備え、装置エージェント
は制御機器側に存在することを特徴とする(1)記載の
生産システム。
【0010】(3)前記製品エージェントは加工依頼を
特定の装置エージェントにマルチキャストすることを特
徴とする(1)記載の生産システム。
【0011】(4)複数の加工装置で一つの機能を実現
していて、一つの装置エージェントが前記複数の加工装
置を制御することを特徴とする(1)記載の生産システ
ム。
【0012】(5)全ての加工装置の機能の情報を一括
して管理する機能テーブルを持つモデレータエージェン
トを設け、このモデレータエージェントは製品エージェ
ントから加工依頼があったときは、依頼内容を引き受け
られる全ての装置エージェントを知らせ、製品エージェ
ントは知らされた装置エージェントから最適な加工装置
を選択することを特徴とする(1)記載の生産システ
ム。
【0013】(6)前記モデレータエージェントは、新
たに加工装置が追加されたときは、追加された加工装置
の機能を機能テーブルに追加し、加工装置が削除された
ときは、削除された加工装置の機能を機能テーブルから
削除することを特徴とする(1)記載の生産システム。
【0014】(7)前記レシピには製造手順が記述さ
れ、各製造手順には機能名と工作指示が対応して記述さ
れ、機能名は、どのような機能を持った加工装置が工作
指示を解釈して加工できるかを示し、工作指示は加工装
置への工作の指示内容を示すことを特徴とする(1)記
載の生産システム。
【0015】(8)前記制御ネットワーク上に管理コン
ピュータを設け、製品エージェントはこの管理コンピュ
ータ上に移動をせずに存在し、制御コンピュータ上の装
置エージェントと通信を行って加工処理を依頼すること
を特徴とする(1)記載の生産システム。
【0016】(9)所定の生産手順に従って加工装置で
加工を行い、所望の製品を生産する生産システムにおけ
る加工装置の選択方法において、前記加工装置の加工動
作を制御する制御機器と、この制御機器を制御する制御
コンピュータと、この制御コンピュータに設けられ、製
品エージェント及び装置エージェントの存在領域を提供
する記憶手段と、前記制御機器及び制御コンピュータが
接続された制御用ネットワークとを備え、前記製品エー
ジェントは、製品と一対一に設けられ、製品の製造手順
を記述したレシピを持ち、前記装置エージェントは、加
工装置と一対一に設けられ、対応する加工装置が備えた
機能を示す機能リストを持ち、次の手順で加工装置を選
択することを特徴とする生産システムにおける加工装置
の選択方法。製品エージェントはレシピを読み込み、
加工に必要な機能名を取り出し、装置エージェントに加
工装置の使用要求を出す手順。使用要求を受けた装置
エージェントは、使用要求に含まれた機能が対応する加
工装置にあり、しかも対応する加工装置が使用されてい
ないときは、使用要求を出してきた製品エージェントに
専有を許可する手順。製品エージェントは、専有を許
可した装置エージェントの中から最適なものを選び、専
有権を獲得する手順。専有権を得た製品エージェント
は装置エージェントにレシピを渡す手順。装置エージ
ェントはレシピを解釈して対応する加工装置を制御して
加工を行わせ、加工処理の結果を製品エージェントに渡
す手順。製品エージェントは専有権の開放を装置エー
ジェントに通知する手順。装置エージェントは対応す
る加工装置の専有を開放する手順。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明を詳しく
説明する。図1は本発明の一実施例を示す構成図であ
る。
【0018】図1で、情報用ネットワーク10上には生
産管理用コンピュータ11と制御コンピュータ12A〜
12Cが接続されている。生産管理用コンピュータ11
は、生産ラインで製造する製品の種類、各種類の製品の
製造個数等を管理していて、これらの情報を制御コンピ
ュータ12A〜12Cに伝達する。
【0019】制御コンピュータ12Bを例にとって構成
を説明する。制御コンピュータ12Bで、記憶手段12
1は、各制御コンピュータに設けられていて、製品エー
ジェント40及び装置エージェント60の存在領域を提
供する。制御部122は制御コンピュータ12Bの制御
機能を司る。
【0020】製品エージェント40は、製品と一対一に
対応して設けられていて、どのような手順で製品を製作
・工作するかを示したレシピ50を持っている。製品エ
ージェント40はレシピ50に書かれた手順に従って、
自律的に制御コンピュータを渡り歩く。図の例では製品
エージェント40は制御コンピュータ12Bに存在す
る。
【0021】レシピ50の一行が一つの加工装置に対す
る工作の指示に対応していて、 {機能名,工作指示} の組で構成されている。機能名は、どのような機能を持
った加工装置が工作指示を解釈して加工できるかを示
す。機能名としては、例えば、プレス機械、旋盤等があ
る。工作指示は加工装置への工作の指示内容を示す。レ
シピでは、機能名と工作指示の組を工作の手順に並べて
いる。
【0022】他の制御コンピュータ12A,12Cも同
様な構成になっている。なお、制御コンピュータは3個
以外設けられていてもよい。
【0023】制御用ネットワーク13には制御コンピュ
ータ12A〜12Cと制御機器14A〜14Cが接続さ
れている。制御コンピュータ12A〜12Cは制御機器
14A〜14Cを制御する。制御機器14A〜14Cは
PLC(プログラマブル・コントローラ)に相当する機
能を有し、担当する加工装置15A〜15Cに対してラ
ダープログラム等で記述されたところに従って具体的な
動作指令を出す。加工装置15A〜15Cは、例えば、
プレス機械、旋盤、研削盤等である。
【0024】制御機器14A〜14Cで、制御部141
は制御機器14A〜14C の制御機能を司る。装置エ
ージェント60A〜60Cは、加工装置15A〜15C
と一対一に設けられ、対応する加工装置が担当できる機
能を示した機能リスト70A〜70Cを持っている。装
置エージェント60A〜60Cは、対応する制御機器の
制御部141に働きかけて制御機能を実行させる。例え
ば、装置エージェント60A,60B,60Cは、それ
ぞれ制御機器14A,14B,14Cの制御部に働きか
けて制御機能を実行させる。
【0025】機能リストは、装置エージェントに対応す
る加工装置が担当できる作業を示したリストである。製
品16には製造手順に従って加工が施される。
【0026】図1のシステムの動作を説明する。図2は
動作手順を示したフローチャートである。製品エージ
ェント40は、レシピ50から1行を読み出して、その
行に書かれている機能名を見つける。製品エージェン
トは、見つけた機能名を持つ加工装置を探すために、機
能名を装置エージェントへブロードキャストする。装
置エージェントは、ブロードキャストされてきた機能名
が自身の機能リストにある場合は、その旨を製品エージ
ェントにリプライにより知らせる。製品エージェント
は所定時間だけ装置エージェントからのリプライを待
つ。所定時間が経過したところで、製品エージェントは
リプライをもらった装置エージェントの中から実際に作
業を依頼する装置エージェントを選択する。選択した
装置エージェントに機能名と対になって記述されている
工作指示を依頼する。装置エージェントは、工作指示
を受けると、工作指示に応じた作業を実行する。作業が
終了すると、完了を製品エージェントに伝える。製品
エージェントは完了通知を装置エージェントから受け取
ると、レシピの次行の作業を依頼するための加工装置の
選択を行う。レシピの残っている行が存在しない場合に
は作業終了となり、一つの製品が完成する。
【0027】なお、製品エージェントが機能名を全ての
装置エージェントへブロードキャストする場合について
説明したが、機能名を特定の装置エージェントだけにマ
ルチキャストしてもよい。
【0028】複数の加工装置で一つの機能を実現してい
る場合は、装置エージェントは複数の加工装置を監視・
制御する構成にしてもよい。このような場合でも、製品
エージェント側からは装置エージェントと加工装置が一
対一に対応している場合と同様に処理を行うことができ
る。
【0029】また、装置エージェントは制御コンピュー
タではなく制御機器に存在してもよい。この場合、制御
機器に装置エージェントの存在領域を提供する記憶手段
を設ける。
【0030】さらに、制御ネットワーク13に管理コン
ピュータを設け、製品エージェントはこの管理コンピュ
ータ上に移動をせずに存在し、制御コンピュータ上の装
置エージェントと通信を行って加工処理を依頼していく
構成にしてもよい。
【0031】図3は製品エージェント40の詳細構造の
一例を説明するブロック図である。図3で、通信手段4
2は、製品エージェント間の通信、製品エージェントと
装置エージェントとの間の通信等を行う。装置選択手段
43は、加工依頼をする加工装置を選択する。動作命令
記憶手段44は、加工装置に与える動作命令を制御機器
側で読み出すのに適した形式で記憶している。加工依頼
手段45は加工装置に加工を依頼する。加工の依頼は、
依頼する作業に応じた動作命令を動作命令記憶手段44
から読み出し、読み出した動作命令を装置エージェント
に与えることによって行う。加工履歴管理手段46は、
製品に対する加工履歴を管理する。次回移動先決定手段
47は、製品エージェントの今度の移動先を決定する。
【0032】図4は装置エージェントの詳細構造の一例
を説明するブロック図である。装置エージェント60
で、通信手段61は製品エージェントと装置エージェン
トとの間の通信等を行う。返信手段62は、製品エージ
ェントからの加工依頼に含まれた機能名が自身の機能リ
ストにあるかどうかを判別し、あるときは製品エージェ
ントにリプライを返す。動作命令実行手段63は、製品
エージェントから与えられた動作命令を実行して加工装
置15に加工を行わせる。
【0033】図5は本発明の他の実施例を示す構成図で
ある。図5で、コンピュータ80は例えばパソコンで、
制御系ネットワーク13上に接続されている。記憶手段
81はモデレータエージェント90の存在領域を提供す
る。モデレータエージェント90は、全ての加工装置の
機能の情報を一括して管理する機能テーブル100を持
っている。また、モデレータエージェント90は、製品
を加工装置へ運ぶまでの搬送装置を制御する機能も持っ
ている。モデレータエージェント90は、新たに加工装
置が追加された場合は、追加された加工装置の機能を機
能テーブル100に登録する。加工装置が故障等により
削除された場合は、削除された加工装置の機能を機能テ
ーブル100から削除する。
【0034】図5のシステムの動作を説明する。図6は
動作説明図である。製品エージェント40は、レシピ
50から1行を読み出して、その行に書かれている機能
名を見つける。製品エージェント40は、見つけた機
能名を持つ加工装置を探すために、機能名を含む問い合
わせのメッセージをモデレータエージェント90へ送
る。モデレータエージェント90は、メッセージ中に
書かれている機能名を機能テーブル100からサーチす
る。このとき、必要に応じて製品エージェントの位置も
考慮する。サーチの結果、装置エージェントの候補を
選ぶ。候補は複数のこともある。装置エージェントの
候補を製品エージェントにメッセージ送信する。メッセ
ージ送信にはブロードキャスト、マルチキャスト、グル
ープ通信等があるが、最適な通信方式を用いる。製品
エージェント40は、装置エージェントの候補の中から
最適なものを選択する。
【0035】図7は本発明にかかる生産システムにおけ
る加工装置の選択方法の一実施例を示したフローチャー
トである。この方法では、専有権という概念を用いて加
工装置の選択を行う。製品エージェントはレシピを読
み込み、加工に必要な機能名を取り出し、装置エージェ
ントに加工装置の使用要求を出す。使用要求を受けた
装置エージェントは、使用要求に含まれた機能が機能リ
ストにあり、しかも対応する加工装置が使用されていな
いときは、使用要求を出してきた製品エージェントに専
有を許可する。製品エージェントは、専有を許可した
装置エージェントの中から最適なものを選ぶ。製品エー
ジェントは専有権を獲得する。専有権を得た製品エー
ジェントは装置エージェントにレシピを渡す。装置エー
ジェントの受け取るレシピの行数は、装置エージェント
に対応した加工装置の処理機能により決まる。加工装置
が複数の機能を持つ場合は、受け取るレシピの行数が複
数になることがある。装置エージェントはレシピを解
釈して対応する加工装置を制御して加工を行わせ、加工
処理の結果を製品エージェントに渡す。製品エージェ
ントは専有権の開放を装置エージェントに通知する。
装置エージェントは対応する加工装置の専有を開放す
る。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば次の効果が得られる。
【0037】請求項1及び請求項2の発明によれば次の
効果が得られる。製品エージェントに製造手順を与え
るため、製品の製造手順を製造間際になって与えること
ができ、多品種少量生産や1個流しの生産に容易に対応
できる。加工装置を動的に決めるため、加工装置を一
時的に追加したり削除したりしても、システムを動作さ
せるソフトウェアを変更する必要はない。加工装置を
動的に決めるため、加工装置が故障したときに、同じ機
能を持つ加工装置に加工を代行させることができる。
【0038】請求項3の発明によれば、加工依頼を全て
の加工装置でなく特定の加工装置だけに与えているた
め、ネットワーク上の通信量を低減することができる。
【0039】請求項4の発明によれば、複数の加工装置
で一つの機能を実現している場合でも、製品エージェン
ト側から見れば一つの加工装置で一つの機能を実現して
いる場合と同様に加工装置に作業を依頼することができ
る。
【0040】請求項5及び請求項6の発明によれば、モ
デレータエージェントを設けているため、次の効果が得
られる。加工情報を集中して持つため加工依頼に対す
る応答が速くなる。加工装置の追加・削除等に対して
機能の情報を容易に更新できる。エージェント間のメ
ッセージ量を減らすことができる。
【0041】請求項7の発明によれば、加工装置に対し
て明確に加工依頼をすることができる。
【0042】請求項8の発明によれば、製品エージェン
トがわざわざ移動しなくても加工処理を依頼することが
できる。
【0043】請求項9の発明によれば、製品エージェン
トに専有権を持たせているため、加工装置の使用の調整
を最適に行うことができる。
【0044】以上説明したように本発明によれば、多品
種少量生産、加工装置の追加・削除、加工装置の故障等
に対して柔軟に対応できる生産システム及び生産システ
ムにおける加工装置の選択方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】図1の実施例の動作説明図である。
【図3】製品エージェントの詳細構造の一例を説明する
ブロック図である。
【図4】装置エージェントの詳細構造の一例を説明する
ブロック図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【図6】図5の実施例の動作説明図である。
【図7】本発明にかかる生産システムにおける加工装置
の選択方法の一実施例を示したフローチャートである。
【図8】従来における生産システムの概略構成図であ
る。
【符号の説明】
12A〜12C 制御コンピュータ 121 記憶手段 13 制御用ネットワーク 14A〜14C 制御機器 15A〜15C 加工装置 16 製品 40 製品エージェント 50 レシピ 60A〜60C 装置エージェント 70A〜70C 機能リスト 90 モデレータエージェント 100 機能テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 41/00 B23Q 41/08 G05B 15/02

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の生産手順に従って加工装置で加工
    を行い、所望の製品を生産する生産システムにおいて、 前記加工装置の加工動作を制御する制御機器と、 この制御機器を制御する制御コンピュータと、 この制御コンピュータに設けられ、製品エージェント及
    び装置エージェントの存在領域を提供する記憶手段と、 前記制御機器及び制御コンピュータが接続された制御用
    ネットワークとを備え、 前記製品エージェントは、製品と一対一に設けられ、製
    品の製造手順を記述したレシピを持ち、 前記装置エージェントは、加工装置と一対一に設けら
    れ、対応する加工装置が備えた機能を示す機能リストを
    持ち、製品エージェントは、レシピから1行を読み出し、その
    行に書かれている機能名を見つけ、見つけた機能名を装
    置エージェントへブロードキャストし、 装置エージェントは、ブロードキャストされてきた機能
    名が自身の機能リストにある場合は、その旨を製品エー
    ジェントにリプライにより知らせ、 製品エージェントはリプライをもらった装置エージェン
    トの中から実際に作業を依頼する装置エージェントを選
    択し、選択した装置エージェントに前記読み出した行に
    書かれている機能名と対になって記述されている工作指
    示を依頼し、 装置エージェントは、工作指示を受けると、工作指示に
    応じた作業を加工装置に実行させることを特徴とする生
    産システム。
  2. 【請求項2】 前記制御機器は装置エージェントの存在
    領域を提供する記憶手段を備え、装置エージェントは制
    御機器側に存在することを特徴とする請求項1記載の生
    産システム。
  3. 【請求項3】 前記製品エージェントは加工依頼を特定
    の装置エージェントにマルチキャストすることを特徴と
    する請求項1記載の生産システム。
  4. 【請求項4】 複数の加工装置で一つの機能を実現して
    いて、一つの装置エージェントが前記複数の加工装置を
    制御することを特徴とする請求項1記載の生産システ
    ム。
  5. 【請求項5】 全ての加工装置の機能の情報を一括して
    管理する機能テーブルを持つモデレータエージェントを
    設け、このモデレータエージェントは製品エージェント
    から加工依頼があったときは、依頼内容を引き受けられ
    る全ての装置エージェントを知らせ、製品エージェント
    は知らされた装置エージェントから最適な加工装置を選
    択することを特徴とする請求項1記載の生産システム。
  6. 【請求項6】 前記モデレータエージェントは、新たに
    加工装置が追加されたときは、追加された加工装置の機
    能を機能テーブルに追加し、加工装置が削除されたとき
    は、削除された加工装置の機能を機能テーブルから削除
    することを特徴とする請求項1記載の生産システム。
  7. 【請求項7】 前記レシピには製造手順が記述され、各
    製造手順には機能名と工作指示が対応して記述され、機
    能名は、どのような機能を持った加工装置が工作指示を
    解釈して加工できるかを示し、工作指示は加工装置への
    工作の指示内容を示すことを特徴とする請求項1記載の
    生産システム。
  8. 【請求項8】 前記制御ネットワーク上に管理コンピュ
    ータを設け、製品エージェントはこの管理コンピュータ
    上に移動をせずに存在し、制御コンピュータ上の装置エ
    ージェントと通信を行って加工処理を依頼することを特
    徴とする請求項1記載の生産システム。
  9. 【請求項9】 所定の生産手順に従って加工装置で加工
    を行い、所望の製品を生産する生産システムにおける加
    工装置の選択方法において、 前記加工装置の加工動作を制御する制御機器と、 この制御機器を制御する制御コンピュータと、 この制御コンピュータに設けられ、製品エージェント及
    び装置エージェントの存在領域を提供する記憶手段と、 前記制御機器及び制御コンピュータが接続された制御用
    ネットワークとを備え、 前記製品エージェントは、製品と一対一に設けられ、製
    品の製造手順を記述したレシピを持ち、 前記装置エージェントは、加工装置と一対一に設けら
    れ、対応する加工装置が備えた機能を示す機能リストを
    持ち、 次の手順で加工装置を選択することを特徴とする生産シ
    ステムにおける加工装置の選択方法。製品エージェン
    トはレシピを読み込み、加工に必要な機能名を取り出
    し、装置エージェントに加工装置の使用要求を出す手
    順。使用要求を受けた装置エージェントは、使用要求
    に含まれた機能が対応する加工装置にあり、しかも対応
    する加工装置が使用されていないときは、使用要求を出
    してきた製品エージェントに専有を許可する手順。製
    品エージェントは、専有を許可した装置エージェントの
    中から最適なものを選び、専有権を獲得する手順。専
    有権を得た製品エージェントは装置エージェントにレシ
    ピを渡す手順。装置エージェントはレシピを解釈して
    対応する加工装置を制御して加工を行わせ、加工処理の
    結果を製品エージェントに渡す手順。製品エージェン
    トは専有権の開放を装置エージェントに通知する手順。
    装置エージェントは対応する加工装置の専有を開放す
    る手順。
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